JP2000040196A - 携帯機器を使用したセキュリティシステム - Google Patents

携帯機器を使用したセキュリティシステム

Info

Publication number
JP2000040196A
JP2000040196A JP11153274A JP15327499A JP2000040196A JP 2000040196 A JP2000040196 A JP 2000040196A JP 11153274 A JP11153274 A JP 11153274A JP 15327499 A JP15327499 A JP 15327499A JP 2000040196 A JP2000040196 A JP 2000040196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
security system
information
sensor
personal
wirelessly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11153274A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
Teruki Fujiyama
輝己 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11153274A priority Critical patent/JP2000040196A/ja
Publication of JP2000040196A publication Critical patent/JP2000040196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】異常が発生した場合に警備業者に依頼していな
くても個人が適切な対処を図ることを可能にしたセキュ
リティシステムを提供する。 【構成】建物内に一つ又は複数個設置された不法侵入・
火災・ガス漏れ等の異常事態を検出するためのセンサ
と、建物内に一つ又は複数個設置され少なくとも前記異
常事態が検出されたときに建物内の状況を撮像する監視
カメラと、個人が屋外で携帯する携帯型情報機器と、か
ら構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外出時における家屋内の
不法侵入や盗難やガス漏れや火事や急病、また、買い物
中の自動車の盗難、さらに、子供や女性の外出時の暴行
や迷子などの緊急事態を、PHS(パ−ソナル・ハンデ
ィ・ホ−ン・システム)などの無線受信機を所持する個
人に知らせて適切な処置を取らせることを可能にする、
セキュリティシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、校内暴力や盗難車や空き巣等の犯
罪が一般化し、これに対処するするための対策が急務と
なっている。従来の屋内でのホ−ムセキュリティは、特
開平6−36154に開示されているとおり、家屋内の
各部屋に熱感知センサ−、煙感知センサ−、ガスセンサ
−、防犯感知センサ−などを配置し、ガス漏れなどの異
常を感知した場合、警報器を作動させるとともに、ポケ
ットベルや携帯電話に異常を知らせ外出先より警報を解
除するものである。また、自動車のセキュリティにおい
ては防犯感知センサ−が感知した場合に自動的にホ−ン
が鳴るという商品が市販されている。さらに、女性や子
供の誘拐や暴漢への対応は、防犯ブザ−を鳴らす商品し
かないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記家
庭内でのホ−ムセキュリティでは、設置時に各部屋への
センサ−配線などの工事が必要で、手軽に設置すること
ができなかった。また、これらのセンサーなどからの緊
急信号に対して適切な対処を行うためには、大手の警備
業者などに毎月数万円の警備手数料を支払って警備を依
頼するしかなかった。また、各センサ−からの情報をポ
ケットベルや携帯電話に異常を知らせることはできる
が、異常信号のみでは、リモコンで警報を解除してよい
かどうかユーザーには分からないという問題がある。ま
た、防犯の場合は警察、火事の場合は消防署に連絡する
としても、本当に不法侵入や火災があるのかの確認がで
きないので、センサ−が誤動作しているのに通報してし
まったり、侵入者がまだ中にいるのに警報を解除してし
まうという不具合が生じる可能性がある。また、従来の
住宅用の警備保障業者による警備では、住宅の「鍵」を
警備保障業者に預けなければならない。しかし、他人で
ある警備会社に自宅の「鍵を渡す」ということは、いわ
ば「自分とその家族の生命・身体・財産の全てを預け
る」のと同じことである。そして、たとえその警備保障
業者が大手企業で信頼できるものであっても、その個々
の従業員の行動を完全には管理できない以上、「鍵を預
ける」ことによる悪用のリスクは、実際にも小さいとは
言えない。後述する特開平6−36154号公報の構成
は、外出中の家人がセンサからの信号を受けて対処する
ものであるので、この点の問題はクリアしていると言え
る。しかし、この特開平6−36154号公報の構成
は、従来の警備保障業者と同様に、「センサ」からは
「異常事態発生の可能性あり」との情報(可能性「予
測」の情報)しか得られず、「本当はどうか、その内容
は何か」などの「事実の本当の内容」については、現場
に行って状況を見るなどしなくては分からない(タイム
ラグの発生)という問題がある。このように、本発明
は、外出中の家人に、留守宅の「事実・真実の内容」を
直ちに把握させるという点で、前記の特開平6−361
54号公報の構成とは全く異なるものである。すなわ
ち、特開平6−36154号公報は、各種センサが異常
を検知したとき、メインコントローラが、警報装置を作
動させると共に、電話回線により、外出者が携帯してい
るポケットベルや携帯電話に前記の異常を検知したとい
う情報を送信する、という構成、及び外出者は電話によ
り異常事態を確認すると共に、警報の解除を行う、とい
う構成が開示されている。しかし、この公報の構成で
は、住宅内に設置されているのは、あくまでも「異常事
態の発生の可能性」を感知するための「センサ」であ
る。よって、その「センサ」が検知する情報は、「異常
事態が発生したかもしれない」という「予測」情報に過
ぎず、本当に異常事態が発生したのかどうか、また本当
に異常事態が発生したとしてそれはどのような「内容」
の異常事態なのか、は全く分からない。本来「センサ」
とはそういうものである。従来の警備保障業者が住宅な
どに設置するものも、このような「センサ」に限られて
いる。なぜなら、「センサ」では分からない異常事態の
「内容」を見ることは、住宅内の状況すなわち顧客(警
備保障業者にとっての顧客)のプラバシーをいつでも見
れる態勢にしなければ不可能であるが、それは、プラバ
シー保護の上から許されないからである。前記の「セン
サ」は、このようなプラバシー情報を知ることができな
いからこそ、警備保障業者による住宅内への設置が認め
られているのである。しかしまた、ここに「センサ」の
方式による警備の限界がある。「センサ」は、異常事態
が「発生した可能性」があることを示すことしかできな
い。「本当に異常事態が発生したかどうか」及びその異
常事態の「内容」は何か、については、実際に現場に行
ってみるか、家人に電話などで問い合わせるしかない。
そして、実際には、「センサ」が異常事態の「発生の可
能性」を検出しても、それは、実際には電気系統の故障
やネズミやネコなどの挙動が原因であった、ということ
がしばしばである。したがって、この特開平6−361
54号公報の内容にしても、「センサ」からの情報を外
出者に送信している限り、従来の警備保障業者に送信し
ているのと全く変わらない。つまり、外出者は、従来の
警備保障業者と同様に、前記「センサ」の情報が、「本
当に異常事態が発生したかどうか」及びその異常事態の
「内容」は何か、については、全く分からないはずであ
る。したがって、また、特開平6−36154号公報
は、外出者は携帯電話などで警報の解除ができる、と記
載しているが、前述のように「本当に異常事態が発生し
たかどうか」及びその異常事態の「内容」は何かが外出
者に分からない以上、本当に警報を解除してよいのかど
うかは、分からないはずである(「予測」に基づくしか
ないから)。よって、この特開平6−36154号公報
の構成によっても、従来の警備保障業者による警備にお
いて生じていた問題(すなわち、「センサ」からの予測
情報のみしか得られないので、「本当に異常事態が発生
したかどうか」及びその異常事態の「内容」は何なの
か、が分からない。よって、基本的には、「異常事態の
発生の可能性」という「予測」に基づいて行動するしか
ない、そのため、予測の確認のために余計な時間と労力
がかかってしまう、という問題)は、全く解決されない
まま、残されている。特に、「センサ」からの信号によ
っては、「異常事態の可能性あり」との情報しか得られ
