JP2000042497A - 分類仕分装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

分類仕分装置およびそのプログラム記録媒体

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JP2000042497A
JP2000042497A JP10226605A JP22660598A JP2000042497A JP 2000042497 A JP2000042497 A JP 2000042497A JP 10226605 A JP10226605 A JP 10226605A JP 22660598 A JP22660598 A JP 22660598A JP 2000042497 A JP2000042497 A JP 2000042497A
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slip
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JP10226605A
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Shigeru Yagi
茂 八木
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分類仕分けの対象である用紙の束をセットす
るだけで、用紙を1枚づつに分離してその分類に対応す
る分類ポケット内へ確実に収納する。 【解決手段】 混在ホッパ5は、分類仕分けの対象とし
てセットされた伝票の束を分離して伝票を1枚づつ送出
する。搬送路6は混在ホッパ5によって1枚づつに分離
された伝票を分類ボックス2側へ搬送する。この搬送過
程において、イメージリーダ7は伝票に表記されている
分類先を読み取る。すると、分類ボックス2を構成する
各分類ポケットのうちその分類先に対応するポケットが
選択的に指定されると共に、投入ユニット8に導入され
た伝票は指定ポケット内に投入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝票等を分類別
に仕分けする分類仕分装置およびそのプログラム記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公共料金、手形交換等の伝票を多
量に扱う業務において、個々の伝票を種類別に仕分ける
場合、作業机の回りを取り込むように設置された棚には
仕切板によって複数の分類収納スペースが形成されてお
り、この分類収納スペース内に伝票を手作業によって収
納するようにしている。すなわち、机上に設けられた入
力端末装置から分類先コードを入力すると、それに該当
する収納スペースを指示するためのランプが点灯され、
それを目印に伝票を手作業により、分類収納スペース内
に投入するようにしていた。また、自動化を図ったもの
として分類入力された際に、該当する分類収納スペース
の位置まで伝票を搬送してスペース内に自動収納するも
のが知られている。更に、伝票収納時に、その種類が指
定されると、分類ボックスを回転駆動させ、指定された
分類に対応する分類ポケットを検出してそれを投入口に
対応させる回転式の分類処理装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれのものにおいても分類仕分けの対象である用紙
から分類番号を視読し、キーボードから分類番号をキー
入力すると共に、用紙を1枚ずつ手作業によって投入す
る必要があり、作業者に大きな負担をかけると共に、入
力ミスも起り易く、仕分け作業を効率良く行うことがで
きないという問題があった。この発明の課題は、分類仕
分けの対象である用紙の束をセットするだけで、用紙を
1枚ずつに分離してその分類に対応する分類ポケット内
へ確実に収納できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、用紙を分類別に仕分
けるための複数の分類ポケットを備えた分類収納部を有
し、用紙収納時にその用紙に表記されている分類先に基
づいて当該分類先に対応する分類ポケットを選択的に指
定する分類仕分装置において、分類仕分けの対象として
セットされた用紙の束を分離して用紙を1枚ずつ送出す
る分離手段と、この分離手段によって1枚ずつ分離され
て送出された用紙を前記分類収納部方向へ搬送する搬送
手段と、この搬送手段によって用紙が搬送されている過
程において、用紙に表記されている分類先を読み取る読
取手段と、この読取手段によって読み取られた分類先デ
ータに基づいて当該分類先に対応する分類ポケットを選
択的に指定するポケット指定手段と、前記搬送手段によ
って搬送されて来た用紙を保持した状態で前記ポケット
指定手段によって指定された指定ポケットの位置まで用
紙を移動させて用紙を解放する用紙投入手段とを具備す
るものである。なお、この発明は次のようなものであっ
てもよい。 (1)、前記分離手段は分離仕分けの対象としてセット
された用紙の束から用紙を取り出す取出手段と、この取
出手段によって取り出された用紙を送出する際にその送
出方向に複数段の用紙分離機構を有し、各分離機構を構
成する一対の送りローラの回転を個別に制御することに
よって複数枚重なり合って取り出された用紙を1枚ずつ
に分離する分離手段とを備える。 (2)、前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ順次搬送
されている過程において、外部より割り込みで用紙を導
入する手差し投入口を設ける。 (3)、前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ搬送され
ている過程において用紙に連続番号を印字する印字手段
を設ける。 (4)、前記読取手段によって読み取られた読み取り結
果に基づいて読取エラーか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって読取エラーであることが判別され
た際に、その用紙を収集するエラー用紙収集手段とを設
ける。 (5)、前記読取手段は用紙に表記されている分類先情
報を読み取ると共にその他の項目情報を読み取り、この
読取手段によって読み取られた分類先情報とその他の項
目情報を外部コンピュータへ転送する。 (6)、前記投入手段は、前記搬送手段によって搬送さ
れて来た用紙を保持する保持手段と、この保持手段によ
って用紙が保持されている状態で前記ポケット指定手段
によって指定された指定ポケットの位置まで用紙を移動
させる移動手段と、この移動手段によって指定ポケット
位置まで用紙が移動された際に、指定ポケット内の用紙
を強制的にポケットの片側に寄せ集める手段と、ポケッ
トの片側に用紙が寄せ集められた状態で前記保持手段に
よって保持されている用紙を解放する手段とを備える。 (7)、前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ順次搬送
されている過程において、搬送されている用紙に連続番
号を印字する印字手段を備える。 (8)、前記分離手段は、分類仕分けの対象としてセッ
トされた用紙の束に対して、用紙を1枚ずつ送出する動
作中に、割り込みで新たな用紙を投入できる。
【0005】請求項1記載の発明においては、分類仕分
けの対象である用紙の束がセットされると、その用紙の
束は分離されて1枚ずつ送出されると共に、用紙は複数
