JP2000035792A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌唱のみでなく楽器演奏も楽しむことがで
き、多くの人が楽しむことができるカラオケ装置を提供
する。 【解決手段】 MIDIキーボードからなるMIDI楽
器27は、演奏情報から抽出分離された特定のキーボー
ドパートに対応する演奏データを楽音データを受けると
ともに、このこのMIDI楽器27の演奏により生じる
実演奏データを楽音合成装置15に供給する。MIDI
楽器27は、演奏ガイド機能を有し、キーボードパート
に対応する演奏データにより、演奏ガイド表示を行う。
演奏者がこの演奏ガイド表示に応じてキーボードを操作
すると、その演奏内容に応じた実演奏データが楽音合成
装置15に与えられる。楽音合成装置15は、実演奏デ
ータおよびキーボードパートが抽出された演奏情報によ
り駆動されて伴奏音楽の楽音信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆるカラオ
ケ装置に係り、特に、演奏情報をもとに音源装置として
の楽音合成装置を駆動してカラオケ伴奏を演奏するシス
テムに好適なカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流行歌等の歌唱曲の歌唱部分を除
く伴奏音楽、いわゆるカラオケを録音した磁気テープあ
るいは光ディスク等を用いて、伴奏音楽を再生演奏しつ
つ、それに合わせて歌唱を行うためのカラオケ装置が広
く普及している。多くのカラオケ装置では、歌唱の音声
をマイクロフォン(以下、「マイク」と称する)を介し
て、残響効果を付加するなどして、カラオケとミキシン
グし、歌唱を一層豊かなものとして楽しむようにしてい
る。また、例えば光ディスク等を用いたカラオケ装置に
おいては、伴奏音楽の再生演奏のみならず、ディスプレ
イ装置により、歌詞情報、さらには適宜な映像情報を表
示するようにしたものも多い。このようなカラオケを楽
しむために用いられるカラオケ装置も、カラオケを楽し
む環境、状況等が多様化するにつれ、伴奏音楽の音源の
種類、歌詞情報の提供の仕方、楽曲に応じた環境設定の
仕方等も多様化しつつある。
【0003】近年では、電子楽器やコンピュータミュー
ジック等に利用されている楽音合成装置、すなわちシン
セサイザを音源装置として利用し、このような音源装置
を伴奏音楽の演奏情報で駆動するとともに、前記伴奏音
楽の演奏情報と共に歌詞情報でディスプレイを駆動し
て、前記伴奏音楽に対応する歌詞を文字表示するタイプ
のカラオケ装置が開発されつつある。このようなタイプ
のカラオケ装置は、従来のカラオケ装置とは異なり、演
奏情報が、アナログ音声に基づく音声情報でなく楽譜
(スコア)に近い情報であるため、情報のデータ量が比
較的少なくて済み、演奏情報の伝送、複写等の取扱いも
容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカラ
オケ装置は、基本的に、歌唱のみを楽しむシステムとし
て構築されている。このため、多くの場合、カラオケ演
奏に際しては、歌い手のみが楽しみ且つ満足することに
なり、歌い手以外の人々は、歌い手の歌を単に聞き流し
ているだけであったり、歌い手の歌唱を評価しているだ
けであったりしていた。このため、カラオケは、自分の
歌唱に自信をもっていない人や、歌をじょうずに歌えな
い人にとっては、ほとんど楽しむことができず、つきあ
い等のためにやむなくカラオケが行われる場に参加する
ことが、苦痛となる場合すらあった。また、カラオケ装
置が、事実上特定の人に独占されることもあり、このよ
うな場合には、装置を共用している他の人が不満をつの
らせることになり、争いの原因となることもあった。
【0005】ところが、音楽を楽しむ人の中には、歌唱
は得意ではないが楽器の演奏は得意である人や、歌唱は
あまり好きでないが楽器を演奏することは好きであると
いった人も少なくない。歌唱があまり得意でないので、
楽器演奏を練習したいという人も少なくないはずであ
る。また、カラオケにより歌唱の練習が行えるのと同様
に楽器の演奏の練習のためにカラオケを利用することが
できれば、歌い手以外の人もカラオケを楽しむことがで
