JP2000049691A - 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法 - Google Patents

無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法

Info

Publication number
JP2000049691A
JP2000049691A JP21832398A JP21832398A JP2000049691A JP 2000049691 A JP2000049691 A JP 2000049691A JP 21832398 A JP21832398 A JP 21832398A JP 21832398 A JP21832398 A JP 21832398A JP 2000049691 A JP2000049691 A JP 2000049691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
transmission
data
frame data
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21832398A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Takada
▲琢▼ 高田
Seiji Shinohara
聖滋 篠原
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
Akihiko Senda
明彦 蘇田
Hiroyuki Nose
浩之 野瀬
Shiro Takenouchi
史郎 竹之内
Naohito Shimada
尚人 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Mobile Communications Co Ltd
NTT Central Personal Communications Network Inc
Original Assignee
Matsushita Communication Industrial Co Ltd
NTT Central Personal Communications Network Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Communication Industrial Co Ltd, NTT Central Personal Communications Network Inc filed Critical Matsushita Communication Industrial Co Ltd
Priority to JP21832398A priority Critical patent/JP2000049691A/ja
Publication of JP2000049691A publication Critical patent/JP2000049691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継局において基地局及び移動局間の中継回
線数の増大を図ろうとすると、コスト及びスロット効率
が悪化してしまう。 【解決手段】 所定周期毎に受信スロット及び送信スロ
ットの順序で伝搬される下り(上り)フレームデータの
内、受信スロットを受信する下り(上り)受信部51
(71)と、受信スロットを構成する各スロット毎の伝
搬データを順次解読する下り(上り)Iデータ解読部5
4(75)と、任意の受信スロットのスロット毎に含ま
れるIデータが解読されると、この任意の受信スロット
に関わるI送信スロットにスロット交換する下り(上
り)4タイムスロット交換部56(76)と、このスロ
ット交換された送信スロットを、任意の受信スロットの
次の受信スロット以降の送信スロットに関わる送信タイ
ミングで送信する下り(上り)送信部62とを有するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHS通信
システム等のTDMA/TDD通信システムの移動局及
び基地局間で通信データを中継する中継局等の無線回線
中継装置及び、その無線回線中継方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなTDMA/TDD通信システ
ムとして採用されるPHS通信システムにおいては、例
えば移動局及び基地局間で無線信号を送受信することで
移動局のユーザーは通信動作を行うことができる。
【0003】では、このようなPHS通信システムの無
線信号について説明する。図14は一般的なPHS通信
システムの無線信号の信号フォーマットを示す説明図で
ある。
【0004】図14に示す無線信号は、1フレームを5
msec周期として無線出力されるものであり、各フレ
ームデータは第1〜第4スロットの受信スロット及び第
1〜第4スロットの送信スロットを予め設定された所定
配列順序で構成し、各スロットで5msec周期の通信
チャネル又は100msec周期の制御チャネル等の伝
搬データ(Iデータ)が伝送されるものである。
【0005】各スロットで伝搬される通信チャネルは、
図14に示すように、240ビット配列で構成されてお
り、後述するランプからガードタイムまでのデータが順
に配置され、このスロットデータの立ち上げを通知する
4ビットのランプRと、このスロットデータの先頭を示
す2ビットのスタートシンボルSSと、このスロットデ
ータの各ビットのタイミング同期を得るための6ビット
のプリアンブルPRと、後述するIデータを検出するタ
イミング同期を得るための16ビットのユニークワード
16UWと、通信チャネルのデータ内容に関わるビット
誤りを検出するための16ビットのビット誤検出データ
(CRCデータ)と、基地局及び移動局間の距離差に応
じて発生する遅延分を補償する16ビット分のガードタ
イムGTとが順に配列してある。
【0006】このようなPHS通信システムにおいて
は、図15に示すようにISDN回線101を介してI
SDN100と有線接続する基地局102と、この基地
局102と無線接続する移動局103との間での通信動
作を行うようにしたが、高層建造物等が立ち並ぶ都市部
においては基地局102の電波出力が小さくなって移動
局103に届かなくなってしまうような事態も発生す
る。
【0007】そこで、近年においては、基地局102と
移動局103との間の電波出力を確保するために、基地
局102と移動局103との間に、これら基地局102
及び移動局103間の通信を中継する中継局104が考
案されている。
【0008】では、このようなPHS通信システムの中
継局104について説明する。図16は従来のPHS通
信システムにある中継局104内部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0009】この中継局104は、一方で基地局−中継
局間用の受信スロット及び送信スロットで構成するフレ
ームデータの内、受信スロットを基地局102から受信
すると、この受信スロット内にある各スロット毎の伝搬
データ(Iデータ)を順次解読し、これら解読された各
伝搬データを、中継局−移動局間用のフレームデータ内
の送信スロット内にある各スロットに伝搬させるため、
基地局−中継局間用の受信スロットを中継局−移動局間
用の送信スロットにスロット交換を実行し、この中継局
−移動局間用の送信スロットで伝搬データを移動局10
3に中継伝送するものである。
【0010】また、中継局104は、他方で中継局−移
動局間用の受信スロット及び送信スロットで構成するフ
レームデータの内、受信スロットを移動局103から受
信すると、この受信スロット内にある各スロット毎の伝
搬データ(Iデータ)を順次解読し、これら解読された
伝搬データを、基地局−中継局間用のフレームデータ内
の送信スロット内にある各スロットに伝搬させるため、
中継局−移動局間用の受信スロットを基地局−中継局間
用の送信スロットにスロット交換を実行し、この基地局
−中継局間用の送信スロットで伝搬データを基地局10
2に中継伝送するものである。尚、前記フレームデータ
は、所定周期(5msec)毎に受信スロット及び送信
スロットの順序で伝搬されるものである。また、前記伝
搬データとは、前述した制御チャネルや通信チャネルの
データ内容であるIデータに相当するものである。
【0011】この中継局104は、基地局102から移
動局103への下り中継伝送及び移動局103から基地
局102への上り中継伝送を時間的に交互に実行するも
のである。
【0012】図16に示す中継局104は、基地局10
2又は移動局103からの1.9GHzの無線信号を受
信する受信部111と、この無線信号を復調して384
Kbpsのベースバンドの受信データを得る復調部11
2と、この受信データに含まれるユニークワードを検出
するユニークワード検出部113と、この受信データに
含まれるCRCデータを検出し、このCRCデータの判
定結果に基づいて制御信号を出力するCRC判定部11
4と、この受信データに含まれるIデータを解読すると
共に、このスロット番号情報を認識するIデータ解読部
115と、このIデータ解読部115にて解読されたI
データを、前記スロット番号情報に基づいて受信スロッ
トを送信スロットにスロット交換する2タイムスロット
交換部116と、前記CRC判定部114からの制御信
号に応じて、このスロット交換されたIデータをクリア
にする消音部117と、制御チャネル用のIデータを作
成するIデータ作成部118と、前記消音部117又は
Iデータ作成部118のIデータ出力を切換える切換部
119と、この切換部119からのIデータにCRCデ
ータを付加するCRC付加部120と、このCRCデー
タが付加されたIデータにユニークワードを付加するユ
ニークワード付加部121と、このユニークワードが付
加されたIデータで構成する送信データを変調して無線
信号を得る変調部122と、この無線信号を基地局10
2又は移動局103に送信する送信部123とを有して
いる。
【0013】前記CRC判定部114は、受信データに
含まれるCRCデータを検出し、このCRCデータに基
づいてビット誤りがあると判定されると、前記消音部1
17によるIデータのクリア動作を起動させる制御信号
を出力するものである。
【0014】前記消音部117は、前記CRC判定部1
14からの制御信号があれば、2タイムスロット交換部
116にてスロット交換されたIデータをクリアにする
と共に、このCRC判定部114からの制御信号がなけ
れば、2タイムスロット交換部116にてスロット交換
されたIデータをそのまま切換部119に伝送するもの
である。
【0015】前記Iデータ解読部115は、この受信デ
ータに含まれるIデータを解読すると共に、このIデー
タに含まれるスロット番号情報を認識するものであり、
さらに、このIデータが中継すべき通信チャネル用のI
デ−タではないと判断すると、前記切換部119をIデ
ータ作成部118側に切換接続する切換制御信号を出力
するものである。
【0016】この中継局104においては、基地局−移
動局間の通信チャネルを中継するようにしており、基地
局−移動局間での制御チャネルの中継は行わない。つま
り、中継局104においては、基地局−中継局間の制御
チャネル伝送と、中継局−移動局間の制御チャネル伝送
とを夫々個別に実行するようにしている。
【0017】このため、前記Iデータ作成部118は、
基地局−移動局間で通信チャネルを中継するような場合
には動作しないが、例えば基地局−移動局間で制御チャ
ネルを中継するような場合には、中継局104側の制御
チャネルとして移動局103を制御するためのIデータ
を作成するものである。
【0018】前記2タイムスロット交換部116におい
ては、例えば、図17に示すように基地局102から、
基地局−中継局間用のフレームデータにある受信スロッ
トの内、第2スロットで通信チャネルSL1を中継局1
04が受信すると、この通信チャネルSL1をスロット
交換して、中継局−移動局間用のフレームデータにある
送信スロットの内、第4スロットで通信チャネルSL1
を移動局103に送信する。
【0019】この際、中継局104から第4スロットで
通信チャネルSL1を移動局103に送信する場合の送
信タイミングは、前記基地局−中継局間用の受信スロッ
ト直後の送信スロットにある第4スロットで送信するも
のである。
【0020】また逆に、この2タイムスロット交換部1
16においては、例えば移動局103から、中継局−移
動局間用のフレームデータにある受信スロットの内、第
4スロットで通信チャネルSL1を中継局104が受信
すると、この通信チャネルSL1をスロット交換して、
基地局−中継局間用のフレームデータにある送信スロッ
トの内、第2スロットで通信チャネルSL1を基地局1
02に送信する。
【0021】この際、中継局104から第2スロットで
通信チャネルSL1を基地局102に送信する場合の送
信タイミングは、前記中継局−移動局間用の受信スロッ
ト直後の送信スロットにある第2スロットで送信するも
のである。
【0022】尚、この2タイムスロット交換部116に
おいては、このような第2スロットから第4スロットへ
のスロット交換の他に、次のような3通りのスロット交
換を含めて、計4通りのスロット交換を行うことができ
る。
【0023】まずは、基地局102から、基地局−中継
局間用の受信スロットの内、第1スロットで通信チャネ
ルを中継局104が受信すると、この通信チャネルを中
継局−移動局間用の送信スロットの内、第3スロットに
スロット交換して移動局103に送信すると共に、移動
局103から、中継局−移動局間用の受信スロットの
内、第3スロットで通信チャネルを中継局104が受信
すると、この通信チャネルを基地局−中継局間用の送信
スロットの内、第1スロットにスロット交換して基地局
102に送信するものである。
【0024】また、基地局102から、基地局−中継局
間用の受信スロットの内、第3スロットで通信チャネル
を中継局104が受信すると、この通信チャネルを中継
局−移動局間用の送信スロットの内、第1スロットにス
ロット交換して移動局103に送信すると共に、移動局
103から、中継局−移動局間用の受信スロットの内、
第1スロットで通信チャネルを中継局104が受信する
と、この通信チャネルを基地局−中継局間用の送信スロ
ットの内、第3スロットにスロット交換して基地局10
2に送信するものである。
【0025】また、基地局102から、基地局−中継局
間用の受信スロットの内、第4スロットで通信チャネル
を中継局104が受信すると、この通信チャネルを中継
局−移動局間用の送信スロットの内、第2スロットにス
ロット交換して移動局103に送信すると共に、移動局
103から、中継局−移動局間用の受信スロットの内、
第2スロットで通信チャネルを中継局104が受信する
と、この通信チャネルを基地局−中継局間用の送信スロ
ットの内、第4スロットにスロット交換して基地局10
2に送信するものである。
