JP2000043209A - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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JP2000043209A
JP2000043209A JP10215783A JP21578398A JP2000043209A JP 2000043209 A JP2000043209 A JP 2000043209A JP 10215783 A JP10215783 A JP 10215783A JP 21578398 A JP21578398 A JP 21578398A JP 2000043209 A JP2000043209 A JP 2000043209A
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protective film
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Tadashi Kono
忠 甲野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻物とした表面保護フィルムの展開力が小さ
く、使用後に剥離しても被着体に曇りが発生せず、ま
た、焼却しても塩化水素ガス等の有害な化合物を発生す
ることのない表面保護フィルムを提供する。 【解決手段】 基材の裏面に粘着剤層が積層され、基材
の表面が摩擦処理されてなる表面保護フィルムにおい
て、基材は密度が0.920g/cm3 以上のポリエチ
レン系樹脂である表面層とポリオレフィン系樹脂である
中層とが積層された積層体であり、粘着剤層がA−B−
A又はA−B−C型熱可塑性エラストマーを主体として
基材樹脂とともに共押出成形により積層され、引張破断
強度が200kg/cm2 以上、引張破断時の伸びが5
00%以上、引張伸長時応力の降伏点がないかもしくは
降伏点後の応力低下率が降伏点強度の15%以下であ
り、且つ伸長回復率が70%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板、化粧板、
ガラス板、樹脂板及びその他の板体を保管、輸送、加工
する際に、表面が傷ついたりごみが付着するのを防止す
るため、これらの表面に仮着される表面保護フィルムで
あって、特にベンダー曲げ加工されるステンレス板に用
いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より表面保護フィルムとしては、加
工性や汎用性にすぐれている塩化ビニル樹脂系の表面保
護フィルムが広く使用されてきた。しかし、表面保護フ
ィルムは被着体表面を保護する機能を果たした後は最終
的には剥がされて廃棄される。塩化ビニル系樹脂は焼却
すると塩化水素ガス等の有害な化合物を発生するので、
分別して埋め立て処理されるか、又は分別されずに一般
廃棄物とともに焼却処理されており社会問題となってい
る。
【0003】一方、基材層として塩化ビニル系樹脂に代
わり柔軟性のあるポリオレフィン系樹脂を用いた表面保
護フィルムが提案されている(例えば特開平7−276
589号公報)。この表面保護フィルムの目的とすると
ころは、ポリオレフィン樹脂基材の物理的性質を限定す
ることにより、この表面保護フィルムを貼付した金属板
を曲げ加工する際に発生するフィルムの切れ防止に適
し、基材自体を巻物として保管中に基材同士にブロッキ
ングが発生するのを防止することにある。
【0004】しかしながら、上記公報に記載の基材フィ
ルムを粘着剤としての熱可塑性エラストマーと共押出し
成形して巻物とすると、展開力が大きくなって伸ばさ
れ、被着体に貼り付けるときしわになったり、貼り付け
た後に縮んでしわができ、剥がれたりするという問題が
発生する。
【0005】また、特開平2−252777号公報に
は、ポリオレフィン系樹脂基材に粘着剤層が積層された
粘着テープの基材表面が固体により摩擦処理された粘着
テープが開示されている。このものは基材表面を摩擦処
理することにより巻物からの展開力を低減することが目
的である。しかし、上記特開平7−276589号公報
に記載されたような柔軟な基材表面を固体で摩擦処理す
ると基材面に傷が付き、これを巻物とすると摩擦処理面
に接する粘着剤層に傷が転写され、粘着剤層に微小なヒ
ゲ状の突起が形成される。この粘着剤層を被着体に貼り
付けて使用した後、剥離すると粘着剤層の突起部分が被
着体に残されて被着体表面に曇りが発生し、更に被着体
表面に残された粘着剤に埃が付着して汚れるという問題
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、巻物とした
表面保護フィルムの展開力が小さく、使用後に剥離して
も被着体に曇りが発生せず、また、焼却しても塩化水素
ガス等の有害な化合物を発生することのない表面保護フ
ィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表面保護フィル
