JP2000045754A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2000045754A
JP2000045754A JP10229986A JP22998698A JP2000045754A JP 2000045754 A JP2000045754 A JP 2000045754A JP 10229986 A JP10229986 A JP 10229986A JP 22998698 A JP22998698 A JP 22998698A JP 2000045754 A JP2000045754 A JP 2000045754A
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nox
catalyst
deterioration
fuel ratio
air
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Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Toshikatsu Takahashi
年克 鷹嘴
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NOx吸収触媒(NOx吸収剤)の硫黄被毒
による劣化を簡易に検出し、吸収(吸着)された硫黄を
除去して再生させる 【解決手段】 NOx吸収触媒の劣化を判断し(S1
0)、劣化と判断されたとき、触媒ヒータ通電して加熱
を開始し(S12,S14)、通電時間から触媒温度を
推定し(S16)、所定値C以上のときに供給する混合
気の空燃比を所定時間、理論空燃比あるいはそれ以下の
リッチ空燃比にして再生処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の排気浄
化装置に関し、より詳しくは、硫黄などの被毒に対し、
容易に被毒を除去してNOx吸収剤(NOx吸収触媒)
を再生するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガス浄化触媒としては、
酸化触媒、三元触媒、NOx選択還元触媒、NOx吸収
触媒(NOx吸収剤)、HC吸収触媒などが種々提案さ
れている。近年、リーンバーン機関など空燃比のリーン
化が進みつつあり、そのような機関にあってはNOx吸
収触媒(NOx吸収剤)などを用いてリーン雰囲気での
NOx(窒素酸化物)成分の浄化を図っている。
【0003】ところで、燃料には硫黄Sが含まれている
が、その硫黄が触媒表面あるいはミクロポアにSOx
(硫黄酸化物)として吸収(吸着)されると、触媒の浄
化効率を低下させる。特に、上記したNOx吸収触媒
(NOx吸収剤)、即ち、リーン雰囲気でNOxを吸収
し、未燃焼HC(還元剤)の供給を受けて吸収したNO
xを還元浄化する触媒にあっては、硫黄を吸収しやす
く、いわゆる硫黄被毒を生じてNOx吸収効率を低下さ
せている。
【0004】そこで、特開平6−66129号公報は、
車両走行距離、NOx吸収量あるいは排気温度から硫黄
被毒量を推定し、推定値が所定値を超えたとき、電気ヒ
ータを一定時間通電加熱すると共に、供給する混合気の
空燃比を理論空燃比にし、SOxを除去して触媒を再生
する技術を提案している。
【0005】また、特開平7−217474号公報も、
機関回転数などから硫黄被毒量を推定し、推定値が許容
値を超えると共に、排気ガス温度が所定値を超えると
き、供給する混合気の空燃比をリッチ化し、SOxを除
去して触媒を再生する技術を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、日本国内で
販売される燃料中の硫黄は30ppmに規制されている
が、米国では平均値で400ppm、規制値で1000
ppmと硫黄含有量が多く、欧州でも国により異なるも
のの、数百ppm以上の国が過半数であり、それだけN
Ox吸収剤(NOx吸収触媒)に硫黄が吸収され易い。
【0007】NOx吸収剤に吸収された硫黄を除去する
ためにはNOx吸収剤を高温の再生温度下にしなくては
ならない。即ち、NOx吸収剤の硫黄被毒による劣化を
簡易に検出し、劣化が検出されたときは昇温させてNO
x吸収剤を硫黄被毒から再生させる必要がある。