き、一層多くの人々が、カラオケを楽しむことができる
と考えられる。この発明は、上述のような事情に鑑みて
なされたもので、歌唱のみでなく楽器演奏も楽しむこと
を可能とし、多くの人が楽しむことができるカラオケ装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラオケ
装置は、曲データに含まれる複数の楽器パートの演奏デ
ータと外部から入力される特定の楽器パートの実演奏デ
ータとに基づき楽音信号を生成する楽音合成手段と、マ
イクから入力される音声信号を前記楽音信号と混合して
出力する出力手段と、曲データに含まれる描画情報に基
づき背景画像を表示する背景表示手段と、曲データに含
まれる歌詞情報に基づき背景画像に重畳して歌詞画像を
表示する歌詞表示手段と、演奏操作に従って前記実演奏
データを前記楽音合成手段に出力する外部演奏操作手段
と、曲データに含まれる、予め設定された特定の楽器パ
ートの演奏ガイド表示のためのデータに基づき前記外部
演奏操作手段の演奏ガイド表示を行う演奏ガイド表示手
段とを備え、前記楽音合成手段は、前記特定の楽器パー
トの前記曲データに含まれる演奏データに基づく楽音信
号を生成しないものであることを特徴としている。
【0007】この発明に係る他のカラオケ装置は、曲デ
ータに含まれる複数の楽器パートの演奏データと外部か
ら入力される特定の楽器パートの実演奏データとに基づ
き楽音信号を生成する楽音合成手段と、マイクから入力
される音声信号を前記楽音信号と混合して出力する出力
手段と、曲データに含まれる描画情報に基づき背景画像
を表示する背景表示手段と、曲データに含まれる歌詞情
報に基づき背景画像に重畳して歌詞画像を表示する歌詞
表示手段と、演奏操作に従って前記実演奏データを前記
楽音合成手段に出力する外部演奏操作手段と、曲データ
に含まれる、予め設定された特定の楽器パートの演奏ガ
イド表示のためのデータに基づき前記外部演奏操作手段
の演奏ガイド表示を行う演奏ガイド表示手段とを備え、
前記楽音合成手段は、前記特定の楽器パートの実演奏デ
ータに基づく楽音信号と共に、前記特定の楽器パートの
前記曲データに含まれる演奏データに基づく楽音信号を
生成するものであることを特徴としている。
【0008】なお、前記演奏ガイド表示のためのデータ
は、例えば前記曲データに含まれる演奏情報から抽出分
離される。また、前記演奏ガイド表示手段は、例えば演
奏のタイミングと音高を演奏ガイドとして表示するもの
である。
【0009】この発明のカラオケ装置においては、音楽
の演奏情報から所定の演奏楽器の演奏データを抽出し、
この演奏データに応じて、前記所定の演奏楽器に対応す
る演奏操作により実演奏データを生成する電子楽器の演
奏個所を演奏者に指示すべくガイド表示させ、前記実演
奏データおよび前記演奏情報の演奏データを用いて、楽
音情報を生成するようにして、歌唱のみでなく楽器演奏
も楽しむことが可能となり、歌い手以外の人も曲に参加
して楽しむことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
るカラオケ装置の構成を模式的に示している。この実施
例では、カラオケ装置に音源をもたないMIDI(Musi
cal Instrument Digital Interface)楽器を接続し、カ
ラオケ演奏の曲データ中の演奏情報から抽出される演奏
データにより、そのMIDI楽器の演奏ガイド表示を行
って、カラオケに合わせて容易にMIDI楽器の演奏が
行えるようにするとともに、このMIDI楽器の演奏に
より生成される実演奏データを、前記演奏情報と共に楽
音合成に供するようにしている。
【0011】図1に示すカラオケ装置は、CPU(中央
処理装置)11、ROM(読出し専用メモリ)12、R
AM(読み書き可能メモリ)13、操作パネル14、楽
音合成装置15、マイク16、ミキサ17、スピーカ1
8、コンピュータグラフィックス装置(以下、「画像作
成装置」とする)19、光ディスク再生装置(以下、
「LD再生装置」と称する)20、画像合成装置21、
ディスプレイ装置(CRT)22、ハードディスク装置
(HDD)23、CD−ROM再生装置(CD−RO
M)24、フロッピーディスク装置(FDD)25、モ
