JPH10257009A - 無線中継方法及び無線中継機 - Google Patents
無線中継方法及び無線中継機Info
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- JPH10257009A JPH10257009A JP9054460A JP5446097A JPH10257009A JP H10257009 A JPH10257009 A JP H10257009A JP 9054460 A JP9054460 A JP 9054460A JP 5446097 A JP5446097 A JP 5446097A JP H10257009 A JPH10257009 A JP H10257009A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/155—Ground-based stations
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2603—Arrangements for wireless physical layer control
- H04B7/2606—Arrangements for base station coverage control, e.g. by using relays in tunnels
Abstract
(57)【要約】
【課題】 時分割多元接続・時分割双方向（ＴＤＭＡ−
ＴＤＤ）通信方式に適合する簡易な無線中継方法及び無
線中継機を提供する。 【解決手段】 基地局Ａと移動局Ｂから、通話チャネル
用の周波数ｆＡにおける異なるタイムスロットで、送信
されたデータＤＡ，ＤＢは、通話チャネル受信部２４で
受信され、フレーム分解部２５でタイムスロット毎に分
解されて、記憶部２６に保持される。記憶部２６に保持
されたデータＤＡ，ＤＢは、フレーム構成部２７によっ
て、中継先の基地局Ａや移動局Ｂに割当てられたタイム
スロットＴｂ１，Ｔｂ２のタイミングで読出され、送信
部２８から周波数ｆＡで送信される。これにより、移動
局Ｂは、無線中継機２０の有無にかかわらず、同一の手
順で基地局Ａと通信をすることができる。
ＴＤＤ）通信方式に適合する簡易な無線中継方法及び無
線中継機を提供する。 【解決手段】 基地局Ａと移動局Ｂから、通話チャネル
用の周波数ｆＡにおける異なるタイムスロットで、送信
されたデータＤＡ，ＤＢは、通話チャネル受信部２４で
受信され、フレーム分解部２５でタイムスロット毎に分
解されて、記憶部２６に保持される。記憶部２６に保持
されたデータＤＡ，ＤＢは、フレーム構成部２７によっ
て、中継先の基地局Ａや移動局Ｂに割当てられたタイム
スロットＴｂ１，Ｔｂ２のタイミングで読出され、送信
部２８から周波数ｆＡで送信される。これにより、移動
局Ｂは、無線中継機２０の有無にかかわらず、同一の手
順で基地局Ａと通信をすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ム等における無線中継機、特に時分割多元接続・時分割
双方向（Time Division Multiple Access-Time Divisio
n Duplex、以下、「ＴＤＭＡ−ＴＤＤ」という）通信方
式の通信システムにおける無線中継方法及び無線中継機
に関するものである。
ム等における無線中継機、特に時分割多元接続・時分割
双方向（Time Division Multiple Access-Time Divisio
n Duplex、以下、「ＴＤＭＡ−ＴＤＤ」という）通信方
式の通信システムにおける無線中継方法及び無線中継機
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２（ａ），（ｂ）は、従来から行われ
ている無線中継方式を説明するためのシステム構成図で
ある。従来のシステムには、大きく分けて、図２（ａ）
の直接中継方式と、図２（ｂ）のヘテロダイン中継方式
の２つの方式がある。図２（ａ）の直接中継方式は、送
信局ａから周波数ｆａで送信された電波を、無線中継機
１０で受信及び増幅して、同一の周波数ｆａで受信局ｂ
へ送信する方式である。無線中継機１０は、送信局ａか
ら送信された周波数ｆａの無線信号を受信するためのア
ンテナ１、このアンテナ１で受信した信号を所定のレベ
ルまで増幅する受信部２、この受信部２で所定のレベル
まで増幅された信号を更に一定の送信レベルまで増幅す
る送信部３、及びこの送信部３で送信レベルまで増幅さ
れた信号を受信局ｂに対して送信するアンテナ４によっ
て構成されている。このような直接中継方式は、周波数
の有効利用が可能であり、更に無線中継機１０の構成が
簡単であるという利点がある。しかし、無線中継機１０
において、アンテナ４から送信された周波数ｆａの無線
信号の一部がアンテナ１で受信されてしまい、周波数が
同一であるため発振現象を生じるという回り込みの問題
がある。
ている無線中継方式を説明するためのシステム構成図で
ある。従来のシステムには、大きく分けて、図２（ａ）
の直接中継方式と、図２（ｂ）のヘテロダイン中継方式
の２つの方式がある。図２（ａ）の直接中継方式は、送
信局ａから周波数ｆａで送信された電波を、無線中継機
１０で受信及び増幅して、同一の周波数ｆａで受信局ｂ
へ送信する方式である。無線中継機１０は、送信局ａか
ら送信された周波数ｆａの無線信号を受信するためのア
ンテナ１、このアンテナ１で受信した信号を所定のレベ
ルまで増幅する受信部２、この受信部２で所定のレベル
まで増幅された信号を更に一定の送信レベルまで増幅す
る送信部３、及びこの送信部３で送信レベルまで増幅さ
