JP2000040055A - マルチバスマスタ制御方法および制御装置 - Google Patents

マルチバスマスタ制御方法および制御装置

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JP2000040055A
JP2000040055A JP10206350A JP20635098A JP2000040055A JP 2000040055 A JP2000040055 A JP 2000040055A JP 10206350 A JP10206350 A JP 10206350A JP 20635098 A JP20635098 A JP 20635098A JP 2000040055 A JP2000040055 A JP 2000040055A
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slave
units
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JP10206350A
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Eisuke Nagano
英輔 永野
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺ユニットの機能が異なり、かつ、バスマ
スタの周辺ユニットとスレーブの周辺ユニット間で高い
制御性能が要求される場合でも、バスマスタの周辺ユニ
ットとスレーブの周辺ユニットにおいて迅速にデータ交
換を行うようにする。 【解決手段】 CPUユニット10は、複数のスレーブ
としての周辺ユニット201から、そのスレーブとして
の周辺ユニット201自身が有する機能を表したID情
報を収集し、この収集したID情報に基づき、バスマス
タとしての周辺ユニット201とスレーブとしての周辺
ユニット201間でデータ交換する際の処理内容を規定
する処理決定情報をバスマスタとしての周辺ユニット2
01に出力するようにする。その後、バスマスタとして
の周辺ユニット201は、CPUユニット10から取得
した処理決定情報に基づき、スレーブとしての周辺ユニ
ット201とデータ交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUユニット,
複数のバスマスタユニットおよび複数のスレーブユニッ
トが単一のバスに接続され、バスマスタユニットとスレ
ーブユニット間でデータを交換するマルチバスマスタ制
御方法およびマルチバスマスタ制御方法を用いた制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御装置としてのプログラマブル
ロジックコントローラ(以下、PLCという)におい
て、CPU(中央演算処理装置)ユニットのサイクルタ
イムを短縮するための一手段として、マルチバスマスタ
構成を有するものが提案されている。
【0003】このマルチバスマスタ構成のPLCは、図
8に示すように、CPUユニット10とベースユニット
20とがシステムバス30に接続されており、しかも、
ベースユニット20にはバスマスタとしての#1および
#2のの周辺ユニット201,スレーブとしての#3〜
#5の周辺ユニット201とを備えて構成されている。
【0004】また、このマルチバスマスタ構成のPLC
は、ツール接続ケース50を介してCPUユニット10
がPLCサポートツール40に接続され、PLCサポー
トツール40から後述するコンフィグレーション情報を
取得し、この取得したI/Oコンフィグレーション情報
をバスマスタ201に出力するように構成されている。
【0005】そして、このマルチバスマスタ構成のPL
Cは、バスマスタとしての周辺ユニット201が取得し
たコンフィグレーション情報に基づきスレーブとしての
周辺ユニット201間とデータの交換を行うようになっ
ている。
【0006】ここで、図8で示したマルチバスマスタ構
成のPLCで使用されるI/Oコンフィグレーション情
報の一例を説明する。
【0007】図9は図8で示したマルチバスマスタ構成
のPLCで使用されているI/Oコンフィグレーション
情報の内容を示す図である。
【0008】上述したマルチバスマスタ構成のPLCに
使用されるI/Oコンフィグレーション情報は、図8に
示すように、ユニット種別ごとに、周辺ユニット201
がバスマスタになるか否かを示す情報を有する「バスマ
