JP2000046611A - 粉粒体の計量装置 - Google Patents

粉粒体の計量装置

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JP2000046611A
JP2000046611A JP10213801A JP21380198A JP2000046611A JP 2000046611 A JP2000046611 A JP 2000046611A JP 10213801 A JP10213801 A JP 10213801A JP 21380198 A JP21380198 A JP 21380198A JP 2000046611 A JP2000046611 A JP 2000046611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、気力輸送されている粉粒
体をそのまま計量することができ、輸送および計量を効
率的に行なうことができる、粉粒体の計量装置を提供す
ること。 【解決手段】 樹脂ペレットが流れる方向と実質的に直
交する方向において、樹脂ペレットが多数に重なって通
過することができないような平たい形状の計量部分19
に、その樹脂ペレットが多数に重なって通過することが
できない方向において樹脂ペレットを検知するための光
センサ17を設ける。これによって、従来の計量装置の
ようなバッチ形式の計量を行なわなくても、樹脂ペレッ
トを連続的に計量できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂ペレットなど
の粉粒体の数量や重量を計量するための計量装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂ペレットなどの粉粒体を
空気などの気力によって輸送する気力輸送がよく行なわ
れている。このような気力輸送の一例を図11に示す。
図11は、樹脂ペレットを、成形機に定量供給するため
の気力輸送ラインを示している。この気力輸送ライン
は、樹脂ペレットが貯蔵される貯蔵タンク1と、この貯
蔵タンク1に接続管3を介して接続される計量装置4
と、この計量装置4に接続管5を介して接続される成形
機2とを備え、接続管3および接続管5の途中にそれぞ
れ介装される気力輸送手段としてのエジェクタ6および
エジェクタ7によって、気力輸送するように構成されて
いる。
【0003】貯蔵タンク1に貯蔵される樹脂ペレット
は、エジェクタ6によって接続管3を介して計量装置4
に供給される。計量装置4は、その上部が開口され下部
が漏斗状とされた略円筒形のホッパ部8と、このホッパ
部8の下部に設けられ樹脂ペレットを定量供給するたの
スクリューフィーダ9とを備えている。計量装置4に供
給された樹脂ペレットは、ホッパ部8で一旦溜められ、
スクリューフィーダ9によって、所定量ごとに漏斗状の
受け部材10に送り出され、これによってバッチ形式で
計量される。受け部材10で受けられた樹脂ペレット
は、エジェクタ7によって接続管5を介して成形機2に
供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような計
量装置4による樹脂ペレットの計量では、計量装置4に
供給された樹脂ペレットを一旦溜めて、1回毎に計量す
るというバッチ形式であるため、樹脂ペレットの輸送お
よび計量を効率的に行なうことができない。また、樹脂
ペレットを一旦溜める必要があることから、計量装置4
が大型化してしまい、気力輸送ラインを少ないスペース
で設置することが困難である。
【0005】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、簡易な
構成により、気力輸送されている粉粒体をそのまま計量
することができ、輸送および計量を効率的に行なうこと
ができる、粉粒体の計量装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、気力によって管内を流れ
る粉粒体を計量するための計量装置であって、気力によ
って流れる粉粒体を通過させる通過部と、前記通過部を
通過する粉粒体を検知するための粉粒体検知手段とを備
え、前記通過部は、粉粒体が流入する流入口と、前記粉
粒体検知手段が設けられる計量部分と、粉粒体を流出さ
せる流出口とを備え、前記計量部分の断面形状は、粉粒
体が流れる方向と実質的に直交する方向において、粉粒
体が多数に重なって通過することができないような平た
い形状をしており、前記粉粒体検知手段は、前記計量部
分における粉粒体が多数に重なって通過することができ
ない方向において、粉粒体を検知することを特徴として
いる。
【0007】このような構成によると、粉粒体は通過部