【0026】このように2タイムスロット交換部116
においては、以上、4通りのスロット交換を実現するこ
とが可能である。
【0027】従って、このような中継局104によれ
ば、基地局102及び移動局103間に配置され、4通
りのスロット交換で、基地局102及び移動局103間
の1回線の中継動作を実行するようにしたので、基地局
102と移動局103との間が離れていたとしても、こ
の中継局104を介して基地局102と移動局103と
の通信動作を確保することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の無線
回線中継装置としての中継局104によれば、基地局1
02及び移動局103間で1回線の中継動作しか行うこ
とができないが、近年においては、複数回線分の中継動
作が求められているのが実情である。
【0029】そこで、このような中継局104において
は、1回線の中継動作を実現するのに受信部111、送
信部123及び2タイムスロット交換部116を1個づ
つ設けたことに鑑みて、複数回線分、例えば3回線分の
中継動作を実現する場合には受信部111、送信部12
3及び2タイムスロット交換部116を夫々3個づつ設
けることで3回線の中継動作を実現することも考えられ
る。
【0030】しかしながら、このような3回線の中継動
作を実現する中継局104によれば、中継動作の回線数
を増やす毎に受信部111、送信部123及び2タイム
スロット交換部116を増設しなければならず、非常に
コストがかかるといった問題点があった。
【0031】さらに、このような中継局104の2タイ
ムスロット交換部116によれば、図17に示すように
基地局−中継局間用の受信スロットで通信チャネルを受
信し、この通信チャネルを中継局−移動局間用の送信ス
ロットにスロット交換した後、このスロット交換した通
信チャネルを中継局−移動局間用の送信スロットで送信
するまでの処理時間が非常に短いので、前述したように
4通りのスロット交換しかできず、非常にスロット交換
の効率が悪いといった問題点があった。
【0032】また、このような中継局104の2タイム
スロット交換部116によれば、仮に基地局−中継局間
用の受信スロットの内、第4スロットの通信チャネルを
受信し、この第4スロットの通信チャネルをスロット交
換して、中継局−移動局間用の送信スロットの内、第1
スロットで移動局103に送信するようなタイムスロッ
ト交換動作を実現しようとしても、図18に示すように
第4スロットの通信チャネルの入力タイミングで受信部
111及び復調部112による処理時間分だけ10〜3
0μsecの遅延時間が発生し、さらには、第1スロッ
トへの通信チャネルの出力タイミングで変調部122及
び送信部123による処理時間分だけ10〜30μse
cの遅延時間が発生するため、このような第4スロット
から第1スロットへのスロット交換は処理時間から考え
ても不可能であり、前述したように4通りのスロット交
換しかできず、非常にスロット交換の効率が悪いといっ
た問題点があった。
【0033】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、スロット交換の効
率及び製品コストを良好にしながら、基地局及び移動局
間の中継回線数の増大を図ることができる無線回線中継
装置及び、その無線回線中継方法を提供することにあ
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の無線回線中継装置は、所定周期毎に受信スロ
ット及び送信スロットの順序で伝搬される第1フレーム
データの内、受信スロットを受信する受信手段と、この
第1フレームデータの受信スロットを受信すると、この
受信スロットを構成する各スロット毎に伝搬される伝搬
データを順次解読するデータ解読手段と、このデータ解
読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に伝搬され
る伝搬データが解読されると、これら解読された任意の
受信スロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレー
ムデータと異なる第2フレームデータの送信スロットを
構成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意
の受信スロットを前記第2フレームデータの送信スロッ
トにスロット交換するスロット交換手段と、このスロッ
ト交換手段にてスロット交換された第2フレームデータ
の送信スロットを送信する送信手段とを有し、前記スロ
ット交換手段は、前記第1フレームデータ内にある任意
の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロット
に関わる送信タイミングで、前記送信手段が前記スロッ
ト交換された第2フレームデータの送信スロットを送信
するように、前記任意の受信スロットを前記第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換するようにした
ものである。
【0035】従って、本発明の無線回線中継装置によれ
ば、第1フレームデータ内にある任意の受信スロットの
次の受信スロット以降の送信スロットに関わる送信タイ
ミングで、送信手段がスロット交換された第2フレーム
データの送信スロットを送信するように、第1フレーム
データの任意の受信スロットを前記第2フレームデータ
の送信スロットにスロット交換するようにしたので、少
なくとも受信スロット及び送信スロットからなる1フレ
ームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5mse
c以上のマージン時間を持たせることで、中継回線数の
増大はいうまでもなく、このマージン時間内でスロット
交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び基地
局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上さ
せ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継伝
送のスロット交換を実現することができる。
【0036】また、本発明の無線回線中継方法は、所定
周期毎に受信スロット及び送信スロットの順序で伝搬さ
れる第1フレームデータの内、受信スロットを受信する
と、この第1フレームデータの受信スロットを構成する
各スロット毎の伝搬データを順次解読し、任意の受信ス
ロットのスロット毎に伝搬される伝搬データが解読され
ると、これら解読された任意の受信スロットに関わる各
伝搬データが、前記第1フレームデータと異なる第2フ
レームデータの送信スロットを構成するスロット毎に夫
々伝搬されるように、前記任意の受信スロットを前記第
2フレームデータの送信スロットにスロット交換し、前
記第1フレームデータ内にある任意の受信スロットの次
の受信スロット以降の送信スロットに関わる送信タイミ
ングで、前記スロット交換された第2フレームデータの
送信スロットを送信するようにしたものである。
【0037】従って、本発明の無線回線中継方法によれ
ば、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される伝搬
データが解読されると、これら解読された任意の受信ス
ロットに関わる各伝搬データが、第1フレームデータと
異なる第2フレームデータの送信スロットを構成するス
ロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意の受信スロ
ットを前記第2フレームデータの送信スロットにスロッ
ト交換し、前記第1フレームデータ内にある任意の受信
スロットの次の受信スロット以降の送信スロットに関わ
る送信タイミングで、前記スロット交換された第2フレ
ームデータの送信スロットを送信するようにしたので、
少なくとも受信スロット及び送信スロットからなる1フ
レームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5ms
ec以上のマージン時間を持たせることで、中継回線数
の増大はもちろんのこと、このマージン時間内でスロッ
ト交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び基
地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上さ
せ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継伝
送のスロット交換を実現することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載の無
線回線中継装置は、所定周期毎に受信スロット及び送信
スロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、
受信スロットを受信する受信手段と、この第1フレーム
データの受信スロットを受信すると、この受信スロット
を構成する各スロット毎に伝搬される伝搬データを順次
解読するデータ解読手段と、このデータ解読手段にて任
意の受信スロットのスロット毎に伝搬される伝搬データ
が解読されると、これら解読された任意の受信スロット
に関わる各伝搬データが、前記第1フレームデータと異
なる第2フレームデータの送信スロットを構成するスロ
ット毎に夫々伝搬されるように、前記任意の受信スロッ
トを前記第2フレームデータの送信スロットにスロット
交換するスロット交換手段と、このスロット交換手段に
てスロット交換された第2フレームデータの送信スロッ
トを送信する送信手段とを有し、前記スロット交換手段
は、前記第1フレームデータ内にある任意の受信スロッ
トの次の受信スロット以降の送信スロットに関わる送信
タイミングで、前記送信手段が前記スロット交換された
第2フレームデータの送信スロットを送信するように、
前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
信スロットにスロット交換することを特徴とする。
【0039】前記無線回線中継装置は、例えば無線回線
システムの基地局及び移動局間の通信動作を中継伝送す
る中継局に相当するものである。
【0040】前記第1フレームデータとは、例えば基地
局及び中継局間用のフレームデータや中継局及び移動局
間用のフレームデータに相当するものであり、例えば第
1フレームデータを基地局及び中継局間用のフレームデ
ータにした場合には、第2フレームデータは中継局及び
移動局間用のフレームデータに相当するものであり、ま
た、第1フレームデータを中継局及び移動局間用のフレ
ームデータにした場合には、第2フレームデータは基地
局及び中継局間用のフレームデータに相当するものであ
る。
【0041】また、前記第1及び第2フレームデータ
は、例えば第1〜第4スロットの受信スロット及び第1
〜第4スロットの送信スロットの配列順序で5msec
周期で順次伝送されるデータであり、各スロット毎に通
信チャネルや制御チャネル等の伝搬データ(Iデータ)
が伝搬されるものである。
【0042】前記受信手段とは、第1フレームデータ内
の受信スロットを受信する部位であり、例えば基地局か
らの基地局−中継局間用のフレームデータ内の受信スロ
ットを受信する下り受信部や、例えば移動局からの中継
局−移動局間用のフレームデータ内の受信スロットを受
信する上り受信部に相当するものである。
【0043】前記データ解読手段は、例えば受信スロッ
トを構成する各スロット毎の伝搬データのIデータを順
次解読すると共に、現在受信中のスロットを識別するス
ロット番号情報を認識するIデータ解読部、すなわち基
地局からの受信スロットの伝搬データを解読する下りI
データ解読部、又は移動局からの受信スロットの伝搬デ
ータを解読する上りIデータ解読部に相当するものであ
る。
【0044】前記スロット交換手段は、第1フレームデ
ータの受信スロットを第2フレームデータの送信スロッ
トにスロット交換する部位であり、例えば基地局−中継
局間用のフレームデータ内の受信スロット内にある各ス
ロット毎の伝搬データを、中継局−移動局間用のフレー
ムデータ内の送信スロット内にある各スロットにスロッ
ト交換する下り4タイムスロット交換部や、中継局−移
動局間用のフレームデータ内の受信スロット内にある各
スロット毎の伝搬データを、基地局−中継局間用のフレ
ームデータ内の送信スロット内にある各スロットにスロ
ット交換する上り4タイムスロット交換部に相当するも
のである。
【0045】前記送信手段は、スロット交換された第2
フレームデータの送信スロットを送信する部位であり、
例えば移動局に対して中継局−移動局間用のフレームデ
ータ内にある送信スロットを送信する下り送信部や、基
地局に対して基地局−中継局間用のフレームデータ内に
ある送信スロットを送信する上り送信部に相当するもの
である。
【0046】前記スロット交換手段は、第1フレームデ
ータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット以
降の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記送信
手段が前記スロット交換された第2フレームデータの送
信スロットを送信するように、前記任意の受信スロット
を前記第2フレームデータの送信スロットにスロット交
換するものである。
【0047】従って、本発明における請求項1記載の無
線回線中継装置によれば、第1フレームデータ内にある
任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロ
ットに関わる送信タイミングで、送信手段がスロット交
換された第2フレームデータの送信スロットを送信する
ように、前記任意の受信スロットを前記第2フレームデ
ータの送信スロットにスロット交換するようにしたの
で、少なくとも受信スロット及び送信スロットからなる
1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5
msec以上のマージン時間を持たせることで、中継回
線数の増大はいうまでもなく、このマージン時間内でス
ロット交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及
び基地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向
上させ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中
継伝送のスロット交換を実現することができる。
【0048】また、本発明における請求項2記載の無線
回線中継装置は、所定周期毎に送信スロット及び受信ス
ロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、受
信スロットを受信する受信手段と、この第1フレームデ
ータの受信スロットを受信すると、この受信スロットを
