JP2000047061A - 光コネクタ - Google Patents
光コネクタInfo
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- JP2000047061A JP2000047061A JP10227656A JP22765698A JP2000047061A JP 2000047061 A JP2000047061 A JP 2000047061A JP 10227656 A JP10227656 A JP 10227656A JP 22765698 A JP22765698 A JP 22765698A JP 2000047061 A JP2000047061 A JP 2000047061A
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- optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバ同士の結線を屋外で簡単に行うこ
とができ、しかも小型かつ安価な光コネクタを提供す
る。 【解決手段】 一対のプラグ20をそれぞれ反対方向か
らアダプタ30に嵌合させ、プラグ20のそれぞれの爪
をアダプタ30の対応する孔にそれぞれ係合させたと
き、光ファイバ素線51の先端同士が調芯部材40の長
孔41内で突き当たり、光ファイバ素線51同士が直接
接続されるとともに、光ファイバ50を保持する一対の
内ばね10の弾性力によって互いに対向する方向へ加圧
された状態に維持される。
とができ、しかも小型かつ安価な光コネクタを提供す
る。 【解決手段】 一対のプラグ20をそれぞれ反対方向か
らアダプタ30に嵌合させ、プラグ20のそれぞれの爪
をアダプタ30の対応する孔にそれぞれ係合させたと
き、光ファイバ素線51の先端同士が調芯部材40の長
孔41内で突き当たり、光ファイバ素線51同士が直接
接続されるとともに、光ファイバ50を保持する一対の
内ばね10の弾性力によって互いに対向する方向へ加圧
された状態に維持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外において光
ファイバの結線を行うことができる光コネクタに関す
る。
ファイバの結線を行うことができる光コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は光ファイバの融着による結線を説
明する斜視図であり、図9(a)は結線前の状態を、図
9(b)は結線後の状態をそれぞれ示す図である。
明する斜視図であり、図9(a)は結線前の状態を、図
9(b)は結線後の状態をそれぞれ示す図である。
【0003】光ファイバ450は、光ファイバ芯線45
2と、この光ファイバ芯線452の中心部に配置された
光ファイバ素線451とで構成される。
2と、この光ファイバ芯線452の中心部に配置された
光ファイバ素線451とで構成される。
【0004】光ファイバ素線451はコアとクラッド
(図示せず)とで構成され、コア径が10μm未満の光
ファイバはシングルモードファイバと、コア径が10μ
m以上の光ファイバはマルチモードファイバといわれて
いる。
(図示せず)とで構成され、コア径が10μm未満の光
ファイバはシングルモードファイバと、コア径が10μ
m以上の光ファイバはマルチモードファイバといわれて
いる。
【0005】上記2つの光ファイバ450を結線するに
は、まず光ファイバ芯線452を治具により除去して光
ファイバ素線451を剥き出しとした後(図9(a)参
照)、光ファイバ素線451同士を融着機によって融着
する。
は、まず光ファイバ芯線452を治具により除去して光
ファイバ素線451を剥き出しとした後(図9(a)参
照)、光ファイバ素線451同士を融着機によって融着
する。
【0006】その後、融着された光ファイバ素線451
が包囲されるように、融着機を用いて光ファイバ芯線4
52間に保護スリーブ440を取り付ける(図9(b)
参照)。
が包囲されるように、融着機を用いて光ファイバ芯線4
52間に保護スリーブ440を取り付ける(図9(b)
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、融着機は大型
であり、しかも非常に高価であるという問題もある。
であり、しかも非常に高価であるという問題もある。
【0008】これに対し、光コネクタを用いることによ
って、光ファイバ素線451同士を融着せずに結線する
こともできる。
って、光ファイバ素線451同士を融着せずに結線する
こともできる。
【0009】次に、従来の光コネクタについて説明す
る。
