JP2000043156A - チューブ体の製造方法及びストレッチラベル用のチューブ体 - Google Patents

チューブ体の製造方法及びストレッチラベル用のチューブ体

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JP2000043156A
JP2000043156A JP10214642A JP21464298A JP2000043156A JP 2000043156 A JP2000043156 A JP 2000043156A JP 10214642 A JP10214642 A JP 10214642A JP 21464298 A JP21464298 A JP 21464298A JP 2000043156 A JP2000043156 A JP 2000043156A
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adhesive
tubular body
tube body
tube
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俊哉 ▲よし▼井
Toshiya Yoshii
Yoshihisa Kawamoto
喜久 川本
Hiroshi Hamada
浩 濱田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自己伸縮性を有するポリエチレン
系フィルムを用いてチューブ体を製造するに際し、フィ
ルム同士のブロッキングを生じさせず、しかも、フィル
ムの両端部を接着した後、極めて短時間の間に確実に接
着するチューブ体の製造方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 一面2aにコロナ放電処理がなされ、且
つ印刷が施された自己伸縮性を有するポリエチレン系フ
ィルム2を、筒状に形成してチューブ体1を製造する方
法であって、前記フィルム2の一面2aの端部5に、該
フィルム2の長手方向に沿って2−シアノアクリレート
系接着剤3を塗布する接着剤塗布工程と、前記フィルム
2を筒状にして両端部5,6を重ね合わせて接着する接
着工程とを有することを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己伸縮性を有す
るポリエチレン系フィルムを筒状にして接着剤にて接着
されて構成されたチューブ体の製造方法及びストレッチ
ラベル用のチューブ体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えば、飲料や洗剤等の容器に使用されるラベルであっ
て、外力を与えることにより拡径し、且つ該外力を除く
ことにより縮径(ほぼ元の形状に復元)する筒状のスト
レッチラベルは、一般に、自己伸縮性を有するポリエチ
レン系フィルムを用いて製造されている。
【0003】かかるストレッチラベルの製造方法は、一
面に印刷が施されたポリエチレン系フィルム(以下、単
に「フィルム」という場合がある)のフィルムロールか
ら該フィルムを引き出しながら、連続移送下、フィルム
の両端部を接着代として重ね合わせ、該接着代面に2液
型のウレタン系接着剤を介在させてフィルムの両端部を
接着して(いわゆる封筒貼り)チューブ体を形成し、該
チューブ体を巻き取ってロールとし、該ロールからチュ
ーブ体を引き出して適宜所定寸法に裁断することにより
ストレッチラベルが製造されている。
【0004】ところで、ポリエチレン系フィルムは、印
刷用のインキや接着剤との親和性に乏しいため、従来か
ら印刷や接着を行う前に、予めフィルムの一面(片面)
に親和性を高めるための表面処理、代表的なものとして
はフィルムの一面にコロナ放電処理が施され、フィルム
面が活性化されている。尚、該表面処理が、フィルムの
一面にのみ施される理由は、フィルムの両面にコロナ放
電処理を行うと、該フィルムを巻き取ってフィルムロー
ルの状態とした際、ブロッキング(フィルム同士の癒
着)が生じるからである。
【0005】しかしながら、一面にのみコロナ放電処理
がなされたフィルムにあっては、筒状にして重ね合わさ
れるフィルムの両端部の接着代面うち、一方の端部の接
着代面にはコロナ放電処理がなされていないので、接着
剤にて接着してチューブ体を製造することが困難であ
る。
【0006】かかる点に鑑みて、フィルムの一面にのみ
コロナ放電処理がなされたフィルムロールを引き出し、
