JP2000040992A - 両方向・放送移動および高移植性衛星通信システム - Google Patents

両方向・放送移動および高移植性衛星通信システム

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JP2000040992A
JP2000040992A JP11127826A JP12782699A JP2000040992A JP 2000040992 A JP2000040992 A JP 2000040992A JP 11127826 A JP11127826 A JP 11127826A JP 12782699 A JP12782699 A JP 12782699A JP 2000040992 A JP2000040992 A JP 2000040992A
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Robert A Wiedeman
エイ. ウィーデマン ロバート
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/06Airborne or Satellite Networks

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】地域的GSO及び全地域的NGSOの衛生シス
テムを用い、多くの高品質信号を満たす。 【解決手段】 ユーザ端末は、通信システムからのNG
SO衛星システムを介したサービスを得るトランシーバ
と、獲得したサービスに応答してGSO衛星システムか
らの放送通信サービスを受信する受信機とを有する。特
に移動用途のために、異なる衛星設置システムの機能の
併合は、ユーザを識別する技術と、さまざまなネットワ
ークへのユーザアクセスを許可する技術とを提供する。
帯域幅へのアクセスのために合理的な量を満たす能力
と、一回の申込で複合サービス能力とを提供する。セル
ラシステムは、移動ローミング識別、登録、認証システ
ムによって、ローミングするときでも、ユーザが放送サ
ービスにアクセスでき、例えばインターネットサービス
プロバイダからデータを受信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、衛星通信システムを衛星
に関し、特に、放送空間および地上セグメントと、移動
通信空間および地上セグメントとを有する衛星通信シス
テムに関する。
【0002】
【発明の背景】セルラ式電話サービスが、衛星技術の使
用によって、地球の遠い地域まで拡大され、多数の新規
加入者にさまざまな電話通信サービスへのアクセスを提
供してきた。これらの衛星設置のシステムは、地域静止
衛星(GSO)やグローバル非静止衛星(NGSC)で
ある。Iridium(登録商標)およびGlobalstar(登録商標)
は、グローバルNGSOシステムの2つの例であって、
グローバル移動衛星システム(GMSS)と呼ばれてい
る。
【0003】直接、ホーム(DTH)サービスに、テレ
ビ等の放送業務が提供され、かかるテレビは、大抵GS
O衛星によって送信される。対照的に、GMSSシステ
ムや地域移動衛星システム(RMSS)は、移動および
移動可能なユーザに対してポイント対ポイント音声およ
びデータ通信を提供する効率的なセルラ様式の通信シス
テムとなるように設計されている。GMSSシステム上
の加入者数を最大にするために、加入者に提供される回
路のデータ転送速度スループットは、大抵、比較的低速
度データ(例えば、2400、4800、または960
0BPS)に制限され、そのうえ、高圧縮デジタルスピ
ーチを使用する。
【0004】時分割多元接続(TDMA)や符号分割多
重接続(CDMA)技術は、同一RFチャネルに多数の
ユーザを配置するために、これらのシステムとともに使
用される。NGSOおよびGSO衛星システムは、かな
り異なる動作特性を有する。例えば、GMSSNGSO
システムに対する伝播時間遅延は、約9msから100
msまでのオーダであり、一方、符号化および復号化動
作は、最大100msまでのさらなる遅延をもたらす。
高度がより高いGSO衛星によって、伝播遅延は、遅延
を350ms以上に増やす符号化および復号化遅延を加
算した、250msになる。さらに、MSSシステムの
有効帯域幅は、この目的に割り当てられた小量のスペク
トルにより制限される。しかし、放送衛星サービスは、
フルモーションコマーシャルテレビおよび高速のデータ
に対して最適化され、直径が18〜24インチ(45.
72〜60.96cm)のパラボラを使用するサービス
を提供できる高電力ダウンリンクによって、特徴付けら
れている。
【0005】アナログやデジタルTV信号は、複数の手
段によって、アップリンクステーションに供給される。
これは、フィーダリンクと称されて、信号をデジタル化
し(信号を圧縮することもある)、次にかかる信号をG
SO衛星に送信するものである。GSO衛星は、信号を
他の周波数に変換し、信号を増幅し、広範囲のサービス
エリアに放送する。そして、かかるサービスエリアにお
いて、サービスエリアに位置する多数の受信機によって
ほとんど同時に受信される。上述の250msの伝播遅
延に加えて、更なる遅延を、信号のデジタル・アナログ
変換の間に被ることがある。次に、変換された信号は、
普通のテレビや高解像度テレビ(HDTV)に供給され
る。一般に、これらの放送サービスに対して有効な帯域
幅は、GMSSのそれと比較すると大きい。
【0006】これまで、衛星セルラシステムと衛星放送
システムとは、並列に発展し、各々は、各自の目的に対
して最適化されてきた。セルラおよびパーソナル通信シ
ステム等の、地上ワイヤラインシステムおよび無線のシ
ステムは、音声およびデータの伝送のために、特にパー
ソナルコンピュータデータの伝送のために、発展して最
適化されてきた。一方では、インターネットの使用は、
広範囲に亘って普及し、何百万の加入者がオンライン状
態にある。商用テレビと同様に、インターネットによる
音声およびデータサービスの結合は、現在開発中であ
る。事実、まもなく、「発信音」の従来の概念が「ウェ
ブトーン」と呼ばれる新しい概念と結合されることが予
測される。
【0007】今後のMSSシステムは、従来の通信方式
をテレビと組み合わせて使用し(例えば絵電話)、更
に、インターネットやその後継物を利用することが予期
される。パーソナルコンピュータは、さらに小さく、よ
り強力およびより高速になり、無線通信と組み合わせら
れて、集積通信・コンピュータシステムを形成する。こ
れらのサービス間の共通のスレッドは、加入者であり、
加入者による無線電話通信、パーソナルコンピュータ、
インターネットの使用の増加である。
【0008】しかし、移動通信システムの加入者は、加
入者に高速データ回路やチャネルを提供するこれらのシ
ステムの能力の欠如故に、インターネットの使用に遅れ
を取っている。この結果、加入者は、加入者の要求に対
する入力データの反応を受け取るときに長い遅延を被
る。しかし、DTHシステムへの加入者は、ユーザから
放送衛星まで、さらにインターネットサービスプロバイ
ダ(ISP)の送信ステーション、すなわちTVプロバ
イダまでのアップリンクを設けることができないため
に、移動体及び可動ユーザに対するインターネットの使
用に遅れている。この結果、多くのユーザは、現在、3
つ以上の契約、すなわち、1つはセルラ音声および低速
データ、1つはDTHテレビ、1つはインターネット接
続を有している。
【0009】本発明の前は、上記問題に対して十分満足
できる解決策がなかった。
【0010】
【発明の目的】本発明の第1の目的及び効果は、前述の
問題を含む問題を克服する衛星設置の通信システムを提
供することである。本発明の他の目的及び効果は、加入
者を認識して、加入者にセルラ音声および低速データ、
放送テレビ、高速データインターネット接続へのアクセ
スを提供するユーザ端末を提供することである。
【0011】本発明の更なる目的及び効果は、放送空間
及び地上セグメントと、移動セルラ状空間及び地上セグ
メントとを共に動作して、加入者に、高速データ接続、
低速データ接続、音声接続を提供するハイブリッド通信
システムを提供することである。本発明の他の目的及び
効果は、GSO衛星システムがNGSO衛星システムと
共に使用され、各タイプの衛星システムの強度を活用す
るために最適化されたハイブリッド通信システムを提供
することである。
【0012】
【発明の概要】本発明の実施例の装置及び方法によっ
て、前述の、及び他の課題は克服され、また本発明の利
点が実現される。複合型衛星通信システムは、地域的G
SO及び全地球的NGSOである少なくとも2つの衛星
ベースのシステムを用いる。本発明の教示を組合わせる
ことにより、1つのアーキテクチャ、最適化された遅延
での全地球的コミュニティ、多くのタイプの高品質信号
を満たすことができる。
【0013】本発明の教示によれば、GSO等の高い高
度の一つ以上の放送衛星が、低高度軌道(LEO)又は
中高度軌道(MEO)システム等のNGSO衛星システ
ムと結合され、インターネット・サービスへの効率的ア
クセス、双方向電話、及び他の移動及び固定ユーザのた
めのサービスを提供する。特に移動応用において、異な
った衛星ベースのシステムの機能を結合することによっ
て、ユーザを識別する技術、及びユーザが様々なネット
ワークにアクセスすることが可能となる技術が得られ
る。更に、帯域に合理的なアクセス量を割当てることが
でき、1加入者に対するマルチサービス機能を提供する
ことができる。高度に開発された移動ローミング識別、
登録、及び認証システムを有する衛星セルラシステム
は、放送サービスへのアクセスを行うユーザにさえロー
ミングを可能にする手段を提供する。
【0014】従って、本発明の教示は、放送通信サービ
スを有する地上サービスエリアを提供する第1の衛星シ
ステムと、双方向通信サービスを有する地上サービスエ
リアを提供する第2の衛星システムと、第1の衛星シス
テム及び第2の衛星システム間の双方向通信リンクと、
地上サービスエリアに位置するユーザ端末と、を有する
通信システムを提供する。このユーザ端末は、第2の衛
星システムを介して放送通信サービスを得るトランシー
バ、及びその得られたサービスに応答して第1の衛星シ
ステムから放送通信サービスを受信する受信機を有して
いる。
【0015】更に、データ処理装置をインターネットに
接続する方法及びシステムを開示する。この方法は、
(a)衛星電話等の衛星トランシーバ及び衛星受信機に結
合されるようにデータ処理装置を設けるステップと、
(b)衛星トランシーバによって少なくとも1つの非静止
軌道衛星を経て地上ゲートウェイに送信されるインター
ネット・サービス要求をなすようにデータ処理装置を動
作させ、ゲートウェイからのサービス要求を遂行するW
WWサイト等のインターネット主体へインターネット・
サービス要求を中継するステップと、を含んでいる。次
のステップは、少なくとも1つの非静止軌道衛星及び衛
星トランシーバ、又は1つの静止軌道衛星及び衛星受信
機のいずれかの経路を経てインターネット主体からのデ
ータをデータ処理装置に送信することによってサービス
要求を遂行する。用いられる特定の経路は、データの緊
急度等のデータの性質、又は送信されるデータ量のうち
の少なくとも1つに基づく。例えば、短いメッセージ及
び応答が非静止軌道衛星システム及び衛星トランシーバ
によって送られ、一方、長いファイル及びWWWページ
のダウンロードは静止軌道衛星及び衛星受信機によって
送ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の教示による衛星
設置の通信システムの第1の実施例の一般的な構造を示
すブロック図である。2つの衛星コンステレーション
が、図示され、一方のコンステレーションは、他方のコ
ンステレーションよりも高高度に配置されている。便宜
上、高度が高い方のシステムを、1つ以上の放送衛星1
を有するGSOコンステレーションと称する。他方のコ
ンステレーションは、NGSO衛星7Aを有するNGS
Oコンステレーション7と称する。放送コンステレーシ
ョンは、NGSOコンステレーション7よりも高く、静
止軌道(GEO)、中間地球軌道(MEO)であったり、
または様々な高高度円形軌道や楕円軌道(HEO)にあ
り、ループス(Loopus)軌道やACE軌道、モリニ
ア(Molnya)軌道などの適切な軌道を使用するが、
高高度コンステレーションは、静止軌道システムと称
し、本発明の教示は、GSO放送衛星のみの使用に限定
されないものである。低高度コンステレーション7は、
任意の軌道構成を取り得るが、一般に傾斜した円形軌道
や極軌道を使用する。しかし、楕円軌道衛星からなるコ
ンステレーションや、楕円軌道及び円形軌道の組合せ
も、同様に使用できる。一般に、低高度コンステレーシ
ョン7の軌道は、傾ける必要はなく、代わりに、太陽同
