JP2000040119A

JP2000040119A - 出来高管理システム

Info

Publication number: JP2000040119A
Application number: JP10207520A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Shibata; 晶彦柴田; Kazuo Yamada; 和夫山田
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-07-23
Filing date: 1998-07-23
Publication date: 2000-02-08

Abstract

(57)【要約】【目的】製品のデザインに影響を及ぼさず、生産段階
で発生した不良品を自動的に再生産する出来高管理シス
テムを提供すること。【構成】可視部印刷装置５が、可視インキで１印刷単
位毎に可変印刷部分３２を印刷し（ステップ２０２）、
透明部印刷装置７が、透明インキで透明バーコード３５
を印刷し（ステップ２０３）、透明マーク読取り装置１
１で透明バーコード３５を読取り（ステップ２０４）、
出来高リスト５９を作成する（ステップ２０９）。出来
高リスト５９と印刷リスト５７を比較し、再生産用デー
タ６１を作り（ステップ２１０）、ステップ２０２に戻
り、製品の再生産を自動的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、可変印刷物の出来
高を管理する出来高管理システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、デジタル化された可変印刷データ
を直接受け取り、版を用いずに高速で印刷し、同時に加
工を行なう印刷システムが稼動している。このような印
刷システムでは、生産予定製品を全て生産しているかを
検査するため、製品表面に管理バーコードを印字し、製
品完成後にバーコードリーダでこれを読取り、出来高管
理を行なっている。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、管理バ
ーコードを通常の黒インキ等の可視インキを用いて印字
していたため、製品のデザインに支障を来たすことがあ
った。また、加工機上で不良品として排出され生産され
なかった製品については、検査の段階で不良リストを作
成し、再生産分のデータの作成をオペレータが手作業に
近い状態で行なっているため、製品がだっぶって生産さ
れたり、欠品等の事故が発生することもあり、それを避
けるため、現在は、大人数で全件検査を行なっている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、製品のデザインに影響を及ぼさ
ず、生産段階で発生した不良品を自動的に再生産する出
来高管理システムを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第１の発明は、管理番号を透明インキで印刷しつ
つ、１製品を印刷し、前記透明の管理番号を読取ること
により製品の出来高を算出することを特徴とする出来高
管理システムである。第２の発明は、管理番号の付与さ
れた可変印刷データを印刷するにあたり、被印刷体に前
記可変印刷データを可視インキで印刷する第１の印刷手
段と、前記管理番号を透明インキで印刷する第２の印刷
手段と、前記被印刷体に他の加工を行ない不良品を排除
する加工・排除手段と、前記加工・排除手段で排除され
ない被印刷体の透明の管理番号を読取り、出来高を算出
する算出手段と、を具備することを特徴とする出来高管
理システムである。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施の形態に係
る出来高管理システム１の構成を示す図である。出来高
管理システム１は、管理コンピュータ３、可視部印刷装
置５、透明部印刷装置７、可視マーク読取り装置９、透
明マーク読取り装置１１、排出装置１３、裁断機１５、
加工装置１７、排出装置１９、透明マーク読取り装置２
１、排出装置２３、透明マーク読取り装置２５等で構成
される。３１は紙を示す。紙３１は、自動的に出来高管
理システム１に供給される。

【０００６】管理コンピュータ３は、可視部印刷装置
５、透明部印刷装置７に印刷データを送り、可視マーク
読取り装置９、透明マーク読取り装置１１、２１、２５
等からの読取り結果を受け取り、排出装置１３、断裁機
１５等の制御を行なう。

【０００７】可視部印刷装置５は、図６に示すように可
視インキを用いて、住所等の可変印刷部分３２や可視バ
ーコード３３を印刷する。透明部印刷装置７は、透明イ
ンキを用いて透明バーコード３５を印刷する。

【０００８】可視マーク読取り装置９は、可視インキで
印刷された可視バーコード３３を読取る。透明マーク読
取り装置１１は、透明インキで印刷された透明バーコー
ド３５を読取る。排出装置１３は、可視バーコード３３
と透明バーコード３５が一致しないものを、読取りエラ
ー品４１として排出する。

