JP2000043193A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
- Publication number
- JP2000043193A JP2000043193A JP10211569A JP21156998A JP2000043193A JP 2000043193 A JP2000043193 A JP 2000043193A JP 10211569 A JP10211569 A JP 10211569A JP 21156998 A JP21156998 A JP 21156998A JP 2000043193 A JP2000043193 A JP 2000043193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- laminate
- resin
- resin composition
- pressed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂組成物11を基材10に含浸した樹脂含
浸基材12と、金属箔13とを、表層に金属箔13が配
置されるように積層した後、ラミネートロール14で圧
着し、次いでその圧着物15を加熱硬化炉17で加熱し
て連続的に製造する積層板の製造方法であって、得られ
る積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が形成さ
れにくい積層板の製造方法を提供する。 【解決手段】 圧着物15を加熱硬化炉17で加熱する
ときに、圧着物15と接している部分が圧着物15の進
行方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物15
の全幅に渡って配設した加圧ロール16,16間に挟ん
で加圧することにより、又は、ジグザグ形状に配置した
ロール間を張架することにより、金属箔13を幅方向に
伸ばして製造する。
浸基材12と、金属箔13とを、表層に金属箔13が配
置されるように積層した後、ラミネートロール14で圧
着し、次いでその圧着物15を加熱硬化炉17で加熱し
て連続的に製造する積層板の製造方法であって、得られ
る積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が形成さ
れにくい積層板の製造方法を提供する。 【解決手段】 圧着物15を加熱硬化炉17で加熱する
ときに、圧着物15と接している部分が圧着物15の進
行方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物15
の全幅に渡って配設した加圧ロール16,16間に挟ん
で加圧することにより、又は、ジグザグ形状に配置した
ロール間を張架することにより、金属箔13を幅方向に
伸ばして製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属箔張りの積層
板を連続的に得ることが可能な、積層板の製造方法に関
するものである。
板を連続的に得ることが可能な、積層板の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の製造に使用され
る金属箔張りの積層板は、一般にバッチ方式で製造され
ており、内部や表面に空隙を有するガラスクロス等の基
材に樹脂組成物を含浸して製造したプリプレグを所用枚
数重ねると共に、その両面に金属箔を重ねたものを、間
に金属板等を挟んで複数重ねた後、その重ねたものをま
とめて加熱・加圧することにより成形する方法で製造さ
れているが、近年、含浸から成形まで連続的に行い、積
層板を連続的に得る方法が検討され実施されるようにな
っている。
る金属箔張りの積層板は、一般にバッチ方式で製造され
ており、内部や表面に空隙を有するガラスクロス等の基
材に樹脂組成物を含浸して製造したプリプレグを所用枚
数重ねると共に、その両面に金属箔を重ねたものを、間
に金属板等を挟んで複数重ねた後、その重ねたものをま
とめて加熱・加圧することにより成形する方法で製造さ
れているが、近年、含浸から成形まで連続的に行い、積
層板を連続的に得る方法が検討され実施されるようにな
っている。
【0003】この連続的に生産する方法としては、例え
ば図3に示すように、連続的に供給される基材10に樹
脂組成物11を含浸した所要枚数の樹脂含浸基材12
と、連続的に供給される金属箔13とを、その両表層に
金属箔13が配置されるように積層した後、その積層物
をラミネートロール14で圧着し、次いでその圧着した
圧着物15を引き出しロール18で引っ張って進行させ
ながら、加熱硬化炉17で加熱して圧着物15中の樹脂
組成物11を硬化させた後、カッター19で所定の大き
さに切断する方法が行われており、そして、これらのそ
れぞれの工程を連続して行うことにより、積層板を連続
的に得ることが可能になっている。なお、この方法に用
いる樹脂組成物11としては、ラジカル重合型熱硬化性
樹脂を含有する樹脂組成物11が一般的に用いられてい
る。
ば図3に示すように、連続的に供給される基材10に樹
脂組成物11を含浸した所要枚数の樹脂含浸基材12
と、連続的に供給される金属箔13とを、その両表層に
金属箔13が配置されるように積層した後、その積層物
をラミネートロール14で圧着し、次いでその圧着した
圧着物15を引き出しロール18で引っ張って進行させ
ながら、加熱硬化炉17で加熱して圧着物15中の樹脂
組成物11を硬化させた後、カッター19で所定の大き
さに切断する方法が行われており、そして、これらのそ
れぞれの工程を連続して行うことにより、積層板を連続
的に得ることが可能になっている。なお、この方法に用
いる樹脂組成物11としては、ラジカル重合型熱硬化性
樹脂を含有する樹脂組成物11が一般的に用いられてい
る。
【0004】しかし、積層板を上記のような連続的に生
産する方法で製造する場合、積層板の表面の金属箔に、
しわ状の凹部が形成される場合があった。このしわ状の
凹部が形成された積層板を用いて、表面の金属箔をエッ
チングして導体回路を形成した場合、しわ状の凹部が形