の分類ポケットを備えた分類収納部の方向へ1枚ずつ搬
送される。そして、用紙が搬送されている過程におい
て、用紙に表記されている分類先が読み取られ、この分
類先データに基づいて当該分類先に対応する分類ポケッ
トが選択的に指定されると共にその指定ポケット内に用
紙が投入される。したがって、分類仕分けの対象である
用紙の束をセットするだけで、用紙を1枚ずつに分離し
てその分類に対応する分類ポケット内へ確実に収納する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図18を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1は銀行の営業店に
集められる公共料金や税金の領収済通知書、振込票、手
形、小切手などの伝票を種類毎に仕分けする分類仕分装
置の要部を示した外観斜視図である。分類仕分装置1は
その全体が机上に形成され、この天板部の片側(図中右
側)には伝票を分類別に仕分けるだけの複数個(例えば
80個)の分類ポケットを備えた分類ボックス2が内蔵
されていると共に、その天板部上には分類先や各種のコ
マンドを入力するキーボード3、伝票名等を表示する表
示装置4が載置されている。ここで、分類仕分装置1は
伝票を分類別に仕分ける方法として、オペレータが手作
業により伝票の分類先をキー入力しながら1枚ずつ投入
する通常の方法の他、伝票の束(この例では最大500
枚分)を混在ホッパ5にセットするだけで、その伝票を
1枚ずつ搬送しながら自動的に投入する自動搬送仕分け
方法があり、そのいずれかを任意に選択(あるいは連
用)できるようになっている。この場合、自動搬送仕分
け機構は分類仕分けの対象としてセットされた伝票の束
を分離して伝票を1枚ずつ送出する混在ホッパ5と、こ
の混在ホッパ5によって1枚ずつ分離されて送出された
伝票を分類ボックス2方向へ搬送する搬送路6と、この
搬送路6に案内されながら伝票が搬送されている過程に
おいて、伝票に表記されている分類先を光学的に読み取
るイメージリーダ7と、このイメージリーダ7によって
読み取られた分類先に対応する分類ボックス2内の分類
ポケットに伝票を投入する投入ユニット8とを有する構
成となっている。
【0007】また、伝票の搬送過程において搬送路6に
は、イメージリーダ7によって読み取られた読み取り結
果にエラーが有ればその伝票の搬送方向を切り替える切
り替え機構(図1では図示せず)と、この切り替え機構
によって切替搬送されて来たエラー伝票を収集保管する
リジェクトポケット9とを有し、更に、読み取りが正常
に行われた場合における分類ボックス2への搬送途中に
おいて、各伝票に連続番号をナンバリングするプリンタ
10と、搬送路6の外部より割り込みで伝票を投入する
手差し投入口11とを有している。なお、手差し投入口
11はリジェクトポケット9に収集保管されているエラ
ー伝票を再投入する際にも利用できるようにしたもので
あり、この場合には伝票から分類先を視読してキー入力
するようにしている。外部ポケット12は搬送中の伝票
を分類ボックス2へ収納せず、イメージリーダ7によっ
て伝票内容の読み取りだけを行う場合に、混在ホッパ5
から送出された伝票を順次収集保管するもので、混在ホ
ッパ5と同様に最大500枚分の伝票を保管可能となっ
ている。この場合においても搬送方向を切り替える切替
機構が設けられている。イメージリーダ7はラインセン
サで、これによって読み取られたOCR文字やバーコー
ドは外部の外部コンピュータPCにも転送され、分類先
毎に伝票集計(金額集計)が行われる。
【0008】図2は分類仕分装置1内の主要構造、すな
わち、分類ボックス2およびその駆動系を概念的に示し
たもので、(A)は概略横断面図、(B)は概略縦断面
図である。分類仕分装置1の天板部内において分類ボッ
クス2を支持する回転軸(支軸)13には分類ボックス
2が回転可能に取り付けられている。分類ボックス2は
その全体が有底円筒状に形成されてなるもので、その内
部には放射状に配設された複数の仕切板14によって複
数個の分類ポケット15が形成されている。この分類ポ
ケット15は伝票を種類毎に分類収納するもので、分類
ボックス2の外周面において、各分類ポケット15に対
応する位置には、位置決め用のバーコード16がそれぞ
れ付加されている。ここで、伝票収納時において、伝票
の種類を指定する分類先コードが入力されると、ステッ
プモータ17が駆動されてその回転がベルト18を介し
て分類ボックス2に伝達され、分類ボックス2を正逆転
可能に回転駆動させる。その際、位置マークセンサ19
は分類ボックス2の外周面に付加されていて分類情報を
表現する位置決め用バーコード16を読み取るもので、
分類先コードに該当するバーコード16が読み取られた
際に、その位置で分類ボックス2が停止するようにステ
ップモータ17の駆動が制御される。すなわち、位置マ
ークセンサ19は分類先コードに対応して予め割り当て
られている分類ポケット15の位置を検出するバーコー
ドリーダであり、検出された分類ポケット15が伝票投
入口20に対向する位置に来るまで分類ボックス2は回
転駆動される。一方、図2(B)に示すようにステップ
モータ17の下方には電磁ブレーキ21が設けられてお
り、この電磁ブレーキ21はステップモータ17の回転
を減速停止させるものである。
【0009】仕切板14は図3に示すように垂直面に対
して45度傾斜するようにその下部を分類ボックス2に
対して回動可能に取り付けられて成る。このように仕切
板14を45度傾斜させた理由は、先ず、仕切板を固定
的に垂直起立させた場合に比べ、分類ポケット15の開
口部を広くすることができ、伝票の投入や取り出しが容
易なものとなる。また、伝票は45度寝かせた状態で収
納されるため分類ボックス2の高さをそれだけ低くする
ことができ、分類ボックス2の薄型化を実現できる他、
伝票を寝かせることにより伝票の投入順も維持すること
ができ、その後の作業を効率良く行うことが可能とな
る。更に、伝票を垂直起立させて収納したものとする
と、分類ボックス2の回転駆動によって伝票の束が“し
ごかれ”、次第にその中央部分に伝票が持ち上がって来
るようになるが、伝票を寝かせることによって伝票の収
納状態が崩れることなく、収納状態の崩れを効果的に防
止することができるからである。このように伝票を45
度寝かせる状態とするために、図1に示すように混在ホ
ッパ5に伝票の束が45度の状態でセットされるように
し、また搬送路6に案内されながら搬送中の伝票も45
度に寝かせながら搬送され、投入ユニット8においても
伝票を45度寝かせた状態で分類ボックス2に投入する
ようにしている。すなわち、システム全体において伝票
は45度寝かせた状態で処理される。
【0010】図4〜図6は混在ホッパ5の構成を詳細に
示した図である。混在ホッパ5は伝票サイズや紙質が異
なる複数種の伝票が混在している伝票の束から複数枚の
伝票が重なり合って取り出された場合でも伝票を1枚ず
つ確実に分離して送出するもので、伝票の束は図1に示
すように斜め45度に傾いた状態でセットされるが、図
面を見易くするために図4〜図6では伝票の束を起立さ
せてセットされた場合を示し、図4は混在ホッパ5の概
略側面図、図5は混在ホッパ5の概略正面図である。用
紙スタック部5−1は伝票の束がセットされるもので、
伝票の束はホッパーフェンス5−2によって常時押圧さ
れている。ホッパーフェンス5−2の下部はホッパーモ
ータ5−3によって駆動される駆動ローラ5−4および
