JP2000048758A - 反射電子検出装置 - Google Patents

反射電子検出装置

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JP2000048758A
JP2000048758A JP10226580A JP22658098A JP2000048758A JP 2000048758 A JP2000048758 A JP 2000048758A JP 10226580 A JP10226580 A JP 10226580A JP 22658098 A JP22658098 A JP 22658098A JP 2000048758 A JP2000048758 A JP 2000048758A
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backscattered electron
backscattered
sample
semiconductor
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Noriyuki Hirayanagi
徳行 平柳
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24475Scattered electron detectors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号変化の大きい検出信号波形を得ることに
より、試料上のパターン位置の検出精度を向上させるこ
とが可能な反射電子検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る反射電子検出装置は、表面
に重元素からなるパターン11を有する軽元素からなる
基板13に電子ビームを照射し、パターン及び基板表面
から得られる反射電子3を検出する反射電子検出装置で
ある。この装置は、所定のエネルギー感度を備えた第1
の反射電子検出器A,A´と、該所定のエネルギー感度
と異なるエネルギー感度を備えた第2の反射電子検出器
B,B´と、該第1の反射電子検出器A,A´によって
検出される信号と該第2の反射電子検出器B,B´によ
って検出される信号とを合成する手段と、を具備するも
のである。これにより、信号変化の大きい検出信号波形
を得ることができ、パターン11の位置の検出精度を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームを照射
した試料から得られる反射電子を検出する反射電子検出
装置に関するものである。特には、高いS/Nの検出信
号を得ることにより、試料上のパターン位置の検出精度
を向上させることが可能な反射電子検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9(a)は、従来の反射電子検出装置
により電子ビームを照射した試料から得られる反射電子
を検出する様子を示す模式図であり、図9(b)は、図
9(a)に示す反射電子検出装置によって検出された反
射電子の信号強度とビーム照射位置との関係を示すグラ
フである。
【0003】反射電子検出装置としては、pn接合やp
in接合の半導体を使用した半導体反射電子検出装置を
用いるのが一般的である。この反射電子検出装置は、電
子線露光装置に内蔵され、シリコン基板に電子線露光を
行う際の該基板の位置合わせに用いられる。
【0004】図9(a)に示すように、反射電子検出装
置は半導体反射電子検出器101,101´を備えてい
る。試料は、シリコン等の軽元素からなる基板(例えば
シリコン基板)107の上にタンタル等の重元素からな
るパターン105が形成されたものである。試料表面に
電子ビームEBを入射し、このEBを矢印のようにスキ
ャンする。試料に入射した電子は試料内で多重散乱さ
れ、後方散乱電子(反射電子)103を発生させる。こ
の後方散乱電子103は反射電子検出器101,101
´により検出される。
【0005】すなわち、反射電子検出器101,101
´の内部において、入射された反射電子103がそのエ
ネルギーに応じた増幅率で増幅され、それにより検出信
号が発生する。ここで、反射電子103の強度は、試料
上のパターンの物質によって異なる。このため、試料上
を電子ビームでスキャンした際、電子ビームで照射され
る物質が変化すると、そこから発生する反射電子の強度
も変化することとなる。これを利用することにより、試
料上のパターンを検出することができる。例えば、電子
線露光を行う前に、ウエハ上のアライメントマークを反
射電子検出装置によって検出することによりウエハの位