れた信号を受信局ｂに対して送信するアンテナ４によっ
て構成されている。このような直接中継方式は、周波数
の有効利用が可能であり、更に無線中継機１０の構成が
簡単であるという利点がある。しかし、無線中継機１０
において、アンテナ４から送信された周波数ｆａの無線
信号の一部がアンテナ１で受信されてしまい、周波数が
同一であるため発振現象を生じるという回り込みの問題
がある。
【０００３】従って、直接中継方式は、指向性の強いマ
イクロ波を使い、送信局ａ及び受信局ｂの設置位置が固
定された固定マイクロ波通信に限られており、しかも、
回り込みが起きないように無線中継機１０の設置位置に
ついては、厳しい条件が付けられている。一方、図２
（ｂ）のヘテロダイン中継方式は、送信局ａから周波数
ｆａで送信された電波を、無線中継機１０Ａで受信及び
増幅した後、異なる周波数ｆｂに周波数変換して、受信
局ｂへ送信する方式である。無線中継機１０Ａは、図２
（ａ）と同様のアンテナ１、受信部２、送信部３、及ア
ンテナ４に加えて、受信部２と送信部３の間に、受信部
２で受信・増幅された周波数ｆａの無線信号を、これと
異なる周波数ｆｂの無線信号に変換するための周波数変
換部５を備えている。このような構成により、送信局ａ
から送信された周波数ｆａの無線信号は、無線中継機１
０Ａで周波数変換され、周波数ｆｂの無線信号で受信局
ｂへ中継されるようになっている。ヘテロダイン中継方
式は、回り込みの問題が無いので、マイクロ波通信や固
定無線通信に限定されず、広範囲に使用することが可能
である。しかし、無線通信に用いる周波数は、直接中継
方式に比べて２倍必要となっている。
イクロ波を使い、送信局ａ及び受信局ｂの設置位置が固
定された固定マイクロ波通信に限られており、しかも、
回り込みが起きないように無線中継機１０の設置位置に
ついては、厳しい条件が付けられている。一方、図２
（ｂ）のヘテロダイン中継方式は、送信局ａから周波数
ｆａで送信された電波を、無線中継機１０Ａで受信及び
増幅した後、異なる周波数ｆｂに周波数変換して、受信
局ｂへ送信する方式である。無線中継機１０Ａは、図２
（ａ）と同様のアンテナ１、受信部２、送信部３、及ア
ンテナ４に加えて、受信部２と送信部３の間に、受信部
２で受信・増幅された周波数ｆａの無線信号を、これと
異なる周波数ｆｂの無線信号に変換するための周波数変
換部５を備えている。このような構成により、送信局ａ
から送信された周波数ｆａの無線信号は、無線中継機１
０Ａで周波数変換され、周波数ｆｂの無線信号で受信局
ｂへ中継されるようになっている。ヘテロダイン中継方
式は、回り込みの問題が無いので、マイクロ波通信や固
定無線通信に限定されず、広範囲に使用することが可能
である。しかし、無線通信に用いる周波数は、直接中継
方式に比べて２倍必要となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話等の移
動体通信システムが急激に普及してきている。携帯電話
は個人が専用に携帯するため、電話機の総数は極めて多
いが、１台当たりの通話頻度は少ないことが特徴であ
る。また、携帯電話は移動しながら通信を行うため、指
向性を持たせることが不可能であり、かつ伝搬路中の障
害物による電波障害の少ない周波数を使用する必要があ
る。このため、実際に使用できる周波数は、例えばＵＨ
Ｆ帯等に限定され、周波数の有効利用が強く求められて
いる。このように１台当たりの通話頻度が少ない簡易型
の携帯電話システムにおいて、周波数の利用効率を高め
るために、送信と受信に同一周波数を使用し、その送信
と受信の時間を分割して双方向通信を行うＴＤＭＡ−Ｔ
ＤＤ通信方式が用いられている。このＴＤＭＡ−ＴＤＤ
通信方式は、基地局と移動局との間での通信に用いられ
ており、通信可能エリアを拡大するには、基地局の配置
数を増やす必要があった。しかし、基地局の増加は通信
システムの規模を拡大し、コストが大幅に増加すること
になる。
動体通信システムが急激に普及してきている。携帯電話
は個人が専用に携帯するため、電話機の総数は極めて多
いが、１台当たりの通話頻度は少ないことが特徴であ
る。また、携帯電話は移動しながら通信を行うため、指
向性を持たせることが不可能であり、かつ伝搬路中の障
害物による電波障害の少ない周波数を使用する必要があ
る。このため、実際に使用できる周波数は、例えばＵＨ
Ｆ帯等に限定され、周波数の有効利用が強く求められて
いる。このように１台当たりの通話頻度が少ない簡易型
の携帯電話システムにおいて、周波数の利用効率を高め
るために、送信と受信に同一周波数を使用し、その送信
と受信の時間を分割して双方向通信を行うＴＤＭＡ−Ｔ
ＤＤ通信方式が用いられている。このＴＤＭＡ−ＴＤＤ
通信方式は、基地局と移動局との間での通信に用いられ
ており、通信可能エリアを拡大するには、基地局の配置
数を増やす必要があった。しかし、基地局の増加は通信
システムの規模を拡大し、コストが大幅に増加すること
になる。
【０００５】少ないコストで通話可能エリアを拡大する
方法として、無線中継機１０，１０Ａを設ける方法があ
るが、前述の直接中継方式は回り込みの問題があり、移
動体通信にそのまま適用することは不可能である。一
方、ヘテロダイン中継方式は周波数が２倍必要になるの
で、簡易型の携帯電話システム等においては、元来の趣
旨に反することになる。このため、ＴＤＭＡ−ＴＤＤ通
信方式に適した中継の可能な無線中継機が求められてい
た。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決
し、送信と受信に同一周波数を使用するＴＤＭＡ−ＴＤ
Ｄ通信方式に適合し、かつ簡易な無線中継方法及び無線