を通過するときに、計量部分に設けられる粉粒体検知手
段によって検知されるため、気力によって流れる粉粒体
の流れを停止させることなく連続的に検知することがで
きる。また、計量部分の断面形状は、粉粒体が多数重な
って通過することができないような平たい形状をしてお
り、かつ粉粒体検知手段は、その計量部分における粉粒
体が多数に重なって通過することができない方向におい
て粉粒体を検知するようにしているため、粉粒体検知手
段は、粉粒体を多数に重ならない状態で検知することが
できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、気力輸送手段によって輸送する
ための輸送管の途中に介装されることを特徴としてい
る。
【0009】気力輸送手段によって輸送するための輸送
管の途中に介装すれば、粉粒体の輸送中に、その輸送を
停止させることなく計量することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記通過部において、
前記流入口から前記計量部分に至るまでの断面積が、前
記計量部分の断面積と実質的に同じであることを特徴と
している。
【0011】通過部における流入口から計量部分に至る
までの断面積が計量部分の断面積と実質的に同じであれ
ば、流入口から流入される粉粒体は、ほぼ一定の流速を
保った状態で計量部分に到達する。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記粉粒体
検知手段は、前記計量部分が平たく延びる方向に整列状
態で複数個設けられ、複数個設けられた各前記粉粒体検
知手段の間には、複数の前記粉粒体検知手段の整列方向
において粉粒体を偏りなく通過させるための案内手段を
設けていることを特徴としている。
【0013】このような構成により、整列された複数の
粉粒体検知手段が、計量部分を流れる粉粒体を、計量部
分が平たく延びる方向において同時に検知する。また、
各粉粒体検知手段の間に設けられる案内手段によって、
複数の粉粒体検知手段の整列方向において粉粒体を偏り
なく通過させるので、各粉粒体検知手段において、ばら
つきなく粉粒体を検知することができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記粉粒体
検知手段が、光センサおよび/または静電容量センサで
あることを特徴としている。
【0015】粉粒体検知手段が光センサであると、通過
した粉粒体の数を検知することができる。また、粉粒体
検知手段が静電容量センサであると、通過した粉粒体の
重量を検出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の粉粒体の計量装
置が適用される気力輸送ラインの一実施形態を示してい
る。図1は、粉粒体としての樹脂ペレットを、成形機に
定量供給するための気力輸送ラインを示している。この
気力輸送ラインは、樹脂ペレットが貯蔵される貯蔵タン
ク11と成形機12とが、輸送管としての接続管13を
介して接続されており、接続管13の途中に介装される
気力輸送手段としてのエジェクタ14によって、樹脂ペ
レットを貯蔵タンク11から成形機12まで気力輸送す
るように構成されている。本実施形態の粉粒体の計量装
置15は、たとえばこのように構成された気力輸送ライ
ンにおける接続管13の途中に介装され、一定量の樹脂
ペレットを成形機12に供給するために使用される。
【0017】図2は、本発明の粉粒体の計量装置の一実
施形態を示す上面図、図3は、図2に示される粉粒体の
計量装置の側断面図、図4、図5および図6は、それぞ
れ図1におけるX−X線断面図、Y−Y線断面図、Z−
Z線側面図である。以下、図2ないし図6を用いて本実
施形態の粉粒体の計量装置15について説明する。
【0018】図2および図3に示すように、この計量装
置15は、気力によって流れる粉粒体を通過させる通過
部16と、この通過部16を通過する樹脂ペレットを検
知するための粉粒体検知手段としての光センサ17とを
備えている。
【0019】通過部16は、接続管13の上流側と接続
され、樹脂ペレットを接続管13から流入させる流入口
18と、接続管13の下流側と接続され、樹脂ペレット
を接続管13へ流出させる流出口20と、流入口18と
流出口20との間に設けられ、光センサ17が設けられ
る計量部分19とを有しており、これら流入口18、流
出口20および計量部分19は、一体として連続的に形
成されている。
【0020】計量部分19は、その断面形状が、樹脂ペ
レットが流れる方向と実質的に直交する方向において、
樹脂ペレットが多数に重なって通過することができない
ような平たい形状をしている。すなわち、樹脂ペレット
