JP2000035518A - 光伝送体、光伝送体アレイ、イメージセンサー、レンズプレートおよび画像形成装置 - Google Patents

光伝送体、光伝送体アレイ、イメージセンサー、レンズプレートおよび画像形成装置

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JP2000035518A
JP2000035518A JP10202214A JP20221498A JP2000035518A JP 2000035518 A JP2000035518 A JP 2000035518A JP 10202214 A JP10202214 A JP 10202214A JP 20221498 A JP20221498 A JP 20221498A JP 2000035518 A JP2000035518 A JP 2000035518A
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absorbing agent
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吉弘 魚津
憲史 ▲廣▼田
Norifumi Hirota
Toshinori Sumi
敏則 隅
Teruhiro Ishimaru
輝太 石丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光量が多く、光伝送体アレイやレンズプ
レートとした場合のクロストーク光の少ない光伝送体を
提供する。 【解決手段】 中心から外周部に向かって屈折率が連続
的に減少している円柱状の光伝送体1であって、外周面
から中心に向かう100μm以内の部分に光吸収剤がほ
ぼ均一に混在する光吸収剤混在層2,3がN層(N≧
2)形成されており、中心から外周部に向ってn層目
(n=1,2,・・・・・,N)の光吸収剤混在層内に
おける光吸収剤の濃度をdn としたとき、dn >dn-1
である。最も外側の光吸収剤混在層3は外周面を含む範
囲に形成されている。n層目の光吸収剤混在層とn−1
層目の光吸収剤混在層とが隣接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学技術なかでも光
伝送技術に属するものであり、特に光伝送体、及び、こ
れを用いた光伝送体アレイ、イメージセンサー、レンズ
プレート及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に連続的な屈折率分布を有する光伝
送体は既に特公昭47ー816号公報においてガラス製
のものが提案されている。また、合成樹脂製のものは特
公昭47ー28059号公報において提案されている。
その後、様々な手法により得られるガラス製や合成樹脂
製の光伝送体が提案されている。この屈折率分布型光伝
送体は一般的には、その両端面を伝送体中心軸に垂直な
平行平面となるように鏡面研磨して、単体で微小レンズ
として使用されている。また、その多数を互いに平行と
なるようにしてアレイ状に配列し接着一体化してレンズ
アレイの形態として、複写機、ファクシミリ、スキャナ
等のラインセンサと組み合わせて、あるいはLEDプリ
ンタの書き込みデバイス等を構成するのに広く用いられ
ている。また、その多数を互いに平行となるようにして
平面状に配列しプレート状のレンズ集合体(レンズプレ
ート)としたものも、2次元の画像情報の読み取り、伝
送あるいは表示のための装置の部品として用いられてい
る。また、特定の用途においては、光伝送体の片端面ま
たは両端面を若干の曲率を有する球面形状となした上で
使用される。
【0003】画像伝送に用いられる屈折率分布型レンズ
及びレンズアレイにおいては高い解像力を持つ光学特性
に優れたレンズが求められている。これら高い解像力及
び良好な画像コントラストを得る上で、いわゆるフレア
光とクロストーク光が問題となる。
【0004】屈折率分布型レンズでは、一方の端面から
入射した光線はレンズ内をサインカーブを描いて進行し
他端面から出射して結像するのであるが、一般にレンズ
内の屈折率分布は必ずしも理想的な分布に一致している
わけではない。特に外周部付近で理想的分布から外れて
おり、この外周部付近での屈折率分布の歪みとレンズ外
周面を通してレンズ内に入る外光に起因してレンズ周辺
にフレア光と呼ばれる結像に寄与しないぼやけた光が発
生する。このフレア光がレンズの解像力及び画像のコン
トラストに悪影響を及ぼすのである。
【0005】上記のようなフレア光の発生を防止するた
め、従来はレンズアレイに使用する屈折率分布型レンズ