スタ設定」項目と、ある周辺ユニット201がバスマス
タである場合にスレーブになる周辺ユニット201を示
す情報を格納する「バスマスタ・スレーブ関係」項目と
を有している。
【0009】因みに、ユニット種別が0スロットに有す
る“PIDユニット”からなる周辺ユニット201で
は、バスマスタとなり得るとともに、バスマスタとなっ
た場合にはスレーブが3スロットの周辺ユニット201
であることを示している。
【0010】1スロットに有する“位置制御ユニット”
からなる周辺ユニット201では、バスマスタとなり得
るとともに、バスマスタとなった場合にはスレーブが2
スロットおよび3スロットの周辺ユニット201である
ことを示している。
【0011】ユニット種別が2スロットに有する“入出
力96点”からなる周辺ユニット201では、バスマス
タとなり得ず、しかも、バスマスタ・スレーブ関係もな
いことも示している(バスマスタでないため、スレーブ
を持つことが当然あり得ない)。
【0012】また、ユニット種別が3スロットに有する
“入出力36点”からなる周辺ユニット201では、バ
スマスタとなり得ず、しかも、バスマスタ・スレーブ関
係もないことも示している。
【0013】ユニット種別が4スロットに有する“AD
/DAユニット”からなる周辺ユニット201では、バ
スマスタとなり得ず、しかも、バスマスタ・スレーブ関
係もないことも示している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したマルチバスマ
スタ構成のPLCでは、スレーブの周辺ユニット201
がすべて同じ機能である場合には、バスマスタの周辺ユ
ニット201とスレーブの周辺ユニット201間のイン
ターフェースが同じであるので、同じデータ量、同じア
クセス手順でデータを交換しても問題がないが、スレー
ブの周辺ユニット201の機能が異なり、かつ、バスマ
スタの周辺ユニット201とスレーブの周辺ユニット2
01間で高い制御性能が要求される場合には、データの
交換が迅速に行うことができないという問題点があっ
た。
【0015】特に、PLCは、センサ、アクチュエータ
等の外部機器を所定のサイクルタイム内でスキャン実行
する必要があるが、データの交換が迅速に行われないと
製造システム等が正常に稼働しないことになる。
【0016】そこで、本発明は上述した問題点に鑑み、
周辺ユニットの機能が異なり、かつ、バスマスタの周辺
ユニットとスレーブの周辺ユニット間で高い制御性能が
要求される場合でも、バスマスタの周辺ユニットとスレ
ーブの周辺ユニットにおいて迅速にデータ交換を行うこ
とができるマルチバスマスタ制御方法およびその制御方
法を用いた制御装置を提供すること目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、CPUユニット,複数のバスマス
タユニットおよび複数のスレーブユニットが単一のバス
に接続され、前記バスマスタユニットと前記スレーブユ
ニット間でデータを交換するマルチバスマスタ制御方法
において、前記CPUユニットが、前記複数のスレーブ
ユニットから、そのスレーブユニット自身が有する機能
を表したID情報を収集し、この収集した前記ID情報
に基づき、前記バスマスタユニットと前記スレーブユニ
ット間でデータ交換する際の処理内容を規定する処理決
定情報を前記バスマスタユニットに出力するようにす
る。
【0018】その後、前記バスマスタユニットが、前記
CPUユニットから取得した前記処理決定情報に基づ
き、スレーブユニットとデータ交換するため、スレーブ
ユニットの機能が異なり、かつ、バスマスタユニットと
スレーブユニット間で高い制御性能が要求される場合で
も、データの交換を迅速に行うことができる。
【0019】特に、前記CPUユニットは、前記ID情
報を収集するまえに、予め、前記単一のバスに接続され
てるユニットの情報を収集するようにしたことにより、
前記単一バスに接続されていないアドレスに対して、前
記ID情報を収集するための要求を出力する必要を無く
し、前記ID情報の収集時間を短縮することができる。
【0020】また、前記CPUユニットが、単一のバス
に接続されているユニットが、バスマスタユニットにな
り得るか否かを示すバスマスタ設定情報と、バスマスタ
ユニットとなり得た場合にはスレーブユニットを特定す
るバスマスタ・スレーブ関係情報とを有するI/Oコン