21(図7および後述する図8を説明するときにのみ樹
脂ペレットの符号を21として説明する。)は、通常、
略楕円柱状の形状を有しており、図7に示すように、輸
送される管内では、その軸線が流れ方向22に沿うよう
な状態で流れている。しかし、この樹脂ペレット21
が、計量部分19内において、この流れ方向22と実質
的に直交する方向23において多数に重なる(図7にお
いて、仮想線の樹脂ペレット21が示す状態)と、後述
するように、その流れ方向22と実質的に直交する方向
23において検知する光センサ17が、重なった分の樹
脂ペレット21の数を計量することができない。そのた
め、この流れ方向22と実質的に直交する方向23にお
いて、樹脂ペレットが多数に重なって通過することがで
きないような平たい形状として、光センサ17が、樹脂
ペレットを多数に重ならない状態で検知できるようにし
ている。
【0021】この平たさ、つまり樹脂ペレット21の流
れ方向22と実質的に直交する方向23の長さは、輸送
される樹脂ペレットなどの大きさや、単位時間あたりに
流れる個数および風量によって、適宜決定されるが、通
常は、樹脂ペレット21がその軸線を流れ方向22に沿
うようにして流れる状態で、3つの樹脂ペレットが重な
っても流れることができる程度の隙間があり、かつ4つ
の樹脂ペレットが重なって流れることができないような
長さ以下であればよい。好ましくは、図8に示すよう
に、2つの樹脂ペレットが重なっても(図8において、
仮想線の樹脂ペレット21が示す状態)流れることがで
きる程度の隙間があり、かつ3つの樹脂ペレットが重な
って流れることができないような長さ、あるいは、この
長さ以下とするのがよい。たとえば、軸方向の長さが1
〜5mm、直径方向の最大長さが1〜4mmの大きさを
もち、その密度が0.5〜2.0g/cm3 、好ましく
は0.8〜1.8g/cm3 である樹脂ペレット21を
計量する場合には、その流量を20〜150kg/h、
好ましくは、50〜100kg/h、風量を50〜20
0m3 /h、好ましくは90〜160m3 /hとして、
樹脂ペレット21の流れ方向22と実質的に直交する方
向23の長さを、3〜12mm、好ましくは、6〜10
mmとすればよい。
【0022】また、この通過部16において、流入口1
8から計量部分19に至るまでの断面積は、計量部分1
9の断面積と実質的に同じ面積とされている。すなわ
ち、流入口18は、接続管13に接続されるため、図4
に示すように円形とされる一方で、計量部分19は、前
述したように、図6に示すような偏平形状とされてい
る。そのため、流入口18と計量部分19との断面積を
実質的に同じとして、この流入口18から計量部分19
に至るまでの間の形状を、流入口18および計量部分1
9の断面積と実質的に同じ断面積が保たれるようにしな
がら、流入口18の円形をなめらかに平たくのばしてい
くようにして(たとえば、図5には、そのような途中の
断面形状が示されている。)、偏平形状の計量部分19
に繋げるようにしている。
【0023】このように、通過部16における流入口1
8から計量部分19に至るまでの断面積を計量部分19
の断面積と実質的に同じとしておけば、流入口17から
流入される樹脂ペレットを、流入口17に流入したとき
の速さと同じ速さを保った状態で気流を乱すことなく計
量部分19に送ることができ、樹脂ペレットを計量部分
19に円滑に導入することできる。したがって、光セン
サ17によって精度よく検知することができ、正確な計
量を実現することができる。
【0024】また、本実施形態では、計量部分19から
流出口20に至るまでの断面積をも、計量部分19の断
面積と実質的に同じ面積としている。すなわち、流出口
20は、接続管13に接続されるため、円形とされる一
方で、計量部分19は、前述したように偏平形状とされ
ているが、前述した、流入口18から計量部分19に至
るまでの間の形状と、計量部分19を挟んで対称形状と
なるような形状を形成することによって、計量部分19
から流出口20に至るまでの断面積を、計量部分19の
断面積と実質的に同じ面積としている。
【0025】このように、通過部16における計量部分
19から流出口20に至るまでの断面積を計量部分19
の断面積と実質的に同じとしておくことによって、計量
部分19を通過した樹脂ペレットを、その計量部分19
を通過したときの速さと同じ速さで流出口20に送り、
円滑に流出させることができる。したがって、計量部分
19内で樹脂ペレットを詰まらせるようなことなく、良
好な計量を行なうことができる。なお、計量装置15を
使用する目的などによっては、流入口18から計量部分
19に至るまでの断面積および計量部分19から流出口
20に至るまでの断面積を変化させてもよい。また、流
入口18および流出口20の外径部分は、接続管13と