デム26およびMIDI楽器27を具備している。な
お、ネットワークのインタフェースとして、ここではモ
デム26を用いている。CPU11、ROM12、RA
M13、操作パネル14、楽音合成装置15、画像作成
装置19、LD再生装置20、ハードディスク装置2
3、フロッピーディスク装置25、モデム26およびM
IDI楽器27は、共通のバスBLに結合されている。
【0012】CPU11は、このカラオケ装置全体の動
作を制御・管理する。ROM12は、演奏制御プログラ
ム等を含む動作プログラムが書き込まれている。演奏制
御プログラムは、カラオケ演奏のためプログラムであ
り、この場合、曲データにより与えられる演奏情報から
予め設定された特定の楽器のパートに対応する演奏デー
タを抽出分離して出力するためのプログラムを含んでい
る。RAM13は、CPU11により、このカラオケ装
置の動作を制御・管理するときに使用されるメモリであ
る。ROM12内の動作プログラムは、このカラオケ装
置の電源投入時にCPU11の制御によりRAM13に
ロードされる。操作パネル14は、このカラオケ装置を
操作するためのスイッチ、摘み等からなる各種操作部を
備えている。
【0013】楽音合成装置15は、伴奏演奏情報および
後述するMIDI楽器27の演奏出力により駆動されて
伴奏音楽の楽音信号を生成するいわゆるミュージックシ
ンセサイザであり、例えばMIDI音源等の音源部とそ
れを制御する制御部とを備えている。マイク16は、こ
のカラオケ装置を使用して歌唱を行う歌い手の音声を入
力するために使用される。ミキサ17は、楽音合成装置
15の出力とマイク16の出力とをミキシングする。こ
のミキサ17部分には、マイク16の出力に残響音成分
を付加するエコー装置またはリバーブ装置が、必要に応
じて付設される。スピーカ18は、楽音合成装置15か
らの伴奏音楽とマイク16からの音声とがミキシングさ
れたミキサ17の出力により駆動され、伴奏音楽および
歌声の音響を発する。
【0014】画像作成装置19は、伴奏演奏情報ととも
に供給される歌詞等の文字情報および静止画、動画等の
描画情報を処理して表示用の画像信号を生成する。LD
再生装置20は、光ディスクに記録された映像情報を使
用することが指定されたカラオケ曲を演奏する場合に機
能し、描画情報により、伴奏演奏情報に同期して、所定
のディスクの所定のフレームの静止画または所定のフレ
ームを起点とする動画等からなる映像情報を再生する。
このため、LD再生装置20は、光ディスクのオートチ
ェンジャ機能を有していることが望ましい。画像合成装
置21は、画像作成装置19の出力とLD再生装置20
の出力とを合成して、合成映像信号を生成する。ディス
プレイ装置22は、画像合成装置21で合成された合成
映像信号を表示する。
【0015】ハードディスク装置23は、カラオケ曲
の、曲名、歌手名、発売日、キーワード、演奏情報、描
画情報、小節線情報、歌詞情報等を含む曲データが格納
されている。この場合、曲データ中の演奏情報には、複
数の楽器毎の例えばMIDIデータからなる演奏データ
が含まれている。操作パネル14を介しての選曲操作に
従いCPU11により、前記選曲された曲についての曲
データがRAM13にロードされる。その後、CPU1
1の制御の基にRAM13から逐次読出されて、前述の
楽音合成装置15および画像作成装置19へ伴奏音楽デ
ータおよび歌詞データ等からなる曲データが送出され、
カラオケの演奏に供される。CD−ROM再生装置24
は、曲データの記録媒体であるCD−ROMから曲デー
タを読出してハードディスク装置23にダウンロードす
るために用いられる。
【0016】フロッピーディスク装置25は、曲データ
の記録再生を行うために設けられており、このフロッピ
ーディスク装置25によりハードディスク装置23内の
曲データをフロッピーディスクに書き込んだり、フロッ
ピーディスクから曲データを読出してハードディスク装
置23にダウンロードしたりする。このフロッピーディ
スクは装置間で曲データをやりとりする場合等に使用さ
れる。モデム26は、通信回線により他の装置またはホ
ストシステムに結合され、通信回線を介して曲データま
たは演奏データ等のデータを送受するために用いられ
る。
