JP2000049369A - 薄膜太陽電池モジュール - Google Patents

薄膜太陽電池モジュール

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JP2000049369A
JP2000049369A JP10215421A JP21542198A JP2000049369A JP 2000049369 A JP2000049369 A JP 2000049369A JP 10215421 A JP10215421 A JP 10215421A JP 21542198 A JP21542198 A JP 21542198A JP 2000049369 A JP2000049369 A JP 2000049369A
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sub
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cells
thin
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Hideo Yamagishi
英雄 山岸
Masataka Kondo
正隆 近藤
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな受光面積を有するにもかかわらず光電
変換効率を低下させることなく所望の出力電圧を有する
集積型薄膜太陽電池モジュールを提供する。 【解決手段】 薄膜太陽電池モジュールは複数のサブモ
ジュールを含み、各サブモジュールは所定数のセル(2
b,3b,4b)を含み、互いに隣接する2つのサブモ
ジュール間にはそれらのサブモジュールからの電流を収
集するための共通のバスバー(5a,5b,5c)が設
けられており、バスバー(5a,5b,5c)の一方側
のサブモジュール内において複数のセル(2b,3b,
4c)は第1の方向に直列接続されており、そのバスバ
ーの他方側のサブモジュール内においては複数のセル
(2b,3b,4c)は第1の方向と逆の第2の方向に
直列接続されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体太陽電池モジ
ュールに関し、特に、半導体薄膜太陽電池モジュールの
電気的接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体太陽電池においては、そ
の受光面積に比例した電気出力が得られる。したがっ
て、大きな出力を得るためには、大きな受光面積を有す
る太陽電池を作製することが望まれる。しかし、半導体
薄膜太陽電池の受光側電極として一般に用いられる透明
導電性酸化物薄膜においてはその膜面に平行な方向の電
気抵抗を無視することができず、太陽電池セルの面積を
単に大きくするだけでは期待する出力を得ることが困難
である。したがって、大面積の薄膜太陽電池モジュール
を形成する際には、1つの大面積の太陽電池セルを互い
に平行な複数の細長くて幅の狭いセルに分割し、それら
の細長い分割セルを狭い幅方向に電気的に直列接続して
集積化することによって、受光面積に見合った大きさの
出力を得ようとするのが一般的である。すなわち、幅の
狭い複数のセルをその幅方向に直列接続する集積化によ
って、大面積の太陽電池モジュールにおいても、透明電
極の抵抗成分による出力ロスを著しく軽減することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの大面
積薄膜太陽電池セルを上述のように複数の細長いセルに
分割し、それらの分割セルを直列接続して集積型の太陽
電池モジュールを形成すれば、そのモジュール全体の出
力電圧は分割セル数にほぼ比例して高くなり、出力電流
はほぼ逆比例して小さくなる。たとえば、1つの大面積
太陽電池セルを20の細長いセルに分割し、それらの分
割セルを直列接続することによって太陽電池モジュール
を形成すれば、その20段の直列接続を含む太陽電池モ
ジュールにおいては、1つの大面積太陽電池セルに比べ
て開放電圧が約20倍になり、短絡電流密度が約1/2
0になる。
【0004】このような事実は高い出力電圧を得るとい
う観点からは好ましいものであるが、他方において、そ
の出力電圧が所望の用途に適切な電圧を越えてしまうこ