置合わせを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
反射電子検出装置において試料上のパターンの位置を検
出する精度を向上させるには、試料からの反射電子強度
の変化を大きくすることが考えられる。反射電子係数は
物質にほぼ固有なものであるため、反射電子強度の変化
を大きくするには、反射電子強度が大きい物質で膜厚の
厚いパターンを試料(ウエハ)上に形成する必要があ
る。
【0007】しかしながら、近年の半導体プロセスで
は、ウエハ表面を研磨すること等によりウエハ表面を平
坦化することが一般化している。このため、例えば位置
合わせ用のパターンの膜厚を厚くすることが困難になっ
ている。従って、反射電子強度の変化を大きくすること
は難しい。
【0008】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、信号変化の大きい検出信
号波形を得ることにより、試料上のパターン位置の検出
精度を向上させることが可能な反射電子検出装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る反射電子検出装置は、表面にパターン
を有する試料に電子ビームを照射し、該試料表面から得
られる反射電子を検出する反射電子検出装置であって;
所定のエネルギー感度を備えた第1の反射電子検出器
と、 該所定のエネルギー感度と異なるエネルギー感度
を備えた第2の反射電子検出器と、 該第1の反射電子
検出器によって検出される信号と該第2の反射電子検出
器によって検出される信号とを合成する手段と、 を具
備することを特徴とする。また、上記第1及び第2の反
射電子検出器がともに半導体検出器であることが好まし
い。但し、上記第1及び第2の反射電子検出器は、とも
に又は一方が半導体検出器以外の反射電子検出器であっ
ても良い。
【0010】上記反射電子検出装置では、第1の反射電
子検出器によって検出される信号と第2の反射電子検出
器によって検出される信号とを合成する手段によって合
成した信号をパターン検出信号として用いる。これによ
り、信号変化の大きい検出信号波形を得ることができ
る。
【0011】また、上記第1の反射電子検出器が半導体
検出器であり、上記第2の反射電子検出器が該半導体検
出器の反射電子検出面の前に設置された薄膜であって上
記試料表面からの反射電子のエネルギーのピークを遮断
する薄膜であることが好ましい。尚、試料表面からの反
射電子とは、上記表面のパターンを除く部分からの反射
電子をいう。また、上記薄膜の厚さが、上記試料表面か
ら得られる反射電子のうちで最も大きいエネルギーを有
する反射電子を吸収するような厚さであることが好まし
い。また、上記薄膜がシリコンからなり、上記試料に電
子ビームを照射する際の加速電圧が100kVである場
合は、該薄膜の厚さを10μm以上40μm以下とする
ことが好ましい。
【0012】また、上記第1の反射電子検出器が半導体
検出器であり、上記第2の反射電子検出器が該半導体検
出器の反射電子検出面の前に設置されたメッシュを備え
た検出器であって正の電圧を印加して反射電子を減速さ
せるための電界を発生させるメッシュを備えた検出器で
あることが好ましい。また、上記正の電圧が、上記試料
表面から得られる反射電子のエネルギー分布で最も強度
が大きいエネルギーに相当する電圧であることが好まし
い。また、上記試料に電子ビームを照射する際の加速電
圧が100kVである場合は、上記正の電圧を40kV
以上70kV以下とすることが好ましい。
【0013】また、本発明に係る反射電子検出装置は、
表面にパターンを有する試料に電子ビームを照射し、該
試料表面から得られる反射電子を検出する反射電子検出
装置であって; 互いに異なるエネルギー感度を備えた
2種類以上の反射電子検出器と、 検出する試料の特性
に適した1種類又は2種類の反射電子検出器を使用する
ために、該反射電子検出器を上記2種類以上の反射電子
検出器のうちから選択する手段と、 を具備することを
特徴とする。これにより、種々の試料に幅広く対応する
ことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態による反射電子検出装置により電子ビームを照射した
試料から得られる反射電子を検出する様子を示す模式図
である。
【0015】図1に示す反射電子検出装置は、pn接合
やpin接合を使用した感度の異なる2種類の半導体反
射電子検出器(半導体検出器)即ち半導体検出器A,A
´と半導体検出器B,B´を1組として配置したもので
ある。試料は、シリコン等の軽元素からなる基板(例え
ばシリコン基板)13の上にタンタル等の重元素からな
るパターン11が形成されたものである。試料表面に電