【0017】MIDI楽器27は、MIDIインタフェ
ースを有する電子楽器、例えば、MIDIキーボードで
あり、曲データにより与えられる演奏情報から抽出分離
されて前記バスBLを介して出力される予め設定された
特定の楽器パート、この場合所定のキーボードパート、
に対応する演奏データ(MIDIデータ)を受けるとと
もに、このMIDI楽器27の演奏により生じる実演奏
データをMIDIインタフェースを介して楽音合成装置
15に供給する。このMIDI楽器27は、図2に示す
ように、演奏操作のためのキーボード27aの各鍵盤に
それぞれ対応して発光ダイオード等からなる演奏ガイド
用のランプ27bが設けられており、先に述べた曲デー
タにより与えられる演奏情報から抽出分離されて前記バ
スBLを介して出力されるキーボードに対応する演奏デ
ータに応じて、前記演奏ガイド用のランプを逐次点灯さ
せることにより、演奏ガイド表示を行う。
【0018】演奏者が、この演奏ガイド表示に応じてキ
ーボード27aを操作すると、その演奏内容に応じた実
演奏データがMIDIデータとして楽音合成装置15に
与えられる。この場合、MIDI楽器27は、演奏者に
よる実演奏データのみを楽音合成装置15に与えるよう
にしてもよく、前記実演奏データと前記バスを介して与
えられるもとの演奏データとの両者を楽音合成装置15
に与えるようにしてもよい。これは、通常MIDI楽器
に設けられているスルー(thru=through)端子と出力
(output)端子とのうちの、出力端子のみを楽音合成装
置15に接続するか両方を接続するかによって容易に選
択することができる。すなわち、スルー端子は、入力さ
れたMIDIデータをそのまま出力するための端子であ
り、出力端子は、実演奏出力のMIDIデータを出力す
るための端子である。
【0019】図1のカラオケ装置では、予めCD−RO
M再生装置24によりCD−ROMから曲データをハー
ドディスク装置23にダウンロードしておくとともに、
必要な光ディスクをLD再生装置20にセットしてお
く。なお、ハードディスク装置23にダウンロードする
曲データは、フロッピーディスク装置25によりフロッ
ピーディスクから与えたり、モデム26により通信回線
から与えたりすることもできる。図1のカラオケ装置
は、電源を投入すると、ROM12に書き込まれている
動作プログラムがRAM13にロードされて動作が開始
される。操作パネル14を操作することによりCPU1
1がRAM13の動作プログラムに従って動作して、種
々の機能を実行する。上述のハードディスク装置23へ
のダウンロードも、電源が投入された状態で、操作パネ
ル14を操作することにより、CPU11により制御さ
れて実行される。
【0020】操作パネル14の操作により、演奏曲が指
定されると、ハードディスク装置23から指定された演
奏曲の曲データが読出され、RAM13にロードされ、
この曲データに従ってカラオケの演奏が開始される。カ
ラオケの演奏に際しては、曲データ中の演奏情報に従
い、楽音合成装置15から逐次楽音情報が生成され、ミ
キサ17を介してスピーカ18から再生されるととも
に、同様に曲データ中に含まれている歌詞情報および小
節線情報に従い、画像作成装置19から曲の進行に合わ
せて例えば小節単位で歌詞の文字画像情報が生成され、
画像合成装置21を介してディスプレイ装置22に表示
される。
【0021】このとき、曲データ中の着色情報によっ
て、画像作成装置19を介して歌唱の進行に合わせて前
記歌詞の文字画像情報が逐次他の色に着色され、歌うべ
き個所が歌い手に容易に把握できるように指示される。
また、曲データ中に含まれている描画情報に従い、画像
作成装置19から曲の進行に合わせた画像情報が生成さ
れて前記歌詞の文字画像情報に重畳され、画像合成装置
21を介してディスプレイ装置22に表示される。光デ
ィスクを用いるカラオケ曲の場合は、演奏開始時に、所
定の光ディスクが選定され、曲データ中の描画情報に従
って、光ディスクの指示された個所が再生されて、画像
合成装置21を介してディスプレイ装置22に表示され
る。
【0022】さらに、曲データ中の演奏情報の所定のキ
ーボードパートの演奏データは、演奏情報から分離抽出
されて、MIDIキーボードからなるMIDI楽器27