【0008】従って、この発明の目的は上記した課題を
解決することにあり、NOx吸収剤の硫黄被毒による劣
化を簡易に検出し、劣化が検出されたときは昇温させて
NOx吸収剤を硫黄被毒から確実に再生させるようにし
た内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1項にあっては、内燃機関の排気系に設け
られ、排気ガスがリーン雰囲気にあるとき排気ガス中の
NOxを吸収するNOx吸収剤と、前記NOx吸収剤を
加熱する加熱手段と、前記NOx吸収剤の硫黄被毒によ
る劣化を検出する劣化検出手段と、前記NOx吸収剤の
劣化が検出されたとき、前記加熱手段による加熱を開始
する加熱開始手段と、前記NOx吸収剤の温度を推定す
る温度推定手段と、前記加熱開始手段による加熱の開始
後、前記温度推定手段により推定された温度が硫黄被毒
再生温度より高いとき、理論空燃比あるいはそれ以下の
リッチ空燃比を供給する空燃比リッチ化手段とを備える
如く構成した。
【0010】上記の如く、NOx吸収剤の硫黄被毒によ
る劣化を簡易に検出し、劣化が検出されたときは昇温さ
せてNOx吸収剤を硫黄被毒から再生させるようにした
ので、NOx吸収剤を硫黄被毒から確実に再生すること
ができると共に、硫黄含有量が多い燃料を用いるときも
NOx吸収剤を確実に再生することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
に係る内燃機関の排気浄化装置の実施の形態を説明す
る。
【0012】図1は、その排気浄化装置を概略的に示す
全体図である。
【0013】図において、符号10は4気筒などの多気
筒内燃機関(以下「エンジン」という)の本体を示し、
吸気管12の先端に配置されたエアクリーナ(図示せ
ず)から導入された吸気は、スロットルバルブ14でそ
の流量を調節されつつサージタンクと吸気マニホルド
(共に図示せず)を経て、各気筒へ流入される。
【0014】各気筒の吸気バルブ(図示せず)の付近に
はインジェクタ(燃料噴射弁)16が設けられて燃料を
噴射する。噴射されて吸気と一体となった混合気は、各
気筒内で図示しない点火プラグで点火されて燃焼してピ
ストン(図示せず)を駆動する。
【0015】燃焼後の排気ガスは、排気バルブ(図示せ
ず)および排気マニホルド(図示せず)を介して排気管
18に送られる。排気管18においては上流側に三元触
媒22が配置されて排気ガス中のHC,CO,NOx成
分などを浄化すると共に、その下流にNOx吸収触媒
(前記したNOx吸収剤)24が配置される。
【0016】NOx吸収触媒24は、先に述べた特開平
6−66129号公報あるいは特開平7−217474
号公報に記載されるNOx吸収剤と同種の触媒であっ
て、リーン雰囲気(酸化雰囲気)で排気ガス中のNOx
を吸収すると共に、排気ガス中の酸素濃度が低下する
と、即ち、リッチ雰囲気において未燃HC,COと反応
してNOxを還元浄化する。
【0017】ここで、NOx吸収触媒24を担持する担
体は、素材を押し出し成形した後、焼成してセラミック
化し、次いで適宜な長さに裁断して製作される。担体に
は電流路が形成され、NOx吸収触媒24自体が電熱ヒ
ータ構造を備える電気加熱式の触媒として構成される。
電流路は正負極端子24a,24bに接続される。
【0018】図1の装置は切換スイッチ26を備え、切
換スイッチ26の端子26aが26bに切り換えられる
と、正極端子24aはオルタネータ28に接続され、オ
ルタネータ28より電流の供給を受けてNOx吸収触媒
24の温度を上昇させる。
【0019】尚、切換スイッチ26の端子26aが端子
26cに切り換えられると、オルタネータ28の出力は
バッテリ30の正電極に接続され、バッテリ30を充電
する。バッテリ30の正電極は線32を介して前記した
空気ポンプ34のモータ(図示せず)を含む電気負荷に
接続される。
【0020】空気ポンプ34は、排気管18のNOx吸
収触媒24配置位置の上流で分岐された分岐路36の他
端に接続され、酸素を供給して未燃焼成分の燃焼を促進
し、浄化効率を向上させる。
【0021】図1においてエンジン本体10のカム軸ま
たはクランク軸(共に図示せず)の付近にクランク角セ
ンサ38が設けられ、所定クランク角度ごとに信号CR
Kを出力すると共に、特定気筒の特定クランク角度で気