従動ローラ5−5に巻きかけられたベルト5−6に固定
されており、ベルト伝動によって図中左右方向に移動可
能となっている。なお、ホッパーモータ5−3には追加
投入用SW5−37を介してモータコントローラ5−3
8が接続されているので、伝票を1枚ずつ分離して送出
している動作中においても、追加投入用SW5−37を
OFFすればホッパーモータ5−3が停止するので、新
たな伝票を用紙スタック部5−1に対して割込みで追加
投入することができる。フォトセンサ5−7は用紙スタ
ック部5−1内に伝票の束がセットされたことを検出す
る透過型センサであり、このフォトセンサ5−7によっ
て伝票のセットが検出されるとホッパーモータ5−3の
駆動によってホッパーフェンス5−2が伝票の束を押し
付ける方向に移動するようになっている。給紙ローラ5
−8は給紙モータ5−9に巻きかけられたベルトによっ
て図中時計方向(伝票を用紙スタック部5−1から取り
出す方向)に回転するものであり、給紙モータ5−9側
を支点として図中、反時計方向に回動可能なアーム5−
10の先端部に取り付けられている。アーム5−10は
伝票面に対して斜めに取り付けられ、所定角度の範囲内
において回動可能なものであり、その自重と給紙ローラ
5−8の重さによって給紙ローラ5−8は伝票面をホッ
パーフェンス5−2の押圧方向に対して反対側に押し付
けるようになっている。ここで、給紙ローラ5−8の自
重に抗してホッパーフェンス5−2の押圧力が伝票の束
を介して給紙ローラ5−8に伝達されるとアーム5−1
0の回動により、その近傍に設けられたマイクロスイッ
チ5−11をオンさせる構成となっている。このマイク
ロスイッチ5−11はそのオン信号によって給紙ローラ
5−8の駆動を停止させて電磁ブレーキ(図示せず)を
かけることによりホッパーフェンス5−2を急停止させ
るものであり、これによって給紙ローラ5−8と伝票と
の接触面においてその押圧力を常時一定に保つようにし
ている。なお、スリット板5−12は伝票が用紙スタッ
ク部5−1から取り出されるスリットを形成するもので
あり、給紙ローラ5−8の回転によりそれに密着する伝
票が下方に落ちようとするが、スリット板5−12によ
ってその枚数は制限される。その際、伝票はスリットか
ら複数枚重なった状態で取り出される場合もある。
【0011】給紙モータ5−9は給紙ローラ5−8の他
に送りローラ5−13を回転させる。送りローラ5−1
3は用紙スタック部5−1から取り出された伝票の送り
出し方向に設置されていると共に従動ローラ5−5に対
向配置されたもので、従動ローラ5−5はこの送りロー
ラ5−13に対してリタードローラとして機能する。す
なわち、従動ローラ5−5はホッパーフェンス5−2の
移動時に回転されるもので、ホッパーモータ5−3の停
止時には上述の電磁ブレーキの作用によって停止してお
り、またホッパーモータ5−3の駆動に伴って従動ロー
ラ5−5が回転してもその回転速度は送りローラ5−1
3よりも遅くなるため、送りローラ5−13に対して従
動ローラ5−5はリタードローラとして機能する。この
ように送りローラ5−13と従動ローラ5−5とは、伝
票を所定方向に送り出す機能の他に、その間を通過する
伝票を“しごき”ながら送り出すために、用紙スタック
部5−1から仮り伝票が複数枚重なり合って取り出され
たとしても、それを1枚ずつ分離する機能を併せ合って
いる。この場合、混在ホッパ5には用紙サイズや紙質が
異なる複数種の伝票が混在されて用紙スタック部5−1
にセットされるため、この実施形態においては伝票の分
離機能を確実なものとするために、伝票の送り出し方向
に対して複数段の分離機構を配置した構成となってい
る。この場合、各分離機構は相対する一対の送りローラ
と、各ローラを個々に回転させる駆動モータと、送りロ
ーラとモータ間に巻きかけられたベルトとから成るもの
で、この複数段の分離機構によって用紙を1枚ずつ分離
するようにしている。
【0012】すなわち、従動ローラ5−5、送りローラ
5−13とから成る1段目の分離機構の近傍には、光透
過型の通過センサ5−14が設けられており、この通過
センサ5−14によって伝票の先端が通過したことが検
出されると、2段目の分離機構を作動させるようにして
いる。ここで、2段目の分離機構は一対の送りローラ5
−15、5−16と、各送りローラに対応する専用のモ
ータ5−17、5−18とを有し、ベルト伝動によって
送りローラを専用モータによって個別に駆動させる構成
となっている。そして、送りローラ5−15は通常の紙
送りローラとして機能するが、送りローラ5−16は紙
送りローラの他にリタードローラとして機能するもの
で、通過センサ5−14の検出に伴ってモータ5−18
を一時的にオフして電磁ブレーキ(図示せず)を作用さ
せることにより伝票を所定方向に送り出す過程におい
て、伝票が複数枚重なり合っていてもそれを分離する分
離機能を併せ持っている。この2段目の分離機構の近傍
には光透過型の通過センサ5−19が設けられており、
この通過センサ5−19によって伝票の先端が通過した
ことが検出されると、3段目の分離機構を作動させるよ
うにしている。ここで、3段目の分離機構は、一対の送
りローラ5−20、5−21と、ブラシローラ5−2
2、5−23と、送りローラ5−20およびブラシロー
ラ5−22をベルト伝動によって駆動させる専用のモー
タ5−24と、送りローラ5−21およびブラシローラ
5−23をベルト伝動によって駆動させる専用のモータ
5−25とを有する構成となっている。そして、送りロ
ーラ5−20は通常の紙送りローラとして機能するが、
送りローラ5−21は紙送りローラの他にリタードロー
ラとして機能するもので、通過センサ5−19の検出に
伴ってモータ5−25を一時的にオフして電磁ブレーキ
(図示せず)を作用させることにより伝票分離機能を併
せ持っている。更に、ブラシローラ5−22、5−23
は送り出した伝票の下端がボトムレール5−26に突き
当たったときに、その衝撃を緩和すると共に、その姿勢
を修正するためのものであり、一対のブラシローラ5−
22、5−23の回転によってその間を通過する伝票の
送り量はブラシローラによって抑えられ、伝票を受け止
めるボトムレール5−26に伝票が落下する際に、その
衝撃を緩和すると共にその姿勢を修正する。なお、図5
に示すように、送りローラ5−13、5−15、5−2
0は同軸上にそれぞれ2個づつ並列して設けられてお
り、これに対向する従動ローラ5−5、送りローラ5−
16、5−21もそれぞれ2個づつ並列して設けられて
いる。図7はこの状態を概念的に説明するための図であ
り、伝票の角部がボトムレール5−26に突き当たった
際に、ブラシローラ5−22、5−23の作用により用
紙を痛めることなく、その斜行を吸収して姿勢を正し、
起立させる。
【0013】横搬送機構5−27はブラシローラ5−2
2、5−23から送り出されてボトムレール5−26上
にセットされた伝票を横方向(水平方向)に転換する方
向転換搬送機構であり、図6はその詳細を示している。
すなわち、横搬送機構5−27は向かい合った一対の搬
送ローラ5−28、5−29を搬送方向に4列配置した
構成となっている。そして、各列のうち同じ側に位置す
る搬送ローラ5−28……はその軸部が固定され、モー
タ5−30によって駆動される駆動ローラであるが、反
対側に位置する搬送ローラ5−29……は、下端を支点
として回動可能な板部材5−31に軸支された従動ロー
ラである。この板部材5−31はそれが起立した状態か
ら所定角度倒れる(後退する)ことによって対向する搬
