JP2000043602A - 走行用変速操作装置 - Google Patents

走行用変速操作装置

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JP2000043602A
JP2000043602A JP10212189A JP21218998A JP2000043602A JP 2000043602 A JP2000043602 A JP 2000043602A JP 10212189 A JP10212189 A JP 10212189A JP 21218998 A JP21218998 A JP 21218998A JP 2000043602 A JP2000043602 A JP 2000043602A
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JP
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shift
speed
command
transmission
clutch
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JP10212189A
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English (en)
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Akihiro Asada
朝田  晃宏
Yuichi Kitao
裕一 北尾
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1段階の変速も、多段階の変速も変速指令を
出力するだけの軽い変速操作で行え、しかも、多段階変
速の場合の変速指令の出力が短時間で行える走行用変速
操作装置を提供する。 【解決手段】 シフトアップスイッチ61又はシフトダ
ウンスイッチ62を1回又は複数回操作する。すると、
シフトアップスイッチ61からの一回又は複数回の変速
指令を第2記憶手段69bが、シフトダウンスイッチ6
2から変速指令を第3記憶手段69cが記憶し、変速制
御手段69dが第2記憶手段69bと第3記憶手段69
cによる記憶変速指令に基づいて変速目標段を設定する
とともに変速用油圧クラッチの操作弁41a〜46aを
操作し、変速装置を変速目標段に変速させる。記憶変速
指令が一回の場合、変速装置を1段階だけ変速させ、記
憶変速指令が複数回の場合、変速装置を複数段階、変速
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数段に変速自在
な走行用の変速装置を切り換え操作するアクチュエー
タ、シフトアップとシフトダウンの少なくとも一方の変
速指令を出力する変速操作具、この変速操作具からの変
速指令に基づいて前記アクチュエータを駆動させて変速
装置を変速する変速制御手段を備えてある走行用変速操
作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記変速操作装置は、変速操作具として
のスイッチを直接操作するとか、変速操作具としてのレ
バーを介してスイッチを操作するとかしてシフトアップ
やシフトダウンの変速指令を出力すると、アクチュエー
タが変速装置の変速操作を行い、変速指令を出力するだ
けの軽い変速操作で楽に走行変速できるものである。こ
の種の変速操作装置として、従来、たとえば特開平9‐
301006号公報に示されるものがあった。従来のも
のは、変速指令を1回出力すると、その変速指令に基づ
く変速装置の変速操作が完了するまでは、次の変速指令
を出力しても、この変速指令に基づく変速操作が実行さ
れないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、変速装置を第2
速から第4速にシフトアップするとか、第6速から第3
速にシフトダウンするなど、多段階にわたる変速を行う
場合、変速指令を複数回出力する必要があるが、変速指
令を出力してこの変速指令に基づく変速操作が完了する
のを待ってから次の変速指令を出力せねばならないこと
により、また、変速装置の変速には機械装置部を作動さ
せる必要があって比較的時間が掛かることにより、複数
回の変速指令を時間を掛けて出力する必要があった。ま
た、耕耘機などの作業機の場合、変速指令の出力に手間
が掛かると、機体旋回時など、変速操作に手間が掛かっ
て車体の操向や作業装置の昇降など他の操作が行いにく
くなるとか、その操作にタイミング遅れが出るとかのト
ラブルが発生することがあった。本発明は、変速指令を
出力するだけの軽い変速操作で変速できながら、多段階
変速の場合も変速操作が短時間で行える走行用変速操作
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕複数段に変速自在な走行用の変速
装置を切り換え操作するアクチュエータ、シフトアップ
とシフトダウンの少なくとも一方の変速指令を出力する
変速操作具、この変速操作具からの変速指令に基づいて
前記アクチュエータを駆動させて変速装置を変速する変
速制御手段を備えてある走行用変速操作装置において、
変速操作具からの変速指令を記憶させる記憶手段を備え
るとともに、前記変速制御手段を、記憶手段による記憶
変速指令を変速操作具からの変速指令として変速操作を
実行させるように構成し、かつ、記憶手段が複数の変速
指令を記憶している際には、最新の記憶変速指令による
変速目標段まで変速装置を変速させる変速操作を実行さ
せるように構成してある。
【0006】〔作用〕変速操作具を操作して変速指令を
一回だけ出力する。すると、その一回の変速指令を記憶
手段が記憶し、変速制御手段がその記憶変速指令を変速
操作具からの変速指令として変速操作を実行させ、変速
装置が変速操作前の変速段から1段階だけ変化した変速
段に切り換わる。変速操作具を操作して複数の変速指令
を纏めて出力する。すると、複数の変速指令を記憶手段
が記憶し、変速制御手段が記憶手段による複数の記憶変
速指令に基づく変速操作を実行させ、変速装置が変速操
作前の変速段から最新の記憶変速指令による変速目標段
まで複数段階変化した変速段に切り換わる。
【0007】〔効果〕1段階だけの変速を行う場合も、
多段階にわたる変速を行う場合も、変速指令を出力する
だけの軽い変速操作で楽にできる。しかも、多段階変速
を行う場合、複数の変速指令を前もって纏めて出力して
おけるので、従来のように一回の変速指令に基づく変速
操作が完了するまで時間待ちする必要がなくて短時間で
変速操作を済ませられる。耕耘機などの作業車の場合、
変速操作を素早く行って車体操向など他の操作を容易に
手遅れなく行えるなど有利に作業できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記変速制御手段を、前記記憶手段が複数の変速指