期を含む、赤道、極等の適宜の構成でもよい。このよう
に、NGSOコンステレーション7の以下の記載は、2
000km未満の傾斜円形軌道を使用する低地球軌道
(LEO)コンステレーションとして参照するが、本発明
の教示は、例えば中間地球軌道(MEO)を使用する特
定タイプのNGSOコンステレーションの使用に限定さ
れるものではない。
【0017】本発明の教示を実行するために使用される
適切なタイプのLEO衛星システムは、米国特許第5,
619,525号のウィーデマン(R.A.Wiedeman)および
サイト(M.J.Sites)による「低地球軌道衛星通信システ
ムに対する閉ループ電力制御」、米国特許第5,44
8,623号のウィーデマン及びモンテ(P.A.Monte)に
よる「地上通信システムによって動作するネットワーク
座標ゲートウェイを使用する衛星遠距離通信システ
ム」、米国特許第5,303,286号のウィーデマン
による「無線電話・衛星ローミングシステム」に記載さ
れている。
【0018】少なくとも1つのGSO放送衛星1は、赤
道軌道の位置に置かれて、RFエネルギで所望のサービ
スエリア2を照射することができる。放送フィーダリン
クステーション(BFS)3は、GSO放送衛星1への
リンクを完全なものとするように配置される。このリン
クは、本発明において、放送フィーダアップリンク4と
称す。BFS3は、サービスエリア2内に配置された
り、またはサービスエリア外に配置されたりする。放送
フィーダダウンリンク5は、衛星1をサービスエリア2
内のユーザ端末6に接続する。NGSO衛星コンステレ
ーション7は、GSO衛星1よりも低軌道にあり、上記
のようなLEOシステムである。
【0019】ポイント対ポイント通信リンクステーショ
ンは、ゲートウェイ8と称され、NGSO衛星コンステ
レーション7へのリンクと、サービスエリア2に位置す
るユーザ端末6へのリンクとを両方とも完全なものとす
るように配置される。ゲートウェイ8は、NGSO衛星
コンステレーション7の衛星7Aに対して双方向フィー
ダリンク9を提供する。任意の時刻において、大抵、ゲ
ートウェイ8の視界には少なくとも2つNGSO衛星7
Aが存在する。したがって、ゲートウェイ8には、少な
くとも1つ、大抵は複数の通信アンテナおよび設備が存
在する。NGSO衛星コンステレーション7は、双方向
のユーザサービスリンク10を使用して、ユーザ端末6
に対してフィーダリンク9に関するデータを中継する。
双方向のリンクは、1つの衛星7Aを介して、または、
好ましくは、2つ以上の見える衛星7Aを介して、遮
断、陰、リンクフェーディングを避けるために、ユーザ
端末6での信号のダイバーシチ合成を可能とする。同様
に、GSO放送衛星コンステレーションは、ダイバーシ
チを行うために少なくとも2つの衛星1を含む。ゲート
ウェイ8は、公衆電話交換網(PSTN)11に、さら
に他の地上セルラネットワークシステムや公有地移動ネ
ットワークシステム(PLMNS)12に、または私設
ネットワーク13に接続されている。ゲートウェイ8
は、好ましくは、地上システム内データリンク14によ
ってBFS3にも接続される。このリンクは、この目的
のために割り当てられ、PSTN11の設備を使用す
る。他の構成において、システム内リンクターミナル1
5は、任意のシステム内RFリンク16を介してBFS
3と通信する。リンク16は、好ましくは、GSO衛星
コンステレーションによって作られるが、しかし、NG
SOコンステレーション7は、LEOやMEO、GEO
である他の衛星システムのように、この目的のために使
用される。
【0020】全システム制御およびリソース割当ては、
地上動作制御センタ(GOCC)17と、衛星動作制御
センタ(SOCC)18とによって管理される。これら
のセンタは、1箇所に集められたり、または複数の地域
センタに分散されている。ゲートウェイ8および放送フ
ィーダリンクステーション3は、地上データネットワー
ク(GDN)19によってGOCC17に接続されてい
る。
【0021】BFS3は、一つ以上のインターネットサ
ービスプロバイダ(ISP)20や他の放送サービスプ
ロバイダ21に接続されている。次に、ISP20は、
インターネット50のワールドワイドウェッブ(WW
W)に接続して、通常はPSTN11を介して多数のサ
ービスをユーザに提供する。多数の異なるサービスエリ
アと上記装置のセットとは、ネットワークにおいて接続
されている。図2は、大陸の居住領域が例えば3つのサ
ービスエリアA、B、Cに細分されているワールドワイ
ドウェッブの例を示す。他の実施例は、海を含む地球の
全表面領域をサービスエリアに細分することもある。一
般に、サービスエリアは、国や国の地域から成る地政学
的な境界と一致する。複数の国は、1つのサービスエリ
アによるサービスを受け、すなわち、各ゲートウェイ8
は、複数のサービスエリアを共有してサービスを行う。
全てのサービスエリアが、必ずしも図1に示す放送設備
セグメント(例えばBFS3)を有するわけでない。
【0022】図2に示す実施例に、3つの設備セットを
示す。セットAおよびセットBは、全ての設備(ゲート
ウェイ8、BFS3、ISP20)を有するが、セット
Cは、放送設備(例えばBFS3)を含まない。前述の
ように、これらのさまざまな設備は、PSTN11、G
DN19、インターネット50によって相互に接続され
る。GOCC17は、設備セットAと関連して示されて
いるが、ネットワークの任意の位置に存在することがで
きる。
【0023】放送受信専用のダウンリンクと結合された
双方向のリンクのセルラ状の動作の組合せの原理を中心
に造られたシステムと相互作用する多数のタイプのユー
ザ端末6が、可能である。図3は、インターネット50
と相互接続するために有効な1つのタイプのユーザ端末
6の例を示す。この例では、ユーザ端末6は、ラップト
ップコンピュータ等のコンピュータ23に接続された
り、または、放送インタフェースユニット(BIU)2
4に直接接続される衛星セルラ式電話(SCT)22を
含む。SCT22は、NGSOコンステレーション7の
衛星7Aに対してRF信号を送信したり受信することが
できるトランシーバを含む。BIU24は、GSO衛星
1からダウンリンク送信5を受信するRF受信機を備
え、更に、BFS3に対する論理インタフェースを提供
する。BIU24には、放送受信アンテナ25が備えら
れている。このアンテナ25は、BIUアンテナをGS
O衛星1に向けることを支援するために、例えばオプシ
ョンの衛星ナビゲーションユニット26を使用して、可
動、すなわち操縦可能である。放送フィーダダウンリン
ク信号5は、GSO(または他の高度)衛星1を介して
BFS3から受信される。一方、双方向のリンクは、S
CT22を使用して、ゲートウェイ8とユーザ端末6と
の間にNGSOコンステレーション7を介して設立され
る。双方向リンクによって、ユーザ端末6はハイブリッ
ドシステムを得ることができ、また、データがGSOシ
ステムから受信されないときに、NGSOシステムを介
してデータを受信するために使用される。また、テレビ
等のビデオ受信機6aを示す。所望のプログラムが、本
発明の概念によって、BSP21から、BFS3、放送
衛星1、BIU24を介してビデオ受信機6aまで伝え
られる。
【0024】ヘッダ情報に埋め込まれたり、または付加
されたり追加されたデータを使用して、BFS3は、双
方向のリンク9、10を介して、NGSO(例えばLE
O)コンステレーション7による低速度且つ低遅延リン
クを介して、または代わりに高速且つ長遅延を有する放
送衛星リンク4、5によって、データパッケージやファ
イルを反応にまわすか否かを判別する。一般に、視覚的
に強いデータ、フォーマットデータ、ロングファイル転
送は、高速放送リンク4、5を介して送られる。一方、
反応、小ファイル、ISP50からのショートコマンド
は、検出できる遅延であり、双方向のリンクNGSOリ
ンク9、10を介して送られる。ユーザ端末6の位置が
分かっているので、BFS3は、異なるリンクの形態と
距離とを計算でき、メッセージ配布の実際の遅延を判別
できる。必要に応じて、BFS3は、データがコンピュ
ータ23に予測された論理的に正しい時間シーケンスで
到着することを確実にするために、内部バッファリング
によって、または一つ以上の反応を遅らせることによっ
て、ユーザコンピュータ23にメッセージ配布を連係さ
せる。
【0025】1つのタイプのユーザ端末6の動作の代表
的な例を、システムにログオンする内容に提供する。ユ
ーザは、ユーザ端末6を取り出して組立てた後に、近似
の位置に注目する。この位置は、GPSやローラン(Lor
an)、地図等のナビゲーション支援の使用によって、ジ
ップコードをコンピュータ23のプログラムに入ること
によって、非天測位置推測法や他の手段によって得られ
る。いずれの場合も、ユーザが位置するサービスエリア
の情報や予測の近似の緯度および経度を使用して、ユー
ザは、GSO衛星1まで近似の方位角および仰角をコン
ピュータ23から、または、ユーザ取扱説明書の印刷さ
れたルックアップ表から得る。次に、ユーザは、衛星ナ
ビゲーションユニット26において具体化された照準装
置等のビルトインエレクトロニクスおよび機械的装置を
使用して、GSO衛星1からの信号に対して、手動でま
たは自動的に、放送受信アンテナ25の向きを定める。
衛星1は、この方法でユーザを支援するために信号を発
する。全プロシージャは、DTH衛星からダウンリンク
を得るために、DTHテレビの視聴者によって使用され
るものと同様の技術を使用する。例えば、信号が得られ
た時に高速で明るく光るBIU24に設けられたインジ
ケータ光を使用できる。
【0026】尚、BIUアンテナ25が全方向性または
ほぼ全方向性アンテナであれば、前述のプロシージャは
避けることが可能である。しかし、この場合、さらなる
RF電力を、放送衛星1によって送信することが必要で
ある。いずれの場合も、放送信号が得られると、BIU
24の回路は、信号をロックして、BIU24のアンテ
ナ25が向けられたりまたはロックされた衛星1の識別
を判別する。衛星識別番号(以下、衛星IDとも称す)
は、コンピュータ23を通過し、またはBIU24に表
示されて、BIU24が動作中であり準備ができること
を示す。次に、ユーザは、平行して、ネットワークアク
セスを要求するためにSCT22を起動させる。SCT
22は、NGSO衛星コンステレーション7を得て、サ
ービス要求を形成し、潜在的なゲートウェイ数を得て、
サービス要求を送信する。次に、NGSOシステム(ゲ
ートウェイ8)は、ユーザの位置探索を実行する。ユー
ザのアクセスサービス要求を受信したこれらのゲートウ
ェイ8は、(任意の衛星ナビゲーションユニット26を
使用する)SCT22または周知の方法を使用する三角
測量のいずれかによって、供給されたユーザ位置を調べ
る。いずれの場合も、SCT22がゲートウェイのサー
ビスエリア2内にある場合、そのゲートウェイは、アク
セス認証処理を開始し、残りのゲートウェイはユーザを
無視する。
【0027】尚、上記引用の米国特許第5,448,6
23号に記載されているタイプのネットワークコーディ
ネイティングゲートウェイを、ユーザ端末6をある地上
ゲートウェイ8(または適切であればそれ自体に)に割
り当てるために使用してもよい。いずれの場合も、平行
に、ゲートウェイ8は、サービス要求とともに送信され
るSCT22の識別(ID)番号を使用して(または他
の手段によって)、さまざまなデータベースを照会し
て、ユーザ端末6がそのホームロケーション内にあるか
またはローミングしているかを判別する。BIU識別番
号を、同様に使用できる。次に、ゲートウェイ8は、N
GSOシステムを得るために必要な有効なゲートウェイ
番号、同期情報、タイミング情報、必要に応じて他の情
報をユーザに送る。同時に、一つ以上の認証方法が完了
され、SCT22のID番号、SCT22の位置、許可
されたサービスが、GWHLRやユーザのHLRから供
給されたデータから、ホームロケーションレジスタ(H
LR)やビジタロケーションレジスタ(VLR)データ
ベースに入れられる。次に、ゲートウェイ8は、いつで
も送れるサービスメッセージを形成し、それをNGSO
コンステレーション7の一つ以上の衛星7Aを介してS
CT22に送信する。そして、SCT22は、SCT2
2、BIU24、コンピュータ23のうちの少なくとも
1つに結果を表示する。次に、ユーザは、さらなるサー
ビスを要求したり、電話を置いたり、ファクシミリを送
受信したり、コンピュータ23の従来のダイアルアップ
モデム23Aを介した低速双方向接続によるインターネ
ット50への接続を含む多数のサービスを起動させるこ
とができる。
【0028】本発明の概念によれば、ユーザに対して低
価格で高速インターネット接続を提供するために、更に
サービスを強化させて得るために、ユーザは、放送フィ
ーダダウンリンク5のイネーブリングを要求する。放送
フィーダダウンリンク5を容易にするために、ユーザ