成された部分が断線となりやすく、プリント配線板の歩
留まりが低いという問題があった。そのため、得られる
積層板の表面の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにく
い積層板の製造方法が求められている。
産する方法で製造する場合、積層板の表面の金属箔に、
しわ状の凹部が形成される場合があった。このしわ状の
凹部が形成された積層板を用いて、表面の金属箔をエッ
チングして導体回路を形成した場合、しわ状の凹部が形
成された部分が断線となりやすく、プリント配線板の歩
留まりが低いという問題があった。そのため、得られる
積層板の表面の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにく
い積層板の製造方法が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する樹脂組成
物を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含浸基材
と、連続的に供給される金属箔とを、表層に金属箔が配
置されるように積層した後、その積層物をラミネートロ
ールで圧着し、次いでその圧着物を加熱硬化させて製造
する積層板の製造方法であって、得られる積層板の表面
の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにくい積層板の製
造方法を提供することにある。
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する樹脂組成
物を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含浸基材
と、連続的に供給される金属箔とを、表層に金属箔が配
置されるように積層した後、その積層物をラミネートロ
ールで圧着し、次いでその圧着物を加熱硬化させて製造
する積層板の製造方法であって、得られる積層板の表面
の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにくい積層板の製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
積層板の製造方法は、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含
有する樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸した
樹脂含浸基材と、連続的に供給される金属箔とを、その
両表層に金属箔が配置されるように積層した後、その積
層物をラミネートロールで圧着し、次いでその圧着物を
加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を進行させなが
ら、圧着物と接している部分が圧着物の進行方向と同じ
方向に向かって回転するように圧着物の全幅に渡って配
設した加圧ロール間に挟んで加圧することにより、表層
の金属箔を圧着物の幅方向に伸張して製造することを特
徴とする。
積層板の製造方法は、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含
有する樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸した
樹脂含浸基材と、連続的に供給される金属箔とを、その
両表層に金属箔が配置されるように積層した後、その積
層物をラミネートロールで圧着し、次いでその圧着物を
加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を進行させなが
ら、圧着物と接している部分が圧着物の進行方向と同じ
方向に向かって回転するように圧着物の全幅に渡って配
設した加圧ロール間に挟んで加圧することにより、表層
の金属箔を圧着物の幅方向に伸張して製造することを特
徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係る積層板の製造方法
は、請求項1記載の積層板の製造方法において、圧着物
を加圧ロール間に挟んで加圧する方法が、圧着物を複数
組の加圧ロール間に挟んで、複数回加圧する方法である
ことを特徴とする。
は、請求項1記載の積層板の製造方法において、圧着物
を加圧ロール間に挟んで加圧する方法が、圧着物を複数
組の加圧ロール間に挟んで、複数回加圧する方法である
ことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る積層板の製造方法
は、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する樹脂組成物
を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含浸基材と、
連続的に供給される金属箔とを、その両表層に金属箔が
配置されるように積層した後、その積層物をラミネート
ロールで圧着し、次いで圧着物を加熱して圧着物中の樹
脂組成物の硬化を進行させながら、その圧着物を、ジグ
ザグ形状に配置したジグザグ配置ロール間を張架するこ
とにより、圧着物をそのジグザグ配置ロールで加圧して
製造することを特徴とする。
は、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する樹脂組成物
を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含浸基材と、
連続的に供給される金属箔とを、その両表層に金属箔が
配置されるように積層した後、その積層物をラミネート
ロールで圧着し、次いで圧着物を加熱して圧着物中の樹
脂組成物の硬化を進行させながら、その圧着物を、ジグ
ザグ形状に配置したジグザグ配置ロール間を張架するこ
とにより、圧着物をそのジグザグ配置ロールで加圧して
製造することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る積層板の製造方法
