JP2000041585A - 煎餅焼機 - Google Patents

煎餅焼機

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JP2000041585A
JP2000041585A JP10230284A JP23028498A JP2000041585A JP 2000041585 A JP2000041585 A JP 2000041585A JP 10230284 A JP10230284 A JP 10230284A JP 23028498 A JP23028498 A JP 23028498A JP 2000041585 A JP2000041585 A JP 2000041585A
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rice cracker
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rice
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Kiyoshi Fujikawa
清志 藤川
Zenzo Ichihara
善藏 市原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小スペースに設置でき、かつ形が良く、焼き
むらのない、おいしい、風味のある商品価値の高い煎餅
を効率良く安価に焼成できる煎餅焼機を提供する。 【解決手段】 同一円周上に複数の煎餅生地aを載せる
煎餅焼網15と、上面に焼網15を脱着自在に載せるタ
ーンテーブル13と、フレーム1に、機内、外にスライ
ド自在に、かつ機内に押し込んだ位置にマグネットキャ
ッチ10で吸着保持可能に設けた保持台7と、焼網15
上の煎餅生地aの回転方向へ一定の間隔をおいて、ター
ンテーブル13の上部と下部に配置した複数の火炉2
0、21と、可変モータ18aを駆動源とした駆動機構
18と、ターンテーブル13の上部に回転自在に、かつ
昇降動自在にフレーム1に支持した煎餅生地a押え網1
6と、下端にマグネットキャッチ23fを有して左右方
向へ移動自在に、かつバランサー機構23eを介して上
下動自在に吊設した焼網15の上下移動吸着装置23と
で構成し、駆動機構18の駆動軸18eとターンテーブ
ル13の回転軸14とを噛み外し自在な歯車伝動機構で
連動連結して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煎餅生地を載せた
焼網をターンテーブルによって回転させながら生地表裏
を、上部と下部に、周方向へ一定の間隔をおいて配置し
た複数の上部火炉と、下部火炉の火力を利用して同時
に、かつ交互に焼成、冷却を繰り返しながら焼き上げる
ようにした煎餅焼機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煎餅焼機には、煎餅生地をコン
ベアに載せて回転させ、手作業で煎餅生地を順次反転し
ながら、生地表裏を下方の熱源の火力を利用して焼き上
げるように構成したものと、フレーム上面の左右両側
にあって、長さ方向へ平行に固定した軸承部に焼網支軸
の両端部を貫通支承することで、複数の焼網を、フレー
ムの長さ方向へ一定の間隔をおいて、同一方向へ反転自
在に軸支し、焼網反転機構によって、焼網を水平位置か
ら隣接の焼網側へ反転することで、煎餅生地を隣接焼網
上に転送させながら、生地の表裏を下方の熱源の火力を
利用して焼き上げるように構成したもの等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記した
の煎餅焼機では、一方向に長くなって大型化し、広い
設置スペースが必要となるだけでなく、生地の反転や押
え板による煎餅のそり押え等を手作業で行なうので作業
性や生産効率が悪い問題がある。
【0004】また、上記したの煎餅焼機では、の煎
餅焼機と同様に大型化し、広い設置スペースが必要であ
る上、煎餅生地を、搬送ラインと直角方向に対して固定
したまゝで、上記搬送ラインに沿って転送するので、特
に煎餅生地を二列に反転搬送させる場合には、搬送方向
の内側と外側では、下方の熱源による温度が異なるた
め、焼きむらを生じることになる。
【0005】このような焼きむらをなくすには、煎餅生
地の焼き幅を考え合わせて、下方の熱源、つまり火炉の
奥行きを広く設定すれば良いことになる。しかし、これ
では、煎餅焼機がさらに大型化してしまうだけでなく、
炭、石油等の使用量が多くなり燃料費がアップし、ま
た、焼網反転機構が不可欠となるので機構自体も高価と