構成する各スロット毎に伝搬される伝搬データを順次解
読するデータ解読手段と、このデータ解読手段にて任意
の受信スロットのスロット毎に伝搬される伝搬データが
解読されると、これら解読された任意の受信スロットに
関わる各伝搬データが、前記第1フレームデータと異な
る第2フレームデータの送信スロットを構成するスロッ
ト毎に夫々伝搬されるように、前記任意の受信スロット
を前記第2フレームデータの送信スロットにスロット交
換するスロット交換手段と、このスロット交換手段にて
スロット交換された第2フレームデータの送信スロット
を送信する送信手段とを有し、前記スロット交換手段
は、前記第1フレームデータ内にある任意の受信スロッ
トの次の受信スロット以降の送信スロットに関わる送信
タイミングで、前記送信手段が前記スロット交換された
第2フレームデータの送信スロットを送信するように、
前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
信スロットにスロット交換することを特徴とする。
【0049】尚、上記請求項1記載の発明と異なる点
は、請求項1記載の第1及び第2フレームデータが所定
周期毎に受信スロット及び送信スロットの順序で構成さ
れるのに対し、本請求項2記載の第1及び第2フレーム
データが所定周期毎に送信スロット及び受信スロットの
順序で構成される点にある。
【0050】従って、本発明における請求項2記載の無
線回線中継装置によれば、第1フレームデータ内にある
任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロ
ットに関わる送信タイミングで、送信手段が前記スロッ
ト交換された第2フレームデータの送信スロットを送信
するように、前記任意の受信スロットを前記第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換するようにした
ので、少なくとも受信スロット及び送信スロットからな
る1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち
5msec以上のマージン時間を持たせることで、中継
回線数の増大はもちろんのこと、このマージン時間内で
スロット交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局
及び基地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を
向上させ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの
中継伝送のスロット交換を実現することができる。
【0051】また、本発明における請求項3記載の無線
回線中継装置は、上記請求項1又は2記載の構成に加え
て、前記スロット交換手段は、前記第1フレームデータ
内にある任意の受信スロットの次の受信スロット直後の
送信スロットに関わる送信タイミングで、前記送信手段
が前記スロット交換された第2フレームデータの送信ス
ロットを送信するように、前記任意の受信スロットを前
記第2フレームデータの送信スロットにスロット交換す
ることを特徴とする。
【0052】従って、本発明における請求項3記載の無
線回線中継装置によれば、上記請求項1又は2記載の効
果に加えて、第1フレームデータ内にある任意の受信ス
ロットの次の受信スロット直後の送信スロットに関わる
送信タイミングで、前記送信手段がスロット交換された
第2フレームデータの送信スロットを送信するように、
前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
信スロットにスロット交換するようにしたので、少なく
とも受信スロット及び送信スロットから成る1フレーム
データ分に相当する1周期以上、すなわち5〜8.75
msecのマージン時間を持たせることで、中継回線数
の増大はもちろんこと、このマージン時間内でスロット
交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び基地
局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上さ
せ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継伝
送のスロット交換を実現することができる。
【0053】また、本発明における請求項4記載の無線
回線中継装置は、上記請求項1又は2記載の構成に加え
て、前記スロット交換手段は、前記データ解読手段にて
解読された第1フレームデータ内にある任意の受信スロ
ットのスロット毎に伝搬される伝搬データを順次に記憶
する第1記憶手段と、前記任意の受信スロットを前記第
2フレームデータの送信スロットにスロット交換するよ
うに、前記第1記憶手段に記憶中の各伝搬データを各ス
ロット毎にアドレス変換する第1記憶制御手段と、この
第1記憶制御手段にてアドレス変換された各スロット毎
の伝搬データを記憶する第2記憶手段と、この第2記憶
手段に記憶中のアドレス変換された伝搬データを、前記
スロット交換された第2フレームデータの送信スロット
として読み出す第2記憶制御手段とを有することを特徴
とする。
【0054】また、本発明における請求項5記載の無線
回線中継装置は、上記請求項3記載の構成に加えて、前
記スロット交換手段は、前記データ解読手段にて解読さ
れた第1フレームデータ内にある任意の受信スロットの
スロット毎に伝搬される伝搬データを順次に記憶する第
1記憶手段と、前記任意の受信スロットを前記第2フレ
ームデータの送信スロットにスロット交換するように、
前記第1記憶手段に記憶中の各伝搬データを各スロット
毎にアドレス変換する第1記憶制御手段と、この第1記
憶制御手段にてアドレス変換された各スロット毎の伝搬
データを記憶する第2記憶手段と、この第2記憶手段に
記憶中のアドレス変換された伝搬データを、前記スロッ
ト交換された第2フレームデータの送信スロットとして
読み出す第2記憶制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0055】前記第1記憶手段は、第1フレームデータ
内にある任意の受信スロット毎に伝搬される伝搬データ
を順次に記憶する部位であり、例えば基地局からの基地
局−中継局間用のフレームデータ内の受信スロット内に
ある各スロット毎の伝搬データを順次に記憶する第1R
AMや、例えば移動局からの中継局−移動局間用のフレ
ームデータ内の受信スロット内にある各スロット毎の伝
搬データを順次に記憶する第3RAM等に相当するもの
である。
【0056】前記第1記憶制御手段は、前記任意の受信
スロットを前記第2フレームデータの送信スロットにス
ロット交換するように、前記第1記憶手段に記憶中の各
伝搬データを各スロット毎にアドレス変換する、例えば
第1RAMを制御する第1メモリ制御部や第3RAMを
制御する第2メモリ制御部に相当するものである。
【0057】前記第2記憶手段は、前記第1記憶制御手
段にてアドレス変換された各スロット毎の伝搬データを
記憶するものであり、例えば第1メモリ制御部にてアド
レス変換された各スロット毎の伝搬データを記憶する第
2RAMや、例えば第2メモリ制御部にてアドレス変換
された各スロット毎の伝搬データを記憶する第4RAM
に相当するものである。
【0058】前記第2記憶制御手段は、前記第2記憶手
段に記憶中の伝搬データを、スロット交換された第2フ
レームデータの送信スロットとして読み出し制御するも
のであり、例えば第1メモリ制御部や第2メモリ制御部
に相当するものである。
【0059】従って、本発明における請求項4又は5記
載の無線回線中継装置は、上記請求項1又は2、又は3
記載の効果に加えて、前記1記憶手段、第2記憶手段、
第1記憶制御手段及び第2記憶制御手段の簡単な構成
で、第1フレームデータ内の受信スロットから第2フレ
ームデータ内の送信スロットへのスロット交換を実現す
ることができる。
【0060】また、本発明における請求項6記載の無線
回線中継装置は、上記請求項1又は2記載の構成に加え
て、前記スロット交換手段は、前記データ解読手段にて
解読された第1フレームデータ内にある任意の受信スロ
ットのスロット毎に伝搬される伝搬データを順次に記憶
する記憶手段と、前記任意の受信スロットを前記第2フ
レームデータの送信スロットにスロット交換するよう
に、前記記憶手段に記憶中の受信スロットの各伝搬デー
タをアドレス変換し、このアドレス変換した伝搬データ
を、前記スロット交換された第2フレームデータの送信
スロットとして読み出す記憶制御手段とを有することを
特徴とする。
【0061】本発明における請求項7記載の無線回線中
継装置は、上記請求項3記載の構成に加えて、前記スロ
ット交換手段は、前記データ解読手段にて解読された第
1フレームデータ内にある任意の受信スロットのスロッ
ト毎に伝搬される伝搬データを順次に記憶する記憶手段
と、前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータ
の送信スロットにスロット交換するように、前記記憶手
段に記憶中の受信スロットの各伝搬データをアドレス変
換し、このアドレス変換した伝搬データを、前記スロッ
ト交換された第2フレームデータの送信スロットとして
読み出す記憶制御手段とを有することを特徴とする。
【0062】前記記憶手段は、例えば基地局からの基地
局−中継局間用のフレームデータ内の受信スロット内に
あるスロット毎に含まれる伝搬データを順次に記憶し、
さらにはアドレス変換された各スロット毎の伝搬データ
を順次に記憶する下りRAMや、例えば移動局からの中
継局−移動局間用のフレームデータ内の受信スロット内
にあるスロット毎に含まれる伝搬データを順次に記憶
し、さらにはアドレス変換された各スロット毎の伝搬デ
ータを順次に記憶する上りRAMに相当するものであ
る。
【0063】前記記憶制御手段は、前記記憶手段に記憶
中の受信スロットの各伝搬データをアドレス変換し、こ
のアドレス変換した伝搬データを、スロット交換された
第2フレームデータの送信スロットとして読み出し制御
する、例えば上りRAMを制御する上りメモリ制御部
や、下りRAMを制御する下りメモリ制御部に相当する
ものである。
【0064】従って、本発明における請求項6又は7記
載の無線回線中継装置によれば、上記請求項1又は2、
又は3記載の効果に加えて、記憶手段及び記憶制御手段
で第1フレームデータ内の受信スロットを第2フレーム
データ内の送信スロットにスロット交換をできるように
したので、上記請求項4又は5記載の無線回線中継装置
に比較して部品個数を少なくすることができる。
【0065】また、本発明における請求項8記載の無線
回線中継装置は、所定周期毎に受信スロット及び送信ス
ロットの順序で伝搬される下り第1フレームデータの
内、受信スロットを受信する下り受信手段と、この下り
第1フレームデータの受信スロットを受信すると、この
受信スロットを構成する各スロット毎に伝搬される伝搬
データを順次解読する下りデータ解読手段と、この下り
データ解読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に
伝搬される伝搬データが解読されると、これら解読され
た任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前記下
り第1フレームデータと異なる下り第2フレームデータ
の送信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬される
ように、前記下り第1フレームデータの任意の受信スロ
ットを前記下り第2フレームデータの送信スロットにス
ロット交換する下りスロット交換手段と、この下りスロ
ット交換手段にてスロット交換された下り第2フレーム
データの送信スロットを送信する下り送信手段とを有す
る下り伝送系統と、所定周期毎に受信スロット及び送信
スロットの順序で伝搬される上り第1フレームデータの
内、受信スロットを受信する上り受信手段と、この上り
第1フレームデータの受信スロットを受信すると、この
受信スロットを構成する各スロット毎に伝搬される伝搬
データを順次解読する上りデータ解読手段と、この上り
データ解読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に
伝搬される伝搬データが解読されると、これら解読され
た任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前記上
り第1フレームデータと異なる上り第2フレームデータ
の送信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬される
ように、前記上り第1フレームデータの任意の受信スロ
ットを前記上り第2フレームデータの送信スロットにス
ロット交換する上りスロット交換手段と、この上りスロ
ット交換手段にてスロット交換された上り第2フレーム
データの送信スロットを送信する上り送信手段とを有す
る上り伝送系統とを有し、前記下りスロット交換手段
は、前記下り第1フレームデータ内にある任意の受信ス
ロットの次の受信スロット以降の送信スロットに関わる
送信タイミングで、前記下り送信手段が前記スロット交
換された下り第2フレームデータの送信スロットを送信
するように、前記下り第1フレームデータの任意の受信
スロットを前記下り第2フレームデータの送信スロット
にスロット交換すると共に、前記上りスロット交換手段
は、前記下り第1フレームデータ内にある任意の受信ス
ロットの次の受信スロット以降の送信スロットに関わる
送信タイミングで、前記上り送信手段が前記スロット交
換された上り第2フレームデータの送信スロットを送信
するように、前記上り第1フレームデータの任意の受信
スロットを前記上り第2フレームデータの送信スロット
にスロット交換することを特徴とする。
【0066】前記下り伝送系統とは、下り第1フレーム
データ内の受信スロットを受信して、この受信スロット
を下り第2フレームデータ内の送信スロットにスロット
交換し、このスロット交換された送信スロットを送信す
るまでの部位に相当するものであり、例えば基地局から
基地局−中継局間用のフレームデータ内の受信スロット
を受信すると、この受信スロット内にあるスロット毎の
伝搬データを解読し、各スロット毎の伝搬データを中継
局−移動局間用のフレームデータ内の送信スロット内に
ある各スロット毎にスロット交換して、これを移動局に
送信する部位に相当するものである。
【0067】前記下り受信手段は、所定周期毎に受信ス
ロット及び送信スロットの順序で基地局から伝搬される
下り第1フレームデータの受信スロットを受信する部位
であり、例えば基地局−中継局間用の下りフレームデー
タの内、受信スロットを受信する下り受信部に相当する
ものである。
【0068】前記下りデータ解読手段は、この下りフレ
ームデータに含まれる受信スロット内にある各スロット
毎の伝搬データを順次に解読する、例えば下りIデータ