接続するために、段部24および25を設けてやや小径
となるようにしている。
【0026】このように形成される通過部16おいて、
光センサ17は計量部分19が平たく延びる方向に整列
状態で複数個設けられている。すなわち、図2に示すよ
うに、複数の光センサ17は、計量部分19の幅方向に
おいて、互いに等間隔を隔てながら一列に配置される。
これによって、複数個設けられた光センサ17が、その
とき計量部分19の幅方向において流れている樹脂ペレ
ットを同時に検知することができる。また、図3に示す
ように、各光センサ17は、発光部26と受光部27と
をそれぞれ持ち、その発光部26と受光部27とは、計
量部分19において互いに対向する平らな2つの面上
に、それぞれが互いに対向するように配置される。これ
によって、各光センサ17が、計量部分19における樹
脂ペレットが多数に重なって通過することができない方
向において樹脂ペレットを検知する。
【0027】また、各光センサ17が設けられる計量部
分19において、互いに対向する平らな面を持つ側壁部
分28は透明なアクリル樹脂によって形成されており、
各光センサ17の光の通過を許容できるようにしてい
る。なお、この側壁部分28は、光の通過を許容すれば
アクリル樹脂に限らず、ガラスなど公知の透明材料が使
用できる。
【0028】そして、このように構成された本実施形態
の計量装置15によって、エジェクタ14によって気力
輸送される樹脂ペレットは、通過部16を通過するとき
に計量部分19に設けられる複数の光センサ17によっ
て検知され、その数が計量される。すなわち、光センサ
17は、発光部26と受光部27との間を通過する樹脂
ペレットを検知できるので、各センサ17ごとに検知さ
れた樹脂ペレットの数を合計すれば、複数の光センサ1
7が配置された部分を通過した樹脂ペレットの数を求め
ることができる。
【0029】一方、光センサ17が配置されていない部
分を通過した樹脂ペレットは光センサ17によって検知
されないが、光センサ17が配置されていない部分も、
光センサ17が配置された部分と同じように樹脂ペレッ
トの通過があったものとみなして、計量部分19の幅方
向において、光センサ17が配置された部分と配置され
ていない部分との比率から、樹脂ペレットの全数量を求
めることができる。たとえば、複数の光センサ17が計
量部分19の幅方向における半分の部分を検知できるよ
う配置されていれば、樹脂ペレットの全数量は、各セン
サ17ごとに検知された樹脂ペレットの数を合計した数
の2倍として求めることができる。
【0030】なお、このようにして樹脂ペレットの数量
を求めるためには、光センサ17が配置された部分を通
過する樹脂ペレットの数のばらつきと、光センサ17が
配置されていない部分を通過する樹脂ペレットの数のば
らつきとに偏りが少ないことが必要とされる。そのた
め、計量装置15によっては、さらにこの偏りに応じた
係数を補正して、全数量を求めるようにする。なお、こ
の係数は、各計量装置15によって経験的に見出され、
統計的に求めることができる。また、計量部分19の幅
方向のばらつきが多い場合、または、ばらつきが不明な
場合には、複数の光センサ17を、計量部分19の幅方
向において互いに接触させ、あるいは、やや幅方向に対
して傾斜させた状態で互いに重ねるようにして配置し
て、計量部分19の幅方向において連続的に検知できる
ように構成してもよい。
【0031】このように構成すれば、エジェクタ14に
よって気力輸送される樹脂ペレットは、その流れを停止
させることなく光センサ17によって連続的に精度よく
検知することができる。そのため、従来の計量装置のよ
うなバッチ形式の計量を行なわなくても、連続的に樹脂
ペレットを計量することができる。したがって、樹脂ペ
レットの計量を効率的に行なうことができる。また、従
来の計量装置のように樹脂ペレットを一旦溜める部材も
必要がないので、計量装置の小型化を図ることができ
る。さらに、この計量装置15は、接続管13の途中に
介装されているため、樹脂ペレットの輸送中に、その輸
送を停止させることなく計量することができる。そのた
め、輸送および計量を1つの輸送ライン中で行なうこと
ができ、樹脂ペレットの計量および輸送を効率的に行な
うことができる。また、計量装置15は、接続管13の
途中に介装できるので、少ないスペースで気力輸送ライ
ンを構成でき、計量および輸送の装置構成の簡易化を図
ることができる。
【0032】また、図9は、本実施形態の計量装置15
において、計量部分19に、さらに案内手段としての案
内板29を設けた態様を示す、上断面図である。
【0033】図9に示すように、この案内板29は、樹
脂ペレットが通過する計量部分19内において、整列状