なるので、煎餅の焼成コストが高騰せざるを得ない問題
がある。
【0006】本発明は、上記従来の煎餅焼機の有するこ
のような問題点に鑑みてなされたもので、ターンテーブ
ル上に載せた円形の焼網上の同一円周上に複数の煎餅生
地を載せ、これを上部から押え網によって押えた状態
で、ターンテーブルの上部と下部にあって、同一円周上
へ一定の間隔をおいて配置した複数の火炉の火力を利用
して、生地の表裏を同時に、かつ交互に焼成と冷却を繰
り返しながら焼き上げるよう構成することによって、焼
きむらやそり等のない高品質かつ低コストの煎餅を、狭
いスペースにおいて効率良く焼成でき、また、焼網の上
下移動吸着装置によって、焼成した煎餅の機外への取り
出し及び煎餅生地の機内(ターンテーブル)へのセット
を焼網ごと容易、かつ効率良く、しかも安全に行ない得
るようにした煎餅焼機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の煎餅焼機は、平面円形にして、同一円周上
に複数の煎餅生地が載置されるよう形成されている煎餅
焼網と、平面円形にして、上面に前記焼網を脱着自在に
載置可能に、かつ前記焼網上の煎餅生地載置部分と対向
する位置が網または格子状に形成されているターンテー
ブルと、フレームに、前方へ引き出し自在にして、内部
へ押し込み自在に、かつ前記ターンテーブルを回転自在
に保持するよう形成されているターンテーブルの保持台
と、前記焼網上の煎餅生地の回転方向へ一定の間隔をお
いて、ターンテーブルの上部と下部に配置されている複
数の火炉と、前記ターンテーブルの駆動機構と、前記タ
ーンテーブルの上部に回転自在に、かつ昇降動自在にフ
レームに支持されている煎餅生地押え網と、下端に焼網
を脱着自在に吸着保持するマグネットキャッチを有して
左右方向へ移動自在に、かつ上下動自在に、前記フレー
ムの前方上部の支持枠に吊設されている焼網の上下移動
吸着装置とからなり、前記ターンテーブルの回転軸は、
前記駆動機構の駆動軸と、前記保持台によるターンテー
ブルの前後方向移動により動力的に断・続可能に、歯車
等の伝動機構にて連動連結してなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は煎餅焼機全体の側面図
を示し、図2は同焼機全体の正面図を示し、図3は同焼
機全体の平面図を示し、図4は焼網を上下移動吸着装置
に吸着してターンテーブル上から持ち上げた状態の断面
図を示し、図5は上下移動吸着装置と、同装置によって
焼網を吸着保持した状態の断面図を示す。
【0009】図1ないし図3に示したように、縦長に形
成したフレーム1の略中間部から前方へ突設したガイド
軸支持フレーム2の前端上面の左右両側と、フレーム1
内の後部に設けた支持フレーム3の上面左右両側に、軸
承部4、4、5、5をボルト等によって固設させてあ
り、これら軸承部4、5、4、5に両端部を固定するこ
とで左右の2個一対のガイド軸6、6を前後方向へ長
く、かつ互いに水平に並設させてある。
【0010】上記一対のガイド軸6、6を軸受8、9に
挿通して、後述するターンテーブルの保持台7を前方
(図1において右方向)、つまり機外に引き出し自在に
して、かつ後方(機内)へ押し込み自在に配置させてあ
る。また、上記した軸承部5、5には図1に示したよう
に、マグネットキャッチ10を固定してあり、上記保持
台7が図1に実線で示したように機内に押し込まれた所
定の位置にて上記マグネットキャッチ10に吸着されて
脱着自在に保持される。
【0011】上記保持台7は、前後方向へ移動操作する
ための把手11を前面に突設してあると共に、後端面に
は、2個の軸受12、12を、上下方向へ一定の間隔を
おいて固定してあり、この両軸受12、12と、上記し
た軸受9を貫通してターンテーブル13の垂直な回転軸
14を、軸方向移動が阻止された状態で回転自在に支承
させることによって、当該保持台7にターンテーブル1
3は水平状態にてフレーム1内の略中心に保持される。
【0012】上記ターンテーブル13は図1及び図4に
明示した如く、金属製の厚肉の円板13aと、この円板
13aの周面と半径方向へ所定の間隔をおいて、外側へ
同心円状に周設された輪状の周縁13bと、上記円板1
3aと周縁13bとを連結する水平な金属製の網13c
とで平面円形に形成されている。なお、上記網13cに
替えて図示しない格子、その他に形成することができる
が、何れにしても、後述する下部の火炉の熱が通過する
ように形成される。また、上記した回転軸14は、上記
円板13aの下面中心に設けたボス13dに上端部を固
定して下方へ垂直に設けられている。
【0013】図1ないし図4に示したように、上記ター
