JP2000036823A - データi/o装置 - Google Patents

データi/o装置

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JP2000036823A
JP2000036823A JP20454398A JP20454398A JP2000036823A JP 2000036823 A JP2000036823 A JP 2000036823A JP 20454398 A JP20454398 A JP 20454398A JP 20454398 A JP20454398 A JP 20454398A JP 2000036823 A JP2000036823 A JP 2000036823A
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data
sub
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JP20454398A
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Tamotsu Fujii
保 藤井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信データ量を減少させるとともに、データ
I/O装置内の各サブ装置の動作ミスを防ぐことがで
き、処理及び応答速度を向上させることが可能なデータ
I/O装置を提供する。 【解決手段】 データΙ/O装置100は、メイン制御
部101、通信制御部102、通信部103(通信部
1)、通信部104(通信部2)、サブ装置制御部10
5、サブ装置106〜109(サブ装置1〜n)を備
え、コマンドデータは、サブ装置を実行する実行データ
に、複数のサブ装置1〜nの種別を指定するサブ装置種
別を付加したデータ構造であり、サブ装置種別指定によ
り、1つのコマンドでΙ/O装置100内の該当するサ
ブ装置全てに対しコマンドによる指示を行うように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データI/O装置
に係り、特に、電子マネーシステムを構成する電子マネ
ー金庫に用いられるデータI/O装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニック・コマース(Electron
ic Commerce:電子商取引)では、現金通貨が有する決済
機能(買手から売手へ経済価値を移転する機能)を、電
子マネーという電子的な通貨情報(以下、電子マネー情
報という。)で代替している。
【0003】一般に、電子マネーを決済手段として機能
させるためには、銀行等の金融機関を介在させないで、
電子マネーを流通させるICカード型の電子マネーシス
テム、あるいは銀行による決済を取引に介在させ、電子
マネー情報をオンラインで決済するネットワーク型の電
子マネーシステムのいずれかが構築されていなければな
らない。前者の電子マネーシステムでは、ICカードに
ディジタルデータとして電子マネー情報を記録して、そ
れを通貨情報として書き換えていくことができる。この
電子マネーシステムで使用されるマネーカードは、通信
機能、携帯機能、計算機能、及び管理機能等、種々の機
能を有する。この結果、現金通貨に比較すると、電子マ
ネー情報を記録したICカードは、その情報をネットワ
ークを介して遠隔地に瞬時に送れる、電子財布に入れて
おけば、かさばらずに携帯できる、売上の計算が簡単に
できる、いつ、いくら使ったか等の記録がとれる等のメ
リットがある。
【0004】今日、実験的に運用されているICカード
型の電子マネーカードシステムは、データの偽造や改竄
等の脅威から、個別の金融機関の決済機構と連動されて
いる。したがって、金融機関と利用者との間の資金の移
動や、利用者相互間における資金の移動のためにICカ
ード(電子マネーカード)を発行し、また、電子マネー
カードへの電子マネーの出金、電子マネーカードから電
子マネーの入金、各口座間での振替処理等を管理するた
めに、マネー管理センタが必要とされている。また、後
者のネットワーク型の例としては、銀行間等のネットワ
ークによる電子決済があり、セキュリティを確保するた
めに専用回線を介して運用されている。
【0005】電子マネー管理サーバは、上述した電子マ
ネーカードシステムを具体化したものであり、電子マネ
ーの送信(出金)及び受信(入金)、店舗取引情報の受
信(回収)、ICカード残高管理、障害履歴管理等の機
能を持つ。このうち電子金庫サブシステムは、電子マネ
ー金庫の管理を行い、金庫内のICカードの状態管理、
アクセス制御(要求金額、ICカード内の残高等に応じ
た適切なICカードの高速な選択)を行う。
【0006】電子マネー金庫は、電子マネーを集中的に
発行・管理するために多数のICカードに分散して電子
マネーを保管するためのものである。
【0007】ところで、一般にデータΙ/O装置(以
下、Ι/O装置という)は、通信相手(以下、サーバと
いう)から命令データ(以下、コマンドという)を受け
取ると、Ι/O装置内に実装されたサブ装置に対し受け
取ったコマンドを実行しサブ装置からの実行結果を応答
データ(以下、レスポンスという)としてサーバに伝え
る。また、Ι/O装置はコマンドを受信した時には受信
確認(以下、ΑCΚという)を返す。Ι/O装置内には
複数のサブ装置があり、これらを同時に動作させるには
サーバは多くのコマンドをΙ/O装置に通信する必要が
あり、そのため通信経路が非常に混雑し通信経路上での
通信データの衝突が発生する。
【0008】図29はΙ/O装置とサーバ間のシーケン
スを示す図であり、Ι/O装置として電子マネー金庫に
適用したものである。この場合、電子マネー金庫(Ι/
O装置)に実装されるサブ装置としては、電子マネー金
庫に装着可能なICカードがある。
【0009】図29に示すように、Ι/O装置とサーバ
は、Ι/O装置内の複数のサブ装置を動作させるため
に、多くのコマンド送出とそのレスポンスを応答する必
要がある。
【0010】そのため、サーバやΙ/O装置は通信に多
くの制御を要することになり、結果としてデータ処理が
遅くなってしまう。
【0011】これに対応するため、コマンドをまとめて
送信する方法が採られる。
【0012】図30はコマンドをまとめて送信するシー
ケンスを示す図である。
【0013】図30において、サーバ側で複数のコマン
ドを組(以下、コマンド組という)にしてデータ送信
し、電子マネー金庫(Ι/O装置)側でコマンド組を各
コマンドに分割してサブ装置に対し実行し、各サブ装置
からのレスポンスを待ちそれを組(以下、レスポンス組
という)にして送信している。
【0014】また、LANのように専用の通信経路を使
用しない場合には、通信経路を2重化して使用中の通信
経路が混雑して通信データの衝突が発生した場合などに
通信経路を切り替えて他方の通信経路を使用する方法が
用いられている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータI/O装置にあっては、以下のような
問題点(1)〜(5)があった。
【0016】(1)Ι/O装置内は通常同じ種類のサブ装
置があり、Ι/O装置の初期動作時や終了処理時には、
サーバからのコマンド組内に異なったサブ装置宛ての同
じコマンドが複数存在する場合がある。図31はこのよ
うな複数のサブ装置への同一コマンド例を示す図であ
る。
【0017】通信経路上のデータ通信はΙ/O装置の処
理と比較して遅いので、Ι/O装置がデータ受信に多く
の処理を行うことになり、Ι/O装置のデータ処理の効
率の低下が発生する。
【0018】(2)2重化した通信経路の切り替え時にコ
マンドやレスポンスの2重(重複)受信が発生する場合
がある。図32はこのような同一コマンドの重複受信シ
ーケンス例を示す図である。図32に示すように、サー
バからのコマンド組1を受信した時には、電子マネー金
庫(Ι/O装置)はΑCΚを送信するが、通信経路に故
障があるとサーバには届かない。サーバでは、コマンド
を送出後一定時間経過してもACKがないときはタイム
アウトとし、通信経路を切り替えてコマンドを再送出す
る。
【0019】この時、Ι/O装置がサブ装置に同じコマ
ンドを2回実行することによりサブ装置がサーバの予期
していない動作をし、障害の原因になる。
【0020】(3)サーバはΙ/O装置内の各サブ装置を
並列して動作させるためにコマンドを次々に送信する。