は、請求項3記載の積層板の製造方法において、ジグザ
グ配置ロールを配置するジグザグ形状が、圧着物中の樹
脂組成物の硬化が進行するにつれて、次第に振幅の幅が
狭くなるジグザグ形状であることを特徴とする。
は、請求項3記載の積層板の製造方法において、ジグザ
グ配置ロールを配置するジグザグ形状が、圧着物中の樹
脂組成物の硬化が進行するにつれて、次第に振幅の幅が
狭くなるジグザグ形状であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に係る積層板の製造方法
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層板の
製造方法において、積層する樹脂含浸基材の枚数が、1
枚であることを特徴とする。
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層板の
製造方法において、積層する樹脂含浸基材の枚数が、1
枚であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る積層板の製造方法を
図面に基づいて説明する。図1は本発明の請求項1に係
る積層板の製造方法の、一実施の形態を説明する図であ
り、(a)は正面図、(b)は要部平面図である。ま
た、図2は本発明の請求項3に係る積層板の製造方法
の、一実施の形態を説明する正面図である。
図面に基づいて説明する。図1は本発明の請求項1に係
る積層板の製造方法の、一実施の形態を説明する図であ
り、(a)は正面図、(b)は要部平面図である。ま
た、図2は本発明の請求項3に係る積層板の製造方法
の、一実施の形態を説明する正面図である。
【0012】[本発明の請求項1に係る積層板の製造方
法]本発明の請求項1に係る積層板の製造方法の一実施
の形態は、図1(a)又は(b)に示すように、樹脂組
成物11を連続的に供給される基材10に含浸した2枚
の樹脂含浸基材12と、連続的に供給される2枚の金属
箔13とを、その両表層に金属箔13が配置されるよう
に積層した後、その積層した積層物をラミネートロール
14で圧着し、次いでその圧着した圧着物15を引き出
しロール18で引っ張って進行させながら、加熱硬化炉
17でその圧着物15中の樹脂組成物11が硬化する温
度に圧着物15を加熱して硬化させた後、カッター19
で所定の大きさに切断して連続的に製造を行う実施の形
態である。
法]本発明の請求項1に係る積層板の製造方法の一実施
の形態は、図1(a)又は(b)に示すように、樹脂組
成物11を連続的に供給される基材10に含浸した2枚
の樹脂含浸基材12と、連続的に供給される2枚の金属
箔13とを、その両表層に金属箔13が配置されるよう
に積層した後、その積層した積層物をラミネートロール
14で圧着し、次いでその圧着した圧着物15を引き出
しロール18で引っ張って進行させながら、加熱硬化炉
17でその圧着物15中の樹脂組成物11が硬化する温
度に圧着物15を加熱して硬化させた後、カッター19
で所定の大きさに切断して連続的に製造を行う実施の形
態である。
【0013】なお、加熱硬化炉17内で圧着物15中の
樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を加熱し
て、圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させな
がら、圧着物15と接している部分が圧着物15の進行
方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物15の
全幅に渡って配設した加圧ロール16,16間に挟んで
加圧することにより、表層の金属箔13を圧着物15の
幅方向に伸張して製造することが重要である。このよう
な加圧ロール16,16間に挟んで加圧しない場合、得
られる積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が形
成され易くなる。
樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を加熱し
て、圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させな
がら、圧着物15と接している部分が圧着物15の進行
方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物15の
全幅に渡って配設した加圧ロール16,16間に挟んで
加圧することにより、表層の金属箔13を圧着物15の
幅方向に伸張して製造することが重要である。このよう
な加圧ロール16,16間に挟んで加圧しない場合、得
られる積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が形
成され易くなる。
【0014】これは、ラミネートロール14で圧着した
直後は、金属箔13にしわ状の凹部が形成されていない
場合でも、樹脂含浸基材12と金属箔13の熱膨張率が
異なるため、加熱したときに金属箔13が相対的に大き
く伸びて弛み、この伸びが部分的に集中すると、金属箔
13が折れ曲がってしわ状の凹部が形成されると考えら
れる。しかし、本発明によると、加圧ロール16,16
間に挟んで加圧することによって幅方向外側(図で点線
矢印の方向)に引っ張る力を、金属箔13に与えること
が可能になるため、金属箔13の伸びが部分的に集中す
ることを防ぐことができ、しわ状の凹部が形成されにく
くなる。なお、加圧ロール16,16を圧着物15の全
幅に渡って配設していない場合、その配設していない部
分に金属箔13の伸びが部分的に集中し、その部分にし
わ状の凹部が形成される場合がある。
直後は、金属箔13にしわ状の凹部が形成されていない
場合でも、樹脂含浸基材12と金属箔13の熱膨張率が
異なるため、加熱したときに金属箔13が相対的に大き
く伸びて弛み、この伸びが部分的に集中すると、金属箔
13が折れ曲がってしわ状の凹部が形成されると考えら
れる。しかし、本発明によると、加圧ロール16,16