ンテーブル13上には焼網15が脱着自在に載せられる
が、この焼網15は、中央の金属製円板15aと、この
円板15aの周面と半径方向へ一定の間隔をおいて、外
側に同心円状に設けられる輪状の周縁15bと、上記円
板15a外周と周縁15b間に連結配置した金網15c
とで一体に、かつ上記ターンテーブル13上面に嵌合載
置可能な大きさに形成されており、上記した平面ドーナ
ツ形状の金網15c上に複数の煎餅生地a・・・が載せ
られる。また、上記円板15aは後述するマグネットキ
ャッチに吸着される素材の金属で形成されている。な
お、上記金網15cの上面には図3に示した如く、複数
の金属製リング15d・・・を固定配置させてもよい。
このようにすると、煎餅生地aを各リング15d・・・
内に載せることで、隣接する生地同志が当接して変形し
たり、接着することがないから、当該生地を一定間隔を
おいて整然と載せることができる。
【0014】図1及び図2に示したように、フレーム1
内の上部には焼網15上の煎餅生地a・・・の押え網1
6を、中心から上方へ立設した垂直軸16aが、フレー
ム1に軸受16bを介して支承されることで上下動かつ
回転自在に配置させてある。この押え網16は図1に示
す如く、中央の金属製円板16cと、この円板16cの
外周面と半径方向へ一定の間隔をおいて外側に同心円状
に配置したリング状の外枠16dと、上記円板16c下
端と、外枠16dを連結する平面略ドーナツ形状の金網
16eとで一体に形成され、上記金網16eにて焼網1
5上の各煎餅生地a・・・を押えるように構成されてい
る。
【0015】上記フレーム1内の上部には図1に示した
ように、上記押え網16の昇降動手段17が設けられて
いる。この昇降動手段17は、一端をフレーム1に枢着
した第1リンク17aと、この第1リンク17aの他端
と、レバー17bの基端を枢着連結した第2リンク17
cと、レバー17bの基端から後方(図1において左方
向)へ突設した平面略横向きU字形状の係合片17dと
で形成されている。
【0016】従って、上記係合片17dを、既述垂直軸
16aの固定用ボス16fと、これが上方部に固設した
係合リング16gとの間の軸部に挾み込み、上記レバー
17bを図1に矢印bで示した上方へ引き上げ、または
反矢印b方向へ引き下げることで、係合片17dが係合
リング16gに係止して垂直軸16aを引き上げ、また
はボス16fに係止して垂直軸16aを引き下げること
によって、押え網16は図1に二点鎖線で示したように
焼網15上から上昇され、また上昇位置から図1に実線
で示したように焼網15上面まで下降される。
【0017】上記したターンテーブル13、焼網15の
駆動機構18は図1及び図2に示したように、駆動源に
は可変モータ18aが使用され、この可変モータ18a
と連動連結されている減速機18bの軸18cと、フレ
ーム1に固設した上下2個の軸受18d、18dに回転
自在に、かつ垂直に支承した駆動軸18eとは、各軸1
8c、18eに固定したスプロケット18f、18gに
無端チエン18hを巻き掛けして連動連結させて構成さ
れている。
【0018】上記駆動軸18eの上端部と、前記した回
転軸14の下端部には、噛み外し自在に歯車18i、1
9を各々固定してある。つまり、上記駆動軸18eと、
その歯車18iは後部(図1において左側)に配置さ
れ、上記回転軸14と、その歯車19は前部(図1にお
いて右側)に配置され、保持台7、ターンテーブル13
が機内に押し込まれてマグネットキャッチ10に吸着さ
れ、所定位置(煎餅生地焼成状態)に保持されるとき、
上記両歯車18i、19が互いに噛合されるように、ま
た保持台7、ターンテーブル13が図1に二点鎖線で示
したように前方(機外)に引き出されることで、上記両
歯車18i、19の噛合が外されるように構成されてい
る。また、可変モータ18aの回転速度はインバータ制
御されるので、ターンテーブル13、焼網15の回転速
度を微妙に調整することができる。
【0019】上記フレーム1内のターンテーブル13の
上部と下部にあって、焼網15上の煎餅生地a・・・の
回転軌跡上には、複数の火炉20・・・、21・・・
を、同一円周上に、かつ周方向へ一定の間隔をおいて配
置させてある。即ち、上記各火炉20、21は図3に示
した如く、煎餅生地aを一個分焼成するだけの大きさに
形成されていて、上記生地aの大きさ(直径)と同等の
間隔をおいて配置させてある。つまり、ターンテーブル
13による焼網15の回転によって、各煎餅生地a・・
・が交互に焼成と、自然冷却が繰り返し行なわれるよう
に構成されている。このようにすると、煎餅の旨味が引
き出される。また、上記各火炉20・・・、21・・・
