JP2000040338A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2000040338A
JP2000040338A JP10203739A JP20373998A JP2000040338A JP 2000040338 A JP2000040338 A JP 2000040338A JP 10203739 A JP10203739 A JP 10203739A JP 20373998 A JP20373998 A JP 20373998A JP 2000040338 A JP2000040338 A JP 2000040338A
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Japan
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light
magnetic tape
tape
lower half
light source
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JP10203739A
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Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープカセットを構成する上下ハーフケ
ースの内面や、テープリールで乱反射する光を光透過孔
に入射する前に遮蔽し、乱反射光による誤動作を防止す
る。 【解決手段】 上下ハーフケース2に形成した光透過孔
48の光源側近傍に、上下ハーフケース2の内面からの
高さが異なる壁部41a,41bにより遮光壁41を設
け、光源Lから投光されて直進する光aを光透過孔48
に通過させて光センサーSにより受光させる。一方、内
面やテープリールで乱反射した光は、遮光壁41によっ
て遮蔽され、光透過孔48に入射することがない。した
がって、磁気テープがぶれた場合であっても誤動作せ
ず、テープエンドにかかった場合は確実に検出して次の
モードに移行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープカセ
ットなどに適用して好適な磁気テープカセットに関し、
特にリーダーテープを正確に検出するとともに所定動作
モード中における誤動作を未然に防止し得るように構成
した磁気テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気記録媒体としてビデオテ
ープ等の種々の磁気テープカセットが提案されている。
この磁気テープカセットについては、磁気テープの終端
(テープエンド)に透明なリーダーテープを接合し、光
学的にテープエンドを検出するように構成したものがあ
る。
【0003】以下、図12を参照して従来の磁気テープ
カセットにおけるリーダーテープ検出について説明す
る。磁気テープカセット51は上ハーフケース52と下
ハーフケース53とを組み合わせ、内部に磁気テープt
を巻回したテープリール(図示せず)を回転自在に装填
した構成になっている。そして、磁気テープカセット5
1を記録再生装置に装着すると、光源Lが磁気テープカ
セット51内に挿入され投光する。しかし、光aは磁気
テープtにより遮蔽されるので、磁気テープカセット5
1外に配設した光センサーSには入射せず、この場合は
磁気テープに対して選択された動作モード(記録・再生
等)が実行される。
【0004】一方、磁気テープtの走行が進行し、テー
プエンドにかかると、磁気テープtの位置に透明なリー
ダーテープが走行してくる。リーダーテープは透明であ
るから、光aはリーダーテープを透過して光センサーS
に入射する。この結果、光センサーSが作動して、リー
ダーテープの自動検出と次の動作モード(走行停止等)
への切り換え等が自動的に行われるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、磁気テープ
tは常に安定した走行を行うとは限らず、例えば図12
に点線で示すように上下方向に位置ぶれすることがあ
る。このような場合、従来の磁気テープカセット51の
構成では、次のような問題が生じていた。すなわち、光
源Lから投光された光aは、上下ハーフケース52,5
3内に拡散している。そして、磁気テープtが下方に位
置ぶれすると、例えば上ハーフケース52の内面で乱反
射した光b1が光透過孔54側に漏洩して光センサーS
に入射する。また、磁気テープtが上方に位置ぶれする
と、例えば下ハーフケース53の内面で乱反射した光b
2が漏洩して光センサーSに入射する。
【0006】前記光の乱反射について、図13を参照し
て詳細に説明する。図13は図12に示した下ハーフケ
ース53の平面図であり、組み立てられた磁気テープカ
セット51を機器に装着した場合、光源Lは位置Pから
上下ハーフケース52,53内に突出するようになる。