中継機を提供するものである。
方法として、無線中継機１０，１０Ａを設ける方法があ
るが、前述の直接中継方式は回り込みの問題があり、移
動体通信にそのまま適用することは不可能である。一
方、ヘテロダイン中継方式は周波数が２倍必要になるの
で、簡易型の携帯電話システム等においては、元来の趣
旨に反することになる。このため、ＴＤＭＡ−ＴＤＤ通
信方式に適した中継の可能な無線中継機が求められてい
た。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決
し、送信と受信に同一周波数を使用するＴＤＭＡ−ＴＤ
Ｄ通信方式に適合し、かつ簡易な無線中継方法及び無線
中継機を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の内の第１の発明は、無線通信回線を複数の
タイムスロットからなる第１のサブフームと、これに続
く該第１のサブフレームに対応する同数のタイムスロッ
トからなる第２のサブフレームとによって時間的に分割
し、該第１のサブフレーム内の１つのタイムスロットを
使用して第１の情報を送信し、その送信したタイムスロ
ットに対応する該第２のサブフレーム内のタイムスロッ
トで送られてくる第２の情報を受信する第１の無線装置
と、前記第１の無線装置から送信された前記第１の情報
を受信するとともに、該第１の無線装置に対する前記第
２の情報を送信する第２の無線装置との間の無線信号を
中継する無線中継方法を、次のような手順で行ってい
る。まず、前記無線通信回線における前記第１のサブフ
レームにおける情報を受信し、前記受信した情報のう
ち、前記第１の無線装置から前記第１のサブフレームの
Ｍ番目のタイムスロットで送信された前記第１の情報
と、前記第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ
（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタイムスロットで送信された前
記第２の情報とを保持する。
め、本発明の内の第１の発明は、無線通信回線を複数の
タイムスロットからなる第１のサブフームと、これに続
く該第１のサブフレームに対応する同数のタイムスロッ
トからなる第２のサブフレームとによって時間的に分割
し、該第１のサブフレーム内の１つのタイムスロットを
使用して第１の情報を送信し、その送信したタイムスロ
ットに対応する該第２のサブフレーム内のタイムスロッ
トで送られてくる第２の情報を受信する第１の無線装置
と、前記第１の無線装置から送信された前記第１の情報
を受信するとともに、該第１の無線装置に対する前記第
２の情報を送信する第２の無線装置との間の無線信号を
中継する無線中継方法を、次のような手順で行ってい
る。まず、前記無線通信回線における前記第１のサブフ
レームにおける情報を受信し、前記受信した情報のう
ち、前記第１の無線装置から前記第１のサブフレームの
Ｍ番目のタイムスロットで送信された前記第１の情報
と、前記第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ
（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタイムスロットで送信された前
記第２の情報とを保持する。
【０００７】次に、前記保持された前記第１の情報を読
出して前記第２のサブフレームにおけるＮ番目のタイム
スロットで出力するとともに、該保持された前記第２の
情報を読出して該第２のサブフレームにおけるＭ番目の
タイムスロットで出力する。そして、前記出力された前
記第１及び第２の情報を前記無線通信回線を通して送信
する。第２の発明は、第１の発明と同様の第１及び第２
の無線装置間の無線信号を中継する無線中継機を、次の
ように構成している。即ち、この無線中継機は、前記無
線通信回線における前記第１のサブフレームにおける情
報を受信する受信部と、前記受信部で受信した情報のう
ち、前記第１の無線装置から前記第１のサブフレームの
Ｍ番目のタイムスロットで送信された前記第１の情報
と、前記第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ
（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタイムスロットで送信された前
記第２の情報とを保持する記憶部と、前記記憶部に保持
された前記第１の情報を読出して前記第２のサブフレー
ムにおけるＮ番目のタイムスロットで出力するととも
に、該記憶部に保持された前記第２の情報を読出して該
第２のサブフレームにおけるＭ番目のタイムスロットで
出力する送信制御部と、前記送信制御部から出力された
前記第１及び第２の情報を前記無線通信回線を通して送
信する送信部とを備えている。
出して前記第２のサブフレームにおけるＮ番目のタイム
スロットで出力するとともに、該保持された前記第２の
情報を読出して該第２のサブフレームにおけるＭ番目の
タイムスロットで出力する。そして、前記出力された前
記第１及び第２の情報を前記無線通信回線を通して送信
する。第２の発明は、第１の発明と同様の第１及び第２
の無線装置間の無線信号を中継する無線中継機を、次の
ように構成している。即ち、この無線中継機は、前記無
線通信回線における前記第１のサブフレームにおける情
報を受信する受信部と、前記受信部で受信した情報のう
ち、前記第１の無線装置から前記第１のサブフレームの
Ｍ番目のタイムスロットで送信された前記第１の情報
と、前記第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ
（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタイムスロットで送信された前
記第２の情報とを保持する記憶部と、前記記憶部に保持
された前記第１の情報を読出して前記第２のサブフレー
ムにおけるＮ番目のタイムスロットで出力するととも
に、該記憶部に保持された前記第２の情報を読出して該
第２のサブフレームにおけるＭ番目のタイムスロットで
出力する送信制御部と、前記送信制御部から出力された
前記第１及び第２の情報を前記無線通信回線を通して送
信する送信部とを備えている。
【０００８】第１及び第２の発明によれば、以上のよう
に無線中継方法及び無線中継機を構成したので、次のよ
うな作用が行われる。第１の無線装置から第１のサブフ
レームのＭ番目のタイムスロットで第１の情報が送信さ
れ、第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ番目
のタイムスロットで第２の情報が送信されると、これら
の第１及び第２の情報は、受信部で受信されて、記憶部
に保持される。送信制御部において、記憶部に保持され
た前記第１の情報が読出されて前記第２のサブフレーム
におけるＮ番目のタイムスロットで出力されるととも
に、該記憶部に保持された前記第２の情報が読出されて
該第２のサブフレームにおけるＭ番目のタイムスロット
で出力される。送信制御部から出力された前記第１及び
第２の情報は、送信部によって無線通信回線を通して送
信される。
に無線中継方法及び無線中継機を構成したので、次のよ
うな作用が行われる。第１の無線装置から第１のサブフ
レームのＭ番目のタイムスロットで第１の情報が送信さ
れ、第２の無線装置から該第１のサブフレームのＮ番目
のタイムスロットで第２の情報が送信されると、これら
の第１及び第２の情報は、受信部で受信されて、記憶部
に保持される。送信制御部において、記憶部に保持され
た前記第１の情報が読出されて前記第２のサブフレーム
におけるＮ番目のタイムスロットで出力されるととも
に、該記憶部に保持された前記第２の情報が読出されて
該第２のサブフレームにおけるＭ番目のタイムスロット
で出力される。送信制御部から出力された前記第１及び
第２の情報は、送信部によって無線通信回線を通して送
信される。
【０００９】
【発明の実施の形態】図３は、本発明の実施形態の無線
中継機の適用対象となるＴＤＭＡ−ＴＤＤ通信方式の移
動体通信システムの概念図である。この移動体通信通信
システムは、１つの周波数ｆＡを用いて基地局Ａと、移
動局Ｂ，Ｃ間で双方向の通信を行うものである。基地局
Ａ、及び移動局Ｂ，Ｃは、同時に同一の周波数ｆＡの電
波を送信することができないので、これらの基地局Ａ等
が電波を送信するタイミングを、時間的に区分するよう
にしている。即ち、連続する時間を、単位フレームＭＦ
と呼ばれる一定の時間間隔（例えば、５ｍｓ間隔）で区
分する。この単位フレームＭＦを２分割し、前半のサブ
フレームＳＦａと後半のサブフレームＳＦｂとに区分す
る。そして、前半のサブフレームＳＦａの時間には基地
局Ａから移動局Ｂ，Ｃに対して送信を行い、後半のサブ
フレームＳＦｂの時間には、移動局Ｂ，Ｃから基地局Ａ
に対して送信を行うようにしている。
中継機の適用対象となるＴＤＭＡ−ＴＤＤ通信方式の移
動体通信システムの概念図である。この移動体通信通信
システムは、１つの周波数ｆＡを用いて基地局Ａと、移
動局Ｂ，Ｃ間で双方向の通信を行うものである。基地局
Ａ、及び移動局Ｂ，Ｃは、同時に同一の周波数ｆＡの電
波を送信することができないので、これらの基地局Ａ等
が電波を送信するタイミングを、時間的に区分するよう
にしている。即ち、連続する時間を、単位フレームＭＦ
と呼ばれる一定の時間間隔（例えば、５ｍｓ間隔）で区
分する。この単位フレームＭＦを２分割し、前半のサブ
フレームＳＦａと後半のサブフレームＳＦｂとに区分す
る。そして、前半のサブフレームＳＦａの時間には基地
局Ａから移動局Ｂ，Ｃに対して送信を行い、後半のサブ
フレームＳＦｂの時間には、移動局Ｂ，Ｃから基地局Ａ
に対して送信を行うようにしている。
【００１０】更に、各サブフレームＳＦａ，ＳＦｂをそ
れぞれ４分割し、サブフレームＳＦａをタイムスロット
Ｔａ１，Ｔａ２，Ｔａ３，Ｔａ４に区分し、サブフレー
ムＳＦｂをタイムスロットＴｂ１，Ｔｂ２，Ｔｂ３，Ｔ
ｂ４に区分する。そして、例えば、基地局Ａはタイムス
ロットＴａ１で移動局Ｂ向けの送信を行い、移動局Ｂは
タイムスロットＴａ１に対応するタイムスロットＴｂ１
で基地局Ａに対して送信を行う。また、基地局Ａは移動
局Ｃに対してタイムスロットＴａ２で送信を行い、移動
局ＣはタイムスロットＴａ２に対応するタイムスロット
Ｔｂ２で基地局Ａに対して送信を行うようにしている。
このような通信方法では、移動局Ｂ等が実際に送信する
ことのできる時間は、全体の時間のうちの１／８だけと
なる。このため、移動局Ｂでは単位フレームＭＦの５ｍ
ｓ間に送るべき情報（例えば、音声）を、例えば３２ｋ
ｂｐｓでディジタル化して蓄積し、これをタイムスロッ
トＴｂ１の６２５μｓ間に３８４ｋｂｐｓの高速データ
として送信する。一方、基地局Ａでは、タイムスロット
Ｔｂ１の６２５μｓ間に高速で受信したデータを一旦蓄
積した後、５ｍｓの時間をかけて元の音声を再生するよ
うにしている。
れぞれ４分割し、サブフレームＳＦａをタイムスロット
Ｔａ１，Ｔａ２，Ｔａ３，Ｔａ４に区分し、サブフレー
ムＳＦｂをタイムスロットＴｂ１，Ｔｂ２，Ｔｂ３，Ｔ
ｂ４に区分する。そして、例えば、基地局Ａはタイムス
ロットＴａ１で移動局Ｂ向けの送信を行い、移動局Ｂは
タイムスロットＴａ１に対応するタイムスロットＴｂ１
