JP2000048522A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000048522A
JP2000048522A JP10209537A JP20953798A JP2000048522A JP 2000048522 A JP2000048522 A JP 2000048522A JP 10209537 A JP10209537 A JP 10209537A JP 20953798 A JP20953798 A JP 20953798A JP 2000048522 A JP2000048522 A JP 2000048522A
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shutter
slide guide
shell
distance
plate portion
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JP10209537A
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Hiroshi Meguro
浩 目黒
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルにスライド可能に取付けたシャッター
がシャッタースプリングのばね力によって上記シェルの
前端面から浮き上がるのを防止する。 【解決手段】 シャッター5は、シェル3の上,下面3
a,3bに重なる第1,第2のシャッター板部5a,5
bと、シェル3の前端面3cに重なる連結板部5cを有
している。第2のシャッター板部5bには、上記シェル
3の前端面3cに沿って設けられた第1,第2のスライ
ドガイド溝37,38に挿入される第1,第2のスライ
ドガイド突起39,40が設けられている。上記第1の
突起39から上記シャッター5の連結板部5cの外面ま
での距離L3と上記第1の突起39が挿入される第1の
溝37から上記シェル3の前端面3cまでの距離L1
差(L3−L1)は、上記第2の突起40から上記シャッ
ター5の連結板部5cの外面までの距離L4と上記第2
の突起40が挿入される第2の溝38から上記シェル3
の前端面3cまでの距離L2の差(L4−L2)よりも小
に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体を回転可能に収容したシェルの記録再生用の開口部を
シャッターで開閉するようになっているディスクカート
リッジにおいて、上記シャッターを閉じる方向に付勢し
ているシャッター付勢用のスプリングのばね力で上記シ
ャッターがシェルの前端面から浮き上がるのを防止する
ことができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ、例えばフロッピ
ーディスクカートリッジとして図9〜14に示したもの
が知られている。上記ディスクカートリッジ101は、
ディスク状記録媒体102と、上記ディスク状記録媒体
102を回転可能に収容したシェル103と、上記シェ
ル103にスライド可能に取付けられていて、該シェル
103の上,下面103a,103bに設けた記録再生
用の開口部104を開閉するシャッター105と、上記
シャッター105を上記記録再生用の開口部104を閉
塞する方向に付勢するシャッター付勢用のスプリング
(捩りコイルスプリング)106とを備えている。
【0003】上記シェル103は、上,下面103a,
103bと前端面103cにシャッタースライドエリア
を構成するシャッター取付用の凹部103dを有してい
る。上記凹部103dは、シャッター105の肉厚Tと
略同じ深さDに形成されている。
【0004】上記シャッター105は、上記シェル10
3の上,下面のシャッター取付用の凹部103dに重な
る第1,第2のシャッター板部105a,105bと、
これら第1,第2のシャッター板部105a,105b
の一端を連結していて、内面側が上記シェル103の前
端面103cのシャッター取付用の凹部103dに重な
る連結板部105cとを有していて、上記シャッター板
部105bには、シャッタースライド方向の一端側と他
端側に第1,第2のスライドガイド突起107,108
が設けられている。
【0005】上記シャッター105は、上記第1,第2
のスライドガイド突起107,108を、上記シェル1
03の前端面103cに沿って平行に上記シェル103
の下面103bに設けられた第1,第2のスライドガイ
ド溝109,110に挿入することにより、これらスラ
イドガイド溝109,110に沿ってスライドするよう
に上記シェル103に取り付けられている。
【0006】上記シャッター付勢用のスプリング106
は、一端側106aが上記第1のスライドガイド突起1
07を設けた上記シャッター105の一側部に設けられ
たスプリング係止部111に係止され、他端側106b
が上記シェル103の内壁に係止されている。
【0007】図11に示したように上記第1のスライド
ガイド突起107の内面(連結板部105cに対向する
面)からシャッター105の連結板部105cの外面ま
での距離L1と、上記第2のスライドガイド突起108
の内面(連結板部105cに対向する面)から上記シャ
ッター105の連結板部105cの外面までの距離L2
は、同じ値(L1=L2)に形成されている。換言すれ
ば、上記第1のスライドガイド突起107と第2のスラ
イドガイド突起108は、上記シャッター105の連結
板部105cに平行な一直線上位置に配置されている。
【0008】また、上記第1のスライドガイド突起10
7が挿入される第1のスライドガイド溝109から上記
シェル103の前端面103cまでの距離L3と、上記
第2のスライドガイド突起108が挿入される第2のス
ライドガイド溝110から上記シェル103の前端面1
03cまでの距離L4は、同じ値(L3=L4)に形成さ
れている。換言すれば、上記第1のスライドガイド溝1
09と第2のスライドガイド溝110は、上記シェル1
03の前端面103cに平行な一直線上位置に配置され
ている。
【0009】上記シャッター105は、上記第1,第2
のシャッター板部105a,105b間に上記シェル1
03を前端面103c側から挿入して、上記第1,第2
のスライドガイド突起107,108を上記シェル10
3に設けた第1,第2のスライドガイド溝109,11
0に挿入することにより、上記シェル103のシャッタ
ー取付用の凹部103dにスライド可能に取付けられて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスクカートリッジ101は、上記シェル103に設
けた記録再生用の開口部104を閉塞した状態におい
て、図12〜図14に示したように、上記シャッター付
勢用のスプリング106のばね力で、該スプリング10