は、SCT22と双方向NGSOリンク9、10を介し
てゲートウェイ8に放送イネーブルメッセージを送る。
このメッセージは、SCT22のキーパッドから特別な
信号とともに、または、コンピュータ23ソフトウェア
が生成したデータメッセージとともに、または、BIU
24が生成したメッセージとともに送られる。ゲートウ
ェイ8は、放送サービスをイネーブルとするというメッ
セージ要求を受け取った後に、要求の処理を続ける。こ
のイネーブルプロシージャは、ゲートウェイ8内でサー
ビス要求を検出することによって実行され、または、ユ
ーザが、BFS3で数字をダイヤルして直接BFS3に
要求を送信する。第1のケースを仮定して、ユーザが放
送リンクを得るために認証されたことを確かめた後、ゲ
ートウェイ8は、BFS3にシステム内データリンク1
4(またはRFシステム内データリンク16)を介して
メッセージを送る。このメッセージは、SCT22のI
Dを含むユーザ識別情報や、利用可能な設備(すなわち
モデム速度、BIU24のタイプ等)のタイプに関する
情報を含む。ユーザのISP20の識別情報及び利用可
能なサービスも、提供される。
【0029】BFS3でのセットアップ動作を考慮する
と、ユーザからのサービス要求メッセージが受信され、
さまざまなプロセスが実行される。これらのプロセス
は、ユーザパスワードの更なる認証や確認を含むことが
ある(必要な場合)。他のプロセスは、衛星トランスポ
ンダ、周波数、チャネルのいずれを調整すべきか、トラ
ンスポンダ内の帯域幅の一部、トランスポンダやチャネ
ルの周波数や、周波数のセットのうちのいずれを使用す
べきか、を判別するだけでなく、衛星1での利用可能な
リソースの確認を含む。現段階で、BFS3も、必要に
応じて、ISP20の認証を得ることができる。BFS
3は、ユーザ識別およびサービス要求を受信した後、自
分自身のデータベースでやユーザ位置レジスタ(UL
R)で加入者を確かめることができる。これは、ビジタ
またはホームロケーションレジスタ(VULRまたはH
ULR)であり、ユーザがそのステーションで許可され
た加入者であるか否かを判別する。ユーザがそうでない
場合、加入者は、BFS3に接続された複数のISPの
うちの1つの加入者の可能性がある。これが本当なら
ば、メッセージが、形成されて、地上線や衛星リンク、
または他の手段を介して、加入者のISP20に送られ
る。更なる確認、サービスの有効性の通知、または他の
機能を実行することができ、必要に応じて、次に、メッ
セージが、BFS3に、サービス割り当てのために送ら
れる。最後に、さまざまなリソース割当ておよびいつで
も使用可能な放送イネーブルメッセージが、形成され
て、ユーザ端末6への配布用に、地上や衛星システム内
リンク14、16を介してゲートウェイ8に戻される。
【0030】次に、ゲートウェイ8は、適切な放送衛星
1の識別番号および他の同期情報をNGSOコンステレ
ーション7の双方向のリンク9、10を介してSCT2
2に送る。この情報は、SCT22によって受信され
て、復調および復号化の後、コンピュータ23やBIU
24に送られる。そして、コンピュータ23やBIU2
4は、動作している衛星1が、BIU24によりユーザ
によって自動的にまたは手動で予め獲得されたものと同
じ衛星であるか否かを判別する。衛星IDが、BIU2
4やコンピュータ23で現在保持されているものと一致
する場合、ユーザ端末6は、ユーザに音や視覚的に、放
送システムが得られて更なる認証に備えて待機している
ことを合図する。そうでない場合には、ユーザに、「間
違った」衛星を捕捉したことを通知し、次に、ユーザ
は、手動でまたは自動的に放送受信アンテナ25の照準
を修正して、正しいGSO衛星1を捕捉する。あるい
は、メッセージが、他のGSO衛星1の割当てを要求す
るために、SCT22によって送られる。コンピュータ
23のソフトウェアは、GSO衛星1の再獲得時のユー
ザを支援することができる。次に、BIU24は、再獲
得を合図して、システムの準備が整っていることをユー
ザに通知する。BIU24やコンピュータ23は、準備
ができているというメッセージを形成して、SCT22
にそれを送る。そして、SCT22は、準備ができてい
るというメッセージをゲートウェイ8に中継して、ユー
ザ端末6は、準備ができて、パイロットやガイド信号を
正しいBFS3からGSO衛星1を介して捕捉したこと
を示す。
【0031】次に、ゲートウェイ8は、BFS3からイ
ネーブルメッセージを受け取ると即座に、双方向サービ
スセットアップを進める。イネーブルメッセージは、以
下の情報要素、すなわち、イネーブルOK信号、放送受
信用に使用するGSO衛星リソース(例えばトランスポ
ンダ番号、チャネル番号、変調タイプ(必要なら))、
放送衛星1にBIU24をインタフェースするために必
要なその他のリンク情報を含む。イネーブルメッセージ
のゲートウェイ8による受信時に、ゲートウェイ8は、
呼び出し・インターネットアクセスセットアップ、標準
TCP/IPや他の適切なプロトコルを使用するインタ
ーネット接続を進める。
【0032】セッションを開始するために、ユーザは、
キーボードやマウスクリック、他の手段からのコンピュ
ータ選択によって、または、BIU24からのコマンド
選択によって、動作を実行する。いずれの場合も、セッ
ション開始サービス要求が、形成されて、SCT22に
中継される。次に、SCT22は、双方向NGSO衛星
リンク9、10を介してゲートウェイ8にメッセージを
中継する。
【0033】次に、ゲートウェイ8は、TDMA時間枠
指定、同期、他の情報等の、放送フィーダダウンリンク
5にアクセスするために、BIU24によって要求され
た他のリンク情報に加えて、放送衛星トランスポンダお
よびチャネル情報を含むデータをBIU24に送る。こ
の行程は、双方向リンクが設けられた後実行される。ま
たは、これは、NGSOコンステレーション7を介し
た、ゲートウェイ8とユーザ端末6と間のページングお
よびアクセスチャンネルを使用した双方向のリンクセッ
トアップの前に行われる。次に、ゲートウェイ8は、N
GSOシステム用の標準プロシージャを使用して、SC
T22に双方向リンクセットアップ情報を送る。これ
は、NGSOコンステレーション7を介して双方向リン
クを設定するのに必要な、FDMAチャネル割当て、T
DMAスロット番号、CDMA拡散コード、衛星ID、
ビーム数、その他の情報を含む。
【0034】双方向の信号・リンク割当ておよび放送リ
ンク割当てデータを受信すると、SCT22は、平行に
または順次2つの作業を実行する。最初に、それは、双
方向通信用に設定された割り当て周波数に動作周波数を
シフトさせ、次に、同期し、またはサービスダウンリン
ク信号10を得て、そして、双方向リンクにおいてゲー
トウェイ8に成功を報告する。第2に、SCT22は、
コンピュータ23によって、または直接接続(図3に図
示せず)によって、BIU24に放送リンク情報を送
る。BIU24は、所望の放送フィーダダウンリンク信
号5を得るために提供された情報を使用する。次に、B
IU24は、コンピュータ23に、BIU24が捕捉さ
れて接続を設立する準備ができたことを合図する。次
に、コンピュータ23やBIU24は、SCT22にメ
ッセージをフォーマットし、SCT22は、ゲートウェ
イ8にNGSOコンステレーション7を介していつでも
受信できることを中継する。次に、全ユニットが待機に
行き、開始セッション命令に対して待機する。
【0035】セッション開始コマンドを受け取ると、即
座に、ゲートウェイ8は、BFS3に、ユーザ端末6が
処理に対する準備ができているというメッセージをフォ
ーマットする。次に、コンピュータ23のモデム23A
は、モデムに対して適当なデータ転送速度で双方向伝送
用にISP20にリンクされる。このプロセスは、SC
T22、衛星7A、ゲートウェイ8、システム内リンク
14、ISP20や他の情報の他のプロバイダに接続さ
れたBFS3のIDを使用して、メッセージの複数の交
換を行う。次に、モデム23Aに対するデータ転送速度
は、双方向リンクデータ転送速度により制限されるが、
確立され、ユーザ端末6は、開始に対する準備ができ
る。ゲートウェイ8に対する任意の承認信号は、双方向
リンク10を介して合図することによってセッションを
始めるために、全てのユニットに指示を出す。SCT2
2によってセッション開始コマンドを受信し、そして、
コマンドをコンピュータ23に中継した後、ユーザ端末
6は、音でまたは視覚的に、または両方で、ユーザに、
セッションを開始することを通知する。次に、全ユニッ
トは、セッション待機を開始するに行く。
【0036】コンピュータ23のソフトウェアを使用し
て通常の方法によってISP20にアクセスすることに
よって、ユーザはインターネットセッションを開始す
る。ユーザがISP20で許可されなかった場合は、キ
ーボードや外部入力装置(例えばマウス)によって、ユ
ーザ名およびパスワードを含む一組のコマンドを入力す
ることによって、ユーザはインターネットセッションを
開始する。この情報は、デジタル化されて、コンピュー
タ23からNGSOSCT22、衛星7Aを介して、双
方向リンク10に、更にゲートウェイ8に送られる。ゲ
ートウェイ8によって受信されたとき、そして、ユーザ
端末6がサービスエリア2内に未だ存在するか否かを判
別する更なる位置探索動作の後、ゲートウェイ8は、B
FS3に、更にISP20に、システム内リンク14や
システム内RFリンク16を介してユーザ情報を中継す
る。ISP20は、ユーザを認証し、すでにそうしなか
った場合は、オープニングスクリーンデータをBFS3
に送ることによって、セッションを設定する。
【0037】次に、ユーザ対話式セッションが始まる。
ユーザは、コマンドを始めたり、またはデータを送った
りし、または、ISP20は、内部または外部コマンド
生成から、コマンドを発したり、またはデータを送る。
ユーザがコマンドを起動したり、またはデータを送る場
合、それは、NGSOコンステレーション7を介して、
ゲートウェイ8に、更にBFS3に、そこからISP2
0に送られる。ISP20がコマンドを発して、ユーザ
にデータを送る場合、それは、BFS3に、更に反応マ
ネージャ(RM)3Aに送られて、メッセージやファイ
ル決定(file decision)のルートを作る。次に、PM3
Aは、反応が緊急かどうかを判別する。YESの場合、
反応は、NGSOネットワーク7を介したユーザへの伝
送用にゲートウェイ8に送られる。反応が緊急でない場
合、それは、放送リンク4,5を介してユーザ6に送ら
れる。
【0038】さまざまなユーザ始動コマンドやデータル
ーティングを論議した。ユーザ始動コマンドは、BIU
24やコンピュータ23から発せられ、または、BIU
24に接続された他の装置から発せられる。これらのコ
マンドやデータは、メッセージに作られて、伝送用にパ
ケット処理されて用意される。パケットは、データスト
リームに集積されて、伝送用にSCT22に送られる。
SCT22は、ゲートウェイ8にNGSO衛星コンステ
レーション7を介してメッセージを中継する。次に、ゲ
ートウェイ8は、BFS3に情報を中継し、BFS3
は、それをISP20に中継する。一般に、反応は、外
部のネットワーク接続(ウェブサイト等)や他の手段の
いずれかによって、またはISP20ネットワーク内の
内部手段によって形成される。いずれの場合も、反応
は、外部または内部ネットワークによってBFS3に送
られる。反応は、BFS3で受信されて、BFS3内の
RM3Aに送られる。反応マネージャ3Aは、さまざま
なアルゴリズムを使用して、反応の発送に関する閾値に
応じて決定を下す。一般に、緊急の反応は、NGSOコ
ンステレーション7を介してユーザに送られ、非緊急反
応は、放送リンク4、5を介して送られる。
【0039】緊急としてマークされた反応データやファ
イルは、配布用にマークされて、直ちにゲートウェイ8
の反応プロセッサに送られる。ゲートウェイ8は、反応
を受け取って、コマンドやデータをSCT22にNGS
Oコンステレーション7を介して中継する。SCT22
は、双方向リンクを介して反応を受け取って、それを更
なる動作のためにBIU24やコンピュータ23に供給
する。BIU24やコンピュータ23は、セッションを
止めるコマンドを調べ、存在すれば、ユーザ、BIU2
4またはコンピュータ23は、停止セッションコマンド
を始める。停止セッションコマンドが存在しない場合、
システムは、更なるコマンドやデータに対して待機す
る。
【0040】非緊急コマンドの場合、緊急としてマーク
されない反応データやファイルは、非緊急反応プロセッ
サに送られ、ここで、データの性質が調査され、入って
来るデータのさまざまなパラメータが調査され、閾値を
越えたか否かを判別する。次に、判別は、反応の発送に
関しては行われる。NGSOシステム7での伝送にとっ
て望ましいと思われる小ファイルやデータは、NGSO