子ビームEBを入射し、このEBを矢印のようにスキャ
ンする。試料に入射した電子は試料内で多重散乱され、
後方散乱電子(反射電子)3を発生させる。この後方散
乱電子3は2種類の半導体検出器A,A´、B,B´に
より検出される。
【0016】すなわち、2種類の半導体検出器A,A
´、B,B´それぞれの内部において、入射された反射
電子3がそのエネルギーに応じた増幅率で増幅され、そ
れにより検出信号が発生する。反射電子3の強度は、電
子ビームが照射された物質によって異なる。つまり、基
板13からの反射電子の強度はパターン11からの反射
電子の強度と異なる。このため、試料上を電子ビームで
スキャンした際、電子ビームの照射位置が基板13から
パターン11に変化すると、そこから発生する反射電子
の強度も変化することとなる。
【0017】図2は、図1に示す2種類の半導体反射電
子検出器(半導体検出器)A,A´、B,B´それぞれ
のエネルギー感度特性の一例を示すグラフである。
【0018】図2に示すように、半導体検出器A,A´
は高い反射電子エネルギーに対して高い検出感度を有し
ているが、半導体検出器B,B´は高い反射電子エネル
ギーに対してはあまり高い検出感度を有していない。な
お、pn接合やpin接合を使用した半導体検出器のエ
ネルギー感度特性は、空乏層の深さと幅を制御すること
で調整することが可能である。従って、種々の感度特性
を備えた半導体検出器を準備することは可能である。
【0019】図3は、図1に示す軽元素からなる基板1
3及び重元素からなるパターン11から発生する反射電
子エネルギーと反射電子強度との関係を示すグラフであ
る。
【0020】図3に示す符号15が軽元素からなる基板
から観測される反射電子のエネルギー分布であり、符号
17が重元素からなるパターンから観測される反射電子
のエネルギー分布である。この図に示すように、重元素
と軽元素とではエネルギー分布が異なり、重元素の場合
の方が高い反射電子エネルギーを示すことが分かる。
【0021】図4は、図1に示す反射電子検出装置によ
って検出された反射電子の信号強度とビーム照射位置と
の関係を示すグラフである。上述したような事から、電
子線をスキャンした時に半導体検出器A,A´、B,B
´によって観測される検出信号波形は図4のようなもの
になる。この図に示す符号A+A´は、半導体検出器
A,A´によって検出された信号波形であり、符号B+
B´は、半導体検出器B,B´によって検出された信号
波形である。
【0022】図5は、図4に示す信号波形をある係数α
を使用して合成した合成検出信号波形を示すグラフであ
る。合成方法は下記の通りである。 (A+A´)−α(B+B´)
【0023】このように感度の異なる2種類の半導体検
出器A,A´、B,B´を用いて反射電子3を検出し、
それぞれの検出器から得られる検出信号波形を合成する
ことより、1種類の半導体検出器を用いて反射電子を検
出した検出信号波形に比べて極めて信号変化の大きい検
出信号波形を得ることができる。従って、試料上のパタ
ーンの位置を検出する精度を向上させることができる。
また、重元素からなるパターン11の膜厚を薄くして
も、そのパターン11を精度良く検出するのに十分な強
度比の検出信号を得ることができる。
【0024】尚、上記第1の実施の形態では、反射電子
検出装置が2種類の半導体検出器A,A´、B,B´を
備えているが、反射電子検出装置が3種類以上の互いに
異なるエネルギー感度を有する半導体検出器を備え、検
出する試料の特性に適した2種類の半導体検出器を選択
し適宜切り替えて使用できるような手段をさらに含むこ
とも可能である。これにより、種々の試料に幅広く対応
することが可能となる。
【0025】図6は、本発明の第2の実施の形態による
反射電子検出装置を示す模式図である。この反射電子検
出装置は1種類の半導体反射電子検出器(半導体検出
器)21を備えており、この半導体検出器21にはアン
プ29が接続されている。反射電子27を検出する半導
体検出器21の検出面の手前には、例えばシリコンから
なる薄膜23が設置されている。これにより、反射電子
27は先ず薄膜23に当たるので、薄膜23を透過した
反射電子のみが検出器21によって検出される。
【0026】薄膜23には電流計25の一端が接続され
ており、電流計25の他端は接地されている。また、薄
膜23の厚さは、図3に示す軽元素から発生する反射電
子のエネルギー分布15のピークを遮断できるような厚
さとする。例えば、軽元素からの反射電子エネルギーの
ピークが50keVの場合は、シリコン薄膜23の厚さ
を20μm〜30μm程度とするのが適当である。な
お、薄膜23の厚さは、遮断する反射電子エネルギーの
ピーク値からある程度一義的に決めることができる。