で基地局Ａに対して送信を行う。また、基地局Ａは移動
局Ｃに対してタイムスロットＴａ２で送信を行い、移動
局ＣはタイムスロットＴａ２に対応するタイムスロット
Ｔｂ２で基地局Ａに対して送信を行うようにしている。
このような通信方法では、移動局Ｂ等が実際に送信する
ことのできる時間は、全体の時間のうちの１／８だけと
なる。このため、移動局Ｂでは単位フレームＭＦの５ｍ
ｓ間に送るべき情報（例えば、音声）を、例えば３２ｋ
ｂｐｓでディジタル化して蓄積し、これをタイムスロッ
トＴｂ１の６２５μｓ間に３８４ｋｂｐｓの高速データ
として送信する。一方、基地局Ａでは、タイムスロット
Ｔｂ１の６２５μｓ間に高速で受信したデータを一旦蓄
積した後、５ｍｓの時間をかけて元の音声を再生するよ
うにしている。
【００１１】このように、基地局Ａ及び移動局Ｂ，Ｃ
は、それぞれ異なるタイムスロットを使用して送信する
ので、１つの周波数を使用して複数の双方向通信を同時
に行うことができる。図１は、本発明の実施形態を示す
無線中継機の構成図である。この無線中継機２０は、第
１の無線装置（例えば、前述の基地局）Ａと第２の無線
装置（例えば、移動局）Ｂ，Ｃ等との間の無線通信を中
継するものであり、これらの基地局Ａ、移動局Ｂ，Ｃ等
からの無線信号を受信するとともに、中継した無線信号
を基地局Ａ、移動局Ｂ，Ｃ等へ送信するためのアンテナ
２１を有している。アンテナ２１は、アンテナ切替器２
２に接続されている。アンテナ切替器２２は、送受信制
御信号ＲＳに基づいてアンテナ２１を受信機側Ｒと送信
機側Ｓに切替えて接続するものである。アンテナ切替器
２２の受信機側Ｒには、制御チャネル受信部２３及び受
信部（例えば、通話チャネル受信部）２４のそれぞれの
入力側が接続されている。
は、それぞれ異なるタイムスロットを使用して送信する
ので、１つの周波数を使用して複数の双方向通信を同時
に行うことができる。図１は、本発明の実施形態を示す
無線中継機の構成図である。この無線中継機２０は、第
１の無線装置（例えば、前述の基地局）Ａと第２の無線
装置（例えば、移動局）Ｂ，Ｃ等との間の無線通信を中
継するものであり、これらの基地局Ａ、移動局Ｂ，Ｃ等
からの無線信号を受信するとともに、中継した無線信号
を基地局Ａ、移動局Ｂ，Ｃ等へ送信するためのアンテナ
２１を有している。アンテナ２１は、アンテナ切替器２
２に接続されている。アンテナ切替器２２は、送受信制
御信号ＲＳに基づいてアンテナ２１を受信機側Ｒと送信
機側Ｓに切替えて接続するものである。アンテナ切替器
２２の受信機側Ｒには、制御チャネル受信部２３及び受
信部（例えば、通話チャネル受信部）２４のそれぞれの
入力側が接続されている。
【００１２】制御チャネル受信部２３は、基地局Ａから
制御チャネル用の周波数ｆＣで送信されて来る制御信号
を受信し、例えば３８４ｋＨｚのクロック信号ＣＫを再
生するとともに、サブフレームＳＦａ及びタイムスロッ
トＴａ１等の開始の基準となるフレーム同期信号ＳＹＮ
を抽出する機能を有している。更に、制御チャネル受信
部２３は、基地局Ａから移動局Ｂ，Ｃに対する通話用の
タイムスロット等を指定する制御コマンドＣＭＤを受信
する機能を有している。通話チャネル受信部２４は、通
話チャネル用の周波数ｆＡを受信して、クロック信号Ｃ
Ｋに基づいて３８４ｋｂｐｓのデータ信号ＤＴに復調す
る機能を有している。通話チャネル受信部２４の出力側
は、フレーム分解部２５の入力側に接続されている。フ
レーム分解部２５は、制御チャネル受信部２３から与え
られるフレーム同期信号ＳＹＮに基づいて、通話チャネ
ル受信部２４から出力された３８４ｋｂｐｓのデータ信
号ＤＴを、各タイムスロットＴａ１，Ｔａ２，…毎のデ
ータＤＡ，ＤＢ等に分解する機能を有している。フレー
ム分解部２５の出力側は、記憶部２６の入力側に接続さ
れている。
制御チャネル用の周波数ｆＣで送信されて来る制御信号
を受信し、例えば３８４ｋＨｚのクロック信号ＣＫを再
生するとともに、サブフレームＳＦａ及びタイムスロッ
トＴａ１等の開始の基準となるフレーム同期信号ＳＹＮ
を抽出する機能を有している。更に、制御チャネル受信
部２３は、基地局Ａから移動局Ｂ，Ｃに対する通話用の
タイムスロット等を指定する制御コマンドＣＭＤを受信
する機能を有している。通話チャネル受信部２４は、通
話チャネル用の周波数ｆＡを受信して、クロック信号Ｃ
Ｋに基づいて３８４ｋｂｐｓのデータ信号ＤＴに復調す
る機能を有している。通話チャネル受信部２４の出力側
は、フレーム分解部２５の入力側に接続されている。フ
レーム分解部２５は、制御チャネル受信部２３から与え
られるフレーム同期信号ＳＹＮに基づいて、通話チャネ
ル受信部２４から出力された３８４ｋｂｐｓのデータ信
号ＤＴを、各タイムスロットＴａ１，Ｔａ２，…毎のデ
ータＤＡ，ＤＢ等に分解する機能を有している。フレー
ム分解部２５の出力側は、記憶部２６の入力側に接続さ
れている。
【００１３】記憶部２６は、各タイムスロットＴａ１，
Ｔａ２，…毎のデータＤＡ，ＤＢ等を格納する記憶領域
を有し、フレーム分解部２５によって分解して出力され
たデータＤＡ，ＤＢ等を、それらの各タイムスロットＴ
ａ１等に対応する記憶領域に一時的に保持するものであ
る。記憶部２６の出力側には、送信制御部（例えば、フ
レーム構成部）２７の入力側が接続されている。フレー
ム構成部２７は、記憶部２６に一時的に保持されたデー
タＤＡ，ＤＢ等を、制御チャネル受信部２３から与えら
れた制御コマンドＣＭＤで指定された順番に読み出す機
能を有している。フレーム構成部２７の出力側は、送信
部２８の入力側に接続されている。送信部２８は、フレ
ーム構成部２７によってサブフレームＳＦｂでの送信順