双方向リンク9、10による伝送に対して選択される。
次に、データは、ゲートウェイ8の反応プロセッサに送
られ、そこで、プロセスが前述のように進む。放送シス
テムにおける伝送にとって望ましいと思われるより大き
なファイルやデータは、単方向放送リンク4、5による
伝送に対して選択される。データは、BFSアップリン
クプロセッサに送られ、アップリンクデータストリーム
に集積され、次に、BIU24に放送衛星1を介して送
信される。信号は、BIU24の受信機によって受信さ
れ、そこで、動作用の使用設備に供給される。BIU2
4やコンピュータ23は、コマンドを調べて、上記の通
りに緊急コマンドやデータケースに対してセッションを
止める。
【0041】以下は、ISP20を有する対話式セッシ
ョンの動作の例である。この対話式セッションにISP
20が備えられ、オープニングスクリーンが選択された
と仮定すると、ISP20は、コンピュータ23の記憶
スクリーンをトリガしたり、または、放送リンク4、5
を介してスクリーンを送るかのいずれかを行う。次に、
ユーザは、目標のインターネットアクセスアドレスを入
力してエンターを選択し、或いは、選択されたWWWペ
ージや他のデータを受け取ることを希望することをコン
ピュータ23のソフトウェアに表示する。この要求は、
双方向リンク9、10を使用して、SCT22を介して
ゲートウェイ8に送られる。ゲートウェイ8は、BFS
3にシステム内データリンク14や他の手段を介して要
求を中継する。このシステム内データリンク14は、P
STN11を含むこともある。次に、BFS3は、IS
P20に要求を中継する。ISP20は、通常の方法
で、データ要求をフォーマットし、インターネット50
にそれを供給する。そして、これは、ユーザにより示さ
れるアドレスを有する選択されたインターネット50の
データサーバに要求を送る。次に、選択されたインター
ネットサーバは、インターネット50を介してISP2
0に適切なファイルを送る。次に、ISP20は、既に
存在しなければ、ファイルの性質に応じて放送対双方向
リンク選択情報(例えば、ファイルの長さ、数、ファイ
ルのタイプ等)や、BFS3が戻りデータのための好適
なルーティング、すなわち、放送GSOリンク4,5ま
たは双方向NGSOリンク9、10のいずれかにおける
ルーティングを判別する情報を加える。
【0042】ユーザが、大きいファイルやグラフィック
スのセットをコンピュータ23に供給することを要求し
たと仮定するならば、インターネット50の問い合わせ
た目標サーバは、ISP20にデータを送る。そこで、
それが処理されて、BFS3に送られる。BFS3は、
放送対双方向リンク選択情報を剥ぎ、割り当てられたリ
ソースを有するユーザ要求データを、適切な衛星1のト
ランスポンダおよびチャネルに対応付け、選択的に受信
時間スロット、CDMAコード、BIU24が送信すべ
き多数の中から自身の信号を識別するのに必要な情報等
の他の情報と対応付ける。次に、データは、コード化さ
れ、変調されて、アップコンバートされて、放送フィー
ダアップリンク4のGSO衛星1に送信される。この伝
送は、400MBPS等の超高速データ転送速度であ
る。GSO衛星1は、周波数変換の後、この信号を反復
し、地球へ信号を送信する。BIU24は、アンテナ2
5を使用して信号を受信し、その割り当てアドレスやコ
ード、他の識別手段を認識し、次に、入って来るデータ
ストリームから所望の高速データパケットを復元でき
る。復号化およびバッファリングの後、BIU24は、
所望のファイルをコンピュータ23に送る。コンピュー
タ23は、ソフトウェアを使用して、従来の方法で要求
された情報を表示したり、または記憶する。
【0043】BFS3は、例えば一定のファイルサイズ
や一定のファイルタイプにGSOまたはNGSOリンク
の選択の基礎を形成するようにプログラムされている。
例えば、所定数のバイトよりも大なるファイルの全て、
グラフィックスを含む全てのファイルは、常に高速GS
Oリンク4、5を介して送られる。あるいは、BFS3
のリンク選択基準は適応性を有する。例えば、NGSO
コンステレーション7に対して実際に高いユーザ需要の
間、または予測された高いユーザ需要の間(多数のSC
T22がサービスエリア2に存在し、音声専用サービス
を必要としていることを記憶すべきである)、BFS3
は、GSOリンク4、5において多くのデータを送るた
めに、ファイルサイズ基準を下方へ変化させる。逆に、
NGSOシステム需要が低い期間の間、BFS3は、N
GSOリンク9、10においてより多くのデータを送る
ために、ファイルサイズ基準を上方へ変化させる。BF
S3のリンク選択機能も、外部から提供された情報(例
えばサービスエリア2の気象状況から生じたリアルタイ
ムまたは近リアルタイムリンク損傷情報)から、また
は、ユーザ端末6から受信された再送信に対する要求等
の内部導出情報から引き出されるようなリンク品質など
の他の因子を考慮できる。例えば、NGSOリンク9,
10から送られるべきデータが、修復できない誤差によ
る再送信のためにユーザ端末6からの多数の要求に結果
としてなる場合、BFS3は、この条件のゲートウェイ
8によって通知され、反応する際、GSOリンク4、5
を利用して始まる。さらに、とくに基準となるようなユ
ーザによって直接、または埋め込まれた情報によって識
別されるデータは、GSOおよびNGSOリンクの両方
を介して送られて、ユーザ端末6での正しい受信を保証
する。必要なデータACK/NACKSやハンドシェー
クも、双方向NGSOリンク9、10を介して送られ
る。
【0044】双方向NGSOリンクデータは、上記記載
の単方向GSOデータリンクよりはわずかに異なる方法
で処理される。問い合わせたインターネットサーバから
のデータは、処理されて、インターネット50を介して
ISP20に送られる。そして、そこにおいて、双方向
配布が、データアドレス指定に追加される。代わりに、
BFS3は、双方向配布の選択を行う。次に、このデー
タは、BFS3にISP20とBFS3との間のリンク
を介して、コンピュータ23のモデム23Aのデータ転
送速度で送られる。あるいは、ISP20とBFS3と
の間のデータ転送速度は、より高く、次に、BFS3
は、データをローカルにバッファリングし、そして、コ
ンピュータ23のモデムのための適当なデータ転送速度
に変換する。次に、BFS3は、ゲートウェイ8にシス
テム内リンク14(または、システム内RFリンク1
6)を介してデータを送る。ここで、これは、受信され
て、再びパケット処理され、必要に応じて、オーバ・ジ
・エア(over-the-air)NGSOプロトコルのために指定
されたフォーマットになる。次に、ゲートウェイ8は、
データストリームをバッファリングして、多数のアップ
リンクチャネルや回路の選択されたものを介したユーザ
への信号を、符号化、変調、アップコンバート、増幅、
または、処理することによって、伝送を始める。アップ
リンクチャネルは、NGSO衛星7Aによって受信さ
れ、周波数変換されて、増幅され、SCT22に送られ
る。SCT22は、信号を受信して、増幅し、ダウンコ
ンバートし、復調し、復号化した後、コンピュータ23
のモデム23Aにデータを通過させる。モデム23A
は、ファイルデータを抽出し、処理し、それをディスプ
レイ、保管、または他の用途用にコンピュータ23に供
給する。
【0045】このプロセスは、ユーザがセッションの終
了を選択するまで続く。ユーザは、コンピュータ23の
キーボード(またはマウス等の他の外部の装置)によっ
て「終了セッション」コマンドに入り、またはSCT2
2のキーパッドを使用して、終了セッションコマンドを
示す。いずれにせよ、終了セッション指令信号は、NG
SO双方向のリンク9、10を介してゲートウェイ8に
送信される。ゲートウェイ8は、BFS3に終了セッシ
ョンコマンドを合図する。そして、BFS3は、ISP
20に合図して、セッションを終える。ISP20から
合図しているセッションの端部が、BFS3に、そし
て、ゲートウェイ8に伝えられる。そして、ゲートウェ
イ8は、成立しているリンクを解体し、開放されたリソ
ースを更なる使用に備えてプールに戻す。BIU24
は、待機状態に入り、そして、SCT22は、他の事象
を待っているアクセスおよびページングチャネルに戻
る。
【0046】ユーザ端末6のユニットへの電話の例を、
インターネット50に接続された装置からユーザ端末6
までインターネット電話について説明する。最初に、放
送専用モードを考慮すると、更に上記方法の変化を考慮
すると、双方向対話式インターネット50接続は、放送
をセットアップする双方向NGSOリンクを使用して、
結果として放送専用モードになる。この場合、初期放送
信号は、ユーザにより生成され、BIU24は、初期メ
ッセージを形成し、メッセージをパケット処理した後
に、SCT22にそれを送る。そこで、それはデータス
トリームに組み込まれて、NGSO衛星コンステレーシ
ョン7を介してゲートウェイ8に中継される。ゲートウ
ェイ8は、BFS3に初期信号を中継する。BFS3
は、次に、BSP21に信号を中継する。BSP21
は、要求を処理した後に、BFS3に転送される内部
(または外部)反応を生成する。BFS3は、反応を反
応マネージャ3Aに送る。反応マネージャ3Aからの信
号が受信されない場合、または、崩壊した場合、システ
ムは、n再試行に対して再試行を実行する。成功したな
らば、信号は以前のように中継される。終了信号が形成
されずゲートウェイ8まで中継されない場合、ゲートウ
ェイ8は、中止セッションを実行する。成功したなら
ば、BFS3は、放送専用モードを記し、さらに、認証
された場合、BFSアップリンクプロセッサにスタート
メッセージを送る。次に、このプロセッサは、RM3A
を介してではなく、直接それ自体に来るその時からの入
力を生成する。いずれの場合も、放送信号は、アップリ
ンク用に準備されて、衛星1に送られる。衛星1は、B
IU24に信号を中継し、ここで、結果が使用される。
一般に、これは、結果が表示されることを意味する。但
し、ダウンリンクされた信号の多数の使用が見られる。
放送セッションが開始された場合、請求書作成機能が始
められ、ゲートウェイ8への信号が処理され、放送が開
始されたことを示す。ゲートウェイ8は、双方向リンク
を介して終了信号を送って、双方向リンクを除去する。
さもなくば、双方向システムを待機状態にして、NGS
O7のシステムリソースを使用しない。この時、ユーザ
は、電話通信呼び出しや他の目的のために、双方向NG
SO機能を利用する。
【0047】終了セッション法を考慮すると、終了セッ
ション信号は、ユーザから、またはBSP21から、B
IU24から来る。いずれの場合も、終了コマンドは、
BIU24で形成されて、SCT22に中継される。こ
こで、それはNCSO衛星コンステレーション7を介し
てゲートウェイ8に送信される。ゲートウェイ8は、要
求を受信して、BFS3に終了要求を中継する。ゲート
ウェイ8は、SCTリソースを除去して、SCT22に
待機を命令し、更に双方向請求書作成を止める。BFS
3は、終了メッセージを適切にISP20またはBSP
21に送る。そして、ISP20またはBSP21は、
活動中の名簿からユーザのサービス要求を削除して、請
求書作成を中止する。次に、BFS3は、ユーザへの放
送を終了して、請求書作成を止める。このプロセスには
多数の変化があり得る。
【0048】以下の伝送の実施例を考察する。ユーザ端
末6が前述のプロセスに従ってISP20とネットワー
クとへのアクセスを獲得したと仮定する(他の手段も同
様に使用できる)。全てのユニットは、待機状態にあ
る。ユーザ端末6は、手動で操作され、または、離れて
配置されて無人でもよい。コンピュータ23や他の適切
なコンピュータは、時々相当なデータを必要とする装置
等の外部装置に接続される。例えば、ユーザ端末6が、
加入者のISPサーバ20で、アクセスウェブページを
セットアップしたと仮定する。一例として、従来のダイ
アルアップモデムとISPへのPSTN接続とを有する
コンピュータユーザは、上記のごとく、ネットワークに
接続されたユーザ端末6に情報のダウンロードを要求す
る。更に、加入者が、加入者のISPサーバでアクセス
ウェブページをセットアップしたと仮定する。セッショ
ンは、次のように始まる。発呼者は、加入者、すなわち
ユーザ端末6と関係する加入者のインターネットアドレ
スに入る。発呼者のコンピュータおよびモデムは、発呼
者のISPにウェブページ要求を送る。このISPは、
次に、インターネット50を介して加入者のISP20
までの要求を有するメッセージを処理し、ここで、デー
タが、加入者のためのわきに設定された加入者サーバの
ディレクトリやフォルダに一時的に格納される。次に、
ISP20は、加入者が接続されて、質問および情報を
受け取る準備ができているかどうかを知るために調査す
る。そうであれば、ISP20は、BFS3へのサービ