Ι/O装置が受信できるコマンドの数にはメモリ上の制
限があるため、メモリが不足し受信できない状態になる
と、受信したコマンドを廃棄することになり、Ι/O装
置(サブ装置)がサーバの予期していない動作をする。
【0021】図33はこのようなメモリ不足による受信
不可シーケンス例を示す図である。図33に示すよう
に、サーバは、コマンド組1,2,…,n+1を次々に
送信し、Ι/O装置はこれらのコマンドを格納するが、
Ι/O装置が受信できるコマンドの数にはメモリ上の制
限があるため、例えばコマンド組n+1受信時において
メモリ不足から受信できない状態になると、受信したコ
マンド組n+1を廃棄する。これにより、Ι/O装置
(サブ装置)がサーバの予期していない動作をする可能
性がある。
【0022】(4)Ι/O装置がコマンド組内の全てのコ
マンドのレスポンスを同一のレスポンス組で返そうとす
ると、処理時間のかかるコマンドまたはサブ装置があっ
た場合、短時間で処理の終わったコマンドのレスポンス
が、遅いコマンドのレスポンスを待つことになりレスポ
ンスの送信が遅くなる。
【0023】図34はこのような全コマンドの実行を待
つレスポンス送信シーケンス例を示す図である。図34
に示すように、サーバがコマンド組としてコマンド1,
2,3を送信し、Ι/O装置がサブ装置にコマンド1,
2,3を順次実行させる場合、処理時間のかかるコマン
ド3またはサブ装置があると、処理の終わったコマンド
1,2のレスポンスが、遅いコマンド3のレスポンスを
待つことになりレスポンスの送信が遅くなる。
【0024】(5)上述したようにコマンドを組にして通
信しても1つのコマンド組内には特定のサブ装置に対し
ては1つのコマンドしか送れず、より速度の向上が要求
される。そのため、1つのコマンド組内に特定のサブ装
置に対する複数個のコマンドを送ることを実行する。例
として、後述する図22に示す同一サブ装置へのコマン
ド組を考える。図22はコマンド1とコマンド2をある
特定のサブ装置(アドレスΑ)に送ることを想定してい
る。この場合のサブ装置の動作としては、コマンド−1
を実行しコマンド−2を実行する。このときコマンド−
1が正常終了した場合は、サブ装置はコマンド−2を実
行しても問題が発生しないが、コマンド−1の異常終了
した場合、コマンド−2を実行すると、サブ装置が異常
な状態になる可能性があり装置として問題が発生する。
【0025】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたもので、通信データ量を減少させるととも
に、データI/O装置内の各サブ装置の動作ミスを防ぐ
ことができ、処理及び応答速度を向上させることが可能
なデータI/O装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータI/
O装置は、コマンドを受けるとレスポンスを返すサブ装
置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置にお
いて、コマンドデータは、サブ装置を実行する実行デー
タに、複数のサブ装置の種別を指定するサブ装置種別を
付加したデータ構造であり、サブ装置種別指定により、
1つのコマンドでΙ/O装置内の該当するサブ装置全て
に対しコマンドによる指示を行う手段を備えたことを特
徴とする。
【0027】本発明に係るデータI/O装置は、コマン
ドを受けるとレスポンスを返すサブ装置が、装置内に複
数個実装可能なデータΙ/O装置において、少なくとも
2重化した通信経路に対応し、該通信経路を通してデー
タを送受信する制御手段を備え、送受信データに通信し
た順番を示すシーケンシャル番号を付与し、受信時に
は、受信データに付与されたシーケンシャル番号を判別
してデータの重複受信を防止する手段を備えたことを特
徴とする。
【0028】本発明に係るデータI/O装置は、コマン
ドを受けるとレスポンスを返すサブ装置が、装置内に複
数個実装可能なデータΙ/O装置において、通信経路を
通してサーバに接続され、サーバからコマンドを受け取
ると、装置内に実装されたサブ装置に対し受け取ったコ
マンドを実行し、該サブ装置からの実行結果をレスポン
スとしてサーバに送信する制御手段を備え、制御手段
は、レスポンス送信時に受信バッファの状態をサーバに
通知することを特徴とする。
【0029】本発明に係るデータI/O装置は、コマン
ドを受けるとレスポンスを返すサブ装置が、装置内に複
数個実装可能なデータΙ/O装置において、通信経路を
通してサーバに接続され、サーバからコマンドを受け取
ると、装置内に実装されたサブ装置に対し受け取ったコ
マンドを実行し、該サブ装置からの実行結果をレスポン
スとしてサーバに送信する制御手段を備え、制御手段
は、レスポンス送信を行う条件として、レスポンスデー
タ量及び時間の監視を行うことを特徴とする。
【0030】本発明に係るデータI/O装置は、コマン
ドを受けるとレスポンスを返すサブ装置が、装置内に複
数個実装可能なデータΙ/O装置において、通信経路を
通してサーバに接続され、サーバからコマンドを受け取
ると、装置内に実装されたサブ装置に対し受け取ったコ
マンドを実行し、該サブ装置からの実行結果をレスポン
スとしてサーバに送信する制御手段を備え、制御手段
は、サーバからコマンドとそのコマンド実行結果の予想
レスポンスを複数組受け、該予想レスポンスとコマンド
実行後のレスポンスとを比較し、比較結果に基づいて次
のコマンドの実行の可否を決定することを特徴とする。
【0031】本発明に係るデータI/O装置は、サブ装
置のレスポンスのフラグに付与ルールを設け、全種類の
サブ装置のレスポンスフラグを一定のルールに従って付
与し、制御手段は、レスポンスフラグに基づいて次のコ
マンドの実行の可否を決定するものであってもよい。
【0032】本発明に係るデータI/O装置は、サブ装
置が、データI/O装置に装着可能なICカードであっ
てもよく、また、データI/O装置は、電子マネーを保
管する電子マネー金庫であってもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータI/O装置
は、電子マネーシステムに用いられる電子マネー金庫サ
ブシステムに適用することができる。
【0034】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係るデータI/O装置
の構成を示すブロック図であり、図2はサーバとの接続
例を示す図である。
【0035】図1において、100は電子マネー金庫に
用いるデータI/O装置であり、データI/O装置10
0は、メイン制御部101、通信制御部102、通信部
103(通信部1)、通信部104(通信部2)、サブ
装置制御部105、サブ装置106,107,108,
109(サブ装置1〜n)から構成される。また、通信
部1は通信経路110(通信経路1)に接続され、通信
部2は通信経路111(通信経路2)に接続されてい
る。
【0036】また、図2において、データI/O装置1
00は、通信経路110(通信経路1)及び通信経路1
11(通信経路2)を通してサーバ200に接続され
る。ここで、通信経路1及び通信経路2には、LAN接
続の場合には他の装置が複数台接続されている。
【0037】サブ装置106〜109(サブ装置1〜
n)は、コマンドを受けるとレスポンスを返す装置であ
り、Ι/O装置100内に複数個実装される。データΙ
/O装置100(電子マネー金庫)に実装されるサブ装
置1〜nは、例えば電子マネー金庫に装着可能なICカ
ードである。
【0038】サブ装置制御部105は、メイン制御部1
01からコマンドを受けサブ装置1〜nに渡し、サブ装
置1〜nからのレスポンスを待ってレスポンスをメイン
制御部101に渡す。
【0039】メイン制御部101は、通信制御部102
からコマンド組を受け、コマンドに分割してサブ装置制
御部105に渡す。また、サブ装置制御部105からレ
スポンスを受け、レスポンス組にし通信制御部102に
渡す。
【0040】通信制御部102は、動作中の通信部1ま
たは通信部2から受信データを受け重複受信のチェック
と通信用付加情報(以下、通信へッダという)の取り外
しを行ってコマンド組にして、メイン制御部101に渡
す。また、メイン制御部101からレスポンス組を受
け、通信へッダを付けて送信データにして動作中の通信
部1または通信部2に渡すとともに、通信部1または通
信部2からの送信の結果を待ち、通信部から送信が失敗
したことが通知されると、動作中の通信部を切り替えて