素子の外周面を化学的エッチング等により微細な凹凸の
粗面となし、これによりレンズ内で最外層に向かう光線
を粗面での乱反射で外部へ逃がすとともに外周面に入射
する外光を乱反射させてレンズ内への透光を抑制するよ
うにしている。また、レンズ素子同志を結合する接着剤
として黒色樹脂を使用している。これらのような対策を
講じてもレンズ素子間を結合する接着剤中の黒色顔料が
均一分散されずに、隣接するレンズ素子間に局部的に透
明な部分ができたり、あるいはレンズアレイ組立時にお
いて上記接着剤の粘性が大きいため、接着剤樹脂がレン
ズ外周面の凹凸に十分になじまず、局部的に樹脂未含浸
部を生じ、これに起因して光の漏れが発生して充分な光
学性能が得られないという問題点があった。また、粗面
としたレンズ外周面は微視的に見て鋭利な凹凸となって
いるために応力集中を生じやすく更に平均的な凹凸とは
別に比較的深いクラックを伴っているために相対的に強
度が弱く、レンズアレイの組立時にしばしば破損を生じ
るという問題があった。
【0006】合成樹脂製レンズの処理方法としては、特
開平6−222218号公報等において、フレア光を生
じる原因となる外周部の屈折率分布の不整な部分を溶剤
や刃物を用いて削除する方法が提案されている。このよ
うに削除する方法は非常に効果的な手法であるが、削除
した後のごみの処理や溶剤の回収の問題、あるいは切削
刃が非常に寿命が短い等の問題があった。
【0007】また、特開平1−105202号公報にお
いては、光伝送体の光伝送範囲近傍の光伝送体を構成す
る組成物中に光吸収剤が存在することを特徴とする光伝
送体、光伝送体アレイ、及びその製造方法が提案されて
いる。より詳細には、まず透明な光伝送体を製造し、溶
剤に光吸収剤を溶解した溶液中に光伝送体を浸漬し、そ
の外側から光吸収剤を拡散させて光伝送体中に光吸収剤
を導入する技術が提案されている。この技術により従来
問題となっていた点についてはそれなりの改善がされて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】また、特開平9−12
7353号公報には、光伝送体(レンズ)の外周部に光
吸収剤または光散乱剤を添加してフレア光をカットする
技術が提案されている。この方法においてはフレア光に
ついてはほぼ解決していると言える。しかし、多数の光
伝送体を互いに平行に配列して光伝送体アレイ(レンズ
アレイ)とした場合に、隣接レンズ間をクロストークす
る光によりレンズアレイの光学的性能が低下するという
問題があった。光吸収剤または光散乱剤の濃度を高める
ことによりクロストークのレベルは低下するが、この場
合レンズアレイの光量が低下するという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き問題を解決するものとして、中心から外周部に向か
って屈折率が連続的に減少している円柱状の光伝送体で
あって、外周面から中心に向かう100μm以内の部分
に光吸収剤がほぼ均一に混在する光吸収剤混在層がN層
(N≧2)形成されており、中心から外周部に向ってn
層目(n=1,2,・・・・・,N)の光吸収剤混在層
内における光吸収剤の濃度をdn としたとき、1以外の
nについて dn >dn-1 であることを特徴とする光伝送体、が提供される。
【0010】また、本発明によれば、以上の如き問題を
解決するものとして、中心から外周部に向かって屈折率
が連続的に減少している円柱状の光伝送体であって、外
周面から中心に向かう100μm以内の部分に光吸収剤
がほぼ均一に混在する光吸収剤混在層がN層(N≧2)
形成されており、中心から外周部に向ってn層目(n=
1,2,・・・・・,N)の光吸収剤混在層内における
特定波長での吸光度をAn としたとき、1以外のnにつ
いて An >An-1 であることを特徴とする光伝送体、が提供される。
【0011】本発明の一態様においては、最も外側の光
吸収剤混在層は前記外周面を含む範囲に形成されてい
る。また、本発明の一態様においては、1以外のnにつ
いて、n層目の光吸収剤混在層とn−1層目の光吸収剤
混在層とが全て隣接している。
【0012】更に、本発明によれば、以上のような光伝
送体を複数互いに平行になるようにし且つ隣接するもの
どうしが30μm以上の間隔を持つようにして該光伝送
体の中心軸の方向を横切る1つの方向に1列に配列して
なる光伝送体配列を少なくとも1つ有することを特徴と
する光伝送体アレイ、が提供される。
【0013】更に、本発明によれば、光源と以上のよう
な光伝送体アレイと該光伝送体アレイにより画像が結像
されるセンサーとを含むことを特徴とするイメージセン
