JP2000043603A - 変速操作機構のエネルギー吸収装置 - Google Patents

変速操作機構のエネルギー吸収装置

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JP2000043603A
JP2000043603A JP10214380A JP21438098A JP2000043603A JP 2000043603 A JP2000043603 A JP 2000043603A JP 10214380 A JP10214380 A JP 10214380A JP 21438098 A JP21438098 A JP 21438098A JP 2000043603 A JP2000043603 A JP 2000043603A
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JP
Japan
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lever
bush
retainer
lever retainer
operation mechanism
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JP10214380A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
近藤  猛
Shoichi Suzuki
正一 鈴木
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Tsuda Industries Co Ltd
Original Assignee
Tsuda Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常用時ににおける操作レバーの支持状態は安
定したものにでき、それにもかかわらずエネルギー吸収
のための設定荷重を容易に制御可能とする。 【解決手段】 変速操作機構のエネルギー吸収装置であ
って、操作レバーが変速操作可能に設けられているレバ
ーリテーナ30に対してその表裏に貫通して形成されて
いる取付け部36,37と、この取付け部36,37に
対して前記エネルギー吸収方向へ移動可能で、それ以外
の方向に関しては位置規制された状態で組み付け可能な
ブッシュ40と、このブッシュ40とレバーリテーナ3
0とを結合する剪断ピン38とを備え、前記ブッシュ4
0に挿通させたボルト50によってレバーリテーナ30
を車体側に固定されている支持部材に取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として変速機の
操作レバーがインストルメントパネルまたはその近くに
配置されている変速操作機構のエネルギー吸収装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のエネルギー吸収装置に関して
は、例えば特願平9−30281号公報に開示されてい
る技術が公知である。この技術では、操作レバーを備え
たリテーナが自動車のボデー側に固定されているフレー
ムに対し、蛇腹形状の衝撃吸収機構によって取り付けら
れている。したがって操作レバーからリテーナに衝撃荷
重が入力されると、衝撃吸収機構が変形して衝撃エネル
ギーが吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記衝撃吸収
機構は、帯板状の金属材を何度も繰り返して折り曲げた
ものであるため、その構造からしてエネルギー吸収のた
めの設定荷重を制御することが難しい。また帯板状の金
属材の材質や寸法などを選択して常用時における操作レ
バーの支持剛性を高めると、エネルギー吸収のための設
定荷重に制約を受け、その制御の範囲が狭くなる。
【0004】本発明は前記課題の解決をその目的とし、
請求項1記載の発明の目的は、常用時における操作レバ
ーの支持状態は安定したものにでき、それにもかかわら
ずエネルギー吸収のための設定荷重を容易に制御可能と
することである。
【0005】また請求項2記載の発明の目的は、請求項
1記載の発明の目的に加えて変速操作機構の組み付け性
を高めることである。
【0006】また請求項3記載の発明の目的は、請求項
2記載の発明の目的に加え、レバーリテーナを車体側の
支持部材に取り付けるボルトの締め付け力を安定させる
とともに、レバーリテーナのガタ止めも果たすことであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体側に固定されている支持部材に対し、操作レバーが
変速操作可能に設けられているレバーリテーナを、この
操作レバーに一定以上の衝撃荷重が作用したときにその
衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動するように取り付
けている変速操作機構のエネルギー吸収装置であって、