6を係止したシャッター105の一端側が上記シェル1
03の前端面103c側から浮き上がって、他部品と干
渉しやすくなったり、シェル103の前端面103c側
から塵埃等がシェル103内に侵入しやすくなったり、
或は、シャッター105が傾斜して、シャッター板部1
05a,105bの一側部と上記シェル103のシャッ
ター取付用の凹部103dの一側部103eとの間に隙
間δが発生するために見た目にも不安定感を与え、見栄
えが悪くなるという問題点があった。
【0011】そこで、上記シャッター105の連結板部
105cの一端側の浮き上がりの原因を追求した。
【0012】その結果、上述したように上記第1のスラ
イドガイド突起107からシャッター105の連結板部
105cの外面までの距離L1と、上記第2のスライド
ガイド突起108から上記シャッター105の連結板部
105cの外面までの距離L2は、同じ値(L1=L2
に形成されていること、つまり上記第1のスライドガイ
ド突起107と第2のスライドガイド突起108が、上
記シャッター105の連結板部105cに平行な一直線
上位置に配置されていること、および上記第1のスライ
ドガイド突起107が挿入される第1のスライドガイド
溝109から上記シェル103の前端面103cまでの
距離L3と、上記第2のスライドガイド突起108が挿
入される第2のスライドガイド溝110から上記シェル
103の前端面103cまでの距離L4は、同じ値(L3
=L4)に形成されていること、つまり上記第1のスラ
イドガイド溝109と第2のスライドガイド溝110
が、上記シェル103の前端面103cに平行な一直線
上位置に配置されていることが上記浮き上がり量を大き
くしていることの原因の一つであることを判明した。
【0013】つまり、上記第1,第2のスライドガイド
突起107,108を上記第1,第2のスライドガイド
溝109,110に挿入し、かつ円滑にスライドさせる
ために、図12に示したように、上記第1のスライドガ
イド突起107と第1のスライドガイド溝109の間に
は遊び間隙δ1が設けられ、上記第2のスライドガイド
突起108と第2のスライドガイド溝110との間には
遊び間隙δ2が設けられていて、上記遊び間隙δ1とδ2
は、等しい値になっている。このため、上記シャッター
付勢用のスプリング106によって、上記シャッター1
05をシェル103のシャッター取付用の凹部103d
の一側部103eに押し付ける力が作用するとともに、
上記シャッター105にこれを浮き上がらせる分力が発
生すると、上記シャッター105の連結板部105cの
一端側は、上記遊び間隙δ1と略同じ量だけ、上記シェ
ル103の前端面103c側から浮き上がって(突出)
してしまう。上記浮き上がりを抑制するためには、上記
遊び間隙δ1,δ2を小さくすればよいのであるが、上記
遊び間隙δ1,δ2を共に小さくすると、シャッター10
5のスライド性が損なわれてしまう。
【0014】本発明は、上記第1のスライドガイド突起
107と第1のスライドガイド溝109の間の遊び間隙
δ1を、上記第2のスライドガイド突起108と第2の
スライドガイド溝110の間の遊び間隙δ2よりも小さ
く設定することにより、シャッター105のスライドガ
イド性を損なわずに上記シャッター105の連結板部1
05cの上記シェル103の前端面103cからの浮き
上がりを抑制することができるようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状記
録媒体と、上記ディスク状記録媒体を回転可能に収容し
たシェルと、上記シェルにスライド可能に取付けられて
いて、該シェルの上,下面に設けた記録再生用の開口部
を開閉するシャッターと、上記シャッターを上記記録再
生用の開口部を閉塞する方向に付勢するシャッター付勢
用のスプリングとを備えていて、上記シャッターは、上
記シェルの上,下面に重なる第1,第2のシャッター板
部と、これら第1,第2のシャッター板部の一端を連結
していて、内面側が上記シェルの前端面に重なる連結板
部とを有していて、上記シャッター板部には、シャッタ
ースライド方向の一端側と他端側に第1,第2のスライ
ドガイド突起を設け、上記第1,第2のスライドガイド
突起を、上記シェルの前端面に沿って上記シェルに設け
られた第1,第2のスライドガイド溝に挿入することに
より、これらスライドガイド溝に沿って上記シャッター
をスライドさせるようになっているとともに、上記シャ
ッター付勢用のスプリングは、一端側が上記第1のスラ
イドガイド突起を設けた上記シャッターの一側部に係止
され、他端側が上記シェルに係止されているディスクカ
ートリッジにおいて、上記第1のスライドガイド突起か
ら上記シャッターの連結板部の外面までの距離と上記第
1のスライドガイド突起が挿入される第1のスライドガ
イド溝から上記シェルの前端面までの距離の差を、上記
第2のスライドガイド突起から上記シャッターの連結板
部の外面までの距離と上記第2のスライドガイド突起が
挿入される第2のスライドガイド溝から上記シェルの前
端面までの距離の差よりも小に設定することにより、上
記第1のスライドガイド突起と第1のスライドガイド溝
のシェルの前端面側の内側面との間の遊び間隙を、上記
第2のスライドガイド突起と第2のスライドガイド溝の
シェルの前端面側の内側面との間の遊び間隙よりも少な
くして、上記シャッターの連結板部の上記シェルの前端
面からの浮き上がりを抑制することができるようにした
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はディスクカートリッジ1を
上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図、
図3はシャッターを取外した状態の斜視図、図4は下面
側から見た要部の平面図、図5は分解斜視図、図6はシ
ャッターの平面図、図7は図2のA−A線断面図、図8
はB−B線断面図である。
【0017】上記ディスクカートリッジ1は、ディスク
状記録媒体2と、該ディスク状記録媒体2を回転可能に
収容したシェル3と、該シェル3にスライド可能に取付
けられていて、該シェル3の上,下面に設けた記録再生
用の開口部4を開閉するシャッター5と、該シャッター
5を上記記録再生用の開口部4を閉塞する方向に付勢す
るシャッター付勢用のスプリング6を備えている。上記
シャッター5は、上記シェル3の上,下面3a,3bお
よび前端面3cに跨って形成されたシャッター取付用の
凹部(シャッタースライドエリア)7にスライド可能に
取付けられている。上記シャッター取付用の凹部7の深
さDは、上記シャッター5の肉厚Tと略同じ値に形成さ
れている。
【0018】図5に示したように、上記ディスク状記録
媒体2は、合成樹脂製のディスク本体21と、該ディス
ク本体21の中央部に取付けられた金属製の磁性材料で
作られたセンターハブ22とで構成されている。