光源Lから投光された光aは、反対側にも進行するが図
13においてはテープリール55とともに一方のみを図
示してある。テープリール55は合成樹脂で成型したも
のであり、磁気テープの量が少なくなると、テープリー
ル55の例えば格子縞で示した部分A1や、磁気テープ
巻回面において乱反射が発生する。また、下ハーフケー
ス53の内面は、白地で示した部分A2等においても乱
反射が発生する。このように、従来の磁気テープカセッ
ト51においては、上下ハーフケース52,53の表面
のみでなく、テープリール55によっても乱反射が生
じ、乱反射した光b1,b2がセンサーSに漏洩してい
た。
【0007】前記光の漏洩があると、磁気テープtの走
行中であるにも拘わらず、光センサーSが作動してリー
ダーテープ検出と同様の動作に移行してしまう。すなわ
ち、磁気テープ走行に対応した動作モードから、ユーザ
ーの意に反して突発的に次の動作モードに移行して誤動
作してしまう。一方、磁気テープカセットを適用する機
器は小形軽量化が進み、携帯用はもとより車載用等に広
く適用され、言わば磁気テープのぶれが生じ易い環境で
使用されるようになっている。このような使用形態を考
慮すると、前記のように磁気テープのぶれによって容易
に誤動作が発生する構成は好ましくない。
【0008】本発明の目的は、前記課題を解消すること
にあり、リーダーテープを確実に検出するとともに、磁
気テープのぶれや上下ハーフケース内の光の乱反射、テ
ープリールによる光の乱反射による誤動作を未然に防止
し得る磁気テープカセットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記構成により達成される。 (1) 上下ハーフケース内に一対のテープリールを回
動自在に設けるとともに、上記テープリールの回動に伴
って走行する磁気テープの走行状態と該磁気テープの端
部に設けたリーダーテープの検出とを、光源と該光源か
ら投光された光を受光する光センサーとにより光学的に
行う磁気テープカセットにおいて、前記上下ハーフケー
スの周壁に形成され前記光源から投光された光を前記光
センサーに向けて透過させる光透過孔の光源側近傍に、
前記上下ハーフケースの内面およびテープリールで反射
した光を遮蔽する遮光壁を設けたことを特徴とする磁気
テープカセット。 (2) 上下ハーフケース内に一対のテープリールを回
動自在に設けるとともに、上記テープリールの回動に伴
って走行する磁気テープの走行状態と該磁気テープの端
部に設けたリーダーテープの検出とを、光源と該光源か
ら投光された光を受光する光センサーとにより光学的に
行う磁気テープカセットにおいて、前記上下ハーフケー
ス内であって、前記光源から投光された光を前記光セン
サーに向けて透過させる光透過孔よりも光源側の内面に
シボ加工を施したことを特徴とする磁気テープカセッ
ト。
【0010】
【作用】前記(1)の構成によれば、記録再生装置に装
着されて磁気テープが走行している間は、光源から投光
されて光センサーに直進する光が磁気テープにより遮蔽
され、光センサーに入射しない。しかし、磁気テープの
走行に伴ってテープエンドにかかると、透明なリーダー
テープを透過して光センサーに入射し、リーダーテープ
の検出が行われる。一方、光源から投光されて上下ハー
フケースの内面やテープリールで乱反射した光は、磁気
テープの幅方向の端部から光センサー方向に進行する
が、光透過孔に入射する以前に遮光壁により遮蔽され
る。したがって、磁気テープの走行位置がぶれても、或
いは上下ハーフケースの内面やテープリールで乱反射す
る光があっても、光センサーが作動せず、誤動作が未然
に防止される。
【0011】前記(2)の構成によれば、上下ハーフケ
ースの内面についてシボ加工を施したので、内面に入射
した光の乱反射の度合いが高まり、光センサーに達する
光がなく、誤動作を未然に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明を適用した磁気テープカセットの第1実施形態を詳細
に説明する。図1は磁気テープカセットの構成と主な部
材を示す分解斜視図、図2は下ハーフケースの構成を示
す斜視図、図3は下ハーフケースの構成を示す平面図、
図4は上ハーフケースの構成を示す平面図、図5は光透
過孔と遮光壁との関連を示す磁気テープカセットの側面
図、図6はリーダーテープの検出と誤動作防止を説明す
る要部の模式的断面図、図7は遮光壁の他の構成例を示
す下ハーフケースの斜視図である。なお、実施形態の説
明にあたっては、図1を参照して磁気テープカセットの
全体構成を説明し、次いで図2以下の各図を参照して誤
動作防止機構等の要部の構成、作用等を順次説明する。
【0013】磁気テープカセット1は、図1の下部に示
す下ハーフケース2内に一対のテープリール3,4が回
動自在に配設され、この両テープリール3,4に磁気テ
ープtが巻回されている。磁気テープtは、カセット前