ス要求を処理する。そうでない場合には、ISP20
は、不稼働率を示して、代わりに、後の配布のためにサ
ーバへのデータダウンロードを許可する。この実施例に
おいて、加入者のユーザ端末6がネットワークに接続さ
れて待機状態にあると仮定すると、ISP20は、デー
タ接続警報を有するページメッセージを形成する。この
メッセージは、BFS3に対する加入者IDとともに送
られる。そして、BFS3は、平行してセッションセッ
トアッププロシージャを開始する。これらのプロシージ
ャは、全ての動作モードに適用される。最初に、それ
は、システムリソース有効性を調査し、この時、ゲート
ウェイ8に対してチャネル、トランスポンダ番号(必要
に応じて、変調タイプ)を追加する。第2に、BFS3
はサービス要求を形成して、それをシステム内リンク1
4を介してゲートウェイ8に(必要に応じて添付のデー
タとともに)を送る。ゲートウェイ8は、サービス要求
を受け取って、データを追加し(送る場合)、情報をバ
ッファリングして、ページメッセージを形成する。ペー
ジメッセージは、最小値としてユーザ端末6の識別情報
(多数の形式がある)を含む。ページメッセージをコー
ド化して、変調して、アップコンバートした後、ゲート
ウェイ8は、(補助として、最後に記録されたユーザ位
置や、最後の電話の時点でのユーザ端末6の位置を使用
して)同じものをNGSO衛星コンステレーション7を
介してユーザ端末6の方へ送信する。信号は、衛星7A
で受信され、増幅され、周波数変換され、更に増幅され
て、ユーザ端末6に向けて送信される。SCT22は、
ページメッセージを受信して、認証をゲートウェイ8に
戻して応答する。次に、ゲートウェイ8は、前述のよう
に、衛星7Aを介して双方向リンクを設定する。双方向
リンクの設定は、電話するために位置探索を実行するこ
とと、ユーザ端末6がサービスエリア2に未だ位置する
ことを確かめることとを含む。次に、選択チャネル及び
拡散コード、または時間スロットやオーバ・ジ・エアプ
ロトコルの捕捉は、ユーザ端末6によって実行され、そ
の後、ユーザ端末6は、ユーザ端末6の処理の準備がで
きたことをBFS3に合図する。この時、または、平行
放送セットアップがイネーブルになる前に、BFS3
は、双方向のリンクを使用して、前述のように放送リン
クを設定して、ユーザ端末6に選択されたBIU24の
パラメータを伝える。全てのユニットが、捕捉を示して
待機を合図するとき、加入者のISP20は、発呼者の
ISPに、加入者がオンライン状態にあり、対話式セッ
ションの準備ができていることを合図する。このように
して、発呼者に、セッションが開始されることが通知さ
れて、次にセッションが始まる。
【0049】低い待ち時間(遅延)で取り扱われること
を要求するテキストおよびコマンドが送られると仮定す
ると、テキストまたはデータは、緊急タグとともに送ら
れ、または、代わりに、選択がBFS3にてインターネ
ット50を介して加入者のISP20に対して行われ
る。加入者のISP20は、ルーティングメッセージを
データに追加して、それをBFS3に転送する。ISP
20は緊急タグを検出し、または、代わりに、選択がB
FS3にて行われて、それをシステム内データリンク1
4を介してゲートウェイ8に送るように指示する。次
に、ゲートウェイ8は、前述のように双方向リンク9、
10を介してSCT22の前までデータを送る。ダウン
コンバートされ、復調され、復号化された信号は、コン
ピュータ23にコンピュータのモデムを介して、ディス
プレイ、記憶または他の使用のために送られる。大きい
ファイルまたはデータストリームは、その代わりに検出
されて、ISP20またはBFS3によって、放送リン
ク4、5に送られる。これが起こるときに、BFS3
は、BIU24互換性フォーマットにデータをパッケー
ジして、それをアドレスし、符号化して、データを変調
する。そして、このデータは、次に、周知のユーザTD
MAスロットまたは拡散コード、データが向けられる特
定のユーザ端末6とデータを関連させる他の手段を使用
して、多重送信される。次に、データは、放送フィーダ
アップリンク4のユーザ端末に向けて選択されたトラン
スポンダおよびチャネルを使用して、放送衛星1に送信
される。GSO衛星1は、前述したように、信号を受信
し、増幅し、周波数変換し、更に、増幅して、ユーザ端
末6の方向に適当なビームに載せて送信する。BIUア
ンテナ25は、信号を受信して、BIU24に送る。B
IU24は、そのアドレスおよび他の特性ストリップ識
別に応答して、高速ダウンリンクから所望データを出
す。データのダウンコンバート、復調、復号化、他の信
号処理の後、必要に応じて、データは、ディスプレイ、
記憶、または他の使用に備えて、コンピュータ23に送
られる。
【0050】上記の例において、コンピュータ23(ま
たは他のコンピュータ)は、任意のコンピュータユーザ
が問い合わせられるリモートサーバとして機能する。こ
のモードのユーザ端末6は、実質的に、問い合わせの時
のみにシステムリソースを使用するダイヤルアップサー
バであり、故に、データ収集の低価格手段である。ユー
ザ端末6が移動環境において動作することは、前述のロ
グオン説明および実施例から明らかである。このよう
に、実施例は移動できる設備のセットを記載したが、自
動化された乗物に取り付けられた設備セットも、本発明
の教示の範囲内である。
【0051】例えば、図4は、乗物60内のインストー
ルを示す。本実施例において、SCT22は、架台26
に取り付けられる。SCT22は、着脱可能であり、放
送データリンクから独立しているNGSOコンステレー
ション7を介して音声および低速データのために使用さ
れる。架台26は、電力と充電池とを提供する。SCT
22に、車載コンピュータ33(ラップトップコンピュ
ータでもよい)または乗物の他のコンピュータが接続さ
れる。車載コンピュータ33が、放送衛星追跡アンテナ
34を備えているBIU24に接続される。そして、B
IU24は、先に述べた放送アンテナ25と同じ機能を
実行する。追跡アンテナ34は、電子工学的に操作され
るシステムであったり、または示されるように、機械的
に操作されるシステムであってもよい。いずれの場合
も、アンテナビームは、追跡機構によって、放送衛星1
に向けられる。アンテナ34は、レードームアセンブリ
29に含まれ、複数の素子39からなり高利得および効
率を得る追跡アンテナ31から成る。アンテナ34は、
方位角駆動モータ32及び仰角駆動モータ38によって
衛星1の方へ向きを定められる。これらのモータは、衛
星追跡回路37によって生成される信号に応答する。追
跡回路37は、コンパス30から、または車載照準手段
からの入力データから、またはGPSシステム36によ
り出力される信号等の別の源、または緯度および経度を
測定する他の手段から、モータ駆動信号を導く。
【0052】図4のシステムの使用は、以前に記載する
ものと同様であるが、放送衛星1を捕捉するために説明
が修正される。コンピュータ33は、緯度および経度位
置データと衛星位置ルックアップ表を使用して、追跡回
路37に粗い照準指示を提供する。精細捕捉検索信号
は、コンピュータ33によって、BIU24(追跡放送
インターフェースユニットとも称する)により受信され
ている放送信号の支援により生成される。車載コンピュ
ータ33や追跡回路37の検索アルゴリズムは、GSO
衛星1にロックオンする(lock on)検索を実行する。残
りのプロセスは、前述したように残る。
【0053】前述の説明に基づいて、ユーザはゲートウ
ェイからゲートウェイまでローミングでき、ゲートウェ
イ8、BFS3、BFS3に接続されたISP20のさ
まざまなセットによって認証されると、インターネット
連結性および他のサービスを得ることが認められる。異
なるサービスエリアのSCT22を使用することによっ
て、ユーザは、ローミング合意とBFS3の設備とが存
在するネットワークアクセスが得られる。ローミングす
るために、ユーザは、最初に、サービスエリアゲートウ
ェイ8にサービス要求を送ることによって、ローカルサ
ービスエリアゲートウェイアクセスを設定する。ゲート
ウェイ8は、ユーザ端末6の識別を調査した後、ユーザ
がローミングしていることと、彼の識別プロセスからユ
ーザのホームゲートウェイまでのPSTN11の合図シ
ステムを介して(SS7合図等)メッセージとを判別す
る。ゲートウェイへのローミングは、ユーザ端末のホー
ム位置レジスタ(HLR)から認証情報を得る。一旦衛
星セルラ動作が得られると、ユーザはNGSOコンステ
レーションシステムのための通常のプロシージャに従
い、双方向リンク9、10を介して音声およびデータ電
話を置くことができる。ユーザが放送リンク4、5を可
能にするのを望む場合、ユーザは、前述のようにサービ
ス要求を送る。機能しているゲートウェイ8は、その接
続されたBFS3にサービス要求を送る。このステーシ
ョンは、それ自身のユーザ位置レジスタを有する。そし
て、それは2つのタイプ、局部ゲートウェイサービスエ
リアでこの放送サービスに対するそれらの加入者のため
のホームユーザ位置レジスタ(HULR)と、サービス
エリアに向けてローミングするユーザのためのビジタユ
ーザ位置レジスタ(VULR)とである。認証動作は、
衛星セルラ式電話システムのそれと同様である。ローミ
ング合意がホームBFS3とBFSまでのローミング位
置との間に存在する場合、接続は成立する。同様に、各
BFS3は、1つ以上のISP20が接続され、そし
て、ローミング合意がユーザのホームISP20とBF
S3に接続されたISPのローカルローミング位置との
間に存在すると仮定すると、更なる合図が使用されて、
少なくとも1つのISP20までのローミングアクセス
を確立するために使用される。
【0054】図2に示すように、このように、ユーザ端
末6は、サービスエリアAからサービスエリアBまでロ
ーミングでき、衛星セルラ式電話およびインターネット
アクセスを含む連結性およびさまざまなサービスを得
る。サービスエリアCへのローミングは、音声およびデ
ータおよび低速インターネットアクセスを提供するが、
高速放送データリンクを提供しない。何となれば、サー
ビスエリアCは、BFS3を含まないからである。
【0055】SCTは、図5で示すように、デュアルモ
ードSCT(DMSCT)40である。電話モードにお
いて、DMSCT40は、前述の衛星モードと、公有地
移動ネットワーク(PLMN)システム41内で使用さ
れる地上モードとの間を切り替わる。PLMN41は、
衛星サービスエリア2内にあってもなくてもよい。PL
MN41は、大抵、VLR45およびHLR46を含む
移動交換センタ44(MSC)に接続される基地局コン
トローラ(BSC)43により制御されるさまざまなセ
ルサイト領域42から成る。MSC44も、ユーザにロ
グインし、ユーザを認証し、ネットワークへのアクセス
を可能にする、回路・ソフトウェア及び手段を含む。M
SC44は、合図システム7(SS7)等のシステム内
交換設備をを含むPSTN11に接続される。この合図
システムは、電話を送るために使用されて、さまざまな
移動ネットワークと関係するHLR及びVLRのデータ
ベースに問い合わせてローミングおよび認証を許可する
ための手段を提供する。放送リンクの動作を可能にする
ために、PSTN11への接続は、BFS3からPST
N11まで作られ、そして、DFS3は、BFS3とP
LMN41との間を接続するための複数のダイヤルアッ
プモデムを含む。
【0056】地上のセルラ電話網を使用するときの放送
モードの動作を次に示す。ユーザ端末6がセルラカバレ
ッジ内の領域におかれ、BSC43によるサービスを受
けるセルサイト領域内に位置すると仮定する。ユーザ
は、DMSCT40をオンにして、手動または自動的
に、地上PLMN41を選択する。ユーザ端末6は、D
MSCT40とBSC43との間で、更にMSC44ま
での双方向セルラリンク47を設ける。ユーザ端末6
は、HLR46を使用して、またはVLR45を使用し
て遠いHLRの問い合わせ後に、ネットワークへログオ
ンされる。認証および他のプロセスの後、ユーザは、電
話をしたり、或いはPSTN11を利用することができ
る。
【0057】更に、ユーザが放送データリンク5へのア
クセスを要求すると仮定する。そうするために、ユーザ
は電話番号をダイヤルしたり、または、コンピュータ2
3のソフトウェアは、BFS3と関連する電話番号をダ
イヤルする。このプロセスは、商用インターネットサー
ビスプロバイダに対して提供されたダイヤルアップモデ
ム接続と同じである。ユーザがローミングしていて自分
の位置を知っている場合、ユーザは適切な番号を本やマ
ニュアルで調べてもよい。あるいは、ユーザは、ジップ
コードや地方都市・町の識別に入り、そして、コンピュ
ータ23にルックアップを実行させ、または、ユーザが
800番にダイヤルして、提供されたリストから選択し
たり、他の適切な手段によって番号を得てもよい。ユー