【0019】上記ディスク本体21は、可撓性を有する
円形状の合成樹脂フィルムの両面に磁性記録層を設ける
ことにより形成されていて、中央部にはハブ取付孔21
aを有している。
【0020】上記センターハブ22は、リング状のフラ
ンジ部22aと、該リング状のフランジ部22aの内周
側から下方に向けて膨出形成された有底円筒状の膨出部
22bを有している。
【0021】上記フランジ部22aの外径は、上記ハブ
取付孔21aの内径よりも大径に形成されているととも
に、上記フランジ部22aの内径および上記膨出部22
bの外径は、上記ハブ取付孔21aの内径よりも小径に
形成されている。
【0022】上記センターハブ22は、上記ディスク本
体21の上面側から上記膨出部22bを上記ハブ取付孔
21a内に挿入して、上記フランジ部22aを上記ディ
スク本体21の上面に重ね合わせて接着剤等で接着する
ことにより、上記膨出部22bを上記ディスク本体21
の下面から突出させた状態で上記ディスク本体21の中
央部に取付けられている。
【0023】上記シェル3は、合成樹脂により矩形状に
形成された上,下ハーフ31,32の前後,左右の側壁
を重ね合わせて溶着することにより形成されている。
【0024】上記上ハーフ31は、前端面側の略中央部
に記録再生用の開口部4を有しているとともに、内面側
には次に説明する下ハーフ32の円弧状の第1〜第4の
仕切壁35a〜35dとともに、上記ディスク状記録媒
体2を回転可能に収容する円形状のディスク収容部34
を構成する円弧状の第1〜第4の仕切壁33a〜33d
が設けられている。
【0025】また、上記下ハーフ32は、前端面側の略
中央部で上記上ハーフ32の記録再生用の開口部4と対
向する位置に記録再生用の開口部4を有しているととも
に、内面側には上記上ハーフ31の内面に設けられた第
1〜第4の仕切壁33a〜33dとともに、ディスク収
容部34を構成する円弧状の第1〜第4の仕切壁35a
〜35dが設けられている。
【0026】上記下ハーフ31の上記第4の仕切壁35
dの外側は、上記シャッター付勢用のスプリング6の収
容部36になっている。
【0027】図3〜図4に示したように、上記下ハーフ
32の外側面すなわちシェル3の下面3bのシャッター
取付用の凹部(シャッタースライドエリア)7内のシェ
ル前端面3cの近傍には、上記記録再生用の開口部4を
挟むようにして、上記該前端面3cに沿って平行に第1
のシャッタースライドガイド溝37と第2のシャッター
スライドガイド溝38が形成されている。
【0028】上記第1のスライドガイド溝37の一側面
(シェル3の前端面3c側の側面)37aから上記シェ
ル3の前端面3cまでの距離L1は、上記第2のスライ
ドガイド溝38の一側面(シェル3の前端面3c側の側
面)38aから上記シェル3の前端面3cまでの距離L
2よりも大に設定されている(L1>L2)。つまり、上
記第1のシャッタースライドガイド溝37は、上記第2
のシャッタースライドガイド溝38の位置に対して段差
Hをもって上記シェル3の前端面3cから離れた位置に
形成されている。そして、上記第1,第2のシャッター
スライドガイド溝37,38に次に説明するシャッター
5の第1,第2のスライドガイド突起39,40を挿入
することにより、上記シェル3にシャッター5がスライ
ド可能に取付けられる。
【0029】上記シャッター5は、上記シェル3の上面
3aに内面側が重なる第1のシャッター板部5aと、上
記シェル3の下面3bに内面側が重なる第2のシャッタ
ー板部5bと、上記第1,第2のシャッター板部5a,
5bの一端を連結していて、上記シェル3の前端面3c
に内面側が重なる連結板部5cとを備えていて、金属板
をコ字状に折曲げることにより形成されている。
【0030】図3に示したように、上記第2のシャッタ
ー板部5bのシャッタースライド方向の一端部には、上
記第1のスライドガイド溝37に挿入される第1のスラ
イドガイド突起39が切起し形成され、他端部には上記
第2のスライドガイド溝38に挿入される第2のスライ
ドガイド突起40が切起し形成されている。また、上記
連結板部5cの上記第1のスライドガイド突起39の近
傍には、上記シャッター付勢用のスプリング6の一端部
6aを係止するためのスプリング係止部41が切起し形
成されている。
【0031】図6に示したように、上記第1,第2のス
ライドガイド突起39,40は、上記連結板部5cに対
向する内面側の中央部が上記連結板部5c側に向けて突
出する円弧面に形成されている。
【0032】上記第1のスライドガイド突起39の内面
の中央部から上記連結板部5cの外面までの距離L3
上記第2のスライドガイド突起40の内面の中央部から
上記連結板部5cの外面まで距離L4は、略同じ値(L3
=L4)になるように設定されているとともに、上記第
1のスライドガイド突起39から上記連結板部の外面ま
での距離L3は、上記シェル3の前端面3cから上記第
1のスライドガイド溝37の一側面37aまでの距離L
1と略同じ値(L3=L1)になるように設定されてい
る。
【0033】上記シャッター5は、上記第1,第2のシ
ャッター板部5a,5bの間にシェル3を前端面3c側
から挿入し、該シェル3に設けた第1,第2のスライド
ガイド溝37,38に上記第2のシャッター板部5bに
切起し形成した第1,第2のスライドガイド突起39,
40を挿入することにより、上記シェル3にスライド可
能に取付けられる。そして、上記シャッター5は、上記
連結板部5cに切起し形成されたスプリング係止部41
に一端部6aが係止され、他端部6bが上記シェル3の
内壁に係止されたシャッター付勢用のスプリング6によ
って上記シャッター取付用の凹部7の一側部に押し付け
られて、上記シェル3の上,下面に設けた記録再生用の
開口部4を閉塞するようになっている。
【0034】上述したようにシャッター5には、上記ス
プリング6によって、上記第1,第2のシャッター板部
5a,5bで上記シェル3の上,下面3a,3bに設け
た記録再生用の開口部4を閉塞する方向のばね力が作用
するとともに、上記連結板部5cを上記シェル3の前端
面3cから浮き上がらせる分力が作用するが、上述した
ように上記連結板部5cの外面から上記第1のスライド
ガイド突起39の内面の中央部までの距離L3は、上記
シェル3の前端面3cから第1のスライドガイド溝37
の一側面37aまでの距離L1と同じ値に設定されてい
るので上記第1のスライドガイド突起39の内面の中央
部が上記第1のスライドガイド溝37の一側面に当接し
て、上記シャッター5の連結板部5cの外面が上記シェ
ル3の前端面3cよりも上方に浮き上がるのを防止する
のである。
【0035】なお、実施例では、上述したように上記シ
ャッター5の連結板部5cの外面から第1のスライドガ
イド突起39の内面までの距離L3と上記シェル3の前
端面3cから第1のスライドガイド溝27の一側面27
aまでの距離L1を等しくすることにより、上記シェル