サー、が提供される。
【0014】更に、本発明によれば、dn ≧5dn-1
たはAn ≧5An-1 である前記光伝送体を複数互いに平
行になるようにして密着させて該光伝送体の中心軸の方
向を横切る方向に平面状に配列してなることを特徴とす
るレンズプレート、が提供される。
【0015】更に、本発明によれば、以上のようなレン
ズプレートと、画像光源と、前記レンズプレートにより
前記画像光源の画像が投写されるスクリーンとを含むこ
とを特徴とする画像形成装置、が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光伝送体、光伝送
体アレイ、イメージセンサー、レンズプレートおよび画
像形成装置の実施の形態を説明する。
【0017】図1及び図2は、それぞれ本発明の光伝送
体である屈折率分布型レンズの一実施形態の中心軸を含
む面での断面図及び中心軸と直交する面での断面図であ
る。光伝送体(屈折率分布型レンズ)1は、中心軸4を
対称中心とする実質上円柱形状をなしており、透光性を
有する。光伝送体1は、中心軸4上の屈折率をn0 、屈
折率分布定数をAとしたとき、中心軸4から半径方向に
距離r離れた点での屈折率n(r)が、ほぼ次式 n(r)=n0 (1−Ar2 ) で表される屈折率分布を持つ。
【0018】光伝送体1は、外周面から100μm以内
の範囲に光吸収剤がほぼ均一に混在している光吸収剤混
在層がN層(N≧2)形成されており、中心から外周部
に向ってn層目(n=1,2,・・・・・,N)の光吸
収剤混在層内における光吸収剤の濃度をdn としたと
き、 dn >dn-1 である。本実施形態においては、N=2である。図1及
び図2において、中心から外周部に向って1層目の光吸
収剤混在層が符号2で示されており、2層目の光吸収剤
混在層が符号3で示されている。2層目の光吸収剤混在
層3は光伝送体1の外周面を含む範囲に形成されてお
り、1層目の光吸収剤混在層2は2層目の光吸収剤混在
層3と隣接してすぐ内側に位置している。
【0019】光伝送体1において、光吸収剤はその外周
面から100μm以内の所定厚さ範囲の部分に混在され
ている。この部分は従来法で製造された場合に屈折率分
布が不整な部分を含んでいる。光吸収剤を添加する部分
は、外周部の屈折率分布が不整な部分だけでなく、屈折
率分布が良好な部分を含んでいても良い。但し、光吸収
剤を添加する部分を外周面から100μmを超えて中心
側まで広げると、光伝送体内を伝送される光量が著しく
低下するため好ましくない。
【0020】光吸収剤についての前記dn >dn-1 とい
う式を別の表現で表すと、n層目の光吸収剤混在層内に
おける特定波長での吸光度をAn としたとき、 An >An-1 である。ここにおける特定波長とは、光伝送体に添加さ
れている光吸収剤の吸収波長のうちの任意の1つの波長
であって、実用的には可視光、近赤外光、近紫外光の波
長域に設定される。光吸収剤が複数の種類存在する場合
は1つの特定波長における複数の光吸収剤の吸光度の合
計についてAn >An-1 が成り立っていれば良い(但
し、複数の波長のそれぞれにおいて複数の光吸収剤の吸
光度の合計についてAn >An-1 が成り立っていること
が好ましい)。この特定波長の光を用いて光伝送体を使
用することにより、本発明の効果が発揮される。吸光度
の測定方法としては、各光吸収剤混在層を同じ厚さのフ
ィルム状にして分光光度計で測定する方法や、各光吸収
剤混在層について同じ重量を量り取って溶媒に溶解し分
光光度計で測定する方法などがある。
【0021】光伝送体1は外周部に光吸収剤が分散され
ているためにその近傍付近で発生するフレア光は界面反
射することなしに光吸収剤によって吸収される。さら
に、d n >dn-1 (あるいはAn >An-1 )であり、光
吸収剤混在層3における光吸収剤の濃度が高いので、図
3に示されているように多数の光伝送体1を互いに平行
となるようにして光伝送体の方向と直交する方向にアレ
イ状(列状)に配列して光伝送体アレイ5とした場合
に、隣接光伝送体1間をクロストークする光が大幅に減
少するため、光伝送体アレイ5の性能が向上するという
特徴がある。また、dn ≦dn-1 (あるいはAn ≦A
n-1 )である場合に比べて、光伝送体1を伝送される光
量を高く維持することができる。つまり、光伝送体1を
構成する組成物中に厚み方向に光吸収剤がほぼ均一に混
在している層が2層以上形成され、dn>dn-1 (ある
いはAn >An-1 )であるために、光伝送体アレイ5の
クロストーク光が減少し且つ光伝送体アレイ5の伝送光
量の低下は小さい。尚、図3において、光伝送体1どう
