JP2000038038A - ラジエータロアサポート - Google Patents

ラジエータロアサポート

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JP2000038038A
JP2000038038A JP10208780A JP20878098A JP2000038038A JP 2000038038 A JP2000038038 A JP 2000038038A JP 10208780 A JP10208780 A JP 10208780A JP 20878098 A JP20878098 A JP 20878098A JP 2000038038 A JP2000038038 A JP 2000038038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工数低減、型費の低減などをはかることがで
きるラジエータロアサポートの提供。 【解決手段】 ゴム製クッション10と樹脂製ホルダ2
0とからなり、ゴム製クッション10は小径円筒部11
と第1のフランジ部12と第2のフランジ部13と大径
円筒部14とからなり、樹脂製ホルダ20は円筒部21
を有しており、樹脂製ホルダ20の円筒部21がゴム製
クッション10の大径円筒部14の内側に嵌め込まれる
ことにより樹脂製ホルダ20がゴム製クッション10に
組付けられているラジエータロアサポート1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のラジエー
タをその下部で弾性的に支持するラジエータロアサポー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭59−12292号公報に
開示されているように、自動車のラジエータの下端部と
ボデー側に固定されるボデー側ブラケットの間に介装さ
れてラジエータを弾性的に支持するラジエータロアサポ
ートは知られている。ここで、ラジエータを弾性的に支
持する理由は、ラジエータを質量としラジエータロアサ
ポートとラジエータアッパサポートをばねとして振動系
を構成し、エンジンからの振動に対してラジエータをダ
イナミックダンパーとして作用させ車体振動を減少させ
るためである。特開昭59−12292号公報に開示の
従来のラジエータロアサポートは、図21に示すよう
に、ゴム部材101の中に2つの断面L字型金属製リン
グ102、103を埋め込み、加硫接着したものから構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラジエ
ータロアサポートには、つぎの問題がある。 金属製リングが2種類あるので、金属製リングをプ
レスする2種類の型と、液状のゴムを流し込んでゴム部
材を成形する型との、合計3つの型が必要となり、型費
が高い。 ゴムと金属製リングを加硫接着する場合、金属製リ
ングに液状の接着剤を塗布し、乾燥後ゴム成形型内に配
置してゴムを流し込み加硫接着するので、接着剤と塗
布、乾燥などの工数が増え、生産工程が複雑で時間がか
かる。 2種類の金属製リングとゴム部材の3つの部材が存
在することとなるので、構成部品が多い。これらの結
果、コスト高となる。 ゴム部材に金属製リングが埋め込まれ加硫接着され
ているので、両者を分けることが困難となり、廃車時の
リサイクル性がよくない。 本発明の目的は、従来と同様の機能をもたせつつ、金属
製リング内蔵構造を廃止し金属製リングの加硫接着工程
をなくすことで工数低減など製作の容易化、構成部品点
数の低減、型費の低減などコストダウンの促進、リサイ
クル性の向上、のいずれか少なくともひとつをはかるこ
とができる、ラジエータロアサポートを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。ゴム製クッションと樹脂製ホ
ルダとからなり、前記ゴム製クッションは、有底の小径
円筒部と、小径円筒部の外周から半径方向外方に延びる
第1のフランジ部と、第1のフランジ部の外周からさら
に半径方向外方に延びる第2のフランジ部と、第2のフ
ランジ部の内周部から下方に延びる大径円筒部と、を有
しており、前記樹脂製ホルダは前記ゴム製クッションの
大径円筒部の内径とほぼ等しい外径をもつ円筒部を有し
ており、前記樹脂製ホルダの円筒部が前記ゴム製クッシ
ョンの大径円筒部の内側に嵌め込まれることにより前記
樹脂製ホルダが前記ゴム製クッションに組付けられてい
る、ラジエータロアサポート。
【0005】上記本発明のラジエータロアサポートで
は、ゴム製クッションの、とくに第1のフランジ部がラ