令を記憶している際、変速装置が各記憶変速指令による
変速目標段を順次に経過して最新の記憶変速指令による
変速目標段になるように変速操作を実行させるよう構成
してある。
【0010】〔作用〕複数の変速指令を出力すると、変
速装置が変速操作前の変速段から複数段階にわたって変
速するように変速制御手段が変速操作を実行させるが、
この場合、主変速装置が変速操作前の変速段からこの操
作前変速段と変速目標段の間の変速段に切り換わり、こ
の後に変速目標段に切り換わるように変速操作が実行さ
れる。たとえば、第2速から第4速に変速する場合には
変速装置が第2速から第3速になった後に第4に切り換
わるように、また、第5速から第3速に変速する場合に
は変速装置が第5速から第4速になった後に第3に切り
換わるように変速操作が実行される。
【0011】〔効果〕多段階にわたる変速を行うに当た
り、たとえば走行速度が変速操作前の低速から変速目標
の高速に徐々に増速していくとか、変速操作前の高速か
ら変速目標の低速に徐々に減速していくように変速操作
が実行され、変速ショックが出にくくて軽快に走行でき
る。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記変速制御手段を、前記記憶手段が複数の変速指
令を記憶している際、変速装置が全ての記憶変速指令の
うちの一部による変速目標段を経過して最新の記憶変速
指令による変速目標段になるように変速操作を実行させ
るように構成してある。
【0014】〔作用〕複数の変速指令を出力すると、変
速装置が変速操作前の変速段から複数段階にわたって変
速するように変速制御手段が変速操作を実行させるが、
この場合、主変速装置が変速操作前の変速段からこの操
作前変速段と変速目標段の間の複数の変速段のうちの一
部の変速段に切り換わり、この後に変速目標段に切り換
わるように変速操作が実行される。たとえば、第1速か
ら第5速に変速する場合には変速装置が第1速から第3
速に切り換わり、この後第5速に切り換わるように、ま
た、第6速から第3速に変速する場合には変速装置が第
6速から第4速になった後に第3速に切り換わるように
変速操作が実行される。
【0015】〔効果〕多段階にわたる変速を行うに当た
り、走行装置の駆動速度が変速操作前の駆動速度から変
速目標の駆動速度にこれらの間の駆動速度を経過して急
激には変化しないようにして、しかも、変速操作前の駆
動速度と変速目標の駆動速度との間の複数段階の駆動速
度のうちの一部の段階を飛ばして極力迅速に変化するよ
うにして変速し、所望の駆動速度を変速ショックが出に
くいように迅速に現出させて軽快に走行できる。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記変速制御手段を、前記記憶手段が複数の変速指
令を記憶している際、変速装置が最新の記憶変速指令に
よる変速目標段に一気になるように変速操作を実行させ
るよう構成してある。
【0018】〔作用〕複数の変速指令を出力すると、変
速装置が変速操作前の変速段から複数段階にわたって変
速するように変速制御手段が変速操作を実行させるが、
この場合、主変速装置が変速操作前の変速段からこの操
作前変速段と変速目標段の間の変速段を飛ばして変速目
標段に一気に切り換わるように変速操作が実行される。
たとえば、第2速から第4速に変速する場合には変速装
置が第2速から第3速を経過しないで第4速に一気にな
るように、また、第5速から第3速に変速する場合には
変速装置が第5速から第4速を経過しないで第3速に一
気になるように変速操作が実行される。
【0019】〔効果〕多段階にわたる変速を行うに当た
り、たとえば走行速度が変速操作前の低速から変速目標
の高速に一気に増速するとか、変速操作前の高速から変
速目標の低速に一気に減速するように変速操作が実行さ
れ、所望の走行速度を迅速に現出させて有利に走行でき
る。
【0020】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0021】〔構成〕請求項1〜4のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記変速制御手段を、変速装置
が変速目標段に切り換わらないうちに新たな変速指令が
入力された際、それまでの変速目標段を新変速指令によ
る変速目標段に更新し、更新変速目標段に変速装置を変
速させるべく変速操作を実行させるように構成してあ
る。
【0022】〔作用〕変速指令を出力してこれに基づく
変速操作の実行が開始された後に、操作ミスに気付くな
どして変速目標段の変更が必要になって変速指令を出力
すると、それまでの変速目標段を新たな変速指令による
変速目標段に更新して変速操作が実行され、変速装置が
更新変速目標段の変速段になる。
【0023】〔効果〕変速指令の出力にミスがあると
か、変速目標段の変更が必要になるとかした場合でも、
変速指令による変速目標段に変速装置が切り換わらない
うちであれば、変速指令を再度出力しておけば実際に所
望する変速段になるように変速操作が実行され、当初に
出力した変速指令に基づく変速が完了するまで待つ時間
を掛けなくとも所望の変速段に切り換えられるように便
利に変速できる。
【0024】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0025】〔構成〕請求項1〜5のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記変速制御手段による前記変
速装置の変速操作が実行されていることを報知する報知
手段を備えてある。
【0026】〔作用〕変速指令を出力しても実際に変速
操作が実行されているかどうかを確認するなどの場合、
報知手段による報知を知ることにより、変速制御手段に
よる変速操作が実行されていることを判断できる。
【0027】〔効果〕変速指令を出力した後など、変速
操作が実行されていることを報知手段による報知によっ
て容易かつ確実に確認できるなど有利である。
【0028】請求項7による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0029】〔構成〕請求項1〜6のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記変速操作具がシフトアップ
及びシフトダウンの両変速指令を出力するように構成し
てある。
【0030】〔作用〕変速操作具を操作し、シフトアッ
プの変速指令を出力すれば、この変速指令に基づいて変
速制御手段が変速操作を実行させて変速装置が増速側に
変速し、シフトダウンの変速指令を出力すれば、この変
速指令に基づいて変速制御手段が変速操作を実行させて
変速装置が減速側に変速するものである。
【0031】〔効果〕1段階だけの変速も、多段階にわ
たる変速も、変速指令を出力するだけの軽い変速操作で
楽にできるとともに、多段階変速の場合、複数の変速指
令を前もって纏めて出力しておいて短時間で変速操作で