る。
【0010】図10は従来の光コネクタの分解時におけ
る斜視図である。
る斜視図である。
【0011】光コネクタは、光ファイバ450を装着し
たプラグ420と、アダプタ430とで構成される。
たプラグ420と、アダプタ430とで構成される。
【0012】この光コネクタによれば、アダプタ430
を介してプラグ420を相手方のプラグ(図示せず)脱
着できるので、光ファイバの結線が容易になる。
を介してプラグ420を相手方のプラグ(図示せず)脱
着できるので、光ファイバの結線が容易になる。
【0013】しかし、プラグ420は光ファイバ芯線4
51が挿入・接着されるフェルール425を含む5〜7
点程度の部品で構成され、アダプタ430はフェルール
425を整列させるためのすり割りスリーブ(図示せ
ず)を含む2〜3点程度の部品で構成されているので、
光コネクタの部品点数が多く、しかもフェルール425
が高価な部品であることから光コネクタのコストが高く
なるとともに、プラグ420が大型化するという問題が
ある。
51が挿入・接着されるフェルール425を含む5〜7
点程度の部品で構成され、アダプタ430はフェルール
425を整列させるためのすり割りスリーブ(図示せ
ず)を含む2〜3点程度の部品で構成されているので、
光コネクタの部品点数が多く、しかもフェルール425
が高価な部品であることから光コネクタのコストが高く
なるとともに、プラグ420が大型化するという問題が
ある。
【0014】また、本光コネクタは、光ファイバをフェ
ルールへ接着、研磨という作業工程が必要であり、結線
に多くの時間がかかり、コストが増大してしまう。
ルールへ接着、研磨という作業工程が必要であり、結線
に多くの時間がかかり、コストが増大してしまう。
【0015】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は光ファイバ同士の結線を屋外で簡
単に行うことができ、しかも小型かつ安価な光コネクタ
を提供することである。
たもので、その課題は光ファイバ同士の結線を屋外で簡
単に行うことができ、しかも小型かつ安価な光コネクタ
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、一対の光ファイバをそれぞれ保
持し、前記光ファイバの軸方向に変形可能な一対の内ば
ねと、前記各内ばねをそれぞれ保持する一対の第1の外
郭部材と、前記一対の光ファイバの光ファイバ素線同士
が対向するように、前記一対の第1の外郭部材を所定の
間隔をおいて保持する第2の外郭部材と、前記第2の外
郭部材に設けられ、前記光ファイバ素線同士を位置決め
する調芯部材とを備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、一対の光ファイバをそれぞれ保
持し、前記光ファイバの軸方向に変形可能な一対の内ば
ねと、前記各内ばねをそれぞれ保持する一対の第1の外
郭部材と、前記一対の光ファイバの光ファイバ素線同士
が対向するように、前記一対の第1の外郭部材を所定の
間隔をおいて保持する第2の外郭部材と、前記第2の外
郭部材に設けられ、前記光ファイバ素線同士を位置決め
する調芯部材とを備えていることを特徴とする。
【0017】一対の第1の外郭部材を第2の外郭部材の
所定位置に保持させ、一対の光ファイバ素線同士を調芯
部材によって位置決めするだけで、光ファイバ素線同士
が直接接続されるとともに、光ファイバ素線同士が光フ
ァイバを保持する一対の内ばねによって互いに対向する
方向へ加圧された状態に維持される。また、一対の内ば
ね、一対の第1の外郭部材、第2の外郭部材及び調芯部
材だけで構成できる。更に、高価なフェルールを用いる
必要がない。
所定位置に保持させ、一対の光ファイバ素線同士を調芯
部材によって位置決めするだけで、光ファイバ素線同士
が直接接続されるとともに、光ファイバ素線同士が光フ
ァイバを保持する一対の内ばねによって互いに対向する
方向へ加圧された状態に維持される。また、一対の内ば
ね、一対の第1の外郭部材、第2の外郭部材及び調芯部
材だけで構成できる。更に、高価なフェルールを用いる
必要がない。
【0018】請求項2記載に発明は、一対の光ファイバ
の一方を保持する内ばねと、前記内ばねを保持する第1
の外郭部材と、前記一対の光ファイバの他方を保持する
溝を有し、前記一対の光ファイバの光ファイバ素線同士
が対向するように、前記第1の外郭部材を所定位置に保
持すると、前記第2の外郭部材に設けられ、前記光ファ
イバ素線同士を位置決めする調芯部材とを備えているこ
とを特徴とする。
の一方を保持する内ばねと、前記内ばねを保持する第1