筒判別信号を出力する。
【0022】スロットルバルブ14にはスロットル開度
センサ40が設けられてスロットル開度θTHに比例し
た信号を出力する。その下流の分岐路42の末端には絶
対圧センサ44が設けられ、吸気管内絶対圧PBAに応
じた信号を出力する。
【0023】さらに、分岐位置の下流には吸気温センサ
46が設けられて吸入空気温度TAに比例する信号を出
力すると共に、シリンダブロックなどの適宜位置には水
温センサ48が設けられてエンジン冷却水温TWに応じ
た信号を出力する。
【0024】さらに、排気管18にはO2 センサ50が
設けられ、排気ガス中の酸素濃度に比例した信号を出力
する。
【0025】さらに、三元触媒22とNOx吸収触媒2
4の間には排気温度センサ52が設けられ、NOx吸収
触媒24の配置位置付近の排気ガス温度Tcatに応じ
た信号を出力する。
【0026】さらに、NOx吸収触媒24の下流にはN
Oxセンサ(前記した劣化検出手段)54が設けられ、
排気ガス中のNOx(窒素酸化物)の濃度Scに比例す
る信号を出力する。
【0027】図2はNOxセンサ54の構成を詳細に示
す、説明断面図である。
【0028】NOxセンサ54はジルコニア磁器などの
酸素イオン伝導性の固体電解質層を積層してなる板状体
を呈し、第1の測定室(内部空間)54a,第2の測定
室(内部空間)54bおよび第3の測定室(内部空間)
54cが形成されると共に、大気に連通する基準室54
dが形成される。
【0029】排気ガスはガス拡散律速層54mを通って
第1の測定室54aに流れる。第1の測定室54aには
電極54e,54fでポンプセルが構成され、測定室内
の酸素を汲み出し、酸素分圧をNOxが還元され得ない
値に制御する。その酸素分圧を電極54g,54hの電
位差として検出することで、排気ガス中の酸素濃度を検
出する。
【0030】同様に、第2の測定室54bにはRhなど
のNOx還元触媒からなる電極54i,54jが設けら
れ、電位差を検出することで酸素分圧、即ち、NOxの
還元あるいは分解によって発生される酸素分圧を検出し
てNOx濃度を検出する。
【0031】同様に、第3の測定室54cにはPtなど
のSOx還元触媒からなる電極54k,54lが設けら
れ、それらの電位差からSOx濃度を検出する。このよ
うに、NOxセンサ54は、NOx濃度のみならず、酸
素濃度とSOx濃度も併せて検出することができる。
【0032】これらセンサ群の出力は、電子制御ユニッ
ト(以下「ECU」と言う)60に送られる。
【0033】ECU60は、入力回路60a、CPU6
0b、記憶手段60c、および出力回路60dよりな
る。入力回路60aは、各種センサからの入力信号波形
を整形する、信号レベルを所定レベルに変換する、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する、などの処理を
行う。記憶手段60cは、CPU60bが実行する各種
演算プログラムおよび演算結果などを記憶する。
【0034】CPU60bは前記したCRK信号をカウ
ントしてエンジン回転数NEを検出し、検出したエンジ
ン回転数NEと吸気管内絶対圧PBAとから燃料噴射量
Ti(インジェクタ開弁時間)を演算し、目標空燃比な
どで補正する。
【0035】目標空燃比は、低負荷運転時には理論空燃
比を超えるリーン方向の値(例えば30:1など)に、
高負荷運転時には理論空燃比未満のリッチ方向の値(例
えば12:1)に設定される。
【0036】さらに、CPU60bは、NOx吸収触媒
24の硫黄被毒による劣化を判定し、その除去(再生)
作業を行う。即ち、排気ガス中の硫黄成分がSOx(硫
黄酸化物)として触媒表面あるいはミクロポアに付着
し、触媒の浄化効率を低下させる、いわゆる硫黄被毒が
甚だしくなるとNOx吸収効率を低下させることから、
吸収したSOxを除去してNOx吸収触媒24を再生さ
せる。
【0037】次いで、この発明に係る内燃機関の排気浄
化装置の動作を説明する。
【0038】図3は、その動作を示すフロー・チャート
である。尚、図示のプログラムは、適宜な時間間隔(例
えば80msec)ごとに実行される。
【0039】以下説明すると、S10においてNOx吸
収触媒24の劣化判断(検出)を行う。
【0040】図4は、その触媒劣化判断作業を示すサブ