きるなどのものを、増速側と減速側のいずれにおいても
できる有利な状態に得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対の駆
動自在な前車輪1,1と後車輪2,2とによって自走
し、前車輪1を操向操作するステアリングハンドル3、
運転座席4及び運転キャビンCを有する運転部が備えら
れた自走機体の後部を形成しているミッションケース5
に、ロータリ耕耘装置などの各種作業装置を昇降操作自
在に連結するリフトアーム6、及び、連結した作業装置
に動力伝達する動力取出し軸7を設けて、農用トラクタ
ーを構成してある。
【0033】自走機体の前端部の原動部に位置するエン
ジン8の回転出力を前後輪1,2に伝達して自走機体の
走行を可能にする走行用伝動構造を図2に示す如く構成
してある。すなわち、エンジン8の回転出力を前記ミッ
ションケース5の内部に導入して2つのクラッチ11,
12を備える前後進切換え装置10に伝達し、この前後
進切換え装置10の回転出力を6つのクラッチ21〜2
6を備える主変速装置20に伝達し、この主変速装置2
0の回転出力を1つのシフトギヤ30aを備える副変速
装置30に伝達し、この副変速装置30の回転出力を後
輪用差動機構2aに伝達してこの差動機構2aから左右
の後車輪2,2に伝達する。また、前記副変速装置30
の回転出力を回転軸32を介して前輪変速装置33に伝
達し、この前輪変速装置33の回転出力を回転軸34を
介して前輪用差動機構1aに伝達してこの差動機構1a
から左右の前車輪1,1に伝達する。尚、図2に示すク
ラッチ35は作業用クラッチであり、エンジン8から回
転筒軸14を貫通する回転軸36を介して伝達される回
転動力を前記動力取出し軸7に伝達する。
【0034】前後進切換え装置10は、前記2つのクラ
ッチ11,12、及び、一方のクラッチ12の出力側に
ギヤ連動する後進伝動軸13を備え、2つのクラッチ1
1,12を入り切り操作することによって前進伝動状態
と後進伝動状態と中立状態とに切り換わる。すなわち、
2つのクラッチ11,12のいずれもは、エンジン8側
に連結するクラッチボディの内部に位置する油圧ピスト
ン11a,12aによって湿式の摩擦式多板クラッチ機
構を入り切りする油圧クラッチに構成してあり、2つの
クラッチ11,12のうちの一方の前進クラッチ11の
油圧ピストン11aに圧油を供給してこの前進クラッチ
11を入りに操作し、他方の後進クラッチ12の油圧ピ
ストン12aに対する圧油供給を解除してこの後進クラ
ッチ12を切りに操作すると、エンジン8からの回動力
を前進クラッチ11から前後進切換え装置10の出力軸
と前記主変速装置20の入力軸とに兼用の回転筒軸14
に伝達するように前進伝動状態になる。前進クラッチ1
1の油圧ピストン11aに対する圧油供給を解除してこ
の前進クラッチ11を切りに操作し、後進クラッチ12
の油圧ピストン12aに圧油を供給してこの後進クラッ
チ12を入りに操作すると、エンジン8からの回動力を
後進クラッチ12から後進伝動軸13を介して前記回転
筒軸14に伝達するように後進伝動状態になる。前進ク
ラッチ11と後進クラッチ12のいずれもを切りに操作
すると、前記回転筒軸14に対する動力伝達を停止する
ように中立状態になる。これにより、前後進切換え装置
10は、エンジン8からの回動力を主変速装置20、副
変速装置30及び動力取出し軸7に伝達したり、この伝
達を切ったりする主クラッチとなっている。
【0035】主変速装置20は、前記6つのクラッチ2
1〜26のうちの4つのクラッチ21〜24、及び、入
力軸としての前記回転筒軸14を備える第1主変速装置
20aと、前記6つのクラッチ21〜26のうちの他の
2つのクラッチ25,26を備えるとともに第1主変速
装置20の出力軸27が入力軸に成っていることによっ
て第1主変速装置20に対して直列に連結している第2
主変速装置20bとによって構成してある。そして、図
5に示す如く各クラッチ21〜26を入り切り操作する
ことにより、第1速〜第8速の8段階に速度変化する。
図5に示すONは、各クラッチ21〜26の入りを示
し、−は、各クラッチ21〜26の切りを示す。すなわ
ち、6つのクラッチ21〜26のいずれもは、クラッチ
ボディの内部に位置する油圧ピストン21a〜26aに
よって湿式の摩擦式多板クラッチ機構を入り切りする油
圧クラッチに構成してあり、第1主変速装置20aの4
つのクラッチ21〜24のうちの第1速クラッチ21の
油圧ピストン21aに圧油を供給してこの第1速クラッ
チ21を入りに操作し、第2主変速装置20bの2つの
クラッチ25,26のうちの一方の低速クラッチ25の
油圧ピストン25aに圧油を供給してこの低速クラッチ
25を入りに操作すると、前後進切換え装置10からの
回動力を第1速クラッチ21、出力軸27、回転軸36
に相対回転自在に支持される伝動ギヤ28、低速クラッ
チ25を介して副変速装置30に伝達するように第1速
になる。第1主変速装置20aの4つのクラッチ21〜
24のうちの第2速クラッチ22の油圧ピストン22a
に圧油を供給してこの第2速クラッチ22を入りに操作
し、第2主変速装置20bの前記低速クラッチ25を入
りに操作すると、前後進切換え装置10からの回動力を
第2速クラッチ22、出力軸27、前記伝動ギヤ28、
低速クラッチ25を介して副変速装置30に伝達するよ
うに第2速になる。第1主変速装置20aの4つのクラ
ッチ21〜24のうちの第3速クラッチ23の油圧ピス
トン23aに圧油を供給してこの第3速クラッチ23を
入りに操作し、第2主変速装置20bの前記低速クラッ
チ25を入りに操作すると、前後進切換え装置10から
の回動力を第3速クラッチ23、出力軸27、前記伝動
ギヤ28、低速クラッチ25を介して副変速装置30に
伝達するように第3速になる。第1主変速装置20aの
4つのクラッチ21〜24のうちの第4速クラッチ23
の油圧ピストン23aに圧油を供給してこの第4速クラ
ッチ24を入りに操作し、第2主変速装置20bの前記
低速クラッチ25を入りに操作すると、前後進切換え装
置10からの回動力を第4速クラッチ24、出力軸2
7、前記伝動ギヤ28、低速クラッチ25を介して副変
速装置30に伝達するように第4速になる。第1主変速
装置20aの第1速クラッチ21を入りに操作し、第2
主変速装置20bの2つのクラッチ25,26のうちの
他方の高速クラッチ26の油圧ピストン26aに圧油を
供給してこの高速クラッチ26を入りに操作すると、前
後進切換え装置10からの回動力を第1速クラッチ2
1、出力軸27、高速クラッチ26を介して副変速装置
30に伝達するように第5速になる。第1主変速装置2
0aの第2速クラッチ22を入りに操作し、第2主変速
装置20bの高速クラッチ26を入りに操作すると、前
後進切換え装置10からの回動力を第2速クラッチ2
2、出力軸27、高速クラッチ26を介して副変速装置
30に伝達するように第6速になる。第1主変速装置2
0aの第3速クラッチ23を入りに操作し、第2主変速
