JP2000038093A - 緊急脱出用特殊ハンマー格納構造 - Google Patents

緊急脱出用特殊ハンマー格納構造

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JP2000038093A
JP2000038093A JP10207792A JP20779298A JP2000038093A JP 2000038093 A JP2000038093 A JP 2000038093A JP 10207792 A JP10207792 A JP 10207792A JP 20779298 A JP20779298 A JP 20779298A JP 2000038093 A JP2000038093 A JP 2000038093A
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hammer
partition plate
emergency escape
cover
vehicle
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JP10207792A
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Michihiko Doi
通彦 土居
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の車両部品にハンマー部を兼用させること
によって、緊急脱出用のハンマーを標準装備として車両
に備えることを可能にして、緊急脱出の際に確実に使用
に供することができるような緊急脱出用のハンマーの格
納構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 インストルメントパネル1の収納部2に
おいて、該収納部2奥の作業孔10を塞ぐカバー本体4
に一体に仕切板5を形成するとともに、該仕切板5の端
部に形成したハンマー部7に突起部8を形成したもの
で、万一の水没事故に遭遇した場合には、仕切板5の取
手部6に手を差し込んで、ハンマー部7を含む仕切板5
を取り外して、ハンマー部7の突起部8によってウィン
ドガラスを破壊して、迅速に車外に脱出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネルの収納部に設置されるカバーにハンマー
部を設けた緊急脱出用特殊ハンマー格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の水没事故等の緊急時に、水圧や
車体の損傷に起因してドアやウィンドガラスの開放が困
難になる場合があり、このような不都合を解消して緊急
に車両から脱出するために、ウィンドガラス破壊用のハ
ンマー等を車両内に常備することが推奨されている。こ
のような常備用の緊急脱出用のハンマーを車両に取り付
ける技術として、特開平7−251383号公報や特開
平8−229849号公報に開示されたようなものがあ
る。図5に示したものは、前記特開平7−251383
号公報に開示されたものであり、はさみ30を収納した
り、破壊したガラスの端部に係合し得る引掻溝22をハ
ンマー部20に設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな常備用の緊急脱出用のハンマーは標準装備品ではな
く、オプション部品として後付けするものであるため
に、保管場所やスペース等を確保しなければならなかっ
た。また、保管場所によっては、緊急パニック時にハン
マーを即座に探し出すことが困難である上、保管形態に
よっては、急ブレーキ時等にハンマーが転がり出て危険
であった。
【0004】このため本発明は、従来の緊急脱出用のハ
ンマーの格納構造における諸課題を解決して、他の車両
部品にハンマー部を兼用させることによって、緊急脱出
用のハンマーを標準装備として車両に備えることを可能
にして、緊急脱出の際に確実に使用に供することができ
るような緊急脱出用のハンマーの格納構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、イン
ストルメントパネルの収納部において、該収納部奥の作
業孔を塞ぐカバー本体に一体に仕切板を形成するととも
に、該仕切板の端部に形成したハンマー部に突起部を形
成したことを特徴とするものである。また本発明は、前
記仕切板に取手部を形成したことを特徴とするものであ
る。また本発明は、前記カバー本体と仕切板との間に薄
肉部を形成したことを特徴とするもので、これらを課題
解決のための手段とするものである。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本発明の緊急脱出用特
殊ハンマー格納構造の第1実施の形態を示すもので、図
1(A)はインストルメントパネルの全体斜視図、図1
(B)はカバーの斜視図および突起部の拡大図、図2は
