JP2000046292A - 正二十面体形成用取付部材 - Google Patents

正二十面体形成用取付部材

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JP2000046292A
JP2000046292A JP10227655A JP22765598A JP2000046292A JP 2000046292 A JP2000046292 A JP 2000046292A JP 10227655 A JP10227655 A JP 10227655A JP 22765598 A JP22765598 A JP 22765598A JP 2000046292 A JP2000046292 A JP 2000046292A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 正二十面体形成時の正三角形枠材を取り付け
るための部材に関し、安価で簡便、誰にも容易に正確に
組み立て可能な部材を提供すること。 【解決手段】 展開平面形状が、所定の幅を有し中心B
から左右端ACに傾斜を持つ屋根型の取付部材であっ
て、上辺ABC角がB点において116.565°を有
し、左右対象に取付穴を設け、下辺DEFの中心となる
Eと上辺の中心Bを結ぶ線分を内側に折込み、ABC、
DEFの頂部B、Eにおいて60°を保持するように製
作することを特徴とする正二十面体形成用取付部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の材質ならび
に用途に限定することなく、正二十面体を形成する際の
一角となる正三角形の枠材の合わせ部に取り付けるため
の正二十面体形成用取付部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている、正二十面体を作製す
る際、頂部に使用される取付部材としては、短円柱状の
支軸に下向きに固定される筒体に、円柱又は多角柱の枠
材を差し込んで固定させる仕組みのもので、それらは一
般にフレーム&コネクター工法として知られ、支軸と五
本の腕を一体化して製作せねばならず、その部品は組み
立て時の自由性に乏しく、正二十面体を組み立てる場
合、五つの要素即ち五本の枠材の全てを案配しつつ、差
し込み整合させる必要があり、多くの労力と足場など下
ごしらえの準備は予想外に大義な事である。
【0003】その他には、パネル工法と呼ばれ正三角形
の各枠を単にボルトで取り付け展開してゆく方法もある
が、この方法は正三角形のパネルを寸部狂わせること無
く組み立ててゆくことは困難で、労力が多大で必ずしも
優れた工法とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、着目されるこ
とは、如何にして簡単な取付部材で多くの人手を要する
こと無く、安価で容易に、且つ、正確に正二十面体を形
成することが出来るかという課題にもとづき、本発明を
達成させるに至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】1 正三角形の平面を形
成する枠組みとなる、長さの等しい円柱又は多角柱の枠
材の合わせ部に用いる取付部材において、該取付部材1
の展開平面形状が、中心の頂部B点3から左右端A、C
へ下降する屋根型の上辺ABCと、これと平行な下辺D
EFで囲まれた適宜の幅AF、CDと適宜の肉厚をも
ち、B点を中心とする幅の中央部には左右対象に複数個
の取付穴2を設け、かつ頂部B点の下降角度3が11
6.565°の形状を有し、その取付部材1のBE線を
内側に折曲することによって、各辺が等しくAB=BC
=CAで、三角形の線分BEを角度ABCが60°とな
るようにしたことを特徴とする正二十面体形成用取付部
材。
【0006】正二十面体は、その骨格構造からして外部
からの力に対する耐性が高く、水圧や風圧に強いもので
あることは良く知られている。全体が球形のものは、そ
の組み立て形成が非常に困難で、費やす経費も多大とな
る。また、水中におけるカプセルとする場合において
も、正三角形のパネルの大きさや材質、及びそれを取り
付ける枠材などの質にもよるが、正二十面体は極めて強
度の高いものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を図面と
対比して説明する。図1(イ)は取付部材1の展開平面
図で、図1(ロ)は本発明の取付部材1の斜視図、図2
(イ)は本発明の取付部材1を用いて形成された正二十
面体Kの斜視図、図2(ロ)は正二十面体Kの一角を成
す五面の集合点B−2の正面図を夫々示す。
【0008】本発明の取付部材1に使用する材質として
は、特定するものではないが、加工し易い点で鉄その他
の金属類、合金を多用するが、折り曲げ部分は補強材で
60°の角度が保持できるよう補強し、小型の正二十面
体など規模の小さいものによっては合成樹脂を使用する
場合もある。水中で使用するカプセル等は防錆性の高い
部材として合金類が好ましい。
【0009】正三角形の枠材4にパネルをはめ込む場合
の材質としては、木製、合板、帆布、ポリメタクリル樹
脂など、目的に応じて広く使用する。
【0010】
【実施例】図2(イ)で示す正二十面体Kを組み立てる