ムは、オレフィン系樹脂からなる基材の裏面に粘着剤層
が積層され、基材の表面が摩擦処理されてなる表面保護
フィルムにおいて、基材は密度が0.920g/cm3
以上のポリエチレン系樹脂である表面層とポリオレフィ
ン系樹脂である中層とが積層された積層体であり、粘着
剤層がA−B−A又はA−B−C(A、Cはそれぞれポ
リスチレン及び結晶性ポリオレフィンブロック、Bはポ
リブタジエン、ポリイソプレン又はそれらを水素添加し
たポリマーブロックを示す)型熱可塑性エラストマ−を
主体として基材樹脂とともに共押出成形により積層さ
れ、引張破断強度が200kg/cm2 以上、引張破断
時の伸びが500%以上、引張伸長時応力の降伏点がな
いかもしくは降伏点後の応力低下率が降伏点強度の15
%以下であり、且つ伸長回復率が70%以上であること
を特徴とするものである。
【0008】表面層のポリエチレン樹脂は密度が0.9
20g/cm3 以上であること以外に限定はなく、例え
ば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン等が挙げられ、1種類でもよく、2
種類以上の混合物であってもよく、結果として密度が
0.920g/cm3 以上となれば密度が0.920g
/cm3 以上のものと、密度が0.920g/cm3
満のものを混合してもよい。
【0009】密度が0.920g/cm3 未満のもので
は、展開力を低下させるため表面に摩擦処理を行うとそ
の表面に傷が付き、巻物とすると傷の凹凸が粘着剤層に
転写され、粘着剤層にヒゲ状の突起が生じて被着体から
剥離した際に被着体に残留し、曇りが発生する。表面層
としてポリエチレン系樹脂以外のものを使用すると摩擦
処理の効果が殆ど得られない。
【0010】基材の中層となるポリオレフィン系樹脂と
しては、柔軟性があり、引張強度が高く、伸びが大きい
ものが好ましく、例えば、エチレンとα−オレフィンと
の共重合体、プロピレンとエチレンもしくはα−オレフ
ィンとの共重合体のうち、密度が0.880〜0.92
0g/cm3 であるものを40重量%以上含有するもの
が好適である。これら共重合体は1種類でもよく、2種
類以上の混合物でもよい。
【0011】中層のポリオレフィン系樹脂には、表面保
護フィルムの物性値を満足させ得る範囲で他のポリマー
を添加してもよい。このようなポリマーの例として、低
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、各種(ホモ、ランダム、ブロック)ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン
系熱可塑性エラストマ−等が挙げられる。
【0012】上記表面層及び中層には必要に応じて顔
料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の各種添加
剤を配合してもよい。
【0013】粘着剤はベースエラストマ−として、A−
B−A又はA−B−C(A、Cはそれぞれポリスチレン
及び結晶性ポリオレフィンブロック、Bはポリブタジエ
ン、ポリイソプレン又はそれらを水素添加したポリマー
ブロックを示す)型熱可塑性エラストマ−を主体とす
る。必要に応じて粘着付与樹脂や各種添加剤を添加して
もよい。
【0014】A−B−A型熱可塑性エラストマーとして
は、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体(SIS)、これらのゴム部分を水素添加した
もの、上記スチレン部分を結晶性ポリオレフィンで置換
したもの等を用いることができ、単独でもよく、2種類
以上の混合物であってもよい。上記ゴム部分を水素添加
したものは、表面保護フィルムとしての耐候性や基材と
粘着剤層との積層強度(アンカー性)に優れるので特に
好ましい。
【0015】粘着付与樹脂は特に限定されず、一般に市
販されているものが使用できる。例えば、ロジン、変性
ロジン、テルペン樹脂、クマロン・インデン樹脂、石油
樹脂、変性石油樹脂等を用いることができるが、水素添
加したものが耐候性にすぐれるので好ましい。
【0016】各種添加剤も特に限定されず一般なものが
使用できる。接着昂進を抑制する目的で粘着剤層にブリ
ード性添加剤を含有させることが更に好ましい。ブリー
ド性添加剤としては、長鎖アルキル基の導入されたポリ
エチレンイミン又はポリビニルアルコール、アクリル酸
の長鎖アルキルエステル重合体や脂肪酸アミド類等が挙
げられ、単独又は複数の組み合わせで用いることができ
る。
【0017】長鎖アルキル基の導入されたポリエチレン
イミン又はポリビニルアルコール、アクリル酸の長鎖ア
ルキルエステル重合体は、数平均分子量が1000〜1
00000の範囲が好ましい。数平均分子量が1000
未満ではブリード性が高すぎて粘着力が低下するばかり
で接着昂進の抑制には効果がなく、数平均分子量が10
0000以上のものはブリード性に欠け、接着昂進の抑
制に効果がない。また、付加されるアルキル基の炭素数
は8以上のものが好ましい。炭素数が8未満ではブリー