の外郭部材と、前記一対の光ファイバの他方を保持する
溝を有し、前記一対の光ファイバの光ファイバ素線同士
が対向するように、前記第1の外郭部材を所定位置に保
持すると、前記第2の外郭部材に設けられ、前記光ファ
イバ素線同士を位置決めする調芯部材とを備えているこ
とを特徴とする。
【0019】一方の光ファイバを保持する第1の外郭部
材を第2の外郭部材の所定位置に保持させるとともに、
他方の光ファイバを第2の外郭部材の溝に保持し、一対
の光ファイバ素線同士を調芯部材によって位置決めする
だけで、光ファイバ素線同士が直接接続されるととも
に、第1の外郭部材側の光ファイバ素線が内ばねによっ
て溝に保持された光ファイバ方向へ加圧された状態に維
持される。また、1つの内ばね、1つの第1の外郭部
材、第2の外郭部材及び調芯部材だけで構成できる。更
に、高価なフェルールを用いる必要がない。
材を第2の外郭部材の所定位置に保持させるとともに、
他方の光ファイバを第2の外郭部材の溝に保持し、一対
の光ファイバ素線同士を調芯部材によって位置決めする
だけで、光ファイバ素線同士が直接接続されるととも
に、第1の外郭部材側の光ファイバ素線が内ばねによっ
て溝に保持された光ファイバ方向へ加圧された状態に維
持される。また、1つの内ばね、1つの第1の外郭部
材、第2の外郭部材及び調芯部材だけで構成できる。更
に、高価なフェルールを用いる必要がない。
【0020】請求項3記載に発明は、請求項1又は2に
記載の光コネクタにおいて、前記調芯部材は前記第2の
外郭部材と一体であることを特徴とする。
記載の光コネクタにおいて、前記調芯部材は前記第2の
外郭部材と一体であることを特徴とする。
【0021】調芯部材を別部品として設ける必要がない
ので、構成部品の数を少なくでき、製造コストをより低
減することができる。
ので、構成部品の数を少なくでき、製造コストをより低
減することができる。
【0022】請求項4記載に発明は、請求項1または2
に記載の光コネクタにおいて、前記調芯部材は、前記第
2の外郭部材に設けられたV溝と、このV溝の開口部を
塞ぐ押え板とで構成されることを特徴とする。
に記載の光コネクタにおいて、前記調芯部材は、前記第
2の外郭部材に設けられたV溝と、このV溝の開口部を
塞ぐ押え板とで構成されることを特徴とする。
【0023】調芯部材として、例えば貫通孔を形成する
のに較べ、加工性が向上する。
のに較べ、加工性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0025】図1はこの発明の第1実施形態に係る光コ
ネクタの断面図、図2は光コネクタの分解斜視図、図3
は嵌合状態における光コネクタの斜視図である。
ネクタの断面図、図2は光コネクタの分解斜視図、図3
は嵌合状態における光コネクタの斜視図である。
【0026】この光コネクタは、一対の内ばね10と、
一対のプラグ(第1の外郭部材)20と、アダプタ(第
2の外郭部材)30と、調芯部材40とを備える。
一対のプラグ(第1の外郭部材)20と、アダプタ(第
2の外郭部材)30と、調芯部材40とを備える。
【0027】内ばね10は音叉形をしており、一端はプ
ラグ20の上板21に圧入され、他端のU字形の溝11
には光ファイバ50が保持されている。内ばね10は光
ファイバ50の軸方向に弾性変形可能である。
ラグ20の上板21に圧入され、他端のU字形の溝11
には光ファイバ50が保持されている。内ばね10は光
ファイバ50の軸方向に弾性変形可能である。
【0028】プラグ20は、上板21と、この上板21
の両端から垂下する一対の側板22とを備え、先細り形
状となっている。
の両端から垂下する一対の側板22とを備え、先細り形
状となっている。
【0029】両側板22には切り込みを入れて矩形状の
ばね部23がそれぞれ形成され、ばね部23の先端には
側板22から外側へ突出する爪24が形成されている。
ばね部23がそれぞれ形成され、ばね部23の先端には
側板22から外側へ突出する爪24が形成されている。
【0030】爪24にはアダプタ30への挿入方向側に
テーパ24aが形成されている。
テーパ24aが形成されている。
【0031】アダプタ30は内部に断面凸形の溝31を
画成した溝形であり、溝31の高さh1及び幅w1はプ
ラグ20の高さh2及び幅w2より若干大きい。
画成した溝形であり、溝31の高さh1及び幅w1はプ
ラグ20の高さh2及び幅w2より若干大きい。
【0032】このアダプタ30に一対のプラグ20を嵌
合させたとき、一対のプラグ20間には距離d3の空間
部25が形成される。
合させたとき、一対のプラグ20間には距離d3の空間
部25が形成される。