ザによって、コンピュータ23のモデムは、BFS3の
番号をダイヤルできる。この、BFS3はユーザに最も
近く、または選択されたものである。BFS3は応答
し、接続が、セルサイト領域42にサービスを提供して
いるBSC43に向けて双方向セルラリンク47を使用
して作られる。BSC43は、ユーザ端末6を、PST
N11を経たMSC44とPSTN/BFS接続48と
を介して、BFS3に接続する。BFS3は、以前に論
議したものと同様の信号を処理し、電話は、セルラシス
テム双方向リンク47により提供される双方向無線リン
クによって、前述の如く進む。
【0058】このように、本発明の放送・ポイント対ポ
イント衛星設置通信システムの全体的な構造および動作
を記載したが、構造および動作のより詳細な説明を、図
6乃至図11、図12乃至図19、図20乃至図21の
BFS3の構成図、図22乃至図30の論理フローチャ
ートを参照して行う。図22乃至図25は、さまざまな
ログオンおよび認証行程を示し、図26は、放送セット
アップセッションを表し、図27は、双方向放送・対話
式モードセッションを始める方法を表し、図28は、双
方向放送・対話式セッションの間のシステムの動作を表
し、図29は、放送専用セッションの間のシステムの動
作を表し、図30は、放送セッションを終了するために
実行される行程を表す。
【0059】図6は、ケース1を示す。放送エリアおよ
び双方向サービスエリア(SAs)が同じであるが、衛
星足跡状(FPs)が異なる。この場合、放送衛星1に
対して単一ビームが存在し、BFS3はユーザ端末6と
同じビームにあり、ゲートウェイ8およびユーザ端末6
は同じNGSO衛星を見る。図7は、ケース2を示す。
放送エリアおよび双方向サービスエリアは異なり、衛星
足跡状も異なる。放送衛星1に対して単一ビームが存在
し、BFS3はユーザ端末6と同じビームにある。そし
て、ゲートウェイ8およびユーザ端末6は同じNGSO
衛星を見る。
【0060】図8は、ケース3を示す。放送エリアおよ
び双方向サービスエリアは異なり、衛星の足跡状も異な
る。ケース3において、放送衛星1に対して複数のビー
ムが存在し、BFS3は、ユーザ端末6と異なるビーム
にあり、ゲートウェイ8およびユーザ端末6は、同じN
GSO衛星を見る。そして、SCT22およびBIU2
4は、重複領域SAにある。
【0061】図9は、ケース4を示す。放送エリアおよ
び双方向のサービスエリアは異なり、衛星の足跡状も異
なる。放送衛星1に対して複数のビームが存在し、BF
S3は、ユーザ端末6とは異なるビームにあり(ケース
4a)、ゲートウェイ8は、ユーザ端末6とは異なるビ
ームにある(ケース4b)。ゲートウェイ8およびBF
S3は、ユーザ端末6とは異なるビームにあり(ケース
4c)、ゲートウェイ8およびユーザ端末6は、同じN
GSO衛星を見る。そして、SCT22およびBIU2
4は、非重複領域にある。
【0062】図10は、ケース5を示す。放送エリアお
よび双方向サービスエリアは、異なり、衛星の足跡状も
異なる。放送衛星1に対して複数のビームが存在する。
ゲートウェイ8やBFS3は、ユーザ端末6とは異なる
ビームにあり、ゲートウェイ8およびユーザ端末6は、
同じNGSO衛星を見る。SCT22およびBIU24
は、非重複領域にあり、SCT22およびBIU24
は、同じサービスエリアにある。SCT22およびBI
U24(実際は少なくともBIU24の放送受信機)
は、互いに離れて位置する。
【0063】最後に、図11は、ケース6を示す。放送
エリアおよび双方向サービスエリアは、異なり、衛星の
足跡状も異なる。放送衛星1に対して複数のビームが存
在する。ゲートウェイ8やBFS3は、ユーザ端末6と
は異なるビームにあり、ゲートウェイ8およびユーザ端
末6は、同じNGSO衛星を見る。SCT22およびB
IU24は、重複しないサービスエリアにある。SCT
22およびBIU24は、異なるサービスエリアにあ
り、SCT及びBIU24(再び、実際には少なくとも
BIU24の放送受信機)は、互いに離れて位置する。
【0064】多数のシステムトポロジを記載したが、シ
ステムのさまざまな動作モードを表すために、図12乃
至図19を参照して説明する。図22乃至図30の論理
フローチャート、特に双方向放送・対話式セッションお
よび放送専用動作モードを参照すべきである。図12
は、放送専用セッション、特にセッションセットアップ
およびセッション動作のモードのモード1ケースを示
す。NGSO7システムが、ネットワークにユーザを登
録するために使用される。NGSO7システムは、セッ
ションをセットアップするためにも使用される。NCS
O7システムはBFS3を認証して、所望の内容及びプ
ログラミングをBFS3に教える。セッションがセット
アップされて放送信号が得られると、放送セッション
は、始まる。NGSO7システムは、放送セッションが
終了すると通知されるまで、オンラインで動く。次に、
NGSO7システムは、ログアウト機能を実行し、セッ
ション終了状況を伝え、請求書が作成され、次に、全ユ
ニットは、待機状態に入る。
【0065】図13は、電話通信専用セッションのモー
ド2ケースを示す。NGSO7システムは、ネットワー
クにユーザを登録して、セッションをセットアップする
ために使用される。NGSO7システムは認証し、次
に、ゲートウェイ8は、PSTN11に対する電話を設
定する。次に、NGSO7システムは、ログアウト機能
を実行し、セッション終了状況を伝え、請求書を作成
し、全ユニットは待機状態に入る。
【0066】図14は、同時電話通信および放送セッシ
ョンのモード3ケースを示す。NGSO7システムは、
ネットワークにユーザを登録して、セッションをセット
アップするために使用される。NGSO7システムはB
FS3を認証し、BFS3にプログラミングおよび所望
の内容を教える。セッションがセットアップされて放送
信号が得られると、放送セッションは始まる。放送セッ
ションの間に、ユーザ端末6は電話通信サービスを要請
できる。ゲートウェイ8は、電話通信要求を処理して電
話を設定したり、またはサービス要求を受信する。次
に、ゲートウェイ8は、電話を処理し、同時に電話セッ
ションが開始される。放送および電話通信セッション
は、独立している。電話通信セッションが終了するとき
に、電話は、電話通信として記録されて、請求書が作成
される。次に、NGSO7システムは、放送セッション
が終了したと通知されるまで、ラインを離れる。次に、
NGSO7システムは、ログアウト機能を実行し、セッ
ション終了状況を伝え、放送の請求書を作成し、全ユニ
ットは、待機状態に入る。
【0067】図15は、対話式放送セッションのモード
4のケースを示す。NGSO7システムは、ユーザをネ
ットワークに登録して、セッションをセットアップする
ために使用される。NGSO7システムは、BFS3を
許可して、プログラミングおよび所望の内容をBFS3
に教える。セッションがセットアップされ、放送信号が
得られると、放送セッションは開始する。SCT22
は、ゲートウェイ8およびBFS3に、更にBFS3で
BSP21やPSTN11に、接続されたままである。
ユーザ端末6がメッセージ及びコマンドをゲートウェイ
8に、そこからBFS3およびBSP21に送る。BS
P21は、それに応じてコマンドおよびメッセージに応
答する。放送および電話通信セッションは、要求および
反応と各々相互に作用する。BSP21や、PSTN1
1接続からのデータは、BFS3にデータを提供する。
このように、情報やデータ、ファイルは、最適の方法で
SCT22やBIU24の放送受信機に送られる。電話
通信セッションは、放送機能の接続を断つことなく切る
ことができ、逆に、放送セッションは、電話通信セッシ
ョンの接続を断つことなく切ることができる。電話通信
セッションが終了するときに、通話は、電話通信電話と
して記録されて料金が請求される。NGSO7システム
がログアウト機能を実行し、セッション終了状況を伝
え、放送請求書を作成し、全ユニットが待機状態に入る
時に、放送セッションが終了すると通知されるまで、N
GSO7システムは、オフラインに行く。
【0068】図16は、セミ対話式放送セッションのモ
ード5のケースを示す。NGSO7システムは、ネット
ワークへユーザを登録して、セッションをセットアップ
するために使用される。NGSO7システムは、BFS
3を許可して、プログラミングおよび所望の内容をBF
S3に教える。セッションがセットアップされて放送信
号が得られると、放送セッションは始まる。SCT22
は、ゲートウェイ8およびBFS3に、そして、そこか
らBSP21やBFS3のPSTN11に接続されたま
まである。ユーザ端末6は、メッセージおよびコマンド
を、ゲートウェイBに更にBFS3およびBSP21に
送る。BSP21は、それに応じて放送リンクを通じて
コマンドおよびメッセージに応答する。放送および電話
通信セッションは、各々が要求および反応と相互作用す
る。モード4(図15)の場合、BSP21や、PST
N11の接続からのデータは、BFS3にデータを提供
する。ファイルの情報やデータは、BIU24の放送受
信機に送られる。電話通信セッションは、放送機能の接
続を断つことなく切ることができる。電話通信セッショ
ンが終了するとき、電話は、電話通信電話として記録さ
れて料金が請求される。NGSO7システムは、放送セ
ッションが終了したことが通知されるまで、オフライン
で行く。次に、NCSO7システムは、ログアウト機能
を実行し、セッション終了状況を伝え、放送用の請求書
が作成され、全ユニットは、待機状態に入る。
【0069】図17は、複数の放送動作セッションのモ
ード6のケースを示す。NGSO7は、ネットワークへ
ユーザを登録して、セッションをセットアップするため
に使用される。NGSO7システムは、BFS3を許可
して、プログラミングおよび所望の内容をBFS3に教
える。セッションがセットアップされて放送信号が得ら
れると、放送セッションは始まる。次に、NGSO7シ
ステムは、全てが独立に走る一つ以上のさらなる放送信
号リンクを設定する。放送リンクは、同じ衛星1または
異なる衛星を介して作られ、同じまたは異なるサービス
エリアに位置する(サービスエリアが同じとなるケース
を図17に示す)。放送リンクは、同じ内容やプログラ
ミングを含む必要はない。次に、NGSO7システム
は、放送セッションが終了していると通知されるまで、
オフラインで行く。この時、NGSO7システムは、ロ
グアウト機能を実行し、セッション終了状況を伝え、請
求書が作成され、次に、全ユニットは、待機状態に入
る。
【0070】図18は、多重放送制御操作セッションの
モード7の場合を示す。NGSO7システムは、ネット
ワークへユーザを登録して、セッションを設定するため
に使用される。NGSO7システムは、BFS3を許可
して、プログラミングおよび要求された内容をBFS3
に教える。セッションが設定されて放送信号が得られる
と、放送セッションは開始する。次に、NGSO7シス
テムは、全てが独立に走る追加の放送信号リンクを設定
する。モード6のケースのように、放送リンクは、同じ
衛星1または異なる衛星を介しており、同じまたは異な
るサービスエリアに位置する。更に、放送リンクは、同
じ内容やプログラミングを有する必要はない。NGSO
7システムは、ライン上にとどまって、全BIU24の
放送受信機と同時に対話したり、または1回に1つずつ
独立してBIU24の放送受信機と対話したり、または
サブグループのBIU24の放送受信機と対話する。N
GSO7システムも、放送機能が動作している間は、ラ
インを離れる。オンラインである場合、NGSO7シス
テムは、BIU24の放送受信機の任意のものまたは全
てをいつでも切り離すことができる。各放送受信機のロ
グアウトは、独立に記録されて、料金が請求される。こ
のプロシージャは、全ての放送受信機が切り離されるま
で続けられる。次に、NGSO7システムは、ログアウ
ト機能を実行し、セッション終了状況を伝え、請求書を
作成す。そして、全ユニットは待機状態に入る。
【0071】図19は、BSP21への電話通信接続の
モード8の場合を示す。NGSO7システムは、ネット
ワークへユーザを登録してセッションをセットアップす
るために使用される。NGSO7システムは、BFS3
を許可して、BFS3のネットワークへのアクセスを要
請する。BFS3は、BSP21に対するアクセスや、
BFS3でのPSTN11に対するアクセスを許可す
る。SCT22は、BSP21に、またはBFS3にて
PSTNに接続し、セッションが開始し、SCT22は
オフラインに行く。次に、NGSO7システムは、ログ
アウト機能を実行し、セッション終了状況を伝え、請求
書の作成が実行される。そして、全ユニットは、待機状
態に入る。
【0072】図20乃至図21を参照すると、放送フィ
ーダリンクステーション(BFS)3は、複数のモジュ
ールを含む。BFS3の基本機能は、ゲートウェイ8、