ないため、現状では、まず、警備保障業者の従業員が現
場に急行して(この間に3分〜15分はかかる)、現場
の回りを見回って、「異常あり」の可能性が高いと判断
したら、警察や消防署への通報などの対処を行うように
している。このような、従来の警備保障のシステムで
は、「異常事態の可能性あり」という「センサ」からの
信号にのみ依存しているので、その確認のために余計な
時間がかかり、直ちに警察や消防署への通報ができな
い、適切な対処が即時にできない、という極めて大きな
問題を抱えている。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題を解
決するためのもので、外出者に、「本当に異常事態が発
生したかどうか」及びその異常事態の「内容」は何なの
かという、本当の「セキュリティ情報」を提供し、従来
のように「予測」に基づくことなく実際に現場の異常事
態の「内容」を確認しながら、即時に、適切な対処をと
れることを可能にする、セキュリティシステムを提供す
ることを目的とするものである。また他方、従来より、
スーパーマーケットやパチンコホールなどで、万引きや
不正行為の摘出、従業員の勤務態度の監視などの目的
で、店内に複数のカメラを設置し、別室でこのカメラで
撮影した映像をモニターに写して、監視するシステムが
存在している。しかしながら、このようなシステムは、
プライバシーの問題がない「店内」の監視を対象として
おり、プライバシーの問題がある「住宅」は全く予想し
ていない。また、監視するのも、「店内に隣接した別
室」にモニターを設けてそこで見るようにしている。そ
れは、店内に不正行為などがあれば、直ぐに現場に出掛
けて対処しなければならないので、店内の近くにモニタ
ーを置く必要があるためである。よって、このような従
来のシステムでは、本発明のような外出中の個人が、留
守宅の状況を、「携帯」している表示装置に写して監視
する、というような発想は全く見られない。したがっ
て、前述のようなスーパーマーケットやパチンコホール
などでの前記モニターでの監視システムは、プライバシ
ーに関係のない事業所の監視に限られ、プライバシーに
関係する「住宅」は全く想定していないし、また、監視
するのも事業所内部で行うか大手の警備業者が行うもの
で個人が外出中に「携帯情報端末」で監視することは、
全く想定していない。また、前述のようなスーパーマー
ケットやパチンコホールなどでの前記モニターでの監視
システムは、「常時監視」することを原則としており、
本発明のように「センサ」で異常を検知したときに(の
み)映像情報を収集するという発想は、全くない。これ
らの点で、前記のシステムは本発明と大きく異なってい
ると言える。以上のように、従来技術としては、特開平
6−36154号公報のように「センサ」と携帯電話等
を組み合わせて「異常事態発生の可能性」を検出したと
きに外出者に報知する構成と、スーパーマーケットやパ
チンコホールのように店内を常時モニターで監視する構
成と、の2つの技術が、既に存在している。しかし、こ
れらの2つの従来技術は、いずれも、個人が外出中に、
自宅での「異常事態発生の可能性」があったときに、自
宅の実際の真実の状況(センサが検出した異常事態の可
能性は本当に発生しているのか、及びそれが発生してい
るとすればそれはどのような内容のものなのか)を直ち
に把握して、即座に適切な対処をとれるようにするとい
う課題を解決することはできない。つまり、前述のよう
な2つの従来技術を組み合わせても、このような課題は
解決はできない。なぜなら、前述のような2つの従来技
術には、「センサ」からの通報を受けて外出中の個人が
携帯情報機器で自宅のカメラを遠隔操作して自宅内部の
状況を情報収集する、という発想(「双方向性」の発
想)がないからである。また、そもそも、前述のような
2つの従来技術は、互いに適用範囲が異なっているの
で、両者を組み合わせるという発想を持つこと自体、当
業者にとっては、極めて困難であると思われる。また、
自動車内の盗犯の場合、ホ−ンを切られたり盗まれた場
合は対処する方法がなかった。また、犯人が逃げた後も
ホーンがずっと鳴り続けて近所に迷惑をかけてしまうこ
とがしばしばである。さらに、女性や子供が誘拐や暴漢
に襲われた場合、周りに助け人がいないと防犯ブザ−は
効果がない。本発明は、前述のような従来技術の問題を
解決するためのもので、外出者に、「本当に異常事態が
発生したのかどうか」及びその異常事態の「内容」は何
なのかという、本当の「セキュリティ情報」を提供し、
従来のように「予測」に基づくことなく実際に現場の異
常事態の「内容」を確認しながら、即時に、適切な対処
をすることを可能にする、セキュリティシステムを提供
する、ことを目的とするものである。また本発明は前述
のような点に鑑み、ホ−ムセキュリティにおいては、配
線工事が不要で、かつ、異常が発生した場合に、警備業
者に依頼していなくても個人がその異常の内容を即時に
把握(「予測」ではなく、映像又は音声で実際に「把
握」する)して適切な対処を図ることを可能にし、ま
た、自動車のセキュリティにおいては盗犯の現場の状況
を把握でき、また、女性や子供のため、緊急時は確実に
近親者や警察等に連絡できる、セキュリティシステムを
提供することを目的とする。また、本発明は、緊急事態
に見舞われた個人や自動車の位置をGPS情報に基づい
て把握できるセキュリティシステムを提供することを目
的とする。また、本発明は、住宅内や戸外や自動車内で
の映像情報や音声情報がむやみに外部に漏洩して個人の
プライバシーが犯されることのないようにすることがで
きるセキュリティシステムを提供することをも目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の(1)から(19)のような構成
としたものである。なお、以下の(1)〜(19)は、
それぞれ特許請求の範囲の請求項1〜19にそれぞれ対
応している。 (1)住宅内に一つ又は複数個設置され、不法侵入・火
災・ガス漏れ等の異常事態を検出するためのセンサ(マ
グネットセンサ、人体の熱を感知するインフラレッド熱
感知センサ、衝撃センサ、ガス漏れセンサ、火災を検知
する熱センサ、又は煙センサなど)と、住宅内に一つ又
は複数個設置され、少なくとも前記異常事態が検出され
たときに、住宅内の状況を撮像する撮像手段(デジタル
スチルカメラ、デジタルビデオカメラ、CCDカメラ、
ビデオカメラ、赤外線カメラなど)と、この撮像手段が
捕らえた映像情報を、予め決められた相手先に、無線で
送信する手段と、個人が屋外で携帯する携帯型情報機器
(PHS、携帯電話、ノートパソコン、PDA(パーソ
ナル・デジタル・アシスタンス)など)であって、前記
撮像手段が捕らえた映像情報(静止画情報又は動画情
報)を無線で受信する手段と、この受信した映像情報を
表示する手段と、を備えた携帯型情報機器と、を含む、
個人用セキュリティシステムである。なお、上記の「予
め決められた相手先」とは、その住宅に居住している本
人やその家族又はその友人などの予め決められた個人が
携帯する情報機器のアドレス(IDコードなどを含む)
などを示している。また、この(1)の構成において
は、前記撮像手段が部屋内の状況を撮像しその映像情報
を送信するやり方は、次のような複数のやり方が可能で
ある。まず第1に、前記センサが異常事態を検出したと
きに、前記センサがその信号を前記撮像手段に送り、前
記撮像手段は、それに応じて、部屋内の状況の撮像を開
始し、そして自動的に、その撮像した映像情報を前記携
帯型情報機器に無線送信する、というやり方である。ま
た第2に、前記センサが異常事態を検出したときに、前
記センサはその信号を前記携帯型情報機器に無線で送信
し、携帯型情報機器の側から制御信号を前記撮像手段に
無線送信する(この場合、プラバシー保護のため、パス
ワードなどの暗号を付加して制御信号を送信しないと、
前記撮像手段は作動しないようにする)。そして、この
無線送信された制御信号に基づいて、撮像手段は作動を
開始し、撮像を開始する。そして、撮像手段は、その撮
像した映像情報を前記携帯型情報機器に無線送信する、
というやり方である。また第3に、前記撮像手段は常時
撮像を行っており、前記センサが異常を検出したとき
に、このセンサからの信号に基づいて、前記撮像手段
が、撮像した映像情報を、前記携帯型情報機器に無線送
信する、というやり方である。また第4に、前記撮像手
段は常時撮像を行っており、前記センサが異常を検出し
たときに、このセンサからの信号が携帯型情報機器に無
線送信され、そして、これを受けて携帯型情報機器から
無線送信される制御信号(パスワードが付加された制御
信号)に基づいて、前記撮像手段が、その撮像した映像
情報を、前記携帯型情報機器に無線送信する、というや
り方である。この(1)の発明では、以上の第1〜第4
のやり方のいずれをも含むものである。 (2)上記(1)に記載の個人用セキュリティシステム
において、住宅内には、前記センサからの信号を予め決
められた相手先に無線で送信する手段を備え、前記携帯