3の前端面3cからの上記シャッター5の連結板部5c
の上記第1のスライドガイド突起39側の端部の浮き上
がりをほぼ完全になくすことができるようにしたが必ず
しも上記L1とL3を等しくする必要はない。
【0036】上記シャッター5の連結板部5cの外面か
ら第1のスライドガイド突起39の内面までの距離L3
と上記シェル3の前端面3cから第1のスライドガイド
溝27の一側面27aまでの距離L1の差(L3−L1
5)を、上記シャッター5の連結板部5cの外面から
第2のスライドガイド突起40の内面までの距離L4
上記シェル3の前端面3cから第2のスライドガイド溝
28の一側面28aまでの距離L2の差(L4−L2
6)よりも小(L5<L6)に設定することにより、上
記シェル3の前端面3cからの上記シャッター5の連結
板部5cの第1のスライドガイド突起39側の端部の浮
き上がりを減少させてもよい。
【0037】また、上記実施例では上記シャッター5の
連結板部5cの外面と平行な同一直線上位置に上記第
1,第2のスライドガイド突起39,40を設け、第1
のスライドガイド突起39の内面までの距離L3と上記
シャッター5の連結板部5cの外面から第2のスライド
ガイド突起40の内面までの距離L4を同じ値に設定す
る一方、上記第1のスライドガイド溝37と第2のスラ
イドガイド溝38に段差Hをもたせ上記シェル3の前端
面3cから第1のスライドガイド溝37の一側面37a
までの距離L1と、上記シェル3の前端面3cから第2
のスライドガイド溝38の一側面38aまでの距離L2
に差をもたせる構成にしたが、これとは逆に、上記シェ
ル3の前端面3cと平行な同一直線上位置に上記第1,
第2のスライドガイド溝37,38を設け、上記シャッ
ター5の連結板部5cの外面に対して第1のスライドガ
イド突起39と第2のスライドガイド突起40に段差を
もたせて形成してもよい。
【0038】また、上記第1,第2のスライドガイド溝
37,38は、恰も一つの溝のように互に連結するもの
であってもよい。
【0039】また、実施例では上記第1,第2のスライ
ドガイド溝37,38をシェル3の前端面3cと平行に
形成した場合を示したが、上記シェル3の前端面3cと
上記第1のスライドガイド溝37のシャッター閉塞側の
端部(外側端)との距離L1が最も小さくなるように、
上記第1,第2のスライドガイド溝37,38を上記シ
ェル3の前端面3cに対して傾斜させて形成してもよ
い。
【0040】また、上記第1のスライドガイド溝37の
一側面37aのシャッター閉塞側の端部(外側端)に部
分的に傾斜面や円弧状の突起等を形成することにより、
上記シェル3の前端面3cと上記第1のスライドガイド
溝37の一端部(外側端)との距離L1が最も小さくな
るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明のディスクカートリッジには次に
述べるような効果がある。
【0042】(1)請求項1のディスクカートリッジ
は、第1のスライドガイド突起と第1のスライドガイド
溝の間の小さな遊び間隙で、シャッターの連結板部の浮
き上がりを防止し、第2のスライドガイド突起と第2の
スライドガイド溝の間の大きな遊び間隙で、シャッター
のスライド性を確保することができる。
【0043】(2)請求項2のディスクカートリッジ
は、第1のスライドガイド突起からシャッターの連結板
部の外面までの距離を略等しい値に設定したので、シェ
ルの前端面からシャッターの連結板部の浮き上がりをほ
ぼ完全に無くすことができる。
【0044】(3)請求項3のディスクカートリッジ
は、第1,第2のスライドガイド突起が連結板部のの外
面に対して平行な一直線上位置に設けられている従来
(既存)のシャッターをそのまま使用することが可能に
なる。
【0045】(4)請求項4のディスクカートリッジ
は、第1,第2のスライドガイド溝がシェルの前端面に
対して平行な一直線上位置に設けられている従来(既
存)のシェルをそのまま使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上面側から見た斜視図。
【図2】下面側から見た斜視図。
【図3】シャッターを取外した状態の斜視図。
【図4】下面側から見た要部の平面図。
【図5】分解斜視図。
【図6】シャッターの平面図。
【図7】図2のA−A線断面図。
【図8】図2のB−B線断面図。
【図9】従来例を上面側から見た斜視図。
【図10】従来例を下面側から見た斜視図。
【図11】シャッターを取外した状態の斜視図。
【図12】要部の平面図。
【図13】図12のA−A線断面図。
【図14】図12のB−B線断面図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ、2…ディスク状記録媒体、
3…シェル、3c…シェルの前端面、4…記録再生用の
開口部、5…シャッター、5a,5b…一対のシャッタ
ー板部、5c…連結板部、37,38…第1,第2のス
ライドガイド溝、39,40…第1,第2のスライドガ
イド突起。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月7日(1999.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ディスクカートリッジ
【特許請求の範囲】
【0001】
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体を回転可能に収容したシェルの記録再生用の開口部を
シャッターで開閉するようになっているディスクカート
リッジにおいて、上記シャッターを閉じる方向に付勢し
ているシャッター付勢用のスプリングのばね力で上記シ
ャッターがシェルの前端面から突出する(はみ出す)
を防止することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ、例えばフロッピ
ーディスクカートリッジとして図9〜14に示したもの
が知られている。上記ディスクカートリッジ101は、
ディスク状記録媒体102と、上記ディスク状記録媒体
102を回転可能に収容したシェル103と、上記シェ
ル103にスライド可能に取付けられていて、該シェル
103の上,下面103a,103bに設けた記録再生
用の開口部104を開閉するシャッター105と、上記
シャッター105を上記記録再生用の開口部104を閉
塞する方向に付勢するシャッター付勢用のスプリング
(捩りコイルスプリング)106とを備えている。
【0003】上記シェル103は、上,下面103a,
103bと前端面103cにシャッタースライドエリア
を構成するシャッター取付用の凹部103dを有してい
る。上記凹部103dは、シャッター105の肉厚Tと
略同じ深さDに形成されている。
【0004】上記シャッター105は、上記シェル10