送信を行う。ここで動作中の通信部とは、送信または受
信を最後に行った側をいい、他方は待機となる。
【0041】通信部103(通信部1)及び通信部10
4(通信部2)は、複数の、例えば2つの通信経路1,
2に対応して設けられ、通信経路1,2を通してサーバ
200からの自分宛ての通信データを受信すると、通信
制御部102に受信データを渡し、通信経路が未使用状
態なことを確認しΑCΚをサーバ200に送信する。ま
た、通信制御部102から送信データを受け、通信経路
が未使用状態なことを確認しデータをサーバ200に送
信し、サーバ200からのΑCΚを待ち、ΑCΚを受信
すると通信制御部102に送信の成功を伝え、一定時間
待ってΑCΚが来ない場合は失敗を伝える。
【0042】通信部1,2の切り替えは、送信時に能動
的に行う場合と、受信時にサーバ200によって行われ
る場合がある。送信時の場合は上記の通りである。受信
時の場合は待機中の通信部がコマンド組を受信し、通信
制御部102に渡すると(通信制御部102が待機中の
通信部からコマンド組を受けたら)、サーバ200から
の通信経路の切り替えと判断し待機中の通信部を動作中
に、動作中の通信部を待機中に切り替える。この時、動
作中の通信部に送信中(送信待ち)のデータがあった場
合、送信処理をキャンセルし、待機中から動作中に切り
替わった通信部で送信処理を行う。
【0043】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置100の動作を説明する。
【0044】図3はデータI/O装置100の基本動作
を示すフローチャートであり、図中、STはフローの各
ステップである。
【0045】ステップST1に示される状態Aは、Ι/
O装置100がコマンドを何も受けていない時であるデ
ータ受信待ち状態である。
【0046】まず、ステップST2で通信部103,1
04が通信経路110,111からデータを受信する
と、コマンド組受信になる。コマンド組受信においてデ
ータの宛先が自身宛てで送信元が自身のサーバである場
合は、ステップST3でΑCΚを送信し、受信データを
通信制御部102に渡す。
【0047】次いで、ステップST4で通信制御部10
2は受け取った受信データが重複受信か否かをへッダを
見て判定し、重複受信であると判定した場合にはデータ
を廃棄してステップST1に戻りデータ受信待ちAにな
る。
【0048】重複受信でない場合には、ステップST5
でへッダ部分を外し、受信データをコマンド組にしてメ
イン制御部101に渡す。
【0049】次いで、ステップST6でメイン制御部1
01はコマンド組をコマンドに分解するとともに、各コ
マンドの宛先のサブ装置が実行可能状態か否かを判別し
て、実行可能状態にあるサブ装置に対するコマンドをサ
ブ装置制御部105に渡す。
【0050】次いで、ステップST7でサブ装置制御部
105は受けたコマンドをサブ装置に対して実行する。
【0051】次いで、ステップST8でサブ装置制御部
105はサブ装置からレスポンスを受信すると、メイン
制御部101に渡す。メイン制御部101では、受けた
レスポンスを複数個まとめて適当な大きさのレスポンス
組にして、通信制御部102に渡す(ステップST
9)。
【0052】次いで、ステップST10で通信制御部1
02はレスポンス組に動作中の通信部用のへッダと、デ
ータΙ/O装置100が受信可能かどうかを示す受信バ
ッファの状態情報とを付加して送信データとして動作中
の通信部に渡す。
【0053】次いで、ステップST11で送信データを
受けた通信部は通信経路を監視し、通信経路の監視によ
り通信経路が空いていることを確認すると、ステップS
T12でレスポンス組としてデータの送信を行う。
【0054】次いで、ステップST13で通信部はデー
タ送信後、サーバ200からのΑCΚを待つ。ΑCΚを
受信すると、送信が終了したことを通信制御部102に
通知し、ステップST15で通信制御部102はレスポ
ンス組のデータを廃棄などの送信終了処理を行って上記
ステップST1のデータ受信待ち状態Aになる。
【0055】一方、上記ステップST13で通信部は一
定時間経過後もΑCΚが受信できない(ACK待ちタイ
ムアウト)場合は、送信が失敗したと判断し、失敗した
ことを通信制御部102に伝える。
【0056】ステップST14では、通信制御部102
は送信失敗を受けると、通信部の切り替えを行い、上記
ステップST10に戻ってへッダを待機中の通信部用に
付け直して送信を行う。
【0057】本実施形態に係るΙ/O装置100では、
上記動作がメイン制御部101でコマンド/レスポンス
データをバッファリングし並列に動作している。
【0058】次に、コマンドの合成/分解方法について
説明する。
【0059】図4はコマンドデータの構造を示す図であ
る。図4に示すように、本実施形態で用いるコマンドデ
ータは、Ι/O装置100内のサブ装置を特定するため
のサブ装置アドレスと、サブ装置を実行する実行データ
とからなる。
【0060】サーバで行うコマンド組の作成方法は(コ
マンドの合成方法)は、前記図4に示すコマンドを複数
個ならべて図5に示すようなコマンド組にする。
【0061】Ι/O装置100は、受信したコマンド組
をコマンドに分解しコマンドで指定されたサブ装置にデ
ータを実行する。
【0062】ここで、Ι/O装置100内には同一種の
サブ装置が複数個実装され、Ι/O装置100の動作初
期時や動作終了時には1つのコマンド組内に同一のコマ
ンドが複数個存在することがある。この場合、コマンド
のアドレス部を、図6に示すようにサブ装置の種類で指
定するようにし、1つのコマンドでΙ/O装置内の同一
のサブ装置全てに対しコマンドを送れるようにする。
【0063】図6はサブ装置種別指定のコマンドデータ
の構造を示す図であり、本実施形態に係るΙ/O装置1
00の特徴部分である。
【0064】すなわち、図6に示すように、本実施形態
で用いるコマンドデータは、サブ装置を実行する実行デ
ータに、Ι/O装置100内の複数のサブ装置の種別を
指定するためのサブ装置種別情報(以下、サブ装置種別
という)が付加されたデータ構造であり、Ι/O装置1
00内の複数のサブ装置に対しての指示が可能となって
いる。例えば、サブ装置種別には、全てのサブ装置、グ
ループ別のサブ装置、個々のサブ装置等の種別がある。
いま、I/O装置100(電子マネー金庫)に実装され
るサブ装置1〜nがICカードであるとすると、サブ装
置種別に「全てのサブ装置」と指定されていれば全ての
ICカードが、また、サブ装置種別に「特定グループの
サブ装置」と指定されていれば特定グループのICカー
ドが、さらにサブ装置種別に「個々のサブ装置」と指定
されていれば該当する個々のICカードが指示される。
【0065】これにより、Ι/O装置100内に同一種
のサブ装置が複数個実装され、Ι/O装置100の動作
初期時や動作終了時には1つのコマンド組内に同一のコ
マンドが複数個存在する場合には、サブ装置種別を指定
し、1つのコマンドで該当するサブ装置全てに対しコマ
ンドを送るようにする。
【0066】上記サブ装置種別指定のコマンドデータを
基に、Ι/O装置100のメイン制御部101では以下
のような動作を行う。
【0067】メイン制御部101は、コマンドのアドレ
ス部のサブ装置種別を判別して、後述する図7の処理フ
ローに示すようにΙ/O装置100内の指定された種別
のサブ装置全てにコマンドを繰り返して実行し、サブ装
置からのレスポンスをそれぞれ処理する。
【0068】図7はメイン制御部101のコマンドの動
作を示すフローチャートであり、サブ装置種別指定時の
コマンドの処理フローを示す。
【0069】まず、ステップST21でコマンド組(図
5参照)を分解し、ステップST22で分解したコマン
ドデータのアドレス部がサブ装置種別であるか否かを判
別する。アドレス部がサブ装置種別であるときはステッ
プST23のループ始端に進み、該当する種別のサブ装
置に対しコマンドを実行して、該当する種別の全てのサ
ブ装置に対しコマンド実行・処理を終えるとループ終端
を抜けて本フローを終了する。すなわち、ステップST
23で同一種のサブ装置分のループ処理に入り、ステッ
プST24でコマンド(例えば、Ι/O装置100の動
作初期時や動作終了時に実行されるイニシャライズ処理
や終了処理)を実行する。
【0070】次いで、ステップST25でコマンドの実
行結果をサーバ200に知らせるレスポンス送信処理を
行って1サブ装置分の処理を終え、同様の処理を、同一
種のサブ装置がなくなるまで繰り返し行う。