【０００９】断裁機１５は、紙３１の断裁を行なう。即
ち図６の断裁部分３７を断裁する。加工装置１７は、各
種加工を行ない、排出装置１９は、加工時における不良
品４３、４５を排出する。

【００１０】透明マーク読取り装置２１は、透明バーコ
ード３５を読取る。排出装置２３は、透明マーク読取り
装置２１で読取りミスが発生したものを読取りエラー品
４７として排出し、読取りミスの発生しないものは、完
成品４９となる。透明マーク読取り装置２５は、排出装
置２３で排出された読取りエラー品４７のうち、オペレ
ータが良品と判断したものの透明バーコード３５を読取
る。

【００１１】図２から図５は、出来高管理システム１の
処理を示すフローチャートである。図８に示すような管
理番号５３を有する印刷データ５１を出来高管理システ
ム１にセットする（ステップ２０１）。印刷データ５１
は、フロッピィ−ディスク等で出来高管理システム１に
与えられる。

【００１２】図８に示すように、印刷データ５１は、管
理番号５３と可変印刷データ５５とを有する。管理番号
５３は、「１１１１１１」、「１１１１１２」、「１１
１１１３」等のシーケンシャルな番号であり、１印刷単
位毎に与えられる。可変印刷データ５５は、図６に示す
可変印刷部分３２に対応するデータである。尚、１印刷
単位とは、１つの製品として扱われるデータ単位で、例
えば、１通分のダイレクトメールを印刷するための印刷
データに相当する。

【００１３】可視部印刷装置５が、可視インキで１印刷
単位毎に可変印刷部分３２と可視バーコード３３を印刷
し（ステップ２０２）、透明部印刷装置７が、透明イン
キで透明バーコード３５を印刷し（ステップ２０３）、
可視マーク読取り装置９と透明マーク読取り装置１１で
各々可視バーコード３３と透明バーコード３５を読取る
（ステップ２０４）。

【００１４】管理コンピュータ３は、読取った可視バー
コード３３と透明バーコード３５が一致するかを判断す
る（ステップ２０５）。可視バーコード３３と透明バー
コード３５は、同じ管理番号５３に対応している。ステ
ップ２０５の処理は、可視部印刷装置５と透明部印刷装
置７の同期のずれがないかを確認するためである。

【００１５】不一致の場合、同期に異常が発生している
と考えられるので、製品を読取りエラー品４１として排
出装置１３で排除する（ステップ２２０）。

【００１６】可視バーコード３３と透明バーコード３５
が一致していれば、断裁機１５で断裁部分３７を裁断す
る（ステップ２０６）。このとき、可視バーコード３３
は製品から切り離される。

【００１７】続いて、他の加工装置１７により加工処理
がなされ、不良が生じた場合には（ステップ２０７）、
排出装置１９は、不良品４３、４５として排出する（ス
テップ２２０）。

【００１８】以上の処理を図６、図７に従って説明す
る。図６は、１印刷単位の紙３１に印刷される内容を示
し、紙３１は、製品部分３６と断裁部分３７を有す。製
品部分３６には、可変印刷部分３２を可視インキで印刷
し、透明バーコード３５を透明インキで印刷する。断裁
部分３７には、可視バーコード３３を可視インキで印刷
する。

【００１９】図７は、印刷順序を示す説明図である。図
７（ａ）の紙３１は印刷前のものである。図７の（ｂ）
に示されるように、可変印刷部分３２と可視バーコード
３３とが可視インキで印刷され、図７（ｃ）に示される
ように、透明バーコード３５が透明インキで印刷され、
図７（ｄ）に示されるように、断裁部分３７が、断裁機
１３によって裁断される。

