JP2000048155A - 非接触icモジュール用アンテナの形成方法 - Google Patents
非接触icモジュール用アンテナの形成方法Info
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Abstract
ストにて感度のよいアンテナを得る。 【解決手段】金属蒸着転写シートの金属蒸着層8に接着
剤9をアンテナ形状のパターンで塗布し、接着剤9を介
して金属蒸着転写シート6を保持基体2に貼り合わせ、
接着剤の硬化後に金属貼着転写シート6を剥離してアン
テナ形状のパターンで金属蒸着層を保持基体2に転写す
る。
Description
ル用アンテナの形成方法に関するものである。
平5−166018号公報や特開平8−216570号
公報などに示されているように、保持基体と被覆部材と
の間に、伝送媒体を電磁波としたデータを受発信するた
めのアンテナと、そのデータを書き込み保持したり書き
換え、消去できる機能を内蔵したICチップからなるモ
ジュールとを挟み込むようにした非接触型ICカードが
提案されている。そして、この非接触型ICカードにお
いてICモジュールに接続する前記アンテナを薄形にす
る必要があり、アンテナを形成する上で、ICモジュー
ルの保持基体に直接、金属蒸着する蒸着法や前記保持基
体の上に予め金属薄層を形成してこれをエッチングする
エッチング法、その他、別成形したコイルを保持基体に
接着するコイル接着法、保持基体に導電性インクをアン
テナ形状に印刷してアンテナを形成する導電インク印刷
法などによってアンテナを形成するようにしていた。
内、金属蒸着法では形成されたアンテナの感度は比較的
高いものとなっているが、保持基体の表面に蒸着した
際、この保持基体の表面に凹凸が存在すると、その表面
状態の影響を直接受けて金属蒸着面にも凹凸が形成され
るため、電磁界分布の乱れが大きくなり、アンテナの感
度が低下してしまうという不都合があった。また、上記
エッチング法ではアンテナ形状を任意に形成し易い形成
方法であるが、レジスト剤の塗布、レジスト剤に対する
パターン形成、エッチング液によるエッチングなどの多
くの作業工程を経ることとなり、高価な設備作業環境も
必要で製作コストを引き上げるものとなっている。そし
て、エッチング工程時に発生する大量の廃液を安全に処
理する必要が生じている。コイル接着法により形成され
るアンテナは感度に優れているが、保持基体の表面に直
接金属コイルを接着するため作業性が悪いものとなって
いる。そして、保持基体に金属コイルを確実に接着する
には困難な点が多く生産性が悪いという問題がある。導
電性インク印刷法ではアンテナ形状を印刷手法を用いて
任意に形成し易く作業性も良好であるが、インクビヒク
ルなどの非導電性物質が混合されているためにアンテナ
感度が劣るという問題があった。そこで本発明者らは転
写手法により金属蒸着層を転写させることで平滑な表面
を備える金属蒸着層が得られる点に着目したものであっ
て、この点から本発明は上記した事情に鑑み、上記アン
テナを金属蒸着層の転写にて形成することを課題とし、
低コストにて感度のよいアンテナを得ることを目的とす
る。
してなされたもので、非接触ICモジュールを配置する
ための保持基体に接着剤を介した金属蒸着層からなるア
ンテナの形成方法であって、転写基材に金属蒸着してな
る金属蒸着転写シートの金属蒸着層に接着剤をアンテナ
形状のパターンで塗布し、前記接着剤を介して金属蒸着
転写シートを保持基体に貼り合わせ、接着剤の硬化後に
前記金属蒸着転写シートを剥離してアンテナ形状のパタ
ーンで前記金属蒸着層を保持基体に転写することを特徴
とする非接触ICモジュール用アンテナの形成方法を提
供して、上記課題を解消するものである。
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は非接
触型ICカードを示していて、保持基体2の表面に非接
触ICモジュール3とその非接触ICモジュール3に接
続するアンテナ4とが配置され、被覆部材5がその上に
重ね合わされている。上記非接触型ICカード1におけ
る上記アンテナ4を形成する本発明にあっては、図2と
図3に示す金属蒸着転写シート6を使用する。この金属
蒸着転写シート6は転写基材7に導電性の金属を蒸着し
て金属蒸着層8を形成したものである。そして、この金
属蒸着転写シート6における前記金属蒸着層8の表面
に、前記アンテナ4の形状に対応するパターンで接着剤
9を塗布する(図2参照)。この後、図4に示すよう
に、金属蒸着転写シート6の前記金属蒸着層8が保持基
体2のアンテナ形成面側に対応するようにして重ね合わ
せ、前記接着剤9を介して金属蒸着転写シート6と保持
基体2とを貼り合わせるようにする。そして、この接着
剤9が硬化した後に前記金属蒸着転写シート6を剥離す
ることでアンテナ形状のパターンにした金属蒸着層8a
を保持基体2の表面に転写する。これによって、図5に
示すように、保持基体2の表面には接着剤9を介して金
属蒸着層8aが転写してなるアンテナ4が形成される。
で接着剤9を介して保持基体2の表面に金属蒸着層8a
を転写するようにしているため、仮に保持基体2の表面
において凹凸があったとしても、接着時には柔らかい状
態である接着剤9が或る程度の厚さ(塗布厚)をもって
保持基体2側に貼り付いて前記凹凸の形状が均されるよ
うになり、保持基体2の凹凸の形状が金属蒸着層8aの
平滑さを崩すことがない。さらに、転写された金属蒸着
層8a自体にあっては上記転写基材7に対して予め蒸着