【0071】一方、上記ステップST22でアドレス部
がサブ装置種別でないときはステップST26でサブ装
置種別がないサブ装置のコマンドを実行し、次いで、ス
テップST27でそのコマンドに対するレスポンス送信
処理を行って本フローを終了する。
【0072】このように、メイン制御部101はコマン
ドのアドレス部がサブ装置種別であると、上記ステップ
ST23〜ステップST25で述べたようにΙ/O装置
100内の指定された種別のサブ装置全てに(例えば、
指定された種別が特定グループのサブ装置の場合はその
グループ全てのサブ装置に)コマンドを繰り返して実行
し、各サブ装置からのレスポンスをそれぞれ処理する。
【0073】以上説明したように、第1の実施形態に係
るデータΙ/O装置100は、メイン制御部101、通
信制御部102、通信部103(通信部1)、通信部1
04(通信部2)、サブ装置制御部105、サブ装置1
06〜109(サブ装置1〜n)を備え、コマンドデー
タは、サブ装置を実行する実行データに、複数のサブ装
置1〜nの種別を指定するサブ装置種別を付加したデー
タ構造であり、サブ装置種別指定により、1つのコマン
ドでΙ/O装置100内の該当するサブ装置全てに対し
コマンドによる指示を行うように構成したので、Ι/O
装置100内の同じ種類のサブ装置宛ての同一のコマン
ドを一つにまとめることにより、命令データ量を削減す
ることができ、Ι/O装置の処理速度を向上させること
ができる。
【0074】第2の実施形態 図8は本発明の第2の実施形態に係るデータI/O装置
の構成を示すブロック図であり、シーケンシャル番号を
付加した時の通信制御部の構成を示す。なお、本実施形
態の説明にあたり前記図1に示すデータI/O装置と同
一構成部分には同一符号を付している。
【0075】図8において、300はデータI/O装置
の通信制御部であり、通信制御部300は、メイン制御
部101と通信部103,104(通信部1または通信
部2)に接続されている。
【0076】通信制御部300は、コマンド受信時のシ
ーケンシャル番号をチェックするシーケンシャル番号チ
ェック機能部310と、レスポンス送信時のシーケンシ
ャル番号を付加するシーケンシャル番号付加機能部32
0とを備えている。
【0077】通信制御部300は、動作中の通信部1ま
たは通信部2からシーケンシャル番号チェック後に、受
信データを受け重複受信のチェックと通信へッダの取り
外しを行ってコマンド組にして、メイン制御部101に
渡す。また、メイン制御部101からレスポンス組を受
け、通信へッダを付けて送信データにし、シーケンシャ
ル番号付加後に、動作中の通信部1または通信部2に渡
すとともに、通信部1または通信部2からの送信の結果
を待ち、通信部から送信が失敗したことが通知される
と、動作中の通信部を切り替えて送信を行う。
【0078】図9及び図10は送信データの構造を説明
するための図であり、図9は本実施形態に係るシーケン
シャル番号を付与したデータ構造を、図10は従来のデ
ータ構造を示す。
【0079】本実施形態では、通信経路の切り替え時の
データの重複受信を防ぐために、従来の送信データ(図
10)に、図9に示すようなシーケンシャル番号を付加
する。そして、Ι/O装置の通信制御部300は、シー
ケンシャル番号チェック機能部310と、シーケンシャ
ル番号付加機能部320とを備え、コマンド受信時のシ
ーケンシャル番号のチェック機能と、レスポンス送信時
のシーケンシャル番号の付加機能を通常の受信処理及び
送信処理に付加して処理する。
【0080】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置の動作を説明する。全体的な動作は前記第1の実
施形態と同様であるため省略し、特徴部分である重複受
信の判定方法について詳細に説明する。
【0081】図11は一般的なデータの重複受信のシー
ケンスを示す図であり、例として2重化した通信経路上
で発生する通信データの重複受信のシーケンスを示す。
図中、401〜414は動作を説明するための符号であ
る。
【0082】図11において、データ送信側(401)
はデータを送信し(403)、受信側からのΑCKを待
つ。データ受信側(402)はデータを正常に受信し
(404)、ΑCΚを送信(405)するとともに、デ
ータ受信処理を行う(413)。
【0083】ここで、通信経路上に障害が発生した場合
には、この通信経路上の障害によりデータ送信側にΑC
Κが伝わらずACK送信失敗となる(406)。データ
送信側は一定時間経過後もΑCΚが来ないので送信に失
敗したと判断し(407)、通信経路を待機中に切り替
え(408)、データを再送信する(409)。
【0084】データ受信側は切り替わった通信経路から
データを受信し(410)、ΑCΚを送信(411)す
るとともに、データ受信処理を行う(414)。この
時、410で受信したデータが404で受信したデータ
と同一であるかどうかはわからない。データ送信側はΑ
CΚを受信する(412)ことによりデータ送信が完了
したと判断する。
【0085】上述した一般的なデータの重複受信のシー
ケンスでは、重複受信したデータが同一であるかどうか
がわからない。
【0086】そこで、本I/O装置では、図9に示すよ
うに各通信データにシーケンシャルな番号を付与し、以
下のようなシーケンシャル番号を使用したデータ重複受
信シーケンスを実行する。
【0087】図12はシーケンシャル番号を使用したデ
ータの重複受信のシーケンスを示す図であり、前記図1
1に対応するものである。図中、前記図11に同一動作
には同一符号401〜414を付し、異なる動作には符
号501,502を付している。
【0088】まず、本I/O装置では、図9に示すよう
に各通信データにシーケンシャルな番号が付与されてい
る。送信側は、この番号を0から使用し、データ送信後
のΑCΚを受信するとインクリメントする。また、デー
タ送信後ΑCΚを一定時間受信しない場合は、通信経路
を切り替えて同じ番号で送信する(407〜409)。
データ受信側(本実施形態では、通信制御部300)
は、データ受信をした時に自身が受信した最終のデータ
番号と同じである場合には受信データを廃棄し、受信し
たデータの番号が自身が受信した最終のデータ番号と違
う場合にはデータを次の制御(本実施形態では、メイン
制御部101)に渡す。
【0089】上述したデータ重複受信シーケンスを図1
3及び図14のフローを参照してさらに詳細に説明す
る。
【0090】図13はシーケンシャル番号を使用したデ
ータ重複受信シーケンスの送信フローを示すフローチャ
ートであり、図14はその受信フローを示すフローチャ
ートである。
【0091】図13において、送信フローがスタートす
ると、ステップST31でシーケンシャル番号を初期化
し、ステップST32でデータ送信準備を行ってステッ
プST33でデータを送信する。
【0092】次いで、ステップST34で受信側からの
ΑCKを待ち、受信側からのΑCKを受信するとステッ
プST35でシーケンシャル番号のインクリメントを行
ってステップST32に戻り次のデータ送信準備を行
う。
【0093】上記ステップST34でデータ送信後に一
定時間経過してもΑCΚが来ないときは、前記図12の
406,407に示すように通信経路上に障害が発生し
た場合のようにACK送信失敗と判断して、ステップS
T36で通信経路を待機中に切り替えてステップST3
3に戻りデータを再送信する(前記図12の409参
照)。
【0094】また、図14の受信側のフローにおいて、
ステップST41に示される状態Aは、Ι/O装置がコ
マンドを何も受けていない時であるデータ受信待ち状態
である。
【0095】まず、ステップST42で通信部103,
104が通信経路110,111からデータを受信する
と、ステップST43でデータ送信側にΑCΚを送信
し、ステップST44でデータ受信処理を行うに先立っ
てシーケンシャル番号のチェックを行う(前記図12の
501参照)。
【0096】シーケンシャル番号のチェックによりデー
タ受信をした時に自身が受信した最終のデータ番号と同
じである場合には、既に受信済みであると判断してステ
ップST45で受信データを廃棄してステップST41
のデータ受信待ち状態Aに戻る(前記図12の502参
照)。
【0097】一方、上記ステップST44で受信したデ
ータの番号が自身が受信した最終のデータ番号と違う場
合には、未受信データであると判断してデータをメイン
制御部101に渡して受信フローを終える。メイン制御