【0027】図7は、図6に示す反射電子検出装置を用
いて図1に示す試料パターン上を電子線でスキャンした
時に検出された反射電子の信号強度とビーム照射位置と
の関係を示すグラフである。図7に示す符号31は、検
出器21によって検出された検出信号波形であり、符号
33は、薄膜23に反射電子が吸収されることによって
該薄膜中を流れる電流を電流計25によって測定した検
出信号波形である。
【0028】前述したように、図1に示す試料は軽元素
と重元素から構成されるので、試料からの反射電子は図
3に示すように2種類のエネルギー分布15,17を持
つ。このうち軽元素からの反射電子の大部分は薄膜23
内で散乱吸収され、薄膜23を流れる電流として電流計
25で観測される。一方、重元素からの反射電子は薄膜
23内で若干吸収されるものの、その大部分は薄膜23
を透過し、検出器21で検出される。このようにして図
7に示すような検出信号波形31,33が得られる。
【0029】こうして得られた信号波形31,33を図
4及び図5で説明したようにある係数を掛けて合成する
ことにより、極めて信号変化の大きい合成検出信号波形
を得ることができる。従って、上記第1の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。
【0030】尚、上記第2の実施の形態では、シリコン
からなる薄膜23を用いているが、薄膜の材質はシリコ
ンに限定されるものではなく、反射電子を遮断可能なも
のであれば、他の材料からなる薄膜を用いることも可能
であり、例えば金属からなる薄膜を用いることも可能で
ある。
【0031】また、反射電子検出装置が1種類の半導体
検出器21及び薄膜23を備えているが、反射電子検出
装置が2種類以上の互いに異なるエネルギー感度を有す
る半導体検出器及び薄膜を備え、検出する試料の特性に
適した1種類の半導体検出器及び薄膜を選択し適宜切り
替えて使用できるような手段をさらに含むことも可能で
ある。これにより、種々の試料に幅広く対応することが
可能となる。
【0032】図8は、本発明の第3の実施の形態による
反射電子検出装置を示す模式図であり、図6と同一部分
については同一符号を付し、異なる部分についてのみ説
明する。
【0033】半導体検出器21の検出面の前に、例えば
銅からなるメッシュ35を設置し、このメッシュ35に
正の電圧を印加する。これにより、メッシュ35に電界
が生じ、反射電子27を減速させることができる。この
電圧は、図3に示す軽元素から発生する反射電子のエネ
ルギー分布15のピークを遮断できるような値に設定す
る。例えば、試料に電子ビームを照射する際の加速電圧
が100kVである場合は、メッシュ35に印加する電
圧を40kV〜70kV程度とするのが適当である。
【0034】上記第3の実施の形態においても第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、
軽元素からの反射電子の大部分はメッシュ35の電界に
よって減速される。一方、重元素からの反射電子の大部
分はメッシュ35を透過し、検出器21で検出される。
従って、重元素からの反射電子を検出する信号の比を高
めて検出器21で検出することができる。
【0035】尚、上記第3の実施の形態では、銅からな
るメッシュ35を用いているが、メッシュの材質は銅に
限定されるものではなく、電気伝導率の良いものであれ
ば、他の材料からなるメッシュを用いることも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号変化の大きい検出信号波形を得ることにより、試料上
のパターン位置の検出精度を向上させることが可能な反
射電子検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による反射電子検出
装置により電子ビームを照射した試料から得られる反射
電子を検出する様子を示す模式図である。
【図2】図1に示す2種類の半導体反射電子検出器A,
A´、B,B´それぞれのエネルギー感度特性の一例を
示すグラフである。
【図3】図1に示す軽元素からなる基板及び重元素から
なるパターンから発生する反射電子エネルギーと反射電
子強度との関係を示すグラフである。
【図4】図1に示す反射電子検出装置によって検出され
た反射電子の信号強度とビーム照射位置との関係を示す
グラフである。
【図5】図4に示す信号波形をある係数αを使用して合
成した合成検出信号波形を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態による反射電子検出
装置を示す模式図である。
【図7】図6に示す反射電子検出装置を用いて図1に示