形成されていたものであって、金属蒸着転写シート6を
剥離すると転写基材7側であった面が平滑な表面として
現れるようになり、保持基体2に転写された金属蒸着層
8aの表面がより一層平滑なものとなっている。この
後、保持基体のアンテナを形成した片面側に非接触IC
モジュールを配置してアンテナとの接続を行うなどし、
図6に示すように、これらを覆うようにして被覆部材5
を接着剤10を介して貼り付けることで、非接触ICカ
ードが得られる。
ICモジュールを配置するための保持基体に接着剤を介
した金属蒸着層からなるアンテナの形成方法であって、
転写基材に金属蒸着してなる金属蒸着転写シートの金属
蒸着層に接着剤をアンテナ形状のパターンで塗布し、前
記接着剤を介して金属蒸着転写シートを保持基体に貼り
合わせ、接着剤の硬化後に前記金属蒸着転写シートを剥
離してアンテナ形状のパターンで前記金属蒸着層を保持
基体に転写することを特徴とするものである。このよう
に、金属蒸着転写シートを用いて、接着剤を介して金属
蒸着層をアンテナ形状のパターンで保持基体に転写する
ようにしたので、保持基体の表面の凹凸が前記接着剤に
より吸収されてその凹凸の影響が転写された金属蒸着層
側に現れることがなく、また、金属蒸着層自体にあって
も厚さを均一にして転写基体から離れる表面が平滑なも
のとなっており、平滑な表面を有するアンテナを保持基
体が容易に作成できるようになるなど、実用性に優れた
効果を奏するものである。
の形成方法よりなるアンテナを備えた非接触型ICカー
ドの一例を分解状態で示す説明図である。
の形成方法の一例における金属蒸着転写シートを示す説
明図である。
である。
状態を断面で示す説明図である。
である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】非接触ICモジュールを配置するための保
持基体に接着剤を介した金属蒸着層からなるアンテナの
形成方法であって、 転写基材に金属蒸着してなる金属蒸着転写シートの金属
蒸着層に接着剤をアンテナ形状のパターンで塗布し、前
記接着剤を介して金属蒸着転写シートを保持基体に貼り
合わせ、接着剤の硬化後に前記金属蒸着転写シートを剥
離してアンテナ形状のパターンで前記金属蒸着層を保持
基体に転写することを特徴とする非接触ICモジュール
用アンテナの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21824498A JP3834689B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 非接触icモジュール用アンテナの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21824498A JP3834689B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 非接触icモジュール用アンテナの形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000048155A true JP2000048155A (ja) | 2000-02-18 |
JP3834689B2 JP3834689B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=16716859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21824498A Expired - Fee Related JP3834689B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 非接触icモジュール用アンテナの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3834689B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009520251A (ja) * | 2005-12-09 | 2009-05-21 | ケー. ビー.,インコーポレイテッド | 高周波識別(rfid)アンテナを含む導電パターンを作製するための方法及び材料 |
CN111864403A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-30 | 上海复合材料科技有限公司 | 一种高精度反射面成型方法 |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP21824498A patent/JP3834689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009520251A (ja) * | 2005-12-09 | 2009-05-21 | ケー. ビー.,インコーポレイテッド | 高周波識別(rfid)アンテナを含む導電パターンを作製するための方法及び材料 |
CN111864403A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-30 | 上海复合材料科技有限公司 | 一种高精度反射面成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3834689B2 (ja) | 2006-10-18 |
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