部101は受信データを基に次の制御を行う。
【0098】以上説明したように、第2の実施形態に係
るΙ/O装置は、2重化された通信経路110(通信経
路1)及び通信経路111(通信経路2)を通してサー
バ200に接続されており、データI/O装置の通信制
御部300は、メイン制御部101と通信部103,1
04(通信部1または通信部2)に接続されるととも
に、コマンド受信時のシーケンシャル番号をチェックす
るシーケンシャル番号チェック機能部310と、レスポ
ンス送信時のシーケンシャル番号を付加するシーケンシ
ャル番号付加機能部320とを備え、送受信データに通
信した順番を示すシーケンシャル番号を付与し、受信時
には、受信データに付与されたシーケンシャル番号を判
別してデータの重複受信を処理するようにしたので、通
信経路の切り替えに伴うデータの重複受信がなくなるこ
とにより、サーバ200とΙ/O装置間で処理順序の相
違がなくなり、Ι/O装置内の各サブ装置の動作ミスを
なくすことができる。
【0099】第3の実施形態 図15は本発明の第3の実施形態に係るデータI/O装
置の構成を示すブロック図であり、バッファチェック機
能を付加した時の通信制御部の構成を示す。なお、本実
施形態の説明にあたり前記図1に示すデータI/O装置
と同一構成部分には同一符号を付している。
【0100】図15において、600はデータI/O装
置の通信制御部であり、通信制御部600は、メイン制
御部101と通信部103,104(通信部1または通
信部2)に接続されている。
【0101】通信制御部600は、第1の実施形態の通
信制御部102(図1)の機能に加え、送信処理側にレ
スポンス送信時のバッファチェック機能部610を備え
て構成される。
【0102】バッファチェック機能部610は、Ι/O
装置が受信できない状態になることを防ぐために、レス
ポンスデータにΙ/O装置が受信可能かどうかの情報を
付加する機能である。
【0103】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置の動作を説明する。全体的な動作は前記第1の実
施形態と同様であるため省略し、特徴部分である受信バ
ッファの状態情報について説明する。
【0104】上記各実施形態で述べたように、サーバ2
00がコマンド組を次々に送信するため、Ι/O装置は
メモリ不足により受信できない可能性がある。
【0105】そこで、本実施形態では、通信制御部60
0にバッファチェック機能部610を設け、Ι/O装置
からサーバ200に送信するデータ中にΙ/O装置がデ
ータの受信が可能かどうかの情報を付加して、サーバ2
00に受信可能かどうかを伝達する。この場合の送信処
理のフローは、前記図7に示すサブ装置種別指定時のコ
マンドの処理フローと同様であるが、サーバ200に送
信するデータ中にΙ/O装置がデータの受信が可能かど
うかの情報が付加されている。
【0106】サーバ200はデータ送信する前に必ず、
直前に受信したレスポンスからΙ/O装置が受信可能か
どうかをチェックして送信可能かを判断し、可能な場合
は送信する。送信不可の場合は、レスポンスが送信可能
になるのを待ってから送信する。
【0107】以上説明したように、第3の実施形態に係
るΙ/O装置は、通信制御部600が、送信処理側にレ
スポンス送信時のバッファチェック機能部610を備
え、レスポンス送信時に受信バッファの状態をサーバ2
00に通知するように構成したので、Ι/O装置の受信
バッファ情報をサーバ200に伝えることにより、サー
バ200がΙ/O装置の状態を確認することができ、Ι
/O装置側がデータを受信できない時の送信がなくな
り、サーバ200とΙ/O装置でコマンドの送受信の対
応に相違が生じなくなり、Ι/O装置内の各サブ装置の
動作ミスをなくすことができる。
【0108】第4の実施形態 図16は本発明の第4の実施形態に係るデータI/O装
置の構成を示すブロック図であり、バッファ組み立てを
変更した時のメイン制御部の構成を示す。なお、本実施
形態の説明にあたり前記図1に示すデータI/O装置と
同一構成部分には同一符号を付している。
【0109】図16において、700はデータI/O装
置のメイン制御部であり、メイン制御部700は、サブ
装置制御部105と通信制御部102に接続されてい
る。
【0110】メイン制御部700は、Ι/O装置のレス
ポンスを効率的に行うために、レスポンス組の組立を行
う、第1の実施形態のメイン制御部101(図1)の機
能に加え、レスポンスバッファの状態チェック機能及び
タイマによる監視機能部710を備えて構成される。
【0111】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置の動作を説明する。全体的な動作は前記第1の実
施形態と同様であるため省略し、特徴部分であるレスポ
ンス組の合成方法について詳細に説明する。
【0112】図17及び図18はレスポンス組を説明す
るための図であり、図17はレスポンスデータ構造を、
図18はそのレスポンスデータのレスポンス組を示す。
【0113】サブ装置制御部105は、図17に示すよ
うにサブ装置からのレスポンスにサブ装置のアドレスを
付加してメイン制御部700にデータを渡す。
【0114】メイン制御部700では、サブ装置制御部
105から受けたレスポンスデータを複数個並べ、図1
8に示すようにレスポンス組にして通信制御部102に
渡し、通信制御部102がデータ通信用のへッダを付加
して通信部103,104通してサーバ200にデータ
を通信する。
【0115】メイン制御部700におけるレスポンス処
理をフローを参照して詳細に説明する。
【0116】図19はメイン制御部700のレスポンス
送出処理フローを示すフローチャートである。
【0117】メイン制御部700のレスポンス送出フロ
ーにおいて、ステップST51に示される状態Aは、レ
スポンスデータ待ち状態である。
【0118】まず、ステップST52でサブ装置制御部
105からレスポンスデータを受けると、ステップST
53でデータをレスポンスバッファに保存する。
【0119】次いで、ステップST54でバッファ内の
レスポンスデータが一定量を超えたか否かを判別し、バ
ッファ内のレスポンスデータが一定量を超えたときはス
テップST55でタイマが一定時間を過ぎたか否かを判
別する。
【0120】タイマが一定時間を過ぎているときはステ
ップST56でバッファ内に既に保存したレスポンスデ
ータの他にレスポンスデータがあるか否かをチェック
し、バッファ内に既に該当するレスポンスデータがある
ときはステップST51のレスポンスデータ待ち状態A
に戻る。
【0121】上記ステップST56でバッファ内に既に
保存したレスポンスデータの他にレスポンスデータがな
いときはステップST57でタイマをスタートしてステ
ップST51のレスポンスデータ待ち状態Aに移る。
【0122】上記ステップST54でバッファ内のレス
ポンスデータが一定量を超えていないとき、あるいは上
記ステップST55でタイマが一定時間を過ぎていない
ときは、適当なデータ量のレスポンスデータが確保でき
たと判断してステップST58に移行する。
【0123】ステップST58では、バッファ内に保存
したレスポンスデータのレスポンス組を作成し、ステッ
プST59でバッファをクリアする。次いで、ステップ
ST60で通信制御部102にデータを渡し、ステップ
ST61でタイマをストップしてステップST51のレ
スポンスデータ待ち状態Aに戻る。
【0124】上述したように、メイン制御部700は、
レスポンスデータ待ち状態Aで、サブ装置制御部105
からレスポンスデータを受けとると、データをバッファ
に保存する。バッファ内のレスポンスデータが一定量を
超えているとき、またはタイマが一定時間超えていると
きには、レスポンス組を作成し、バッファのクリアを行
い、データを通信制御部102に渡してタイマをストッ
プする。
【0125】一方、バッファのデータ量が一定量を超え
ており、かつタイマの条件を満たさない時は、バッファ
内に先ほど保存したレスポンスデータの他にレスポンス
データがあるか否かをチェックし、保存したレスポンス
データの他にレスポンスデータがない場合はタイマをス
タートしてΑの状態に移る。レスポンスデータがある場
合には、そのままΑの状態に移る。
【0126】以上説明したように、第4の実施形態に係
るΙ/O装置は、メイン制御部700が、レスポンスバ
ッファの状態チェック機能及びタイマによる監視機能部
710を備え、レスポンス送信を行う条件として、レス