とは好ましくない。たとえば、長方形の非晶質太陽電池
セルが100cmの1辺を有する場合、その透明電極層
のシート抵抗が10Ω/□程度であれば、その1辺に直
交しかつ互いに平行な複数の溝によって分割されて1c
mの幅を有する複数の細長いセルが形成される。そのよ
うにして得られた太陽電池モジュールは直列接続された
100段の分割セルを含み、その開放電圧は100V近
い値になる。したがって、所望の用途に適する電圧がた
とえば20Vである場合には、この太陽電池モジュール
は使えないことになる。
【0005】このような観点から、特開平3−1716
75は、直列接続された所定数のセルを含むサブモジュ
ールの複数が電気的に並列接続される太陽電池モジュー
ルを開示している。しかし、この太陽電池モジュールに
おいては各サブモジュールごとに2本の集電用バスバー
を必要とし、また、隣接するバスバー間には相互の絶縁
のために発電に寄与しない空間を設けなければならない
などの問題を含んでいる。
【0006】上述のような先行技術における課題に鑑
み、本発明は、透明電極層の抵抗成分による出力ロスを
低減させるために多数の分割セルを含む大面積の薄膜太
陽電池モジュールであっても、その出力ロスの低減を犠
牲にすることなく所望の出力電圧を有する薄膜太陽電池
モジュールを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、絶縁基
板上に順次積層された第1型電極層、半導体光電変換層
および第2型電極層を含み、第1型電極層と第2型電極
層を互いに平行な複数の第1型電極分割溝および第2型
電極分割溝で複数の第1型電極および第2型電極にそれ
ぞれ分割することによって形成された互いに平行な細長
い光電変換セルの所定数を含むサブモジュールを複数含
む薄膜太陽電池モジュールは、サブモジュールの各々内
において、互いに隣接する任意の2つのセル間で第1型
電極と第2型電極とを光電変換層を貫通する接続用開口
を介して電気的に接続することによって所定数のセルが
直列接続されており、互いに隣接する任意の2つのサブ
モジュール間にはそれらのサブモジュールからの電流を
収集するために共通のバスバーが設けられており、バス
バーの一方側のサブモジュール内においては任意の1つ
のセルの第1型電極はそのセルに対して第1の方向に隣
接するセルの第2型電極に接続用開口を介して接続され
ており、バスバーの他方側のサブモジュール内において
は任意の1つのセルの第1型電極はそのセルに対して第
1の方向と逆の第2の方向に隣接するセルの第2型電極
に接続用開口を介して接続されていることを特徴として
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施の形
態を説明するために、薄膜太陽電池モジュールの製造工
程の一例が模式的な断面図で図解されている。なお、本
願の各図において、図面の明瞭化と簡略化のために、長
さ、幅、厚さなどの寸法関係は適宜に変更されており、
実際の寸法関係を表わしてはいない。
【0009】まず、図1(A)に示されているように、
ガラス板のような透明絶縁基板1上に、導電性透明酸化
物層が透明前面電極層2として形成される。この透明電
極層2は、図1の紙面に直交する方向に平行に延びる複
数の透明電極分割溝2aによって、複数の細長い個別の
透明前面電極2bに分割される。
【0010】図1(B)においては、透明電極層2を覆
うように半導体光電変換層3が形成される。光電変換層
3には、次に述べる金属裏面電極を透明電極2bへ電気
的に接続するための接続用開口3aが形成される。これ
らの接続用開口3aは、たとえば連続的な溝、断続的な
溝または小さな穴の並びとして形成され得る。好ましく
は、接続用開口3aとして、連続的な光電変換領域分割
溝が形成される。すなわち、光電変換層3は、対応する
透明電極分割溝2aに近接しかつそれに平行な複数の光
電変換領域分割溝3aによって、複数の細長い光電変換
領域3bに分割される。
【0011】図1(C)においては、光電変換層3を覆
うように金属裏面電極層4が形成される。この金属電極
層4は、対応する光電変換領域分割溝3aに近接し、か
つそれに平行な複数の金属電極分割溝4aによって、複
数の細長い金属電極4bに分割される。これによって互
いに平行な複数の細長い太陽電池セルが形成され、各セ
ルは順次に積層された透明電極層2b、光電変換領域3