送ローラ5−28、5−29間を開き(ボトムレール5
−26を開放させ)、ボトムレール5−26への導入を
スムーズにするもので、板部材5−31の回動はボトム
レールオープン用のソレノイド5−32によって制御さ
れる。その際、横搬送機構5−27に伝票が送られて来
るまで板部材5−31はソレノイド5−32方向に倒れ
て搬送ローラ5−28、5−29がオープン状態にあ
り、伝票がボトムレール5−26に達したことを用紙セ
ンサ5−33で検出されると、ソレノイド5−32が作
動し、板部材5−31を起立(復帰)させて搬送可能状
態にセットするようにしている。この横搬送機構5−2
7の出口には、更に伝票分離機構が設けられている。こ
こで、上述したように伝票が上下方向に搬送される過程
において多段式分離機構によって伝票は確実に分離され
るが、気候条件や静電気等の状態によっては完全に分離
されないおそれがあるため、横方向への搬送過程におい
ても伝票を分離するために設けられたもので、一対の送
りローラ5−34、5−35のうち一方のローラを停止
させることによってリタード効果を発揮させるようにし
たことは上述の分離機構と同様である。図5に示す通過
センサ5−36は混在ホッパ5から伝票が送出されたこ
とを検出するセンサである。
【0014】図8は搬送路6の構成を示した図である。
混在ホッパ5から送出された伝票は搬送路6に案内され
るが、その際、イメージリーダ7によって伝票内容が光
学的に読み取られる。イメージリーダ7は赤外線センサ
で伝票に印刷されている地紋を読み飛ばし、伝票に表記
されている分類先および金額等の実データのみを読み取
るもので、これによって読み取られたデータは外部のパ
ーソナルコンピュータPCにも転送される。また搬送路
6には伝票の長さ(最小サイズの長さに相当)よりも幾
分短い間隔で向い合う一対の搬送ローラ6−1、6−1
が配列されている。また、部分拡大図に示すように搬送
路6はそれを構成するガイドレール6−2が45度に傾
いて設置されており、伝票はそれに案内されて45度傾
いた状態で搬送される。この搬送過程において、搬送路
を分岐させる切り替え部が設けられている。すなわち、
伝票を通常方向(投入ユニット8側方向)からリジェク
トポケット9側へ切り替える分岐点には切替板6−3が
設けられており、その作動によって搬送路の切り替えが
行われる。ここで、イメージリーダ7による読み取り結
果にエラーが生じた場合に、切替板6−3はリジェクト
ポケット9側へ搬送路を切り替えるようになっている。
【0015】この分岐点を通過した位置にはプリンタ1
0が設けられている。プリンタ10は印字ヘッド10
a、プラテン10bとを有し、搬送されてきた伝票に連
続番号を印刷する。この場合、連続番号は伝票の分類先
に基づいて分類毎に印刷される。また、プリンタ10を
通過した位置には手差し投入口11が形成されている。
この手差し投入口11は外部から搬送路6内に伝票を割
り込ませるもので、手差し投入口11に連結する外部導
入路6−4には伝票が手差し投入口11に差し込まれた
ことを検出するセンサ(図示せず)の出力に基づいて駆
動する待機ローラ6−5が設けられ、このローラ駆動に
よって手差し投入口11から差し込まれた伝票は外部導
入路6−4から搬送路6内に導入される。この手差し投
入口11を通過した位置において上述と同様に搬送路を
分岐させる分岐点には、切替板6−3が設けられてお
り、この切替板6−3はオペレータの指示に応答してそ
の切り替えを行い、伝票を投入ユニット8側へ搬送する
通常の方向から外部ポケット12側方向へ切り替えるも
のである。そして、最終段の搬送ローラ6−1から送り
出された伝票は、投入ユニット8の内部に案内される
が、その際、透過型用紙センサ6−6は、伝票の後端部
が通過したことを検出するセンサである。
【0016】図9〜図12は、投入ユニット8の構成を
示したものである。図9は投入ユニット8の構成を概念
的に示し、以下、図9を参照して投入ユニット8の全体
構成を簡単に説明しておく。その主要構成要素として投
入ユニット8は、クリップ板8−1、スライド板8−
2、可動基板8−3、ブラシローラ8−4を有する構成
で、搬送路6の最終段の搬送ローラ6−1から投入ユニ
ット8へ伝票が導入された際に、用紙センサ6−6によ
って伝票の通過が検出されると、クリップ板8−1を作
動させて伝票を挾み持つようになっている。クリップ板
8−1はスライド板8−2の上面に取り付けられ、その
上端を固定端、下端を自由端とするもので、クリップ板
8−1、スライド板8−2の間で伝票を挾み持つクリッ
プ部を構成する。なお、搬送路6から送り込まれる伝票
は斜め45度に傾いた状態で搬送されて来るので、クリ
ップ部も伝票を45度傾いた状態で挟持するようになっ
ている。すなわち、スライド板8−2、可動基板8−3
は斜め45度に傾いた状態で設置されており、スライド
板8−2は可動基板8−3に対して斜め45度方向に上
下動可能に取り付けられ、また、スライド板8−2の先
端部には毛足の長いブラシローラ8−4が回転可能に取
り付けられている。ここで、伝票がクリップ部によって
挟持されている状態において、スライド板8−2は斜め
45度方向に下降してゆき、分類ボックスを構成する分
類ポケット内に入り込む。この際、ブラシローラ8−4
はスライド板8−2の下降に伴って回転し、ポケット内
に収納されている伝票の束の上端部分をはらうことによ
って伝票全体をポケット内の片側に寄せ集めることで、
伝票をポケット内に投入するための隙間を作るように作
用するもので、毛足の長いブラシローラ8−4は伝票を
はらい寄せる機能をもっている。つまり、ブラシローラ
8−4はポケット内に既に収納されている伝票の束が例
えば扇状に膨らんでいてもそれに影響されないようにポ
ケットの片側に寄せ集めることで、伝票を投入する隙間
を形成するものである。用紙センサ8−5はクリップ板
8−1が開いて伝票を開放させることによってポケット
内に伝票が投入されたか否かを検出するもので、用紙セ
ンサ8−5によって伝票の投入が確認されると、スライ
ド板8−2は斜め上方に移動して元の状態に復帰するよ
うになっている。
【0017】図10は投入ユニット8の構成を詳細に示
した概略側面図である。クリップ板8−1はソレノイド
8−6の作動が支持板8−7を介して伝達されることに
よりその開閉が制御されるもので、ソレノイド8−6は
スライド板8−2に固定されており、支持板8−7はス
ライド板8−2に回動可能に軸支されている。ここで、
図11はクリップ部の概略断面図で、クリップ板8−1
の下面には所定間隔をあけて筋状突起Aが形成され、ス
ライド板8−2の上面にも筋状突起Bが形成されてお
り、それらは互いにずれた位置にあり、この位置関係に
よって伝票を挾んだときのグリップ力を確保すると共に
伝票の貼り付けを防止するようにしている。スライド板
8−2は可動基板8−3上にレール式走行部材8−8を
介して上下動可能に取り付けられており、レール式走行
部材8−8は可動基板8−3の上面両側に取り付けられ
たレール部材に、スライド板8−2の下面両側に取り付
けられた突起部材を嵌め込むことによって円滑な走行を
可能とするものである。
【0018】可動基板8−3は水平設置された固定基板
8−9に対して45度傾いた状態でその下端部が回動可
能に軸支されたもので、固定基板8−9上に固定された
スプリング8−10によって常時反時計方向(固定基板
8−9と可動基板8−3との角度が45度以上開く方
向)に付勢されている。この場合、可動基板8−3は通