態で配置された各光センサ17の間に位置するようにし
て複数配置されている。各案内板29は、樹脂ペレット
が流れる方向にほぼ沿った方向に向き、隣り合う各光セ
ンサ17を仕切るようにして設けられている。
【0034】このような案内板29を設けることによ
り、複数の光センサ17の整列方向において樹脂ペレッ
トを偏りなく通過させることができる。そのため、各光
センサ17は、樹脂ペレットをよりばらつきが少ない状
態で検知でき、より精度のよい計量を可能とすることが
できる。なお、この案内板29は、図9の実施形態で
は、各光センサ17の間に位置させたが、たとえば、各
光センサ17の上流側に配置するなどこれに限定される
ことはなく、その数、形状、配置箇所および配置方向な
どは、適宜各計量装置15によって決定される。
【0035】また、図10は、本実施形態の計量装置1
5において、光センサ17に加えて静電容量センサ30
を設けた態様を示す図である。図10において、静電容
量センサ30は、計量部分19の透明な側壁部分28に
設けられ、この静電容量センサ30を挟んで、その上流
側と下流側とには、前述した光センサ17が設けられて
いる。この静電容量センサ30は、透明な側壁部分28
において互いに対向する平らな2つの面上に、2つの平
板電極が互いに対向するように設けられ、この2つの電
極間に樹脂ペレットが位置したときの、2つの電極間の
静電容量の変化を検知することによって、電極面積あた
りの樹脂ペレットの重量を検知するように構成されてい
る。そして、この静電容量センサ30を用いて樹脂ペレ
ットの重量を検知するには、上流側と下流側とに配置さ
れる光センサ17によって、計量部分19を通過する特
定の1つの樹脂ペレットをそれぞれ検知し、それぞれが
検知した時間から2つのセンサ17間を通過した時間を
求め、これによって計量時の流速を求めるとともに、静
電容量センサ30によって、その単位時間あたりに流れ
る樹脂ペレットの体積量を検知し、この体積量から重量
を検知すればよい。
【0036】このように、光センサ17に加えて静電容
量センサ30を設けると、光センサ17によって、樹脂
ペレットの数を計量できるとともに、静電容量センサ3
0によって樹脂ペレットの重量を計量することができる
ので、樹脂ペレットの数量および重量を同時に計量する
ことができる。
【0037】なお、図10に示す実施形態では、上流側
と下流側とに光センサ17をそれぞれ配置して、特定の
樹脂ペレットがそれぞれを通過した時間から流速を求め
たが、たとえば、高速演算処理装置などを用いて、上流
側および下流側のいずれか一方側のみに光センサ17を
設けて、その光センサ17自身を通過する時間(つま
り、センサ17が樹脂ペレットを検知している時間)を
計測することによって、流速を求めるようにしてもよ
い。また、光センサ17と静電容量センサ30とを併用
せずとも、静電容量センサ30のみを単独で使用しても
よい。この場合には、公知の流量計などを用いて流速を
測定する。また、静電容量センサ30のみを単独で使用
する場合には、側壁部分28を特に透明性材料で構成す
る必要なないが、不導体であることが好ましい。
【0038】また、本実施形態では、粉粒体として樹脂
ペレットを例にとって説明したが、気力輸送される粉粒
体であれば、その種類を問わず、また、気力輸送ライン
もその構成を問わない。また、気力輸送手段はエジェク
タ14に限らず、圧送式または吸引式のブロワなど公知
の気力輸送手段のいずれであってもよい。さらに、粉粒
体検知手段はCCDセンサなどを用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、気力によって流れ、通過部を連続的に通過す
る粉粒体を、精度よく検知できるので、従来の粉粒体の
計量装置のようなバッチ形式の計量を行なわなくても、
連続的に粉粒体を計量することができる。したがって、
粉粒体の計量を効率的に行なうことができる。また、従
来の粉粒体の計量装置のように粉粒体を一旦溜める部材
も必要がないので、計量装置の小型化を図ることができ
る。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、粉粒体の
輸送中に、その輸送を停止させることなく計量すること
ができるので、輸送および計量を1つの輸送ライン中で
行なうことができ、粉粒体の計量および輸送を効率的に
行なうことができる。また、輸送管の途中に介装される
ので、少ないスペースで気力輸送ラインを構成でき、計
量および輸送の装置構成の簡易化を図ることができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、流入口か
ら流入される粉粒体は、ほぼ一定の流速を保った状態で