端(図1では左側)で且つ左右両側のテープガイド5,
6によって案内され、下ハーフケース2の前端側の開口
部7を通過するようになっている。そして、テープリー
ル3,4の周縁(下フランジの周縁)には、全周にわた
って歯8,9が形成されている。
【0014】一方、磁気テープカセット1を記録再生装
置(図示せず)に装填していない時に、すなわち、カセ
ットの保管時や持ち運び時において磁気テープが緩むの
を防止するため、カセット後方側で且つテープリール
3,4の間に形成されたスペースに、テープリール3,
4の回転をロックするためのロック装置を構成するスラ
イド部材11、係合爪である一対のリールブレーキ1
2、このリールブレーキ12を付勢するブレーキばね1
3が配置されている。
【0015】また、上ハーフケース21には、カセット
ケース前端の開口部を覆うリッドを構成するアウターリ
ッド22、アッパーリッド23、インナーリッド24が
開閉自在に取り付けられている。このアウターリッド2
2の側板25には、ロックピン26が突設されている。
そして、下ハーフケース2の一方の側壁27には、アウ
ターリッド22のロックピン26を係止するリッドロッ
ク28が回転自在に取り付けられ、さらにこのリッドロ
ック28をロック側に付勢するリッドロックばねとして
の線ばね(脚部)付のコイルばね29が取り付けられて
いる。なお、図中の符号31,32はテープリール3,
4を構成する上フランジであり、33はアウターリッド
22の回転軸に装着されるリッドばねである。
【0016】上記磁気テープカセット1を組み立てる際
は、上下ハーフケース2,21内にテープリール3,4
やスライド部材11等の各種部材が組み込まれ、且つ前
端側にアウターリッド22やアッパーリッド23、さら
にインナーリッド24等が組み付けられる。そして、組
み立てたテープカセット1を記録再生装置に装着する
と、アウターリッド22やアッパーリッド23、インナ
ーリッド24が上方に回動し、磁気テープが引き出され
て再生等の動作が行われることになる。また、テープカ
セット1の記録再生装置への装着とともに、下ハーフケ
ース2の前方側のほぼ中央部に形成された開口部35に
ランプ等の光源が突出するようになり、この光源から投
光された光によってリーダーテープの検出が行われるよ
うになる。
【0017】次に、テープカセット1に設けた誤動作防
止機構について説明する。誤動作防止機構は、単一の部
材に構成されるのではなく、上下ハーフケース2,2
1、アウターリッド22に関連して設けられる。先ず下
ハーフケース2について説明すると、図2および図3は
下ハーフケース2の内面を示すものであって、組み立て
状態でアウターリッド22の側板25が当て付けられる
位置の近傍に、遮光壁41が形成されている。遮光壁4
1を上面から見ると図3に示すようにL字形であり、下
ハーフケース2の長手方向に沿う辺の壁部41aが高
く、この壁部41aに直交する壁部41bが低く形成さ
れている。そして、遮光壁41の外側に、光透過孔48
が形成されているが、光透過孔48は上ハーフケース2
1の光透過孔48と合わせて一つの円形孔となるもので
あり、図2および図3に示すようにハーフの形態では半
円孔である。
【0018】次に、上ハーフケース21について説明す
ると、図4に示すように組み立て状態でアウターリッド
22の側板25が当て付けられる位置の近傍に、遮光壁
42が形成されている。遮光壁42を上面から見るとL
字形であり、上ハーフケース21の長手方向に沿う辺の
壁部42aが高く、この壁部42aに直交する壁部42
bが低く形成されている。そして、遮光壁42の外側
に、光透過孔48が形成されているが、光透過孔48は
上ハーフケース21の光透過孔48と合わせて一つの円
形孔となるものであり、ハーフの形態では半円孔であ
る。
【0019】図5および図6に示すように、前記遮光壁
41,42は、上下ハーフケース2,21を組み合わせ
た状態で互いに対向する位置に形成されている。しか
し、遮光壁41,42の高さは、上下ハーフケース2,
21の高さに対し低く設定されているので、図5および
図6に示すように上下ハーフケース2,21を合わせた
状態では、遮光壁41,42の間に光透過用の隙間43
が形成される。なお、図5にあっては遮光壁41,42
は斜線で示してあり、その間の空白部分が隙間43であ
る。
【0020】ここで、下ハーフケース2の構成について
見ると、外周囲には周壁44が形成され、周壁44の内
側には円弧状の隔壁45が形成されている。そして、テ
ープカセット1を組み立てた状態では、隔壁45内にテ
ープリール3,4が位置決めされ、このテープリール
3,4を図4に示した上ハーフケース21に固定した板
ばね46a,46bによって弾性的に押圧してがたつき
を防止するようになっている。また、下カセットハーフ
2に形成した開口部35は、上下ハーフケース2,21
を組み合わせた状態では位置Pに対応する。
【0021】上記磁気テープカセット1を記録再生装置