ド性に欠け、接着昂進の抑制効果が得られない。
【0018】上記長鎖アルキル基の導入されたポリエチ
レンイミン又はポリビニルアルコール、アクリル酸の長
鎖アルキルエステル重合体の添加量は粘着剤層の組成や
厚みにより異なるが、0.1〜5重量%の範囲が好まし
い。0.1重量%未満ではブリード量が不足し、接着昂
進抑制の効果が得られない。5重量%を超えるとブリー
ド量が過剰となり粘着力の低下を招くことになる。
【0019】脂肪酸アミドとしては分子量が1000以
下で融点が180℃以下のものが好ましく、その添加量
は0.1〜5重量%が好ましい。分子量が1000を超
えるとブリード性に欠け、接着昂進抑制の効果が得られ
ないので、分子量は1000以下であることが好まし
い。また、脂肪酸アミドの添加量は0.1重量%未満で
はブリード量が不足し、接着昂進抑制の効果が得られな
い。5重量%を超えるとブリード量が過剰となり粘着力
の低下を招くことになる。融点が180℃以上では、共
押出成形の際のブリード性が不充分なため接着昂進抑制
に効果が乏しくなる。
【0020】基材と粘着剤層との積層方法は共押出し法
であればよく、Tダイ法、インフレーション法のいずれ
でもよいが、積層後に連続した工程で摩擦処理を行うこ
とができる点でTダイ法が好ましい。
【0021】表面層への摩擦処理は、固定された金属、
布、紙等を表面層に押し当てながら剪断力を与えるか、
これらをロールの表面に巻き付けたロールを回転させな
がら表面層に押し当てる方法などがある。
【0022】表面保護フィルム全体の厚みは特に限定さ
れないが、厚みが1〜2mmのステンレス板を被着体と
する場合は70〜140μmが一般的であり、そのうち
基材としては60〜135μm程度、表面層は3〜20
μm、粘着剤層は3〜20μm程度であることが好まし
い。
【0023】本発明の表面保護フィルムは、後述する引
張破断強度が200kg/cm2 以上、引張破断時の伸
びが500%以上、引張伸長時応力の降伏点がないかも
しくは降伏点後の応力低下率が降伏点強度の15%以下
であり、且つ伸長回復率が70%以上である。
【0024】上記引張破断強度が200kg/cm2
満、引張破断時の伸びが500%未満、降伏点後の応力
低下率が70%未満であると、ベンダー曲げ加工時に表
面保護フィルムが切れ、被着体に傷が入るか、傷が入ら
ないまでも剥離に手間を要することになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)表面層樹脂として低密度ポリエチレン(密
度0.927g/cm3 ,三井化学社製,商品名「ミラ
ソン12」)を厚み10μm、中層樹脂として超低密度
ポリエチレン(密度0.910g/cm3 ,三井化学社
製,商品名「ウルトゼックス1020L」)を厚み10
0μm、粘着層としてスチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体の水素添加物(シェル化学社製,商品
名「クレイトンG1657」)100重量部と粘着付与
樹脂(荒川化学社製,商品名「アルコンP100」)1
0重量部の混合物を10μmとなるようにTダイ押出し
機で共押出しすることにより積層してフィルムを製造し
た後、ポリエステル織布を表面に巻いた金属ロールをフ
ィルムの進行方向とは逆方向に回転させながら押し当て
て摩擦処理を行い本発明の表面保護フィルムを得た。
【0026】(実施例2)粘着層としてスチレン−エチ
レン−ブチレン−結晶性オレフィン型熱可塑性エラスト
マ−(JSR社製,商品名「ダイナロン4600P」)
を単独で用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保
護フィルムを得た。
【0027】(実施例3)中層樹脂として超低密度ポリ
エチレン(密度0.910g/cm3 ,三井化学社製,
商品名「ウルトゼックス1020L」)50重量%と低
密度ポリエチレン(密度0.927g/cm3 ,三井化
学社製,商品名「ミラソン12」)50重量%とを混合
して用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フ
ィルムを得た。
【0028】(実施例4)粘着層としてスチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物(シェ
ル化学社製,商品名「クレイトンG1657」)100
重量部と粘着付与樹脂(荒川化学社製,商品名「アルコ
ンP100」)10重量部と、ブリード性添加剤として
ポリエチレンイミンのオクタデシルイソシアネート付加
物(日本触媒社製,商品名「RP−20」)1重量部と
の混合物を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面
保護フィルムを得た。
【0029】(比較例1)表面層に摩擦処理を行わなか
ったこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルム
を得た。