に際し、図1(ロ)の取付部材1によって、先ず同一寸
法の枠材4で正三角形の枠組とし、枠材4の集合点B−
2で次の面を形成する枠材4を取付部材1をボルト5で
順次繋ぎ合せ、三面、四面と展開して正二十面体Kとす
る方法をとる。複数個の取付穴2は、取付部材1の幅A
F、CDの略中央部に設けるが、三箇所以上ジグザグに
設けてもよく、それらは枠材4の材質、形態、要求され
る強度により適宜選択し、ボルト5で固定してゆく。
【0011】図2(ロ)で示す五面の集合点B−2は5
個の取付部材1によって形成される。六面になると周知
のとおり平面となる。図1(イ)で示す本取付部材1の
展開平面図からみて、最も重要な点は、AB、BC二辺
の頂部Bの角度が116.565°である事である。図
1(ロ)のBE線で示す部分を内側にABC角が60°
となるように折り曲げ本取付部材1となる。そうして得
た取付部材1を用いることにより、同長の枠材4を用い
ることと相まって、誰にも簡単に正確に正二十面体Kを
組み立てることが出来る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る取付部材を使用して正二十
面体を組み立てれば、安価で、誰にも正確に極めて容易
に形成することが可能となる。部品としてもシンプル
で、従来使用されているような取扱上自由性に乏しい部
品を選択する必要は全くないなど、予測範囲を超えた特
別顕著な作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図1(イ)本発明に係る取付部材の展開平面図 図1(ロ)本発明に係る取付部材の斜視図 図2(イ)正二十面体の斜視図 図2(ロ)五面の集合点の正面図
【符号の説明】
1 取付部材 2 取付穴 3 取付部材の頂部B点 4 枠材 5 ボルト B 取付部材の頂部 B−2 五面の集合点 K 正二十面体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月25日(1999.5.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】1 正三角形の平面を形
成する枠組みとなる、長さの等しい円柱又は多角柱の枠
材の合わせ部に用いる取付部材において、該取付部材1
の展開平面形状が、中心の頂部B点3から左右端A、C
へ下降する屋根型の上辺ABCと、これと平行な下辺D
EFで囲まれた適宜の幅AF、CDと適宜の肉厚をも
ち、B点を中心とする左右対象位置であって幅の中央部
複数個の取付穴2を設け、かつ頂部B点3の下降角度
が116.565°の形状を有し、その取付部材1のB
E線を内側に折曲することによって、各辺が等しくAB
=BC=CAで、三角形のB及びEの角度が共に60°
となるようにしたことを特徴とする正二十面体形成用取
付部材
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図2(ロ)で示す五面の集合点B−2は5
個の取付部材1によって形成される。六面になると周知
のとおり平面となる。図1(イ)で示す本取付部材1の
展開平面図からみて、最も重要な点は、AB、BC二辺
の頂部Bの角度が116.565°である事である。図
1(ロ)のBE線で示す部分のB及びEの角度が共に6
0°となるように内側に折り曲げ本取付部材1となる。
そうして得た取付部材1を用いることにより、同長の枠
材4を用いることと相まって、誰にも簡単に正確に正二
十面体Kを組み立てることが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正三角形の平面を形成する枠組みとな
    る、長さの等しい円柱又は多角柱の枠材の合わせ部に用
    いる取付部材において、該取付部材1の展開平面形状
    が、中心の頂部B点3から左右端A、Cへ下降する屋根
    型の上辺ABCと、これと平行な下辺DEFで囲まれた
    適宜の幅AF、CDと適宜の肉厚をもち、B点を中心と
    する幅の中央部には左右対象に複数個の取付穴2を設
    け、かつ頂部B点3の下降角度が116.565°の形
    状を有し、その取付部材1のBE線を内側に折曲するこ
    とによって、各辺が等しくAB=BC=CAで、三角形
    の線分BEを角度ABCが60°となるようにしたこと
    を特徴とする正二十面体形成用取付部材。
JP22765598A 1998-07-28 1998-07-28 正二十面体形成用取付部材 Expired - Lifetime JP2987624B1 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104565A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Etsuji Okamoto 回転運動器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008104565A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Etsuji Okamoto 回転運動器具
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