型情報機器には、前記センサからの信号を無線で受信す
る手段を備えている、ことを特徴とする個人用セキュリ
ティシステムである。 (3)上記(1)及び(2)に記載の個人用のセキュリ
ティシステムにおいて、前記携帯型情報機器は、前記撮
像手段に対して撮像を開始し又は撮像した映像情報を無
線で送信することを指令する手段を備えており、前記撮
像手段は、この携帯型情報機器からの指令に基づいて、
撮像を開始するか又は撮像した映像情報を送信するもの
である、ことを特徴とする個人用セキュリティシステム
である。なお、上記のように、本発明では、携帯型情報
機器から制御信号を送って、住宅内の撮像手段を作動さ
せるようにしているが、その場合、前記の制御信号に予
め決められた暗号又はパスワードを付与しておかない
と、前記撮像手段は作動しない、ようにすることが望ま
しい。なぜなら、このようにしておけば、もしこの携帯
型情報機器が盗まれたり紛失したりした場合でも、それ
が他人に拾われて、住宅内の状況を映像などで見られて
しまい、家族のプライバシーが侵害される恐れを排除で
きるからである。また、家族間のプラバシー保護も考慮
する必要がある。つまり、幼児は別として家族の間でも
原則としてプラバシー保護は必要である。そのため、例
えば、リビングルームやキッチンなどの家族の共通に使
用する場所は、家族全員が共通のパスワードで前記撮像
手段を戸外から制御できるようにする。しかし、各人の
個室内については、その個人のみの独自のパスワードが
ないと戸外から前記撮像手段を制御できないようにする
ことが望ましい。 (4)上記(1)〜(3)に記載の個人用セキュリティ
システムにおいて、さらに、住宅内には、一つ又は複数
個のマイクと、このマイクが捕らえた音声情報を予め決
められた相手先に無線で送信する手段と、が備えられて
おり、前記携帯型情報機器は、前記マイクからの音声情
報を無線で受信する手段と、この受信した音声情報を音
声又は文字により出力する手段と、を備えている、こと
を特徴とする個人用セキュリティシステムである。な
お、ここで、前記携帯型情報機器が備えている、前記マ
イクからの音声情報を無線で受信してそれを音声又は文
字で出力する手段は、前記音声情報をそのままスピーカ
により音声で出力する構成と、前記音声情報を音声認識
装置(音声文字変換装置)によりいったん文字情報に変
換して文字情報としてディスプレイに表示する構成と
の、両者を含むものである。つまり、本発明では、住宅
内に侵入した犯人の話し声などを、そのまま音声として
聞くこともできるし、その犯人の話し声を文字情報に変
換して表示して読むこともできる(会議中や商談中など
のように、音声情報を聞けない場合などには、音声を文
字に変換して見るメリットが大きい)。 (5)上記(1)〜(4)に記載の個人用セキュリティ
システムにおいて、さらに、住宅の中又は外には、一つ
又は複数の警報装置(非常ベルやフラッシュライトな
ど)が備えられており、前記携帯型情報機器は、この警
報装置の作動又は停止を制御するための制御信号を無線
で送信する手段を備えている、ことを特徴とする個人用
セキュリティシステムである。これにより、従来は、警
報装置を作動して犯人が逃走した後も止まらずに近所迷
惑になるとか、逆にまだ犯人がいるのにタイマより所定
時間後に警報が止まってしまうなどの問題が解決され
る。 (6)上記(1)〜(5)に記載の個人用セキュリティ
システムにおいて、さらに、住宅内には、不法侵入や火
災や急病などの緊急事態が生じたときに住宅内に居る人
が操作して、緊急事態の発生を示す信号を予め決められ
た相手先に送信できる、緊急事態発生情報送信部(大手
警備保障業者は「パニックボタン」などの名称で呼んで
いる)が備えられており、前記携帯型情報機器は、前記
緊急事態発生情報送信部からの信号を無線で受信できる
手段を備えている、ことを特徴とする個人用セキュリテ
ィシステムである。 (7)上記(1)〜(6)までのいずれかに記載の個人
用セキュリティシステムにおいて、さらに、住宅内に
は、前記撮像手段の撮像方向を移動させる移動手段が備
えられており、前記携帯型情報機器は、前記移動手段を
制御するための制御信号を無線で送信する手段を備えて
いる、ことを特徴とする個人用セキュリティシステムで
ある。つまり、この(7)の構成によれば、本人や家族
は、外出中に、携帯している情報機器で住宅内の前記移
動手段を遠隔操作して、前記撮像手段の向きを変えさせ
ながら部屋の中の隅々まで(死角がないように)撮像さ
せて、部屋の全体の状況を映像情報で得ることが可能に
なる。に、防犯・火災等発見用のセンサ(マグネットセ
ンサ(窓ガラスやドアの開閉を感知)、赤外線センサ
(人体の熱を感知する「インフラレッドセンサ」とも呼
ばれる)、衝撃センサ(圧電素子で、ドア等への衝撃を
感知)、ガス漏れセンサ(ガス漏れを感知)、熱センサ
(火災感知)、煙センサ(火災感知)など)と、パニッ
クボタン(在宅者が、賊の侵入や火災・持病の発作など
でパニックになったときに、家族などに通報するための
ボタン)とが、設置されている。また、住宅内には、C
CDカメラ(又は、赤外線カメラ)及びマイクが設置さ
れている。また、住宅内には、無線送受信用電話機や無
線送受信機能を備えたパソコン等の無線受発信機が備え
られている。また、住宅の中又は外には、警報機(非常
ベルやフラッシュライトなど)が設置されている。また
図1に示すように、上記の住宅の住人である個人(以下
「ユーザー」と呼ぶ)は、屋外で使用する携帯情報端末
(PHS、携帯電話、ノートパソコン、PDA(パーソ
ナル・デジタル・アシスタンス)など)を所持してい
る。このような図1の構成によれば、次のような作用を
奏することができる。すなわち、図1に示すように、セ
ンサが異常を検知する(又は在宅者がパニックボタンを
押す)と、図1の(1)、(2)により、外出中のユーザーに
知らせる。ユーザーは、図1の(3)、(4)、(5)、(6)によ
り、住宅内の状況を、画像と音声で知る。ユーザーは、
住宅内の状況を映像情報又は音声情報で確認し、異常が
あれば、図1の(7)、(8)により、警報機を鳴らす。ま
た、ユーザーは、住宅内の状況を映像情報又は音声情報
で確認し、異常がなくなれば、警報機を止める。またユ
ーザーは、必要に応じて、所持している携帯型情報端末
により、110番や119番に通報してもよい。なお、
図1において、映像情報又は音声情報を無線発信する無
線発信機に、公知の暗号化手段を内蔵させることによ
り、無線発信する前に映像情報又は音声情報を暗号化
し、その暗号化した情報を無線送信するようにすること
ができる。このように、暗号化した情報のみを無線送信
するようにすれば、万が一その無線送信された映像情報
又は音声情報が他人に盗聴又は傍受されたとしても、暗
号化されているため、その内容がその他人に見聞きされ
ることがなく、個人のプライバシーが確実に保護される
ようになる。なお、この暗号化された信号を受信する側
は、予めその暗号化された情報を解読する手段を内蔵し
た携帯型情報端末を用意しておき、その解読した情報に
基づいてその内容を表示するかスピーカで出力するよう
にすればよい。また、図1において、前記の警報機の作
動の開始については、前述のようにしないで、例えば、
センサからの(1)(図1に示す)の信号により、直ち
に、(1)’(図1に示す)で警報機を鳴らすようにして
もよい。また、以上の(1)から(7)までの発明で
は、前記の図1に示すものだけでなく、例えば、次の図
2に示すような構成及び作用を有するものでもよい。す
なわち、この図2に示す構成及び作用は、次のようにな
っている。図2において、センサが異常を検知する(又
は家人によりパニックボタンが押される)と、図2の
(1)により、無線発信機(マイクロコンピュータ)にア
ラーム信号が送られる。マイクロコンピュータ(マイコ
ン)は、この信号に基づいて、図2の(2)、(3)により、
画像情報及び音声情報を取り込む。そして、マイコン
は、この画像及び音声情報と前記アラーム情報とを、図
2の(4)により、外出中のユーザーに送る。ユーザー
は、自分の住宅内の状況を画像と音声で知り、異常があ
ると思ったら、図2の(5)、(6)で、住宅に設置された警
報機を作動させる。また、ユーザーは、自分の住宅内の
状況を画像と音声で確認しながら、異常がなくなったと
思えば、前記警報機を止める。また、ユーザーは、必要
に応じて110番や119番に通報してもよい。なお、
図2において、映像情報又は音声情報を無線発信する無
線発信機に、公知の暗号化手段を内蔵させることによ
り、無線発信する前に映像情報又は音声情報を暗号化
し、その暗号化した情報を無線送信するようにすること
ができる。このように、暗号化した情報のみを無線送信
するようにすれば、万が一その無線送信された映像情報
又は音声情報が他人に盗聴又は傍受されたとしても、暗
号化されているため、その内容がその他人に見聞きされ
ることがなく、個人のプライバシーが確実に保護される
ようになる。なお、この暗号化された信号を受信する側