常45度の位置に固定されているが、所定のタイミング
でスプリング8−10の弾性力を受けて60度程度回動
し、その後、元の45度の位置に戻されるようになって
いる。このように可動基板8−3を作動させる機構はス
トッパー、位置センサ、復帰機構等によって容易に実現
可能であるが、その機構については図面の煩雑化を避け
るために図示省略してある。可動基板8−3の下面上端
部には駆動モータ8−11が取り付けられており、その
モータ軸とプーリ8−12との間に巻きかけられたタイ
ミングベルト8−13の一部は、スライド板8−2の下
面固定部8−14に接続され、モータ8−11の回転方
向に応じてスライド板8−2を上下動させる。
【0019】スライド板8−2の先端側にはブラシロー
ラ8−4が設けられており、このブラシローラ8−4は
スライド板8−2がスライド移動する力を動力として回
転するもので、そのローラ軸とプーリ8−15とに巻き
かけられたタイミングベルト8−16の一部は、可動基
板8−3の上面固定部8−17に接続され、スライド板
8−2の移動方向に応じてブラシローラ8−4を正転/
逆転させる。この場合、ブラシローラ軸とプーリ8−1
5との外周寸法は3:1に設定されており、これにより
ブラシローラ8−4はスライド板8−2の移動速度に対
して3倍の速さで回転するようになっている。また、ブ
ラシローラ8−4は図12に示すようにその両側のロー
ラ軸がアーム8−18の先端部に軸支されている。この
アーム8−18はスライド板8−2の側面部に沿って設
けられたもので、その他端部を略直角に折り曲げること
によって係止部8−19が形成され、またその折曲部は
スライド板8−2の側面部に軸支され、それを支点とし
てアーム8−18は回動可能となっている。この場合、
折曲部にはうず巻バネ8−20が設けられ、その一端を
アーム8−18に固定することによってアーム8−18
は通常そのバネ力を受けてスライド板8−2に対して平
行する位置にあるが、スライド板8−2の下降によって
アーム8−18の係止部8−19が可動基板8−3の側
面部に形成されているストッパ8−21に突き当たる
と、アーム8−18は支軸を中心に回動するようにな
る。なお、図10で示した矢印はブラシローラ8−4の
下降時における移動軌跡を示している。なお、図示しな
いが、係止部8−19がストッパ8−21に突き当たる
と、ストッパ8−21に設けられているマイクロスイッ
チがONし、クリップ部を開放させるようになってい
る。
【0020】図13は分類仕分装置1のシステム構成を
示したブロック図である。CPU31はRAM32内に
ロードされている各種プログラムにしたがってこの分類
仕分装置1の全体動作を制御する中央演算処理である。
記憶装置33はオペレーティングシステムや各種アプリ
ケーションプログラム、データファイル、文字フォント
データ等が予め格納されている記憶媒体34やその駆動
系を有している。この記憶媒体34は固定的に設けたも
の、もしくは着脱自在に装着可能に設けたものであり、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、R
AMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体メモリ
によって構成されている。また、記憶媒体34内のプロ
グラムやデータは、必要に応じてCPU31の制御によ
り、RAM32にロードされる。更に、CPU31は通
信回線等を介して接続された他の機器側から送信されて
来たプログラム、データを受信して記憶媒体34に格納
したり、他の機器側に設けられている記憶媒体に格納さ
れているプログラム、データを通信回線等を介して使用
することもできる。また、CPU31にはその入出力周
辺デバイスである分類ボックス2、キーボード3、表示
装置4、混在ホッパ5、搬送路6、イメージリーダ7、
投入ユニット8、リジェクトポケット9、プリンタ1
0、外部ポケット12が接続され、CPU31はそれら
の動作を制御する。
【0021】次に、この分類仕分装置1の動作を説明す
る。図14は混在ホッパ5の動作を示したフローチャー
ト、図15は搬送路6の動作、図16は投入ユニット8
の動作を示したフローチャートであり、これらのフロー
チャートに記述されている各機能を実現するためのプロ
グラムは、CPU31が読み取り可能なプログラムコー
ドの形態で記憶媒体34に記憶されており、その内容が
RAM32内にロードされている。先ず、混在ホッパ5
において、CPU31は用紙スタック部5−1内に伝票
がセットされたか否かをフォトセンサ5−7の出力に基
づいて常時監視しており(ステップA1)、伝票がセッ
トされるまで待機する。ここで、用紙スタック部5−1
内に伝票がセットされると、CPU31はホッパーモー
タ5−3を図示の如く正方向に回転駆動させる(ステッ
プA2)。すると、ホッパーフェンス5−2はベルト5
−6を介して用紙スタック部5−1内の伝票を給紙ロー
ラ5−8側に押し付ける方向に移動する。この結果、伝
票が給紙ローラ5−8に突き当たり、それを支持するア
ーム5−10の回動によってマイクロスイッチ5−11
がオンされるが、CPU31はそのことがステップA3
で検出されるまでホッパーモータ5−3を駆動し続ける
(ステップA2)。これによってマイクロスイッチ5−
11がオンされると、ホッパーモータ5−3を停止させ
ると共に(ステップA4)、給紙モータ5−9と共に送
り用の各モータ5−17、5−18、5−24、5−2
5をそれぞれ図中矢印方向(正方向)に回転駆動させる
(ステップA5)。
【0022】すると、給紙ローラ5−8によって用紙ス
タック部5−1から取り出された伝票は、スリット板5
−12によって枚数が制限されるが、複数枚重なり合っ
た状態で取り出されて1段目の分離機構に達する。この
場合、ホッパーモータ5−3は電磁ブレーキがかけられ
たままとなっており、従動ローラ5−5はリタードロー
ラとして機能し、この従動ローラ5−5と送りローラ5
−13間を通過する伝票は、送りローラ5−13の回転
のみで送り出されるため、リタード効果が生まれ、複数
枚重なり合っている伝票の分離作用が働く。ここで、C
PU31は通過センサ5−14の出力によって伝票の先
端が2段目の分離機構に導入されるタイミングを検出す
ると(ステップA6)、2段目の分離機構を構成するモ
ータ5−18を一時的に停止させて電磁ブレーキをかけ
る(ステップA7)。この結果、送りローラ5−16は
リタードローラとして機能するようになり、送りローラ
5−15、5−16間を通過する伝票を分離する作用が
働く。更に、CPU31は通過センサ5−19の出力に
よって伝票の先端が3段目の分離機構に導入されるタイ
ミングを検出すると(ステップA8)、3段目の分離機
構を構成するモータ5−25を一時的に停止させて電磁
ブレーキをかける(ステップA9)。すると、送りロー
ラ5−20、5−21間を通過する伝票を分離する作用
が働く。この場合、ブラシローラ5−22、5−23は
送り出した伝票の先端がボトムレール5−26に突き当
たったときにその衝撃を緩和すると共に、その姿勢を修
正してボトムレール5−26上に伝票を起立させる。そ
の際、CPU31は伝票がボトムレール5−26上に達
したことを用紙センサ5−33の出力に基づいて検出す
ると(ステップA10)、ソレノイド5−32を動作さ
せて板部材5−31を起立させると共にモータ5−30
を駆動させる(ステップA11)。
【0023】これによって横搬送機構5−27が動作