に与えられる。MIDI楽器27では与えられた演奏デ
ータに基づいて、前記キーボードパートを演奏するため
の演奏ガイド表示が行われる。したがって、歌い手はデ
ィスプレイ装置22の表示を見ながらマイク16に向か
って歌えばよく、MIDI楽器27の演奏者は演奏ガイ
ド表示に従ってMIDI楽器27を演奏すればよい。
【0023】この場合、ハードディスク装置23から選
曲に応じてRAM13に転送され、逐次読出されて演奏
に供される各曲の曲データの主たる部分は、次のように
構成されている。図3に示すように、曲データには複数
のトラックTK1、TK2、TK3…が設けられてい
る。第1のトラックTK1には演奏情報が格納されてい
る。この演奏情報は、楽音合成装置15を駆動して伴奏
音楽の楽音信号を生成させるためのデータである。第2
のトラックTK2には、画像作成装置19により画像信
号を生成させるための描画情報およびLD再生装置20
に光ディスクから読み出すべき映像データを指示するた
めの描画情報の少なくとも一方が格納されている。第3
のトラックTK3には、伴奏音楽の小節線の番号(小節
線No)を示す小節線情報が格納されている。第4のト
ラックTK4には、画像作成装置19によって歌詞の文
字画像情報を生成させ、表示画像信号を形成するための
歌詞情報が格納されている。
【0024】なお、前記描画情報に画像作成装置19に
よって画像信号を生成させるための描画情報が含まれて
いる場合には、画像作成装置19によって生成される表
示画像信号には、描画情報による画像信号と歌詞情報に
よる文字画像情報との両者が含まれている。第5のトラ
ックTK5には、前記歌詞情報によりディスプレイ22
に表示される歌詞の文字画像情報に着色するための着色
情報が格納されている。少なくとも画像作成装置19に
より生成された歌詞の文字画像情報を含む表示画像信号
およびLD再生装置20により読出された映像信号は画
像合成装置21で合成映像信号に合成されて、ディスプ
レイ22に表示される。
【0025】これら各情報は、例えば1音、1画像等の
イベント毎に設定され、隣接するイベント間には、その
間の経過時間を示す時間情報Δtが挿入される。例え
ば、演奏情報を例にとると、最初の演奏情報で、ある音
を開始し、Δt経過した後に、次のその音を終了させる
演奏情報を与えることにより、所定の演奏を行う。図3
では、演奏情報は第1のトラックTK1に、1連の情報
として示しているが、より詳細には各楽器の各音毎の演
奏データにより構成される。また、各楽器の音色等の情
報も適宜含まれている。この場合、時間の情報Δtは、
随時変化する時間情報としてもよいが、図3のように、
予め演奏の最小時間単位をもとに設定したΔtを基本単
位として、2Δtの時間はΔtを2回続けて挿入するこ
とにより表現してもよい。
【0026】この場合、演奏データは、例えばMIDI
データからなり、ピアノパート、キーボードパート、ギ
ターパート、ベースパートおよびドラムスパート等の多
数のパート(同一の楽器について複数のパートをもって
いることも多い)のデータにより構成されている。した
がって、ガイド表示付きのMIDI楽器27としては、
キーボードに限らず、ドラムパッドを使用したデジタル
パーカッション(打楽器)、ギターシンセサイザ、ウィ
ンドシンセサイザ(吹奏楽器シンセサイザ)等のように
種々のMIDI楽器を用いることができる。このよう
に、歌い手の歌唱中に、楽器演奏をガイド表示付きで楽
しむことができ、従来のカラオケ装置に比して、一度に
多くの人がカラオケを楽しむことができる。なお、マイ
ク16およびミキサ17を除外し、いわゆる「マイナス
ワン」演奏をバックにした特定の楽器演奏のみを楽しむ
ようにすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
音楽の演奏情報から所定の演奏楽器の演奏データを抽出
し、この演奏データに応じて、前記所定の演奏楽器に対
応する演奏操作により実演奏データを生成する電子楽器
の演奏個所を演奏者に指示すべくガイド表示させ、前記
実演奏データおよび前記演奏情報の演奏データを用い
て、楽音情報を生成するようにして、歌唱のみでなく楽
器演奏も楽しむことを可能とし、多くの人が楽しむこと