解読部に相当するものである。
【0069】前記下りスロット交換手段は、この下りデ
ータ解読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に伝
搬される伝搬データが解読されると、これら解読された
任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前記下り
第1フレームデータと異なる下り第2フレームデータ
(中継局−移動局間用のフレームデータ)の送信スロッ
トを構成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記
任意の受信スロットを前記下り第2フレームデータの送
信スロットにスロット交換する、例えば基地局−中継局
間用の下りフレームデータ内の受信スロットを中継局−
移動局間用のフレームデータ内の送信スロットにスロッ
ト交換する下り4タイムスロット交換部に相当するもの
である。
【0070】前記下り送信手段は、この下りスロット交
換手段にてスロット交換された下り第2フレームデータ
の送信スロットを送信する、例えば中継局−移動局間用
の下りフレームデータ内の送信スロットを移動局に送信
する下り送信部に相当するものである。
【0071】前記上り伝送系統とは、上り第1フレーム
データ内の受信スロットを受信して、この受信スロット
を上り第2フレームデータ内の送信スロットにスロット
交換して、このスロット交換された送信スロットを送信
するまでの部位であり、例えば移動局からの中継局−移
動局間用のフレームデータ内の受信スロットを受信する
と、この受信スロット内にある各スロット毎の伝搬デー
タを解読し、各スロット毎の伝搬データを基地局−中継
局間用のフレームデータ内の送信スロットにある各スロ
ット毎にスロット交換して、これを基地局に送信する部
位に相当するものである。
【0072】前記上り受信手段は、所定周期毎に受信ス
ロット及び送信スロットの順序で移動局から伝搬され
る、上り第1フレームデータ内の受信スロットを受信す
る部位であり、例えば中継局−移動局間用の上りフレー
ムデータの内、受信スロットを受信する上り受信部に相
当するものである。
【0073】前記上りデータ解読手段は、この上りフレ
ームデータ内の受信スロット内にある各スロット毎の伝
搬データを順次に解読する、例えば上りIデータ解読部
に相当するものである。
【0074】前記上りスロット交換手段は、この上りデ
ータ解読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に伝
搬される伝搬データが解読されると、これら解読された
任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前記上り
第1フレームデータと異なる上り第2フレームデータ
(基地局−中継局間用のフレームデータ)の送信スロッ
トを構成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記
任意の受信スロットを前記上り第2フレームデータの送
信スロットにスロット交換する、例えば中継局−移動局
間用の上りフレームデータ内の受信スロットを基地局−
中継局間用の上りフレームデータ内の送信スロットにス
ロット交換する上り4タイムスロット交換部に相当する
ものである。
【0075】前記上り送信手段は、この上りスロット交
換手段にてスロット交換された送信スロットを送信す
る、例えば基地局−中継局間用の上りフレームデータ内
の送信スロットを基地局に送信する上り送信部に相当す
るものである。
【0076】前記下りスロット交換手段は、前記下り第
1フレームデータ内にある任意の受信スロットの次の受
信スロット以降の送信スロットに関わる送信タイミング
で、前記下り送信手段が前記スロット交換された下り第
2フレームデータの送信スロットを送信するように、前
記下り第1フレームデータの任意の受信スロットを前記
下り第2フレームデータの送信スロットにスロット交換
するものである。
【0077】前記上りスロット交換手段は、前記下り第
1フレームデータ内にある任意の受信スロットの次の受
信スロット以降の送信スロットに関わる送信タイミング
で、前記上り送信手段が前記スロット交換された上り第
2フレームデータの送信スロットを送信するように、前
記上り第1フレームデータの任意の受信スロットを前記
上り第2フレームデータの送信スロットにスロット交換
するものである。
【0078】従って、本発明における請求項8記載の無
線回線中継装置によれば、下り第1フレームデータ内に
ある任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信
スロットに関わる送信タイミングで、下り送信手段がス
ロット交換された下り第2フレームデータの送信スロッ
トを送信するように、前記下り第1フレームデータの任
意の受信スロットを前記下り第2フレームデータの送信
スロットにスロット交換すると共に、前記下り第1フレ
ームデータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロ
ット以降の送信スロットに関わる送信タイミングで、上
り送信手段がスロット交換された上り第2フレームデー
タの送信スロットを送信するように、前記上り第1フレ
ームデータの任意の受信スロットを前記上り第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換するようにした
ので、少なくとも受信スロット及び送信スロットからな
る1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち
5msec以上のマージン時間を持たせることで、中継
回線数の増大はいうまでもなく、このマージン時間内で
スロット交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局
及び基地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を
向上させ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの
中継伝送のスロット交換を実現することができる。
【0079】また、本発明における請求項9記載の無線
回線中継装置は、上記請求項8記載の構成に加えて、前
記下りスロット交換手段は、前記下り第1フレームデー
タ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット以降
の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記下り送
信手段が前記スロット交換された下り第2フレームデー
タの送信スロットを送信するように、前記下り第1フレ
ームデータの任意の受信スロットを前記下り第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換すると共に、前
記上りスロット交換手段は、前記下り第1フレームデー
タ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット以降
の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記上り送
信手段が前記スロット交換された上り第2フレームデー
タの送信スロットを送信するように、前記上り第1フレ
ームデータの任意の受信スロットを前記上り第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換することを特徴
とする。
【0080】従って、本発明における請求項9記載の無
線回線中継装置によれば、上記請求項8記載の効果に加
えて、前記下り第1フレームデータ内にある任意の受信
スロットの次の受信スロット直後の送信スロットに関わ
る送信タイミングで、下り送信手段がスロット交換され
た下り第2フレームデータの送信スロットを送信するよ
うに、前記下り第1フレームデータの任意の受信スロッ
トを前記下り第2フレームデータの送信スロットにスロ
ット交換すると共に、前記下り第1フレームデータ内に
ある任意の受信スロットの次の受信スロット直後の送信
スロットに関わる送信タイミングで、前記上り送信手段
が前記スロット交換された上り第2フレームデータの送
信スロットを送信するように、前記上り第1フレームデ
ータの任意の受信スロットを前記上り第2フレームデー
タの送信スロットにスロット交換するようにしたので、
少なくとも受信スロット及び送信スロットからなる1フ
レームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5〜
8.75msecのマージン時間を持たせることで、中
継回線数の増大はもちろんのこと、このマージン時間内
でスロット交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動
局及び基地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率
を向上させ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通り
の中継伝送のスロット交換を実現することができる。
【0081】また、本発明における請求項10記載の無
線回線中継装置は、上記請求項1、2、5、7、8又は
9記載の構成に加えて、TDMA/TDD通信システム
で無線回線中継を行う中継局に適用されることを特徴と
する。
【0082】本発明における請求項11記載の無線回線
中継装置は、上記請求項3記載の構成に加えて、TDM
A/TDD通信システムで無線回線中継を行う中継局に
適用されることを特徴とする。
【0083】本発明における請求項12記載の無線回線
中継装置は、上記請求項4記載の構成に加えて、TDM
A/TDD通信システムで無線回線中継を行う中継局に
適用されることを特徴とする。
【0084】本発明における請求項13記載の無線回線
中継装置は、上記請求項6記載の構成に加えて、TDM
A/TDD通信システムで無線回線中継を行う中継局に
適用されることを特徴とする。
【0085】前記TDMA通信システムとは、例えば時
分割多重アクセスシステムに相当するものである。前記
TDD通信システムとは、例えば時分割双方向システム
に相当するものである。
【0086】従って、本発明における請求項10、1
1、12又は13記載の無線回線中継装置によれば、上
記請求項1、2、5、7、8又は9、3、4又は6記載
の効果に加えて、TDMA/TDD通信システムにも適
用することができる。
【0087】また、本発明における請求項14記載の無
線回線中継装置は、上記請求項1、2、5、7、8又は
9記載の構成に加えて、PHS通信システムで無線回線
中継を行う中継局に適用されることを特徴とする。
【0088】本発明における請求項15記載の無線回線
中継装置は、上記請求項3記載の構成に加えて、PHS
通信システムで無線回線中継を行う中継局に適用される
ことを特徴とする。
【0089】本発明における請求項16記載の無線回線
中継装置は、上記請求項4記載の構成に加えて、PHS
通信システムで無線回線中継を行う中継局に適用される
ことを特徴とする。
【0090】本発明における請求項17記載の無線回線
中継装置は、上記請求項6記載の構成に加えて、PHS
通信システムで無線回線中継を行う中継局に適用される
ことを特徴とする。
【0091】従って、本発明における請求項14、1
5、16又は17記載の無線回線中継装置によれば、上
記請求項1、2、5、7、8又は9、3、4又は6記載
の効果に加えて、PHS通信システムにも適用すること
ができる。
【0092】また、本発明における請求項18記載の無
線回線中継方法は、所定周期毎に受信スロット及び送信
スロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、
受信スロットを受信すると、この第1フレームデータの
受信スロットを構成する各スロット毎の伝搬データを順
次解読し、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬され
る伝搬データが解読されると、これら解読された任意の
受信スロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレー
ムデータと異なる第2フレームデータの送信スロットを
構成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記第1
フレームデータの任意の受信スロットを前記第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換し、前記第1フ
レームデータ内にある任意の受信スロットの次の受信ス
ロット以降の送信スロットに関わる送信タイミングで、
前記スロット交換された第2フレームデータの送信スロ
ットを送信することを特徴とする。
【0093】この無線回線中継方法は、例えば無線回線
システムの基地局及び移動局間の通信動作を中継伝送す
る方法である。
【0094】前記第1フレームデータとは、例えば基地
局及び中継局間用のフレームデータや中継局及び移動局
間用のフレームデータに相当するものであり、例えば第
1フレームデータを基地局及び中継局間用のフレームデ
ータにした場合には、第2フレームデータは中継局及び
移動局間用のフレームデータに相当するものであり、ま
た、第1フレームデータを中継局及び移動局間用のフレ
ームデータにした場合には、第2フレームデータは基地
局及び中継局間用のフレームデータに相当するものであ
る。
【0095】また、これら第1及び第2フレームデータ
は、例えば第1〜第4スロットの受信スロット及び第1
〜第4スロットの送信スロットの配列順序で5msec
周期で順次伝送されるデータであり、各スロット毎に通
信チャネルや制御チャネル等の伝搬データが伝搬される
ものである。
【0096】従って、本発明における請求項18記載の
無線回線中継方法によれば、任意の受信スロットのスロ
ット毎に伝搬される伝搬データが解読されると、これら
解読された任意の受信スロットに関わる各伝搬データ
が、前記第1フレームデータと異なる第2フレームデー
タの送信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬され
るように、前記任意の受信スロットを前記第2フレーム
データの送信スロットにスロット交換し、前記第1フレ
ームデータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロ
ット以降の送信スロットに関わる送信タイミングで、前
記スロット交換された第2フレームデータの送信スロッ
トを送信するようにしたので、少なくとも受信スロット
及び送信スロットからなる1フレームデータ分に相当す
る1周期以上、すなわち5msec以上のマージン時間
を持たせることで、中継回線数の増大はもちろんのこ