し、伝票は横方向に搬送されるが、この横搬送機構5−
27の出口にも分離機構が設けられているので、一対の
送りローラ5−35間を通過する伝票の分離が行われ
る。そして、CPU31は用紙スタック部5−1内の伝
票を監視するフォトセンサ5−7の出力に基づいて用紙
スタック部5−1内に伝票が有るかを調べ(ステップA
12)、有ればステップA3に戻る。この場合、マイク
ロスイッチ5−11のオフが検出されると、それがオン
されるまでホッパーモータ5−3を正方向に回転させる
(ステップA2)。これによって用紙スタック部5−1
内の伝票が徐々に取り出されてもホッパーフェイス5−
2がそれに応じて移動されるため、給紙ローラ5−8に
押圧されるが常時一定に保つことが可能となる。以下上
述の動作が繰り返され、ステップA12で用紙スタック
部5−1内に伝票が無いことが検出されると、ステップ
A13に進み、一定時間経過後、つまり全ての伝票が送
出された後、各モータを停止させると共に、ホッパーモ
ータ5−3を逆方向に回転駆動させる。これによってホ
ッパーフェイス5−2は図中右方向に移動して初期位置
に戻し、用紙スタック部5−1は最大500枚分の伝票
をセット可能な大きさに開く。
【0024】このように混在ホッパ5は伝票を1枚づつ
分離して送出し、搬送路6に送る。すると、CPU31
は図15に示すフローチャートにしたがって動作する。
先ず、CPU31は外部ポケット12への収集が指示さ
れているかを調べ(ステップB1)、指示されていなけ
れば、外部ポケット12の分岐点にある切替板6−3を
通常方向に切り替えるが(ステップB2)、外部収集が
指示されていれば、切替板6−3を外部ポケット12側
に切り替えておく(ステップB3)。そして、各搬送ロ
ーラ6−1をそれぞれ駆動させると共にイメージリーダ
7を動作させる(ステップB4)。この状態において、
イメージリーダ7によって正常にデータが読み取られた
かを調べ(ステップB5)、読み取りエラーであれば、
搬送路をリジェクトポケット9側に切り替えるが(ステ
ップB6)、正常に読み取られた場合には、その分類先
を判別して分類先ナンバリングデータを作成し(ステッ
プB7)、プリンタ10に作成データを送り、伝票印刷
させる(ステップB8)。そして、手差し投入口11か
ら伝票が投入されたかをセンサによって検出しており
(ステップB9)、手差し伝票が有れば、待機ローラ6
−5を駆動させて伝票を搬送路内に導入する(ステップ
B10)。このような動作は混在ホッパ5側において伝
票無しが検出され、全ての伝票が搬送路6を通過し終っ
たことがステップB11で検出されるまでステップB5
に戻り、繰り返される。
【0025】ここで、分類ボックス2の動作を説明して
おく。図2に示すように、分類ボックス2の外周面にお
いて、各分類ポケット15に対応する位置には、分類先
を示す位置決め用バーコード16がそれぞれ付加されて
いるので、CPU31はイメージリーダ7によって読み
取られた分類先コードと、位置マークセンサ19によっ
て読み取られたバーコードとを比較しながら分類ボック
ス2を回転駆動させ、該当する分類先のバーコードが読
み取られた際に、その位置で分類ボックス2を停止させ
ると共に電磁ブレーキ21をかける。これによって該当
分類ポケット15が伝票投入口20に対向する位置にセ
ットされる。
【0026】図16は投入ユニット8の動作を示したフ
ローチャートである。先ず、CPU31は搬送路6の最
終用紙センサ6−6がオンし(ステップC1)、それが
オフするまで待機する(ステップC2)。つまり、搬送
路6から伝票が送り出され、その先端が用紙センサ6−
6に達し、その後端が用紙センサ6−6を通過し終った
ことがステップC1、C2で検出されると、伝票は図9
に示すようにクリップ板8−1とスライド板8−2の間
に導入されたことになるので、このタイミングでソレノ
イド8−6をオンしてクリップを閉じ伝票を挾み持つ
(ステップC3)。そして、モータ8−11を正方向
(図10参照)に回転駆動させると、スライド板8−2
はタイミングベルト8−13の回転に伴って可動基板8
−3に対して下方向に移動する(ステップC4)。図1
7はスライド板8−2が下降した状態を示し、スライド
板8−2はその伝票をクリップ部で挾み持ちながら分類
ボックス2の分類ポケット15に達するが、その際、ブ
ラシローラ8−4とプーリ8−15間に巻きかけられて
いるタイミングベルト8−16の一部は可動基板8−3
に固定されているので、スライド板8−2の下降に連動
してタイミングベルト8−16が回転し、ブラシローラ
8−4を図10の矢印方向に回転させる。この場合、ブ
ラシローラ8−4はスライド板8−2の連動速度に対し
て3倍の速さで回転するようになる。そして、ブラシロ
ーラ8−4はその回転によってポケット内に収納されて
いる伝票の束の上端部分をはらい寄せて伝票全体をポケ
ット内の片側に寄せ集めることで伝票をポケット内に投
入するための隙間を作る。
【0027】このようにブラシローラ8−4によって伝
票の束をはらい寄せながらスライド板8−2は更に下降
してゆくと、図12(B)に示すように、アーム8−1
8の係止部8−19が可動基板8−3のストッパ8−2
1に突き当たる。これによってアーム8−18はその支
軸を中心に回動するようになる。図18はこの場合の状
態を示したもので、ブラシローラ8−4によってポケッ
ト内の伝票の束がはらい寄せられたのち更にブラシロー
ラ8−4がポケット内に進入すると同時に、ストッパ作
用によってアーム8−18が回動するようになるので、
ポケット内の伝票はその側面からブラシローラ8−4に
よって押し付けられる。この結果、伝票を投入する隙間
が更に大きくなる。このように係止部8−19がストッ
パ8−21に突き当たると、ストッパ8−21に設けら
れているマイクロスイッチ(図示せず)がオンされるた
め、ステップC5でそのことが検出されてモータ8−1
1の駆動を停止すると共に、可動基板8−3の係止を解
除する(ステップC6)。これによって可動基板8−3
はスプリング8−10の作用により僅かに立ち上がるた
め、アーム8−18が更に回動する。この結果、ポケッ
ト内の伝票はストッパ作用による押し付けと、可動基板
8−3の立ち上がりによる押し付け(首振り)によって
ポケット内の片側に寄せ集められる。
【0028】この状態において、ソレノイド8−6を作
動させてクリップ板8−1を開く(ステップC7)。す
ると、伝票は自重によってスライド板8−2上を滑りな
がら落下するようになるが、その際、スライド板8−2
に対してアーム8−18は図18に示すような位置にあ
るため、伝票の落下はブラシローラ8−4によって邪魔
されることなく、伝票投入口20に対向する指定分類ポ
ケット15内に伝票を確実に投入することができる。そ
して、クリップ部に設けられている用紙センサ8−5の
出力に基づいて伝票がクリップ部から外れたかを調べる
(ステップC8)。ここで、クリップ部に伝票が引っ掛
っていなければ、ポケット内に伝票が投入されたので、
可動基板8−3をスプリング8−10に抗して回動させ
て元の位置に復帰させたのち可動基板8−3を係止する
と共に(ステップC9)、モータ8−11を逆転させて
スライド板8−2を上昇させる(ステップC10)。こ
の場合、スライド板8−2の上昇に伴って係止部8−1
9とストッパ8−21との係合が解除されるため、アー
ム8−18はその支軸のうず巻きバネ8−20によって
元の状態に戻される。このようにしてスライド板8−2
やアーム8−18等を初期状態に復帰させたのち、ステ