ジエータから荷重を受けた時に、伸び、曲げ、剪断の混
合した弾性変形を生じてダイナミックダンパのばねとし
て働き、従来と同様の機能をはたす。また、上記本発明
のラジエータロアサポートは、金属製リングの埋め込み
構造をとらないので、ゴムの金属製リングへの加硫接着
が必要でなく、接着剤の塗布、乾燥などの工数を削除で
き、製作の容易化、時間短縮がはかられる。また、従来
の2種類の金属製リングは1種類の樹脂製ホルダにとっ
てかわられるので、部品点数が減少し、2種類のプレス
型が1種類の樹脂成形型となって型費が低減される。さ
らに、樹脂製ホルダとゴム製クッションとは、分離でき
るので、廃車時にゴムと樹脂が分別回収でき、リサイク
ル性がよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明実施例のラジエータ
ロアサポートの自動車への組付け状態を示し、図2〜図
7は本発明の第1実施例のラジエータロアサポートを示
し、図8〜図17は本発明の第2実施例のラジエータロ
アサポートを示し、図18〜図20は本発明の第3実施
例のラジエータロアサポートを示す。本発明の全実施例
にわたって共通するまたは類似する部分には、本発明の
全実施例にわたって同じ符合を付してある。
【0007】まず、本発明実施例のラジエータロアサポ
ートのうち、本発明の全実施例にわたって共通するまた
は類似する部分を、たとえば図2〜図7を参照して、説
明する。本発明実施例のラジエータロアサポート1は、
ゴム製クッション10と樹脂製ホルダ20とからなる。
【0008】ゴム製クッション10は、有底の小径円筒
部11と、小径円筒部11の外周から半径方向外方に延
びる第1のフランジ部12と、第1のフランジ部12の
外周からさらに半径方向外方に延びる第2のフランジ部
13と、第2のフランジ部13の内周部から下方に延び
る大径円筒部14と、を有している。小径円筒部11と
第1のフランジ部12と第2のフランジ部13と大径円
筒部14とは、ゴムの一体成形物からなる。
【0009】小径円筒部11は上方に向かって開放され
た穴15を有している。ラジエータのピンはこの穴15
に挿入される。小径円筒部11は下部が下方に向かって
縮径されており、ラジエータのピンに隙間なく接触する
形状となっている。穴15の底壁にはエア抜き穴16が
形成されることが望ましい。小径円筒部11は内周に周
方向に全周にわたって延びる半径方向内側に突出する突
起17を有しており、ラジエータのピンが抜けにくくし
てある。第1のフランジ部12はラジエータロアサポー
ト1の軸芯に対して直交する方向に延びる。第1のフラ
ンジ部12は、ラジエータを質量としラジエータロアサ
ポート1をばねとする振動系のばね定数を実質的に決定
する部分であり、この振動系がエンジンアイドル回転域
でダイナミックダンパとして働くことができるばね定数
をもつように、厚さと半径方向長さを設定されている。
第1のフランジ部12は、伸び、曲げ、剪断の混在した
弾性変形をする。第1のフランジ部12は、第2のフラ
ンジ部13は第1のフランジ部12より厚さが大であ
る。第2のフランジ部13の下面13aはボデー側ブラ
ケットの上面に着座する座面を構成し、第2のフランジ
部13の上面13bはラジエータが上下に振動したとき
にラジエータの下面に当たってそれ以上の下側に振動し
ないようにするストッパ面を構成する。大径円筒部14
の外周面14aは、ボデー側ブラケット3に形成された
円筒部4の内面に嵌合する。
【0010】樹脂製ホルダ20は、ゴム製クッション1
0の大径円筒部14の内周面14bの径とほぼ等しい外
径をもつ円筒部21と、円筒部21の下端部に接続する
ガイド部22と、を有している。円筒部21とガイド部
22とは、樹脂の一体成形物からなる。円筒部21の上
端は、クッション10の第1のフランジ部12の下面1
2aに当たる。円筒部21の上端部はR形状とされてお
り、クッション10の第1のフランジ部12の下面12
aと大径円筒部14の内周面とのコーナ部に角が当たっ
て亀裂が生じないようにしてある。ガイド部22は外周
に下方にいくにしたがって縮径するテーパ面22aを有
している。テーパ面22は、ラジエータロアサポート1
を、ボデー側ブラケットに形成された円筒部の内面によ
って形成される穴に挿入するときのガイドとなる。ガイ
ド部22の上面はゴム製クッション10の大径円筒部1
4の下面に当たっている。樹脂製ホルダ20とゴム製ク
ッション10とは接着はされていない。
【0011】樹脂製ホルダ20がゴム製クッション10
から抜け外れしないようにまたゴム製クッション10の