bおよび金属電極4bを含んでいる。
【0012】その後の図1(D)において、各太陽電池
セルからの出力電流を収集するために、金属バスバー5
a,5b,5cが形成され、これによって太陽電池モジ
ュールから出力電流を取出すことが可能となる。ここで
注目すべきことは、任意のバスバーの両側においてセル
間の直列接続の方向が互いに逆方向にあることである。
【0013】たとえば、バスバー5bの左側において
は、互いに隣接するセル間において右側のセルの透明電
極2bが光電変換領域分割溝3aを介して左側のセルの
金属電極4bに接続されている。しかし、バスバー5b
の右側においては、互いに隣接するセル間において左側
のセルの透明電極2bが光電変換領域分割溝3aを介し
て右側のセルの金属電極4bに接続されている。すなわ
ち、たとえば光電変換層3が透明電極2上に順次積層さ
れたp型、i型およびn型のサブ層を含むpin型光電
変換層であれば、バスバー5a,5cは正極であり、バ
スバー5bは負極となる。
【0014】ここで、図1(D)の例においては、互い
に隣り合うバスバー間において3つのセルが直列接続さ
れている。したがって、この太陽電池モジュールにおい
ては、各セルの約3倍の出力電圧を有する複数のサブモ
ジュールが並列接続され得ることになり、モジュール全
体の出力電流は各セルの出力電流にサブモジュールの数
を掛けた値にほぼ等しくなる。なお、図1(D)におい
ては図面の明瞭化と簡略化のために1つのサブモジュー
ルが3つの直列接続されたセルを含む例が示されたが、
必要に応じて1つのサブモジュールがさらに多くのセル
を含み得ることは言うまでもない。
【0015】図2においては、本発明の実施の形態とし
ての太陽電池モジュールのもう1つの例が模式的な平面
図で示されている。この太陽電池モジュールは、透明絶
縁基板1上に形成された4つのサブモジュールを含んで
いる。各サブモジュールは直列接続された5つの細長い
セル8を含んでいる。そして、これら4つのサブモジュ
ールは、たとえば正極のバスバー5Aと負極のバスバー
5Bによって、電気的に互いに並列接続されている。し
たがって、図2の太陽電池モジュールにおいては、各セ
ルの約5倍の出力電圧の下に各セルの約4倍の出力電流
を取出すことができる。
【0016】
【実施例】図1に対応して、実施例としての太陽電池モ
ジュールが作製された。ただし、この実施例の太陽電池
モジュールは3つのサブモジュールを含み、各サブモジ
ュールは15のセルを含んでいた。
【0017】図1(A)を参照して、92cm×46c
mの面積と4mmの厚さを有するソーダーライムガラス
板が透明絶縁基板1として用いられた。基板1上には、
透明電極層2として、厚さ800nmの酸化すず膜が熱
CVD法で堆積された。透明電極層2は透明電極分割溝
2aによって複数の透明電極2bに分割された。透明電
極分割溝2aは、基板1をX−Yテーブル上にセットし
てQスイッチYAGレーザを用いることによって形成さ
れた。レーザの運転条件としては、波長532nmの第
2高調波、3kHzのパルス周波数、500mWの平均
出力および10nsecのパルス幅が用いられた。形成
された透明電極分割溝2aの幅は約50μmであり、透
明電極2bの幅は約10mmであった。
【0018】図1(B)を参照して、透明電極層2を覆
うように半導体光電変換層3が、複数の分離された反応
室を有するプラズマCVD装置を用いて堆積された。そ
の半導体層3として、p型a−SiC:Hサブ層、i型
a−Si:Hサブ層およびn型μ−Siサブ層が200
℃の基板温度のもとに順次堆積され、これらのサブ層に
よってpin接合が構成された。ここで、a−SiC:
HはHを含む非晶質SiCを表わし、μ−Siは微結晶
Siを表わしている。p型、i型およびn型のそれぞれ
のサブ層の堆積時における原料ガスとしてのSiH4
流量は、100sccm、500sccmおよび100
sccmであった。また、p型とn型のサブ層の堆積時
には、水素で1000ppmまで希釈されたB2 6
PH3 がそれぞれ2000sccmの流量で添加され
た。さらに、p型サブ層の堆積時には、30sccmの
CH4 が加えられた。これらのp型、i型およびn型の
それぞれのサブ層の堆積時に用いられた高周波パワーは
200W、500Wおよび3kWであり、反応圧力は1
Torr、0.5Torrおよび1Torrであった。
得られたp型、i型およびn型のそれぞれのサブ層の厚