と、このマージン時間内でスロット交換処理等に要する
遅延時間に対処し、移動局及び基地局間の中継伝送に要
するスロットの交換効率を向上させ、ひいてはバリエー
ションに富んだ、全通りの中継伝送のスロット交換を実
現することができる。
【0097】また、本発明における請求項19記載の無
線回線中継方法は、所定周期毎に送信スロット及び受信
スロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、
受信スロットを受信すると、この第1フレームデータの
受信スロットを構成する各スロット毎の伝搬データを順
次解読し、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬され
る伝搬データが解読されると、これら解読された任意の
受信スロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレー
ムデータと異なる第2フレームデータの送信スロットを
構成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意
の受信スロットを前記第2フレームデータの送信スロッ
トにスロット交換し、前記第1フレームデータ内にある
任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロ
ットに関わる送信タイミングで、前記スロット交換され
た第2フレームデータの送信スロットを送信することを
特徴とする。
【0098】尚、上記請求項18記載の発明と異なる点
は、請求項18記載の第1及び第2フレームデータが所
定周期毎に受信スロット及び送信スロットの順序で構成
されるのに対し、本請求項19記載の第1及び第2フレ
ームデータが所定周期毎に送信スロット及び受信スロッ
トの順序で構成される点にある。
【0099】従って、本発明における請求項19記載の
無線回線中継方法によれば、任意の受信スロットのスロ
ット毎に伝搬される伝搬データが解読されると、これら
解読された任意の受信スロットに関わる各伝搬データ
が、前記第1フレームデータと異なる第2フレームデー
タの送信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬され
るように、前記任意の受信スロットを前記第2フレーム
データの送信スロットにスロット交換し、前記第1フレ
ームデータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロ
ット以降の送信スロットに関わる送信タイミングで、前
記スロット交換された第2フレームデータの送信スロッ
トを送信するようにしたので、少なくとも受信スロット
及び送信スロットからなる1フレームデータ分に相当す
る1周期以上、すなわち5msec以上のマージン時間
を持たせることで、中継回線数の増大はもちろんのこ
と、このマージン時間内でスロット交換処理等に要する
遅延時間に対処し、移動局及び基地局間の中継伝送に要
するスロットの交換効率を向上させ、ひいてはバリエー
ションに富んだ、全通りの中継伝送のスロット交換を実
現することができる。
【0100】また、本発明における請求項20記載の無
線回線中継方法は、上記請求項18又は19記載の方法
に加えて、前記第1フレームデータ内にある任意の受信
スロットの次の受信スロット直後の送信スロットに関わ
る送信タイミングで、前記スロット交換された第2フレ
ームデータの送信スロットを送信することを特徴とす
る。
【0101】従って、本発明における請求項20記載の
無線回線中継方法によれば、上記請求項18又は19記
載の効果に加えて、第1フレームデータ内にある任意の
受信スロットの次の受信スロット直後の送信スロットに
関わる送信タイミングで、スロット交換された第2フレ
ームデータの送信スロットを送信するようにしたので、
少なくとも受信スロット及び送信スロットから成る1フ
レームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5〜
8.75msecのマージン時間を持たせることで、中
継回線数の増大はもとより、このマージン時間内でスロ
ット交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び
基地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上
させ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継
伝送のスロット交換を実現することができる。
【0102】また、本発明における請求項21記載の無
線回線中継方法は、上記請求項18又は19記載の方法
に加えて、TDMA/TDD通信システムで無線回線中
継を行う中継局に適用されることを特徴とする。
【0103】本発明における請求項22記載の無線回線
中継方法は、上記請求項20記載の方法に加えて、TD
MA/TDD通信システムで無線回線中継を行う中継局
に適用されることを特徴とする。
【0104】従って、本発明における請求項21又は2
2記載の無線回線中継方法によれば、上記請求項18又
は19、又は20記載の効果に加えて、TDMA/TD
D通信システムにも適用することができる。
【0105】また、本発明における請求項23記載の無
線回線中継方法は、上記請求項18又は19記載の方法
に加えて、PHS通信システムで無線回線中継を行う中
継局に適用されることを特徴とする。
【0106】本発明における請求項24記載の無線回線
中継方法は、上記請求項20記載の方法に加えて、PH
S通信システムで無線回線中継を行う中継局に適用され
ることを特徴とする。
【0107】従って、本発明における請求項23又は2
4記載の無線回線中継方法によれば、上記請求項18又
は19、又は20記載の効果に加えて、PHS通信シス
テムにも適用することができる。
【0108】以下、図面に基づいて本発明の無線回線中
継装置の実施の形態を示すPHS通信システムの中継局
について説明する。図1は本実施の形態に示すPHS通
信システムの概略構成を示すブロック図である。
【0109】図1に示すPHS通信システム1は、IS
DN回線11を介してISDN10と有線接続する基地
局20と、この基地局20と無線接続する移動局30
(30a,30b,30c)及び中継局40とを有し、
前記中継局40は、基地局20と複数の移動局30、例
えば3つの移動局30a,30b,30cとの間で無線
信号の同時中継伝送を可能としている。
【0110】図2に示す中継局40は、基地局20から
移動局30への無線信号を中継伝送する下り伝送系統5
0と、移動局30から基地局20への無線信号を中継伝
送する上り伝送系統70とを有している。
【0111】前記下り伝送系統50は、基地局−中継局
間用のフレームデータの内、受信スロットを基地局20
から受信すると、この受信スロットに含まれる各スロッ
ト毎の伝搬データ(Iデータ)を順次解読し、これら各
伝搬データを中継局−移動局間用のフレームデータにあ
る送信スロット内の各スロットに伝搬させるため、基地
局−中継局間用の受信スロットから中継局−移動局間用
の送信スロットへのスロット交換を実行し、このスロッ
ト交換された中継局−移動局間用の送信スロットで伝搬
データを移動局30に中継伝送するものである。
【0112】また、前記上り伝送系統70は、中継局−
移動局間用のフレームデータの内、受信スロットを移動
局30から受信すると、この受信スロットに含まれる各
スロット毎の伝搬データ(Iデータ)を順次解読し、こ
れら各伝搬データを基地局−中継局間用のフレームデー
タにある送信スロット内の各スロットに伝搬させるた
め、中継局−移動局間用の受信スロットから基地局−中
継局間用の送信スロットへのスロット交換を実行し、こ
のスロット交換された基地局−中継局間用の送信スロッ
トで伝搬データを基地局20に中継伝送するものであ
る。
【0113】前記下り伝送系統50は、基地局20から
の1.9GHzの無線信号を受信する下り受信部51
と、この無線信号を復調して384Kbpsのベースバ
ンドの受信データを得る下り復調部52と、この受信デ
ータに含まれるユニークワードを検出する下りユニーク
ワード検出部53と、この受信データに含まれるCRC
データを検出し、このCRCデータに基づいて、この受
信データにビット誤りがあるか否かを判定し、この受信
データにビット誤りがあると判別されると、後述する制
御信号を出力する下りCRC判定部54と、この受信デ
ータに含まれるIデータを解読すると共に、スロット番
号情報を認識する下りIデータ解読部55と、この下り
Iデータ解読部55にて解読されたIデータをスロット
番号情報に基づいて、基地局−中継局間用のフレームデ
ータにある受信スロットを中継局−移動局間用のフレー
ムデータにある送信スロットにスロット交換する下り4
タイムスロット交換部56と、この中継局−移動局間用
の制御チャネル用のIデータを作成する下りIデータ作
成部57と、前記下り4タイムスロット交換部56又は
下りIデータ作成部57のIデータ出力を切換える下り
切換部58と、この下り切換部58からのIデータにC
RCデータを付加する下り適応CRC付加部59と、こ
のCRCデータが付加されたIデータにユニークワード
を付加する下りユニークワード付加部60と、このユニ
ークワードが付加されたIデータで構成する送信データ
を変調して無線信号を得る下り変調部61と、この無線
信号を移動局30に送信する下り送信部62とを有して
いる。
【0114】また、前記下りIデータ解読部55は、前
記受信データに含まれるIデータを解読すると共に、こ
のIデータに含まれるスロット番号情報を得るものであ
るが、下り4タイムスロット交換部56及び、後述する
上り4タイムスロット交換部76にスロット番号情報を
伝送すると共に、このIデータが中継すべき通信チャネ
ル用のIデ−タではないと判断すると、前記下り切換部
58を下りIデータ作成部57側に切換接続する下り切
換制御信号を出力するものである。
【0115】前記下り4タイムスロット交換部56は、
前記下りIデータ解読部55からのスロット番号情報に
基づいて、基地局20からの通信チャネルを伝搬した基
地局−中継局間用の受信スロットを、中継局−移動局間
用の送信スロットにスロット交換し、このスロット交換
した中継局−移動局間用の送信スロットに通信チャネル
を伝搬することで、この通信チャネルを移動局30に送
信することを可能とするものである。
【0116】前記下りCRC適応付加部59は、図3
(a)に示すように、下り切換部58からのIデータ
(図4(a))に関わるエラー有無を示すCRCデータ
を付加する下りCRC付加部59aと、このCRCデー
タを付加したIデータ(図4(b))に含まれるCRC
データのみを、図4(c)に示すように反転して出力す
る下りCRC反転部59bと、この下りCRC反転部5
9bの出力データ又は前記下りCRC付加部59aの出
力データを、前記下りCRC判定部54の制御信号に応
じて切換出力する下りCRC切換部59cとを有してい
る。
【0117】前記下りCRC切換部59cは、前記下り
CRC判定部54からの制御信号に応じて下りCRC反
転部59b側に切換接続し、反転したCRCデータを付
加したIデータを出力するものである。
【0118】前記上り伝送系統70は、移動局30から
の1.9GHzの無線信号を受信する上り受信部71
と、この無線信号を復調して384Kbpsのベースバ
ンドの受信データを得る上り復調部72と、この受信デ
ータに含まれるユニークワードを検出する上りユニーク
ワード検出部73と、この受信データに含まれるCRC
データを検出し、このCRCデータに基づいて、この受
信データにビット誤りがあるか否かを判定し、受信デー
タにビット誤りがあると判別されると、後述する制御信
号を出力する上りCRC判定部74と、この受信データ
に含まれるIデータを解読する上りIデータ解読部75
と、前記上りIデータ解読部75に解読されたIデータ
を、前記下りIデータ解読部55からのスロット番号情
報に基づいて、中継局−移動局間用の受信スロットを基
地局−中継局間用の送信スロットにスロット交換する上
り4タイムスロット交換部76と、制御チャネル用のI
データを作成する上りIデータ作成部77と、前記上り
4タイムスロット交換部76又は上りIデータ作成部7
7のIデータ出力を切換える上り切換部78と、この上
り切換部78からの送信データとしてのIデータにCR
Cデータを付加する上り適応CRC付加部79と、この
CRCデータが付加されたIデータにユニークワードを
付加する上りユニークワード付加部80と、このユニー
クワードを付加されたIデータで構成する送信データを
変調して無線信号を得る上り変調部81と、この無線信
号を移動局30に送信する上り送信部82とを有してい
る。
【0119】また、前記上りIデータ解読部75は、前
記受信データに含まれるIデータを解読するものである
が、このIデータが中継すべき通信チャネル用のIデ−
タではないと判断すると、前記上り切換部78を上りI
データ作成部77側に切換接続する上り切換制御信号を
出力するものである。
【0120】前記上り4タイムスロット交換部76は、
移動局30から通信チャネルを伝搬した中継局−移動局
間用の受信スロットを、前記下りIデータ解読部55か
らのスロット番号情報に基づいて基地局−中継局間用の
送信スロットにスロット交換することで、このスロット
交換した送信スロットに通信チャネルを伝搬すること
で、この通信チャネルを基地局20に送信することを可
能とするものである。
【0121】前記上りCRC適応付加部79は、図3
(b)に示すように、上り切換部78からのIデータに
関わるエラー有無を示すCRCデータを付加する上りC
RC付加部79aと、このCRCデータを付加したIデ
ータに含まれるCRCデータのみを反転して出力する上
りCRC反転部79bと、この上りCRC反転部79b
の出力データ又は前記上りCRC付加部79aの出力デ
ータを、前記上りCRC判定部74の制御信号に応じて
切換出力する上りCRC切換部79cとを有している。
【0122】前記上りCRC切換部79cは、前記上り
CRC判定部74からの制御信号に応じて上りCRC反
転部79b側に切換接続し、反転したCRCデータを付
加したIデータを出力するものである。
【0123】では、このような中継局40の概略的な動
作について説明する。図5は本実施の形態に示す中継局
40の複数の移動局30a,30b,30cに対するタ
イムスロット交換の処理動作を端的に示すタイミングチ
ャート図である。
【0124】図5に示すように、この中継局40におい
ては、基地局−中継局間用のフレームデータの受信スロ
ットとして、例えば第1スロットで制御チャネル、第2
スロットで第1移動局30aとの通信チャネル、第3ス
ロットで第2移動局30bとの通信チャネル、第4スロ
ットで第3移動局30cとの通話チャネルを伝搬するも
のとする。
【0125】また、この中継局40においては、中継局
−移動局間用のフレームデータの送信スロットとして、