【0030】(比較例2)基材として超低密度ポリエチ
レン(密度0.910g/cm3 ,三井化学社製,商品
名「ウルトゼックス1020L」)を厚み110μmと
して用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フ
ィルムを得た。
【0031】上記実施例1〜4及び比較例1、2で得た
表面保護フィルムの物性を下記の方法で測定し、評価し
た。 (1)引張破断強度、引張破断時の伸び 幅10mmの試験片の標点間隔(≒チャック間)L0
40mmとし、200mm/分の速度で引っ張り、破断
したときの強度と標点間の距離Lを測定し、下記の式に
より引張破断時の伸びを求めた。 引張破断時の伸び(%)=(L−L0 )/L0 ×100
【0032】(2)降伏点後の応力低下率 上記(1)と同じ条件で引張試験を行い、破断までの途
中で極大点Qがある場合にその極大点Qを降伏点とし
て、そのときの応力Pと極大点Q後に低下した極小点
Q′の応力P′から下記の式により降伏点後の応力低下
率を求めた(図1参照)。 降伏点後の応力低下率(%)=(P−P′)/P×10
0 (3)伸長回復率 幅10mmの試験片の標点間隔L0 を100mmとし、
200mm/分の速度で100mm引っ張り、直後に解
放し、5分後に標点間距離Lを測定し、下記の式により
伸長回復率を求めた。 伸長回復率(%)=(2L0 −L)/L0 ×100 上記(1)(2)(3)において、製造ラインで表面保
護フィルムを引き取る方向(タテ)とこれに垂直方向
(ヨコ)についてそれぞれ測定した。
【0033】(4)展開力 表面保護フィルムを50mm幅として50m巻きのロー
ルとし、40℃のオーブン内で1ケ月放置した後取り出
して、展開速度30m/分で展開したときの荷重を測定
した。 (5)曇り性 表面保護フィルムをSUS304鏡面仕上げ板に貼り付
け、60℃のオーブン内で1ケ月放置した後取り出し
て、表面保護フィルムを剥離し、蛍光灯下の室内で曇り
の有無を観察した。以上の結果を表1に示した。
【0034】
【表1】 〔注〕01:スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体の水素添加物(シェル化学社製,商品名「クレイ
トンG1657」)02 :スチレン−エチレン−ブチレン−結晶性オレフィン
型熱可塑性エラストマー(JSR社製,商品名「ダイナ
ロン4600P」)03 :荒川化学社製,商品名「アルコンP100」)04 :ポリエチレンイミンのオクタデシルイソシアネート
付加物(日本触媒社製,商品名「RP−20」)05 :テープの伸び変形あり
【0035】表1により明らかな通り、本発明による実
施例1〜4ではいずれも展開力が低く、曇りも発生しな
かった。しかし、比較例1のものは表層に摩擦処理しな
かったので展開力が重くて伸び変形が生じ、比較例2の
ものは表層部分の密度が0.910g/cm3 であるた
め曇りが発生した。
【0036】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムによると、巻
物とした巻重体からの展開力が小さいので容易に繰り出
して使用することができ、使用後に剥離しても被着体に
曇りが発生せず、剥離後に被着体にごみが付着すること
による汚れを防止できる。従って、ベンダー曲げ加工さ
れるステンレス板などに使用して好適である。また、オ
レフィン系樹脂だけを使用したので焼却しても塩化水素
ガス等の有害な化合物を発生せず、環境汚染することが
ないので安心して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】応力と伸びの関係の例を示す説明図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系樹脂からなる基材の裏面に
    粘着剤層が積層され、基材の表面が摩擦処理されてなる
    表面保護フィルムにおいて、基材は密度が0.920g
    /cm3 以上のポリエチレン系樹脂である表面層とポリ
    オレフィン系樹脂である中層とが積層された積層体であ
    り、粘着剤層がA−B−A又はA−B−C(A、Cはそ
    れぞれポリスチレン及び結晶性ポリオレフィンブロッ
    ク、Bはポリブタジエン、ポリイソプレン又はそれらを
    水素添加したポリマーブロックを示す)型熱可塑性エラ
    ストマーを主体として基材樹脂とともに共押出成形によ
    り積層され、引張破断強度が200kg/cm2 以上、
    引張破断時の伸びが500%以上、引張伸長時応力の降
    伏点がないかもしくは降伏点後の応力低下率が降伏点強
    度の15%以下であり、且つ伸長回復率が70%以上で
    あることを特徴とする表面保護フィルム。
JP10215783A 1998-07-30 1998-07-30 表面保護フィルム Withdrawn JP2000043209A (ja)

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