前記レバーリテーナに対してその表裏に貫通して形成さ
れている取付け部と、この取付け部に対して前記エネル
ギー吸収方向へ移動可能で、それ以外の方向に関しては
位置規制された状態で組み付け可能なブッシュと、この
ブッシュとレバーリテーナとを結合する剪断ピンとを備
え、前記ブッシュに挿通させたボルトによってレバーリ
テーナを前記支持部材に取り付けている。
【0008】このように前記ボルトを挿通させたブッシ
ュがレバーリテーナの取付け部に対し、衝撃エネルギー
を吸収する方向以外の方向に関してはしっかりと位置決
めされるため、常用時における操作レバーの支持剛性が
高く、振動などに対しても安定したものとなる。そして
操作レバーに一定以上の衝撃荷重が作用したときは前記
剪断ピンが剪断して操作レバー及びレバーリテーナが衝
撃エネルギーを吸収する方向へ移動するので、常用時の
操作レバーの支持状態は安定しているにもかかわらず、
剪断ピンの断面積を選定することで、エネルギー吸収の
ための設定荷重を容易に制御できる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
変速操作機構のエネルギー吸収装置であって、前記ブッ
シュがレバーリテーナの表面側に位置する鍔部を有し、
この鍔部に形成された係合部をレバーリテーナに固定さ
れた剪断ピンに係合させている。
【0010】これによりレバーリテーナに対するブッシ
ュの組み付け作業は、このブッシュをレバーリテーナの
取付け部に位置決めし、かつ前記鍔部の係合部を剪断ピ
ンに係合させるだけでよく、したがって変速操作機構の
組み付け性が向上する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
変速操作機構のエネルギー吸収装置であって、前記レバ
ーリテーナ表面で前記鍔部と接触可能な位置に、所定の
荷重を受けて塑性変形する複数個の突起が形成されてい
る。
【0012】この場合には、ブッシュに挿通させたボル
トを締め付けることで前記の鍔部がレバーリテーナの各
突起を変形させる(押しつぶす)こととなる。これによ
って安定した締め付け力が得られ、かつレバーリテーナ
のガタ止めも果たされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は自動車のインストルメントパネルに配置さ
れているタイプの変速操作機構を表した側面図、図2は
同じく変速操作機構を表した正面図である。これらの図
面に示されている支持部材10は、左右一対のサイドフ
レーム間にステー16が固定された構造で、インストル
メントパネル(図示外)の内部に配置されている。そし
て図1で示すように支持部材10の上端部はインストル
メントパネル内に位置しているクロスデッキ14に固定
され、下端部はフロアパネル12に固定されている。ま
た変速機の操作レバー20は、前記ステー16に取り付
けられたレバーリテーナ30に対して変速操作可能に支
持されている。
【0014】図3はレバーリテーナ30の一部を表した
外観斜視図、図4はレバーリテーナ30の左側を表した
平面図である。これらの図面で明らかなようにレバーリ
テーナ30は、その中央部に位置するレバー組付け部3
1と、その両側に位置する左右のフランジ34とをそれ
ぞれ備えている。そしてこのレバー組付け部31に前記
操作レバー20の軸部22及び関連部材が組み付けられ
ている(図2)。この軸部22が、レバー組付け部31
の両側の側壁32に対して支持ピン24により操作レバ
ー20の変速操作可能に支持されている。
【0015】前記の両フランジ34には、それぞれの上
下二箇所においてフランジ34の表裏に貫通した取付け
部36,37が個々に形成されている。これらの両フラ
ンジ34における上側の取付け部36はそれぞれのフラ
ンジ34の上方側の縁で開放された孔形状となってい
る。これに対して両フランジ34における下側の取付け
部37は、それぞれの箇所からフランジ34を上方向へ
所定の範囲で切り取った開口と連続した孔形状となって
いる。これらの計4個の取付け部36,37には、金属
製のブッシュ40がそれぞれ組み付けられている。
【0016】図5は図4のV-V線矢視方向の断面図、図
6はフランジ34とブッシュ40とを分離して表した斜
視図である。これらの図面からも明らかなように各取付
け部36,37の両側には、フランジ34の表面におい
て剪断ピン38がそれぞれ固定されている。またこれら
の剪断ピン38の近くには複数個の突起39がフランジ
34と一体に形成されている。
【0017】前記ブッシュ40は、筒部42とその一端
に形成された鍔部44とを有し、その鍔部44がフラン
ジ34の表面側に位置するように筒部42を各取付け部
36,37にはめ込んで組み付けられる。この鍔部44
の外周縁における相対向する二箇所には、前記剪断ピン
38と係合する切り込み形状の係合部46がそれぞれ形
成されている。なお鍔部44は前記フランジ34の各突
起39と接触するようになっている。