間に挟んで加圧することによって幅方向外側(図で点線
矢印の方向)に引っ張る力を、金属箔13に与えること
が可能になるため、金属箔13の伸びが部分的に集中す
ることを防ぐことができ、しわ状の凹部が形成されにく
くなる。なお、加圧ロール16,16を圧着物15の全
幅に渡って配設していない場合、その配設していない部
分に金属箔13の伸びが部分的に集中し、その部分にし
わ状の凹部が形成される場合がある。
【0015】なお、圧着物15を引き出しロール18で
引っ張って進行させながら製造するため、圧着物15中
の樹脂含浸基材12にはその進行方向Aに大きな張力が
加わっているが、圧着物15を上記のような加圧ロール
16,16間に挟んで加圧して製造した場合、幅方向に
引っ張る力を樹脂含浸基材12に与えることが可能にな
るため、樹脂含浸基材12に加わる張力の縦横差が小さ
くなり、得られる積層板の寸法変化率の縦横差が小さく
なるという効果や、加熱時にデラミネーションが発生し
にくくなるという効果も得られる。
引っ張って進行させながら製造するため、圧着物15中
の樹脂含浸基材12にはその進行方向Aに大きな張力が
加わっているが、圧着物15を上記のような加圧ロール
16,16間に挟んで加圧して製造した場合、幅方向に
引っ張る力を樹脂含浸基材12に与えることが可能にな
るため、樹脂含浸基材12に加わる張力の縦横差が小さ
くなり、得られる積層板の寸法変化率の縦横差が小さく
なるという効果や、加熱時にデラミネーションが発生し
にくくなるという効果も得られる。
【0016】圧着物15を加圧ロール16,16間に挟
んで加圧するタイミングは、圧着物15を加熱して圧着
物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させている間で
あり、且つ圧着物15が完全に硬化する前であれば良い
が、樹脂組成物11の硬化がある程度進んで粘度がある
程度高まったタイミングで接触させるようにすると、特
にしわ状の凹部が形成されにくくなり好ましい。また、
圧着物15を加圧ロール16,16間に挟んで加圧する
回数は、1回でも良いが、加圧ロール16,16の数を
増やすことにより、圧着物15を複数組の加圧ロール1
6,16間に挟んで複数回加圧すると、特にしわ状の凹
部が形成されにくくなり好ましい。
んで加圧するタイミングは、圧着物15を加熱して圧着
物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させている間で
あり、且つ圧着物15が完全に硬化する前であれば良い
が、樹脂組成物11の硬化がある程度進んで粘度がある
程度高まったタイミングで接触させるようにすると、特
にしわ状の凹部が形成されにくくなり好ましい。また、
圧着物15を加圧ロール16,16間に挟んで加圧する
回数は、1回でも良いが、加圧ロール16,16の数を
増やすことにより、圧着物15を複数組の加圧ロール1
6,16間に挟んで複数回加圧すると、特にしわ状の凹
部が形成されにくくなり好ましい。
【0017】なお、圧着物15を加圧ロール16,16
間に挟んで加圧する圧力は、圧着物15の表層の金属箔
13を、圧着物15の幅方向に伸張できるように、金属
箔13の熱膨張率や、圧着物15の幅等に応じて調整す
れば良い。また、加圧ロール16,16が、その内部に
ヒーターを配設、又は外部から熱を供給されることによ
って、圧着物15中の樹脂組成物11が硬化する温度に
加熱されている場合、金属箔13を圧着物15の幅方向
に安定して伸張することができ好ましい。
間に挟んで加圧する圧力は、圧着物15の表層の金属箔
13を、圧着物15の幅方向に伸張できるように、金属
箔13の熱膨張率や、圧着物15の幅等に応じて調整す
れば良い。また、加圧ロール16,16が、その内部に
ヒーターを配設、又は外部から熱を供給されることによ
って、圧着物15中の樹脂組成物11が硬化する温度に
加熱されている場合、金属箔13を圧着物15の幅方向
に安定して伸張することができ好ましい。
【0018】なお、圧着物15が蛇行すると、その蛇行
によって金属箔13にしわ状の凹部が形成されたり、金
属箔13に亀裂が生じる場合がある。その場合には、圧
着物15を加圧ロール16,16間に挟んで加圧する圧
力を調整して、圧着物15の一方の幅方向端部側と、他
方の幅方向端部側で圧力差が生じるようにすると、圧着
物15が蛇行しにくくなるため、特にしわ状の凹部が形
成されにくくなり好ましい。なお、例えば進行方向Aに
対して右側に蛇行する場合には、右側の圧力を弱めると
共に左側の圧力を高め、進行方向Aに対して左側に蛇行
する場合には、右側の圧力を高めると共に左側の圧力を
弱めることにより、蛇行を抑えることができる。
によって金属箔13にしわ状の凹部が形成されたり、金
属箔13に亀裂が生じる場合がある。その場合には、圧
着物15を加圧ロール16,16間に挟んで加圧する圧
力を調整して、圧着物15の一方の幅方向端部側と、他
方の幅方向端部側で圧力差が生じるようにすると、圧着
物15が蛇行しにくくなるため、特にしわ状の凹部が形
成されにくくなり好ましい。なお、例えば進行方向Aに
対して右側に蛇行する場合には、右側の圧力を弱めると
共に左側の圧力を高め、進行方向Aに対して左側に蛇行
する場合には、右側の圧力を高めると共に左側の圧力を
弱めることにより、蛇行を抑えることができる。
【0019】なお、加圧ロール16を形成する材質とし
ては、特に限定するものではないが、ステンレス等の金
属や、ウレタンゴム等のゴムや、MCナイロン等の樹脂
が挙げられる。
ては、特に限定するものではないが、ステンレス等の金
属や、ウレタンゴム等のゴムや、MCナイロン等の樹脂
が挙げられる。
【0020】本発明で用いられる基材10としては、内
部や表面に空隙を有し、樹脂組成物11を含浸可能なも
のであれば特に限定するものではなく、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の繊維
を使用したクロス及びペーパーが挙げられる。なお、基
材10がガラス繊維製のクロス(ガラスクロス)又はペ
ーパー(ガラスペーパー)の場合、得られる積層板の耐