ップC11に進み、混在ホッパ5内の伝票を全て分類ボ
ックス2内に分類仕分けしたかを調べるが、この場合、
混在ホッパ5の用紙スタック部5−1内に伝票が無いこ
とが検出されてから一定時間経過したかによってその判
断を行うが、いま、伝票仕分けが完了していなければ、
ステップC1に戻り、次の伝票が来るまで待機する。こ
のようにしてスライド板8−2の下降/上昇を繰り返し
ながら伝票を指定分類ポケット内に1枚づつ投入してゆ
くが、その際、ステップC8によってクリップ部に伝票
が残りポケット内に投入されなかったことが検出される
と、再度の投入を試みるためにステップC12に進み、
クリップを閉じ、可動基板8−3を元の位置に復元させ
て係止すると共に(ステップC13)、モータ8−11
を逆転させてスライド板8−2を上昇させる(ステップ
C14)。そして、ステップC4に戻り、スライド板8
−2を下降させる。このような一連の動作によってスラ
イド板8−2の上昇/下降を繰り返すことによって伝票
の投入を確実なものとしている。
【0029】以上のようにこの分類仕分装置1において
は、分類仕分けの対象である伝票の束が混在ホッパ5に
セットされると、混在ホッパ5によって伝票の束は1枚
づつ分離されて送出される。そして、搬送路6によって
伝票は1枚づつ分類ボックス2側へ搬送されるが、その
搬送過程において、伝票に表記されている分類先がイメ
ージリーダ7によって読み取られる。そして、読み取ら
れた分類先コードに基づいて当該分類に対応する分類ポ
ケット15が選択的に指定されると共に、搬送路6から
投入ユニット8へ導入された伝票は指定ポケット内に導
入される。したがって、分類仕分けの対象である伝票の
束を混在ホッパ5にセットするだけで伝票は1枚づつそ
の分類に対応する分類ポケット15内に収納することが
できるので、オペレータは伝票毎にその分類先をキー入
力する必要がなくなり、オペレータの負担を大幅に軽減
できると共に、確実な分類仕分けを実現することが可能
となる。また混在ホッパ5は用紙スタック部5−1にセ
ットされた伝票の束から伝票を取り出す給紙ローラ5−
8の他、この給紙ローラ5−8によって取り出された伝
票を送出する際に、その送出方向に複数段の分離機構を
設け、各分離機構を相対する一対の送りローラによって
構成すると共に、各ローラの回転を個別に制御するよう
にしたから、伝票を1枚づつ確実に分離することができ
る。すなわち、用紙サイズや紙質が異なる複数種の伝票
が混在している伝票の束が用紙スタック部5−1にセッ
トされたり、伝票の束が煩雑にセットされた場合には複
数枚の伝票が重なり合って用紙スタック部5−1から取
り出されることが多いが、このような場合でも複数段の
分離機構を通過する毎に、複数枚重なり合っている伝票
が“しごかれる”ため、最終的に混在ホッパ5から送り
出される伝票は、確実に1枚づつ分離されたものとな
る。
【0030】また、搬送路6に手差し投入口11を設け
たから外部より割り込みで伝票を搬送路6内に導入する
ことができる。また、搬送路6によって伝票が1枚づつ
搬送されている過程において、搬送路6にプリンタ10
を設け、伝票に連続番号を印字するようにしたから、分
類仕分けされた伝票を後処理する際にそれを利用するこ
とができる。更に、イメージリーダ7の読み取り結果に
エラーが有るか否かを判別し、読み取りエラーがあれ
ば、分類ボックス2にその伝票を搬送せずにリジェクト
ポケット9にエラー伝票を収集するようにしたから、こ
の収集伝票を手差し投入口11から搬送路6に導入する
と共にその分類先をキー入力することによって分類仕分
けすることができる。一方、イメージリーダ7は伝票か
ら分類先と共に金額データ等を読み取り、それを外部コ
ンピュータPCへ転送するようにしたから、外部コンピ
ュータPC側においては、金額データを分類毎に加算し
て集計する処理を行うことができる。また、投入ユニッ
ト8において、搬送路6から伝票が送り込まれた際に、
その伝票を挟持するクリップ部を設け、このクリップ部
によって伝票が保持されている状態でスライド板8−2
を下降させて伝票を指定分類ポケットの位置まで移動さ
せると共に、分類ポケット15内に収納されている伝票
を片方に寄せ集めたのちクリップ部を開放させて伝票を
ポケット内に投入するようにしたから、伝票の投入が確
実なものとなると共に、ポケット内の伝票はその投入順
の並びとなる。
【0031】なお、上述した一実施形態において、伝票
とは公共料金や税金の領収済通知書、振込票、手形、小
切手等であるが、伝票に限らず、アンケート用紙やテス
ト用紙等であってもよく、更に紙に限らず、フィルム状
の合成樹脂シートであってもよい。つまり、用紙とは紙
以外のシート類を総称することを意味している。また、
搬送路6による搬送過程において伝票に連続番号を印字
すると共に、スタンプを押印するようにしてもよい。イ
メージリーダ7はラインセンサに限らず、CCDイメー
ジセンサや磁気センサ等であってもよく、また、搬送路
6を極力短かくすれば、システム全体を更にコンパクト
にすることができる。更に手差し投入口11を搬送路6
に設けたが、投入ユニット8に設けてもよい。また、1
つの混在ホッパ5に対して複数個の分類ボックス2、投
入ユニット8を設け、搬送路6を複数個の分類ボックス
2、投入ユニット8毎に選択的に分岐させれば、分類仕
分数を大幅に増加させることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、分類仕分けの対象で
ある用紙の束がセットされると、用紙は1枚づつ分離さ
れて搬送されると共に、その搬送過程において、用紙に
表記されている分類先を読み取り、この分類先に基づい
て当該分類に対応するポケットを選択的に指定すると共
に、指定ポケット内へ用紙を投入するようにしたから、
オペレータは用紙毎にその分類先をキー入力する必要が
なくなり、用紙の束を単にセットするだけで分類仕分け
される。したがって、オペレータの負担を大幅に軽減で
きると共に、確実な分類仕分けを実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分類仕分装置1の要部を示した外観斜視図。
【図2】分類仕分装置1内の主要構造である分類ボック
ス2およびその駆動系を概念的に示したもので、(A)
は概略横断面図、(B)は概略縦断面図。
【図3】分類ボックス2内において伝票が各ポケット内
に45度寝かせた状態で収納されることを示した図。
【図4】混在ホッパ5の構成を説明するための概略側面
図。
【図5】混在ホッパ5の概略正面図。
【図6】混在ホッパ5内の横搬送機構5−27および最
終段の分離機構を概念的に示した外観斜視図。
【図7】混在ホッパ5内のブラシローラ5−22(5−
23)の作用を説明するための図。
【図8】搬送路6の構成を説明するための図で、その部
分拡大図を併記した図。
【図9】投入ユニット8の主要構成を概念的に示した
図。
【図10】投入ユニット8の構成を詳細に示した側面
図。
【図11】投入ユニット8内において、クリップ部を構
成するクリップ板8−1、スライド板8−2の断面図。
【図12】投入ユニット8において、ブラシローラ8−
4が取り付けられているアーム8−18の作動状態を示
した図で、(A)はアームが回動する前、(B)はアー
ムが回動した後の状態を示した図。
【図13】分類仕分装置1の全体構成を示したブロック
図。