しを接合する接着剤及び光伝送体1のアレイ状配列の維
持のための側板などは、図示を省略されている。
【0022】光伝送体1は、dn >dn-1 (あるいはA
n >An-1 )であることを特徴としているが、光伝送体
アレイ5におけるクロストーク光を効果的に減少させ、
光量の低下を効果的に防ぐためには、さらに、 dn ≧2dn-1 (あるいはAn ≧2An-1 ) であることが好ましい。また、さらに、 dn ≧5dn-1 (あるいはAn ≧5An-1 ) である場合は、図4に示されているように多数の光伝送
体1を互いに平行となるようにして光伝送体の中心軸の
方向と直交する方向に平面状に配列してなるレンズプレ
ート6においても、クロストーク光がほとんど観測され
なくなるため特に好ましい。即ち、レンズプレート6に
おいては、1本の光伝送体1が他の6本の光伝送体と接
しているので、クロストークする光の量が光伝送体アレ
イ5と比べて多い。そのため、多数の光伝送体1を用い
てレンズプレート6を構成する場合には、クロストーク
光をより一層効果的に除去するために、dn ≧5dn-1
(あるいはAn ≧5An-1 )とすることが好ましいので
ある。
【0023】光伝送体1の光吸収剤混在層2,3のそれ
ぞれの中での光吸収剤の濃度はほぼ均一なものになって
いる。光伝送体1中を透過する光の分布を図2の断面内
でみると、中心部を通過する光の方が周辺部を通過する
光より多くなっている。従って、周辺部に行くに従い屈
折率分布は悪くなるが実際の通過光の量は少なくなり、
中心部に近くなるに従い屈折率分布の理想からのずれは
少なくなり且つ通過する光の量は多くなる。このことか
ら、光吸収剤は、屈折率分布が不整な部分(周辺部)に
存在する方がフレア光の防止には効果的である。
【0024】光吸収剤としては、光伝送体1が用いられ
る光学系で使用される波長の光を吸収し得る種々の染
料、顔料、色素が使用できる。光伝送体1での使用波長
光を吸収する染料を組み合わせて用いることが特に有効
である。光伝送体1を、例えば光伝送体アレイ5として
カラースキャナー等の用途に用いる場合には、RGB各
波長の光を吸収する染料を組み合わせて用いることが好
ましい。可視光領域のすべての光を吸収することを目的
とする場合には、多種の染料、顔料、色素を混合した黒
色のものを選択できる。また、カーボンブラック、グラ
ファイトカーボン等の光吸収剤も用いることができる。
その他光を吸収する物質であれば特に限定されることは
ない。本発明においては、光吸収剤が光伝送体1を構成
する組成物中に分散されて存在するのが好ましい。これ
は、有機高分子体中に染料分子、顔料分子が物理的ある
いは化学的親和力の場で分散あるいは結合している状態
である。
【0025】光伝送体1の光吸収剤混在層2,3に含有
される光吸収剤の濃度は好ましくは0.001〜10重
量%、更に好ましくは0.01〜1重量%の範囲であ
る。濃度が低すぎるとフレア光防止の効果やクロストー
ク光防止の効果が低い。
【0026】光伝送体アレイ5は光伝送体1を用いて従
来公知の方法で作製することができる。光伝送体1が図
3に示すように1列に配列され、あるいはそれを複数列
用いて各列が互いに平行となるように配置されていれ
ば、アレイの形状、材質等は問わない。光伝送体アレイ
5においては光伝送体1の配列間隔が30μm以上であ
る場合はクロストーク光が非常に少なくなるため特に好
ましい。ここで、光伝送体1の配列間隔とは、光伝送体
1のある列において隣接する光伝送体どうしの中心間距
離の平均値から光伝送体1の半径の平均値の2倍を減じ
た値である(配列間隔は列同士の間の間隔を言うもので
はない)。但し、隣接する光伝送体1どうしが密着する
ような場合を含めて、配列間隔が30μm未満である場
合においても、クロストーク光のレベル自体は低い。
【0027】また、dn ≧2dn-1 (あるいはAn ≧2
n-1 )である光伝送体1を用いた光伝送体アレイ5
は、クロストーク光をさらに効果的にカットでき性能低
下を一層抑制できるため、光伝送体1を30μm未満の
配列間隔で配列した場合でも、クロストーク光のレベル
を一層低くすることができる。特に、隣接する光伝送体
1どうしが密着した光伝送体アレイにおいてもクロスト
ーク光による性能低下が抑制されるので、性能を低下さ
せることなく、光伝送体1の寸法精度が良い場合には容
易に配列精度をきわめて良好にすることができるという
密着型の光伝送体アレイの利点を、十分に発揮させるこ
とができる。
【0028】本発明のイメージセンサーは、図5に示さ
れているように、前記の光伝送体アレイ5および受光セ
ンサー32を有する。読み取り原稿33を照明するため