3の上,下面のシャッター取付用の凹部103dに重な
る第1,第2のシャッター板部105a,105bと、
これら第1,第2のシャッター板部105a,105b
の一端を連結していて、内面側が上記シェル103の前
端面103cのシャッター取付用の凹部103dに重な
る連結板部105cとを有していて、上記シャッター板
部105bには、シャッタースライド方向の一端側と他
端側に第1,第2のスライドガイド突起107,108
が設けられている。
【0005】上記シャッター105は、上記第1,第2
のスライドガイド突起107,108を、上記シェル1
03の前端面103cに沿って平行に上記シェル103
の下面103bに設けられた第1,第2のスライドガイ
ド溝109,110に挿入することにより、これらスラ
イドガイド溝109,110に沿ってスライドするよう
に上記シェル103に取り付けられている。
【0006】上記シャッター付勢用のスプリング106
は、一端側106aが上記第1のスライドガイド突起1
07を設けた上記シャッター105の一側部に設けられ
たスプリング係止部111に係止され、他端側106b
が上記シェル103の内壁に係止されている。
【0007】図11に示したように上記第1のスライド
ガイド突起107の内面(連結板部105cに対向する
面)からシャッター105の連結板部105cの外面ま
での距離 11 と、上記第2のスライドガイド突起108
の内面(連結板部105cに対向する面)から上記シャ
ッター105の連結板部105cの外面までの距離 12
は、同じ値( 11 =L 12 )に形成されている。換言すれ
ば、上記第1のスライドガイド突起107と第2のスラ
イドガイド突起108は、上記シャッター105の連結
板部105cに平行な一直線上位置に配置されている。
【0008】また、上記第1のスライドガイド突起10
7が挿入される第1のスライドガイド溝109から上記
シェル103の前端面103cまでの距離 13 と、上記
第2のスライドガイド突起108が挿入される第2のス
ライドガイド溝110から上記シェル103の前端面1
03cまでの距離 14 は、同じ値( 13 =L 14 )に形成
されている。換言すれば、上記第1のスライドガイド溝
109と第2のスライドガイド溝110は、上記シェル
103の前端面103cに平行な一直線上位置に配置さ
れている。
【0009】上記シャッター105は、上記第1,第2
のシャッター板部105a,105b間に上記シェル1
03を前端面103c側から挿入して、上記第1,第2
のスライドガイド突起107,108を上記シェル10
3に設けた第1,第2のスライドガイド溝109,11
0に挿入することにより、上記シェル103のシャッタ
ー取付用の凹部103dにスライド可能に取付けられて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスクカートリッジ101は、上記シェル103に設
けた記録再生用の開口部104を閉塞した状態におい
て、図12〜図14に示したように、上記シャッター付
勢用のスプリング106のばね力で、該スプリング10
6を係止したシャッター105の一端側が上記シェル1
03の前端面103c側から突出して、他部品と干渉し
やすくなったり、シェル103の前端面103c側から
塵埃等がシェル103内に侵入しやすくなったり、或
は、シャッター105が傾斜して、シャッター板部10
5a,105bの一側部と上記シェル103のシャッタ
ー取付用の凹部103dの一側部103eとの間に隙間
δが発生するために見た目にも不安定感を与え、見栄え
が悪くなるという問題点があった。
【0011】そこで、上記シャッター105の連結板部
105cの一端側の突出の原因を追求した。
【0012】その結果、上述したように上記第1のスラ
イドガイド突起107からシャッター105の連結板部
105cの外面までの距離 11 と、上記第2のスライド
ガイド突起108から上記シャッター105の連結板部
105cの外面までの距離 12 は、同じ値( 11
12 )に形成されていること、つまり上記第1のスライ
ドガイド突起107と第2のスライドガイド突起108
が、上記シャッター105の連結板部105cに平行な
一直線上位置に配置されていること、および上記第1の
スライドガイド突起107が挿入される第1のスライド
ガイド溝109から上記シェル103の前端面103c
までの距離 13 と、上記第2のスライドガイド突起10
8が挿入される第2のスライドガイド溝110から上記
シェル103の前端面103cまでの距離 14 は、同じ
値( 13 =L 14 )に形成されていること、つまり上記第
1のスライドガイド溝109と第2のスライドガイド溝
110が、上記シェル103の前端面103cに平行な
一直線上位置に配置されていることが上記突出量を大き
くしていることの原因の一つであることを判明した。
【0013】つまり、上記第1,第2のスライドガイド
突起107,108を上記第1,第2のスライドガイド
溝109,110に挿入し、かつ円滑にスライドさせる
ために、図12に示したように、上記第1のスライドガ
イド突起107と第1のスライドガイド溝109の間に
は遊び間隙δ1が設けられ、上記第2のスライドガイド
突起108と第2のスライドガイド溝110との間には
遊び間隙δ2が設けられていて、上記遊び間隙δ1とδ2
は、等しい値になっている。このため、上記シャッター
付勢用のスプリング106によって、上記シャッター1
05をシェル103のシャッター取付用の凹部103d
の一側部103eに押し付ける力が作用するとともに、
上記シャッター105にこれを突出させる分力が発生す
ると、上記シャッター105の連結板部105cの一端
側は、上記遊び間隙δ1と略同じ量だけ、上記シェル1
03の前端面103c側から突出してしまう。上記突出
を抑制するためには、上記遊び間隙δ1,δ2を小さくす
ればよいのであるが、上記遊び間隙δ1,δ2を共に小さ
くすると、シャッター105のスライド性が損なわれて
しまう。
【0014】本発明は、上記第1のスライドガイド突起
107と第1のスライドガイド溝109の間の遊び間隙
δ1を、上記第2のスライドガイド突起108と第2の
スライドガイド溝110の間の遊び間隙δ2よりも小さ
く設定することにより、シャッター105のスライドガ
イド性を損なわずに上記シャッター105の連結板部1
05cの上記シェル103の前端面103cからの突出
を抑制することができるようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状記
録媒体と、上記ディスク状記録媒体を回転可能に収容し
たシェルと、上記シェルにスライド可能に取付けられて
いて、該シェルの上,下面に設けた記録再生用の開口部
を開閉するシャッターと、上記シャッターを上記記録再
生用の開口部を閉塞する方向に付勢するシャッター付勢