ISP20およびBSP21、にNGSO地上運用管制
センタ17(GOCC)へのインタフェース設備を含
む。BFS3も、アップリンク放送信号のデータ処理を
行い、放送信号をアップリンクすることを準備し、サー
ビスの認証および開始を準備する。
【0073】ゲートウェイ8からの信号は、双方向デー
タインタフェース501に接続される。これらの信号
は、PSTN接続および合図ユニット502を介してP
STN11の方に向けられて、ローミング情報および認
証を含む。PSTN11やゲートウェイ8から、または
サービスプロバイダからの認証信号は、双方向データイ
ンタフェース501を介して、サービス制御装置503
に接続される。サービス制御プロセッサ503は、双方
向接続によって、ビジタユーザ位置レジスタ(VUL
R)504やホームユーザ位置レジスタ(HULR)5
05に接続される。使用データ、リソース識別とその
量、ユーザ接続は、他の適切な情報と同様に、双方向デ
ータインタフェース501から放送フィーダステーショ
ンマネージャ506まで接続される。放送フィーダステ
ーションマネージャ506は、BFS3のリソースを管
理するために、BFS3とGOCC17との間に双方向
接続を提供する。BFSマネージャ506は、各放送ア
クセスを詳細、通話記録やセッション記録、または他の
同様のデータをとり、次に複数ユーザの情報記録を圧縮
して要約し、フォーマットする。次に、このシステム使
用データは、ネットワーク計画、傾向分析、一般的なリ
ソース割当てのために、地上データネットワーク19を
介してGOCC17までの配布のためにルータ507に
提供される。GOCC17からGDN19を介して入っ
て来る指示は、ルータ507に供給されて、BFSリソ
ースマネージャ508に供給される。リソースマネージ
ャ508は、詳細な指示を放送リソース構成ユニット5
09に提供する。放送リソース構成ユニット509は、
送信RFチェーン542を制御するために使用されるス
イッチ550の構成と同様に、BFSRFサブシステム
513の周波数コントローラ544を制御する。
【0074】サービス制御プロセッサ503からのログ
オンおよびサービス認証情報は、ゲートウェイ8やサー
ビスプロバイダ20、21への配布用に、双方向データ
インタフェースユニット501に供給される。サービス
プロバイダの場合、双方向データインタフェースは、B
FSインバウンド(inbound)ユーザインタフェースユニ
ット520に対するサービス用の要求を中継する。サー
ビスプロバイダからの認証は、BFSから出るユーザイ
ンタフェースユニット521に印加される。ログオンお
よびサービス認証情報は、サービスプロバイダ(SP)
認証プロセッサ522に供給され、認証処理の後、ゲー
トウェイ8の反応マネージャ523に、更に双方向デー
タインタフェース501およびサービス制御プロセッサ
503に送られ、次に、HULR504やVULR50
5に適切に入力される。
【0075】双方向インバウンド(inbound)データは、
双方向データインタフェース501によって、BFSに
入るユーザインタフェースユニット520に、次にサー
ビスプロバイダに送られる。サービスプロバイダは、指
示、アルゴリズム、他のプロセスに応じて、さまざまな
方法で双方向インバウンドデータを使用する。インバウ
ンドデータへの反応は、サービスプロバイダにより形成
され、メッセージ、データ、ファイル、他の反応はサー
ビスプロバイダからBFS3に送信される。これらの信
号は、BFSアウトバンド(outbound)ユーザインタフェ
ースユニット521に供給され、条件つきのスイッチや
ソフトウェアフラッグに依存して、入って来るデータス
トリームを放送データ処理プロセッサ530内の3つの
反応マネージャ(531、532、533)のうちの1
つに向ける回路に供給される。緊急メッセージは、緊急
放送反応マネージャ531に送られ、利用可能なリソー
スに依存して、ゲートウェイ8の反応マネージャ523
への通常のパスによって向けられる。または、ゲートウ
ェイ8が利用不能であり、または、ユーザへのリンクが
妨害されたり利用不能であれば、メッセージ、信号、フ
ァイルは、放送反応マネージャ532に送られる。一般
に、不緊急のメッセージ、長いファイル、長いメッセー
ジは、放送反応マネージャ532に向けられる。双方向
対話式方法が使用されず、反応が放送モードにのみ送ら
れる場合、信号、メッセージ、ファイル、他のデータ
は、直接放送専用データマネージャ533に送られる。
放送反応マネージャ532や放送専用データマネージャ
533からのデータストリームは、フォーマット化、パ
ケット処理、認証、他の処理のために、ユーザデータプ
ロセッサ534に供給される。次に、ユーザのデータス
トリームが、ベースバンド信号処理ユニット535の他
のユーザのデータストリームと合併される。ベースバン
ド信号プロセッサ535は、アップリンクプロセッサ5
36に、フォーマットされ合併されたデータを送る。ア
ップリンクプロセッサ536は、フレーミング、タイミ
ング、同期、他のオーバヘッドメッセージを、フレーミ
ング・タイミング・オーバーヘッドユニット537から
のデータストリームに加えて合併する。次に、この合成
されたデータストリームは、BFSRFサブシステム5
10の変調器541に供給される。変調器541は、複
数の送信チャネル542のうちの1つの一部を形成す
る。次に、変調されたデータストリームは、周波数制御
ユニット544により制御されるアップコンバータ54
3に供給される。次に、信号は高電力増幅器(HPA)
545により増幅されて、マルチプレクサ546に送ら
れる。ここで、信号は、他のRF送信機チェーンからの
信号と多重送信される。次に、多重送信されたチャネル
は、必要に応じてデュプレクサ547に供給される。最
後に、信号はアンテナ548に供給される。アンテナ5
48は、放送フィーダアップリンク4を使用して、放送
衛星1の方向に信号を向ける。
【0076】セッションが終了した後、詳細なアクセス
記録情報が、反応マネージャ531‐533から放送ア
クセス詳細記録(コンピュータ)538に送られ、要約
されて処理された後、記録は、放送サービス課金システ
ム539に送られる。ここで、利用している放送課金シ
ステムに対する請求が実行される。好ましい実施例の内
容を記載したが、多数の応用例がこれらの実施例に対し
て作られ、本発明が他の実施例を使用して実行されるこ
とを認めるべきである。例えば、BFS3は、別のIS
P20へ接続せずに、直接ISPサービスを提供しても
よい。また、ISP20が複数存在しても良く、そのう
ちの1つはBFS3となる。更に例えば、複数のゲート
ウェイ8が1つのBFS3も共有し、複数のBFS3
が、1つの放送衛星1を共有してもよい。更に例えば、
GSO同期高高度衛星間の衛星内リンクを、システムの
サービス能力を強化するために設けることができる。更
に例えば、BFS3のサービスエリアは、ゲートウェイ
8のサービスエリアと同じである必要はなく、大きくて
も小さくてもよい。また、本発明の教示は、任意のタイ
プの放送サービスを提供することに限られない。放送サ
ービスを使用する高速インターネットアクセスの提供に
ついて主に説明したが、テレビ等の他の放送サービスを
提供することもできる。さらに、Cバンド、Kuバン
ド、Kaバンド等の少なくとも2つの周波数等の、少な
くとも2つの周波数を、放送リンク5用に使用できる。
関係して、BIU24は、複数の周波数および変調タイ
プで動作できる。
【0077】尚、図22乃至図30に示す多数の行程
は、図示した順番以外の順番で実行しても、所望の結果
を得ることができる。このように、本発明は、特に好ま
しい実施例に基づいて図示するとともに説明したが、当
業者においては、本発明の範囲内で形態や詳細の変化を
なし得るものであることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衛星通信システムの構
成図である。
【図2】地上データおよび音声通信ネットワークによっ
てリンクされる、地理的に分布する地上サービスエリア
に対してサービスを行うGSO及びNGSO衛星コンス
テレーションを示す。
【図3】本発明によるユーザ端末の一実施例の斜視図で
ある。
【図4】本発明による車載ユーザ端末の一実施例を示
す。
【図5】本発明の第2の実施例の衛星通信システムの構
成図である。
【図6】システム構成の一実施例を示すとともに、放送
フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ端
末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO衛
星システムの関係を示す。
【図7】システム構成の一実施例を示すとともに、放送
フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ端
末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO衛
星システムの関係を示す。
【図8】システム構成の一実施例を示すとともに、放送
フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ端
末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO衛
星システムの関係を示す。
【図9】システム構成の一実施例を示すとともに、放送
フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ端
末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO衛
星システムの関係を示す。
【図10】システム構成の一実施例を示すとともに、放
送フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ
端末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO
衛星システムの関係を示す。
【図11】システム構成の一実施例を示すとともに、放
送フィーダリンクステーション、ゲートウェイ、ユーザ
端末地上セグメントに対するNGSOおよび放送GSO
衛星システムの関係を示す。
【図12】放送通信システムの動作モードを示す。
【図13】放送通信システムの動作モードを示す。
【図14】放送通信システムの動作モードを示す。
【図15】放送通信システムの動作モードを示す。
【図16】放送通信システムの動作モードを示す。
【図17】放送通信システムの動作モードを示す。
【図18】放送通信システムの動作モードを示す。
【図19】放送通信システムの動作モードを示す。
【図20】図1および図5に示す放送フィーダリンクス
テーションの構成図である。
【図21】図1および図5に示す放送フィーダリンクス
テーションの構成図である。
【図22】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、様々なログオン及び認証行程を示す。
【図23】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、様々なログオン及び認証行程を示す。
【図24】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、様々なログオン及び認証行程を示す。
【図25】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、様々なログオン及び認証行程を示す。
【図26】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、放送セットアップセッションを示す。
【図27】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、双方向放送・対話式モードセッションを
始める方法を示す。
【図28】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、双方向放送・対話式セッションの間のシ
ステムの動作を示す。
【図29】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、放送専用セッションの間のシステムの動
作を示す。
【図30】放送通信システムの動作を示す論理フローチ
ャートであり、放送セッションを終了するために実行さ
れる行程を示す。
【符号の説明】
1 第1の衛星システム 6 ユーザ端末 7 第2の衛星システム 8 ゲートウェイ 11 公衆電話交換網 19 地上データネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムであって、 放送通信サービスを有する地上サービスエリアを提供す
    る第1の衛星システムと、 双方向通信サービスを有する地上サービスエリアの少な