に装着した場合、光源は開口部35から磁気テープカセ
ット1内に挿入されるのであるから、上ハーフケース2
1について見ると位置Pが光源の位置になる。光源から
投光された光は拡散するが、その一部が光路aに示すよ
うに隔壁45に形成した切欠部45aを通過し、遮光壁
41,42方向に直進してリーダーテープを検出する光
になる。そして、本実施形態にあっては、遮光壁41,
42を設けることにより、リーダーテープの正確な検出
と誤動作防止とが図られる。
【0022】以下、磁気テープのぶれや上下ハーフケー
ス2,21の乱反射、さらにテープリール3,4の光の
乱反射に対する誤動作防止作用を説明する。図6は遮光
壁41b,42bが対向する位置を模式的に示すもので
あり、記録再生装置に磁気テープカセット1を装填する
ことにより、開口部35から光源Lが挿入される。そし
て、磁気テープtは光源Lと遮光壁41b,42bの間
を走行し、光透過部となる隙間43を遮蔽するようにな
る。この結果、光aは磁気テープtにより遮蔽され、光
センサーSは作動しない。
【0023】また、動作モード中に磁気テープtが図6
に点線で示すように下方にぶれた場合は、上ハーフケー
ス21の内面で反射した光b1は遮光壁42bにより遮
光される。これに対し、磁気テープtが上方にぶれた場
合は、下ハーフケース2の内面で反射した光b2は、遮
光壁41bにより遮光される。また、テープリール3,
4のフランジ面や磁気テープ巻回面で乱反射する光をc
1とすると、反射方向や反射角度はテープリール3,4
の回動によって変動する。また、テープリール3,4
は、上下ハーフケース2,21の内面から離間している
ので、フランジ面で乱反射した光c1の角度は光b1,
b2に比較してより水平に近くなる。
【0024】しかし、高さのある遮光壁41a,42a
を設けることにより、テープリール3,4の表面で乱反
射した光c1も遮蔽することができる。したがって、磁
気テープが正常に走行している場合はもとより、従来例
で説明したように上下にぶれた場合も、乱反射した光b
1,b2,c1によって光センサーSは作動せず、指定
された動作モードが正確に実行される。
【0025】一方、磁気テープがテープエンドになっ
て、透明なリーダーテープに変わると、リーダーテープ
を透過した光aが隙間43を通過して光センサーSに入
射する。この結果、光センサーSが作動してリーダーテ
ープの検出が自動的に行われ、所定の表示、動作モード
の切り換え等が行われることになる。
【0026】なお、遮光壁41の壁部41aについて
は、下リール8,9の最外周の高さの少なくとも1.5
倍以上の高さに設定することが望ましい。すなわち、図
2および図7を比較参照すると、図7に示した壁部41
aが高くなっている。この構成にすれば、リール3,4
で乱反射した光をより確実に遮蔽でき、誤動作防止がよ
り一層確実に行われる。
【0027】次に、図8〜図10を参照して本発明の第
2実施形態を説明する。なお、本実施形態と前記第1実
施形態との相違点は、リール側から光透過孔48への光
の侵入を防止するリブ(壁部)を付加したことにあるの
で、前記同様の作用を行う部材には同一の符号を付して
説明を省略する。先ず、下ハーフケース2について見る
と、図8および図9に示すように壁部41a,41bに
加えて斜めに壁部41cが設けられている。この壁部4
1cの外側は、リッドロック28を回動自在に収納する
部分である。一方、上ハーフケース21についても、壁
部42a,42bに加えて斜めに壁部42cが設けられ
ている。
【0028】この構成によれば、リール3,4で乱反射
した光はもとより、上下ハーフケース2,21の内面で
乱反射した光をより確実に遮蔽することができる。ま
た、係止溝44aを形成した収納部が壁部42cにより
補強されるので、リッドロック28の係止溝44aに力
が掛かっても撓み変形を防止することができ、リッドロ
ック28のロック動作が確実かつ円滑に行い得るように
なる。そのうえ、収納部分の全体の強度向上図ることが
でき、長期に使用する場合であっても割れや欠け等を防
止できる。
【0029】次に、図11を参照して本発明の第3実施
形態を説明する。なお、本実施形態は、上下ハーフケー
ス2,21の内面で乱反射する光b1,b2への対策で
あり、上下ハーフケース2,21が同様に構成にされる
が、下ハーフケース2についてのみ説明する。本実施形
態では、下ハーフケース2の内面のうち、光aの光路に
沿うエリアEについてシボ加工を施した。なお、図11
では左方にエリアEを格子状に示してある。光は入射角
と反射角とが同一になる性質を有しているが、このよう
にシボ加工を施すと、入射した光が一定方向ではなく拡
散するようになる。この結果、光透過孔48方向に進行
する光が減衰し、乱反射した光の受光がなく、前記誤動
作を防止することができる。なお、前記シボ加工を施す
エリアEは図示の範囲に限定されるものではなく、リー
ル3,4を収納する範囲等に拡張してもよい。また、シ