さは、それらの堆積時間から、約15nm、320nm
および30nmであると推定された。
【0019】こうして形成された半導体層3は、透明電
極分割溝2aの場合と同様のレーザ加工で形成された光
電変換領域分割溝3aによって、複数の光電変換領域3
bに分割された。ただし、光電変換領域分割溝3aの幅
は、レーザ光の焦点位置を調節することによって、約1
00μmにされた。また、基板1の右端から最初のサブ
モジュールに含まれる15本の光電変換領域分割溝3a
は対応する透明電極分割溝2aの右側に約100μmだ
け隔てられて形成され、次のサブモジュールに含まれる
15本の光電変換領域分割溝3aは対応する透明電極分
割溝2aの左側に約100μmだけ隔てられて形成さ
れ、このような透明電極分割溝2aに対する光電変換領
域分割溝3aの配置方向の変更がサブモジュールごとに
繰返された。
【0020】図1(C)を参照して、半導体層3を覆う
ようにZnO層とAg層が順次に堆積され、これによっ
て裏面電極層4が形成された。なお、半導体層3とAg
層との間にZnO層を介在させるのは、Agが半導体層
3内に拡散することを防止するために好ましいことなど
の理由からである。より具体的には、直流放電を利用す
るマグネトロンスパッタリング装置内でZnOターゲッ
トを用いて常温の下で厚さ200nmのZnO層が堆積
され、引続いてAgターゲットを用いて同じく常温の下
で厚さ200nmのAg層が堆積された。スパッタリン
グ条件としては、2mTorrのアルゴンガス圧と20
0Wの放電パワーが用いられた。
【0021】こうして形成された裏面電極層4は、光電
変換領域分割溝3aの場合と同様のレーザ加工で形成さ
れた裏面電極分割溝4aによって、複数の裏面電極4b
に分割された。このとき、裏面電極分割溝4aの幅は約
70μmであった。なお、図1(C)において裏面電極
分割溝4aの底面は半導体層3の上面に一致して示され
ているが、実際にレーザ加工した場合には、裏面電極分
割溝4aの深さは透明電極層2の上面まで至る。
【0022】図1(D)を参照して、はんだめっきされ
た銅箔を用いて集電用のバスバー5a,5b,5cが形
成された。これらのバスバー5a,5b,5cが形成さ
れるべき領域において半導体層3と裏面電極層4とが部
分的に除去された後に、それらのバスバーが透明電極層
2にはんだ付けされた。しかし、半導体層3と裏面電極
層4とは極めて薄いので、これらの層を機械的に貫通し
てバスバーを透明電極層2にはんだ付けすることが可能
であり、はんだ付けに先立ってレーザ加工で半導体層3
と裏面電極層4とを部分的に除去しておくことは必ずし
も必要ではない。
【0023】最後に、真空ライミネータを用いて太陽電
池モジュールの裏面をEVAシートとフッ素系フィルム
の積層(図示せず)で封止し、その封止された太陽電池
モジュールがフレーム内に収められた。
【0024】こうして得られた実施例としての太陽電池
モジュールにおいて、ソーラーシミュレータを用いてA
M1.5の光を100nW/cm2 の光量で照射した場
合の光電変換特性としては、短絡電流が3820mA、
開放電圧が13.4V、曲線因子が0.71、そして光
電変換効率が8.59%であった。
【0025】このような実施例の太陽電池モジュールに
おける光電変換特性を従来の太陽電池モジュールにおけ
る光電変換特性と比較するために、比較例としての太陽
電池モジュールが作製された。この比較例の太陽電池モ
ジュールは実施例の場合に類似して作製されたが、45
個の分割セルのすべてが同一方向に直列接続されたこと
と、その両端部から2本のはんだめっき銅箔を介して出
力電流が取出されたことのみにおいて実施例の場合と異
なっている。
【0026】このような比較例の太陽電池モジュールに
おいて、AM1.5の光を100mW/cm2 の光量で
照射した場合の光電変換特性としては、短絡電流が12
95mA、開放電圧が40.1V、曲線因子が0.7
0、そして光電変換効率が8.60%であった。
【0027】上述の実施例と比較例から明らかなよう
に、本発明によれば、従来技術による大きな受光面積を
有する集積型の薄膜太陽電池モジュールに比べて、同一
の大きな受光面積を有する集積型太陽電池モジュールで
あっても光電変換効率を損なうことなく所望の出力電圧
を得ることが可能となる。なお、実施例において形成さ
れた透明電極層2のシート抵抗は約12Ω/□であり、