大径円筒部14に対してラジエータロアサポート軸方向
に位置ずれしないように、樹脂製ホルダ20の円筒部2
1とゴム製クッション10の大径円筒部14には上下方
向に係合する抜け外れ防止手段40が形成されている。
抜け外れ防止手段40は、各実施例によって具体的な構
造が異なる。その具体的構造は、後述する。
【0012】ラジエータの自動車左右方向両端近傍の2
箇所で、ラジエータ2はボデー側ブラケット3に支持さ
れる。図1は2箇所の一方における、ラジエータロアサ
ポート1の自動車への装着状態を示す。図1に示すよう
に、ゴム製クッション10に樹脂製ホルダ20を嵌着し
た状態で、ラジエータロアサポート1は、ボデー側ブラ
ケット3に形成された円筒部4の内面によって形成され
る穴に挿入される。この時、第2のフランジ部13の下
面13aはボデー側ブラケット3の上面に着座する。こ
の状態で、ラジエータの下部のピン5が小径円筒部11
の穴15に挿入され、ラジエータ2がラジエータロアサ
ポート1により弾性支持される。
【0013】つぎに、上記共通部分の作用を説明する。
ラジエータ2からの荷重はラジエータロアサポート1を
介してボデー側ブラケット3に伝達されボデー側ブラケ
ット3で支持される。ラジエータ2からの荷重がラジエ
ータロアサポート1にかかると、小径円筒部11が下方
に押されて下方に移動し、それにつれて第1のフランジ
部12の内周部が下方に押されて下方に移動する。一
方、第1のフランジ部12の外周部は樹脂製ホルダ20
の円筒部21の上端で初めの位置を維持されようとする
ので、第1のフランジ部12は内周部が外周部に対して
下方に移動し、第1のフランジ部12に伸び、曲げ、剪
断の弾性変形が生じ、ダイナミックダンパのばねとして
働く。このばね定数は第1のフランジ部12の厚さ、半
径方向長さを適宜に選定することにより、所望の値に設
定できる。また、ボデー側ブラケット3の構造、ラジエ
ータ2の構造は従来のままでよいので、従来のラジエー
タロアサポートを本発明実施例のラジエータロアサポー
ト1に置き換えて用いることができる。
【0014】本発明実施例のラジエータロアサポート1
は、従来のラジエータロアサポートのようにゴム部材に
2種類の金属製リングを埋め込む構造をとらず、ゴム製
クッション10と樹脂製ホルダ20との嵌着構造をとっ
ているので、ゴムの金属製リングへの加硫接着が必要で
なく、接着剤の塗布、乾燥などの工数を削除でき、製作
の容易化、時間短縮がはかられる。また、従来の2種類
の金属製リングは1種類の樹脂製ホルダ20にとってか
わられるので、部品点数が減少する。また、従来の金属
製リングをプレスするための2種類のプレス型が1種類
の樹脂成形型となるので、型費が低減される。さらに、
樹脂製ホルダ20とゴム製クッション10とは、分離で
きるので、廃車時に、あるいはシュレッダダストとした
時に、ゴムと樹脂が分別回収でき、リサイクル性がよ
い。
【0015】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を
説明する。本発明の第1実施例では、図1〜図7に示す
ように、樹脂製ホルダ20がゴム製クッション10から
抜け外れしないようにするための抜け外れ防止手段40
は、樹脂製ホルダ20の円筒部21の外周に形成された
突起41と、ゴム製クッション10の大径円筒部14に
形成された溝42とからなる。突起41は、樹脂製ホル
ダ20の円筒部21の周方向に連続して全周にわたって
延びる。また、溝42は、ゴム製クッション10の大径
円筒部14の内周に、周方向に連続して全周にわたって
延びる。樹脂製ホルダ20をゴム製クッション10に嵌
着した状態で、突起41は溝42に嵌入する。ラジエー
タロアサポート1をボデー側ブラケット3に装着した状
態で、突起41と溝42は、ボデー側ブラケット3の上
面より上位にある。
【0016】作用については、ラジエータ2からの荷重
がラジエータロアサポート1にかかり、小径円筒部11
と第1のフランジ部の内周部が下方に押されて下方に移
動するとき、第1のフランジ部12の外周部とその外側
のゴム部分が下方に移動しようとしても、突起41とゴ
ム部分がボデー側ブラケット3の円筒部4の上端を通り
抜けることができないので、樹脂製ホルダ20は上下方
向に初めの位置を維持しようとし、第1のフランジ部1
2の外周部は樹脂製ホルダ20の円筒部21の上端によ
って初めの位置を維持する。第1のフランジ部12の外
周部が初期の位置を維持することにより、第1のフラン
ジ部12は所定のばね定数のばね作用を果たすことがで
き、所定の振動数領域(エンジンアイドル回転域)でダ