【0018】前記のように両フランジ34の各取付け部
36,37に対し、ブッシュ40をそれぞれの前記係合
部46を前記剪断ピン38に係合させて組み付ける。そ
して個々のブッシュ40にボルト50をそれぞれ挿通し
て支持部材10のステー16に締め付ける。このとき、
前記の各突起39が鍔部44によって押しつぶされ、ボ
ルト50の締め付け力が安定する。そして結果的には、
図1,2で示すようにレバーリテーナ30が操作レバー
20と共に支持部材10に対してガタつくことなく取り
付けられたことになる。
【0019】前記操作レバー20に対して図1,2の矢
印A方向から衝撃荷重が作用したときには、レバーリテ
ーナ30を通じて前記剪断ピン38に力が働き、この剪
断ピン38が剪断される。その結果、操作レバー20及
びレバーリテーナ30がブッシュ40とボルト50とを
ステー16の側に残して図1,2の下方向へ移動(脱落
も含む)し、このときの衝撃エネルギーが吸収される。
【0020】このようにレバーリテーナ30とブッシュ
40とは、エネルギー吸収方向(矢印A方向)に関して
は剪断ピン38によってのみ相互に結合されている。こ
のため剪断ピン38の断面積を選定することで、エネル
ギー吸収のための設定荷重を容易に制御できる。なおブ
ッシュ40は、フランジ34の各取付け部36,37に
筒部42をはめ込み、かつ鍔部44の係合部46を剪断
ピン38に係合させるだけでレバーリテーナ30に対す
る組み付けが完了するので、その作業が容易である。
【0021】一方、エネルギー吸収方向と直交する二方
向、つまり図4の矢印a方向に関してはフランジ34の
取付け部36,37にブッシュ40の筒部42が圧入さ
れることで位置決めされ、図5の矢印b方向に関しては
前記のように安定した締め付け力で位置決めされてい
る。したがって常用時における操作レバー20の支持剛
性が高く、振動などに対しても安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作機構を表した側面図。
【図2】同じく変速操作機構を表した正面図。
【図3】レバーリテーナの一部を表した外観斜視図。
【図4】レバーリテーナの左側を表した平面図。
【図5】図4のV-V線矢視方向の断面図。
【図6】フランジとブッシュとを分離して表した斜視
図。
【符号の説明】
10 支持部材 20 操作レバー 30 レバーリテーナ 36,37 取付け部 38 剪断ピン 39 突起 40 ブッシュ 44 鍔部 46 係合部 50 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されている支持部材に対
    し、操作レバーが変速操作可能に設けられているレバー
    リテーナを、この操作レバーに一定以上の衝撃荷重が作
    用したときにその衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動
    するように取り付けている変速操作機構のエネルギー吸
    収装置であって、 前記レバーリテーナに対してその表裏に貫通して形成さ
    れている取付け部と、この取付け部に対して前記エネル
    ギー吸収方向へ移動可能で、それ以外の方向に関しては
    位置規制された状態で組み付け可能なブッシュと、この
    ブッシュとレバーリテーナとを結合する剪断ピンとを備
    え、前記ブッシュに挿通させたボルトによってレバーリ
    テーナを前記支持部材に取り付けている変速操作機構の
    エネルギー吸収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速操作機構のエネル
    ギー吸収装置であって、 前記ブッシュがレバーリテーナの表面側に位置する鍔部
    を有し、この鍔部に形成された係合部をレバーリテーナ
    に固定された剪断ピンに係合させている変速操作機構の
    エネルギー吸収装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の変速操作機構のエネル
    ギー吸収装置であって、 前記レバーリテーナ表面で前記鍔部と接触可能な位置
    に、所定の荷重を受けて塑性変形する複数個の突起が形
    成されている変速操作機構のエネルギー吸収装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7566135B2 (en) 2005-01-13 2009-07-28 Lg Electronics Inc. Light tunnel of DLP projection system
JP2010083474A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Hyundai Motor Co Ltd 変速レバーの衝撃低減装置

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