【００２０】図３において、透明バーコード３５を読取
り（ステップ２０８）、読取れた場合、管理コンピュー
タ３は、出来高リスト５９を作成する（ステップ２０
９）。

【００２１】そして、管理コンピュータ３は、出来高リ
スト５９と印刷リスト５７を比較し、再生産用データ６
１を作成する（ステップ２１０）。

【００２２】処理を終了しない場合（ステップ２１
１）、ステップ２０２の可視部印刷処理に戻って、製品
の再生産を自動的に行なう。

【００２３】ステップ２０８で、透明バーコード３５が
読取れない場合、排出装置２３により読取りエラー品４
７として排出されるが、読取りミスの可能性があるの
で、オペレータが良／不良の判断を行ない（ステップ２
２１）、オペレータが良品と判断した場合は、透明コー
ド読取り装置２５により透明バーコード３５を再度読取
って出来高リスト５９に追加する（ステップ２２２）。

【００２４】以上の処理を図８を用いて説明する。印刷
データ５１は、管理番号５３と可変印刷データ５５を有
する。

【００２５】印刷リスト５７は、元の印刷データ５１の
管理番号５３を全て保持し、出来高リスト５９は、ステ
ップ２０９で作成され、実際に印刷され、読取りエラー
品４１、４７又は、不良品４３、４５として排除されな
かったものの管理番号５３を保持する。

【００２６】印刷リスト５７と出来高リスト５９を比較
し、印刷リスト５７に在って、出来高リスト５９にない
管理番号５３を検索し、再生産用データ６１を作成す
る。印刷データ５１から、再生産用データ６１に対応す
るものを選択し、再生産用印刷データ６３を作成する。
そして、再生産用印刷データ６３を同様に印刷する。
尚、印刷リスト６５は、再生産用印刷データ６３用の印
刷リストである。

【００２７】このように、本実施の形態によれば、透明
インキを用いているため、製品の印刷デザインに影響は
与えない。また、出来高管理システム１が、１度生産に
失敗した印刷単位を探し出し、自動的に再生産すること
ができる。

【００２８】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、製品のデザインに影響を及ぼさず、生産段階で発
生した不良品を自動的に再生産する出来高管理システム
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る出来高管理システム
１の構成を示す図

【図２】出来高管理システム１の処理を示すフローチャ
ート

【図３】出来高管理システム１の処理を示すフローチャ
ート

【図４】出来高管理システム１の処理を示すフローチャ
ート

【図５】出来高管理システム１の処理を示すフローチャ
ート

【図６】１印刷単位の印刷内容を示す図

【図７】印刷順序を示す説明図

【図８】再生産用印刷データ６３の生成方法を示す図

【符号の説明】

１………出来高管理システム３………管理コンピュータ５………可視部印刷装置７………透明部印刷装置９………可視マーク読取り装置１１、２１、２５………透明マーク読取り装置１３、１９、２３………排出装置３１………紙３２………可変印刷部分３３………可視バーコード３５………透明バーコード３６………製品部分３７………断裁部分４１、４７………読取りエラー品４３、４５………不良品５１………印刷データ５３………管理番号５５………可変印刷データ５７、６５………印刷リスト５９………出来高リスト６１………再生産用データ６３………再生産印刷データ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】管理番号を透明インキで印刷しつつ、１
製品を印刷し、前記透明の管理番号を読取ることにより
製品の出来高を算出することを特徴とする出来高管理シ
ステム。
【請求項２】管理番号の付与された可変印刷データを
印刷するにあたり、被印刷体に前記可変印刷データを可
視インキで印刷する第１の印刷手段と、前記管理番号を
透明インキで印刷する第２の印刷手段と、前記被印刷体
に他の加工を行ない不良品を排除する加工・排除手段
と、前記加工・排除手段で排除されない被印刷体の透明
の管理番号を読取り、出来高を算出する算出手段と、を
具備することを特徴とする出来高管理システム。
【請求項３】前記第１の印刷手段は、前記被印刷体
に、可視インキで管理番号を印刷し、可視の管理番号と
透明の管理番号の一致を判定する手段とを、更に具備す
ることを特徴とする請求項２記載の出来高管理システ
ム。
【請求項４】前記算出手段により読取られた管理番号
と元の管理番号とを比較し、印刷されていない可変印刷
データがあれば、再度印刷することを特徴とする請求項
２記載の出来高管理システム。