装置20bの高速クラッチ26を入りに操作すると、前
後進切換え装置10からの回動力を第3速クラッチ2
3、出力軸27、高速クラッチ26を介して副変速装置
30に伝達するように第7速になる。第1主変速装置2
0aの第4速クラッチ24を入りに操作し、第2主変速
装置20bの高速クラッチ26を入りに操作すると、前
後進切換え装置10からの回動力を第4速クラッチ2
4、出力軸27、高速クラッチ26を介して副変速装置
30に伝達するように第8速になる。
【0036】図2及び図4に示すように、副変速装置3
0は、前記第2主変速装置20bの出力軸に入力ギヤ3
0bが一体回転するように連結していることによって第
2主変速装置20bに直列に連結している。そして、前
記シフトギヤ30aを摺動操作して前記入力ギヤ30b
と、出力軸が相対回転自在に支持するギヤ30cとに掛
け換えることにより、高速状態と低速状態との2段階に
速度変化する。
【0037】前記各クラッチ11,12,21〜26を
操作するための油圧回路を図3に示す如く構成してあ
る。すなわち、前進クラッチ11の制御弁41、後進ク
ラッチ12の制御弁42、第1速クラッチ21の制御弁
43、第2速クラッチ22の制御弁44、第3速クラッ
チ23の制御弁45、第4速クラッチ24の制御弁4
6、低速クラッチ25の電磁操作弁47、高速クラッチ
26の電磁操作弁48のそれぞれを、前進クラッチ11
及び後進クラッチ12の制御弁41,42への圧油供給
を漸次に行わせて前進クラッチ11及び後進クラッチ1
2を伝動用クラッチ圧に漸次に昇圧させる電磁比例制御
弁49を有する給油路50を介して一つの油圧ポンプ5
1に接続してある。前進クラッチ11の制御弁41の操
作部にパイロット回路を介して電磁操作弁41aを、後
進クラッチ12の制御弁42の操作部にパイロット回路
を介して電磁操作弁42aをそれぞれ接続してある。各
電磁操作弁41a,42aは排油側にバネで付勢してあ
り、電磁操作弁41aに操作電流を供給して給油側に切
り換え作動させることにより、制御弁41がパイロット
油圧のために排油側への自己復元力に抗して給油側に切
り換わって前進クラッチ11が入りになる。電磁操作弁
42aに操作電流を供給して給油側に切り換え作動させ
ることにより、制御弁42がパイロット油圧のために排
油側への自己復元力に抗して給油側に切り換わって後進
クラッチ12が入りになる。電磁操作弁41aも42a
も排油側に操作することにより、両制御弁41,42が
排油側になって前進クラッチ11も後進クラッチ12も
切りなり、前後進切換え装置10が中立状態になる。第
1速クラッチ21の制御弁43の操作部にパイロット回
路を介して電磁操作弁43aを、第2速クラッチ22の
制御弁44の操作部にパイロット回路を介して電磁操作
弁44aを、第3速クラッチ23の制御弁45の操作部
にパイロット回路を介して電磁操作弁45aを、第4速
クラッチ24の制御弁46の操作部にパイロット回路を
介して電磁操作弁46aをそれぞれ接続してある。各電
磁操作弁43a〜46aは排油側にバネで付勢してあ
り、電磁操作弁43aに操作電流を供給して給油側に切
り換え作動させることにより、制御弁43がパイロット
油圧のために排油側への自己復元力に抗して給油側に切
り換わって第1速クラッチ21が入りになる。電磁操作
弁44aに操作電流を供給して給油側に切り換え作動さ
せることにより、制御弁44がパイロット油圧のために
排油側への自己復元力に抗して給油側に切り換わって第
2速クラッチ22が入りになる。電磁操作弁45aに操
作電流を供給して給油側に切り換え作動させることによ
り、制御弁45がパイロット油圧のために排油側への自
己復元力に抗して給油側に切り換わって第3速クラッチ
23が入りになる。電磁操作弁46aに操作電流を供給
して給油側に切り換え作動させることにより、制御弁4
6がパイロット油圧のために排油側への自己復元力に抗
して給油側に切り換わって第4速クラッチ24が入りに
なる。
【0038】前進クラッチ11及び後進クラッチ12の
パイロット回路に開閉弁51を接続してある。この開閉
弁51は、運転部に位置するクラッチペダル52によっ
て切り換え操作し、前進クラッチ11も後進クラッチ1
2も電磁操作弁41a,42aに優先して切りに操作し
たり、前進クラッチ11及び後進クラッチ12の電磁操
作弁41a,42aによる操作を可能にしたりするもの
である。すなわち、クラッチペダル52によって前後進
切換え装置10を中立状態に操作することを可能にする
ものである。図3に示す油圧クラッチ53〜56のうち
のクラッチ53は、前輪用差動機構1aをデフロック状
態とデフロック解除状態とに切り換え操作するものであ
り、クラッチ54は、後輪用差動機構2aをデフロック
状態とデフロック解除状態とに切り換え操作するもので
あり、クラッチ55と56は、前記前輪変速装置33を
標準状態と増速状態とに切り換えるものである。すなわ
ち、クラッチ55の方を入りに操作すると、前輪変速装
置33が標準状態になり、左右前輪1,1と左右後輪
2,2の平均周速度がほぼ同一になるように前輪駆動を
行う。クラッチ56の方を入りに操作すると、前輪変速
装置33が増速状態になり、左右前輪1,1の平均周速
度が左右後輪2,2の平均周速度の約2倍になるように
前輪駆動を行う。
【0039】運転部の運転座席4の横側に設けた図4の
如き副変速レバー60、この副変速レバー60の握り部
の横側に設けたシフトアップスイッチ61及びシフトダ
ウンスイッチ62、運転部のステアリングハンドル3の
近くに設けた図4の如き前後進レバー63、運転部の運
転パネルに設けた表示装置64を備える変速操作装置に
より、各電磁操作弁41a〜46a及び47,48、電
磁比例制御弁49、シフトギヤ30aを操作することに
よって走行変速を行うようにしてあり、この変速操作装
置は次の如く構成してある。
【0040】すなわち、図4に示すように、副変速レバ
ー60は、取付けボス部の軸芯60aまわりで自走機体
の前後方向に揺動するように自走機体に支持させるとと
もに、副変速レバー60の握り部の横側に設けてあるロ
ック解除ボタン65を押し操作し、副変速レバー60の
握り部と取付けボス部の間から突出するロックピン66
を機体側に固定されている位置決め具67から抜き外れ
た状態にすることにより、揺動操作できるようにしてあ
る。副変速レバー60の取付けボス部から一体回動自在
に延出するアーム部を、ロッド及び揺動リンクなどで成
る機械式連係機構68によって副変速装置30のシフト
フォーク支軸30dに連動させてあり、副変速レバー6
0を軸芯60aまわりで揺動操作すると、このレバー操
作力のためにシフトフォーク支軸30dが摺動操作さ
れ、このシフトフォーク支軸30dによって一体摺動自
在に支持されているシフトフォーク30eがシフトギヤ
30aを摺動操作して前記入力ギヤ30bに噛み合う高
速位置と、前記ギヤ30cに噛み合う低速位置と、ギヤ
30bと30cのいずれにも噛み合わない中立位置とに
切り換え操作する。
【0041】シフトアップスイッチ61及びシフトダウ