熱性が優れ好ましい。なお、この基材10の厚みとして
は、0.03〜0.4mmが一般的である。
部や表面に空隙を有し、樹脂組成物11を含浸可能なも
のであれば特に限定するものではなく、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の繊維
を使用したクロス及びペーパーが挙げられる。なお、基
材10がガラス繊維製のクロス(ガラスクロス)又はペ
ーパー(ガラスペーパー)の場合、得られる積層板の耐
熱性が優れ好ましい。なお、この基材10の厚みとして
は、0.03〜0.4mmが一般的である。
【0021】また、本発明で用いられる樹脂組成物11
としては、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含んでなる樹
脂組成物11であれば特に限定するものではなく、例え
ば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等の
樹脂の単独、変性物、混合物等が挙げられる。なお樹脂
組成物11には、ラジカル重合型熱硬化性樹脂ととも
に、必要に応じて、スチレン、ジアリルフタレート等の
ラジカル重合性モノマー、無機、有機の充填材や、充填
材の沈降防止剤等を適宜に配合していても良い。
としては、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含んでなる樹
脂組成物11であれば特に限定するものではなく、例え
ば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等の
樹脂の単独、変性物、混合物等が挙げられる。なお樹脂
組成物11には、ラジカル重合型熱硬化性樹脂ととも
に、必要に応じて、スチレン、ジアリルフタレート等の
ラジカル重合性モノマー、無機、有機の充填材や、充填
材の沈降防止剤等を適宜に配合していても良い。
【0022】また、本発明で用いられる金属箔13とし
ては、連続的に供給することが可能な長尺の金属製の箔
であれば特に限定するものではなく、銅箔、ニッケル箔
等が挙げられ、この金属箔13の厚みとしては、0.0
12〜0.07mmが一般的である。
ては、連続的に供給することが可能な長尺の金属製の箔
であれば特に限定するものではなく、銅箔、ニッケル箔
等が挙げられ、この金属箔13の厚みとしては、0.0
12〜0.07mmが一般的である。
【0023】また、樹脂含浸基材12及び金属箔13を
積層した積層物をラミネートロール14で圧着する条件
としては特に限定するものではなく、用いた基材10の
種類や樹脂組成物11の粘度等に応じて適宜調整して行
う。また、加熱硬化炉17で圧着物を加熱する温度、時
間等の条件は、用いた樹脂組成物11が硬化する条件
や、その硬化させたい硬化程度に応じて適宜調整して行
う。なお、切断した後、更にこの積層板の硬化を進める
為に加熱するようにしてもよい。
積層した積層物をラミネートロール14で圧着する条件
としては特に限定するものではなく、用いた基材10の
種類や樹脂組成物11の粘度等に応じて適宜調整して行
う。また、加熱硬化炉17で圧着物を加熱する温度、時
間等の条件は、用いた樹脂組成物11が硬化する条件
や、その硬化させたい硬化程度に応じて適宜調整して行
う。なお、切断した後、更にこの積層板の硬化を進める
為に加熱するようにしてもよい。
【0024】なお、上記の実施の形態は、積層する樹脂
含浸基材12の枚数が2枚の実施の形態を説明したが、
積層する樹脂含浸基材12の枚数は特に限定するもので
はなく、得ようとする積層板の厚みに応じて適宜調整す
れば良い。なお一般に、積層する樹脂含浸基材12の枚
数が2枚以上の場合、樹脂含浸基材12と樹脂含浸基材
12の間で金属箔13との熱膨張率の差を吸収すること
ができるため、比較的得られる積層板の表面の金属箔1
3にしわ状の凹部が形成されにくいが、積層する樹脂含
浸基材12の枚数が1枚の場合、得られる積層板の表面
の金属箔13にしわ状の凹部が形成されやすい。しか
し、本発明によると、積層する樹脂含浸基材12の枚数
が1枚の場合であっても、得られる積層板の表面の金属
箔13にしわ状の凹部が形成されにくくなる。なお、積
層する樹脂含浸基材12が複数枚の場合には、樹脂含浸
基材12間にも金属箔13を積層するようにしても良
い。
含浸基材12の枚数が2枚の実施の形態を説明したが、
積層する樹脂含浸基材12の枚数は特に限定するもので
はなく、得ようとする積層板の厚みに応じて適宜調整す
れば良い。なお一般に、積層する樹脂含浸基材12の枚
数が2枚以上の場合、樹脂含浸基材12と樹脂含浸基材
12の間で金属箔13との熱膨張率の差を吸収すること
ができるため、比較的得られる積層板の表面の金属箔1
3にしわ状の凹部が形成されにくいが、積層する樹脂含
浸基材12の枚数が1枚の場合、得られる積層板の表面
の金属箔13にしわ状の凹部が形成されやすい。しか
し、本発明によると、積層する樹脂含浸基材12の枚数
が1枚の場合であっても、得られる積層板の表面の金属
箔13にしわ状の凹部が形成されにくくなる。なお、積
層する樹脂含浸基材12が複数枚の場合には、樹脂含浸
基材12間にも金属箔13を積層するようにしても良
い。
【0025】[本発明の請求項3に係る積層板の製造方
法]本発明の請求項3に係る積層板の製造方法の一実施
の形態は、図2に示すように、樹脂組成物11を連続的
に供給される基材10に含浸した2枚の樹脂含浸基材1
2と、連続的に供給される2枚の金属箔13とを、その
両表層に金属箔13が配置されるように積層した後、そ
の積層した積層物をラミネートロール14で圧着し、次
いでその圧着した圧着物15を引き出しロール18で引
っ張って進行させながら、加熱硬化炉17でその圧着物
15中の樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を
加熱して硬化させた後、カッター19で所定の大きさに
切断して連続的に製造を行う実施の形態である。
法]本発明の請求項3に係る積層板の製造方法の一実施
の形態は、図2に示すように、樹脂組成物11を連続的