イナミックダンパとして作用することができる。
【0017】本発明の第2実施例では、図8〜図17に
示すように、樹脂製ホルダ20がゴム製クッション10
から抜け外れしないようにするための抜け外れ防止手段
40は、樹脂製ホルダ20の円筒部21の外周に形成さ
れた突起43と、ゴム製クッション10の大径円筒部1
4に形成された穴44とからなる。突起43は、樹脂製
ホルダ20の円筒部21の周方向に非連続に所々に設け
られる。突起43の上面は半径方向外側にいくに従って
下がる傾斜面とされており、樹脂製ホルダ20をゴム製
クッション10に挿入しやすいようにしてある。また、
穴44は、ゴム製クッション10の大径円筒部14の、
突起43に対応する位置に、周方向に非連続に設けられ
る。樹脂製ホルダ20をゴム製クッション10に嵌着し
た状態で、突起43は穴44に嵌入している。
【0018】作用については、抜け外れ防止手段40が
突起43と穴44からなるので、樹脂製ホルダ20の円
筒部21がゴム製クッション10の大径円筒部14に対
して移動できない。そのため、ラジエータ2からの荷重
がラジエータロアサポート1にかかり、小径円筒部11
と第1のフランジ部の内周部が下方に押されて下方に移
動するとき、第1のフランジ部12の外周部とその外側
のゴム部分が下方に移動しようとしても、樹脂製ホルダ
20は大径円筒部14に対して移動できないため、樹脂
製ホルダ20は上下方向に初めの位置を維持しようと
し、第1のフランジ部12の外周部は樹脂製ホルダ20
の円筒部21の上端によって初めの位置を維持する。第
1のフランジ部12の外周部が初期の位置を維持するこ
とにより、第1のフランジ部12は所定のばね定数のば
ね作用を果たすことができ、所定の振動数領域(エンジ
ンアイドル回転域)でダイナミックダンパとして作用す
ることができる。
【0019】本発明の第3実施例では、図18〜図20
に示すように、樹脂製ホルダ20がゴム製クッション1
0から抜け外れしないようにするための抜け外れ防止手
段40は、樹脂製ホルダ20の円筒部21の外周に形成
された突起43と、ゴム製クッション10の大径円筒部
14に形成された穴44とからなる。突起43は、樹脂
製ホルダ20の円筒部21の周方向に非連続に所々に設
けられる。突起43の上面は半径方向外側にいくに従っ
て下がる傾斜面とされており、樹脂製ホルダ20をゴム
製クッション10に挿入しやすいようにしてある。ま
た、穴44は、ゴム製クッション10の大径円筒部14
の、突起43に対応する位置に、周方向に非連続に設け
られる。樹脂製ホルダ20をゴム製クッション10に嵌
着した状態で、突起43は穴44に嵌入している。ま
た、樹脂製ホルダ20には、円筒部21の内側に、ゴム
製クッション10が自由状態にある時にゴム製クッショ
ン10の小径円筒部11の底部から下方に隔たった位置
に、円板状のストッパー23が設けられており、ストッ
パー23の下側にはストッパー23を下側から補強する
リブ24が形成されている。
【0020】作用については、抜け外れ防止手段40が
突起43と穴44からなるので、樹脂製ホルダ20の円
筒部21がゴム製クッション10の大径円筒部14に対
して移動できない。そのため、ラジエータ2からの荷重
がラジエータロアサポート1にかかり、小径円筒部11
と第1のフランジ部の内周部が下方に押されて下方に移
動するとき、第1のフランジ部12の外周部とその外側
のゴム部分が下方に移動しようとしても、樹脂製ホルダ
20は大径円筒部14に対して移動できないため、樹脂
製ホルダ20は上下方向に初めの位置を維持しようと
し、第1のフランジ部12の外周部は樹脂製ホルダ20
の円筒部21の上端によって初めの位置を維持する。第
1のフランジ部12の外周部が初期の位置を維持するこ
とにより、第1のフランジ部12は所定のばね定数のば
ね作用を果たすことができ、所定の振動数領域(エンジ
ンアイドル回転域)でダイナミックダンパとして作用す
ることができる。また、ストッパー23を設けたので、
ゴム製クッション10が弾性変形して小径円筒部11の
底部がストッパー23に当たると、それ以上のゴム製ク
ッション10の変形は抑制され、ゴム製クッション10
の過大な変形、損傷が抑制される。
【0021】
【発明の効果】本発明のラジエータロアサポートによれ
ば、ラジエータから荷重を受けた時に、ゴム製クッショ
ンの、とくに第1のフランジ部が、伸び、曲げ、剪断の
混合した弾性変形を生じてダイナミックダンパのばねと
して働き、従来と同様の機能をはたす。また、上記本発
明のラジエータロアサポートによれば、金属製リングの