例えば第1スロットで第3移動局30cとの通信チャネ
ル、第2スロットで第2移動局30bとの通信チャネ
ル、第3スロットで第1移動局30aとの通信チャネル
を伝搬するものとする。
【0126】つまり、図5に示す中継局40において
は、基地局−中継局−移動局の下り伝送で基地局−中継
局間用のフレームデータ内の受信スロットを中継局−移
動局間用のフレームデータ内の送信スロットにスロット
交換し、移動局−中継局−基地局の上り伝送で中継局−
移動局間用のフレームデータ内の受信スロットを基地局
−中継局間用のフレームデータ内の送信スロットにスロ
ット交換するものである。尚、基地局−中継局間用のフ
レームデータ及び中継局−移動局間用のフレームデータ
は、第1〜第4スロットの受信スロット、第1〜第4ス
ロットの送信スロットの順で5msec周期のフレーム
データを構成し、このフレームデータが順次伝送される
ものとする。
【0127】基地局20から中継局40を介して移動局
30に無線信号を送信する場合、図5に示すように中継
局40は、基地局−中継局間用のフレームデータF1の
受信スロットを受信する。なお、この基地局−中継局間
用のフレームデータF1の受信スロットとしては、第1
スロットで制御チャネルC、第2スロットで第1移動局
30aとの通信チャネルSL1、第3スロットで第2移
動局30bとの通信チャネルSL2、第4スロットで第
3移動局30cとの通信チャネルSL3が夫々伝搬され
る。
【0128】次に、この中継局40は、この基地局20
からの基地局−中継局間用のフレームデータF1内の受
信スロットを受信すると、前述した下り4タイムスロッ
ト交換部56で、この基地局−中継局間用のフレームデ
ータF1内の受信スロット内にある各スロット毎の伝搬
データを、中継局−移動局間用の送信スロット内にある
各スロットにスロット交換し、このスロット交換された
中継局−移動局間用のフレームデータ内の送信スロット
を、前記フレームデータF1内の受信スロットの次の受
信スロット直後の送信スロット、すなわちフレームデー
タF2内の送信スロットの送信タイミングで移動局30
に送信する。
【0129】なお、この中継局−移動局間用のフレーム
データの送信スロットにおいては、例えば第1移動局3
0aとの通信チャネルSL1の場合、図5に示すように
基地局−中継局間用のフレームデータF1内の、受信ス
ロット内にある第2スロットから中継局−移動局間用の
フレームデータF4内の、送信スロット内にある第3ス
ロットまでのマージン時間を得ることができる。
【0130】また、移動局30から中継局40を介して
基地局20に無線信号を送信する場合、図5に示すよう
に中継局40は、各移動局30a,30b,30cから
各スロット毎にのせた通信チャネルSL1,SL2,S
L3を有する中継局−移動局間用のフレームデータF3
内の受信スロットを受信すると、前述した上り4タイム
スロット交換部76で、この中継局−移動局間用の受信
スロット内にある各スロット毎の伝搬データを基地局−
中継局間用の送信スロット内にある各スロットにスロッ
ト交換し、このスロット交換された基地局−中継局間用
のフレームデータ内の送信スロットを、前記フレームデ
ータF1内の受信スロットの次の受信スロット直後の送
信スロット、すなわちフレームデータF2内の送信スロ
ットの送信タイミングで基地局20に送信する。
【0131】なお。この基地局−中継局間用のフレーム
データの送信スロットにおいては、例えば第1移動局3
0aとの通信チャネルSL1の場合、図5に示すように
中継局−移動局間用のフレームデータF3内の、受信ス
ロット内にある第3スロットから基地局−中継局間用の
フレームデータF2内の、送信スロット内にある第2ス
ロットまでのマージン時間を得ることができる。
【0132】つまり、本実施の形態に示す中継局40に
よれば、例えば基地局−中継局間用のフレームデータF
1内の受信スロットを受信すると、この受信スロットの
次の受信スロット直後の送信スロット、すなわちフレー
ムデータF2の送信スロットに関わる送信タイミング
で、スロット交換された中継局−移動局間用のフレーム
データの送信スロットを送信するようにしたので、つま
り、少なくとも受信スロット及び送信スロットから成る
1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5
〜8.75msecのマージン時間を持たせることで、
中継回線数の増大はもちろんこと、このマージン時間内
で、図18に示すようなスロット交換処理等に要する遅
延時間に対処し、スロットの交換効率を向上させ、ひい
てはバリエーションに富んだ、全通り(16通り)のス
ロット交換を実現することができる。
【0133】では、このようなタイムスロット交換の処
理動作について詳細に説明する。
【0134】このタイムスロット交換の要部となるの
が、例えば上り伝送系統70の上り4タイムスロット交
換部76、又は下り伝送系統50の下り4タイムスロッ
ト交換部56に相当するものである。
【0135】では、下り4タイムスロット交換部56に
ついて説明する。図6は下り4タイムスロット交換部5
6内部の概略構成を示すブロック図である。
【0136】図6に示す下り4タイムスロット交換部5
6は、第1RAM56aと、第2RAM56bと、これ
ら第1RAM56a及び第2RAM56bをメモリ制御
する第1メモリ制御部56cとを有し、前記第1メモリ
制御部56cは、下りIデータ解読部55にて解読され
たIデータを384KHzの書込データとして第1RA
M56aに順次記憶し、この第1RAM56aに記憶中
のIデータを128KHzのデータとして読み出し、こ
の128KHzのIデータをアドレス変換して、このア
ドレス変換されたIデータを第2RAM56bに順次記
憶し、この第2RAM56bに記憶中のアドレス変換さ
れたIデータを384KHzのIデータとして読み出
し、この384KHzのIデータを下り切換部58に伝
送するものである。
【0137】前記第1メモリ制御部56cは、前記下り
Iデータ解読部55からのスロット番号情報に基づい
て、前記第1RAM56a及び第2RAM56bをメモ
リ制御するものである。
【0138】前記第1メモリ制御部56cは、図7に示
すように、例えば第1スロットで第1移動局30aとの
通信チャネルSL1に対応するIデータ、第2スロット
で第2移動局30bとの通信チャネルSL2に対応する
Iデータ、第3スロットで第3移動局30cとの通信チ
ャネルSL3に対応するIデータ、第4スロットで第4
移動局30dとの通信チャネルSL4に対応するIデー
タで構成する基地局−中継局間用のフレームデータF1
内の受信スロットを基地局20から受信すると、この基
地局20からの384KHzのフレームデータF1内の
受信スロット内にある各スロット毎のIデータを第1R
AM56aに順次記憶する。
【0139】前記第1メモリ制御部56cは、この第1
RAM56aに記憶中の受信スロット内にある各スロッ
ト毎のIデータを128KHzで読み出し、この128
KHzの各スロット毎のIデータを各スロット毎にアド
レス変換し、これらアドレス変換された各スロット毎の
Iデータを、中継局−移動局間の送信スロット内にある
各スロットにスロット交換し、このスロット交換された
中継局−移動局間用の送信スロット内の各スロットのI
データを第2RAM56bに順次記憶する。
【0140】この第2RAM56bに記憶中のIデータ
は、前述したスロット交換により得られた中継局−移動
局間用の送信スロットで伝搬されるIデータに相当する
ものであり、つまり第1スロットで第4移動局30cと
の通信チャネルSL4に対応するIデータ、第2スロッ
トで第1移動局30aとの通信チャネルSL1に対応す
るIデータ、第3スロットで第2移動局30bとの通信
チャネルSL2に対応するIデータ、第4スロットで第
3移動局30cとの通信チャネルSL3に対応するIデ
ータで構成されるものである。
【0141】前記第1メモリ制御部56cは、この第2
RAM56bに記憶中の中継局−移動局間用の送信スロ
ット内にある各スロットのIデータを第2RAM56b
から384KHzで読み出し、この送信スロット内にあ
る各スロットのIデータを下り切換部58に伝送する。
【0142】この結果、このスロット交換された中継局
−移動局間用のフレームデータにある送信スロットを、
前記フレームデータF1内の受信スロットの次の受信ス
ロット直後の送信スロット、すなわちフレームデータF
2内の送信スロットの送信タイミングで移動局30に送
信する。
【0143】図6及び図7に示す下り4タイムスロット
交換部56によれば、基地局−中継局間用のフレームデ
ータF1内の、受信スロットを受信すると、この受信ス
ロット内にある各スロット毎のIデータを第1RAM5
6aに順次記憶し、この基地局−中継局間用の受信スロ
ット内にある各スロット毎のIデータをアドレス変換す
ることで、各スロット毎のIデータを中継局−移動局間
用の送信スロット内にある各スロット毎にスロット交換
し、このスロット交換された中継局−移動局間用の送信
スロット内にあるスロット毎にIデータを第2RAM5
6bに順次記憶し、この第2RAM56bに記憶中の送
信スロット内にあるスロット毎のIデータを、前記フレ
ームデータF1内の受信スロットの次の受信スロット直
後の送信スロット、すなわちフレームデータF2内の送
信スロットの送信タイミングで移動局30に送信するよ
うに、第2RAM56bから読み出すようにしたので、
少なくとも受信スロット及び送信スロットから成る1フ
レームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5〜
8.75msecのマージン時間を持たせることで、中
継回線数の増大はもとより、このマージン時間内で、図
18に示すようなスロット交換処理等に要する遅延時間
に対処し、基地局20から移動局30への下り中継伝送
に要するスロットの交換効率を向上させ、ひいてはバリ
エーションに富んだ下り中継伝送のスロット交換を実現
することができる。
【0144】さらには、前記マージン時間を利用するこ
とで、基地局−中継局間用のフレームデータF1内の受
信スロットにある第4スロットの通信チャネルを中継局
−移動局間用のフレームデータF4内の送信スロットに
ある第1スロットにスロット交換することができるよう
にしたので、全通り(計16通り)の下り中継伝送に関
わるスロット交換を実現することができる。
【0145】では、上り4タイムスロット交換部76に
ついて説明する。図8は上り4タイムスロット交換部7
6内部の概略構成を示すブロック図である。
【0146】図8に示す上り4タイムスロット交換部7
6は、第3RAM76aと、第4RAM76bと、これ
ら第3及び第4RAM76a,76bをメモリ制御する
第2メモリ制御部76cとを有し、前記第2メモリ制御
部76cは、上りIデータ解読部75にて解読されたI
データを384KHzの書込データとして第3RAM7
6aに順次記憶し、この第3RAM76aに記憶中のI
データを128KHzのデータとして読み出し、この1
28KHzのIデータをアドレス変換して、これらアド
レス変換されたIデータを第4RAM76bに順次記憶
し、この第4RAM76bに記憶中のアドレス変換され
たIデータを384KHzのIデータとして読み出し、
この384KHzのIデータを上り切換部78に伝送す
るものである。
【0147】前記第2メモリ制御部76cは、前記下り
Iデータ解読部55からのスロット番号情報に基づい
て、前記第3RAM76a及び第4RAM76bをメモ
リ制御するものである。
【0148】前記第2メモリ制御部76cは、図9に示
すように、例えば第1スロットで第4移動局30dとの
通信チャネルSL4に対応するIデータ、第2スロット
で第1移動局30aとの通信チャネルSL1に対応する
Iデータ、第3スロットで第2移動局30bとの通信チ
ャネルSL2に対応するIデータ、第4スロットで第3
移動局30cとの通信チャネルSL3に対応するIデー
タで構成する中継局−移動局間用のフレームデータF3
内の受信スロットを移動局30から受信すると、この移
動局30からの384KHzのフレームデータF3内の
受信スロット内にある各スロット毎のIデータを第3R
AM76aに順次に記憶する。
【0149】前記第2メモリ制御部76cは、この第3
RAM76aに記憶中のフレームデータF3内の受信ス
ロット内にある各スロット毎のIデータを128KHz
で読み出し、この128KHzの各スロット毎のIデー
タを各スロット毎にアドレス変換し、これらアドレス変
換されたIデータを各スロット毎のIデータを、基地局
−中継局間用の送信スロット内にある各スロットにスロ
ット交換し、このスロット交換された基地局−中継局間
用の送信スロット内の各スロットのIデータを第4RA
M76bに順次記憶する。
【0150】この第4RAM76bに記憶中のIデータ
は、前述したスロット交換により得られた基地局−中継
局間用の送信スロットで伝搬されるIデータであり、つ
まり、第1スロットで第1移動局30aとの通信チャネ
ルSL1に対応するIデータ、第2スロットで第2移動
局30bとの通信チャネルSL2に対応するIデータ、
第3スロットで第3移動局30cとの通信チャネルSL
3に対応するIデータ、第4スロットで第4移動局30
dとの通信チャネルSL4に対応するIデータで構成さ
れるものである。
【0151】前記第2メモリ制御部76cは、この第4
RAM76bに記憶中の基地局−中継局間用の受信スロ
ット内にある各スロットのIデータを第4RAM76b
から384KHzで読み出し、これら各スロットのIデ
ータを上り切換部78に伝送する。
【0152】この結果、このスロット交換された基地局
−中継局間用のフレームデータにある送信スロットを、
前記フレームデータF1内の受信スロットの次の受信ス
ロット直後の送信スロット、すなわちフレームデータF
2内の送信スロットの送信タイミングで上り送信部82
から基地局20に送信する。
【0153】図8及び図9に示す上り4タイムスロット
交換部76によれば、中継局−移動局間用のフレームデ
ータF3内の受信スロットを受信すると、この受信スロ
ット内にある各スロット毎のIデータを第3RAM76
aに順次記憶し、この中継局−移動局間用の受信スロッ
ト内の各スロット毎のIデータをアドレス変換すること
で、各スロット毎のIデータを基地局−中継局間用の送
信スロットの各スロット毎にスロット交換し、このスロ
ット交換された基地局−中継局間用の送信スロット内に
ある各スロット毎のIデータを第4RAM76bに順次
記憶し、この基地局−中継局間用の送信スロット内にあ
る各スロット毎のIデータを、前述したフレームデータ
F1内の受信スロットの次の受信スロット直後の送信ス
ロット、すなわちフレームデータF2の送信スロットの
送信タイミングで上り送信部82から送信できるよう
に、第4RAM76bから読み出すようにしたので、少
なくとも受信スロット及び送信スロットから成る1フレ
ームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5〜8.