に供給される基材10に含浸した2枚の樹脂含浸基材1
2と、連続的に供給される2枚の金属箔13とを、その
両表層に金属箔13が配置されるように積層した後、そ
の積層した積層物をラミネートロール14で圧着し、次
いでその圧着した圧着物15を引き出しロール18で引
っ張って進行させながら、加熱硬化炉17でその圧着物
15中の樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を
加熱して硬化させた後、カッター19で所定の大きさに
切断して連続的に製造を行う実施の形態である。
【0026】なお、加熱硬化炉17内で圧着物15中の
樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を加熱し
て、圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させな
がら、その圧着物15を、ジグザグ形状に配置したジグ
ザグ配置ロール26,26・・間を張架することによ
り、圧着物15をそのジグザグ配置ロール26,26・
・で加圧して製造することが重要である。このようなジ
グザグ配置ロール26,26・・間を張架しない場合、
得られる積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が
形成され易くなる。
樹脂組成物11が硬化する温度に圧着物15を加熱し
て、圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させな
がら、その圧着物15を、ジグザグ形状に配置したジグ
ザグ配置ロール26,26・・間を張架することによ
り、圧着物15をそのジグザグ配置ロール26,26・
・で加圧して製造することが重要である。このようなジ
グザグ配置ロール26,26・・間を張架しない場合、
得られる積層板の表面の金属箔13に、しわ状の凹部が
形成され易くなる。
【0027】これは、ラミネートロール14で圧着した
直後は、金属箔13にしわ状の凹部が形成されていない
場合でも、樹脂含浸基材12と金属箔13の熱膨張率が
異なるため、加熱したときに金属箔13が相対的に大き
く伸びて弛み、この伸びが部分的に集中すると、金属箔
13が折れ曲がってしわ状の凹部が形成されると考えら
れる。しかし、本発明によると、圧着物15をジグザグ
配置ロール26,26・・で加圧することによって幅方
向に引っ張る力を金属箔13に与えることが可能になる
ため、金属箔13の伸びが部分的に集中することを防ぐ
ことができ、しわ状の凹部が形成されにくくなる。
直後は、金属箔13にしわ状の凹部が形成されていない
場合でも、樹脂含浸基材12と金属箔13の熱膨張率が
異なるため、加熱したときに金属箔13が相対的に大き
く伸びて弛み、この伸びが部分的に集中すると、金属箔
13が折れ曲がってしわ状の凹部が形成されると考えら
れる。しかし、本発明によると、圧着物15をジグザグ
配置ロール26,26・・で加圧することによって幅方
向に引っ張る力を金属箔13に与えることが可能になる
ため、金属箔13の伸びが部分的に集中することを防ぐ
ことができ、しわ状の凹部が形成されにくくなる。
【0028】なお、圧着物15を引き出しロール18で
引っ張って進行させながら製造するため、圧着物15中
の樹脂含浸基材12にはその進行方向Aに大きな張力が
加わっているが、圧着物15を上記のようなジグザグ配
置ロール26,26・・間を張架させて製造した場合、
幅方向に引っ張る力を樹脂含浸基材12に与えることが
可能になるため、樹脂含浸基材12に加わる張力の縦横
差が小さくなり、得られる積層板の寸法変化率の縦横差
が小さくなるという効果や、加熱時にデラミネーション
が発生しにくくなるという効果も得られる。
引っ張って進行させながら製造するため、圧着物15中
の樹脂含浸基材12にはその進行方向Aに大きな張力が
加わっているが、圧着物15を上記のようなジグザグ配
置ロール26,26・・間を張架させて製造した場合、
幅方向に引っ張る力を樹脂含浸基材12に与えることが
可能になるため、樹脂含浸基材12に加わる張力の縦横
差が小さくなり、得られる積層板の寸法変化率の縦横差
が小さくなるという効果や、加熱時にデラミネーション
が発生しにくくなるという効果も得られる。
【0029】圧着物15をジグザグ配置ロール26,2
6・・間を張架させるタイミングは、圧着物15を加熱
して圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させて
いる間であり、且つ圧着物15が完全に硬化する前であ
れば良いが、樹脂組成物11の硬化がある程度進んで粘
度がある程度高まったタイミングでジグザグ配置ロール
26,26・・間を張架して、圧着物15をジグザグ配
置ロール26,26・・で加圧すると、特にしわ状の凹
部が形成されにくくなり好ましい。
6・・間を張架させるタイミングは、圧着物15を加熱
して圧着物15中の樹脂組成物11の硬化を進行させて
いる間であり、且つ圧着物15が完全に硬化する前であ
れば良いが、樹脂組成物11の硬化がある程度進んで粘
度がある程度高まったタイミングでジグザグ配置ロール
26,26・・間を張架して、圧着物15をジグザグ配
置ロール26,26・・で加圧すると、特にしわ状の凹
部が形成されにくくなり好ましい。
【0030】なお、圧着物15をジグザグ配置ロール2
6,26・・で加圧する圧力は、引き出しロール18で
引っ張る力を変更することによって調整可能であり、金
属箔13の熱膨張率や、圧着物15の幅等に応じて、得
られる積層板の表面にしわ状の凹部が形成されにくくな
るように調整する。また、ジグザグ配置ロール26が、
その内部にヒーターを配設、又は外部から熱を供給され
ることによって、圧着物15中の樹脂組成物11が硬化
する温度に加熱されている場合、特にしわ状の凹部が形
成されにくくなり好ましい。
6,26・・で加圧する圧力は、引き出しロール18で
引っ張る力を変更することによって調整可能であり、金
属箔13の熱膨張率や、圧着物15の幅等に応じて、得
られる積層板の表面にしわ状の凹部が形成されにくくな