の光源31を配置するのが好ましい。読み取り原稿33
を矢印方向に搬送しながら、光源31により照明された
読み取り原稿33の画像を光伝送体アレイ5により受光
センサー32上に結像させて、読み取る。本発明のイメ
ージセンサーは、光伝送体アレイ5の各光伝送体に混入
してある光吸収剤の吸収波長にあわせた波長の光を用い
てモノクロイメージセンサーとしても良いし、光伝送体
に混入してある光吸収剤がRGB3原色を吸収するもの
である場合は、カラーイメージセンサーとしても良い。
【0029】カラーイメージセンサーとする場合は、光
源31としては、RGB3原色のLED光源または白色
光源を用いることが好ましい。また、受光センサー32
はRGB3原色のLED光源を用いる場合はモノクロ用
受光センサー、3原色用受光センサーのいずれを用いる
ことも可能である。白色光源を用いる場合は3原色用の
受光センサーを用いることができる。
【0030】本発明のイメージセンサーはフレア光、ク
ロストーク光の影響が少なく良好な画像読み取りが可能
である。
【0031】次に、レンズプレート6について説明す
る。レンズプレート6は、dN ≧5d N-1 (あるいはA
N ≧5AN-1 )である光伝送体1を密着させて平面状に
配列してなるものである。
【0032】従来のレンズプレートにおいては、1本の
光伝送体が他の6本の光伝送体と接するためクロストー
ク光が多く、クロストーク光により光伝送体からゴース
トと呼ばれるぼやけた光が出射されて2次元画像表示性
能に悪影響を及ぼしていた。しかし、本発明のレンズプ
レート6は、dn ≧5dn-1 (あるいはAn ≧5A
n- 1 )である光伝送体1を用いているために、光伝送体
1を密着させて平面状に配列しているにもかかわらず、
クロストーク光による性能の低下が殆ど無く、表示画面
として用いた場合に鮮明な表示画像を形成することがで
きる。本発明のレンズプレート6は、2次元の画像の表
示や読み取り、伝送等の用途に好ましく使用することが
できる。
【0033】レンズプレート6は次のようにして作製す
ることができる。即ち、多数の光伝送体を互いに平行に
なるようにして俵積み状に最密充填で密着配列する。光
伝送体間の隙間に黒色の光吸収剤等を添加した接着剤を
注入して光伝送体どうしを接着固定する。接着固定され
た光伝送体の集合体を光伝送体の中心軸と垂直に切断
し、端面を鏡面に研磨して、図4に示されているような
所定の厚さのレンズプレート6を得る。
【0034】本発明の2次元画像形成装置は、図6に示
されているように、レンズプレート6を用いることを特
徴としている。即ち、この画像形成装置は、2次元の表
示画像を形成する画像光源としてのディスプレイ35と
レンズプレート6とディスプレイ35の画像が投写され
るスクリーン36とからなり、ディスプレイ35の表示
画像の正立実像をスクリーン36上に表示するように配
置されたものである。正立実像は拡大、等倍、縮小のい
ずれでも良く、目的に応じて選択すればよい。正立実像
の拡大または縮小を行う場合には、レンズプレートとス
クリーンとの間に拡大または縮小用のレンズを配置す
る。また、ディスプレイ35、スクリーン36は公知の
任意のものを用いることができる。本発明の2次元画像
形成装置はクロストーク光による影響が非常に少ないた
め鮮明な画像を形成することができる。
【0035】以上、光吸収剤混在層の層数Nが2の場合
について説明したが、Nが3以上の場合であっても同様
にして本発明の実施をすることが可能である。例えば、
N=3の場合、本発明の光伝送体は、[3層目の光吸収
剤混在層の光吸収剤濃度d3(又は吸光度A3 )]>
[2層目の光吸収剤混在層の光吸収剤濃度d2 (又は吸
光度A2 )]を満たし、且つ[2層目の光吸収剤混在層
の光吸収剤濃度d2 (又は吸光度A2 )]>[1層目の
光吸収剤混在層の光吸収剤濃度d1 (又は吸光度A
1 )]を満たす。光伝送体をレンズプレートに用いる場
合には、本発明の光伝送体は、d3 >5d2 且つd2
5d1 (またはA3 >5A2 且つA2 >5A1)を満た
すことが好ましい。
【0036】本発明の光伝送体1は次のようにして製造
することができる。未硬化状態での粘度が103 〜10
8 ポイズなる物質であり、該物質を硬化した硬化物の屈
折率nd がnd1>nd2>・・・・>ndX(X≧3)なる
X個の未硬化状物を、この順に中心部から外周部へと積
層する際に、中心部から少なくともX番目とX−1番目
の未硬化状物に光吸収剤を混入させておき、それらの未
硬化状物を中心から外周面に向かって順次屈折率が低く
なるような配置で、かつ、同心円状に複層積層した未硬