は、予めその暗号化された情報を解読する手段を内蔵し
た携帯型情報端末を用意しておき、その解読した情報に
基づいてその内容を表示するかスピーカで出力するよう
にすればよい。また、図2において、前記の警報機の作
動の開始については、前記とは別の方式、例えばセンサ
からの(1)(図2に示す)の信号により、直ちに、(1)’
(図2に示す)で警報機を鳴らすようにしてもよい。 (8)個人が戸外で携帯する小型の携帯型情報機器(P
HS、携帯電話、ノートパソコン、PDA(パーソナル
・デジタル・アシスタンス)など)であって、その個人
の周囲の映像情報を収集できる撮像手段(デジタルスチ
ルカメラ、デジタルビデオカメラ、CCDカメラ、ビデ
オカメラ、赤外線カメラなど)と、暴行や負傷などの緊
急事態が発生したときに前記撮像手段が捕らえた映像情
報を、予め決められた相手先に、無線で送信できる映像
情報送信手段と、を備えた携帯型情報機器を含む、こと
を特徴とする、個人用携帯型セキュリティシステムであ
る。また、この(8)の構成においては、前記撮像手段
が個人の周囲の状況を撮像しその映像情報を送信するや
り方は、次のような複数のやり方が可能である。まず第
1に、個人が緊急事態の発生を認識したときに、あるス
イッチを操作すると、後は自動的に前記撮像手段が周囲
の状況の撮像を開始し、その撮像した映像情報を予め決
められた相手先に無線送信する、というやり方である。
また第2に、その個人が異常事態を認識したときに、あ
るスイッチを押すと、アラーム信号(緊急事態が発生し
たことを示す警報情報)が、予め決められた相手先に送
信される。このアラーム信号を受けた相手先は、自己の
所持している情報機器を操作して、前記携帯型情報機器
に対して、制御信号を送信して遠隔操作を行う。つま
り、前記アラーム信号を受け取った相手方は、アラーム
信号を発した個人が携帯する携帯型情報機器に備えられ
た撮像手段が周囲の撮像を開始し、その撮像した映像情
報をこちらに無線送信するように、前記携帯型情報機器
を遠隔操作する。これが、第2のやり方である。さらに
第3のやり方としては、前記撮像手段は常時、前記個人
の周囲の状況の撮像を行っており、前記個人が異常を感
じたときに、その個人の操作により、前記撮像手段が撮
像した映像情報(静止画情報又は動画情報)を、予め決
められた相手方に無線送信する、というやり方である。
また第4のやり方としては、前記撮像手段は常時、個人
の周囲の状況の撮像を行っており、前記個人が異常を感
じたときに、アラーム信号を予め決められた相手先に無
線送信する。相手先は、このアラーム信号の送信を受け
て、制御信号(パスワードが付加された制御信号)を前
記撮像手段に無線送信する。この制御信号を受けた前記
撮像手段は、その撮像した映像情報を、前記相手先に無
線送信する、というやり方である。この(1)の発明で
は、以上の第1〜第4のやり方のいずれをも含むもので
ある。 (9)上記(8)に記載の個人用携帯型セキュリティシ
ステムにおいて、前記携帯型情報機器は、暴行、負傷、
急病などの緊急事態が発生したときにその携帯している
個人が操作して、緊急事態の発生を示す信号を、予め決
められた相手先に、無線で送信することができる、緊急
事態発生信号送信手段を含むことを特徴とする個人用携
帯型セキュリティシステムである。 (10)上記(8)及び(9)に記載の個人用携帯型セ
キュリティシステムにおいて、前記撮像手段又は映像情
報送信手段は、予め決められた相手先からの信号に基づ
いて、撮像の開始又は撮像した映像情報の送信を、行う
ものである、個人用携帯型セキュリティシステムであ
る。 (11)上記(8)〜(10)に記載の個人用セキュリ
ティシステムにおいて、さらに、前記携帯型情報機器に
は、マイクと、このマイクが収集した音声情報を予め決
められた相手先に無線で受信する手段と、が備えられて
いる、個人用携帯型セキュリティシステムである。 (12)上記(8)〜(11)に記載の個人用携帯型セ
キュリティシステムにおいて、さらに、前記マイクは、
予め決められた相手先からの無線による信号に基づいて
作動又は停止されるものである、個人用携帯型セキュリ
ティシステムである。 (13)上記(8)〜(12)に記載の個人用携帯型セ
キュリティシステムにおいて、さらに、前記携帯型情報
機器には、警報装置(警告ブザーやフラッシュライトな
ど)が備えられており、この警報装置は、予め決められ
た相手先からの無線による信号に基づいて作動又は停止
されるものである、個人用携帯型セキュリティシステム
である。以上の(8)から(13)までの発明は、例え
ば、子供の屋外でのイジメや誘拐などに対する救助と迷
子になったときの救助、ボケ老人の屋外での把握と迷子
になったときの救助、女性などが屋外で暴行事件に巻き
込まれそうになったときの救助、などの用途にも使用で
きる。また、以上の(8)から(13)までの発明は、
例えば、図3に示すような構成と作用を有するものであ
る。すなわち、図3に示すように、被保護者(被救助
者)(子供、女性、老人など)は、(a)屋外で携帯す
る小型のCCDカメラとマイク(例えばペンダント型・
ブローチ型・胸ポケットに指すボールペン型などの形状
を有するもの)と、(b)上記のCCDカメラやマイク
が捕らえた情報を送信できるPHS、携帯電話機、ノー
トパソコン等の無線発信装置(カード型が望ましい)
と、(c)警報装置(警告ブザーやフラッシュライトな
ど)と、(d)GPS(グローバル・ポジショニング・
システム)用信号発信機と、を携帯している。上記の
(b)(c)及び(d)は、一つの携帯型情報機器に内
蔵させ、上記の(a)とは別体とし、上記(a)と上記
(b)(c)(d)とは、被保護者が同時に所持する
が、上記(a)は胸ポケットなどに位置させ、上記
(b)(c)(d)はバックやポケットの中に所持させ
るなどして、両者はワイヤレスで情報を交信できるよう
にする、のが望ましい。また、この被保護者の保護者
(家族などの保護者、警察、消防署、かかり付けの病
院)で、予め決められた者は、屋外や屋内で保有する無
線受信・発信機(パソコンやPDAなどで、据置型でも
携帯型でもよいが、特に家族などの保護者が「予め決め
られた者」であるときは、携帯型が望ましい)で、次の
ような機能をもつものを保有している。すなわち、
(イ)上記の被保護者が携帯しているカメラやマイクか
らの画像・音声信号を無線で受け取り、その画像又は音
声を表示又は出力する機能、(ロ)上記の被保護者が携
帯している警報装置へ、無線で制御信号を送信する機
能、(ハ)通信衛星からGPS信号を受け取り前記被保
護者の位置を解析する機能、などである。このような図
3に示す構成とすることにより、次のような作用が奏さ
れるようになる。すなわち、図3において、(1)で外出
中の被保護者(子供など)が、犯罪などの緊急事態に遭
遇して、携帯情報端末に設けられたスタートボタン(パ
ニックボタン)を押すと(又は、(1)’で在宅又は外出
中の家族などが無線発信機でスタート信号を送ると)、
(2)と(3)で、同じく被保護者が携帯している携帯情報端
末が、CCDカメラとマイクが捕らえた情報をとりにい
く。そして、(4)で、予め決められた相手先である保護
者(予め登録している家族などが持つ携帯電話の電話番
号など)にその画像音声情報を送信する。家族などの保
護者は、(5)で、その画像音声情報を表示装置とスピー
カで、ほぼリアルタイムに、見て且つ聞く。家族などの
保護者は、その画像・音声情報を見て、事件・病気の発
作が発生したと判断したら、(6)と(7)で被保護者(子供
など)が所持している警報装置に対してその制御信号を
送り、(8)でその警報装置を作動させる。また、必要に
応じて、警察や消防署に通報する。また、家族などの保
護者は、前記の画像・音声情報により被保護者及びその
周囲の状況をリアルタイムで把握しながら、被保護者に
関して事件や病気の発作が無事終わったと判断したら、
再び、図3の(6)と(7)と(8)に示すように、制御信号を
送って、警報装置を停止させる。なお、図3において、
映像情報又は音声情報を無線発信する携帯型情報端末
に、公知の暗号化手段を内蔵させることにより、無線発
信する前に映像情報又は音声情報を暗号化し、その暗号
化した情報を無線送信するようにすることができる。こ
のように、暗号化した情報のみを無線送信するようにす
れば、万が一その無線送信された映像情報又は音声情報
が他人に盗聴又は傍受されたとしても、信号が暗号化さ
れているため、その内容がその他人に見聞きされること
がなく、個人のプライバシーが確実に保護されるように
なる。なお、この暗号化された信号を受信する無線受信
・発信装置の側は、予めその暗号化された情報を解読す
る手段を内蔵しておき、これにより解読した内容を表示
装置で表示するか又はスピーカで出力するようにすれば
よい。 (14)上記(1)〜(13)までのいずれかに記載の
個人用セキュリティシステムにおいて、さらに、各種セ
ンサ−とメインコントロ−ラを光や電波等の無線で接続
しておき、定期的にメインコントロ−ラより、回線接続
状態を確認するためにチェック信号を送信し、各種セン