ルーチン・フロー・チャートである。
【0041】以下説明すると、S100で硫黄被毒劣化
判定条件が成立しているか否か判断する。より具体的に
は、NOx吸収触媒24が例えば300℃から400℃
にあって活性化していると共に、エンジン10が定常運
転状態にあるとき、この条件が成立と判断される。
【0042】S100で否定されるときはS102に進
み、タイマ(アップカウンタ)Tの値を0にセットして
スタートさせると共に、S100で肯定されるときはS
104に進み、前記したタイマ値Tが所定値T1を超え
たか否か判断し、否定されるときはS106に進み、供
給する混合気の空燃比をリッチ化する。
【0043】即ち、NOx吸収触媒24が活性している
とき、所定時間T1にわたって空燃比をリッチ化し、未
燃HC,COを供給してNOxを還元浄化し、NOx吸
収触媒24に吸収したSOxを脱離させる。
【0044】そして、S104で肯定されて所定時間T
1が経過したと判断されるとS108に進み、供給する
混合気の空燃比をリーン化し、S110に進み、NOx
センサ54の出力NOxc(NOx濃度)をサンプリン
グする。
【0045】次いでS112に進み、前記したタイマの
値が第2の所定値T2(T2>T1)を超えるか否か判
断し、否定されるときはS114に進み、タイマ値Tが
T1からT2の間にサンプリングした値NOxcが所定
値Aを超えるか否か判断する。ここで、所定値AはNO
x吸収触媒24の劣化を判定するに足るしきい値であ
り、実験を通じて適宜な値を設定して求める。
【0046】S114で否定されるときはNOx吸収触
媒24が劣化していないと判定(検出)して以降の処理
をスキップすると共に、肯定されるときはNOx吸収触
媒24が劣化していると判断(検出)する。
【0047】即ち、NOx吸収触媒24に吸収されたN
Oxを脱離させた後、リーン運転下で所定値T2経過す
る前にNOxがNOx吸収触媒24の下流で検出された
とき、NOxを吸収できていない、換言すればSOxが
吸着(被毒)して吸収能力が低下したと判定し、NOx
吸収触媒24が劣化していると判断(検出)する。尚、
S112で肯定されるときは以降の処理をスキップす
る。
【0048】図3に戻ると、S12に進み、NOx吸収
触媒24が劣化と判断(検出)されたか否か判断し、否
定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定
されるときはS14に進み、吸収されたSOxの除去作
業に入り、NOx吸収触媒24のヒータの通電加熱を開
始する。
【0049】より具体的には、前記した切換スイッチ2
6を介してオルタネータ28(あるいはバッテリ30)
をNOx吸収触媒24のヒータの端子24aに接続し、
通電してNOx吸収触媒を昇温させる。
【0050】次いでS16に進み、ヒータ通電時間TO
Nが所定の通電時間Cを超えるか否か判断し、否定され
るときは以降の処理をスキップすると共に、肯定される
ときはS18に進み、供給する空燃比を所定時間、理論
空燃比あるいはそれ以下のリッチ空燃比とする。
【0051】即ち、吸収(吸着)されたSOxは触媒温
度が700℃前後に達すると脱離するため、通電加熱し
て昇温させ、その温度に達したと推定されると、空燃比
をリッチ化する。
【0052】排気ガスがリッチ雰囲気になると、排気ガ
ス中の未燃HC,COが増加することから、NOx吸収
触媒24から脱離したSOxは増加した未燃HC,CO
と反応して還元浄化される。このようにしてNOx吸収
触媒24を確実に再生することができる。
【0053】尚、上記した理由から、所定通電時間C
は、NOx吸収触媒24の温度が700℃前後に達した
と判断するに足る値を適宜選んで選択する。
【0054】第1の実施の形態は上記の如く、NOx吸
収剤の硫黄被毒による劣化を簡易に検出し、劣化が検出
されたときは昇温させてNOx吸収剤を硫黄被毒から再
生させるようにしたので、NOx吸収剤を硫黄被毒から
確実に再生することができると共に、硫黄含有量が多い
燃料を用いるときもNOx吸収剤を確実に再生すること
ができる。
【0055】図5はこの発明の第2の実施の形態に係る
内燃機関の排気浄化装置の動作、より具体的には触媒劣
化判断作業を示す、図4と同様なサブルーチン・フロー
・チャートである。
【0056】第2の実施の形態においては、図1に示し