ポンスデータ量及び時間の監視を行うように構成したの
で、レスポンス組の合成方法を、データ量と時間で監視
することにより、効率的なレスポンスの送信を行うこと
ができ、Ι/O装置の応答速度の向上を図ることができ
る。
【0127】第5の実施形態 図20は本発明の第5の実施形態に係るデータI/O装
置の構成を示すブロック図であり、レスポンスチェック
機能を付加したメイン制御部の構成を示す。なお、本実
施形態の説明にあたり前記図1に示すデータI/O装置
と同一構成部分には同一符号を付している。
【0128】図20において、800はデータI/O装
置のメイン制御部であり、メイン制御部800は、サブ
装置制御部105と通信制御部102に接続されてい
る。
【0129】メイン制御部800は、サーバ200で、
Ι/O装置内の特定のサブ装置に1つのコマンド組内
に、複数個のコマンドを入れるために、コマンドデータ
にコマンド実行結果の予想レスポンスを付加する機能部
810と、コマンド実行後のレスポンスとコマンド内の
予想レスポンスを比較し、次のコマンドの実行を行うか
を判断する機能部820を備える。具体的には、コマン
ドデータにコマンド実行結果の予想レスポンスを付加す
る機能としては、コマンド組を分解し、レスポンス格納
してコマンドを送出する。これらの機能は、実際には後
述する図24に示す処理フローにより実行される。
【0130】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置の動作を説明する。全体的な動作は前記第1の実
施形態と同様であるため省略し、特徴部分であるレスポ
ンスチェック機能について詳細に説明する。
【0131】図21〜図23はレスポンスチェック機能
を説明するための図であり、図21はI/O装置の受信
可否状態を付与したレスポンス組を、図22は同一サブ
装置へのコマンド組を、図23は予想レスポンスを付加
したコマンドデータ例を示す。
【0132】図21に示すように、前記図18に示すレ
スポンス組にI/O装置の受信可否状態Aが付加されて
いる。また、同一サブ装置へのコマンド組は、図22に
示すように、特定のサブ装置(アドレスΑ)に複数個
の、例えば2個のコマンドを入れる時には、コマンドデ
ータ、コマンドデータに、後に続くコマンドのコマ
ンド−1、コマンド−2を加える。図22のコマンド組
にさらに予想レスポンスを付加したコマンドデータ例
が、図23である。
【0133】図23に示すように、特定のサブ装置(ア
ドレスΑ)に複数個のコマンドを入れる時(コマンド
、コマンド,…,コマンドn)は、後に続くコマン
ドがある場合(コマンド、コマンド)、そのコマン
ド(コマンド−1、コマンド−2)の実行結果として得
られるであろうレスポンス(レスポンス−1、レスポン
ス−2)を付け加える。
【0134】Ι/O装置側では、メイン制御部800で
コマンド組を分解しコマンドにした時に、特定のアドレ
スに対し複数個のコマンドデータがある場合は、コマン
ドを最初から実行しその結果のレスポンスをコマンドデ
ータ内のレスポンス(レスポンス−1、レスポンス−
2)と比較して一致していたら、次のコマンド(コマン
ド−2,…,コマンド−n)を実行するようにする。
【0135】以下、上述のように構成されたデータI/
O装置のメイン制御部800の動作を説明する。
【0136】図24はコマンドにレスポンスデータを追
加した時のメイン制御部800の動作を示すフローチャ
ートである。
【0137】ステップST71に示される状態Aは、Ι
/O装置がコマンドを何も受けていない時であるコマン
ド待ち状態である。
【0138】まず、ステップST72で通信制御部10
2からコマンド組を受信すると、ステップST73でコ
マンド毎に分解する。
【0139】次いで、ステップST74で同一サブ装置
へ複数個コマンドがあるか否かを判別し、同一サブ装置
へ複数個コマンドがないときは本フローを抜けてレスポ
ンスチェック機能がない従来の処理に移行する。
【0140】上記ステップST74で同一サブ装置へ複
数個コマンドがあるときはステップST75のループ始
端に進み、同一サブ装置に対し該当するコマンドの分だ
けレスポンスチェックを実行して、同一サブ装置の該当
する全てのコマンドに対し処理を終えるとループ終端を
抜けてステップST71のコマンド待ち状態Aに戻る。
【0141】すなわち、ステップST76でコマンドを
サブ装置制御部105に渡し、ステップST77でサブ
装置制御部105からレスポンスを受信する。次いで、
ステップST78でこのレスポンスをレスポンス送信処
理する。このレスポンス送信処理によりコマンドデータ
はバッファに保存される。次いで、ステップST79で
コマンドデータのレスポンスと実行結果のレスポンスと
を比較し、一致したときは上記ループ処理を繰り返し、
サブ装置のコマンド分がなくなるまで繰り返し行う。
【0142】上記ステップST79でコマンドデータの
レスポンスと実行結果のレスポンスとを比較した結果、
不一致のときはレスポンスが一致するまで実行しない方
が全体処理の高速化が図れると判断してレスポンスを実
行せず、ステップST80で未実行のコマンドのレスポ
ンスを作成してステップST71のコマンド待ち状態A
に戻る。
【0143】上述したように、メイン制御部800は、
コマンド組を通信制御部102から受けると、コマンド
毎に分解する。同一サブ装置へ複数個のコマンドがある
場合には、そのサブ装置の処理についてはコマンドの分
だけ以下の処理を繰り返す。すなわち、コマンドをサブ
装置制御部105に渡し、サブ装置制御部105からレ
スポンスを受け、受けたレスポンスをレスポンス送信処
理する。また、コマンドデータのレスポンスと実行結果
のレスポンスとを比較し、一致すると、上記処理を繰り
返す。比較した結果が不一致であるときには未実行のコ
マンドのレスポンスを実行せず、レスポンス送信処理を
行う。
【0144】このように、通信にかかる時間が短縮さ
れ、手順のスループットを向上させることができる。こ
こで、サブ装置のレスポンスのフラグを付加することで
通信データをさらに削減することができる。以下、この
例を図25〜図27を参照して説明する。
【0145】まず、サブ装置のレスポンスとして、図2
5に示すようにデータの前に実行結果が正常終了か異常
終了か示すレスポンスフラグを付加する。このようなレ
スポンスフラグを付加すると、レスポンスフラグは実際
のレスポンスと比較し非常にデータ量が少なくなるた
め、通信データを削減することができる。図26は、前
記図23に示すレスポンスに代え、レスポンスフラグを
付加したコマンドデータ例を示したものである。
【0146】また、レスポンスフラグを付加した場合の
メイン制御部800の動作は図25のフローで示され
る。
【0147】図27はコマンドにレスポンスフラグを付
加した時のメイン制御部800の動作を示すフローチャ
ートであり、前記図2に示すフローと同じ処理を行うス
テップについては同一符号を付して重複部分の説明を省
略する。
【0148】図25において、ステップST78でレス
ポンスの送信処理を行うと、ステップST81でレスポ
ンスフラグを比較し、一致したときは前述したループ処
理を繰り返し、サブ装置のコマンド分がなくなるまで繰
り返し行う。
【0149】また、ステップST81でレスポンスフラ
グを比較した結果、不一致のときはレスポンスを実行せ
ず、ステップST80で未実行のコマンドのレスポンス
を作成してステップST71のコマンド待ち状態Aに戻
る。
【0150】このように、レスポンスフラグの比較(ス
テップST81)により次のコマンドの実行を制御する
ことができる。
【0151】以上説明したように、第5の実施形態に係
るΙ/O装置は、メイン制御部800が、I/O装置内
の特定のサブ装置に1つのコマンド組内に、複数個のコ
マンドを入れるために、コマンドデータにコマンド実行
結果の予想レスポンスを付加する機能部810と、コマ
ンド実行後のレスポンスとコマンド内の予想レスポンス
を比較し、次のコマンドの実行を行うかを判断する機能
部820とを備え、サーバ200からコマンドとそのコ
マンド実行結果の予想レスポンスを複数組受け、予想レ
スポンスとコマンド実行後のレスポンスとを比較し、比
較結果に基づいて次のコマンドの実行の可否を決定する
ように構成したので、サーバ200から一連のコマンド
を一度に通信して、Ι/O装置内で手順を進めることが
可能になるため、通信にかかる時間を短縮することがで
き、手順のスループットを向上させることができる。