図1(A)のA−A断面図である。図1(A)および図
2に示すように、インストルメントパネル1の助手席前
方に位置してグローブボックス13が設置されており、
該グローブボックス13の上方には、奥に作業孔10が
穿設された収納部2が形成される。前記作業孔10はグ
ローブボクッス13の背面に設置された部品の保守、点
検等のために使用されるもので、通常は盲蓋状のカバー
本体4によって閉塞されている。前記カバー本体4の裏
面には、前記作業孔10の周囲に係止される係止爪9、
9が突設されていて、該係止爪9の作業孔10の周囲へ
の係止によってカバー本体4をインストルメントパネル
1の収納部2の奥の壁面に装着される。
【0007】本発明では、図1(B)および図2にて明
確なように、前記収納部2奥の作業孔10を塞ぐカバー
本体4に一体に仕切板5を形成するとともに、該仕切板
5の端部にハンマー部7を形成し、該ハンマー部7に突
起部8を形成したことを特徴とするものである。本実施
の形態では、前記突起部8をハンマー部7の前面すなわ
ち搭乗者側に形成したものである。該突起部8は、図1
(C)(D)に示すように先端が尖って形成されて、ウ
ィンドガラスの破壊がし易いようにされているが、通常
の未使用時には、図示省略の危険防止用の突起カバーが
被せられる。また、前記ハンマー部7は、仕切板5の一
方の端部に該仕切り板5より分厚く形成された所定の質
量をもって構成される。図示の例では、四角錐状に形成
されたものであるが、前記カバー本体4や仕切板5が非
金属製品である場合には、ハンマー部7内に質量を増す
ために金属が埋設されて構成されてもよい。
【0008】本発明では、さらに、前記仕切板5に取手
部6を形成したことを特徴とするものである。本実施の
形態では、前記取手部6としては、仕切板5に穿設され
た長楕円状の取手孔とされるが、孔を穿設せずに、手で
握れる膨出部を設置する構成であってもよい。前記仕切
板5は、通常は、前記収納部2における棚部として使用
され、小物類の収納に供されるものである。以上のよう
に構成されているので、万一の事故等により、車両が水
没した場合には、収納部2に位置する前記仕切板5の取
手部6に手を差し入れて、カバー3全体を作業孔10か
ら引き離して、前記仕切板5の端部に形成されたハンマ
ー部7における突起部8をウィンドガラスに叩きつける
ことによって、ウィンドガラスを破壊し、迅速に車外に
脱出することができる。
【0009】図3は、本発明の緊急脱出用特殊ハンマー
格納構造の第2実施の形態を示すもので、図3(A)は
カバーの全体斜視図、図3(B)は図3(A)のB−B
断面図、図3(C)は図3(A)のC−C断面図であ
る。本実施の形態のものは、基本的な構成は前記第1実
施の形態のものと同様であるが、本実施の形態のもので
は、前記カバー本体4とハンマー部7を含む仕切板5と
の間に薄肉部11および12を形成したことを特徴とす
るものである。図3(A)(B)に示すように、仕切板
5の一方の端部に形成されたハンマー部7を区画するカ
バー本体4の鉛直線に沿った部分に薄肉部11が形成さ
れ、図3(A)(C)に示すように、仕切板5とカバー
本体4との接続部に沿って薄肉部12が形成される。こ
のように構成したことによって、万一の事故等により、
車両が水没した場合には、前記実施の形態のものと同様
に、収納部2に位置する前記仕切板5の取手部6に手を
差し入れて、仕切板5を引くと、カバー3全体が作業孔
10から離脱する前に、前記薄肉部11および12が剥
離し、比較的小さな力でもってハンマー部7を含む仕切
板5(図3(A)の斜線部分)を取り出し、前記ハンマ
ー部7における突起部8をウィンドガラスに叩きつける
ことによって、ウィンドガラスを破壊し、迅速に車外に
脱出することができる。
【0010】図4は、本発明の緊急脱出用特殊ハンマー
格納構造の第3実施の形態を示すもので、図4(A)は
カバーの全体斜視図、図4(B)カバーの全体平面図、
図4(C)はカバーの全体側面図である。本実施の形態
のものは、基本的な構成は前記第1実施の形態のものと
同様であるが、本実施の形態のものでは、ハンマー部7
に形成された突起部8がカバー本体4の裏面に位置する
ように構成したものである。このように構成したことに
よって、突起部8が搭乗者と反対側のカバー本体4の裏
面に位置するので、危険防止用の突起カバー等を被せる
必要がない。そして、万一の事故等により、車両の水没
等でドアまたはウィンドガラスの開放が困難な状態にな
った場合には、前記実施の形態のものと同様に、収納部
2に位置する前記仕切板5の取手部6に手を差し入れて
取手部6を強く引っ張り、カバー3全体を作業孔10か
ら引き離して、前記仕切板5の端部に形成されたハンマ
ー部7における突起部8をウィンドガラスに叩きつける
ことによって、ウィンドガラスを破壊し、迅速に車外に
脱出することができる。なお、本実施の形態のものにお
いても、前記第2実施の形態のもののような薄肉部を形
成してもよいことは言うまでもない。