に読み出されたデータを、３８４ｋｂｐｓの無線信号と
して無線回線に送信するためのものであり、この出力側
が前記アンテナ切替器２２の送信機側Ｓに接続されてい
る。
Ｔａ２，…毎のデータＤＡ，ＤＢ等を格納する記憶領域
を有し、フレーム分解部２５によって分解して出力され
たデータＤＡ，ＤＢ等を、それらの各タイムスロットＴ
ａ１等に対応する記憶領域に一時的に保持するものであ
る。記憶部２６の出力側には、送信制御部（例えば、フ
レーム構成部）２７の入力側が接続されている。フレー
ム構成部２７は、記憶部２６に一時的に保持されたデー
タＤＡ，ＤＢ等を、制御チャネル受信部２３から与えら
れた制御コマンドＣＭＤで指定された順番に読み出す機
能を有している。フレーム構成部２７の出力側は、送信
部２８の入力側に接続されている。送信部２８は、フレ
ーム構成部２７によってサブフレームＳＦｂでの送信順
に読み出されたデータを、３８４ｋｂｐｓの無線信号と
して無線回線に送信するためのものであり、この出力側
が前記アンテナ切替器２２の送信機側Ｓに接続されてい
る。
【００１４】図４は、図１の無線中継機２０の動作を示
すシーケンス図である。以下、図４を参照しつつ、図１
の無線中継機２０の動作を説明する。基地局Ａから制御
チャネル用の周波数ｆＣで送信された制御信号は、無線
中継機２０の制御チャネル受信部２３で受信されて、フ
レーム同期信号ＳＹＮ、制御コマンドＣＭＤ、及び送受
信切替信号ＲＳ等が生成され、それぞれ、通話チャネル
受信部２４等に対する制御信号として与えられる。フレ
ーム同期信号ＳＹＮによって、サブフレームＳＦａの期
間が指定されると、通話チャネル受信部２４は、通話チ
ャネル用の周波数ｆＡで送信されて来る無線信号を受信
し、３８４ｋｂｐｓのデータ信号ＤＴに復調する。復調
されたデータ信号ＤＴは、フレーム分解部２５に与えら
れる。フレーム分解部２５において、図４に示すよう
に、基地局ＡからタイムスロットＴａ１で送信されてき
たデータＤＡと、移動局ＢからタイムスロットＴａ２で
送信されてきたデータＤＢとに分解される。フレーム分
解部２５でタイムスロット毎に分解されたデータＤＡ，
ＤＢは、記憶部２６におけるそれぞれのタイムスロット
毎の記憶領域に保持される。
すシーケンス図である。以下、図４を参照しつつ、図１
の無線中継機２０の動作を説明する。基地局Ａから制御
チャネル用の周波数ｆＣで送信された制御信号は、無線
中継機２０の制御チャネル受信部２３で受信されて、フ
レーム同期信号ＳＹＮ、制御コマンドＣＭＤ、及び送受
信切替信号ＲＳ等が生成され、それぞれ、通話チャネル
受信部２４等に対する制御信号として与えられる。フレ
ーム同期信号ＳＹＮによって、サブフレームＳＦａの期
間が指定されると、通話チャネル受信部２４は、通話チ
ャネル用の周波数ｆＡで送信されて来る無線信号を受信
し、３８４ｋｂｐｓのデータ信号ＤＴに復調する。復調
されたデータ信号ＤＴは、フレーム分解部２５に与えら
れる。フレーム分解部２５において、図４に示すよう
に、基地局ＡからタイムスロットＴａ１で送信されてき
たデータＤＡと、移動局ＢからタイムスロットＴａ２で
送信されてきたデータＤＢとに分解される。フレーム分
解部２５でタイムスロット毎に分解されたデータＤＡ，
ＤＢは、記憶部２６におけるそれぞれのタイムスロット
毎の記憶領域に保持される。
【００１５】制御チャネル受信部２３から与えられるフ
レーム同期信号ＳＹＮにより、サブフレームＳＦｂの期
間が指定されると、これに伴い送信部２８及びアンテナ
切替器２２が送信状態になる。また、フレーム構成部２
７では、制御チャネル受信部２３から制御コマンドＣＭ
Ｄで指定された順序に従って、記憶部２６に保持されて
いるデータＤＡ，ＤＢが読み出される。この場合、図４
に示すように、サブフレームＳＦｂのタイムスロットＴ
ｂ１で、基地局Ａに送信するためのデータＤＢが読み出
され、タイムスロットＴｂ２で、移動局Ｂに送信するた
めのデータＤＡが読み出される。フレーム構成部２７か
ら読み出されたデータＤＢ，ＤＡは、送信部２８で通話
チャネル用の周波数ｆＡの無線信号に変換され、アンテ
ナ切替器２２を介してアンテナ２１から送信される。
レーム同期信号ＳＹＮにより、サブフレームＳＦｂの期
間が指定されると、これに伴い送信部２８及びアンテナ
切替器２２が送信状態になる。また、フレーム構成部２
７では、制御チャネル受信部２３から制御コマンドＣＭ
Ｄで指定された順序に従って、記憶部２６に保持されて
いるデータＤＡ，ＤＢが読み出される。この場合、図４
に示すように、サブフレームＳＦｂのタイムスロットＴ
ｂ１で、基地局Ａに送信するためのデータＤＢが読み出
され、タイムスロットＴｂ２で、移動局Ｂに送信するた
めのデータＤＡが読み出される。フレーム構成部２７か
ら読み出されたデータＤＢ，ＤＡは、送信部２８で通話
チャネル用の周波数ｆＡの無線信号に変換され、アンテ
ナ切替器２２を介してアンテナ２１から送信される。
【００１６】このように、本実施形態の無線中継機２０
は、基地局Ａと移動局Ｂから送信されたデータＤＡ，Ｄ
Ｂを一旦保持する記憶部２６と、中継先の基地局Ａや移
動局Ｂに割当てられたタイムスロットＴｂ１，Ｔｂ２の
タイミングで、これらのデータＤＡ，ＤＢを読出して出
力するフレーム構成部２７を有するため、基地局Ａや移
動局Ｂ等の送受信の手順を変えることなく、無線信号の
中継を行うことができる。 これにより、移動局Ｂ等
は、無線中継機２０の有無にかかわらず、同一の手順で
基地局Ａと通信をすることができる。即ち、基地局Ａと
の間で直接通信が可能な場合には、従来通りの手順でこ
の基地局Ａと通信を行い、基地局Ａとの直接通信が不可