【0152】また、図25〜図27で述べたように、サ
ブ装置のレスポンスのフラグを付加するようにすれば、
通信データをさらに削減することができる。
【0153】第6の実施形態 図28は本発明の第6の実施形態に係るデータI/O装
置の構成を示すブロック図であり、レスポンスフラグに
付与ルールを設けたメイン制御部の構成を示す。本実施
形態は、サブ装置のレスポンスのフラグに付与ルールを
設けることにより、第6の実施形態の構成をより簡略化
したものである。
【0154】図28において、900はデータI/O装
置のメイン制御部であり、メイン制御部900は、サブ
装置制御部105と通信制御部102に接続されてい
る。
【0155】本実施形態は、サブ装置のレスポンスのフ
ラグに付与ルールを設け、全種類のサブ装置のレスポン
スフラグを同一のルールによって付与させる。この時の
メイン制御部900は、前記図20のメイン制御部80
0と比べて明らかなように構成が簡素化される。また、
この時のコマンド組は、前記図22と同様である。
【0156】このように、サブ装置のレスポンスフラグ
の内容を全種類のサブ装置間でルール化することによ
り、レスポンスの比較としてレスポンスフラグのチェッ
クで行えるようになる。また、図22に示すようにコマ
ンドからレスポンスフラグ情報を削除できる。
【0157】以上説明したように、第6の実施形態に係
るΙ/O装置は、サブ装置のレスポンスのフラグに付与
ルールを設け、全種類のサブ装置のレスポンスフラグを
同一のルールによって付与し、レスポンスフラグに基づ
いて次のコマンドの実行の可否を決定するように構成し
たので、メイン制御部の構成を簡素化させるとともに、
コマンドに予想レスポンスを付加する必要がなくなり、
通信データ量をより削減することができる。
【0158】したがって、このような優れた特長を有す
るデータI/O装置を、電子マネーシステムに用いられ
る電子マネー金庫サブシステムに適用すれば、システム
の性能を格段に向上させることができる。
【0159】なお、上記各実施形態に係るデータI/O
装置を、上述したような電子マネー金庫に適用すること
もできるが、勿論これには限定されず、コマンドを受け
るとレスポンスを返すサブ装置が、装置内に複数個実装
可能なデータΙ/O装置であれば全ての装置に適用可能
であることは言うまでもない。また、サブ装置として
は、各種ICカードは勿論のこと、特定機能を備えた基
盤(ボード)であってもよい。
【0160】また、上記各実施形態に係るデータI/O
装置では、通信経路110,111を使用した装置間制
御の例を示したが、サーバの種類及び数、接続のインタ
ーフェースはどのようなものであってもよいことは勿論
である。
【0161】さらに、上記データI/O装置、制御部構
成する回路等の種類、接続数、接続形態などは上述の実
施形態に限られないことは言うまでもない。
【0162】
【発明の効果】請求項1に係るデータI/O装置によれ
ば、コマンドデータは、サブ装置を実行する実行データ
に、複数のサブ装置の種別を指定するサブ装置種別を付
加したデータ構造であり、サブ装置種別指定により、1
つのコマンドでΙ/O装置内の該当するサブ装置全てに
対しコマンドによる指示を行う手段を備えて構成したの
で、命令データ量を削減することができ、Ι/O装置の
処理速度を向上させることができる。
【0163】請求項2に係るデータI/O装置によれ
ば、少なくとも2重化した通信経路に対応し、該通信経
路を通してデータを送受信する制御手段を備え、送受信
データに通信した順番を示すシーケンシャル番号を付与
し、受信時には、受信データに付与されたシーケンシャ
ル番号を判別してデータの重複受信を防止する手段を備
えて構成したので、通信経路の切り替えに伴うデータの
重複受信がなくなることにより、サーバとΙ/O装置間
で処理順序の相違がなくなり、Ι/O装置内の各サブ装
置の動作ミスをなくすことができる。
【0164】請求項3に係るデータI/O装置によれ
ば、通信経路を通してサーバに接続され、サーバからコ
マンドを受け取ると、装置内に実装されたサブ装置に対
し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装置からの実行
結果をレスポンスとしてサーバに送信する制御手段を備
え、制御手段は、レスポンス送信時に受信バッファの状
態をサーバに通知するように構成したので、サーバがΙ
/O装置の状態を確認することができ、Ι/O装置側が
データを受信できない時の送信がなくなり、サーバとΙ
/O装置でコマンドの送受信の対応に相違が生じなくな
り、Ι/O装置内の各サブ装置の動作ミスをなくすこと
ができる。
【0165】請求項4に係るデータI/O装置によれ
ば、通信経路を通してサーバに接続され、サーバからコ
マンドを受け取ると、装置内に実装されたサブ装置に対
し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装置からの実行
結果をレスポンスとしてサーバに送信する制御手段を備
え、制御手段は、レスポンス送信を行う条件として、レ
スポンスデータ量及び時間の監視を行うように構成した
ので、効率的なレスポンスの送信を行うことができ、Ι
/O装置の応答速度の向上を図ることができる。
【0166】請求項5に係るデータI/O装置によれ
ば、通信経路を通してサーバに接続され、サーバからコ
マンドを受け取ると、装置内に実装されたサブ装置に対
し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装置からの実行
結果をレスポンスとしてサーバに送信する制御手段を備
え、制御手段は、サーバからコマンドとそのコマンド実
行結果の予想レスポンスを複数組受け、該予想レスポン
スとコマンド実行後のレスポンスとを比較し、比較結果
に基づいて次のコマンドの実行の可否を決定するように
構成したので、サーバから一連のコマンドを一度に通信
して、Ι/O装置内で手順を進めることが可能になり、
通信にかかる時間を短縮することができ、手順のスルー
プットを向上させることができる。
【0167】請求項6に係るデータI/O装置によれ
ば、サブ装置のレスポンスのフラグに付与ルールを設
け、全種類のサブ装置のレスポンスフラグを一定のルー
ルに従って付与し、制御手段は、レスポンスフラグに基
づいて次のコマンドの実行の可否を決定するように構成
したので、構成を簡素化させるとともに、コマンドに予
想レスポンスを付加する必要がなくなり、通信データ量
をより削減することができる。
【0168】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るデータ
I/O装置の構成を示すブロック図である。
【0169】
【図2】上記データI/O装置のサーバとの接続例を示
す図である。
【0170】
【図3】上記データI/O装置の基本動作を示すフロー
チャートである。
【0171】
【図4】上記データI/O装置のコマンドデータの構造
を示す図である。
【0172】
【図5】上記データI/O装置のコマンド組を説明する
ための図である。
【0173】
【図6】上記データI/O装置のサブ装置種別指定のコ
マンドデータの構造を示す図である。
【0174】
【図7】上記データI/O装置のメイン制御部のコマン
ドの動作を示すフローチャートである。
【0175】
【図8】本発明を適用した第2の実施形態に係るデータ
I/O装置の構成を示すブロック図である。
【0176】
【図9】上記データI/O装置のシーケンシャル番号を
付与した送信データの構造を説明するための図である。
【0177】
【図10】従来のデータI/O装置の送信データの構造
を説明するための図である。
【0178】
【図11】上記データI/O装置のデータの重複受信の
シーケンスを示す図である。
【0179】
【図12】上記データI/O装置のシーケンシャル番号
を使用したデータの重複受信のシーケンスを示す図であ
る。
【0180】
【図13】上記データI/O装置のシーケンシャル番号
を使用したデータ重複受信シーケンスの送信フローを示
すフローチャートである。
【0181】
【図14】上記データI/O装置のシーケンシャル番号
を使用したデータ重複受信シーケンスの受信フローを示
すフローチャートである。
【0182】
【図15】本発明を適用した第3の実施形態に係るデー
タI/O装置の構成を示すブロック図である。
【0183】
【図16】本発明を適用した第4の実施形態に係るデー
タI/O装置の構成を示すブロック図である。
【0184】