化状の積層体(以下適宜「糸状体」と称する)に賦形
し、糸状体の各層間の屈折率分布が連続的分布となるよ
うに隣接層間の物質の相互拡散処理を行いながら、また
は相互拡散処理を行った後、糸状体を硬化処理すること
により製造される。得られる光伝送体の屈折率分布を理
想的な分布に近づけるために、Xは4〜6の範囲である
ことが望ましい。
【0037】本発明に用いられる未硬化状物質は、粘度
が103 〜108 ポイズで硬化性のものであることが好
ましい。粘度が小さすぎると賦形に際し糸切れが生じる
ようになり糸状物の形成が困難である。また粘度が大き
すぎると賦形時に操作性が不良となり各層の同心円性が
損なわれたり、太さ斑の大きな糸状体となりやすいので
好ましくない。
【0038】この未硬化状物を構成する物質としてはラ
ジカル重合性ビニル単量体または該単量体と該単量体に
可溶な重合体とよりなる組成物などを用いることができ
る。
【0039】ラジカル重合性ビニル単量体の具体例とし
てはメチルメタクリレート(nd =1.49)、スチレ
ン(nd =1.59)、クロルスチレン(nd =1.6
1)、酢酸ビニル(nd =1.47)、2,2,3,3-テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,
5,5-オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、2,
2,3,4,4,4-ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレー
ト、2,2,2-トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、
等のフッ素化アルキル(メタ)アクリレート(n d
1.37〜1.44)、屈折率1.43〜1.62の
(メタ)アクリレート類たとえばエチル(メタ)アクリ
レート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート、アルキレングリコール(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンジ又はトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ、トリ又はテトラ(メタ)
アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、などの他のジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート、フッ素化アルキレングリコールポリ(メタ)ア
クリレートなどが挙げられる。
【0040】これら未硬化状物から糸状体を形成する際
の未硬化状物の粘度調整を容易にするため、及び糸状体
の中心から外周へ向かい連続的な屈折率分布を持たせる
ため、前記の未硬化状物はビニル系単量体と可溶性ポリ
マーとで構成されていることが好ましい。
【0041】ここに用い得るポリマーとしては、前記の
ラジカル重合性ビニル単量体から生成するポリマーと相
溶性が良いことが必要であり、例えばポリメチルメタク
リレート(nd =1.49)、ポリメチルメタクリレー
ト系コポリマー(nd =1.47〜1.50)、ポリ4
ーメチルペンテンー1(nd =1.46)、エチレン/
酢酸ビニル共重合体(nd =1.46〜1.50)、ポ
リカーボネート(nd=1.50〜1.57)、ポリフ
ッ化ビニリデン(nd =1.42)、フッ化ビニリデン
/テトラフルオロエチレン共重合体(nd =1.42〜
1.46)、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレ
ン/ヘキサフルオロプロペン共重合体(nd =1.40
〜1.46)、ポリフッ化アルキル(メタ)アクリレー
トポリマー等が挙げられる。
【0042】粘度を調整するため、各層に同一の屈折率
を有するポリマーを用いた場合には中心から外周部に向
かって連続的な屈折率分布を有するプラスチック光伝送
体が得られるので好ましい。特に、ポリメチルメタクリ
レートは透明性に優れ及びそれ自体の屈折率も高いので
本発明の屈折率分布型光伝送体を作成するに際して用い
るポリマーとしては好適なものである。
【0043】前記未硬化状物より形成した糸状物を硬化
するには未硬化状物中に熱硬化触媒あるいは光硬化触媒
を添加しておくことが好ましく、熱硬化触媒としては普
通パーオキサイド系又はアゾ系の触媒が用いられる。光
硬化触媒としてはベンゾフェノン、ベンゾインアルキル
エーテル、4'ー イソプロピルー2ー ヒドロキシー2ー メチル