は、別個に火力を調整できるので、微妙な焼き加減をコ
ントロールすることができる。
【0020】図1なしい図3に示したように、フレーム
1の前面上部には支持枠22が固定され、この支持枠2
2の2基の焼網15用の上下移動吸着装置23、23を
吊設させてある。上記支持枠22は図5に明示したよう
に、左右の支持部材22a、22aの上端に横軸22b
を水平に架設して形成されている。
【0021】上記各上下移動吸着装置23は、上記横軸
22bを挿通して、該横軸22bに沿って横方向へ移動
自在に支持されているスライダ23aと、このスライダ
23aに上端部を固定して下方へ垂設されている上部角
パイプ23bと、この上部角パイプ23bに、支持部材
23cを介して上下方向へ昇降動自在に、かつ下方へ垂
直に支持されている下部角パイプ23dと、バランサー
機構23eと、下部角パイプ23dの下端に設けたマグ
ネットキャッチ23fとで構成されている。
【0022】上記バランサー機構23eは、上部角パイ
プ23bに上下方向へスライド自在に内装した錘23g
と、上記支持部材23cに両端部を固定して、上記スラ
イダ23aに軸支したスプロケット23hにチエン23
iを巻き掛けて形成され、上部角パイプ23bに対し、
下部角パイプ23dを上下方向へスライドすることで、
移動した位置に停止されると共に、下部角パイプ23d
の上下スライドを小さい力で行なうことができるように
形成してある。
【0023】上記マグネットキャッチ23fは、下端を
開口して形成したマグネットホルダー23iにマグネッ
ト23kを、脱着レバー23lの切り換えによって上下
動するように内装させてあり、上記脱着レバー23lを
図5に示したように外側へ回転することでマグネット2
3kが下降して焼網15を吸着し、脱着レバー23lを
図示と反対の内側へ回動することでマグネット23kが
上昇して焼網15の吸着が解除されるよう構成されてい
る。
【0024】上記した各上下移動吸着装置23、23
は、煎餅生地aの焼成時は、図2に示したように、横軸
23bに沿って外側に移動させておくと共に、図1に示
したように上昇位置に停止させておき、ターンテーブル
13を前方に引き出し、焼き上がった煎餅a1 ・・・を
焼網15ごと機外に取り出す場合は、図5に示したよう
に、一方(図5において左側)の焼網15の中心まで横
動した後、下降させて焼網15をマグネットチャッチ2
3fに吸着し、上下移動吸着機構23によって上昇させ
ることで焼網15を図4に示したようにターンテーブル
13上から取り出し、図5に二点鎖線で示した台24上
まで移動し、脱着レバー23lを切り替えて、吸着を解
除し、焼網15を台24上に載せ、こゝで第2次工程の
自然冷却を行なうことになる。
【0025】また、他方の上下移動吸着装置23によっ
ては、図5の右側に示したように、煎餅生地a・・・を
載せた焼網15を吸着して、ターンテーブル13上まで
移動した後、下降させ、脱着レバー23lを切り替え操
作して焼網15の吸着を解除し、該焼網15をターンテ
ーブル13上に載置させる。
【0026】なお、図1ないし図3において、25は支
持フレーム2の前端に設けたマグネットキャッチで、保
持台7を引き出した位置に吸着固定して、ターンテーブ
ル13に対する焼網15の載置及び取り出し時に、ター
ンテーブル13が移動しないようにする。
【0027】次に、本発明の作用について説明する。各
火炉20、21に点火して加熱を開始し、駆動源(可変
モータ)を始動し、ターンテーブル13を回転させなが
ら当該ターンテーブル13を予備加熱する。複数の煎餅
生地aを載せた焼網15は機外の台24に載せ、その中
心部分を上下移動吸着装置23のマグネットキャッチ2
3fに吸着し、上方に押し上げておくと、上下移動吸着
装置23のバランサー機構23eによって焼網15は押
し上げられた位置に停止保持され、自然に落動すること
はない。
【0028】次いで、把手11を持って保持台7を前方
に引き出すことで、ターンテーブル13もともに前方へ
引き出される。この時、ターンテーブル13の回転軸1
4に固定した歯車19と、駆動機構の駆動軸に固定され
ている歯車18iとの噛み合いが離れるので、駆動源が
回転していても支障なく保持台7及びターンテーブル1
3を引き出すことができる。また、煎餅生地aの押え網
16はターンテーブル13と干渉しないように上方へ引
き上げておく。
【0029】次いで、上下移動吸着装置23を下方へ引
き下げ、ターンテーブル13上の所定位置に焼網15を
載せたならば、マグネットチャッチ23fの焼網脱着レ
バー23lを回転操作して焼網15の吸着を解除するこ