【0033】アダプタ30の両側板にはそれぞれプラグ
20の爪24と係合し、光コネクタ組立時に光ファイバ
50の固定位置を定めるための孔32が2つずつ形成さ
れている。
20の爪24と係合し、光コネクタ組立時に光ファイバ
50の固定位置を定めるための孔32が2つずつ形成さ
れている。
【0034】また、アダプタ30の下板34の中間部に
は空間部25の距離d3より若干小さい幅d4の調芯部
材支持部33が形成され、この支持部33の凹部33a
に調芯部材40が接着剤等で取り付けられている。
は空間部25の距離d3より若干小さい幅d4の調芯部
材支持部33が形成され、この支持部33の凹部33a
に調芯部材40が接着剤等で取り付けられている。
【0035】調芯部材40は、光ファイバ素線51の直
径よりわずかに大きい直径の長孔41を有するガラスス
リーブである。
径よりわずかに大きい直径の長孔41を有するガラスス
リーブである。
【0036】一対のプラグ20をそれぞれ反対方向から
挿入してアダプタ30に嵌合させ、プラグ20のそれぞ
れの爪24をアダプタ30の対応する孔32にそれぞれ
係合させたとき、光ファイバ素線51の先端同士が調芯
部材40の長孔41内で突き当たり、光ファイバ素線5
1同士が直接接続されるとともに、光ファイバ50を保
持する一対の内ばね10の弾性力によって互いに対向す
る方向へ加圧された状態に維持される。
挿入してアダプタ30に嵌合させ、プラグ20のそれぞ
れの爪24をアダプタ30の対応する孔32にそれぞれ
係合させたとき、光ファイバ素線51の先端同士が調芯
部材40の長孔41内で突き当たり、光ファイバ素線5
1同士が直接接続されるとともに、光ファイバ50を保
持する一対の内ばね10の弾性力によって互いに対向す
る方向へ加圧された状態に維持される。
【0037】図4は光ファイバの端部の加工を説明する
光ファイバの斜視図であり、図4(a)は光ファイバ芯
線の除去前の状態を、図4(b)は光ファイバ芯線除去
後の状態をそれぞれ示す図である。
光ファイバの斜視図であり、図4(a)は光ファイバ芯
線の除去前の状態を、図4(b)は光ファイバ芯線除去
後の状態をそれぞれ示す図である。
【0038】光ファイバ50は、直径が0.125mm
のガラス製の光ファイバ素線51と、直径0.9mmの
ナイロンジャケット製の光ファイバ芯線52とで構成さ
れている。
のガラス製の光ファイバ素線51と、直径0.9mmの
ナイロンジャケット製の光ファイバ芯線52とで構成さ
れている。
【0039】光ファイバ50の端面の加工では、まず治
具(図示せず)によって光ファイバ芯線52を除去し、
光ファイバ素線51を治具(応力切断機)(図示せず)
を用いて所定の長さに切断する。
具(図示せず)によって光ファイバ芯線52を除去し、
光ファイバ素線51を治具(応力切断機)(図示せず)
を用いて所定の長さに切断する。
【0040】この端面の加工は一対の光ファイバ50の
それぞれに対して行われる。
それぞれに対して行われる。
【0041】次に、各光ファイバ50をプラグ20に組
み付ける。
み付ける。
【0042】図5はプラグへの光ファイバの組み付けを
説明する斜視図であり、図5(a)は組み付け前の状態
を、図5(b)は組み付け後の状態をそれぞれ示す図で
ある。
説明する斜視図であり、図5(a)は組み付け前の状態
を、図5(b)は組み付け後の状態をそれぞれ示す図で
ある。
【0043】光ファイバ50を矢印aの方向からプラグ
20に挿入する(図5(a)参照)。
20に挿入する(図5(a)参照)。
【0044】このとき、光ファイバ素線51がプラグ2
0から所定長さだけ突出するように、光ファイバ芯線5
2を内ばね10のU字形の溝11に圧入する(図5
(b)参照)。
0から所定長さだけ突出するように、光ファイバ芯線5
2を内ばね10のU字形の溝11に圧入する(図5
(b)参照)。
【0045】この実施形態によれば、一対のプラグ20
をアダプタ30の所定位置に保持させ、一対の光ファイ
バ素線51同士を調芯部材40によって位置決めするだ
けで、光ファイバ素線51同士が直接接続されるととも
に、光ファイバ素線51同士が光ファイバ50を保持す
る一対の内ばね10によって互いに対向する方向へ加圧
された状態に維持される。
をアダプタ30の所定位置に保持させ、一対の光ファイ
バ素線51同士を調芯部材40によって位置決めするだ
けで、光ファイバ素線51同士が直接接続されるととも
に、光ファイバ素線51同士が光ファイバ50を保持す
る一対の内ばね10によって互いに対向する方向へ加圧
された状態に維持される。
【0046】すなわち、従来のように研磨や接着のため
のハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバの結
線を簡単に行うことができる。
のハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバの結
線を簡単に行うことができる。
【0047】また、一対の内ばね10、一対のプラグ2
0、アダプタ30及び調芯部材40だけで光コネクタが
構成され、従来に比し構成部品が少なく、しかも高価な
フェルールを用いないので、小形化を図ることができる
とともに、製造コストを低減することができる。
0、アダプタ30及び調芯部材40だけで光コネクタが
構成され、従来に比し構成部品が少なく、しかも高価な
フェルールを用いないので、小形化を図ることができる
とともに、製造コストを低減することができる。
【0048】図6はこの発明の第2実施形態に係る光コ
ネクタの断面図である。
ネクタの断面図である。
【0049】この実施形態は、一対のプラグ20を用い
る代わりにアダプタ130の下板134に一方の光ファ
イバ50を保持するためのクランプ部(溝)131を形
成した点で第1実施形態と異なる。
る代わりにアダプタ130の下板134に一方の光ファ
イバ50を保持するためのクランプ部(溝)131を形
成した点で第1実施形態と異なる。
【0050】この実施形態によれば、一方の光ファイバ
50を保持するプラグ20をアダプタ130に保持させ
るとともに、他方の光ファイバ50をアダプタ130の
クランプ部131に圧入し、一対の光ファイバ素線51
同士を調芯部材40によって位置決めするだけで、光フ
ァイバ素線51同士が直接接続されるとともに、プラグ
20側の光ファイバ素線51が内ばね10によってクラ
ンプ部131に圧入された光ファイバ50の方向へ加圧
された状態に維持される。
50を保持するプラグ20をアダプタ130に保持させ
るとともに、他方の光ファイバ50をアダプタ130の
クランプ部131に圧入し、一対の光ファイバ素線51
同士を調芯部材40によって位置決めするだけで、光フ
ァイバ素線51同士が直接接続されるとともに、プラグ
20側の光ファイバ素線51が内ばね10によってクラ
ンプ部131に圧入された光ファイバ50の方向へ加圧
された状態に維持される。
【0051】すなわち、従来のように研磨や接着のため
のハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバ50
の結線を簡単に行うことができる。また、1つの内ばね
10、1つのプラグ20、アダプタ130及び調芯部材
40だけで構成され、第1実施形態よりも更に構成部品
が少なくなる。
のハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバ50
の結線を簡単に行うことができる。また、1つの内ばね
10、1つのプラグ20、アダプタ130及び調芯部材
40だけで構成され、第1実施形態よりも更に構成部品
が少なくなる。
【0052】なお、高価なフェルールを用いないので、
従来よりも製造コストを低減することができることは第
1実施形態と同様である。
従来よりも製造コストを低減することができることは第
1実施形態と同様である。
【0053】図7はこの発明の第3実施形態に係る光コ
ネクタの断面図である。
ネクタの断面図である。
【0054】この第3実施形態は、調芯部材240とし
て独立部品のガラススリーブを用いる代わりに、アダプ
タ230の調芯部材支持部233に長孔241を形成し
た点で第1実施形態と異なる。
て独立部品のガラススリーブを用いる代わりに、アダプ
タ230の調芯部材支持部233に長孔241を形成し
た点で第1実施形態と異なる。
【0055】長孔241の内径は光ファイバ素線51の
外径よりわずかに大きい。
外径よりわずかに大きい。
【0056】なお、長孔241の長手方向の両端にはテ
ーパ面(図せず)が形成されている。
ーパ面(図せず)が形成されている。
【0057】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を発揮することができるとともに、調芯部材2
40を別部品として設ける必要がないので、構成部品の
数を更に少なくでき、製造コストをより低減することが
できる。
様の効果を発揮することができるとともに、調芯部材2
40を別部品として設ける必要がないので、構成部品の
数を更に少なくでき、製造コストをより低減することが
できる。
【0058】図8はこの発明の第4実施形態に係る光コ
ネクタの断面図である。
ネクタの断面図である。
【0059】この第4実施形態では、調芯部材340を
アダプタ340の調芯部材支持部333に設けられたV