るように調整する。また、ジグザグ配置ロール26が、
その内部にヒーターを配設、又は外部から熱を供給され
ることによって、圧着物15中の樹脂組成物11が硬化
する温度に加熱されている場合、特にしわ状の凹部が形
成されにくくなり好ましい。
【0031】また、ジグザグ配置ロール26,26・・
を配置するジグザグ形状が、圧着物15中の樹脂組成物
11の硬化が進行するにつれて、次第に振幅の幅が狭く
なるジグザグ形状であると、特にしわ状の凹部が形成さ
れにくくなり好ましい。また、ジグザグ配置ロール26
を形成する材質としては、特に限定するものではない
が、ステンレス等の金属や、ウレタンゴム等のゴムや、
MCナイロン等の樹脂が挙げられる。
を配置するジグザグ形状が、圧着物15中の樹脂組成物
11の硬化が進行するにつれて、次第に振幅の幅が狭く
なるジグザグ形状であると、特にしわ状の凹部が形成さ
れにくくなり好ましい。また、ジグザグ配置ロール26
を形成する材質としては、特に限定するものではない
が、ステンレス等の金属や、ウレタンゴム等のゴムや、
MCナイロン等の樹脂が挙げられる。
【0032】なお、本発明の請求項3に係る積層板の製
造方法で用いられる基材10や、樹脂組成物11や、金
属箔13や、これらの枚数や、積層物をラミネートロー
ル14で圧着する条件等は、本発明の請求項1に係る積
層板の製造方法の場合と同様のもの、条件等が挙げられ
る。
造方法で用いられる基材10や、樹脂組成物11や、金
属箔13や、これらの枚数や、積層物をラミネートロー
ル14で圧着する条件等は、本発明の請求項1に係る積
層板の製造方法の場合と同様のもの、条件等が挙げられ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る積層板の製造方
法は、圧着物を加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を
進行させながら、圧着物と接している部分が圧着物の進
行方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物の全
幅に渡って配設した加圧ロール間に挟んで加圧すること
により、表層の金属箔を圧着物の幅方向に伸張して製造
するため、得られる積層板の表面の金属箔に、しわ状の
凹部が形成されにくくなる。
法は、圧着物を加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を
進行させながら、圧着物と接している部分が圧着物の進
行方向と同じ方向に向かって回転するように圧着物の全
幅に渡って配設した加圧ロール間に挟んで加圧すること
により、表層の金属箔を圧着物の幅方向に伸張して製造
するため、得られる積層板の表面の金属箔に、しわ状の
凹部が形成されにくくなる。
【0034】本発明の請求項3に係る積層板の製造方法
は、圧着物を加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を進
行させながら、圧着物をジグザグ形状に配置したジグザ
グ配置ロール間を張架することにより、圧着物をそのジ
グザグ配置ロールで加圧して製造するため、得られる積
層板の表面の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにくく
なる。
は、圧着物を加熱して圧着物中の樹脂組成物の硬化を進
行させながら、圧着物をジグザグ形状に配置したジグザ
グ配置ロール間を張架することにより、圧着物をそのジ
グザグ配置ロールで加圧して製造するため、得られる積
層板の表面の金属箔に、しわ状の凹部が形成されにくく
なる。
【図1】本発明の請求項1に係る積層板の製造方法の、
一実施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、
(b)は要部平面図である。
一実施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、
(b)は要部平面図である。
【図2】本発明の請求項3に係る積層板の製造方法の、
一実施の形態を説明する正面図である。
一実施の形態を説明する正面図である。
【図3】従来の積層板の製造方法を説明する正面図であ
る。
る。
10 基材 11 樹脂組成物 12 樹脂含浸基材 13 金属箔 14 ラミネートロール 15 圧着物 16 加圧ロール 17 加熱硬化炉 18 引き出しロール 19 カッター 26 ジグザグ配置ロール A 進行方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須川 美久 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 丸本 佳伸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4F100 AB01B AB16 AB17 AB33B AK01A AK44 BA03 BA06 BA10B DG11A EG002 EH012 EJ082 EJ192 EJ422 EJ82A EJ902 GB43 JB13A JL04
Claims (5)
- 【請求項1】 ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する
樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含
浸基材と、連続的に供給される金属箔とを、その両表層
に金属箔が配置されるように積層した後、その積層物を
ラミネートロールで圧着し、次いでその圧着物を加熱し
て圧着物中の樹脂組成物の硬化を進行させながら、圧着
物と接している部分が圧着物の進行方向と同じ方向に向
かって回転するように圧着物の全幅に渡って配設した加
圧ロール間に挟んで加圧することにより、表層の金属箔
を圧着物の幅方向に伸張して製造することを特徴とする
積層板の製造方法。 - 【請求項2】 圧着物を加圧ロール間に挟んで加圧する
方法が、圧着物を複数組の加圧ロール間に挟んで、複数