【0011】以上、本発明の各実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、収納部の位置、
作業孔の形状、カバーの形状および材質ならびにその作
業孔への係止形態、仕切板の形状およびカバー本体との
関連構成、ハンマー部の形状、突起部の位置および形
状、取手部の形態、薄肉部の形状等は適宜採用できる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、搭乗者の目前に位置するインストルメントパネ
ルにおける収納部に設置された仕切板に、緊急脱出用の
特殊ハンマー部および突起部を形成したので、緊急脱出
用のハンマーを標準装備として車両に備えることを可能
にし、万一の水没事故等でドアまたはウィンドガラスの
開放が困難な事態に遭遇した場合には、前記ハンマー部
を含む仕切板に通常の使用で作用する以上の力を加える
ことにより取り外して、ウィンドガラスを比較的小さな
力にて破壊し、緊急脱出の際に確実かつ迅速に使用に供
することができる。そして、通常は、該ハンマー部を形
成した仕切板はインストルメントパネルにおける収納部
の棚として有用に活用される他、前記仕切板を含むカバ
ーを取り外せば、作業孔が露出してグローブボックス等
の背面に設置された部品の保守、点検等が容易になされ
る。
【0013】また、前記仕切板に取手部を形成したこと
によって、ハンマー部を含む仕切板の取り外しの際に確
実にこれを把持することができる他、該取手部を取手孔
とした場合は、部品の軽量化に寄与するとともに、収納
部における棚としての意匠性にも優れたものとなる。さ
らに、前記カバー本体と仕切板との間に薄肉部を形成し
たことによって、比較的小さな力でもってハンマー部を
含む仕切板を取り外すことができる。このように本発明
によれば、他の車両部品にハンマー部を兼用させること
によって、緊急脱出用のハンマーを標準装備として車両
に備えることを可能にして、緊急脱出の際に確実に使用
に供することができるような緊急脱出用のハンマーの格
納構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緊急脱出用特殊ハンマー格納構造の第
1実施の形態を示すもので、図1(A)はインストルメ
ントパネルの全体斜視図、図1(B)はカバーの斜視図
および突起部の拡大図である。
【図2】本発明の緊急脱出用特殊ハンマー格納構造の第
1実施の形態を示すもので、図1(A)のA−A断面図
である。
【図3】本発明の緊急脱出用特殊ハンマー格納構造の第
2実施の形態を示すもので、図3(A)はカバーの全体
斜視図、図3(B)は図3(A)のB−B断面図、図3
(C)は図3(A)のC−C断面図である。
【図4】本発明の緊急脱出用特殊ハンマー格納構造の第
3実施の形態を示すもので、図4(A)はカバーの全体
斜視図、図4(B)カバーの全体平面図、図4(C)は
カバーの全体側面図である。
【図5】従来の緊急脱出用特殊ハンマーの図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 収納部 3 カバー 4 カバー本体 5 仕切板 6 取手部 7 ハンマー部 8 突起部 9 係止爪 10 作業孔 11 薄肉部 12 薄肉部 13 グローブボックス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの収納部におい
    て、該収納部奥の作業孔を塞ぐカバー本体に一体に仕切
    板を形成するとともに、該仕切板の端部に形成したハン
    マー部に突起部を形成したことを特徴とする緊急脱出用
    特殊ハンマー格納構造。
  2. 【請求項2】 前記仕切板に取手部を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の緊急脱出用特殊ハンマー格納
    構造。
  3. 【請求項3】 前記カバー本体と仕切板との間に薄肉部
    を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    緊急脱出用特殊ハンマー格納構造。
JP10207792A 1998-07-23 1998-07-23 緊急脱出用特殊ハンマー格納構造 Withdrawn JP2000038093A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051920A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Hyundai Motor Co Ltd 自動車用インナーハンドル装着構造
JP2006290193A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Tokyu Car Corp 非常用具収容装置

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