ボ加工と前記遮光壁とを併用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る磁
気テープカセットは、記録再生装置への装着に伴いテー
プカセット内に光源を挿入させ、この光源から投光され
て光センサーに直進する光を磁気テープにより遮光させ
るとともに、磁気テープの走行に伴ってテープエンドに
かかると、透明なリーダーテープを透過して光センサー
に入射させ、リーダーテープの検出が行われる。一方、
磁気テープ走行中に走行位置がぶれた場合は、光源から
投光されて上下ハーフケースの内面で乱反射した光やテ
ープリールで乱反射した光を遮光壁により光透過孔の光
源側近傍で遮蔽し、光センサーへの入射を阻止する。ま
た、上下ハーフケースの内面にシボ加工を施して、内面
で乱反射する光が全くランダムに、減衰しながら拡散す
るように構成した。したがって、磁気テープが正規の走
行位置を走行している場合はもとより、走行位置がぶれ
た場合であっても、光センサーは作動せず、所定動作モ
ード中における誤動作を未然に防止できる。しかも、磁
気テープからリーダーテープに変わった場合は、リーダ
ーテープを透過した光により光センサーが作動するの
で、リーダーテープの検出が確実に行われ、リーダーテ
ープ検出に伴う次の動作モードへの切り換え等が正確に
行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である磁気テープカセッ
トの構成と主な部材を示す分解斜視図である。
【図2】下ハーフケースの構成を示す斜視図である。
【図3】下ハーフケースの構成を示す平面図である。
【図4】上ハーフケースの構成を示す平面図である。
【図5】光透過孔と遮光壁との関連を示す磁気テープカ
セットの側面図である。
【図6】リーダーテープの検出と誤動作防止を説明する
要部の模式的断面図である。
【図7】遮光壁の他の構成例を示す下ハーフケースの斜
視図である。
【図8】本発明の第2実施形態である下ハーフケースの
構成を示す平面図である。
【図9】上ハーフケースの平面図である。
【図10】下ハーフケースの構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態である下ハーフケース
の構成を示す平面図である。
【図12】従来の磁気テープカセットの作用を説明する
要部の模式的断面図である。
【図13】光の乱反射の形態を示す下ハーフケースの平
面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 2 下ハーフケース 3,4 テープリール 5,6 テープガイド 21 上ハーフケース 41,42 遮光壁 41a,42a,41b,42b,41c,42c 壁
部 43 隙間(光透過用) 48 光透過孔 a 直進する光または光路 b1,b2,c1 反射光 E シボ加工を施したエリア L 光源 t 磁気テープ S 光センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフケース内に一対のテープリー
    ルを回動自在に設けるとともに、上記テープリールの回
    動に伴って走行する磁気テープの走行状態と該磁気テー
    プの端部に設けたリーダーテープの検出とを、光源と該
    光源から投光された光を受光する光センサーとにより光
    学的に行う磁気テープカセットにおいて、 前記上下ハーフケースの周壁に形成され前記光源から投
    光された光を前記光センサーに向けて透過させる光透過
    孔の光源側近傍に、前記上下ハーフケースの内面および
    テープリールで反射した光を遮蔽する遮光壁を設けたこ
    とを特徴とする磁気テープカセット。
  2. 【請求項2】 上下ハーフケース内に一対のテープリー
    ルを回動自在に設けるとともに、上記テープリールの回
    動に伴って走行する磁気テープの走行状態と該磁気テー
    プの端部に設けたリーダーテープの検出とを、光源と該
    光源から投光された光を受光する光センサーとにより光
    学的に行う磁気テープカセットにおいて、 前記上下ハーフケース内であって、前記光源から投光さ
    れた光を前記光センサーに向けて透過させる光透過孔よ
    りも光源側の内面にシボ加工を施したことを特徴とする
    磁気テープカセット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439786B1 (ko) * 2000-09-20 2004-07-12 닛뽕빅터 가부시키가이샤 자기 테이프 카세트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100439786B1 (ko) * 2000-09-20 2004-07-12 닛뽕빅터 가부시키가이샤 자기 테이프 카세트

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