を可能とするカラオケ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るカラオケ装置の一実施例の構
成を模式的に示すブロック図である。
【図2】 図1の実施例に用いる演奏ガイド表示付きM
IDI楽器の一例をを模式的に示す部分上面図である。
【図3】 図1の実施例における曲データの演奏データ
のデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
11…CPU(中央処理装置)、12…ROM(読出し
専用メモリ)、13…RAM(読み書き可能メモリ)、
14…操作パネル、15…楽音合成装置、16…マイ
ク、17…ミキサ、18…スピーカ、19…コンピュー
タグラフィックス装置(画像作成装置)、20…光ディ
スク再生装置(LD再生装置)、21…画像合成装置、
22…ディスプレイ装置(CRT)、23…ハードディ
スク装置(HDD)、24…CD−ROM再生装置(C
D−ROM)、25…フロッピーディスク装置(FD
D)、26…モデム、27…MIDI楽器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲データに含まれる複数の楽器パートの
    演奏データと外部から入力される特定の楽器パートの実
    演奏データとに基づき楽音信号を生成する楽音合成手段
    と、 マイクから入力される音声信号を前記楽音信号と混合し
    て出力する出力手段と、 曲データに含まれる描画情報に基づき背景画像を表示す
    る背景表示手段と、 曲データに含まれる歌詞情報に基づき背景画像に重畳し
    て歌詞画像を表示する歌詞表示手段と、 演奏操作に従って前記実演奏データを前記楽音合成手段
    に出力する外部演奏操作手段と、 曲データに含まれる、予め設定された特定の楽器パート
    の演奏ガイド表示のためのデータに基づき前記外部演奏
    操作手段の演奏ガイド表示を行う演奏ガイド表示手段と
    を備え、 前記楽音合成手段は、前記特定の楽器パートの前記曲デ
    ータに含まれる演奏データに基づく楽音信号を生成しな
    いものであることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 曲データに含まれる複数の楽器パートの
    演奏データと外部から入力される特定の楽器パートの実
    演奏データとに基づき楽音信号を生成する楽音合成手段
    と、 マイクから入力される音声信号を前記楽音信号と混合し
    て出力する出力手段と、 曲データに含まれる描画情報に基づき背景画像を表示す
    る背景表示手段と、 曲データに含まれる歌詞情報に基づき背景画像に重畳し
    て歌詞画像を表示する歌詞表示手段と、 演奏操作に従って前記実演奏データを前記楽音合成手段
    に出力する外部演奏操作手段と、 曲データに含まれる、予め設定された特定の楽器パート
    の演奏ガイド表示のためのデータに基づき前記外部演奏
    操作手段の演奏ガイド表示を行う演奏ガイド表示手段と
    を備え、 前記楽音合成手段は、前記特定の楽器パートの実演奏デ
    ータに基づく楽音信号と共に、前記特定の楽器パートの
    前記曲データに含まれる演奏データに基づく楽音信号を
    生成するものであることを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏ガイド表示のためのデータは、
    前記曲データに含まれる演奏情報から抽出分離されるも
    のであることを特徴とする請求項1又は2記載のカラオ
    ケ装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏ガイド表示手段は、演奏のタイ
    ミングと音高を演奏ガイドとして表示するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のカラオケ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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