能な場合には、無線中継機２０を介してこの基地局Ａ
と、同じ手順で通信を行うことができる。これにより、
通話可能エリアを容易に拡大することができる。なお、
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可
能である。この変形例としては、例えば、次のようなも
のがある。
は、基地局Ａと移動局Ｂから送信されたデータＤＡ，Ｄ
Ｂを一旦保持する記憶部２６と、中継先の基地局Ａや移
動局Ｂに割当てられたタイムスロットＴｂ１，Ｔｂ２の
タイミングで、これらのデータＤＡ，ＤＢを読出して出
力するフレーム構成部２７を有するため、基地局Ａや移
動局Ｂ等の送受信の手順を変えることなく、無線信号の
中継を行うことができる。 これにより、移動局Ｂ等
は、無線中継機２０の有無にかかわらず、同一の手順で
基地局Ａと通信をすることができる。即ち、基地局Ａと
の間で直接通信が可能な場合には、従来通りの手順でこ
の基地局Ａと通信を行い、基地局Ａとの直接通信が不可
能な場合には、無線中継機２０を介してこの基地局Ａ
と、同じ手順で通信を行うことができる。これにより、
通話可能エリアを容易に拡大することができる。なお、
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可
能である。この変形例としては、例えば、次のようなも
のがある。
【００１７】（ａ） サブフレームＳＦａ，ＳＦｂをそ
れぞれ４個のタイムスロットＴａ１等に分割している
が、タイムスロット数はこれに限定されず、システム規
模に応じて任意の数に分割することができる。 （ｂ） 通話チャネル用の周波数ｆＡは１つだけに限定
されず、システム規模に応じて、複数の周波数ｆＡ，ｆ
Ｂ，…を使用することができる。この場合、同一周波数
内のタイムスロットで中継を行うだけでなく、異なる周
波数のタイムスロット間での中継を行うことも可能にな
り、通話チャネルの使用状況に応じて融通性のある中継
が可能になる。 （ｃ） 通話チャネル用の周波数ｆＡと、制御チャネル
用の周波数ｆＣを、異なる周波数としているが、同一の
周波数を用いて、タイムスロットによって通話チャネル
と制御チャネルを区別することもできる。トラヒックの
少ない場合には、これにより周波数の有効利用が可能に
なる。 （ｄ） 基地局Ａと移動局Ｂ，Ｃ等の間での中継に限ら
ず、移動局Ｂ，Ｃ等の間や、基地局Ａ間の中継にも適用
可能である。 （ｅ） 携帯電話等による通話の中継に限定されず、デ
ータ伝送の中継にも適用することができる。
れぞれ４個のタイムスロットＴａ１等に分割している
が、タイムスロット数はこれに限定されず、システム規
模に応じて任意の数に分割することができる。 （ｂ） 通話チャネル用の周波数ｆＡは１つだけに限定
されず、システム規模に応じて、複数の周波数ｆＡ，ｆ
Ｂ，…を使用することができる。この場合、同一周波数
内のタイムスロットで中継を行うだけでなく、異なる周
波数のタイムスロット間での中継を行うことも可能にな
り、通話チャネルの使用状況に応じて融通性のある中継
が可能になる。 （ｃ） 通話チャネル用の周波数ｆＡと、制御チャネル
用の周波数ｆＣを、異なる周波数としているが、同一の
周波数を用いて、タイムスロットによって通話チャネル
と制御チャネルを区別することもできる。トラヒックの
少ない場合には、これにより周波数の有効利用が可能に
なる。 （ｄ） 基地局Ａと移動局Ｂ，Ｃ等の間での中継に限ら
ず、移動局Ｂ，Ｃ等の間や、基地局Ａ間の中継にも適用
可能である。 （ｅ） 携帯電話等による通話の中継に限定されず、デ
ータ伝送の中継にも適用することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の内
の第１の発明の無線中継方法は、第１のサブフレームで
送信された第１と第２の無線装置からの情報を保持し、
該保持された情報を第２のサブフレームにおいて、該第
１と第２の無線装置に対応するタイムスロットで送信す
るようにしている。また、第２の発明の無線中継機は、
第１のサブフレームで送信された第１と第２の無線装置
からの情報を保持する記憶部と、該記憶部に保持された
情報を第２のサブフレームにおいて、該第１と第２の無
線装置に対応するタイムスロットで送信するための送信
制御部を有している。これにより、第１及び第２の無線
装置は、無線中継機の有無にかかわらず、同一の手順で
双方向通信を行うことができるので、このような無線中
継機を設置することにより、移動体通信システム等にお
ける通信可能エリアを容易に拡大することができる。
の第１の発明の無線中継方法は、第１のサブフレームで
送信された第１と第２の無線装置からの情報を保持し、
該保持された情報を第２のサブフレームにおいて、該第
１と第２の無線装置に対応するタイムスロットで送信す
るようにしている。また、第２の発明の無線中継機は、
第１のサブフレームで送信された第１と第２の無線装置
からの情報を保持する記憶部と、該記憶部に保持された
情報を第２のサブフレームにおいて、該第１と第２の無
線装置に対応するタイムスロットで送信するための送信
制御部を有している。これにより、第１及び第２の無線
装置は、無線中継機の有無にかかわらず、同一の手順で
双方向通信を行うことができるので、このような無線中
継機を設置することにより、移動体通信システム等にお
ける通信可能エリアを容易に拡大することができる。
【図１】本発明の実施形態を示す無線中継機の構成図で
ある。
ある。
【図２】従来の無線中継方式のシステム構成図である。
【図３】本発明の実施形態で適用されるＴＤＭＡ−ＴＤ
Ｄ通信方式の移動体通信システムの概念図である。
Ｄ通信方式の移動体通信システムの概念図である。