フィグレーション情報を取得するようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るマルチバス
マスタ制御方法およびその制御方法を用いた制御装置の
一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は、この発明に係るマルチバスマスタ
制御方法を用いた制御装置としてのプログラマブルロジ
ックコントローラのブロック図である。
【0023】なお、図1において、図8に示した従来の
PLCシステムと同様の機能をなす構成部分には、説明
の便宜上図8で用いた符号と同一の符号を付する。
【0024】図1に示すPLCは、CPUユニット10
と,ラック番号が“0”を有するベースユニット20と
がシステムバス30に接続されており、しかも、ベース
ユニット20にはバスマスタとしての#1および#2の
周辺ユニット201,スレーブとしての#3,#3,#
4および#5の周辺ユニット201とを備えているよう
な構成になっている。
【0025】なお、#1の周辺ユニット201はスロッ
ト番号として“0”を有しており、#2の周辺ユニット
201はスロット番号として“1”を有しており、#3
の周辺ユニット201はスロット番号として“2”を有
しており、#4の周辺ユニット201はスロット番号と
して“3”を有しており、#5の周辺ユニット201は
スロット番号として“4”を有している。
【0026】CPUユニット10は、PLCサポートツ
ール40からツール接続ケース50を介して#1〜#5
の周辺ユニット201のコンフィグレーション情報を取
得し、この取得したコンフィグレーション情報を#1お
よび#2のバスマスタの周辺ユニット201に出力する
ようになっている。
【0027】また、CPUユニット10は、各周辺ユニ
ット201から、制御区分,ユニット種別,ユニット形
式,バージョン,およびユニットプロファイル用コード
(以上の内容は後述する)からなる情報(以下、単に収
集情報という)を収集するようになっている。
【0028】さらに、CPUユニット10は、予め収集
した前記収集情報,およびPLCサポートツール40か
ら取得したコンフィグレーション情報に基づき、指定情
報、並びに、機種コード,制御区分,スロット位置情
報,先頭アドレス情報,およびスレーブ号機番号からな
るID情報(以上の内容は後述する)等からなる情報
(以下、処理決定情報という)を、バスマスタの周辺ユ
ニット201に出力するようになっている。
【0029】この処理決定情報は、バスマスタとしての
周辺ユニット201と、スレーブの周辺ユニット201
間のデータ交換を迅速に行うための情報である。
【0030】バスマスとしての#1および#2の周辺ユ
ニット201は、CPUユニット10から取得した処理
決定情報に基づき、スレーブとしての#3〜#5の周辺
ユニット201とデータを交換するようになっている。
【0031】ここで、収集情報および処理決定情報の内
容について説明する。
【0032】(1)収集情報の内容について 図2はCPUユニットが各周辺ユニットから取得する収
集情報の内容を示す図である。
【0033】CPUユニット10が各周辺ユニット20
1から取得する収集情報には、「制御区分」情報,「ユ
ニット種別」情報,「ユニット形式」情報,「バージョ
ン」情報および「ユニットプロファイル用コードNo」
情報を有している。
【0034】「制御区分」情報は、各種サービスを実行
するに際して必要となる制御情報である。
【0035】例えば収集情報中の13ビットが示す情
報は、CPUユニット10から周辺ユニット201にサ
イクリックサービス要求(あるいはアクセス権の譲渡)
を通知する際に、割込みを入れるか否かを示す情報であ
り、“1”の場合には、割込みを入れたことを示してい
る。
【0036】収集情報中の12ビットが示す情報は、
CPUユニット10から周辺ユニット201に、イベン
トエリアのアクセス権の譲渡を通知する際に、割込みを
入れれるか否かを示す情報であり、“1”の場合には、
割込みを入れたことを示している。
【0037】収集情報中の0ビットが示す情報は、バ
スマスタとして使用可能か否かを示す情報であり、
“1”の場合には、バスマスタが可能なことを示してい
る。
【0038】「ユニット種別」の情報は、ユニット種別
を表すIDを示す情報であり、ASCIIコードからな
る2文字で表されている。
【0039】「ユニット形式」の情報は、ユニットの形
式を示し情報であり、ASCIIコードからなる20文
字で表され、空きエリアにはスペースが入るようになっ