該一面に印刷を施すと共に、フィルムの他面の端部に長
手方向(コロナ放電処理がなされていないフィルムの接
着代面)に沿ってコロナ放電処理を施し、その後、フィ
ルムを筒状にして両端部を接着剤にて接着してチューブ
体を製造するという方法も知られている。
【0007】しかしながら、かかる製造方法にあって
は、フィルムロールからフィルムを引き出して筒状にし
て接着する作業を行うチューブ形成装置に、コロナ放電
処理装置を装備しなければならないという問題点を生ず
る。つまり、上記製造方法にあっては、フィルムロール
からフィルムを引き出した後にコロナ放電処理を行うの
で、従来から工業的に汎用されているチューブ形成装置
に、高価なコロナ放電処理装置やそれに付随する設備を
新たに装備しなければならないという設備コスト上の問
題点を生ずる。
【0008】また、ポリエチレン系フィルムを用いてチ
ューブ体を製造するには、上記ブロッキングの問題のみ
ならず、ポリエチレン系フィルムを筒状にして接着した
後、接着剤を硬化させるために、25℃〜30℃位に保
たれたエイジングルームに24時間〜48時間位の間チ
ューブ体を静置しなければならない。従って、製造に長
時間を要するだけでなく、チューブ体の接着具合の検査
を直ぐに行えないので、接着不具合を早期に発見でき
ず、場合によっては、チューブ体を製造し終わった後に
接着不具合が発見されて最初から製造し直さなければな
らない事態も生じる。また、エイジングルームの設置場
所を確保しなければならないという問題点もある。
【0009】この点、例えば、塩化ビニル系フィルム等
のように、接着代面を溶剤で溶解させて接着できるもの
であれば、溶剤が揮発した後に検査を行えるので比較的
時間のロスが少ないのであるが、ポリエチレン系フィル
ムにあっては、溶剤にて溶解させて接着させる手段が採
用できず、従って、従来からエイジングのため長時間静
置しなければならないのである。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みて、自己伸縮
性を有するポリエチレン系フィルムを用いてチューブ体
を製造するに際し、フィルム同士のブロッキングを生じ
させず、しかも、フィルムの両端部を接着した後、極め
て短時間の間に確実に接着するチューブ体の製造方法を
提供することを第1の課題とする。さらに、本発明は、
短時間で製造することができ、しかも、接着部分に皺等
が生じないストレッチラベルとして好適なチューブ体を
提供することを第2の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
する第1の手段としては、一面2aにコロナ放電処理が
なされ、且つ印刷が施された自己伸縮性を有するポリエ
チレン系フィルム2を、筒状に形成してチューブ体1を
製造する方法であって、前記フィルム2の一面2aの端
部5に、該フィルム2の長手方向に沿って2−シアノア
クリレート系接着剤3を塗布する接着剤塗布工程と、前
記フィルム2を筒状にして両端部5,6を重ね合わせて
接着する接着工程とを有することを特徴とする。
【0012】かかる製造方法によれば、チューブ体1の
製造時に、一面2aにコロナ放電処理され、且つ印刷が
施されたフィルム2を用いるので、該フィルム2が、フ
ィルムロールとして巻き取られても、フィルム2同士が
ブロッキングを起こす虞がない。
【0013】また、フィルム2の端部5に塗布する接着
剤3として2−シアノアクリレート系接着剤3を用いて
いるので、フィルム2の両端部5,6を重ね合わせる
と、瞬間的に両端部5,6が接着するので、従来のよう
にエイジングさせる必要がなく、短時間でチューブ体を
製造できる。
【0014】さらに、前記チューブ体1の製造方法とし
て、請求項2記載のように、前記接着剤塗布工程の前
に、前記フィルム2の両面2a,2bの端部5,6に、
該フィルム2の長手方向に沿ってプライマー7を塗布す
るプライマー塗布工程を有せば、該フィルム2の両端部
5,6同士が、2−シアノアクリレート系接着剤3を介
して更に強力に接着するので好ましい。
【0015】また、上記課題を解決する第2の手段は、
請求項3記載のように、自己伸縮性を有するポリエチレ
ン系フィルム2を筒状にし、且つ接着剤3によって接着
することにより構成されたチューブ体であって、前記接
着剤3が、2−シアノアクリレート系接着剤で構成さ
れ、接着剤層の厚みDが0.1〜5.0μmで、且つ接
着剤層の幅Wが3〜10mmであると共に、前記筒状に