とで、生地aを載せた焼網15はターンテーブル13上
に載置される。
【0030】次いで、上記した把手11を持って保持台
7を機内に押し込み、ターンテーブル13を所定位置に
セットする。この押し込みによって、ターンテーブル1
3における回転軸の歯車19が、駆動軸の歯車18iと
噛み合って動力的に連動連結される。次いで、レバー2
3lの押し下げ操作を行なって押え網16を下降させ、
焼網15上の各煎餅生地a上に押し当て、上方から押え
る。ターンテーブル13と焼網15は一定方向へ回転さ
せることで煎餅生地aの回転焼きを開始する。上記ター
ンテーブル13の上下両部にあって、円周方向へ一定間
隔をおいて配置した火炉20、21の火力によって、煎
餅生地aの表裏は同時に焼かれるが、火炉20、21の
上記した配置によって煎餅生地aは交互に焼成と自然冷
却を繰り返しながら焼成される。
【0031】一定時間焼成し、タイマーまたは経験則に
より煎餅が焼き上がったことを確認したならば、把手1
1を持って保持台7、ターンテーブル13、焼網15を
前方(機外)に引き出し、上下移動吸着装置23のマグ
ネットキャッチ23fに焼網15を吸着して所定位置ま
で横移動させ、焼き上がった煎餅aを焼網15ごと機外
の台24上に載せ、マグネットキャッチ23fから離
し、機外に置いて自然冷却する。以上で焼成の一サイク
ルを終了する。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ターンテーブル方式の採用によって狭いス
ペースに設置できると共に、ターンテーブルの上部と下
部にあって、周方向へ一定の間隔をおいて配置した火炉
により煎餅生地の表裏を同時に焼成でき、かつ交互に焼
成と自然冷却を繰り返し行なうので、煎餅の旨味が引き
出され、また、押え網によって焼網上の煎餅生地を押え
ながら焼成、自然冷却を行なうため、そり等のない形が
良く、焼きむらのないおいしさ、風味、商品価値の高い
煎餅を効率良く焼成することができる。
【0033】さらに、上下移動吸着装置によって、機外
に引き出し、煎餅を焼網ごと容易、かつ安全に取り出す
ことができ、また、煎餅生地も焼網ごとターンテーブル
上に載せることができるから、作業効率を向上できて、
前記焼成効率のアップと相俟って餅の焼成コストを低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煎餅焼機の実施形態を示す側面図
である。
【図2】同上焼機を示す正面図である。
【図3】同上焼機を示す平面図である。
【図4】同上焼機において、焼網を上下移動吸着装置に
吸着して引き上げ、ターンテーブルから取り外した状態
を示す断面図である。
【図5】同上焼機における2基の上下移動吸着装置と、
これによって吸着された焼網を示す断面図である。
【符号の説明】
a 煎餅生地 1 フレーム 7 保持台 10、23f マグネットキャッチ 13 ターンテーブル 14 回転軸 15 焼網 16 押え網 18 駆動機構 18e 駆動軸 20、21 火炉 22 支持枠 23 上下移動吸着装置 23e バランサー機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面円形にして、同一円周上に複数の煎
    餅生地が載置されるよう形成されている煎餅焼網と、平
    面円形にして、上面に前記焼網を脱着自在に載置可能
    に、かつ前記焼網上の煎餅生地載置部分と対向する位置
    が網または格子状に形成されているターンテーブルと、
    フレームに、前方へ引き出し自在にして、内部へ押し込
    み自在に、かつ前記ターンテーブルを回転自在に保持す
    るよう形成されているターンテーブルの保持台と、前記
    焼網上の煎餅生地の回転方向へ一定の間隔をおいて、タ
    ーンテーブルの上部と下部に配置されている複数の火炉
    と、前記ターンテーブルの駆動機構と、前記ターンテー
    ブルの上部に回転自在に、かつ昇降動自在にフレームに
    支持されている煎餅生地押え網と、下端に焼網を脱着自
    在に吸着保持するマグネットキャッチを有して左右方向
    へ移動自在に、かつ上下動自在に、前記フレームの前方
    上部の支持枠に吊設されている焼網の上下移動吸着装置
    とからなり、前記ターンテーブルの回転軸は、前記駆動
    機構の駆動軸と、前記保持台によるターンテーブルの前
    後方向移動により動力的に断・続可能に、歯車等の伝動
    機構にて連動連結してなることを特徴とする煎餅焼機。
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