ている。
【0040】「バージョン」の情報は、ユニットバージ
ョンを示す情報であり、ASCIIコードからなる20
文字で表され、空きエリアにはスペースが入るようにな
っている。
【0041】「ユニットプロファイル用コードNo」の
情報は、ユニット種別に一意に割り付けられたコード情
報である。
【0042】(2)処理決定情報の内容について 図3はバスマスタが各スレーブに対してデータ交換を行
うに際して必要となる処理決定情報の内容を示す図であ
る。
【0043】バスマスタが各スレーブに対して処理を行
うに際して必要となる処理決定情報は、「エラー要因」
情報,「バスマスタ指定」情報,「スレーブ台数」情
報,およびスレーブとなるものについての「スレーブI
D情報」項目の情報を有している。
【0044】「エラー要因」の情報は、エラー要因を示
す情報である。
【0045】この情報中の14ビットが“0”の場合
には正常であり、“1”の場合にはアドレスが二重に設
定されていることを示す情報である。
【0046】この情報中の9ビットから13ビット
は、現在使用されていない。
【0047】この情報中の8ビットが“0”の場合に
はI/Oテーブルに該当機があることを表しており、
“1”の場合にはI/Oテーブルに該当機がないことを
表している。
【0048】この情報中の0ビットから7ビットは、
現在使用されていない。
【0049】「バスマスタ指定」の情報は、I/Oユニ
ットに対してバスマスタであるか、または、それ以外で
あるかを示す情報である。
【0050】ここで“0”の場合にはバスマスタ情報未
設定状態であり、“1”の場合にはバスマスタ以外であ
り(ユニット側ではバスマスタの処理は必要なし)、
“2”の場合にはバスマスタである(ユニット側ではマ
ルチバスマスタエリアに設定された各種データを読み出
す必要あり)。
【0051】「スレーブ台数」の情報は、バスマスタが
サポートするスレーブ台数を示す情報である。
【0052】スレーブとなるものについての「スレーブ
ID情報」の情報は、「機種コード」,「制御区分」,
「スロット位置情報」,「先頭アドレス情報」および
「スレーブ号機番号」からなる情報を有している。
【0053】「機種コード」の情報は、スレーブの周辺
ユニット201の機種コード(ユニットプロファイル用
のコード情報,ユニット形式,バージョン情報等を使
用)を示す情報である。
【0054】これにより、バスマスタとしての#1およ
び#2の周辺ユニット201で、サポートする周辺ユニ
ット201であるか否かを判断する。
【0055】なお、スレーブとしての周辺ユニット20
1が二重設定異常になっていた場合には、この「機種コ
ード」の情報は、異常コード“0xFFF”となる。
【0056】「制御区分」の情報は、各種サービスにお
ける制御情報を設定する情報である。
【0057】「スロット位置情報」の情報は、該当する
スレーブとしての周辺ユニット201のスロット位置を
示す情報である。
【0058】これは、割込み発生時にスレーブとしての
周辺ユニット201の位置を取得する際に必要となる。
【0059】「先頭アドレス情報」の情報は、スレーブ
としての周辺ユニット201の先頭アドレスを、システ
ムバス上のアドレスとして示した情報である。
【0060】「スレーブ号機番号」の情報は、スレーブ
としての周辺ユニット201に割り付けられた号機番号
を示す情報である。ただし、スレーブとしての周辺ユニ
ット201が基本I/Oのときに無効である(基本I/
Oの場合には号機番号が付いていない)。
【0061】次に、この実施形態のマルチバスマスタ制
御方法およびその装置を適用して構築されたPLCシス
テムの動作を説明する。
【0062】ところで、一般的、PLCシステムでは、
CPUユニットがサイクリック処理の中で外部機器への
入出力制御を行っているため、外部機器(周辺ユニット
も含む)の接続状態については、CPUユニットが管理
している。
【0063】そして、外部機器の接続状態の設定情報と
してのI/Oコンフィグレーションは、ユーザがPLC
サポートツールを介してCPUユニットに出力されるよ
うになっている。
【0064】図4はこの実施形態のマルチバスマスタ制
御方法を用いたプログラマブルロジックコントローラの
動作を示すフローチャートである。
【0065】CPUユニット10は、電源を立ちあげる
と、周辺ユニット201が接続されているか否かを示す
ユニット接続有無情報を収集するため、すべての0から