されたポリエチレン系フィルム2の外面2bのぬれ張力
が、32〜36ダイン/cmであることを特徴とする。
【0016】ここで、フィルム2の外面2bのぬれ張力
が32〜36ダイン/cmとは、JIS K6768
(ポリエチレン及びポリプロピレンフィルムのぬれ試験
方法)に準じて測定された値をいう。
【0017】かかるチューブ体は、接着剤3が、2−シ
アノアクリレート系接着剤で構成されているので、短時
間で製造でき、しかも、該接着剤層の厚みDが0.1〜
5.0μmで、且つ接着剤層の幅Wが3〜10mmであ
るため、フィルム2の両端部5,6が確実に接着され、
しかも、フィルム2に皺等が生じないのでストレッチラ
ベル用のチューブ体として好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。まず、ストレッチラベル用のチューブ体につ
いて説明する。図1に示すように、1は、自己伸縮性を
有するポリエチレン系フィルム2を筒状にし、且つ2−
シアノアクリレート系接着剤3によって接着することに
より構成されたチューブ体を示す。
【0019】かかるポリエチレン系フィルム2は、分子
中にエチレン鎖が含まれる高分子フィルムをいい、具体
的には、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポ
リエチレンフィルム、メタロセン系ポリエチレンフィル
ム(シングルサイト系メタロセン触媒を用いて重合され
たポリエチレンフィルム)等の各種ポリエチレンフィル
ムの他、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体、アイオノマー等のエチレン
共重合体フィルム等が例示される。
【0020】かかるポリエチレン系フィルム2は、その
両端部を重ね合わすべく一面2a側を内側にして筒状に
形成され、接着代となる両端部5,6の間に2−シアノ
アクリレート系接着剤3及びプライマー7を介在させて
接着されている。かかる2−シアノアクリレート系接着
剤3(以下、単に「接着剤」という場合がある)は、フ
ィルム2の一面2aの端部5(又は/及び他面2bの端
部6)に塗布されている。一方、プライマー7は、フィ
ルムの一面2aの端部5及び他面2bの端部6(両面2
a,2bの端部5,6)に塗布されている。尚、プライ
マー7としては、フィルム2の他面2bの親和性を高め
て2−シアノアクリレートの接着力を十分に発揮させる
性質を有するものであれば特に限定されないが、例え
ば、トリラウリルアミンの0.5%イソプロピルアルコ
ール溶液を塗布乾燥したもの等が例示される。
【0021】さらに、前記フィルム2の一面2a(筒状
にした際の内面)には、コロナ放電処理(図示せず)が
なされた上、所定の印刷が施されて印刷層8が設けられ
ている。かかる印刷層8は、フィルム2の一面2a全面
に設けられていてもよいが、接着剤3の接着力を高める
ため、一面2aのうちその端部5を除いた部分に印刷層
8を設ける方が好ましい。
【0022】また、フィルム2の他面2b(筒状にした
際の外面2b)全面は、ぬれ張力が32〜36ダイン/
cmの表面張力を有する。フィルム2の外面2bのぬれ
張力が32ダイン/cmより小さい場合には、接着剤3
の接着力が弱くなるから好ましくなく、一方、36ダイ
ン/cmより大きい場合には、チューブ体1をチューブ
ロールとして巻き取った際に重なり合う面同士がブロッ
キングを起こす虞があるからである。尚、フィルム2の
他面2bに弱くコロナ放電処理が行われ、フィルム2の
他面2bのぬれ張力が36ダイン/cm以下にされてい
てもよい。
【0023】前記2−シアノアクリレート系接着剤3
は、被接着部表面や空気中に存在する水等の重合開始剤
の下、瞬間的に重合して強力な接着力を発揮する接着剤
をいい、具体的には、メチル−2−シアノアクリレー
ト、エチル−2−シアノアクリレート、n−プロピル−
2−シアノアクリレート等が例示される。
【0024】接着剤3が塗布された接着剤層の厚さや幅
は、フィルム2の厚みやチューブ体1の直径等によって
異なるが、最も一般的なストレッチラベル用のチューブ
体1(フィルム2の厚みが30μm〜100μm、チュ
ーブ体1の直径が、5cm〜50cm)に於いて、接着
剤層の厚みDは、0.1μm〜5.0μmが好ましく、
中でも0.3μm〜3.0μmの範囲がより好ましい。
【0025】接着剤層の厚さDが、0.1μmよりも薄
い場合には局部的に接着力が弱い箇所が生じる虞があ