ンスイッチ62は、制御装置69に連係させてある。シ
フトアップスイッチ61は、これのボタンを押し操作す
る毎に一回のシフトアップの変速指令を電気信号で制御
装置69に出力し、シフトダウンスイッチ62は、これ
のボタンを押し操作する毎に一回のシフトダウンの変速
指令を電気信号で制御装置69に出力する。
【0042】副変速レバー60の取付けボス部にポテン
ショメータ70の回転操作部を連動させてあり、このポ
テンショメータ70は、副変速レバー60が高速位置
H、中立位置N、低速位置Lのいずれの操作位置に操作
されたかを検出し、検出結果を電気信号で前記制御装置
69に出力する。前後進レバー63の基部に検出スイッ
チ71を作用させてあり、この検出スイッチ71は、前
後進レバー63が前進位置F、中立位置N、後進位置R
のいずれの操作位置に操作されたかを検出し、検出結果
を電気信号で前記制御装置69に出力する。
【0043】表示装置64は、変速表示部64a、前進
ランプ64b、後進ランプ64c、中立ランプ64dを
備えている。変速表示部64aは、主変速装置20が第
1速〜第8速のうちのいずれかの変速段になっている場
合、その変速段に相当する値のアラビヤ数字を点灯させ
る。たとえば、主変速装置20が第8速になっている場
合には8という数字を点灯させる。すなわち、数字を変
速段の表示の指標の一例とし、主変速装置20が第1速
〜第8速のうちのいずれの変速段になっているかを表示
する。また、主変速装置20が変速操作を開始されてか
ら変速目標段に切り換わるまでの状態、すなわち変速中
の状態にある場合、変速目標段に相当する値のアラビア
数字を点滅させる。たとえば、第5速に変速すべき場合
には5という数字を点滅させる。すなわち、数字を変速
目標段の表示の指標の一例とし、変速目標段が第1速〜
第8速のうちのいずれであるかを表示し、点滅を変速中
の表示の指標の一例とし、主変速装置20が変速中であ
ることを表示する。前進ランプ64bは、前後進切換え
装置10が前進状態になった場合に、点灯によって表示
する。後進ランプ64cは、前後進切換え装置10が後
進状態になった場合に、点灯によって表示する。中立ラ
ンプ64dは、前後進切換え装置10が中立状態になっ
た場合に、点灯によって表示する。
【0044】制御装置69は、各電磁操作弁41a〜4
6a、各電磁制御弁47,48、電磁比例制御弁49、
表示装置64、ブザー72に連係するマイクロコンピュ
ータで成り、シフトアップスイッチ61、シフトダウン
スイッチ62、ポテンショメータ70、検出スイッチ7
1からの情報に基づいて図7及び図8に示す如く作動す
る。すなわち、#1〜#3ステップに示すように、前後
進レバー63が前進位置Fになると、電磁操作弁41a
に操作電流を供給して前後進切換え装置10を前進状態
に切り換え、表示装置64の前進ランプ64aを点灯さ
せる。#1、#4〜#6ステップに示すように、前後進
レバー63が後進位置Rになると、電磁操作弁42aに
操作電流を供給して前後進切換え装置10を後進状態に
切り換え、表示装置64の後進ランプ64cを点灯させ
るとともにブザー72に間欠作動させて警報を実行させ
る。#1,#7,#8ステップに示すように、前後進レ
バー63が中立位置Nになると、電磁操作弁41a及び
42aに対する電流供給を停止して前後進切換え装置1
0を中立状態に切り換え、表示装置64の中立ランプ6
4dを点灯させる。次に#9,#10ステップに示すよ
うに、前後進レバー63が前進位置Fと中立位置Nと後
進位置Rのうちの前進位置Fと中立位置Nのいずれかに
操作されていると、表示装置64の変速表示部64aに
主変速装置20の現在の変速段NOを表示させ、この現
在の変速段NOを制御装置69のメモリー部で成る第1
記憶手段69aに記憶させる。次に、#11〜#13ス
テップに示すように、シフトアップの変速指令がある
と、シフトアップスイッチ61がON操作された回数X
を計測し、この操作回数Xをシフトアップの変速指令及
びその出力回数として制御装置69のメモリー部で成る
第2記憶手段69bに記憶させる。さらに、#14〜#
16ステップに示すように、シフトダウンの変速指令が
あると、シフトダウンスイッチ62がON操作された回
数Yを計測し、この操作回数Yをシフトダウンの変速指
令及びその出力回数として制御装置69のメモリー部で
成る第3記憶手段69cに記憶させる。この後、#17
ステップに示すように、第2記憶手段69bによる記憶
操作回数Xと、第3記憶手段69cによる記憶操作回数
Yと、第1記憶手段69aによって記憶されている現在
の変速段数NOとから変速目標段NSを演算する。すな
わち、主変速装置20の変速操作前の変速段数の値をD
(1〜8)とし、シフトアップスイッチ61が操作され
た回数の値をXとし、シフトダウンスイッチ62が操作
された回数の値をYとし、D+X−Y=Zを演算する。
Zの絶対値が変速目標段NSとなる。Zが正になった場
合には増速側に変速することになり、Zが負になった場
合には減速側に変速することになる。そして、#18,
#19ステップに示すように、変速表示部64aに変速
目標段NSが第1〜第8速のうちのいずれであるかを示
す数字を点滅させながら、主変速装置20が現在の変速
段NOから1段階ずつ高速又は低速側に切り換わってい
くようにクラッチ21〜26の切り換え操作をする。#
20〜#22ステップに示すように、主変速装置20が
変速目標段NSに切り換わると、変速表示部64aにそ
れまで点滅させていた数字を点灯に切り換えて主変速装
置20が第1〜第8速のうちのいずれの変速段になった
かを表示させ、さらに、ブザー71を1回作動させて変
速の完了を報知させる。尚、このとき、第2記憶部69
b及び第3記憶部69cが記憶しているデータを消去
し、次にシフトアップスイッチ61及びシフトダウンス
イッチ62が操作された際の変速操作が所定どおりでき
るようにリセットされる。#20,#23〜#28ステ
ップに示すように、主変速装置20が変速目標段NSに
切り換わらないうちにシフトダウンの変速指令が出力さ
れた場合にはそれまでの変速目標段NSをこれよりも低
速側の更新変速目標段NDに切り換え、シフトアップの
変速指令が出力された場合にはそれまでの変速目標段N
Sをこれよりも高速側の更新変速目標段NDに切り換
え、いずれの場合も、変速表示部64aに更新変速目標
段NDが第1〜第8速のうちのいずれであるかを示す数
字を点滅させながら、主変速装置20が更新変速目標段
NDに1段階ずつ切り換わっていくようにクラッチ21
〜26の切り換え操作をする。主変速装置20が更新変
速目標段NDに切り換わらないうちにシフトダウン又は
シフトアップの変速指令が出力された場合にはそれまで
の更新変速目標段NDをこれよりも低速又は高速側の再
更新変速目標段NDに切り換え、変速表示部64aに再
更新変速目標段NDが第1〜第8速のうちのいずれであ
るかを示す数字を点滅させながら、主変速装置20が再
更新変速目標段NDに1段階ずつ切り換わっていくよう