す試料パターン上を電子線でスキャンした時に検出され
た反射電子の信号強度とビーム照射位置との関係を示す
グラフである。
【図8】本発明の第3の実施の形態による反射電子検出
装置を示す模式図である。
【図9】図9(a)は、従来の反射電子検出装置により
電子ビームを照射した試料から得られる反射電子を検出
する様子を示す模式図であり、図9(b)は、図9
(a)に示す反射電子検出装置によって検出された反射
電子の信号強度とビーム照射位置との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
3…後方散乱電子(反射電子) 11…重元素から
なるパターン 13…軽元素からなる基板 15…軽元素からなる基板から観測される反射電子のエ
ネルギー分布 17…重元素からなるパターンから観測される反射電子
のエネルギー分布 21…半導体反射電子検出器 23…薄膜 25…電流計 27…反射電子 29…アンプ 31…検出器の
信号(検出信号波形) 33…薄膜の吸収電流(検出信号波形) 35…メッシュ 101,101´
…反射電子検出器 103…反射電子 105…重元素
からなるパターン 107…軽元素からなる基板 A,A´,B,B´…半導体反射電子検出器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にパターンを有する試料に電子ビー
    ムを照射し、該試料表面から得られる反射電子を検出す
    る反射電子検出装置であって;所定のエネルギー感度を
    備えた第1の反射電子検出器と、 該所定のエネルギー感度と異なるエネルギー感度を備え
    た第2の反射電子検出器と、 該第1の反射電子検出器によって検出される信号と該第
    2の反射電子検出器によって検出される信号とを合成す
    る手段と、 を具備することを特徴とする反射電子検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の反射電子検出器がと
    もに半導体検出器であることを特徴とする請求項1記載
    の反射電子検出装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の反射電子検出器が半導体検出
    器であり、上記第2の反射電子検出器が該半導体検出器
    の反射電子検出面の前に設置された薄膜であって上記試
    料表面からの反射電子のエネルギーのピークを遮断する
    薄膜であることを特徴とする請求項1記載の反射電子検
    出装置。
  4. 【請求項4】 上記薄膜の厚さが、上記試料表面から得
    られる反射電子のうちで最も大きいエネルギーを有する
    反射電子を吸収するような厚さであることを特徴とする
    請求項3記載の反射電子検出装置。
  5. 【請求項5】 上記薄膜がシリコンからなり、上記試料
    に電子ビームを照射する際の加速電圧が100kVであ
    る場合は、該薄膜の厚さを10μm以上40μm以下と
    することを特徴とする請求項3記載の反射電子検出装
    置。
  6. 【請求項6】 上記第1の反射電子検出器が半導体検出
    器であり、上記第2の反射電子検出器が該半導体検出器
    の反射電子検出面の前に設置されたメッシュを備えた検
    出器であって正の電圧を印加して反射電子を減速させる
    ための電界を発生させるメッシュを備えた検出器である
    ことを特徴とする請求項1記載の反射電子検出装置。
  7. 【請求項7】 上記正の電圧が、上記試料表面から得ら
    れる反射電子のエネルギー分布で最も強度が大きいエネ
    ルギーに相当する電圧であることを特徴とする請求項6
    記載の反射電子検出装置。
  8. 【請求項8】 上記試料に電子ビームを照射する際の加
    速電圧が100kVである場合は、上記正の電圧を40
    kV以上70kV以下とすることを特徴とする請求項6
    記載の反射電子検出装置。
  9. 【請求項9】 表面にパターンを有する試料に電子ビー
    ムを照射し、該試料表面から得られる反射電子を検出す
    る反射電子検出装置であって;互いに異なるエネルギー
    感度を備えた2種類以上の反射電子検出器と、 検出する試料の特性に適した1種類又は2種類の反射電
    子検出器を使用するために、該反射電子検出器を上記2
    種類以上の反射電子検出器のうちから選択する手段と、 を具備することを特徴とする反射電子検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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