たNOxセンサ54に代え、HCセンサ54aを用いる
ようにした(図1にカッコで示す)。即ち、第2の実施
の形態においては、NOx濃度を検出するのでなく、H
C濃度を検出し、それからNOx吸収触媒24の劣化を
判断するようにした。尚、HCセンサ54aは、適宜な
構成のものを使用すれば良い。
【0057】以下説明すると、S200で硫黄被毒劣化
判定条件が成立しているか否か判断する。第2の実施の
形態においては、供給する混合気の空燃比が所定時間リ
ーンとされていると共に、エンジン10が定常運転状態
にあるとき、この条件が成立と判断される。S200で
否定されるときはS202に進み、第1の実施の形態と
同様に同様にタイマTの値を0にセットしてスタートさ
せる。
【0058】他方、S200で肯定されるときはS20
4に進み、供給する混合気の空燃比を理論空燃比あるい
はそれ以下の空燃比としてリッチ化処理を行い、S20
6に進み、HCセンサ54aの出力HCcをサンプリン
グする。
【0059】次いでS208に進み、タイマTの値が前
記した所定値T2に達したか否か判断し、肯定されると
きは以降の処理をスキップすると共に、否定されるとき
はS210に進み、検出したHCセンサ出力HCcを所
定値Dと比較する。
【0060】そしてS210で否定されるときはNOx
吸収触媒24が劣化していないと判断して以降の処理を
スキップすると共に、肯定されるときはS212に進
み、NOx吸収触媒24が劣化したと判断する。
【0061】上記の劣化判断を説明すると、先ず、リー
ン運転下にあり、NOx吸収触媒24にNOxが十分吸
収されている状態で空燃比をリッチ化する。前に述べた
ように、排気ガスがリッチ雰囲気になると、排気ガス中
の未燃HC,COが増加し、NOx吸収触媒24に吸収
されていたNOxはそれらと反応して還元浄化される。
【0062】従って、リッチ空燃比を供給すれば、NO
x吸収触媒24から脱離したNOxはその中の未燃HC
と反応して還元させられる筈であり、所定値T2の経過
を待たずにHC濃度を測定すれば、還元に使用されたH
C量を推定することができる。
【0063】即ち、NOx吸収触媒24が硫黄被毒で劣
化すると、NOx吸収量が減少することから、所定値T
2未満の間に還元されたNOx量も減少し、よって反応
したHC量は低減し、HC濃度は大きい値となる筈であ
る。
【0064】従って、前記した所定値Dを適宜な値に設
定することで、NOx吸収触媒24の硫黄被毒による劣
化を検出(判断)することができる。
【0065】尚、NOx吸収触媒24の劣化判断に基づ
いて図3フロー・チャートの処理に基づき、必要に応じ
て再生処理が行われることは、第1の実施の形態と同様
である。
【0066】第2の実施の形態は上記の如く構成したの
で、NOx吸収剤の硫黄被毒による劣化を簡易に検出す
ることができる。従って、劣化が検出されたときは昇温
させてNOx吸収剤を硫黄被毒から確実に再生すること
ができると共に、硫黄含有量が多い燃料を用いるときも
NOx吸収剤を確実に再生することができる。
【0067】図6はこの発明の第3の実施の形態に係る
内燃機関の排気浄化装置の動作、より具体的には触媒劣
化判断作業を示す、図4と同様なサブルーチン・フロー
・チャートである。
【0068】第3の実施の形態においては、図1に示し
たNOxセンサ54あるいはHCセンサ54aを使用せ
ず、O2 センサ出力に基づいて触媒劣化を判断するよう
にした。
【0069】即ち、図1に示した、NOx吸収触媒24
の上流に配置したO2 センサ(「FO2 センサ」とい
う)50に加え、図1に想像線で示す如く、NOx吸収
触媒24の下流に第2のO2 センサ(「RO2 センサ」
という)56を追加し、それらセンサ出力から触媒劣化
判断を行うようにした。
【0070】以下説明すると、S300で第1の実施の
形態と同様の手法で条件が成立しているか否か判断し、
否定されるときはS302に進み、同様にタイマTの値
を0にセットしてスタートさせると共に、肯定されると
きはS304に進み、前記したタイマ値Tが所定値T1
を超えたか否か判断し、否定されるときはS306に進
み、供給する混合気の空燃比をリッチ化する。
【0071】そして、S304で肯定されて所定時間T
1が経過したと判断されるとS308に進み、供給する