75msecのマージン時間を持たせることで、中継回
線数の増大はもちろんのこと、このマージン時間内で、
図18に示すようなスロット交換処理等に要する遅延時
間に対処し、移動局30から基地局20への上り中継伝
送に要するスロットの交換効率を向上させ、ひいてはバ
リエーションに富んだ上り中継伝送のスロット交換を実
現することができる。
【0154】さらに、前記マージン時間を利用すること
で、中継局−移動局間用のフレームデータF3の受信ス
ロット内にある第4スロットの通信チャネルを基地局−
中継局間用の送信スロット内にある第1スロットにスロ
ット交換することができるようにしたので、全通り(計
16通り)の上り中継伝送に関わるスロット交換を実現
することができる。
【0155】また、上記実施の形態においては、下りフ
レームデータのエラーを検出すると、下り適応CRC付
加部59の下りCRC付加部59aにてIデータに付加
したCRCデータを下りCRC反転部59bで反転し
て、このエラーのIデータを、そのまま移動局30側に
伝送すると共に、上りフレームデータのエラーを検出す
ると、上り適応CRC付加部79の上りCRC付加部7
9aにてIデータに付加したCRCデータを下りCRC
反転部79bで反転して、このエラーのIデータを、そ
のまま基地局20側に伝送するようにしたので、移動局
30又は基地局20側は、この反転CRCによってデー
タ誤りを簡単に認識することができると共に、従来のよ
うな消音部等のCRCエラー処理回路を中継局40側に
搭載する必要がないために、その分、中継局40の内部
構成を良好にすることができる。
【0156】また、上記実施の形態においては、図6に
示す下り4タイムスロット交換部56及び図8に示す上
り4タイムスロット交換部76においては夫々2つのR
AM56a,56b(76a,76b)で構成するよう
にしたが、夫々一つのRAMで構成するようにしても良
い。
【0157】では、このような他の実施の形態に示す4
タイムスロット交換部について説明する。図10は他の
実施の形態に示す下り4タイムスロット交換部56内部
の概略構成を示すブロック図である。
【0158】図10に示す下り4タイムスロット交換部
56は、前記下りIデータ解読部55にて解読された3
84KHzのIデータを書込データとして順次記憶する
下りRAM56dと、この下りRAM56dをメモリ制
御する下りメモリ制御部56eとを有する。
【0159】この下りメモリ制御部56eは、図11に
示すように下りRAM56dに記憶中のIデータ、すな
わち基地局−中継局間用のフレームデータF1内の受信
スロット内にある各スロット毎のIデータをアドレス変
換することで、これらアドレス変換された各スロット毎
のIデータを、中継局−移動局間用の送信スロット内に
ある各スロット毎にスロット交換するようにした。
【0160】従って、図10及び図11に示す下り4タ
イムスロット交換部56によれば、基地局−中継局間用
のフレームデータF1内の受信スロット内にある各スロ
ット毎のIデータを下りRAM56dに順次記憶し、こ
の基地局−中継局間用の各スロット毎のIデータをアド
レス変換することで、これらアドレス変換された各スロ
ット毎のIデータを中継局−移動局間用の送信スロット
にスロット交換し、このスロット交換された中継局−移
動局間用の各スロット毎のIデータを、前述したフレー
ムデータF1内の受信スロットの次の受信スロット直後
の送信スロット、すなわちフレームデータF2の送信ス
ロットの送信タイミングで下り送信部62から送信でき
るように、下りRAM56dから読み出すようにしたの
で、少なくとも受信スロット及び送信スロットから成る
1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5
〜8.75msecのマージン時間を持たせることで、
このマージン時間内で、図18に示すようなスロット交
換処理等に要する遅延時間に対処し、基地局20から移
動局30への下り中継伝送に要するスロットの交換効率
を向上させ、ひいてはバリエーションに富んだ、下り中
継伝送のスロット交換を実現することができる。
【0161】さらには、前記マージン時間を利用するこ
とで、基地局−中継局間用のフレームデータF1内の受
信スロット内にある第4スロットの通信チャネルを中継
局−移動局間用のフレームデータF4の送信スロット内
にある第1スロットにスロット交換することができるよ
うにしたので、全通り(計16通り)の下り中継伝送に
関わるスロット交換を実現することができる。
【0162】さらに、図10に示す下り4タイムスロッ
ト交換部56は、図6に示す下りタイムスロット交換部
に比較して、部品個数が少なくて済む。
【0163】また、図12に示す上り4タイムスロット
交換部76は、前記上りIデータ解読部75にて解読さ
れた384KHzのIデータを書込データとして順次記
憶する上りRAM76dと、この上りRAM76dをメ
モリ制御する上りメモリ制御部76eとを有する。
【0164】この上りメモリ制御部76eは、図13に
示すように上りRAM76dに記憶中のIデータ、すな
わち中継局−移動局間用のフレームデータF3内の受信
スロット内にある各スロット毎のIデータをアドレス変
換することで、これら各スロット毎のIデータを基地局
−中継局間用の送信スロット内にある各スロット毎にス
ロット交換するようにした。
【0165】従って、図12及び図13に示す上り4タ
イムスロット交換部76によれば、中継局−移動局間用
のフレームデータF3内の受信スロット内にある各スロ
ット毎のIデータを上りRAM76dに順次記憶し、こ
の中継局−移動局間用の各スロット毎のIデータをアド
レス変換することで、これらアドレス変換されたスロッ
ト毎のIデータを基地局−中継局間用の送信スロット内
の各スロット毎にスロット交換し、このスロット交換さ
れた基地局−中継局間用の各スロット毎のIデータを、
前述したフレームデータF1内の受信スロットの次の受
信スロット直後の送信スロット、すなわちフレームデー
タF2の送信スロットの送信タイミングで上り送信部8
2から送信できるように、上りRAM76dから読み出
すようにしたので、少なくとも受信スロット及び送信ス
ロットから成る1フレームデータ分に相当する1周期以
上、すなわち5〜8.75msec以上のマージン時間
を持たせることで、このマージン時間内で、図18に示
すようなスロット交換処理等に要する遅延時間に対処
し、移動局30から基地局20への上り中継伝送に要す
るスロットの交換効率を向上させ、ひいてはバリエーシ
ョンに富んだ上り中継伝送のスロット交換を実現するこ
とができる。
【0166】さらに、前記マージン時間を利用すること
で、中継局−移動局間用のフレームデータF3の受信ス
ロット内にある第4スロットの通信チャネルを基地局−
中継局間用の送信スロット内にある第1スロットにスロ
ット交換することができるようにしたので、全通り(計
16通り)の上り中継伝送に関わるスロット交換を実現
することができる。
【0167】さらに、図12に示す上り4タイムスロッ
ト交換部76は、図8に示す上りタイムスロット交換部
に比較して、部品個数が少なくて済む。
【0168】また、上記実施の形態においては、下り受
信部51及び下り送信部62と、上り受信部71及び上
り送信部82とを設けることで3回線の通信チャネルの
スロットを交換する4タイムスロット交換機能を備えた
中継局40について説明したが、この中継局40におい
ては、例えば2台の下り受信部51及び2台の下り送信
部62と、2台の上り受信部71及び2台の上り送信部
82とを設けることで7回線の通信チャネルのスロット
を交換する7タイムスロット交換機能や、例えば3台の
下り受信部51及び3台の下り送信部62と、3台の上
り受信部71及び3台の上り送信部82とで設けること
で11回線の通信チャネルのスロットを交換する11タ
イムスロット交換機能等を備えるようにしても、中継回
線数が増えることはもちろんのこと、前述した4タイム
スロット交換機能と同様の効果が得られることは言うま
でもない。
【0169】また、上記実施の形態においては、中継局
−移動局間用又は基地局−中継局間用のフレームデータ
のデータ構成を受信スロット及び送信スロットの順序で
所定周期毎に伝送するような構成にしたが、送信スロッ
ト及び受信スロットの順序で所定周期毎に伝送するよう
な構成にしたとしても、同様の効果が得られることは言
うまでもない。
【0170】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の無線回
線中継装置によれば、第1フレームデータ内にある任意
の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロット
に関わる送信タイミングで、前記送信手段が前記スロッ
ト交換された第2フレームデータの送信スロットを送信
するように、前記任意の受信スロットを前記第2フレー
ムデータの送信スロットにスロット交換するようにした
ので、少なくとも受信スロット及び送信スロットからな
る1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち
5msec以上のマージン時間を持たせることで、中継
回線数の増大はもとより、このマージン時間内でスロッ
ト交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び基
地局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上さ
せ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継伝
送のスロット交換を実現することができる。
【0171】また、本発明の無線回線中継方法によれ
ば、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される伝搬
データが解読されると、これら解読された任意の受信ス
ロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレームデー
タと異なる第2フレームデータの送信スロットを構成す
るスロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意の受信
スロットを前記第2フレームデータの送信スロットにス
ロット交換し、前記第1フレームデータ内にある任意の
受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロットに
関わる送信タイミングで、前記スロット交換された第2
フレームデータの送信スロットを送信するようにしたの
で、少なくとも受信スロット及び送信スロットからなる
1フレームデータ分に相当する1周期以上、すなわち5
msec以上のマージン時間を持たせることで、中継回
線数の増大はもとより、このマージン時間内でスロット
交換処理等に要する遅延時間に対処し、移動局及び基地
局間の中継伝送に要するスロットの交換効率を向上さ
せ、ひいてはバリエーションに富んだ、全通りの中継伝
送のスロット交換を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線回線中継装置の実施の形態に示す
PHS通信システムの概略構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態に示すPHS通信システムの中継
局内部の概略構成を示すブロック図
【図3】本実施の形態に示す中継局の適応CRC付加部
内部の概略構成を示すブロック図 a)下り適応CRC付加部内部の概略構成を示すブロッ
ク図 b)上り適応CRC付加部内部の概略構成を示すブロッ
ク図
【図4】図3に示す下り適応CRC付加部の入出力信号
のデータ内容を示す説明図 a)下り適応CRC付加部(下りCRC付加部)の入力
信号のデータ内容 b)下りCRC反転部の入力信号のデータ内容 c)適応CRC付加部(下りCRC反転部)の出力信号
のデータ内容
【図5】本実施の形態に示す移動局及び基地局間の中継
局の送受信スロットの送受信タイミングを示すタイミン
グチャート図
【図6】本実施の形態に示す中継局の下り4タイムスロ
ット交換部内部の概略構成を示すブロック図
【図7】図6に示す4タイムスロット交換部の下り側送
受信タイミングを示すタイミングチャート図
【図8】本実施の形態に示す中継局の上り4タイムスロ
ット交換部内部の概略構成を示すブロック図
【図9】図8に示す4タイムスロット交換部の上り側送
受信タイミングを示すタイミングチャート図
【図10】他の実施の形態に示す中継局の下り4タイム
スロット交換部内部の概略構成を示すブロック図
【図11】図10に示す4タイムスロット交換部の下り
側送受信タイミングを示すタイミングチャート図
【図12】他の実施の形態に示す中継局の上り4タイム
スロット交換部内部の概略構成を示すブロック図
【図13】図12に示す上り4タイムスロット交換部の
上り側送受信タイミングを示すタイミングチャート図
【図14】一般的なPHS通信システムに使用される無
線信号(通信チャネル)の信号フォーマットを示す説明
【図15】従来の無線回線中継装置が適用されたPHS
通信システムの概略構成を示すブロック図
【図16】従来のPHS通信システムに使用される中継
局内部の概略構成を示すブロック図
【図17】従来の移動局及び基地局間の中継局の送受信
スロットの送受信タイミングを示すタイミングチャート
【図18】従来のPHS通信システムに使用される中継
局で、仮に第4スロットから第1スロットへのスロット
交換をした場合の不具合を示す説明図
【符号の説明】
1 PHS通信システム 20 基地局 30 移動局 30a 第1移動局 30b 第2移動局 30c 第3移動局 40 中継局(無線回線中継装置) 50 下り伝送系統 51 下り受信部(受信手段、下り受信手段) 55 下りIデータ解読部(データ解読手段、下りIデ
ータ解読手段) 56 下り4タイムスロット交換部(スロット交換手
段、下りスロット交換手段) 56a 第1RAM(第1記憶手段) 56b 第2RAM(第2記憶手段) 56c 第1メモリ制御部(第1記憶制御手段、第2記
憶制御手段) 56d 下りRAM(記憶手段) 56e 下りメモリ制御部(記憶制御手段) 62 下り送信部(送信手段、下り送信手段) 70 上り伝送系統 71 上り受信部(受信手段、上り受信手段) 75 上りIデータ解読部(データ解読手段、上りIデ
ータ解読手段) 76 上り4タイムスロット交換部(スロット交換手
段、上りスロット交換手段) 76a 第3RAM(第1記憶手段) 76b 第4RAM(第2記憶手段) 76c 第2メモリ制御部(第1記憶制御手段、第2記
憶制御手段) 76d 上りRAM(記憶手段) 76e 上りメモリ制御部(記憶制御手段) 82 上り送信部(送信手段、上り送信手段)
フロントページの続き (72)発明者 篠原 聖滋 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆之 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 蘇田 明彦 東京都港区芝浦一丁目2番1号 エヌ・テ ィ・ティ中央パ−ソナル通信網株式会社内 (72)発明者 野瀬 浩之 東京都港区芝浦一丁目2番1号 エヌ・テ ィ・ティ中央パ−ソナル通信網株式会社内 (72)発明者 竹之内 史郎 東京都港区芝浦一丁目2番1号 エヌ・テ ィ・ティ中央パ−ソナル通信網株式会社内 (72)発明者 島田 尚人 東京都港区芝浦一丁目2番1号 エヌ・テ ィ・ティ中央パ−ソナル通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA01 HC05 HC09 HD02 HD09 JL01 JL08 KA03 5K067 AA13 AA14 AA22 BB04 CC04 DD25 EE02 EE06 EE10 EE72 GG03 GG11 HH21 5K069 BA02 CB08 DB22 FA15 FD17 5K072 AA15 AA29 BB02 BB13 BB27 CC15 CC31 DD11 DD16 EE01 EE23 EE31 FF25 FF26 GG14

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周期毎に受信スロット及び送信スロ
    ットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、受信
    スロットを受信する受信手段と、 この第1フレームデータの受信スロットを受信すると、
    この受信スロットを構成する各スロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次解読するデータ解読手段と、 このデータ解読手段にて任意の受信スロットのスロット
    毎に伝搬される伝搬データが解読されると、これら解読
    された任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前
    記第1フレームデータと異なる第2フレームデータの送
    信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬されるよう
    に、前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータ
    の送信スロットにスロット交換するスロット交換手段
    と、 このスロット交換手段にてスロット交換された第2フレ
    ームデータの送信スロットを送信する送信手段とを有
    し、 前記スロット交換手段は、前記第1フレームデータ内に
    ある任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信
    スロットに関わる送信タイミングで、前記送信手段が前
    記スロット交換された第2フレームデータの送信スロッ
    トを送信するように、前記任意の受信スロットを前記第
    2フレームデータの送信スロットにスロット交換するこ
    とを特徴とする無線回線中継装置。
  2. 【請求項2】 所定周期毎に送信スロット及び受信スロ
    ットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、受信
    スロットを受信する受信手段と、 この第1フレームデータの受信スロットを受信すると、
    この受信スロットを構成する各スロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次解読するデータ解読手段と、 このデータ解読手段にて任意の受信スロットのスロット
    毎に伝搬される伝搬データが解読されると、これら解読
    された任意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前
    記第1フレームデータと異なる第2フレームデータの送
    信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬されるよう
    に、前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータ
    の送信スロットにスロット交換するスロット交換手段
    と、 このスロット交換手段にてスロット交換された第2フレ
    ームデータの送信スロットを送信する送信手段とを有
    し、 前記スロット交換手段は、前記第1フレームデータ内に
    ある任意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信
    スロットに関わる送信タイミングで、前記送信手段が前
    記スロット交換された第2フレームデータの送信スロッ
    トを送信するように、前記任意の受信スロットを前記第
    2フレームデータの送信スロットにスロット交換するこ
    とを特徴とする無線回線中継装置。
  3. 【請求項3】 前記スロット交換手段は、前記第1フレ
    ームデータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロ
    ット直後の送信スロットに関わる送信タイミングで、前
    記送信手段が前記スロット交換された第2フレームデー
    タの送信スロットを送信するように、前記任意の受信ス
    ロットを前記第2フレームデータの送信スロットにスロ
    ット交換することを特徴とする請求項1又は2記載の無
    線回線中継装置。
  4. 【請求項4】 前記スロット交換手段は、 前記データ解読手段にて解読された第1フレームデータ