サ−はチェック信号に対し応答信号をメインコントロ−
ラに返信することにより、センサ−作動状態を確認する
センサ・チェック手段、を備えたことを特徴とする個人
用セキュリティシステムである。 (15)自動車に取り付けられた、ドアセンサ、着座セ
ンサ、ハンドルセンサ、又は給油口センサ等の防犯用セ
ンサと、自動車内に取り付けられた、少なくとも前記防
犯センサが異常を検知したとき、車内の状況を撮像する
撮像手段と、この撮像手段が撮像した映像情報を無線で
送信する手段と、を含む、自動車用セキュリティシステ
ムである。 (16)上記(15)に記載の自動車用セキュリティシ
ステムにおいて、さらに、ホ−ン等の警報装置が備えら
れており、この警報装置は、予め決められた相手先から
の信号に基づいて作動又は停止されるものである、自動
車用セキュリティシステムである。 (17)上記(8)〜(16)までのいずれかに記載の
セキュリティシステムにおいて、さらに、予め決められ
た相手先からの信号に基づいて、前記の携帯型情報機器
又は自動車のGPS(グロ−バル・ポジショニング・シ
ステム)デ−タを、前記相手先に送信する手段が備えら
れている、セキュリティシステムである。 (18)上記(1)〜(17)のいずれかに記載のセキ
ュリティシステムにおいて、前記映像情報を送信する前
に、その映像情報を暗号化する暗号化手段を備えたもの
である。 (19)上記(4)〜(7)又は(11)〜(13)の
いずれかに記載のセキュリティシステムにおいて、前記
音声情報を送信する前に、その音声情報を暗号化する暗
号化手段を備えたものである。
【0006】また、本発明は、例えば、次のような構成
とすることが望ましい。 1.屋内の要所に配置した熱感知センサ−、煙感知セン
サ−、ガス感知センサ−、防犯感知センサ−などの各種
センサ−からの情報を感知し、異常が発生した場合、防
犯ベル等の警報装置を作動させ、家屋内の要所に配置し
たカメラからの映像信号を通信信号にエンコ−ドする変
換部と電話機能を有したメインコントロ−ラによって、
映像および音声情報を自動的にPHSなどの無線受発信
機に送信し、これを映像信号にデコ−ドする変換部と表
示装置を有したPHSなどの無線受発信機(携帯電話
機、携帯情報端末、携帯型ノートパソコンなどを含む。
以下同じ)にて受信する構成としたホ−ムセキュリティ
システム。 2.各種センサ−とメインコントロ−ラを光や電波等の
無線で接続し、定期的にメインコントロ−ラより、回線
接続状態を確認するためにチェック信号を送信し、各種
センサ−はチェック信号に対し応答信号をメインコント
ロ−ラに返信することにより、センサ−作動状態を確認
することを特徴としたセンサ−のチェック方法。 3.ドアセンサ−、着座センサ−、ハンドルセンサ−、
給油口センサ−等の防犯センサ−からの情報を感知し、
異常が発生した場合、ホ−ン等の警報装置を作動するデ
−タ処理部と、異常の内容と音声情報を自動的に無線ま
たは電話回線により所定のPHSなどの無線受発信機に
送信する無線機能または無線電話機能を有した通信部
と、PHSなどの無線受発信機からのリモコン操作によ
り、自動車のGPS(グロ−バル・ポジショニング・シ
ステム)のデ−タをPHSなどの無線受発信機に送信さ
せたり、自動車の燃料供給をストップさせたりするリモ
コン部とからなるメインコントロ−ラを備えた自動車の
セキュリティシステム。 4.自動車のメインコントロ−ラとPHSなどの無線受
発信機との接続は、まず、無線電波にて行い、回線接続
ができない場合は、無線電話の回線を選択する自動車の
通信システム。 5.少なくともパニックボタンと、マイクまたは小型カ
メラと、カメラからの映像信号を通信信号にエンコ−ド
する変換部と無線の通信部を備えた携帯セキュリティシ
ステム。 本発明は上記の構成により以下の作用がある。上記1の
構成により、カメラからの映像と通話器からの音声によ
り、屋内の状況が把握でき、警報器の停止や、警察・消
防署への通報が適切に行える。上記2の構成により、各
センサ−を電池駆動とし、光や電波等の無線で接続して
も、電池切れやセンサ−の故障が即わかるので、セキュ
リテチィシステムとしての信頼性が向上する。また、各
センサ−の配線が不要となり、任意の場所に簡単に取り
つけることができるため煩わしい配線工事が不要とな
る。上記3の構成により、自動車を盗まれた場合でも、
PHSなどの無線受発信機の操作によりエンジンを停止
したり、警報用ホーンを作動・停止させたり、警察に通
報できる。また盗まれた自動車の位置を確認できるた
め、捜し出すのが容易となる。上記4の構成により、エ
ンジンON−OFF等の日常使用頻度の高いリモコン使
用時や、買い物時のセキュリティにおけるランニングコ
ストが安くできるとともに、盗難で、遠くに自動車がも
ち去られた場合においても追跡が可能となる。上記5の
構成により、暴漢に襲われた場合や、緊急の場合、状況
や場所が特定できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図4〜図
7により説明する。図4は、本発明によるホ−ムセキュ
リティシステムの概要図で、屋内の要所に配置した熱・
煙感知センサ−1、防犯感知センサ−2などの各種セン
サ−から赤外線で送信された情報を赤外線受信機3で感
知し、異常が発生した場合、防犯ベル等の警報装置4を
作動させ、家屋内の要所に配置したカメラ5(公知のビ
デオカメラ、CCDカメラなど)からの映像信号を通信
信号にエンコ−ドするデ−タ処理部と通信部(電話機
能)を有したメインコントロ−ラ6によって、映像およ
び音声情報を自動的にPHSなどの無線受発信機(パー
ソナル・ハンディホン・システム)7に送信し、これを
映像信号にデコ−ドする変換部と、これらの映像情報及
び音声情報を表示装置8を有したPHSなどの無線受発
信機7にて受信することを基本構成とした、ホ−ムセキ
ュリティシステムである。
【0008】9はメインコントロ−ラ6と無線で接続し
た別の部屋にあるコ−ドレス通話器の子機で、赤外線受
信部10で各種センサ−からの情報を赤外線にて受けて
いる。この構成により、各センサ−とメインコントロ−
ラ−(または子機)の配線が不要となり、任意の場所に
簡単に取りつけることができるため煩わしい配線工事が
不要となる。また、カメラからの映像と通話器からの音
声により、屋内の状況が把握できるため、警報器の停止
や、警察・消防署への通報が適切に行える。
【0009】図5は、本発明によるホ−ムセキュリティ
システムのブロック図で、屋内の要所に配置した防犯感
知センサ−11、熱・煙センサ−12などの各種センサ
−から赤外線で送信された情報をセンサ−送受信部13
で感知し、異常が発生した場合、防犯ベル等の警報装置
14を作動させ、家屋内の要所に配置したカメラ15か
らの映像信号や各センサ−からの信号を通信信号にエン
コ−ドするデ−タ処理部16と、通話装置17と通信部
18とオ−トダイヤル部19の電話機能とよりなるメイ
ンコントロ−ラによって、映像および音声情報を自動的
にPHSなどの無線受発信機に送信し、これをPHSな
どの無線受発信機の通信部20を介して、映像信号にデ
コ−ドする変換部21と表示装置22により映像および
センサ−情報を表示し、通話装置23により音声化する
ものである。また、メインコントロ−ラと子機は、両者
の屋内通信部25、26を介して無線で接続し、別の部
屋にある各種センサ−からの情報は、異常があれば同室
にあるコ−ドレス通話器の子機からメインコントロ−ラ
を介して、PHSなどの無線受発信機に送信されるもの
である。なお、子機の機能はメインコントロ−ラと基本
的に同様であるので説明は省略する。
【0010】上記構成において、各種センサ−とメイン
コントロ−ラ(または子機)を無線や光で接続し、定期
的にメインコントロ−ラ(または子機)より、回線接続
状態を確認するためにチェック信号を送信し、各種セン
サ−はチェック信号に対し応答信号をメインコントロ−
ラ(または子機)に返信することにより、センサ−作動
状態を常に確認することができるため、各センサ−を電
池駆動としても、電池切れやセンサ−の故障を即検出し
システムの異常表示ができるので、セキュリテチィシス
テムとしての信頼性が向上する。
【0011】なお、PHSなどの無線受発信機からのリ
モコン操作により、カメラの向きを任意に操作できるよ
うな駆動装置(首振り機構)を付加してもよい。すなわ
ち、ユーザーは、前記メインコントローラからの映像情
報及び音声情報を受信して、自宅内の異常を確認するた
めに、PHSなどの無線受発信機7に備えられた表示装
置22を見ながら、前記カメラ15の駆動装置を遠隔操
作して、前記カメラ15の光軸を移動させながら、部屋
の中を隈無く(死角がないように)見渡すことができ
る。
【0012】図6は、システム動作のフロ−チャ−トで
ある。通常状態では、定期的にメインコントロ−ラ(ま
たは子機)より、回線接続状態を確認するためにチェッ
ク信号を送信し(ステップS1)、各種センサ−はチェ
ック信号に対し応答信号をメインコントロ−ラ(または