混合気の空燃比をリーン化し、S310に進み、FO2
センサおよびRO2 センサの出力をサンプリングし、S
312に進み、FO2 センサとRO2 センサの出力のリ
ッチからリーンへの反転時間のずれ(位相差)TDを算
出する。
【0072】次いでS314に進み、算出したずれTD
を所定値ATDと比較し、否定されるときはNOx吸収
触媒24が劣化していないと判断して以降の処理をスキ
ップすると共に、肯定されるときはS316に進み、N
Ox吸収触媒24が劣化したと判断する。
【0073】上記の劣化判断を説明すると、NOx吸収
触媒24はO2 ストレージ効果を有し、NOx吸収触媒
24が劣化していれば、上流側(F)のO2 センサ50
の出力反転に対し、その下流(R)のO2 センサ56の
出力の反転時期のずれが小さくなる。
【0074】従って、F,RO2 センサの反転時間のず
れ(位相差)TDを求め適宜な所定値ATDと比較する
ことで、NOx吸収触媒24の劣化を検出(判定)する
ことができる。
【0075】尚、NOx吸収触媒24の劣化判断に基づ
いて図3フロー・チャートの処理に基づき、必要に応じ
て再生処理が行われることは、第1の実施の形態と同様
である。
【0076】第3の実施の形態は上記の如く構成したの
で、NOx吸収剤の硫黄被毒による劣化を簡易に検出す
ることができる。従って、劣化が検出されたときは昇温
させてNOx吸収剤を硫黄被毒から確実に再生すること
ができると共に、硫黄含有量が多い燃料を用いるときも
NOx吸収剤を確実に再生することができる。
【0077】図7はこの発明の第4の実施の形態に係る
内燃機関の排気浄化装置の動作を示す、第1の実施の形
態の図3フロー・チャートに類似する、部分フロー・チ
ャートである。
【0078】第1の実施の形態と相違する点に焦点をお
いて説明すると、S14までの処理(図示省略)を行っ
てS16aに進み、NOx吸収触媒24への通電電力量
が所定電力量Bを超えたか否か判断する。
【0079】通電電力量は電圧センサおよび電流センサ
(共に図示せず)を適宜設置して印加電圧Vおよび印加
電流Iを検出することで算出する。また、所定電力量B
は、NOx吸収触媒24の温度が700℃に達したと判
定するに足りる値を適宜求めて設定する。
【0080】S16aで否定されるときは以降の処理を
スキップすると共に、肯定されるときはS18に進み、
第の実施の形態と同様に所定時間、供給する混合気の空
燃比を理論空燃比あるいはそれ以下のリッチ空燃比とす
る。
【0081】尚、第4の実施の形態の残余の構成および
効果は第1の実施の形態と同様である。
【0082】この発明の第1ないし第4の実施の形態は
上記の如く、内燃機関(エンジン)の排気系(排気管1
8)に設けられ、リーン雰囲気に排気ガス中のNOxを
吸収するNOx吸収剤(NOx吸収触媒24)と、前記
NOx吸収剤を加熱する加熱手段(そのヒータ)と、前
記NOx吸収剤の硫黄被毒による劣化を検出する劣化検
出手段(NOxセンサ54,HCセンサ54a,O2
ンサ50,56,ECU60,S10,S100からS
116,S200からS212,S300からS31
6)と、前記NOx吸収剤の劣化が検出されたとき、前
記加熱手段による加熱を開始する加熱開始手段(ECU
60,S14)と、前記NOx吸収剤の温度を推定する
温度推定手段(ECU60,S16,S16a)と、前
記加熱開始手段による加熱の開始後、前記温度推定手段
により推定された温度が硫黄被毒再生温度(700℃)
より高いとき、理論空燃比あるいはそれ以下のリッチ空
燃比を供給する空燃比リッチ化手段(ECU60,S1
6,S16a,S18)とを備えるように構成した。
【0083】尚、上記において、上流側の触媒22を三
元触媒としたが、NOx吸収効果を有する三元触媒であ
っても良い。
【0084】さらに、NOxセンサあるいはHCセンサ
などは濃度を検出するようにしたが、絶対量を検出して
も良い。
【0085】
【発明の効果】請求項1項にあっては、NOx吸収剤の
硫黄被毒による劣化を簡易に検出し、劣化が検出された
ときは昇温させてNOx吸収剤を硫黄被毒から再生させ
るようにしたので、NOx吸収剤を硫黄被毒から確実に
再生することができると共に、硫黄含有量が多い燃料を
用いるときもNOx吸収剤を確実に再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る内燃機関の排気浄化装置を含む