気流を乱すことなく計量部分に送ることができるので、
粉粒体を計量部分に円滑に導入することできる。したが
って、より精度よく検知でき、より正確な計量を実現で
きる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、整列され
た複数の粉粒体検知手段が、計量部分を流れる粉粒体
を、計量部分が平たく延びる方向において同時に検知
し、また、案内手段によって、粉粒体を各粉粒体検知手
段に偏りなく通過させることができるので、粉粒体をば
らつきなく検知させることができる。したがって、より
精度よく計量することができる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、光センサ
によって、粉粒体の数量を計量することができ、また、
静電容量センサによって、粉粒体の重量を計量すること
ができる。また、光センサと静電容量センサ検出とを併
用することで、粉粒体の数量および重量を同時に計量す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の計量装置が適用される気力輸
送ラインの一実施形態を示す概略説明図である。
【図2】本発明の粉粒体の計量装置の一実施形態を示す
上面図である。
【図3】図2に示される粉粒体の計量装置の側断面図で
ある。
【図4】図1におけるX−X線断面図である。
【図5】図1におけるY−Y線断面図である。
【図6】図1におけるZ−Z線側面図である。
【図7】計量部分を流れる樹脂ペレットの状態を模式的
に説明する説明図である。
【図8】計量部分を流れる樹脂ペレットの状態を模式的
に説明する説明図である。
【図9】図1の計量装置において、計量部分にさらに案
内手段としての案内板を設けた態様を示す、上断面図で
ある。
【図10】光センサと静電容量センサとが設けられた図
3に対応する側断面図である。
【図11】従来の計量装置が適用される、図1に対応す
る概略説明図である。
【符号の説明】
14 エジェクタ 15 計量装置 17 光センサ 18 流入口 19 計量部分 20 流出口 21 樹脂ペレット 29 案内板 30 静電容量センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気力によって管内を流れる粉粒体を計量
    するための計量装置であって、気力によって流れる粉粒
    体を通過させる通過部と、前記通過部を通過する粉粒体
    を検知するための粉粒体検知手段とを備え、 前記通過部は、粉粒体が流入する流入口と、前記粉粒体
    検知手段が設けられる計量部分と、粉粒体を流出させる
    流出口とを備え、 前記計量部分の断面形状は、粉粒体が流れる方向と実質
    的に直交する方向において、粉粒体が多数に重なって通
    過することができないような平たい形状をしており、 前記粉粒体検知手段は、前記計量部分における粉粒体が
    多数に重なって通過することができない方向において、
    粉粒体を検知することを特徴とする、粉粒体の計量装
    置。
  2. 【請求項2】 気力輸送手段によって輸送するための輸
    送管の途中に介装されることを特徴とする、請求項1に
    記載の粉粒体の計量装置。
  3. 【請求項3】 前記通過部において、前記流入口から前
    記計量部分に至るまでの断面積が、前記計量部分の断面
    積と実質的に同じであることを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載の粉粒体の計量装置。
  4. 【請求項4】 前記粉粒体検知手段は、前記計量部分が
    平たく延びる方向に整列状態で複数個設けられ、複数個
    設けられた各前記粉粒体検知手段の間には、複数の前記
    粉粒体検知手段の整列方向において粉粒体を偏りなく通
    過させるための案内手段を設けていることを特徴とす
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の粉粒体の計量
    装置。
  5. 【請求項5】 前記粉粒体検知手段が、光センサおよび
    /または静電容量センサであることを特徴とする、請求
    項1ないし4のいずれかに記載の粉粒体の計量装置。
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JP2003053644A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Horkos Corp 工作機械及び、工作機械用潤滑剤噴出状態検出装置

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