用のスプリングとを備えていて、上記シャッターは、上
記シェルの上,下面に重なる第1,第2のシャッター板
部と、これら第1,第2のシャッター板部の一端を連結
していて、内面側が上記シェルの前端面に重なる連結板
部とを有していて、上記シャッター板部には、シャッタ
ースライド方向の一端側と他端側に第1,第2のスライ
ドガイド突起を設け、上記第1,第2のスライドガイド
突起を、上記シェルの前端面に沿って上記シェルに設け
られた第1,第2のスライドガイド溝に挿入することに
より、これらスライドガイド溝に沿って上記シャッター
をスライドさせるようになっているとともに、上記シャ
ッター付勢用のスプリングは、一端側が上記第1のスラ
イドガイド突起を設けた上記シャッターの一側部に係止
され、他端側が上記シェルに係止されているディスクカ
ートリッジにおいて、上記第1のスライドガイド突起か
ら上記シャッターの連結板部の外面までの距離と上記第
1のスライドガイド突起が挿入される第1のスライドガ
イド溝から上記シェルの前端面までの距離の差を、上記
第2のスライドガイド突起から上記シャッターの連結板
部の外面までの距離と上記第2のスライドガイド突起が
挿入される第2のスライドガイド溝から上記シェルの前
端面までの距離の差よりも小に設定することにより、上
記第1のスライドガイド突起と第1のスライドガイド溝
のシェルの前端面側の内側面との間の遊び間隙を、上記
第2のスライドガイド突起と第2のスライドガイド溝の
シェルの前端面側の内側面との間の遊び間隙よりも少な
くして、上記シャッターの連結板部の上記シェルの前端
面からの突出を抑制することができるようにしたもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はディスクカートリッジ1を
上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図、
図3はシャッターを取外した状態の斜視図、図4は下面
側から見た要部の平面図、図5は分解斜視図、図6はシ
ャッターの平面図、図7は図2のA−A線断面図、図8
はB−B線断面図である。
【0017】上記ディスクカートリッジ1は、ディスク
状記録媒体2と、該ディスク状記録媒体2を回転可能に
収容したシェル3と、該シェル3にスライド可能に取付
けられていて、該シェル3の上,下面に設けた記録再生
用の開口部4を開閉するシャッター5と、該シャッター
5を上記記録再生用の開口部4を閉塞する方向に付勢す
るシャッター付勢用のスプリング6を備えている。上記
シャッター5は、上記シェル3の上,下面3a,3bお
よび前端面3cに跨って形成されたシャッター取付用の
凹部(シャッタースライドエリア)7にスライド可能に
取付けられている。上記シャッター取付用の凹部7の深
さDは、上記シャッター5の肉厚Tと略同じ値に形成さ
れている。
【0018】図5に示したように、上記ディスク状記録
媒体2は、合成樹脂製のディスク本体21と、該ディス
ク本体21の中央部に取付けられた金属製の磁性材料で
作られたセンターハブ22とで構成されている。
【0019】上記ディスク本体21は、可撓性を有する
円形状の合成樹脂フィルムの両面に磁性記録層を設ける
ことにより形成されていて、中央部にはハブ取付孔21
aを有している。
【0020】上記センターハブ22は、リング状のフラ
ンジ部22aと、該リング状のフランジ部22aの内周
側から下方に向けて膨出形成された有底円筒状の膨出部
22bを有している。
【0021】上記フランジ部22aの外径は、上記ハブ
取付孔21aの内径よりも大径に形成されているととも
に、上記フランジ部22aの内径および上記膨出部22
bの外径は、上記ハブ取付孔21aの内径よりも小径に
形成されている。
【0022】上記センターハブ22は、上記ディスク本
体21の上面側から上記膨出部22bを上記ハブ取付孔
21a内に挿入して、上記フランジ部22aを上記ディ
スク本体21の上面に重ね合わせて接着剤等で接着する
ことにより、上記膨出部22bを上記ディスク本体21
の下面から突出させた状態で上記ディスク本体21の中
央部に取付けられている。
【0023】上記シェル3は、合成樹脂により矩形状に
形成された上,下ハーフ31,32の前後,左右の側壁
を重ね合わせて溶着することにより形成されている。
【0024】上記上ハーフ31は、前端面側の略中央部
に記録再生用の開口部4を有しているとともに、内面側
には次に説明する下ハーフ32の円弧状の第1〜第4の
仕切壁35a〜35dとともに、上記ディスク状記録媒
体2を回転可能に収容する円形状のディスク収容部34
を構成する円弧状の第1〜第4の仕切壁33a〜33d
が設けられている。
【0025】また、上記下ハーフ32は、前端面側の略
中央部で上記上ハーフ31の記録再生用の開口部4と対
向する位置に記録再生用の開口部4を有しているととも
に、内面側には上記上ハーフ31の内面に設けられた第
1〜第4の仕切壁33a〜33dとともに、ディスク収
容部34を構成する円弧状の第1〜第4の仕切壁35a
〜35dが設けられている。
【0026】上記下ハーフ32の上記第4の仕切壁35
dの外側は、上記シャッター付勢用のスプリング6の収
容部36になっている。
【0027】図3〜図4に示したように、上記下ハーフ
32の外側面すなわちシェル3の下面3bのシャッター
取付用の凹部(シャッタースライドエリア)7内のシェ
ル前端面3cの近傍には、上記記録再生用の開口部4を
挟むようにして、上記該前端面3cに沿って平行に第1
のシャッタースライドガイド溝37と第2のシャッター
スライドガイド溝38が形成されている。
【0028】上記第1のスライドガイド溝37の一側面
(シェル3の前端面3c側の側面)37aから上記シェ
ル3の前端面3cまでの距離L1は、上記第2のスライ
ドガイド溝38の一側面(シェル3の前端面3c側の側
面)38aから上記シェル3の前端面3cまでの距離L
2よりも大に設定されている(L1>L2)。つまり、上
記第1のシャッタースライドガイド溝37は、上記第2
のシャッタースライドガイド溝38の位置に対して段差
Hをもって上記シェル3の前端面3cから離れた位置に
形成されている。そして、上記第1,第2のシャッター
スライドガイド溝37,38に次に説明するシャッター
5の第1,第2のスライドガイド突起39,40を挿入
することにより、上記シェル3にシャッター5がスライ
ド可能に取付けられる。
【0029】上記シャッター5は、上記シェル3の上面
3aに内面側が重なる第1のシャッター板部5aと、上
記シェル3の下面3bに内面側が重なる第2のシャッタ
ー板部5bと、上記第1,第2のシャッター板部5a,
5bの一端を連結していて、上記シェル3の前端面3c
に内面側が重なる連結板部5cとを備えていて、金属板
をコ字状に折曲げることにより形成されている。
【0030】図3に示したように、上記第2のシャッタ
ー板部5bのシャッタースライド方向の一端部には、上