子機)に返信する(ステップS2)ことにより、センサ
−作動状態を常に確認する。異常を感知した場合(ステ
ップS5、ステップS6)、予め電話番号を登録したP
HSなどの無線受発信機へダイヤルする(ステップS
7)とともに、カメラと音声マイクを作動させて(ステ
ップS8、ステップS9)、ビデオとマイクからの映像
情報及び映像情報を、PHSなどの無線受発信機に送信
する(ステップS10)。PHSなどの無線受発信機の
所有者(受信者)は、PHSなどの無線受発信機の表示
装置で、前記映像情報及び音声情報を見ながら(ステッ
プS11)、PHSなどの無線受発信機を住宅内のカメ
ラのリモートコントローラとして使用して、PHSなど
の無線受発信機によりカメラの向きや倍率を遠隔操作し
ながら(ステップS12)、離れた住宅内の状況を隅か
ら隅まで隈無く、住宅内のカメラが捕らえた映像情報に
より、確認する(ステップS8,S9,S10,S1
1)。また、受信者は、PHSなどの無線受発信機を住
宅に備えられた警報装置のリモートコントローラとして
も使用して、PHSなどの無線受発信機により警報装置
のON−OFFの遠隔操作を行う(ステップS13、S
14、S15)。また受信者は、必要に応じ消防署や警
察に連絡する(ステップS16)。
【0013】図7は、自動車および携帯形のセキュリテ
ィシステムの実施例のブロック図で、自動車に装備した
ドアセンサ−31、着座センサ−32、給油口センサ−
33等の防犯センサ−からの情報をメインコントロ−ラ
−のデ−タ処理部34で感知し、異常が発生した場合は
デ−タ処理部により、リモコン部を介してホ−ン等の警
報装置35を作動し、メインコントロ−ラの無線または
自動車電話の通信部36によって、異常の内容と音声情
報を自動的に無線または電話回線によりPHSなどの無
線受発信機に送信し、所有者はPHSなどの無線受発信
機の表示装置38を介して異常情報を得、リモコン操作
部39の操作により、リモコン部を介して自動車のGP
S(グロ−バル・ポジショニング・システム)37のデ
−タをPHSなどの無線受発信機に送信させたり、燃料
カット装置40により燃料の供給をカットしたりする構
成とした自動車のセキュリティシステムである。
【0014】上記において、自動車のメインコントロ−
ラとPHSなどの無線受発信機との接続は、まず、無線
電波にて行い、回線接続ができない場合は、自動車電話
の回線を選択することにより、エンジンON−OFF等
の日常使用頻度の高いリモコン使用時や、買い物時のセ
キュリティにおけるランニングコストが安くできるとと
もに、盗難で、遠くに自動車がもち去られた場合におい
ても追跡が可能となる。
【0015】また、本発明の他の実施例による個人用携
帯形セキュリティシステム(図7参照)は、少なくとも
緊急事態が発生した場合にスイッチングするパニックボ
タン41と、パニックボタンまたはPHSなどの無線受
発信機からの指示情報を処理して、周りの状況を集める
マイクまたは小型カメラ42や、警報装置43をON−
OFFしたり映像情報を通信デ−タに変換するデ−タ処
理部44とPHSなどの無線受発信機との通信を行う通
信部45を備えたものである。
【0016】なお、上記においてマイクと小型カメラ4
2は、ペンダント形やブロ−チ形や胸ポケットに刺すペ
ン形にして、その他の部分はPHSなどの無線受発信機
や携帯電話機や無線の付いた手帳形パソコンとしてもよ
い。
【0017】上記構成により、パニックボタン41を押
すことにより、緊急事態の状況を即、音声と映像で相手
に知らせることができる(すなわち、予め、家族などの
保護者や警察の電話番号を登録しておき、パニックボタ
ン41を押すと自動的にその電話番号に、緊急信号と映
像情報及び音声情報とが、送信されるようになってい
る)。また、幼児や痴呆症などの装置の使用方法がわか
らない人の場合、保護者所有のPHSなどの無線受発信
機からのリモコン操作により携帯形セキュリティシステ
ムをリモコン操作することにより、PHSなどの無線受
発信機の受信基地局によるおおまかな居場所や状況がわ
かり、警報装置のON−OFFにより周囲の人に注意を
促すことができる。なお、上記の携帯形セキュリティシ
ステムにGPSを付加することにより、より正確な居場
所を特定することができるため、誘拐に威力を発揮す
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、上記の(1)〜(7)の
構成によれば、大手の警備業者に依頼しなくても、機器
を自宅(住宅)に備えるだけで、警備業者に依頼したの
とほぼ同様のセキュリティシステムが実現できる。ま
た、本発明によるセキュリティシステムは、従来の大手
の警備業者が採用することはできないものである。なぜ
なら、本発明は、その構成として、住宅内の状況を撮像
する撮像手段を不可欠な必須要件としているが、この撮
像手段からの映像情報(音声情報も同様である)は、家
族のプライバシーであるため、その映像(音声も同様で
ある)を確認するのは、外出中の本人又はその家族に限
られなければならないからである。つまり、警備業者
は、プライバシーの問題から、住宅内の状況を把握する
ための入力手段としてはセンサー類しか設置することが
できない。すなわち、その住宅からみて他人である警備
業者が警備するという発想からはセンサを取り付けるし
かない、これに対し、警備業者ではなく本人又は家族が
自らの住宅のセキュリティを図るという発想に立つこと
により、住宅内の状況を映像又は音声などのプライバシ
ー情報で確認することが可能になり、本発明による構成
が、可能になる。また、従来は、本人や家族が自宅のセ
キュリティを図ろうとしても、留守にしてる間は、セン
サとこれに接続した警報装置などに頼るしかなかった
が、本人又は家族が外出中でも、携帯情報機器を使用す
れば、常時自宅の状況を把握して、適正な処置を取るこ
とが可能になるという発想に立って初めて、本発明によ
るセキュリティシステムが可能になる。よって、本発明
は、従来の警備業者によるセキュリティシステムなどと
はその技術思想が全く異なるセキュリティシステムであ
る。また、以上のように本発明によれば、上記図4〜図
5の構成により、カメラからの映像と通話器からの音声
により、屋内の状況が把握でき、警報器の停止や、警察
・消防署への通報が適切に行え誤報を避けることができ
る。上記図6の構成により、各センサ−を電池駆動と
し、無線で接続しても、電池切れやセンサ−の故障が即
わかるので、セキュリテチィシステムとしての信頼性が
向上する。また、各センサ−の配線工事が不要となり、
任意の場所にねじ止め等の手段により簡単に取りつける
ことができ警備業者に頼る事なく自分で設置ができると
いう効果がある。上記図7の自動車セキュリティシステ
ム構成により、自動車を盗まれた場合でも、PHSなど
の無線受発信機の操作によりエンジンを停止したり、盗
まれた自動車の位置を確認できるため、捜し出すのが容
易となる。また、自動車のメインコントロ−ラとPHS
などの無線受発信機との接続を、まず、無線電波にて行
い、回線接続ができない場合は、自動車電話の回線を選
択することにより、日常使用頻度の高い近郊でのランニ
ングコストが安くできるとともに、盗難で、遠くに自動
車がもち去られた場合においても追跡が可能となるとい
う効果がある。また、個人用携帯形セキュリティシステ
ムの構成により、暴漢に襲われた場合や、心臓発作など
の緊急の場合、予め電話番号を登録しておいた登録相手
にその情報を送ることににより、その登録相手は、発信
者の状況や場所が特定できる。また、幼児や痴呆症など
の装置の使用方法がわからない人の場合、PHSなどの
無線受発信機からのリモコン操作により携帯形セキュリ
ティシステムを作動させ発信者の状況をいつでも把握で
きるという効果がある。また、無線発信される映像情報
や音声情報を、無線発信する前に暗号化する暗号化手段
を備えることにより、無線発信された映像情報や音声情
報がもし万が一他人により傍受又は盗聴されたとして
も、情報が暗号化されているため、その傍受又は盗聴し
た他人はその内容を把握することができない。よって、
このような暗号化手段を備えることにより、本発明によ
るセキュリティシステムの運用の過程で、個人のプライ
バシー情報が他人に知られてしまうという危険を確実に
防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホ−ムセキュリティシステムの概
念図である。
【図2】本発明によるホ−ムセキュリティシステムの概
念図である。
【図3】本発明によるホ−ムセキュリティシステムの概
念図である。
【図4】本発明によるホ−ムセキュリティシステムの概
要図である。
【図5】本発明によるホ−ムセキュリティシステムのブ
ロック図である。
【図6】本発明によるホ−ムセキュリティシステムの動
作のフロ−チャ−トである。
【図7】自動車および携帯形のセキュリティシステムの
ブロック図である。
【符号の説明】
1 熱・煙感知センサ−. 2 防犯感知センサ−.