にクラッチ21〜26の切り換え操作をする。
【0045】これにより、#17,#19,#20,#
23,#24,#25,#27,#28ステップが主変
速のための変速制御手段69dを構成する。そして、こ
の変速制御手段69dは、第2記憶手段69b及び第3
記憶手段69cが記憶する変速指令をシフトアップスイ
ッチ61及びシフトダウンスイッチ62からの変速指令
とし、この変速指令に基づいて6つの油圧ピストン21
a〜26aを駆動して主変速装置20を変速操作する。
そして、第2記憶手段69b及び第3記憶手段69cが
複数の変速指令を記憶している際には、主変速装置20
が各記憶変速指令による変速目標段を順次に経過して最
新の記憶変速指令による変速目標段になるように変速操
作を実行させる。たとえば、主変速装置20が第2速の
変速段になっている際、シフトアップスイッチ61が3
回操作されると、主変速装置20が第2速から第3速に
切り換わり、この後第4速になってから最新の記憶変速
指令による変速目標段である第5速になる。さらに、主
変速装置20が変速目標段NSに切り換わらないうちに
新たなシフトダウンの変速指令が入力された際も、新た
なシフトアップの変速指令が入力された際もそれまでの
変速目標段NSを新変速指令による変速目標段NDに更
新し、主変速装置20を先の変速目標段NSには変速さ
せないで更新変速目標段NDに変速させる。たとえば主
変速装置20を変速操作前の第2速から第5速に変速す
るべく変速操作を実行させているが未だ第5速に切り換
わっていないうちにシフトダウンスイッチ61が操作さ
れて変速指令が入力した場合、この指令入力の後に主変
速装置20が第4速に切り換わると、この時で変速操作
を停止させて主変速装置20を第4速にする。
【0046】変速制御手段69dは、主変速装置20の
変速を行う際、第1速と第4速の間で変速するとか、第
5速と第8速の間で変速する如く第1主変速装置20a
のクラッチ21〜24を切り換えるだけで速度変化する
場合でも、第1主変速装置20aに前後輪1,2の動慣
性が影響しにくいように第2主変速装置20bのクラッ
チ25,26を切りにしながら第1主変速装置20aの
変速操作を実行させる。そして、電磁操作弁43a〜4
6a及び電磁制御弁47,48に供給する操作電流の電
流値を調節して電磁操作弁43a〜46a及び電磁制御
弁47,48の開口量を調節することにより、第1速〜
第4速クラッチ21〜24、低速クラッチ25、高速ク
ラッチ26を図6の如く制御する。すなわち、図6の縦
軸は、クラッチ21〜26の作動圧を示し、横軸はクラ
ッチ圧の切り換わり時間を示す。第1主変速装置20a
の第1速〜第4速クラッチ21〜24のうちの切りから
入りに切り換え制御するべきクラッチは、実線A1で示
す如く時点B1からB3の間で切りの零圧から伝動用ク
ラッチ圧P1まで漸次に昇圧するように制御する。第1
主変速装置20aの第1速〜第4速クラッチ21〜24
のうちの入りから切りに切り換え制御するべきクラッチ
は、一点鎖線A3で示す如く時点B1を経過した後の時
点B2からB3の間で伝動用クラッチ圧P1から切りの
零圧に切り換わるように制御する。そして、第2主変速
装置20bの低速クラッチ25及び高速クラッチ26
は、時点B1からB3の間で伝動用クラッチ圧P2から
変速用切り圧P3まで減圧するように、かつ、第1主変
速装置20aのクラッチ21〜24が入りになる時点B
3からこの後の時点B4の間で変速用切り圧P3から伝
動用クラッチ圧P2まで漸次に昇圧するように制御す
る。
【0047】図3及び図4に示す圧力センサ73は、各
クラッチ11,12,21〜26の作動圧が伝動状態に
おいて所定の圧力に達しているか否かを検出し、検出結
果を制御装置69に出力するものである。
【0048】つまり、機体の走行操作を行うに当たり、
シフトアップスイッチ61とシフトダウンスイッチ62
とによって主変速を行い、副変速レバー60によって副
変速を行い、前後進レバー63によって前後進切り換え
を行う。
【0049】すなわち、シフトアップスイッチ61を一
度だけ押し操作すると、このスイッチ61がシフトアッ
プの変速指令を一回だけ第2記憶手段69bに出力し、
変速制御手段69dが第2記憶手段69bによる記憶変
速指令と、このときに主変速装置20がなっている変速
段NOとを基にこの変速段NOより1段階だけ高速側の
変速段を変速目標段NSとして設定し、第1〜第4速ク
ラッチ21〜24、低速クラッチ25、高速クラッチ2
6のうちの変速目標段NSを現出するための所定のクラ
ッチの油圧ピストン21a〜26aを駆動してそのクラ
ッチを入りに操作する。これにより、主変速装置20が
第1速〜第8速のうちの変速操作前の変速段NOより1
段階だけ高速側に変化した変速段になる。
【0050】シフトアップスイッチ61を複数回押し操
作すると、このスイッチ61がシフトアップの変速指令
を複数回、第2記憶手段69bに出力し、変速制御手段
69dが第2記憶手段69bによる複数の記憶変速指令
と、このときに主変速装置20がなっている変速段NO
とを基にこの変速段NOより変速指令回数に等しい数の
段階だけ高速側の変速段を変速目標段NSとして設定
し、第1〜第4速クラッチ21〜24、低速クラッチ2
5、高速クラッチ26のうちの変速目標段NSを現出す
るための所定のクラッチの油圧ピストン21a〜26a
を駆動してそのクラッチを入りに操作する。これによ
り、主変速装置20が第1速〜第8速のうちの変速操作
前の変速段NOよりスイッチ操作回数に等しい数の段階
だけ高速側に変化した変速段になる。
【0051】シフトダウンスイッチ62を一度だけ押し
操作すると、このスイッチ62がシフトダウンの変速指
令を一回だけ第3記憶手段69cに出力し、変速制御手
段69dが第3記憶手段69cによる記憶変速指令と、
このときに主変速装置20がなっている変速段NOとを
基にこの変速段NOより1段階だけ低速側の変速段を変
速目標段NSとして設定し、第1〜第4速クラッチ21
〜24、低速クラッチ25、高速クラッチ26のうちの
変速目標段NSを現出するための所定のクラッチの油圧
ピストン21a〜26aを駆動してそのクラッチを入り
に操作する。これにより、主変速装置20が第1速〜第
8速のうちの変速操作前の変速段NOより1段階だけ低
速側に変化した変速段になる。
【0052】シフトダウンスイッチ62を複数回押し操
作すると、このスイッチ62がシフトダウンの変速指令
を複数回、第3記憶手段69cに出力し、変速制御手段
69dが第3記憶手段69cによる複数の記憶変速指令
と、このときに主変速装置20がなっている変速段NO
とを基にこの変速段NOより変速指令回数に等しい数の
段階だけ高速側の変速段を変速目標段NSとして設定
し、第1〜第4速クラッチ21〜24、低速クラッチ2
5、高速クラッチ26のうちの変速目標段NSを現出す
るための所定のクラッチの油圧ピストン21a〜26a
を駆動してそのクラッチを入りに操作する。これによ
り、主変速装置20が第1速〜第8速のうちの変速操作