り、一方、接着剤層の厚さDが、5.0よりも厚い場合
にはフィルム2の両端部5,6の間から接着剤3が押し
出されてフィルム2の他面2b(内面)同士が接着する
虞があり好ましくないからである。
【0026】また、接着剤層の幅Wは、3mm〜10m
mが好ましく、中でも4mm〜7mmの範囲がより好ま
しい。接着剤層の幅Wが、3mmよりも狭い場合には局
部的に接着力が弱い箇所が生じる虞があり、一方、10
mmよりも広い場合には接着されたフィルム2に皺が生
じて外観上好ましくない事態が生じる虞があるからであ
る。
【0027】次に上記チューブ体の製造方法について、
図2を参考にしつつ説明する。尚、図面には、フィルム
引出装置、接着剤塗布装置等の各種装置類は全く図示し
ない。また、特に説明がない限り、チューブ体1、フィ
ルム2、接着剤3等の構成については上記で説明したも
のと同様である。
【0028】<表面処理及び印刷工程>公知の手段によ
り自己伸縮性を有するポリエチレン系フィルム2を製膜
し、該フィルム2の一面2a全面に、印刷インキとの親
和性を高めるためコロナ放電処理を行い(かかるコロナ
放電処理は、フィルム2の一面2aのぬれ張力が、約4
8ダイン/cm程度になるように行う)、フィルムロー
ルに巻き取る。尚、フィルム2の他面2bに、フィルム
ロールとして巻き取った際に重なり合う面同士がブロッ
キングを起こさない程度に弱くコロナ放電処理を行って
もよい。次に、表面処理がなされた前記フィルムロール
からフィルム2を引き出し、該フィルム2の一面2a全
面(又はフィルム2の一面2aのうち接着代である端部
5を除いた面)にグラビア印刷法等によって所定の印刷
を行い印刷層8を設けた後、フィルム2を巻き取り、印
刷済みのフィルムロール10とする。
【0029】<プライマーの塗布工程>前記フィルムロ
ール10から印刷済みのフィルム2を引き出し、前記フ
ィルム2の両面2a,2bの端部5,6に、フィルム2
の長手方向に沿ってプライマー7を塗布する。かかるプ
ライマーを塗布した後、熱風等の加熱源で乾燥させるこ
とは好ましい方法である。尚、プライマー7の塗布幅
は、接着剤3とほぼ同様の幅に塗布すればよい。
【0030】<接着剤の塗布工程>前記フィルム2の一
面2aの端部5であって塗布乾燥されたプライマー7の
上に、フィルム2の長手方向に沿って2−シアノアクリ
レート系接着剤3を塗布する。尚、接着剤3は、上記接
着剤層の厚みD及び幅Wとほぼ同様の厚み及び幅に塗布
される。また、必要に応じて、前記フィルム2の他面2
bの端部6であって塗布乾燥されたプライマー7の上
に、フィルム2の長手方向に沿って2−シアノアクリレ
ート系接着剤3を塗布してもよい。
【0031】<接着工程>一面2aの端部5にプライマ
ー7と接着剤3が塗布され、且つ他面2bの端部6にプ
ライマー7が塗布されたフィルム2を、筒状に形成しな
がら両端部5,6を重ね合わせて接着し、チューブ体1
を形成する。尚、必要に応じて、筒状に形成されたチュ
ーブ体1を扁平状にして巻き取り、チューブロールとし
てもよい。
【0032】かかるチューブ体1は、外面(フィルム2
の他面2b)にコロナ放電処理がなされいない(又は、
弱くコロナ放電処理がなされている)ので、該外面は、
ぬれ張力が32〜36ダイン/cmとなり、チューブロ
ールとして巻き取ってもブロッキングを起こす虞がな
い。かかるチューブ体1は、適宜所定の寸法に裁断され
てストレッチラベルとして使用される。
【0033】このように本発明に係るチューブ体の製造
方法によれば、親和性を高めるコロナ放電処理がフィル
ム2の一面2aにのみ施されているので、巻き取られた
フィルムロール10のフィルム2の外面(他面2b)同
士がブロッキングを起こす虞がない。
【0034】さらに、2−シアノアクリレート系接着剤
3を用いているので、瞬間的にフィルム2の両端部5,
6が接着し、短時間でチューブ体1を製造できる。ま
た、接着工程後、短時間の間に動かすことができるの
で、接着具合を直ぐに検査することができ、従って、仮
に接着不具合が発見されても早期に処置することができ
る。さらに、エイジングが不要となるので、従来必要で
あったエイジングルームの設置場所の省スペース化を図
ることができる。
【0035】尚、上記実施形態に於いては、フィルム2
の両面2a,2bの端部5,6にプライマー7が塗布さ
れた最も好ましい態様を例示したが、プライマー7は、
フィルム2の他面2bの端部6のみに塗布してもよく、