溝345Aと、このV溝345Aの開口部を塞ぐ押え板
345Bとで構成した。
アダプタ340の調芯部材支持部333に設けられたV
溝345Aと、このV溝345Aの開口部を塞ぐ押え板
345Bとで構成した。
【0060】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を発揮することができる。また、調芯部材34
0を構成するV溝345Aを形成する加工は、第3実施
形態のように長孔241を形成する場合に比し容易であ
る(第3実施形態より加工性に優れる)。
様の効果を発揮することができる。また、調芯部材34
0を構成するV溝345Aを形成する加工は、第3実施
形態のように長孔241を形成する場合に比し容易であ
る(第3実施形態より加工性に優れる)。
【0061】なお、第3実施形態及び第4実施形態で
は、光ファイバ50を第1実施形態と同じ構成の光コネ
クタに適用した場合で説明したが、第2実施形態と同じ
構成の光コネクタに対しても同様に適用することができ
る。
は、光ファイバ50を第1実施形態と同じ構成の光コネ
クタに適用した場合で説明したが、第2実施形態と同じ
構成の光コネクタに対しても同様に適用することができ
る。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
発明の光コネクタによれば、従来のように研磨や接着の
ためのハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバ
の結線を簡単に行うことができる。また、従来に比し構
成部品が少なくでき、小形化を図ることができる。更
に、高価なフェルールを用いないので、従来よりも製造
コストを低減することができる。
発明の光コネクタによれば、従来のように研磨や接着の
ためのハーネス治具を用いることなく屋外で光ファイバ
の結線を簡単に行うことができる。また、従来に比し構
成部品が少なくでき、小形化を図ることができる。更
に、高価なフェルールを用いないので、従来よりも製造
コストを低減することができる。
【0063】請求項2に記載の発明の光コネクタによれ
ば、従来のように研磨や接着のためのハーネス治具を用
いることなく屋外で光ファイバの結線を簡単に行うこと
ができる。また、第1実施形態よりも更に構成部品が少
なくできるので、一層の小形化を図ることができる。な
お、高価なフェルールを用いないので、従来よりも製造
コストを低減することができることは第1実施形態と同
様である。
ば、従来のように研磨や接着のためのハーネス治具を用
いることなく屋外で光ファイバの結線を簡単に行うこと
ができる。また、第1実施形態よりも更に構成部品が少
なくできるので、一層の小形化を図ることができる。な
お、高価なフェルールを用いないので、従来よりも製造
コストを低減することができることは第1実施形態と同
様である。
【0064】請求項3に記載の発明の光コネクタによれ
ば、構成部品の数を少なくでき、製造コストをより低減
することができる。
ば、構成部品の数を少なくでき、製造コストをより低減
することができる。
【0065】請求項4に記載の発明の光コネクタによれ
ば、調芯部材として、例えば貫通孔を形成するのに較
べ、加工性が向上する。
ば、調芯部材として、例えば貫通孔を形成するのに較
べ、加工性が向上する。
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る光コネク
タの断面図である。
タの断面図である。
【図2】図2は光コネクタの分解斜視図である。
【図3】図3は光コネクタの嵌合状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】図4は光ファイバの端部の加工を説明する光フ
ァイバの斜視図であり、図4(a)は光ファイバ芯線の
除去前の状態を、図4(b)は光ファイバ芯線除去後の
状態をそれぞれ示す図である。
ァイバの斜視図であり、図4(a)は光ファイバ芯線の
除去前の状態を、図4(b)は光ファイバ芯線除去後の
状態をそれぞれ示す図である。
【図5】図5はプラグへの光ファイバの組み付けを説明
する斜視図であり、図5(a)は組み付け前の状態を、
図5(b)は組み付け後の状態をそれぞれ示す図であ
る。
する斜視図であり、図5(a)は組み付け前の状態を、
図5(b)は組み付け後の状態をそれぞれ示す図であ
る。
【図6】図6はこの発明の第2実施形態に係る光コネク
タの断面図である。
タの断面図である。
【図7】図7はこの発明の第3実施形態に係る光コネク
タの断面図である。
タの断面図である。
【図8】図8はこの発明の第4実施形態に係る光コネク