    内にある任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次に記憶する第1記憶手段と、 前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
    信スロットにスロット交換するように、前記第1記憶手
    段に記憶中の各伝搬データを各スロット毎にアドレス変
    換する第1記憶制御手段と、 この第1記憶制御手段にてアドレス変換された各スロッ
    ト毎の伝搬データを記憶する第2記憶手段と、 この第2記憶手段に記憶中のアドレス変換された伝搬デ
    ータを、前記スロット交換された第2フレームデータの
    送信スロットとして読み出す第2記憶制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の無線回線中継
    装置。
  5. 【請求項5】 前記スロット交換手段は、 前記データ解読手段にて解読された第1フレームデータ
    内にある任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次に記憶する第1記憶手段と、 前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
    信スロットにスロット交換するように、前記第1記憶手
    段に記憶中の各伝搬データを各スロット毎にアドレス変
    換する第1記憶制御手段と、 この第1記憶制御手段にてアドレス変換された各スロッ
    ト毎の伝搬データを記憶する第2記憶手段と、 この第2記憶手段に記憶中のアドレス変換された伝搬デ
    ータを、前記スロット交換された第2フレームデータの
    送信スロットとして読み出す第2記憶制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項3記載の無線回線中継装置。
  6. 【請求項6】 前記スロット交換手段は、 前記データ解読手段にて解読された第1フレームデータ
    内にある任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次に記憶する記憶手段と、 前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
    信スロットにスロット交換するように、前記記憶手段に
    記憶中の受信スロットの各伝搬データをアドレス変換
    し、このアドレス変換した伝搬データを、前記スロット
    交換された第2フレームデータの送信スロットとして読
    み出す記憶制御手段とを有することを特徴とする請求項
    1又は2記載の無線回線中継装置。
  7. 【請求項7】 前記スロット交換手段は、 前記データ解読手段にて解読された第1フレームデータ
    内にある任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データを順次に記憶する記憶手段と、 前記任意の受信スロットを前記第2フレームデータの送
    信スロットにスロット交換するように、前記記憶手段に
    記憶中の受信スロットの各伝搬データをアドレス変換
    し、このアドレス変換した伝搬データを、前記スロット
    交換された第2フレームデータの送信スロットとして読
    み出す記憶制御手段とを有することを特徴とする請求項
    3記載の無線回線中継装置。
  8. 【請求項8】 所定周期毎に受信スロット及び送信スロ
    ットの順序で伝搬される下り第1フレームデータの内、
    受信スロットを受信する下り受信手段と、この下り第1
    フレームデータの受信スロットを受信すると、この受信
    スロットを構成する各スロット毎に伝搬される伝搬デー
    タを順次解読する下りデータ解読手段と、この下りデー
    タ解読手段にて任意の受信スロットのスロット毎に伝搬
    される伝搬データが解読されると、これら解読された任
    意の受信スロットに関わる各伝搬データが、前記下り第
    1フレームデータと異なる下り第2フレームデータの送
    信スロットを構成するスロット毎に夫々伝搬されるよう
    に、前記下り第1フレームデータの任意の受信スロット
    を前記下り第2フレームデータの送信スロットにスロッ
    ト交換する下りスロット交換手段と、この下りスロット
    交換手段にてスロット交換された下り第2フレームデー
    タの送信スロットを送信する下り送信手段とを有する下
    り伝送系統と、 所定周期毎に受信スロット及び送信スロットの順序で伝
    搬される上り第1フレームデータの内、受信スロットを
    受信する上り受信手段と、この上り第1フレームデータ
    の受信スロットを受信すると、この受信スロットを構成
    する各スロット毎に伝搬される伝搬データを順次解読す
    る上りデータ解読手段と、この上りデータ解読手段にて
    任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される伝搬デー
    タが解読されると、これら解読された任意の受信スロッ
    トに関わる各伝搬データが、前記上り第1フレームデー
    タと異なる上り第2フレームデータの送信スロットを構
    成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記上り第
    1フレームデータの任意の受信スロットを前記上り第2
    フレームデータの送信スロットにスロット交換する上り
    スロット交換手段と、この上りスロット交換手段にてス
    ロット交換された上り第2フレームデータの送信スロッ
    トを送信する上り送信手段とを有する上り伝送系統とを
    有し、 前記下りスロット交換手段は、前記下り第1フレームデ
    ータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット以
    降の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記下り
    送信手段が前記スロット交換された下り第2フレームデ
    ータの送信スロットを送信するように、前記下り第1フ
    レームデータの任意の受信スロットを前記下り第2フレ
    ームデータの送信スロットにスロット交換すると共に、 前記上りスロット交換手段は、前記下り第1フレームデ
    ータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット以
    降の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記上り
    送信手段が前記スロット交換された上り第2フレームデ
    ータの送信スロットを送信するように、前記上り第1フ
    レームデータの任意の受信スロットを前記上り第2フレ
    ームデータの送信スロットにスロット交換することを特
    徴とする無線回線中継装置。
  9. 【請求項9】 前記下りスロット交換手段は、前記下り
    第1フレームデータ内にある任意の受信スロットの次の
    受信スロット直後の送信スロットに関わる送信タイミン
    グで、前記下り送信手段が前記スロット交換された下り
    第2フレームデータの送信スロットを送信するように、
    前記下り第1フレームデータの任意の受信スロットを前
    記下り第2フレームデータの送信スロットにスロット交
    換すると共に、 前記上りスロット交換手段は、前記下り第1フレームデ
    ータ内にある任意の受信スロットの次の受信スロット直
    後の送信スロットに関わる送信タイミングで、前記上り
    送信手段が前記スロット交換された上り第2フレームデ
    ータの送信スロットを送信するように、前記上り第1フ
    レームデータの任意の受信スロットを前記上り第2フレ
    ームデータの送信スロットにスロット交換することを特
    徴とする請求項8記載の無線回線中継装置。
  10. 【請求項10】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項1、2、5、7、8又は9記載の無線回線中継装
    置。
  11. 【請求項11】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項3記載の無線回線中継装置。
  12. 【請求項12】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項4記載の無線回線中継装置。
  13. 【請求項13】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項6記載の無線回線中継装置。
  14. 【請求項14】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項1、
    2、5、7、8又は9記載の無線回線中継装置。
  15. 【請求項15】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項3記載
    の無線回線中継装置。
  16. 【請求項16】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項4記載
    の無線回線中継装置。
  17. 【請求項17】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項6記載
    の無線回線中継装置。
  18. 【請求項18】 所定周期毎に受信スロット及び送信ス
    ロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、受
    信スロットを受信すると、この第1フレームデータの受
    信スロットを構成する各スロット毎の伝搬データを順次
    解読し、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データが解読されると、これら解読された任意の受
    信スロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレーム
    データと異なる第2フレームデータの送信スロットを構
    成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意の
    受信スロットを前記第2フレームデータの送信スロット
    にスロット交換し、前記第1フレームデータ内にある任
    意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロッ
    トに関わる送信タイミングで、前記スロット交換された
    第2フレームデータの送信スロットを送信することを特
    徴とする無線回線中継方法。
  19. 【請求項19】 所定周期毎に送信スロット及び受信ス
    ロットの順序で伝搬される第1フレームデータの内、受
    信スロットを受信すると、この第1フレームデータの受
    信スロットを構成する各スロット毎の伝搬データを順次
    解読し、任意の受信スロットのスロット毎に伝搬される
    伝搬データが解読されると、これら解読された任意の受
    信スロットに関わる各伝搬データが、前記第1フレーム
    データと異なる第2フレームデータの送信スロットを構
    成するスロット毎に夫々伝搬されるように、前記任意の
    受信スロットを前記第2フレームデータの送信スロット
    にスロット交換し、前記第1フレームデータ内にある任
    意の受信スロットの次の受信スロット以降の送信スロッ
    トに関わる送信タイミングで、前記スロット交換された
    第2フレームデータの送信スロットを送信することを特
    徴とする無線回線中継方法。
  20. 【請求項20】 前記第1フレームデータ内にある任意
    の受信スロットの次の受信スロット直後の送信スロット
    に関わる送信タイミングで、前記スロット交換された第
    2フレームデータの送信スロットを送信することを特徴
    とする請求項18又は19記載の無線回線中継方法。
  21. 【請求項21】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項18又は19記載の無線回線中継方法。
  22. 【請求項22】 TDMA/TDD通信システムで無線
    回線中継を行う中継局に適用されることを特徴とする請
    求項20記載の無線回線中継方法。
  23. 【請求項23】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項18又
    は19記載の無線回線中継方法。
  24. 【請求項24】 PHS通信システムで無線回線中継を
    行う中継局に適用されることを特徴とする請求項20記
    載の無線回線中継方法。
JP21832398A 1998-07-31 1998-07-31 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法 Pending JP2000049691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21832398A JP2000049691A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21832398A JP2000049691A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000049691A true JP2000049691A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16718058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21832398A Pending JP2000049691A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000049691A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101460A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Kddi Corp レピータ装置および通信制御方法
JP2007235620A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Hitachi Communication Technologies Ltd 移動体通信システム
KR100878176B1 (ko) 2005-12-10 2009-01-12 삼성전자주식회사 다중 홉 릴레이 방식의 셀룰러 네트워크에서 동작 전환갭을조정하기 위한 장치 및 방법
KR101157259B1 (ko) 2005-10-11 2012-06-15 삼성전자주식회사 송수신 동작 전환 갭을 유연성 있게 조정할 수 있는tdd-ofdma 시스템을 위한 프레임 송수신 방법 및장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101460A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Kddi Corp レピータ装置および通信制御方法
KR101157259B1 (ko) 2005-10-11 2012-06-15 삼성전자주식회사 송수신 동작 전환 갭을 유연성 있게 조정할 수 있는tdd-ofdma 시스템을 위한 프레임 송수신 방법 및장치
KR100878176B1 (ko) 2005-12-10 2009-01-12 삼성전자주식회사 다중 홉 릴레이 방식의 셀룰러 네트워크에서 동작 전환갭을조정하기 위한 장치 및 방법
US7952988B2 (en) 2005-12-10 2011-05-31 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method of controlling action change gap in multi-hop relay cellular network
JP2007235620A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Hitachi Communication Technologies Ltd 移動体通信システム
JP4713371B2 (ja) * 2006-03-01 2011-06-29 株式会社日立製作所 移動体通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5397899B2 (ja) アクセス制御システム、アクセス制御方法、中継局装置、送信側処理方法、受信側処理システム及び受信側処理方法
US7970344B2 (en) Wireless communication apparatus, wireless communication method and wireless communication system
CN101047421B (zh) 利用中继站实现移动通信的装置及方法
CA2191449C (en) Multistation cellular communications network with unidirectional signal path
US8018896B2 (en) Uplink and downlink channel configuration method in radio communication system
MXPA02007972A (es) Sistema y metodo para intercambio inalambrico de datos en un sistema de comunicaciones de datos en tiempo real.
DE60330975D1 (ja)
EP1887716B1 (en) Communication terminal device and communication method
IL103359A (en) Local wireless network
SG165172A1 (en) Method for soft and softer handover in time division duplex code division multiple access (tdd-cdma)networks
JPH10257009A (ja) 無線中継方法及び無線中継機
JP2001217761A (ja) 最適伝送経路選択方法及び伝送システム
JP2000049691A (ja) 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法
US4611334A (en) Message capturing radio data system
JP2000069033A (ja) 無線通信装置
JP2000049675A (ja) 無線回線中継装置
US7260359B2 (en) Method for transmission of data between a master station and a slave station, and a data transmission system
JP2001285186A (ja) 中継用通信チャネル切替方法
JPH11355191A (ja) 無線回線中継装置及び、その無線回線中継方法
JPH0951327A (ja) 時分割多重無線通信方式及び一周波複信通信方式
JP3007797B2 (ja) 多元接続通信装置
JPH11313159A (ja) グループ通信方式
JP2003101465A (ja) レピータ装置および中継方法
JP2000078065A (ja) 無線回線中継装置及び無線回線中継方法
EP4002927A1 (en) Enhanced high frequency avalanche relay protocol

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070418

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070904

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080116