3 赤外線受信機.4 警報装置. 5 カメラ. 6
メインコントロ−ラ. 7 PHSなどの無線受発信
機. 8 表示装置. 9 コ−ドレス通話器の子機.
10赤外線受信部.
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04B 7/26 109T

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅内に一つ又は複数個設置され、不法
    侵入・火災・ガス漏れ等の異常事態を検出するためのセ
    ンサ(例えば、人体から発する遠赤外線を検知する遠赤
    外線センサや熱感知センサ、マグネットセンサ、衝撃セ
    ンサ、ガス漏れセンサ、火災の発生を検知する熱センサ
    や煙センサなど)と、 住宅内に一つ又は複数個設置され、少なくとも前記異常
    事態が前記センサにより検出されたときに、住宅内の状
    況を撮像する撮像手段(例えば、デジタルスチルカメ
    ラ、デジタルビデオカメラ、CCDカメラ、ビデオカメ
    ラ、赤外線カメラなど)と、 この撮像手段が捕らえた映像情報(静止画情報又は動画
    情報)を、予め決められた相手先に、無線で送信する手
    段と、 個人が屋外で携帯する携帯型情報機器(例えば、PH
    S、携帯電話、ノートパソコン、PDA(パーソナル・
    デジタル・アシスタンス)など)であって、前記撮像手
    段が捕らえた映像情報を無線で受信する手段と、この受
    信した映像情報を表示する手段(ディスプレイ)と、を
    備えた携帯型情報機器と、を含む、個人用セキュリティ
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の個人用セキュリティシ
    ステムにおいて、 住宅内には、前記センサからの異常事態の検出を示す信
    号を予め決められた相手先に無線で送信する手段を備
    え、 前記携帯型情報機器には、前記センサからの信号を無線
    で受信する手段を備えている、ことを特徴とする個人用
    セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の個人用のセキュ
    リティシステムにおいて、 前記携帯型情報機器は、前記撮像手段に対して撮像を開
    始し又は撮像した映像情報を無線で送信することを指令
    する手段を備えており、 前記撮像手段は、この携帯型情報機器からの指令に基づ
    いて、撮像を開始するか又は撮像した映像情報を送信す
    るものである、ことを特徴とする個人用セキュリティシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の個人用セキ
    ュリティシステムにおいて、さらに、 住宅内には、一つ又は複数個のマイクと、このマイクが
    収集した音声情報を予め決められた相手先に無線で送信
    する手段と、が備えられており、 前記携帯型情報機器は、前記マイクからの音声情報を無
    線で受信する手段と、 この受信した音声情報を音声により出力するか又は文字
    により(音声を文字に変換してから)出力する手段と、
    を備えている、ことを特徴とする個人用セキュリティシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2,3又は4に記載の個人用
    セキュリティシステムにおいて、さらに、 住宅の中又は外には、一つ又は複数の警報装置(非常ベ
    ルやフラッシュライトなど)が備えられており、 前記携帯型情報機器は、この警報装置の作動又は停止を
    制御するための制御信号を無線で送信する手段を備えて
    いる、ことを特徴とする個人用セキュリティシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2,3,4又は5に記載の個
    人用セキュリティシステムにおいて、さらに、 住宅内には、不法侵入や火災や急病などの緊急事態が生
    じたときに住宅内に居る人が操作して、緊急事態の発生
    を示す信号を予め決められた相手先に送信できる、緊急
    事態発生情報送信部(例えば、パニックボタンなど)が
    備えられており、 前記携帯型情報機器は、前記緊急事態発生情報送信部か
    らの信号を無線で受信できる手段を備えている、ことを
    特徴とする個人用セキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    個人用セキュリティシステムにおいて、さらに、 住宅内には、前記撮像手段の撮像方向を移動させる移動
    手段が備えられており、 前記携帯型情報機器は、前記移動手段を制御するための
    制御信号を無線で送信する手段を備えている、ことを特
    徴とする個人用セキュリティシステム。
  8. 【請求項8】 個人が戸外で携帯する小型の携帯型情報
    機器(例えば、PHS、携帯電話、ノートパソコン、P
    DA(パーソナル・デジタル・アシスタンス)など)で
    あって、この携帯型情報機器は、 その個人の周囲の映像情報を収集できる撮像手段(例え
    ば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、C
    CDカメラ、ビデオカメラ、赤外線カメラなど)と、 暴行、負傷、急病などの緊急事態が発生したときに、前
    記撮像手段が捕らえた映像情報(静止画情報又は動画情
    報)を、予め決められた相手先に、無線で送信できる映
    像情報送信手段と、を含む、ことを特徴とする、個人用
    携帯型セキュリティシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の個人用携帯型セキュリ
    ティシステムにおいて、 前記携帯型情報機器は、 暴行、負傷、急病などの緊急事態が発生したときにその
    携帯している個人が操作して、緊急事態の発生を示す信
    号を、予め決められた相手先に、無線で送信することが
    できる、緊急事態発生信号送信手段(例えば、パニック
    ボタンなど)を含むことを特徴とする個人用携帯型セキ
    ュリティシステム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の個人用携帯型
    セキュリティシステムにおいて、前記撮像手段又は映像
    情報送信手段は、予め決められた相手先から無線で送信
    された信号に基づいて、撮像の開始又は撮像した映像情
    報の送信を、行うものである、個人用携帯型セキュリテ
    ィシステム。
  11. 【請求項11】 請求項8,9又は10に記載の個人用
    セキュリティシステムにおいて、さらに、前記携帯型情
    報機器には、マイクと、このマイクが収集した音声情報
    を予め決められた相手先に無線で受信する手段と、が備
    えられている、個人用携帯型セキュリティシステム。
  12. 【請求項12】 請求項8,9,10又は11に記載の
    個人用携帯型セキュリティシステムにおいて、さらに、
    前記マイクは、予め決められた相手先からの無線で送信
    された信号に基づいて、作動又は停止されるものであ
    る、個人用携帯型セキュリティシステム。
  13. 【請求項13】 請求項8,9,10,11又は12に
    記載の個人用携帯型セキュリティシステムにおいて、さ
    らに、前記携帯型情報機器には、警報装置(警告ブザー
    やフラッシュライトなど)が備えられており、この警報
    装置は、予め決められた相手先から無線で送信された信
    号に基づいて、作動又は停止されるものである、個人用
    携帯型セキュリティシステム。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれかに記
    載の個人用セキュリティシステムにおいて、さらに、 各種センサとこの各種センサが接続されたメインコント
    ロ−ラとを光や電波等の無線で接続しておき、定期的
    に、メインコントロ−ラより、回線接続状態を確認する
    ためのチェック信号を前記各種センサに送信し、各種セ
    ンサはチェック信号に対し応答信号をメインコントロ−
    ラに返信することにより、センサ作動状態を確認するセ
    ンサ・チェック手段、を備えたことを特徴とする個人用
    セキュリティシステム。
  15. 【請求項15】自動車に取り付けられた、ドアセンサ、
    着座センサ、ハンドルセンサ、又は給油口センサ等の防
    犯用センサと、 自動車内に取り付けられた、少なくとも前記防犯センサ
    が異常を検知したとき、車内の状況を撮像する撮像手段
    と、 この撮像手段が撮像した映像情報を無線で送信する手段
    と、を含む、自動車用セキュリティシステム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の自動車用セキュリ
    ティシステムにおいて、さらに、ホ−ン等の警報装置が
    備えられており、この警報装置は、予め決められた相手
    先からの信号に基づいて作動又は停止されるものであ
    る、自動車用セキュリティシステム。
  17. 【請求項17】 請求項8から16までのいずれかに記
    載のセキュリティシステムにおいて、さらに、予め決め
    られた相手先からの信号に基づいて、前記の携帯型情報
    機器又は自動車のGPS(グロ−バル・ポジショニング
    ・システム)デ−タを、前記相手先に送信する手段が備
    えられている、セキュリティシステム。
  18. 【請求項18】 請求項1から17までのいずれかに記
    載のセキュリティシステムにおいて、さらに、前記無線
    で送信される映像情報を、その送信前に暗号化する暗号
    化手段を含んでいる、セキュリティシステム。
  19. 【請求項19】 請求項4,5,6,7,11,12又
    は13のいずれかに記載のセキュリティシステムにおい
    て、さらに、前記無線で送信される音声情報を、その送
    信前に暗号化する暗号化手段を含んでいる、セキュリテ
    ィシステム。
JP11153274A 1996-02-24 1999-06-01 携帯機器を使用したセキュリティシステム Pending JP2000040196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153274A JP2000040196A (ja) 1996-02-24 1999-06-01 携帯機器を使用したセキュリティシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6206496 1996-02-24
JP8-62064 1996-02-24
JP11153274A JP2000040196A (ja) 1996-02-24 1999-06-01 携帯機器を使用したセキュリティシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9620496A Division JPH09288791A (ja) 1996-02-24 1996-03-25 セキュリティシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000040196A true JP2000040196A (ja) 2000-02-08

Family

ID=26403128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11153274A Pending JP2000040196A (ja) 1996-02-24 1999-06-01 携帯機器を使用したセキュリティシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000040196A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000235688A (ja) * 2000-04-21 2000-08-29 Fujita Date Design Kenkyusho:Kk パーソナル警備保障用の制御方法、そのシステム及びその制御プログラムを記録した記録媒体
KR20010007700A (ko) * 2000-05-19 2001-02-05 박주한 보안시스템 및 이를 이용한 원격지 영상 감시 서비스방법
JP2001224009A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2001338372A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Creators' Union Co Ltd ホームセキュリティシステム及びその記録媒体
JP2002015390A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Network Service Kk 遠隔監視方法および監視制御サーバ
JP2002077882A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Masato Harada 監視カメラ制御管理システム