4までのスロットに装着された#1〜#5の周辺ユニッ
ト201に対してユニット接続有無情報を知らせるよう
に指示を出す(図中の参照)。
【0066】#1〜#5の周辺ユニット201のそれぞ
れは、CPUユニット10からユニット接続有無情報を
知らせるように指示を受けると、ユニット接続有無情報
をCPUユニット10に出力する(ステップ310,ス
テップ410:図中の,参照)。
【0067】CPUユニット10は、#1〜#5の周辺
ユニット201からユニット接続有無情報を収集する
と、収集したユニット接続有無情報に基づき、ユニット
が接続されているすべての周辺ユニット201に対し
て、上述したID情報を収集情報として知らせるように
指示を出力する(ステップ210:図中の参照)。
【0068】#1〜#5の周辺ユニット201のそれぞ
れは、CPUユニット10からID情報を収集情報とし
て知らせるように指示を受けると、自己が有するID情
報をCPUユニット10に収集情報として出力する(ス
テップ320,ステップ420:図中の,参照)。
【0069】このようにして、CPUユニット10は、
#1〜#5の周辺ユニット201からID情報を収集す
る(ステップ230)。
【0070】その後、PLCサポートツール40は、ユ
ーザによりI/Oコンフィグレーション情報が入力され
ると(図中の参照)、この入力されたI/Oコンフィ
グレーション情報をCPUユニット10に出力する(ス
テップ110)。
【0071】CPUユニット10は、PLCサポートツ
ール40からI/Oコンフィグレーション情報を取得す
ると(ステップ230:図中の参照)、#1〜#5の
周辺ユニット201のうち、バスママスタとしての#1
および#2の周辺ユニット201とスレーブとしての#
3〜#5の周辺ユニット201を認識し、バスマスタと
しての#1および#2の周辺ユニット201に対して上
述した処理決定情報を出力する(ステップ240:図中
の参照)。
【0072】バスマスタとしての#1および#2の周辺
ユニット201のそれぞれは、処理決定情報を受けとる
と、その後、処理決定情報中の「機種コード」情報に応
じてデータの交換を行う。
【0073】この実施形態のマルチバスマスタ制御方法
およびその制御方法を用いた制御装置よれば、CPUユ
ニット10が、複数のスレーブとしての周辺ユニット2
01から、そのスレーブとしての周辺ユニット201自
身が有する機能を表したID情報を収集し、この収集し
たID情報に基づき、バスマスタとしての周辺ユニット
201とスレーブとしての周辺ユニット201間でデー
タ交換する際の処理内容を規定する処理決定情報をバス
マスタとしての周辺ユニット201に出力するようにす
る。
【0074】その後、バスマスタとしての周辺ユニット
201が、CPUユニット10から取得した処理決定情
報に基づき、スレーブとしての周辺ユニット201とデ
ータ交換するため、スレーブとしての周辺ユニット20
1の機能が異なり、かつ、バスマスタとしての周辺ユニ
ット201とスレーブとしての周辺ユニット201間で
高い制御性能が要求される場合でも、データの交換を迅
速に行うことができる。
【0075】特に、CPUユニット10は、ID情報を
収集するまえに、予め、単一のバスに接続されてるユニ
ットの情報を収集するようにしたことにより、システム
バス30に接続されていないアドレスに対して、ID情
報を収集するための要求を出力する必要を無くし、ID
情報の収集時間を短縮することができる。
【0076】続いて、マルチバスマスタ制御方法および
その制御方法を用いた制御装置の他の実施形態を詳細に
説明する。
【0077】図5はPLCシステムのベースユニット1
0の構成の一例をした図である。
【0078】このベースユニット20は、図5に示すよ
うに、ラック番号として“0”を有するもので、0スロ
ットには“入出力ユニット”からなる周辺ユニット20
1が装着されており、1スロットには“AD/DAユニ
ット”からなる周辺ユニット201を、2スロットには
“入出力ユニット”からなる周辺ユニット201が装着
されており、3スロットには“PIDユニット”からな
る周辺ユニット201が装着されており、4スロットに
は“位置制御ユニット”からなる周辺ユニット201が
装着されて構成されている。
【0079】なお、CPUユニット10およびPLCサ
ポートツール40に構成については、上述した制御装置
としてのPLCの構成と同様な構成のため、その詳細説
明を省略する。
【0080】この実施形態の制御装置では、CPUユニ