    くとも一部を提供する第2の衛星システムと、 前記第1の衛星システム及び前記第2の衛星システム間
    の双方向通信リンクと、 前記第2の衛星システムを介して放送通信サービスを要
    求するトランシーバ、及び該要求された放送通信サービ
    スを前記第1の衛星システムを介して受信する受信機を
    有するユーザ端末と、からなることを特徴とする通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記第1の衛星システムは、前記第2の衛星システムの
    衛星よりも高い高度で地球を周回する少なくとも1つの
    衛星を有することを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記第1の衛星システムは静止軌道を周回する少なくと
    も1つの衛星を有し、前記第2の衛星システムは地球の
    非静止軌道を周回する複数の衛星を有することを特徴と
    する通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記第2の衛星システム及び前記ユーザ端末は、共働し
    て前記ユーザ端末を前記通信システムにログインせしめ
    前記ユーザ端末のローミング/非ローミング状態を確定
    することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記放送通信サービスは、前記第1の衛星システムに結
    合されたデータ通信ネットワークから前記ユーザ端末へ
    データ・パケットを伝達することを特徴とする通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記放送通信サービスは、インターネット・サービスプ
    ロバイダを介して前記第1の衛星システムに結合された
    インターネット・サーバから前記ユーザ端末へデータ・
    パケットを伝達することを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記第2の衛星システムは、前記第1の衛星システムに
    結合されたデータ通信ネットワークから前記ユーザ端末
    にデータ・パケットを伝達することを特徴とする通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記第2の衛星システムは、前記第1の衛星システムに
    結合されたインターネット・サーバから前記ユーザ端末
    にインターネット・サービス・プロバイダを介してデー
    タ・パケットを伝達することを特徴とする通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の通信システムであっ
    て、 前記放送通信サービスは前記ユーザ端末にテレビ信号を
    伝達することを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 通信システムであって、 放送通信サービスを有する地上サービスエリアを提供す
    る第1の衛星システムと、 双方向ポイント・トゥー・ポイント通信サービスを有す
    る地上サービスエリアの少なくとも一部を提供する第2
    の衛星システムと、 前記第1の衛星システムの地上セグメント・コントロー
    ラ及び前記第2の衛星システムの地上セグメント・コン
    トローラ間の双方向通信リンクと、 前記第2の衛星システムを用いてログインし前記通信シ
    ステムのサービス要求をなすトランシーバ、及び前記第
    2の衛星システムを介してなされるサービス要求に応答
    して、前記第1の衛星システムから前記放送通信サービ
    スを受信する受信機を有する地上サービスエリアに位置
    するユーザ端末と、を有することを特徴とする通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の通信システムであ
    って、 前記サービス要求は、前記第1の衛星システムの前記地
    上セグメント・コントローラに双方向的に結合されたデ
    ータ通信ネットワーク・サーバとの接続を確立する要求
    であることを特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の通信システムであ
    って、 前記サービス要求は、インターネット・サービスプロバ
    イダを介して、前記第1の衛星システムの前記地上セグ
    メント・コントローラに双方向的に結合されたインター
    ネット・サーバとの接続を確立する要求であることを特
    徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の通信システムであ
    って、 前記サービス要求は、前記第1の衛星システムの前記地
    上セグメント・コントローラに結合された放送サービス
    ・プロバイダとの接続を確立する要求であることを特徴
    とする通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の通信システムであ
    って、 前記第1の衛星システムの前記地上セグメント・コント
    ローラは、前記受信機による受信のため前記第1の衛星
    システムの衛星にアップリンクでデータを送信すること
    によって、又は前記トランシーバによる受信のため、前
    記第2の衛星システムの少なくとも1つの衛星にアップ
    リンクでデータを送信する前記第2の衛星システムの前
    記地上セグメント・コントローラに前記双方向リンクで
    データを送信することによって、前記ユーザ端末にデー
    タを選択的にルーティングすることを特徴とする通信シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 衛星ベースの通信システム内のユーザ
    端末にデータを供給するための方法であって、 非静止軌道衛星通信システムのログイン・プロトコルを
    用いて前記通信システムにログインするよう前記ユーザ
    端末を動作させるステップと、 非静止軌道衛星通信システムのサービス要求プロトコル
    を用いて前記通信システムにサービス要求をなすよう前
    記ユーザ端末を動作させるステップと、 前記サービス要求に応答して、放送衛星通信システムに
    結合されたデータ供給源とのリンクを確立するステップ
    と、 前記非静止軌道衛星通信システムの少なくとも1つの衛
    星又は前記放送衛星通信システムの少なくとも1つの衛
    星を介して前記ユーザ端末に前記データ供給源からデー
    タを選択的に供給するステップと、を有することを特徴
    とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、 ログインするよう前記ユーザ端末を動作させるステップ
    は、地上ゲートウェイで位置決め動作を実行して前記ユ
    ーザ端末の位置を確定するステップを含むことを特徴と
    する方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の方法であって、 前記ログインするよう前記ユーザ端末を動作させるステ
    ップは、地上ゲートウェイで位置決め動作を実行して前
    記ユーザ端末のローミング/非ローミング状態を確定す
    るステップを含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の方法であって、 前記選択的に供給するステップは、少なくとも供給され
    るデータのバイト数を確定するステップを含むことを特
    徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の方法であって、 前記選択的に供給するステップは、少なくとも供給され
    るデータのタイプを確定するステップを含むことを特徴
    とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項15に記載の方法であって、 前記選択的に供給するステップは、前記ユーザ端末が前
    記非静止軌道衛星通信システム又は前記放送衛星通信シ
    ステムの少なくとも1つを介して前記データを受信する
    ことを許可されていることを確定する事前のステップを
    含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項15に記載の方法であって、 前記選択的に供給するステップは、前記ユーザ端末が前
    記データ供給源から前記データを受信することを許可さ
    れていることを確定する事前のステップを含むことを特
    徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項15に記載の方法であって、 前記ユーザ端末は、固定ユーザ端末又はモバイル・ユー
    ザ端末の1つであることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項15に記載の方法であって、 前記データが前記放送衛星通信システムの少なくとも1
    つの衛星によって供給される場合に、前記非静止軌道衛
    星通信システムの少なくとも1つの衛星により前記ユー
    ザ端末への電話接続を同時になすステップを更に有する
    ことを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 データ処理装置をインターネットに接
    続する方法であって、 衛星トランシーバ及び衛星受信機に結合されるようにデ
    ータ処理装置を設けるステップと、 前記衛星トランシーバによって少なくとも1つの非静止
    軌道衛星を経て地上ゲートウェイに送信されるインター
    ネット・サービス要求をなすように前記データ処理装置
    を動作させるステップと、 前記ゲートウェイから前記サービス要求を遂行するイン
    ターネット主体へ前記インターネット・サービス要求を
    中継するステップと、 前記インターネット主体からのデータを静止軌道衛星及
    び衛星受信機を経て前記データ処理装置に送信すること
    によって前記サービス要求を遂行するステップと、を有
    することを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 データ処理装置をインターネットに接
    続する方法であって、 衛星トランシーバ及び衛星受信機に結合されるようにデ
    ータ処理装置を設けるステップと、 前記衛星トランシーバによって少なくとも1つの非静止
    軌道衛星を経て地上ゲートウェイに送信されるインター
    ネット・サービス要求をなすように前記データ処理装置
    を動作させるステップと、 前記ゲートウェイから前記サービス要求を遂行するイン
    ターネット主体へ前記インターネット・サービス要求を
    中継するステップと、 前記インターネット主体からのデータを、少なくとも1
    つの非静止軌道衛星及び前記衛星トランシーバ、又は1
    つの静止軌道衛星及び前記衛星受信機のいずれかの経路
    を経て前記データ処理装置に送信することによって前記
    サービス要求を遂行するステップと、を有することを特
    徴とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の方法であって、 前記遂行するステップは、前記データの性質又は送信さ
    れるデータ量のうちの少なくとも1つに基づいて経路を
    選択するステップを有することを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 ビデオ受信機をプログラミング・ソー
    スに接続する方法であって、 衛星トランシーバを有するユーザ端末及び衛星受信機に
    結合される入力を有するように前記ビデオ受信機を設け
    るステップと、 前記衛星トランシーバによって少なくとも1つの非静止
    軌道衛星を経て地上ゲートウェイに送信されるサービス
    要求をなすように前記ユーザ端末を動作させるステップ
    と、 前記ゲートウェイから前記サービス要求を遂行するビデ
    オ・プログラミング供給源へ前記サービス要求を中継す
    るステップと、 前記供給源からのビデオ・プログラミングを、静止軌道
    衛星及び前記衛星受信機を経て前記ビデオ受信機に送信
    することによって前記サービス要求を遂行するステップ
    と、を有することを特徴とする方法。
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