回加圧する方法であることを特徴とする請求項1記載の
積層板の製造方法。 - 【請求項3】 ラジカル重合型熱硬化性樹脂を含有する
樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸した樹脂含
浸基材と、連続的に供給される金属箔とを、その両表層
に金属箔が配置されるように積層した後、その積層物を
ラミネートロールで圧着し、次いで圧着物を加熱して圧
着物中の樹脂組成物の硬化を進行させながら、その圧着
物を、ジグザグ形状に配置したジグザグ配置ロール間を
張架することにより、圧着物をそのジグザグ配置ロール
で加圧して製造することを特徴とする積層板の製造方
法。 - 【請求項4】 ジグザグ配置ロールを配置するジグザグ
形状が、圧着物中の樹脂組成物の硬化が進行するにつれ
て、次第に振幅の幅が狭くなるジグザグ形状であること
を特徴とする請求項3記載の積層板の製造方法。 - 【請求項5】 積層する樹脂含浸基材の枚数が、1枚で
あることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
に記載の積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10211569A JP2000043193A (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10211569A JP2000043193A (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043193A true JP2000043193A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16607961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10211569A Pending JP2000043193A (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000043193A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107295748A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-10-24 | 深圳市旗众智能自动化有限公司 | 贴片、热压自动互换平台装置 |
-
1998
- 1998-07-27 JP JP10211569A patent/JP2000043193A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107295748A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-10-24 | 深圳市旗众智能自动化有限公司 | 贴片、热压自动互换平台装置 |
CN107295748B (zh) * | 2017-06-06 | 2019-04-23 | 深圳市旗众智能科技有限公司 | 贴片、热压自动互换平台装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW202029847A (zh) | 積層板的製造方法、印刷配線板的製造方法及積層板製造裝置 | |
JP2000043193A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP3988263B2 (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP2000006314A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP2000151116A (ja) | 多層プリント基板の製造方法とその製造装置 | |
JP2000006313A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP3159061B2 (ja) | 金属箔貼り積層板の製造方法 | |
JP2964271B2 (ja) | 金属複合積層板の製造方法 | |
JP4161461B2 (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH0955582A (ja) | 厚肉導体埋め込み回路基板の製造方法 | |
JP2000062092A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JPH01215516A (ja) | 金属箔張積層板の製法 | |
JP4089089B2 (ja) | 積層板の製造方法及び積層板 | |
JPH04211939A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP4089090B2 (ja) | 積層板の製造方法及び積層板 | |
JPH11277676A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP2000127294A (ja) | 金属箔張積層板およびその製造方法 | |
JPS63285997A (ja) | 多層基板の製造方法および装置 | |
JPH04262320A (ja) | 電気用積層板連続製造方法 | |
JPH11309812A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP2000211058A (ja) | 積層板およびその製造方法 | |
JPH09314738A (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP2000340927A (ja) | 内層用回路板の製造方法及び多層積層板及び多層積層板の製造方法 | |
JPH08307026A (ja) | 配線基板用板状体及びその製造方法 | |
JPH0263816A (ja) | 積層板の製造方法 |