ット10がPLCサポートツール40から図6に示すよ
うなI/Oコンフィグション情報を取得している。
【0081】すなわち、0スロットに装着されている
ユニットのI/Oコンフィグション情報は、「ユニット
種別」項目に“入出力32点”の周辺ユニット201の
ものである情報を有しており、「バスマスタ設定」項目
にバスマスタになり得ないことを示す情報を有してお
り、バスマスタ・スレーブ関係」項目にバスマスタとス
レーブ関係になり得ないことを示す情報を有している。
【0082】1スロットに装着されているユニットの
I/Oコンフィグション情報は、「ユニット種別」項目
に“AD/DAユニット”のものである情報を有してお
り、バスマスタ設定」項目にバスマスタになり得ないこ
とを示す情報を有しており、バスマスタ・スレーブ関
係」項目にバスマスタとスレーブ関係になり得ないこと
を示す情報を有している。
【0083】2スロットに装着されているユニットの
I/Oコンフィグション情報は、「ユニット種別」項目
に“入出力96点”の周辺ユニット201のものである
情報を有しており、「バスマスタ設定」項目にバスマス
タになり得ないことを示す情報を有しており、バスマス
タ・スレーブ関係」項目にバスマスタとスレーブ関係に
なり得ないことを示す情報を有している。
【0084】3スロットに装着されているユニットの
I/Oコンフィグション情報は、「ユニット種別」項目
に“PIDユニット”の周辺ユニット201のものであ
る情報を有しており、「バスマスタ設定」項目にバスマ
スタになり得ることを示す情報を有しており、「バスマ
スタ・スレーブ関係」項目に、仮にバスマスタになった
場合には0スロットおよび1スロットがスレーブである
ことを示す情報を有している。
【0085】4スロットに装着されているユニットの
I/Oコンフィグション情報は、「ユニット種別」項目
に“位置制御ユニット”の周辺ユニット201のもので
ある情報を有しており、「バスマスタ設定」項目にバス
マスタになり得ることを示す情報を有しており、「バス
マスタ・スレーブ関係」項目に、仮にバスマスタになっ
た場合には2スロットがスレーブであることを示す情報
を有している。
【0086】図7はCPU10がバスマスタとして機能
する“PIDユニット”の周辺ユニット201に出力す
る上述した処理決定情報を示す図である。
【0087】図7に示すように、この処理決定情報中の
「バスマスタ指定」情報には自己のユニットがバスマス
タであることを示す情報を有しており、「スレーブ台
数」情報にはスレーブが2台あることを示す情報を有し
ており、「スレーブID情報1」情報および「スレーブ
ID情報2」情報としてそれぞれ、次のような情報を有
している。
【0088】すなわち、「スレーブID情報1」情報に
は、機種コードとし“入出力32点ユニット”からなる
周辺ユニット201のものであり、制御区分が“なし”
であり、スレーブ位置情報として“スレーブが0スロッ
ト”であり、先頭アドレス情報として“スレーブの先頭
アドレスが0x00700000”であり、スレーブ号
機番号として“号機番号なし(号機番号を有しないI/
Oのことを基本I/Oという)”であるという情報を有
している。
【0089】「スレーブID情報2」情報には、機種コ
ードとし“AD/DAユニット”からなる周辺ユニット
のものであり、制御区分が“ユニットに対してサイクリ
ックサービスを要求を通知する際に、割込みを入れるこ
と”であり、スレーブ位置情報として“スレーブが1ス
ロット”であり、先頭アドレス情報として“スレーブの
先頭アドレスが0x00780000”であり、スレー
ブ号機番号として“1号機”であるという情報を有して
いる。
【0090】この実施形態のマルチバスマスタ制御方法
を用いた制御装置としてのPLCの動作は、上述した制
御装置としてのPLCの動作と同様なため、その詳細説
明を省略する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項4記載の発明によれば、バスマスタユニットが、C
PUユニットから取得した処理決定情報に基づき、スレ
ーブ局とデータ交換するため、スレーブユニットの機能
が異なり、かつ、バスマスタユニットとスレーブユニッ
ト間で高い制御性能が要求される場合でも、データの交
換が迅速に行うことができる。
【0092】請求項2または請求項5記載の発明によれ
ば、CPUユニットが、ID情報を収集するまえに、予
め、単一のバスに接続されてるユニットの情報を収集す