内燃機関の制御装置を全体的に示す概略図である。
【図2】図1装置のNOxセンサの構成を詳細に示す説
明断面図である。
【図3】この発明に係る内燃機関の排気浄化装置の動作
を示すフロー・チャートである。
【図4】図3フロー・チャートの触媒劣化判断作業を示
すサブルーチン・フロー・チャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る装置の動作
を示す、図4と同様な触媒劣化判断作業を示すサブルー
チン・フロー・チャートである。
【図6】この発明の第3の実施の形態に係る装置の動作
を示す、図4と同様な触媒劣化判断作業を示すサブルー
チン・フロー・チャートである。
【図7】この発明の第4の実施の形態に係る装置の動作
を示す、図3フロー・チャートに類似する、部分フロー
・チャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関(エンジン)本体 18 排気管(排気系) 22 三元触媒 24 電気加熱式NOx吸収触媒(NOx吸収剤) 38 クランク角センサ 44 絶対圧センサ 50 O2 センサ 52 排気温度センサ(温度検出手段) 54 NOxせンサ 54a HCセンサ 56 第2のO2 センサ 60 ECU(電子制御ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F01N 3/24 L F02D 41/04 305 F02D 41/04 305A Fターム(参考) 3G091 AA12 AA17 AA23 AA28 AB03 AB06 BA11 BA14 BA15 BA19 BA32 BA33 CA04 CA22 CB02 DA02 DB06 DB10 DB11 DC03 EA01 EA06 EA07 EA15 EA16 EA17 EA27 EA28 EA30 EA33 EA34 FA18 FB10 FB11 FB12 FC01 FC04 GA06 GA10 GB17X HA08 HA36 HA37 HA39 HA42 HA45 HA47 HB07 3G301 HA01 HA06 HA15 JA15 JA25 JA26 JA33 JB09 LB02 MA13 ND02 NE13 NE14 NE15 PA07A PA10A PA11A PD02A PD08A PD09A PE01A PE03A PE05A PE08A PG01A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に設けられ、排気ガス
    がリーン雰囲気にあるとき排気ガス中のNOxを吸収す
    るNOx吸収剤と、前記NOx吸収剤を加熱する加熱手
    段と、前記NOx吸収剤の硫黄被毒による劣化を検出す
    る劣化検出手段と、前記NOx吸収剤の劣化が検出され
    たとき、前記加熱手段による加熱を開始する加熱開始手
    段と、前記NOx吸収剤の温度を推定する温度推定手段
    と、前記加熱開始手段による加熱の開始後、前記温度推
    定手段により推定された温度が硫黄被毒再生温度より高
    いとき、理論空燃比あるいはそれ以下のリッチ空燃比を
    供給する空燃比リッチ化手段とを備えたことを特徴とす
    る内燃機関の排気浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002053885A1 (en) * 2001-01-03 2002-07-11 Johnson Matthey Public Limited Company Desulfating a nox-trap in a diesel exhaust system
WO2008142929A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Isuzu Motors Limited NOx浄化システムの制御方法及びNOx浄化システム
KR100959839B1 (ko) 2002-08-23 2010-05-28 우미코레 아게 운트 코 카게 질소 산화물 저장 촉매의 탈황방법

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