【図17】上記データI/O装置のレスポンスデータ構
造を示す図である。
【0185】
【図18】上記データI/O装置のレスポンスデータの
レスポンス組を示すである。
【0186】
【図19】上記データI/O装置のメイン制御部のレス
ポンス送出処理フローを示すフローチャートである。
【0187】
【図20】本発明を適用した第5の実施形態に係るデー
タI/O装置の構成を示すブロック図である。
【0188】
【図21】上記データI/O装置の受信可否状態を付与
したレスポンス組を示す図である。
【0189】
【図22】上記データI/O装置の同一サブ装置へのコ
マンド組を示すである。
【0190】
【図23】上記データI/O装置の予想レスポンスを付
加したコマンドデータ例を示す図である。
【0191】
【図24】上記データI/O装置のコマンドにレスポン
スデータを追加した時のメイン制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0192】
【図25】上記データI/O装置の実行結果フラグを付
加したレスポンスを示す図である。
【0193】
【図26】上記データI/O装置のコマンドにレスポン
スのフラグを付加したコマンドデータ例を示す図であ
る。
【0194】
【図27】上記データI/O装置のコマンドにレスポン
スフラグを付加した時のメイン制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0195】
【図28】本発明を適用した第6の実施形態に係るデー
タI/O装置の構成を示すブロック図である。
【0196】
【図29】従来のΙ/O装置とサーバ間のシーケンスを
示す図である。
【0197】
【図30】従来のコマンドをまとめて送信するシーケン
スを示す図である。
【0198】
【図31】従来の複数のサブ装置への同一コマンド例を
示す図である。
【0199】
【図32】従来の同一コマンドの重複受信シーケンス例
を示す図である。
【0200】
【図33】従来のメモリ不足による受信不可シーケンス
例を示す図である。
【0201】
【図34】従来の全コマンドの実行を待つレスポンス送
信シーケンス例を示す図である。
【0202】
【符号の説明】
100 データI/O装置、101,700,800,
900 メイン制御部、102,300,600 通信
制御部、103 通信部(通信部1)、104通信部
(通信部2)、105 サブ装置制御部、106,10
7,108,109 サブ装置(サブ装置1〜n)、1
10 通信経路(通信経路1)、111通信経路(通信
経路2)、200 サーバ、310 シーケンシャル番
号チェック機能部、320 シーケンシャル番号付加機
能部、610 バッファチェック機能部、710 監視
機能部、810 予想レスポンスを付加する機能部、8
20 次のコマンドの実行を行うかを判断する機能部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 19/00 G07D 9/00 476

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コマンドを受けるとレスポンスを返すサ
    ブ装置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置
    において、 コマンドデータは、サブ装置を実行する実行データに、
    複数のサブ装置の種別を指定するサブ装置種別を付加し
    たデータ構造であり、 サブ装置種別指定により、 1つのコマンドでΙ/O装置内の該当するサブ装置全て
    に対しコマンドによる指示を行う手段を備えたことを特
    徴とするデータI/O装置。
  2. 【請求項2】 コマンドを受けるとレスポンスを返すサ
    ブ装置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置
    において、 少なくとも2重化した通信経路に対応し、該通信経路を
    通してデータを送受信する制御手段を備え、 送受信データに通信した順番を示すシーケンシャル番号
    を付与し、 受信時には、受信データに付与されたシーケンシャル番
    号を判別してデータの重複受信を防止する手段を備えた
    ことを特徴とするデータI/O装置。
  3. 【請求項3】 コマンドを受けるとレスポンスを返すサ
    ブ装置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置
    において、 通信経路を通してサーバに接続され、 サーバからコマンドを受け取ると、装置内に実装された
    サブ装置に対し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装
    置からの実行結果をレスポンスとしてサーバに送信する
    制御手段を備え、 前記制御手段は、 前記レスポンス送信時に受信バッファの状態をサーバに
    通知することを特徴とするデータI/O装置。
  4. 【請求項4】 コマンドを受けるとレスポンスを返すサ
    ブ装置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置
    において、 通信経路を通してサーバに接続され、 サーバからコマンドを受け取ると、装置内に実装された
    サブ装置に対し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装
    置からの実行結果をレスポンスとしてサーバに送信する
    制御手段を備え、 前記制御手段は、 前記レスポンス送信を行う条件として、レスポンスデー
    タ量及び時間の監視を行うことを特徴とするデータI/
    O装置。
  5. 【請求項5】 コマンドを受けるとレスポンスを返すサ
    ブ装置が、装置内に複数個実装可能なデータΙ/O装置
    において、 通信経路を通してサーバに接続され、 サーバからコマンドを受け取ると、装置内に実装された
    サブ装置に対し受け取ったコマンドを実行し、該サブ装
    置からの実行結果をレスポンスとしてサーバに送信する
    制御手段を備え、 前記制御手段は、 サーバからコマンドとそのコマンド実行結果の予想レス
    ポンスを複数組受け、該予想レスポンスとコマンド実行
    後のレスポンスとを比較し、比較結果に基づいて次のコ
    マンドの実行の可否を決定することを特徴とするデータ
    I/O装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータΙ/O装置におい
    て、 前記サブ装置のレスポンスのフラグに付与ルールを設
    け、全種類のサブ装置のレスポンスフラグを一定のルー
    ルに従って付与し、 前記制御手段は、 前記レスポンスフラグに基づいて次のコマンドの実行の
    可否を決定することを特徴とするデータI/O装置。
  7. 【請求項7】 前記サブ装置は、データI/O装置に装
    着可能なICカードであることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6の何れかに記載のデータI/O装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7の
    何れかに記載のデータI/O装置において、 データI/O装置は、電子マネーを保管する電子マネー
    金庫であることを特徴とするデータI/O装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188277A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Hitachi Ltd 記憶制御装置及びそのデータ管理方法
JP2008210089A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Mitsubishi Electric Corp コマンド中継装置及びコマンド中継プログラム
JP2014157419A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Silex Technology Inc デバイスサーバシステム、デバイスサーバおよびプログラム

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