るようにしたことにより、単一バスに接続されていない
アドレスに対して、ID情報の収集するための要求を出
力する必要を無くし、ID情報の収集時間を短縮するこ
とができる。
【0093】請求項3または請求項6記載の発明によれ
ば、CPUユニットが、単一のバスに接続されているユ
ニットが、バスマスタユニットになり得るか否かを示す
バスマスタ設定情報と、バスマスタなり得た場合にはス
レーブユニットを特定するバスマスタ・スレーブ関係情
報とを有するI/Oコンフィグレーション情報を取得す
るため、スレーブユニットの設定情報を任意に変更する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチバスマスタ制御方法を用い
た制御装置としてのプログラマブルロジックコントロー
ラの構成を示すブロック図。
【図2】CPUユニットが各周辺ユニットから取得する
収集情報の内容を示す図。
【図3】バスマスタが各スレーブに対してデータ交換を
行うに際して必要となる処理決定情報の内容を示す図。
【図4】この実施形態のマルチバスマスタ制御方法を用
いたプログラマブルロジックコントローラの動作を示す
フローチャート。
【図5】マルチバスマスタ制御方法を用いた制御装置と
してのプログラマブルロジックコントローラの構成を示
すブロック図。
【図6】CPUユニットが取得したI/Oコンフィグレ
ション情報を示す図。
【図7】バスマスタが各スレーブに対してデータ交換を
行うに際して必要となる処理決定情報の内容を示す図。
【図8】従来のマルチバスマスタ制御を行うプログラマ
ブルロジックコントローラの構成を示すブロック図。
【図9】図8に示したマルチバスマスタ制御を行うプロ
グラマブルロジックコントローラで使用されているI/
Oコンフィグレーション情報の内容を示す図。
【符号の説明】
10 CPUユニット 20 ベースユニット 201 周辺ユニット 30 システムバス 40 PLCサポートツール 50 ツール接続ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 HC03 HC05 5H215 BB07 CC07 CX01 GG02 GG03 GG09 GG11 HH08 KK06 5H219 CC07 FF04 FF09 HH28 HH30 5H220 BB03 CC07 CX01 EE01 EE09 EE10 EE15 FF10 HH01 JJ02 JJ12 JJ26 JJ60

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUユニット,単一または位置複数の
    バスマスタユニットおよび複数のスレーブユニットが単
    一のバスに接続され、前記バスマスタユニットと前記ス
    レーブユニット間でデータを交換するマルチバスマスタ
    制御方法において、 前記CPUユニットで、 前記複数のスレーブユニットから、そのスレーブユニッ
    ト自身が有する機能を表したID情報を収集し、この収
    集した前記ID情報に基づき、前記バスマスタユニット
    と前記スレーブユニット間でデータ交換する際の処理内
    容を規定する処理決定情報を前記バスマスタユニットに
    出力し、 前記バスマスタユニットで、 前記CPUユニットから取得した前記処理決定情報に基
    づき、スレーブユニットとデータ交換することを特徴と
    するマルチバスマスタ制御方法。
  2. 【請求項2】 CPUユニット,単一または複数のバス
    マスタユニットおよび複数のスレーブユニットが単一の
    バスに接続され、前記バスマスタユニットと前記スレー
    ブユニット間でデータを交換する制御装置において、 前記CPUユニットは、 前記複数のスレーブユニットから、そのスレーブユニッ
    ト自身が有する機能を表したID情報を収集するID情
    報収集手段と、 このID情報収集手段により収集した前記ID情報に基
    づき、前記バスマスタユニットと前記スレーブユニット
    間でデータ交換する際の処理内容を規定する処理決定情
    報を出力する処理決定情報出力手段とを具備しており、 前記バスマスタユニットが、前記CPUユニットから取
    得した前記処理決定情報に基づき、スレーブユニットと
    データ交換することを特徴とする制御装置。
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