記第1のスライドガイド溝37に挿入される第1のスラ
イドガイド突起39が切起し形成され、他端部には上記
第2のスライドガイド溝38に挿入される第2のスライ
ドガイド突起40が切起し形成されている。また、上記
連結板部5cの上記第1のスライドガイド突起39の近
傍には、上記シャッター付勢用のスプリング6の一端部
6aを係止するためのスプリング係止部41が切起し形
成されている。
【0031】図6に示したように、上記第1,第2のス
ライドガイド突起39,40は、上記連結板部5cに対
向する内面側の中央部が上記連結板部5c側に向けて突
出する円弧面に形成されている。
【0032】上記第1のスライドガイド突起39の内面
の中央部から上記連結板部5cの外面までの距離L3
上記第2のスライドガイド突起40の内面の中央部から
上記連結板部5cの外面まで距離L4は、略同じ値(L3
=L4)になるように設定されているとともに、上記第
1のスライドガイド突起39から上記連結板部の外面ま
での距離L3は、上記シェル3の前端面3cから上記第
1のスライドガイド溝37の一側面37aまでの距離L
1と略同じ値(L3=L1)になるように設定されてい
る。
【0033】上記シャッター5は、上記第1,第2のシ
ャッター板部5a,5bの間にシェル3を前端面3c側
から挿入し、該シェル3に設けた第1,第2のスライド
ガイド溝37,38に上記第2のシャッター板部5bに
切起し形成した第1,第2のスライドガイド突起39,
40を挿入することにより、上記シェル3にスライド可
能に取付けられる。そして、上記シャッター5は、上記
連結板部5cに切起し形成されたスプリング係止部41
に一端部6aが係止され、他端部6bが上記シェル3の
内壁に係止されたシャッター付勢用のスプリング6によ
って上記シャッター取付用の凹部7の一側部に押し付け
られて、上記シェル3の上,下面に設けた記録再生用の
開口部4を閉塞するようになっている。
【0034】上述したようにシャッター5には、上記ス
プリング6によって、上記第1,第2のシャッター板部
5a,5bで上記シェル3の上,下面3a,3bに設け
た記録再生用の開口部4を閉塞する方向のばね力が作用
するとともに、上記連結板部5cを上記シェル3の前端
面3cから突出させる分力が作用するが、上述したよう
に上記連結板部5cの外面から上記第1のスライドガイ
ド突起39の内面の中央部までの距離L3は、上記シェ
ル3の前端面3cから第1のスライドガイド溝37の一
側面37aまでの距離L1と同じ値に設定されているの
で上記第1のスライドガイド突起39の内面の中央部が
上記第1のスライドガイド溝37の一側面に当接して、
上記シャッター5の連結板部5cの外面が上記シェル3
の前端面3cよりも上方に浮き上がるのを防止するので
ある。
【0035】なお、実施例では、上述したように上記シ
ャッター5の連結板部5cの外面から第1のスライドガ
イド突起39の内面までの距離L3と上記シェル3の前
端面3cから第1のスライドガイド溝27の一側面27
aまでの距離L1を等しくすることにより、上記シェル
3の前端面3cからの上記シャッター5の連結板部5c
の上記第1のスライドガイド突起39側の端部の浮き上
がりをほぼ完全になくすことができるようにしたが必ず
しも上記L1とL3を等しくする必要はない。
【0036】上記シャッター5の連結板部5cの外面か
ら第1のスライドガイド突起39の内面までの距離L3
と上記シェル3の前端面3cから第1のスライドガイド
37の一側面37aまでの距離L1の差 5 (L 5 =L 3
−L 1 )を、上記シャッター5の連結板部5cの外面か
ら第2のスライドガイド突起40の内面までの距離L 4
と上記シェル3の前端面3cから第2のスライドガイド
38の一側面38aまでの距離L2の差 6 (L 6 =L 4
−L 2 よりも小(L5<L6)に設定することにより、
上記シェル3の前端面3cからの上記シャッター5の連
結板部5cの第1のスライドガイド突起39側の端部の
浮き上がりを減少させてもよい。
【0037】また、上記実施例では上記シャッター5の
連結板部5cの外面と平行な同一直線上位置に上記第
1,第2のスライドガイド突起39,40を設け、第1
のスライドガイド突起39の内面までの距離L3と上記
シャッター5の連結板部5cの外面から第2のスライド
ガイド突起40の内面までの距離L4を同じ値に設定す
る一方、上記第1のスライドガイド溝37と第2のスラ
イドガイド溝38に段差Hをもたせ上記シェル3の前端
面3cから第1のスライドガイド溝37の一側面37a
までの距離L1と、上記シェル3の前端面3cから第2
のスライドガイド溝38の一側面38aまでの距離L2
に差をもたせる構成にしたが、これとは逆に、他の実施
例として上記シェル3の前端面3cと平行な同一直線上
位置に上記第1,第2のスライドガイド溝37,38を
設け、上記シャッター5の連結板部5cの外面に対して
第1のスライドガイド突起39と第2のスライドガイド
突起40に段差をもたせて形成してもよい。
【0038】また、上記第1,第2のスライドガイド溝
37,38は、恰も一つの溝のように互に連結するもの
であってもよい。
【0039】また、上記他の実施例では上記第1,第2
のスライドガイド溝37,38をシェル3の前端面3c
と平行に形成した場合を示したが、上記シェル3の前端
面3cと上記第1のスライドガイド溝37のシャッター
閉塞側の端部37bとの距離L1が最も小さくなるよう
に、上記第1,第2のスライドガイド溝37,38を上
記シェル3の前端面3cに対して傾斜させて形成しても
よい。
【0040】また、上記第1のスライドガイド溝37の
一側面37aのシャッター閉塞側の端部37bに部分的
に傾斜面や円弧状の突起等を形成することにより、上記
シェル3の前端面3cと上記第1のスライドガイド溝3
7の端部37bとの距離L1が最も小さくなるようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明のディスクカートリッジには次に
述べるような効果がある。
【0042】(1)請求項1のディスクカートリッジ
は、第1のスライドガイド突起と第1のスライドガイド
溝の間の小さな遊び間隙で、シャッターの連結板部の
を防止し、第2のスライドガイド突起と第2のスライ
ドガイド溝の間の大きな遊び間隙で、シャッターのスラ
イド性を確保することができる。
【0043】(2)請求項2のディスクカートリッジ
は、第1のスライドガイド突起からシャッターの連結板
部の外面までの距離を略等しい値に設定したので、シェ
ルの前端面からシャッターの連結板部の突出をほぼ完全
に無くすことができる。
【0044】(3)請求項3のディスクカートリッジ
は、第1,第2のスライドガイド突起が連結板部の外面
に対して平行な一直線上位置に設けられている従来(既
存)のシャッターをそのまま使用することが可能にな
る。