【図４】図１の無線中継機２０の動作を示すシーケンス
図である。
図である。
２０ 無線中継機 ２４ 通話チャネル受信部 ２５ フレーム分解部 ２６ 記憶部 ２７ フレーム構成部 ２８ 送信部 Ａ 基地局 Ｂ，Ｃ 移動局 ＳＦａ，ＳＦｂ サブフレーム Ｔａ１，…，Ｔｂ１，… タイムスロット
Claims (2)
- 【請求項１】 無線通信回線を複数のタイムスロットか
らなる第１のサブフームと、これに続く該第１のサブフ
レームに対応する同数のタイムスロットからなる第２の
サブフレームとによって時間的に分割し、該第１のサブ
フレーム内の１つのタイムスロットを使用して第１の情
報を送信し、その送信したタイムスロットに対応する該
第２のサブフレーム内のタイムスロットで送られてくる
第２の情報を受信する第１の無線装置と、 前記第１の無線装置から送信された前記第１の情報を受
信するとともに、該第１の無線装置に対する前記第２の
情報を送信する第２の無線装置との間の無線信号を中継
する無線中継方法であって、 前記無線通信回線における前記第１のサブフレームにお
ける情報を受信し、 前記受信した情報のうち、前記第１の無線装置から前記
第１のサブフレームのＭ番目のタイムスロットで送信さ
れた前記第１の情報と、前記第２の無線装置から該第１
のサブフレームのＮ（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタイムスロ
ットで送信された前記第２の情報とを保持し、 前記保持された前記第１の情報を読出して前記第２のサ
ブフレームにおけるＮ番目のタイムスロットで出力する
とともに、該保持された前記第２の情報を読出して該第
２のサブフレームにおけるＭ番目のタイムスロットで出
力し、 前記出力された前記第１及び第２の情報を前記
無線通信回線を通して送信することを、特徴とする無線
中継方法。 - 【請求項２】 無線通信回線を複数のタイムスロットか
らなる第１のサブフームと、これに続く該第１のサブフ
レームに対応する同数のタイムスロットからなる第２の
サブフレームとによって時間的に分割し、該第１のサブ
フレーム内の１つのタイムスロットを使用して第１の情
報を送信し、その送信したタイムスロットに対応する該
第２のサブフレーム内のタイムスロットで送られてくる
第２の情報を受信する第１の無線装置と、 前記第１の無線装置から送信された前記第１の情報を受
信するとともに、該第１の無線装置に対する前記第２の
情報を送信する第２の無線装置との間の無線信号を中継
する無線中継機であって、 前記無線通信回線における前記第１のサブフレームにお
ける情報を受信する受信部と、 前記受信部で受信した情報のうち、前記第１の無線装置
から前記第１のサブフレームのＭ番目のタイムスロット
で送信された前記第１の情報と、前記第２の無線装置か
ら該第１のサブフレームのＮ（但し、Ｎ≠Ｍ）番目のタ
イムスロットで送信された前記第２の情報とを保持する
記憶部と、 前記記憶部に保持された前記第１の情報を読出して前記
第２のサブフレームにおけるＮ番目のタイムスロットで
出力するとともに、該記憶部に保持された前記第２の情
報を読出して該第２のサブフレームにおけるＭ番目のタ
イムスロットで出力する送信制御部と、 前記送信制御部から出力された前記第１及び第２の情報
を前記無線通信回線を通して送信する送信部とを、備え
たことを特徴とする無線中継機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9054460A JPH10257009A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 無線中継方法及び無線中継機 |
| US09/037,027 US6115369A (en) | 1997-03-10 | 1998-03-09 | Wireless repeating method and wireless repeating unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9054460A JPH10257009A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 無線中継方法及び無線中継機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10257009A true JPH10257009A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12971294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9054460A Pending JPH10257009A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 無線中継方法及び無線中継機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6115369A (ja) |
| JP (1) | JPH10257009A (ja) |
Cited By (1)
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6115369A (en) | 2000-09-05 |
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Legal Events
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020312 |