各セルの幅が10mmから大きく変化させられれば、一
般には高い変換効率を有する太陽電池モジュールが得ら
れない。これは、セルの幅を広くすれば曲線因子が低下
し、逆にセルの幅を狭くすれば分割溝2a,3a,4a
が占める面積の増大に伴う有効受光面積の減少によって
短絡電流が低下するからである。実施例と比較例におい
てセルの幅は同一に設定されているので、比較例に比べ
て実施例における受光面積の減少は増大させられた本数
のバスバーが占める面積に対応するわずかな領域にすぎ
ない。そして、本発明では1つのバスバーがその両側の
サブモジュールによって共用されるので、バスバーの本
数の増大は最小限に抑制され得る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、集積型
の薄膜太陽電池モジュールにおける電気的接続構造を改
善することによって、光電変換効率を損なうことなく所
望の出力電圧を有する薄膜太陽電池モジュールを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による集積型薄膜太陽電池
モジュールの製造工程の一例を示す模式的な断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態による集積型薄膜太陽電池
モジュールのもう1つの例を示す模式的な平面図であ
る。
【符号の説明】
1 透明絶縁基板 2 透明前面電極層 2a 透明電極分割溝 2b 透明電極 3 半導体光電変換層 3a 接続用開口 3b 光電変換領域 4 金属背面電極層 4a 背面電極分割溝 4b 背面電極 5a,5b,5c,5A,5B 集電用バスバー 8 分割された細長い太陽電池セル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に順次積層された第1型電極
    層、半導体光電変換層および第2型電極層を含み、前記
    第1型電極層と前記第2型電極層を互いに平行な複数の
    第1型電極分割溝および第2型電極分割溝で複数の第1
    型電極および第2型電極にそれぞれ分割することによっ
    て形成された互いに平行な細長い光電変換セルの所定数
    を含むサブモジュールを複数含む薄膜太陽電池モジュー
    ルであって、 前記サブモジュールの各々内において、互いに隣接する
    任意の2つの前記セル間で前記第1型電極と前記第2型
    電極とを前記光電変換層を貫通する接続用開口を介して
    電気的に接続することによって前記所定数の前記セルが
    直列接続されており、 互いに隣接する任意の2つの前記サブモジュール間には
    それらのサブモジュールからの電流を収集するために共
    通のバスバーが設けられており、 前記バスバーの一方側の前記サブモジュール内において
    は任意の1つの前記セルの前記第1型電極はそのセルに
    対して第1の方向に隣接する前記セルの前記第2型電極
    に前記接続用開口を介して接続されており、 前記バスバーの他方側の前記サブモジュール内において
    は任意の1つの前記セルの前記第1型電極はそのセルに
    対して前記第1の方向と逆の第2の方向に隣接する前記
    セルの前記第2型電極に前記接続用開口を介して接続さ
    れていることを特徴とする薄膜太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記複数のサブモジュールが前記バスバ
    ーを介して互いに電気的に並列接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の薄膜太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記半導体光電変換層は、結晶質シリコ
    ン薄膜または非晶質シリコン薄膜を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の薄膜太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかの項に記載の
    薄膜太陽電池モジュールの複数を組合せて構成されてい
    る太陽電池パネル。
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