JP2002112249A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Fujita Corp 監視通報方法およびシステムならびに監視通報プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体
JP2002232963A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Laurel Intelligent Systems Co Ltd 保安維持システム
JP2002312876A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Eye Cross:Kk 監視装置
JP2002329277A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Shigeru Ikeda 入退室監視システム
JP2002367059A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Mbr:Kk 転送式セキュリティシステム
JP2003199088A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Sekisui House Ltd 監視システム
FR2857773A1 (fr) * 2003-07-18 2005-01-21 Giass Internat Sa Systeme de surveillance des bebes a distance
JP2005094443A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Ramrock Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk 監視システム
JP2005509225A (ja) * 2001-10-17 2005-04-07 イ、ホン−ギュ 通信網を利用した危急状況通知システム及び方法
JP2006260585A (ja) * 2006-04-13 2006-09-28 Pro Sensor Kk 侵害防除方法及びシステム並びに装置
JP2006270857A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Corp 広域データ収集システム、広域データ収集方法、広域データ収集プログラム、及び記録媒体
JP2007173951A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 緊急メッセージ送信システム
WO2007132519A1 (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Img Corporation 防犯方法、防犯装置及び防犯装置付設備
JP2010182239A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Denso Corp プラグイン自動車管理システム
CN103021120A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 苏州亚安智能科技有限公司 一种实现运用物联网技术预警系统的方法
CN103021119A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 苏州亚安智能科技有限公司 基于物联网技术的预警系统
CN103745556A (zh) * 2013-12-23 2014-04-23 苏州亚安智能科技有限公司 运用无线传感技术的安全警示平台
CN106297161A (zh) * 2015-06-02 2017-01-04 淮阴工学院 一种基于物联网多模感知的安防监测数据融合算法
CN112947129A (zh) * 2021-04-13 2021-06-11 北京正能远传节能技术研究院有限公司 一种用于机械表的控制系统
CN114645626A (zh) * 2022-02-23 2022-06-21 国网浙江省电力有限公司金华供电公司 变电站模块化可移动智能消防室

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001224009A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2000235688A (ja) * 2000-04-21 2000-08-29 Fujita Date Design Kenkyusho:Kk パーソナル警備保障用の制御方法、そのシステム及びその制御プログラムを記録した記録媒体
KR20010007700A (ko) * 2000-05-19 2001-02-05 박주한 보안시스템 및 이를 이용한 원격지 영상 감시 서비스방법
JP2001338372A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Creators' Union Co Ltd ホームセキュリティシステム及びその記録媒体
JP4620218B2 (ja) * 2000-05-25 2011-01-26 勲 榎本 ホームセキュリティシステム
JP2002015390A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Network Service Kk 遠隔監視方法および監視制御サーバ
JP2002077882A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Masato Harada 監視カメラ制御管理システム
JP4553221B2 (ja) * 2000-10-04 2010-09-29 株式会社フジタ 監視通報方法およびシステムならびに監視通報プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体
JP2002112249A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Fujita Corp 監視通報方法およびシステムならびに監視通報プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体
JP2002232963A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Laurel Intelligent Systems Co Ltd 保安維持システム
JP2002312876A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Eye Cross:Kk 監視装置
JP2002329277A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Shigeru Ikeda 入退室監視システム
JP2002367059A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Mbr:Kk 転送式セキュリティシステム
JP2005509225A (ja) * 2001-10-17 2005-04-07 イ、ホン−ギュ 通信網を利用した危急状況通知システム及び方法
JP2003199088A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Sekisui House Ltd 監視システム
FR2857773A1 (fr) * 2003-07-18 2005-01-21 Giass Internat Sa Systeme de surveillance des bebes a distance
JP2005094443A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Ramrock Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk 監視システム
JP2006270857A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Corp 広域データ収集システム、広域データ収集方法、広域データ収集プログラム、及び記録媒体
JP2007173951A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 緊急メッセージ送信システム
JP2006260585A (ja) * 2006-04-13 2006-09-28 Pro Sensor Kk 侵害防除方法及びシステム並びに装置
WO2007132519A1 (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Img Corporation 防犯方法、防犯装置及び防犯装置付設備
JP2010182239A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Denso Corp プラグイン自動車管理システム
US8321081B2 (en) 2009-02-09 2012-11-27 Denso Corporation Plug-in vehicle management system
CN103021120A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 苏州亚安智能科技有限公司 一种实现运用物联网技术预警系统的方法
CN103021119A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 苏州亚安智能科技有限公司 基于物联网技术的预警系统
CN103745556A (zh) * 2013-12-23 2014-04-23 苏州亚安智能科技有限公司 运用无线传感技术的安全警示平台
CN106297161A (zh) * 2015-06-02 2017-01-04 淮阴工学院 一种基于物联网多模感知的安防监测数据融合算法
CN112947129A (zh) * 2021-04-13 2021-06-11 北京正能远传节能技术研究院有限公司 一种用于机械表的控制系统
CN114645626A (zh) * 2022-02-23 2022-06-21 国网浙江省电力有限公司金华供电公司 变电站模块化可移动智能消防室

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000040196A (ja) 携帯機器を使用したセキュリティシステム
US8842006B2 (en) Security system and method using mobile-telephone technology
US6864789B2 (en) Personal property security device
US20050179541A1 (en) Personal property security device
US20050024203A1 (en) Personal property security device
JP2006190294A (ja) 個人用セキュリティシステム
US20070222588A1 (en) Personal property security device
JP4891113B2 (ja) 緊急通報機能、緊急対応機能を備えた緊急通報システム
DK201500228A1 (en) Smart alarm system with user confirmed video stream notification of psap in combination with data safety and public emergency involvement using smartphone agents
US9499126B2 (en) Security system and method using mobile-telephone technology
US10713931B2 (en) Portable alarm system
JP2008203985A5 (ja)
KR100993887B1 (ko) 감시 카메라를 이용한 실시간 양방향 안전관리 시스템
JP2000036088A (ja) 携帯型セキュリティシステム
JP2008140346A (ja) 緊急通報機能を備えた無線通信機
JP2008140346A5 (ja)
JPH09288791A (ja) セキュリティシステム
RU2748703C2 (ru) Устройство наблюдения
JP2005311995A (ja) 異常・緊急事態検知手段としての携帯電話機
JPH10134282A (ja) 防犯システム
JP2004038761A (ja) 家庭用ロボットを用いたセキュリティシステム
JP2004070564A (ja) セキュリティシステム
US10741047B2 (en) Security system and method using mobile-telephone technology
JP3228938U (ja) スマートフォンを用いた防犯システム
US20230053570A1 (en) Portable alarm system