前の変速段NOよりスイッチ操作回数に等しい数の段階
だけ低速側に変化した変速段になる。
【0053】またスイッチ61,62を複数回操作して
変速する際、変速制御手段69dによる変速操作の実行
が開始された後にスイッチ61,62を追加操作した場
合、当初の複数の変速指令によって設定された変速目標
段NSに主変速装置20が未だ切り換わっていなけれ
ば、変速制御手段69dがそれまでの複数の変速指令に
新たな変速指令を加えて変速目標段を再度設定し、この
再設定変速目標段を更新変速目標段NDとしてそれまで
の変速目標段NSに替えて設定し、更新変速目標段ND
に主変速装置20を変速させるべく変速操作を実行させ
る。これにより、主変速装置20は、スイッチ61,6
2の追加操作によって決まる変速段になる。たとえば、
シフトアップスイッチ61を3回操作し、この変速操作
前の変速段より3段階高速側に変化させるべき変速目標
段NSが設定されて変速操作の実行が開始され、主変速
装置20がまだ変速目標段NSに切り換わっていないう
ちにシフトダウンスイッチ62を1回操作した場合、当
初の変速段より2段階だけ高速側に変化させるべき新た
な変速目標段が更新変速目標段NDとして設定され、主
変速装置20が当初の変速段より2段階だけ高速側に変
化した変速段に切り換わった時点で変速操作が完了さ
れ、主変速装置20は当初の変速段より3段階高速側に
変化した変速段を経過することなく、当初の変速段より
2段階だけ高速側に変化した変速段になる。シフトダウ
ンスイッチ62を複数回操作して変速操作の実行が開始
された後にシフトアップスイッチ61を操作した場合も
同様である。
【0054】シフトアップスイッチ61及びシフトダウ
ンスイッチ62を1回とか複数回操作し、このスイッチ
操作による変速指令に基づく変速操作が実行され、主変
速装置20が変速目標段NSや更新変速目標段NDに未
だ切り換わっていない間は、変速表示部64aに指標の
一例としての数字が点滅し、変速操作の実行中であるこ
とが点滅によって報知され、変速目標段NS及び更新変
速目標段NDが第1〜第8速のうちのいずれの変速段で
あるかを数字によって表示される。そして、主変速装置
20が変速目標段NSや更新変速目標段NDに切り換わ
った後は、変速表示部64aに指標の一例としての数字
が点灯し、変速操作の実行中でないことを点灯によって
表示され、主変速装置20が現在第1〜第8速のうちの
いずれの変速段になっているかを数字によって表示され
る。
【0055】副変速レバー60は、ロック解除ボタン6
5を押し操作してロックピン66によるロックを解除し
た状態にしながら揺動操作する。そして、副変速レバー
60を高速位置Hに操作すると、このレバー操作力によ
ってシフトギヤ30aが前記高速位置になる。これによ
り、副変速装置30が第2主変速装置20bからの回動
力をそのままの回転速度で出力するように高速状態にな
る。副変速レバー60を低速位置Lに操作すると、この
レバー操作力によってシフトギヤ30aが前記低速位置
になる。これにより、副変速装置30が第2主変速装置
20bからの回動力を減速して出力するように低速状態
になる。副変速レバー60を中立位置Nに操作すると、
シフトギヤ30aが前記中立位置になる。これにより、
副変速装置30が第2主変速装置20bからの回動力を
後輪用差動機構2a及び前輪変速装置33に伝達しない
ように中立状態になる。副変速レバー60を高速位置
H、中立位置N、低速位置Lのそれぞれに操作した際、
ロック解除ボタン65に対する押し操作を解除する。す
ると、ロックピン66が位置決め具67のピン孔に入り
込み、副変速レバー60を各操作位置H,N,Lに固定
できる。
【0056】前後進レバー63を機体前後方向に揺動操
作して前進位置Fに操作すると、制御装置69が検出ス
イッチ71からの情報に基づいて前進クラッチ11の油
圧ピストン11aを駆動してこのクラッチ11を入りに
操作する。これにより、前後進切換え装置10がエンジ
ン8からの回動力を前進駆動力として主変速装置20に
伝達するように前進状態になる。前後進レバー63を後
進位置Rに操作すると、制御装置69が検出スイッチ7
1からの情報に基づいて後進クラッチ12の油圧ピスト
ン12aを駆動してこのクラッチ12を入りに操作す
る。これにより、前後進切換え装置10がエンジン8か
らの回動力を後進駆動力にして主変速装置20に伝達す
るように後進状態になる。
【0057】〔別実施形態〕図9は、別の変速制御手段
69dを備える変速操作装置を示す。この変速制御手段
69dは、図7及び図8に示す変速制御手段69dとは
#19ステップにおいて異なる作動をする。すなわち、
主変速装置20が変速操作前の変速段NOから高速側又
は低速側の変速目標段NDに一段階飛ばしで切換わって
いくようにクラッチ21〜26を操作する。たとえば、
主変速装置20が第3速の変速段になっている際にシフ
トアップの変速指令が3回に入力されると、主変速装置
20が第3速から第4速の変速段を飛ばして第5速にな
り、次に変速目標段NSの第6速の変速段になる。ま
た、主変速装置20が第6速の変速段になっている際に
シフトダウンの変速指令が4回入力されると、主変速装
置20が第6速から第5速の変速段を飛ばして第4速に
なり、次に第3速の変速段を飛ばして変速目標段NDの
第2速の変速段なる。この場合、主変速装置20が所定
の変速目標段NSに迅速に切り換わって有利である。変
速制御手段69dが複数段階にわたる変速操作を一段階
飛ばしで実行させるように構成する他、二段階などの複
数段階飛ばしで実行させるとか、変速操作前の変速段と
変速目標段との段階差によっては一段階飛ばしと、複数
段階飛ばしとを併用して実行させるように構成しても、
主変速装置20を所定の変速目標段NSに迅速に切り換
えられる。つまり、第2及び第3記憶手段69b,69
cが複数の変速指令を記憶している際、主変速装置20
が全ての記憶変速指令のうちの一部による変速目標段を
飛ばし、他の一部の変速目標段を経過して最新の記憶変
速指令による変速目標段NSになるように変速操作を実
行させるように構成すればよい。
【0058】図10は、さらに別の変速制御手段69d
を備える変速操作装置を示す。この変速制御手段69d
は、図7,図8,図9に示す変速制御手段69dとは#
19ステップにおいて異なる作動をする。すなわち、主
変速装置20が変速操作前の変速段NOから高速側又は
低速側の変速目標段NDに一気に切換わっていくように
クラッチ21〜26を操作する。たとえば、主変速装置
20が第2速の変速段になっている際にシフトアップの
変速指令が3回に入力されると、主変速装置20が第2
速から第3速及び第4速の変速段を飛ばして変速目標段
NSの第5速の変速段になる。また、主変速装置20が
第7速の変速段になっている際にシフトダウンの変速指
令が3回入力されると、主変速装置20が第7速から第
6速及び第5速の変速段を飛ばして変速目標段NDの第
4速の変速段なる。つまり、第2及び第3記憶手段69
b,69cが複数の変速指令を記憶している際、主変速