【図14】混在ホッパ5の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図15】搬送路6の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図16】投入ユニット8の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図17】投入ユニット8の作動状態を示し、ポケット
内の伝票をブラシローラ8−4によってその片側にかき
寄せている状態を示した図。
【図18】投入ユニット8の作動状態を示し、ポケット
内の伝票をブラシローラ8−4によってその側面から押
し付けている状態を示した図。
【符号の説明】
1 分類仕分装置 2 分類ボックス 3 キーボード 4 表示装置 5 混在ホッパ 6 搬送路 7 イメージリーダ 8 投入ユニット 9 リジェクトポケット 10 プリンタ 11 手差し投入口 14 仕切板 15 分類ポケット 16 位置決め用バーコード 19 一マークセンサ 20 伝票投入口 31 CPU 32 RAM 33 記憶装置 34 記憶媒体 PC 外部コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F053 EA06 EA08 EB02 EC02 ED18 LA16 LB01 3F079 AA00 CA06 CA09 CB08 CB25 CB32 CC05 CC11 CC13 CC15 DA12 DA28 EA01 EA14 EA19 3F343 FA01 FC01 GA04 GC04 GD04 HA12 HA16 HA27 JA02 LA02 LA13 LB08 LD27 MA19 MA25 MB02 MB03 MC03 MC21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を分類別に仕分けるための複数の分類
    ポケットを備えた分類収納部を有し、用紙収納時にその
    用紙に表記されている分類先に基づいて当該分類先に対
    応する分類ポケットを選択的に指定する分類仕分装置に
    おいて、 分類仕分けの対象としてセットされた用紙の束を分離し
    て用紙を1枚ずつ送出する分離手段と、 この分離手段によって1枚ずつ分離されて送出された用
    紙を前記分類収納部方向へ搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって用紙が搬送されている過程におい
    て、用紙に表記されている分類先を読み取る読取手段
    と、 この読取手段によって読み取られた分類先データに基づ
    いて当該分類先に対応する分類ポケットを選択的に指定
    するポケット指定手段と、 前記搬送手段によって搬送されて来た用紙を保持した状
    態で前記ポケット指定手段によって指定された指定ポケ
    ットの位置まで用紙を移動させて用紙を解放する用紙投
    入手段とを具備したことを特徴とする分類仕分装置。
  2. 【請求項2】前記分離手段は分離仕分けの対象としてセ
    ットされた用紙の束から用紙を取り出す取出手段と、 この取出手段によって取り出された用紙を送出する際に
    その送出方向に複数段の用紙分離機構を有し、各分離機
    構を構成する一対の送りローラの回転を個別に制御する
    ことによって複数枚重なり合って取り出された用紙を1
    枚ずつに分離する手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の分類仕分装置。
  3. 【請求項3】前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ順次
    搬送されている過程において、外部より割り込みで用紙
    を導入する手差し投入口を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の分類仕分装置。
  4. 【請求項4】前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ搬送
    されている過程において用紙に連続番号を印字する印字
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の分類仕分
    装置。
  5. 【請求項5】前記読取手段によって読み取られた読み取
    り結果に基づいて読取エラーか否かを判別する判別手段
    と、 この判別手段によって読取エラーであることが判別され
    た際に、その用紙を収集するエラー用紙収集手段とを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の分類仕分装置。
  6. 【請求項6】前記読取手段は用紙に表記されている分類
    先情報を読み取ると共にその他の項目情報を読み取り、 この読取手段によって読み取られた分類先情報とその他
    の項目情報を外部コンピュータへ転送するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の分類仕分装置。
  7. 【請求項7】前記投入手段は、前記搬送手段によって搬
    送されて来た用紙を保持する保持手段と、 この保持手段によって用紙が保持されている状態で前記
    ポケット指定手段によって指定された指定ポケットの位
    置まで用紙を移動させる移動手段と、 この移動手段によって指定ポケット位置まで用紙が移動
    された際に、指定ポケット内の用紙を強制的にポケット
    の片側に寄せ集める手段と、 ポケットの片側に用紙が寄せ集められた状態で前記保持
    手段によって保持されている用紙を解放する手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の分類仕分装置。
  8. 【請求項8】コンピュータに対して、 分類仕分けの対象としてセットされた用紙の束を分離し
    て用紙を1枚ずつ送出させる機能と、 1枚ずつ分離されて送出された用紙を分類収納部方向へ
    搬送させる機能と、 用紙が搬送されている過程において、用紙に表記されて
    いる分類先を読み取る機能と、 読み取られた分類先データに基づいて分類収納部内の当
    該分類先に対応する分類ポケットを選択的に指定する機
    能と、 搬送されて来た用紙を保持した状態で前記指定された指
    定ポケットの位置まで用紙を移動させて用紙を解放させ
    る機能を実現させるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  9. 【請求項9】前記搬送手段によって用紙が1枚ずつ順次
    搬送されている過程において、搬送されている用紙に連
    続番号を印字する印字手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の分類仕分装置。
  10. 【請求項10】前記分離手段は、分類仕分けの対象とし
    てセットされた用紙の束に対して、用紙を1枚ずつ送出
    する動作中に、割り込みで新たな用紙を投入できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の分類仕分装置。
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Cited By (3)

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