タの断面図である。
タの断面図である。
【図9】図9は光ファイバの融着による結線を説明する
斜視図であり、図9(a)は結線前の状態を、図9
(b)は結線後の状態をそれぞれ示す図である。
斜視図であり、図9(a)は結線前の状態を、図9
(b)は結線後の状態をそれぞれ示す図である。
【図10】図10は従来の光コネクタの分解時における
斜視図である。
斜視図である。
10 内ばね 20 プラグ(第1の外郭部材) 30,130,230,330 アダプタ(第2の外郭
部材) 40 調芯部材 50 光ファイバ 51 光ファイバ素線 52 光ファイバ芯線 131 クランプ部(溝) 345A V溝 345B 押え板
部材) 40 調芯部材 50 光ファイバ 51 光ファイバ素線 52 光ファイバ芯線 131 クランプ部(溝) 345A V溝 345B 押え板
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の光ファイバをそれぞれ保持し、前
記光ファイバの軸方向に変形可能な一対の内ばねと、 前記各内ばねをそれぞれ保持する一対の第1の外郭部材
と、 前記一対の光ファイバの光ファイバ素線同士が対向する
ように、前記一対の第1の外郭部材を所定の間隔をおい
て保持する第2の外郭部材と、 前記第2の外郭部材に設けられ、前記光ファイバ素線同
士を位置決めする調芯部材とを備えていることを特徴と
する光コネクタ。 - 【請求項2】 一対の光ファイバの一方を保持する内ば
ねと、 前記内ばねを保持する第1の外郭部材と、 前記一対の光ファイバの他方を保持する溝を有し、前記
一対の光ファイバの光ファイバ素線同士が対向するよう
に、前記第1の外郭部材を所定位置に保持する第2の外
郭部材と、 前記第2の外郭部材に設けられ、前記光ファイバ素線同
士を位置決めする調芯部材とを備えていることを特徴と
する光コネクタ。 - 【請求項3】 前記調芯部材は前記第2の外郭部材と一
体であることを特徴とする請求項1または2に記載の光
コネクタ。 - 【請求項4】 前記調芯部材は、前記第2の外郭部材に
設けられたV溝と、このV溝の開口部を塞ぐ押え板とで
構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光
コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22765698A JP3300289B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22765698A JP3300289B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 光コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000047061A true JP2000047061A (ja) | 2000-02-18 |
JP3300289B2 JP3300289B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=16864289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22765698A Expired - Fee Related JP3300289B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300289B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027147A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Chichibu Fuji Co Ltd | 光ファイバのコネクタ |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP22765698A patent/JP3300289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012027147A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Chichibu Fuji Co Ltd | 光ファイバのコネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3300289B2 (ja) | 2002-07-08 |
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