装置20が全ての記憶変速指令のうちの最新の記憶変速
指令による変速目標段に一気になるように変速操作を実
行させる。
【0059】図11は、別の変速操作部を備える変速操
作装置を示す。すなわち、変速操作部は、主変速レバー
74と、主変速レバー74の基部付近に位置する一対の
スイッチ75,76とによって構成してある。主変速レ
バー74は、支軸77の軸芯まわりで揺動自在で、スプ
リングなどの付勢手段によって中立位置Nに自動復帰す
る揺動レバーである。主変速レバー74を中立位置Nか
らシフトアップ位置UPに揺動操作すると、主変速レバ
ー74の基部から延出するスイッチ操作アーム74aが
一対のスイッチ75,76のうちの一方のシフトアップ
スイッチ75をON操作し、このスイッチ75が前記制
御装置69にシフトアップの変速指令を出力する。主変
速レバー74を中立位置Nからシフトダウン位置DNに
揺動操作すると、前記スイッチ操作アーム74aが一対
のスイッチ75,76のうちの他方のシフトダウンスイ
ッチ76をON操作し、このスイッチ76が前記制御装
置69にシフトダウンの変速指令を出力する。つまり、
主変速レバー74がシフトアップ位置UPに操作される
毎にシフトアップスイッチ75によってシフトアップの
変速指令を一回出力し、シフトダウン位置DNに操作さ
れる毎にシフトダウンスイッチ76によってシフトダウ
ンの変速指令を一回出力する。
【0060】主変速装置20が変速中であるか否かを知
るとか、主変速装置20の変速目標段、及び、主変速装
置のなっている変速段を知ることを可能にするに、前記
変速表示部64aに替え、次の如き手段を採用して実施
してもよい。 変速が完了した状態での変速段も、変速操作実行中
の変速目標段も同一の表示部でそれぞれに対応する数字
などの指標を点灯して表示する。そして、変速完了状態
で点灯する際の指標の色と、変速実行中に点灯する際の
指標の色とを相違させる。 一対の表示部を設け、一方の表示部で変速が完了し
た状態での情報を提供し、他方の表示部で変速操作実行
中の情報を提供する。 変速操作の実行中を音声で報知し、変速が完了した
状態での変速段をランプ表示や、液晶やLEDによるデ
ジタル表示で表示する。 したがって、前記変速表示部64a、〜の表示、報
知手段を総称して報知手段64aと呼称する。
【0061】前記主変速装置20の如く油圧クラッチに
よって変速する構成に替え、副変速装置30の如くシフ
トギヤの掛け換えによって変速するように構成した変速
装置を採用し、シフトギヤを油圧シリンダによってスラ
イド操作することによって変速操作するように構成して
実施してもよい。したがって、前記油圧ピストン21a
〜26a、油圧シリンダなどを総称してアクチュエータ
と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクター全体の側面図
【図2】走行用伝動構造の概略図
【図3】変速用の油圧回路図
【図4】変速制御のブロック図
【図5】主変速装置の速度段階の説明図
【図6】クラッチ入り切り操作の説明図
【図7】変速制御のフロー図
【図8】変速制御のフロー図
【図9】別の実施形態の変速制御のフロー図
【図10】さらに別の実施形態の変速制御のフロー図
【図11】別の実施形態の変速操作部を示す説明図
【符号の説明】
20 変速装置 21a〜26a アクチュエータ 61,62,74 変速操作具 64a 報知手段 69b,69c 記憶手段 69d 変速制御手段 NO,NS 変速目標段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA22 AA38 AA40 AB04 AC36 AF07 AF26 AF29 3J052 AA01 AA04 BA01 BA24 EA08 FA03 FB31 LA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段に変速自在な走行用の変速装置を
    切り換え操作するアクチュエータ、シフトアップとシフ
    トダウンの少なくとも一方の変速指令を出力する変速操
    作具、この変速操作具からの変速指令に基づいて前記ア
    クチュエータを駆動させて変速装置を変速する変速制御
    手段を備えてある走行用変速操作装置であって、 変速操作具からの変速指令を記憶させる記憶手段を備え
    るとともに、前記変速制御手段を、記憶手段による記憶
    変速指令を変速操作具からの変速指令として変速操作を
    実行させるように構成し、かつ、記憶手段が複数の変速
    指令を記憶している際には、最新の記憶変速指令による
    変速目標段まで変速装置を変速させる変速操作を実行さ
    せるように構成してある走行用変速操作装置。
  2. 【請求項2】 前記変速制御手段を、前記記憶手段が複
    数の変速指令を記憶している際、変速装置が各記憶変速
    指令による変速目標段を順次に経過して最新の記憶変速
    指令による変速目標段になるように変速操作を実行させ
    るよう構成してある請求項1記載の走行用変速操作装
    置。
  3. 【請求項3】 前記変速制御手段を、前記記憶手段が複
    数の変速指令を記憶している際、変速装置が全ての記憶
    変速指令のうちの一部による変速目標段を経過して最新
    の記憶変速指令による変速目標段になるように変速操作
    を実行させるように構成してある請求項1記載の走行用
    変速操作装置。
  4. 【請求項4】 前記変速制御手段を、前記記憶手段が複
    数の変速指令を記憶している際、変速装置が最新の記憶
    変速指令による変速目標段に一気になるように変速操作
    を実行させるよう構成してある請求項1記載の走行用変
    速操作装置。
  5. 【請求項5】 前記変速制御手段を、変速装置が変速目
    標段に切り換わらないうちに新たな変速指令が入力され
    た際、それまでの変速目標段を新変速指令による変速目
    標段に更新し、更新変速目標段に変速装置を変速させる
    べく変速操作を実行させるように構成してある請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の走行用変速操作装置。
  6. 【請求項6】 前記変速制御手段による前記変速装置の
    変速操作が実行されていることを報知する報知手段を備
    えてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の走行用変
    速操作装置。
  7. 【請求項7】 前記変速操作具がシフトアップ及びシフ
    トダウンの両変速指令を出力するように構成してある請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の走行用変速操作装
    置。
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