【0045】(4)請求項4のディスクカートリッジ
は、第1,第2のスライドガイド溝がシェルの前端面に
対して平行な一直線上位置に設けられている従来(既
存)のシェルをそのまま使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上面側から見た斜視図。
【図2】下面側から見た斜視図。
【図3】シャッターを取外した状態の斜視図。
【図4】下面側から見た要部の平面図。
【図5】分解斜視図。
【図6】シャッターの平面図。
【図7】図2のA−A線断面図。
【図8】図2のB−B線断面図。
【図9】従来例を上面側から見た斜視図。
【図10】従来例を下面側から見た斜視図。
【図11】シャッターを取外した状態の斜視図。
【図12】要部の平面図。
【図13】図12のA−A線断面図。
【図14】図12のB−B線断面図。
【符号の説明】 1…ディスクカートリッジ、2…ディスク状記録媒体、
3…シェル、3c…シェルの前端面、4…記録再生用の
開口部、5…シャッター、5a,5b…一対のシャッタ
ー板部、5c…連結板部、37,38…第1,第2のス
ライドガイド溝、39,40…第1,第2のスライドガ
イド突起。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体と、 上記ディスク状記録媒体を回転可能に収容したシェル
    と、 上記シェルにスライド可能に取付けられていて、該シェ
    ルの上,下面に設けた記録再生用の開口部を開閉するシ
    ャッターと、 上記シャッターを上記記録再生用の開口部を閉塞する方
    向に付勢するシャッター付勢用のスプリングとを備えて
    いて、 上記シャッターは、上記シェルの上,下面に重なる第
    1,第2のシャッター板部と、これら第1,第2のシャ
    ッター板部の一端を連結していて、内面側が上記シェル
    の前端面に重なる連結板部とを有していて、 上記シャッター板部には、シャッタースライド方向の一
    端側と他端側に第1,第2のスライドガイド突起を設
    け、 上記第1,第2のスライドガイド突起を、上記シェルの
    前端面に沿って上記シェルに設けられた第1,第2のス
    ライドガイド溝に挿入することにより、これらスライド
    ガイド溝に沿って上記シャッターをスライドさせるよう
    になっているとともに、 上記シャッター付勢用のスプリングは、一端側が上記第
    1のスライドガイド突起を設けた上記シャッターの一側
    部に係止され、他端側が上記シェルに係止されているデ
    ィスクカートリッジにおいて、 上記第1のスライドガイド突起から上記シャッターの連
    結板部の外面までの距離と上記第1のスライドガイド突
    起が挿入される第1のスライドガイド溝から上記シェル
    の前端面までの距離の差は、 上記第2のスライドガイド突起から上記シャッターの連
    結板部の外面までの距離と上記第2のスライドガイド突
    起が挿入される第2のスライドガイド溝から上記シェル
    の前端面までの距離の差よりも小に設定されていること
    を特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1のスライドガイド突起から上記シャッターの連
    結板部の外面までの距離と上記第1のスライドガイド突
    起が挿入される第2のスライドガイド溝から上記シェル
    の前端面までの距離は、略等しい値に設定されているこ
    とを特徴とするディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記第1,第2のスライドガイド突起は、上記シャッタ
    ーの連結板部の外面と平行な一直線上位置に設けられて
    いることを特徴とするディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記第1,第2のスライドガイド溝は、上記シェルの前
    端面と平行な一直線上位置に設けられていることを特徴
    とするディスクカートリッジ。
JP10209537A 1998-07-24 1998-07-24 ディスクカートリッジ Pending JP2000048522A (ja)

Priority Applications (4)

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JP10209537A JP2000048522A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 ディスクカートリッジ
US09/352,754 US6437942B1 (en) 1998-07-24 1999-07-14 Disc cartridge with improved shutter slide operation
EP99114092A EP0974971A3 (en) 1998-07-24 1999-07-20 Disc cartridge
KR1019990029876A KR20000011909A (ko) 1998-07-24 1999-07-23 디스크카트리지

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US (1) US6437942B1 (ja)
EP (1) EP0974971A3 (ja)
JP (1) JP2000048522A (ja)
KR (1) KR20000011909A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5972687A (ja) 1982-10-18 1984-04-24 Sony Corp 記録再生用デイスクカセツトのシヤツタ−組立方法
EP0653755B1 (en) 1988-06-29 2000-03-08 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Disc cartridge
JPH03194783A (ja) 1989-12-22 1991-08-26 Mitsubishi Plastics Ind Ltd デイスクカセット
JP3211293B2 (ja) 1991-10-23 2001-09-25 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ

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KR20000011909A (ko) 2000-02-25
EP0974971A2 (en) 2000-01-26
US6437942B1 (en) 2002-08-20

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