埋め込み構造をとらないので、ゴムの金属製リングへの
加硫接着が必要でなく、接着剤の塗布、乾燥などの工数
を削除でき、製作の容易化、時間短縮がはかられる。ま
た、従来の2種類の金属製リングは1種類の樹脂製ホル
ダにとってかわられるので、部品点数が減少し、2種類
のプレス型が1種類の樹脂成形型となって型費が低減さ
れる。さらに、樹脂製ホルダとゴム製クッションとは、
分離できるので、廃車時にゴムと樹脂が分別回収でき、
リサイクル性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のラジエータロアサポートの自動
車への組付け状態の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
の平面図である。
【図4】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
のゴム製クッションの断面図である。
【図5】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
のゴム製クッションの平面図である。
【図6】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
の樹脂製ホルダの断面図である。
【図7】本発明の第1実施例のラジエータロアサポート
の樹脂製ホルダの平面図である。
【図8】本発明の第2実施例のラジエータロアサポート
の正面図である。
【図9】本発明の第2実施例のラジエータロアサポート
の側面図である。
【図10】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トの平面図である。
【図11】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トのゴム製クッションの正面図である。
【図12】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トのゴム製クッションの側面図である。
【図13】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トのゴム製クッションの平面図である。
【図14】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トのゴム製クッションの断面図である。
【図15】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トの樹脂製ホルダの正面図である。
【図16】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トの樹脂製ホルダの側面図である。
【図17】本発明の第2実施例のラジエータロアサポー
トの樹脂製ホルダの平面図である。
【図18】本発明の第3実施例のラジエータロアサポー
トの断面図である。
【図19】本発明の第3実施例のラジエータロアサポー
トの平面図である。
【図20】図19のA−A線に沿う断面図である。
【図21】従来のラジエータロアサポートの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ラジエータロアサポート 2 ラジエータ 3 ボデー側ブラケット 4 ボデー側ブラケットの円筒部 5 ピン 10 ゴム製クッション 11 小径円筒部 12 第1のフランジ部 13 第2のフランジ部 14 大径円筒部 20 樹脂製ホルダ 21 円筒部 22 ガイド部 40 外れ防止手段 41 突起 42 溝 43 突起 44 穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム製クッションと樹脂製ホルダとから
    なり、 前記ゴム製クッションは、有底の小径円筒部と、小径円
    筒部の外周から半径方向外方に延びる第1のフランジ部
    と、第1のフランジ部の外周からさらに半径方向外方に
    延びる第2のフランジ部と、第2のフランジ部の内周部
    から下方に延びる大径円筒部と、を有しており、 前記樹脂製ホルダは前記ゴム製クッションの大径円筒部
    の内径とほぼ等しい外径をもつ円筒部を有しており、 前記樹脂製ホルダの円筒部が前記ゴム製クッションの大
    径円筒部の内側に嵌め込まれることにより前記樹脂製ホ
    ルダが前記ゴム製クッションに組付けられている、ラジ
    エータロアサポート。
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