又、接着剤3の接着力が十分に得られる場合には、フィ
ルム2にプライマー7を塗布しなくてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係るチューブ体の
製造方法によれば、フィルムロールとして巻き取られた
フィルム同士がブロッキングを起こす虞がなく、フィル
ムを極めて良好に引き出し接着することができる。
【0037】さらに、接着剤として2−シアノアクリレ
ート系接着剤を用いるので、エイジングを必要とせず、
極めて短時間の間にフィルムの両端部が接着してチュー
ブ体を製造することができ、又、接着した後、短時間の
間にチューブ体を動かすことができるので、接着不具合
を早期に発見し、予定されたチューブ体を全て製造する
前に適切な処置を講ずることができる。特に、請求項2
記載のように、フィルムの両面の端部にプライマーを塗
布すれば、接着強度がより高まるので、確実にフィルム
の両端部を接着させることができる。また、エイジング
ルームが不要となるので、作業上、省スペース化を図る
ことができる。
【0038】さらに、本発明に係るストレッチラベル用
のチューブ体によれば、製造上の利点のみならず、フィ
ルムが確実に接着され、しかも、該フィルムの接着部分
に皺等が生じないのでストレッチラベル用のチューブ体
として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は、本発明に係るチューブ体の一実施形
態を示す一部省略斜視図、(ロ)は、(イ)のA−A線
拡大断面図。
【図2】本発明に係るチューブ体の製法方法を参考的に
示す一部省略斜視図。
【符号の説明】
1…チューブ体、2…フィルム、2a…フィルムの一面、2b
…フィルムの他面(外面)、3…2−シアノアクリレー
ト系接着剤、5…フィルムの一面の端部、6…フィルムの
他面の端部、7…プライマー、D…接着剤層の厚み、W…
接着剤層の幅
フロントページの続き (72)発明者 濱田 浩 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 Fターム(参考) 3E065 BA16 DC01 FA20 HA10 4F211 AA04 AA04E AA21E AG08 AH81 TA03 TC02 TC05 TC13 TD11 TH22 TH24 TN50 TN60 4F213 AA04 AG08 AH81 WA15 WA53 WA58 WA86 WB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面(2a)にコロナ放電処理がなされ、且
    つ印刷が施された自己伸縮性を有するポリエチレン系フ
    ィルム(2)を、筒状に形成してチューブ体(1)を製造する
    方法であって、前記フィルム(2)の一面(2a)の端部(5)
    に、該フィルム(2)の長手方向に沿って2−シアノアク
    リレート系接着剤(3)を塗布する接着剤塗布工程と、前
    記フィルム(2)を筒状にして両端部(5),(6)を重ね合わせ
    て接着する接着工程とを有することを特徴とするチュー
    ブ体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接着剤塗布工程の前に、前記フィル
    ム(2)の両面(2a),(2b)の端部(5),(6)に、該フィルム(2)
    の長手方向に沿ってプライマー(7)を塗布するプライマ
    ー塗布工程を有する請求項1記載のチューブ体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 自己伸縮性を有するポリエチレン系フィ
    ルム(2)を筒状にし、且つ接着剤(3)によって接着するこ
    とにより構成されたチューブ体であって、前記接着剤
    (3)が、2−シアノアクリレート系接着剤で構成され、
    接着剤層の厚み(D)が0.1〜5.0μmで、且つ接着
    剤層の幅(W)が3〜10mmであると共に、前記筒状に
    されたポリエチレン系フィルム(2)の外面(2b)のぬれ張
    力が、32〜36ダイン/cmであることを特徴とする
    ストレッチラベル用のチューブ体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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