プロピオフェノン、1ーヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、ベンジルメチルケタール、2,2-ジエトキシア
セトフェノン、クロロチオキサントン、チオキサントン
系化合物、ベンゾフェノン系化合物、4-ジメチルアミノ
安息香酸エチル、4-ジメチルアミノ安息香酸イソアミ
ル、N−メチルジエタノールアミン、トリエチルアミン
などが挙げられる。
【0044】次いで未硬化状物を硬化させるには、硬化
部において好ましくは紫外線を周囲から作用させ、熱硬
化触媒及び/又は光硬化触媒を含有する糸状物を熱処理
ないし光硬化処理を行う。
【0045】本発明の光伝送体1は例えば図7に示され
る糸状体成形装置を用いて製造することができる。図7
は糸状体成形装置の模式的構成図であり、相互拡散部1
2及び硬化処理部13の部分だけを縦断面図で示してあ
る。図7において、符号10は同心円状複合ノズル、1
1は押し出された未硬化の糸状体、12は糸状体の各層
の単量体を相互に拡散させて屈折率分布を与えるための
相互拡散部、13は未硬化状物を硬化させるための硬化
処理部、14は引き取りローラー、15は製造された光
伝送体、16は巻き取り部、17は不活性ガス導入口、
18は不活性ガス排出口である。糸状体11から遊離す
る揮発性物質を相互拡散部12及び硬化処理部13から
除去するため、不活性ガス導入口17から不活性ガス例
えば窒素ガスが導入される。
【0046】光重合に用いる光源としては150〜60
0nmの波長の光を発生する炭素アーク灯、高圧水銀
灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカル
ランプ、キセノンランプ、レーザー光等が挙げられる。
【0047】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0048】尚、実施例及び比較例において、屈折率分
布及びレンズ性能(MTF)の測定は下記の方法により
行った。
【0049】屈折率分布の測定 カールツアイス社製インターファコ干渉顕微鏡を用いて
公知の方法により測定した。
【0050】レンズ性能(MTF)の測定 光伝送体の解像度を示すMTFは、図8に示すように、
光源19、フィルター20、拡散板21、空間周波数4
(または6)[ラインペア/mm:Lp/mm]を有す
る格子22、中心軸に垂直な両端面を研磨した光伝送体
を複数本並べた光伝送体アレイ23、及びCCDライン
センサー24を配置し、格子22を光伝送体アレイ23
の結像面に設置したCCDラインセンサー24に結像さ
せて格子画像を読みとり、その測定光量の最大値(i
MAX )と最小値(iMIN )とを測定し、次式 MTF[%]={(iMAX −iMIN )/(iMAX +i
MIN )}×100 により求めた。
【0051】ここで空間周波数とは、図8の格子22に
示すごとく、白ラインと黒ラインとの組み合わせを1ラ
インとし、このラインの組み合わせが1mmの幅の中に
何組設けてあるかを示すものである。
【0052】実施例1 ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.40,MEK
中,25℃にて測定:以下、ポリメチルメタクリレート
の〔η〕は全て同じ)52重量部、ベンジルメタクリレ
ート35重量部、メチルメタクリレート13重量部、1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.25重
量部及びハイドロキノン0.1重量部を70℃に加熱混
練して第1層形成用原液とした、ポリメチルメタクリレ
ート48重量部、ベンジルメタクリレート10重量部、
メチルメタクリレート35重量部、2,2,3,3,4,4,5,5-オ
クタフルオロペンチルメタクリレート7重量部、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.25重量
部、ハイドロキノン0.1重量部を70℃に加熱混練し
て第2層形成用原液とした、ポリメチルメタクリレート
47重量部、メチルメタクリレート30重量部、2,2,3,
3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチルメタクリレート23
重量部、1ーヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
0.25重量部、ハイドロキノン0.1重量部を70℃
に加熱混練して第3層形成用原液とした、ポリメチルメ
タクリレート40重量部、メチルメタクリレート18重
量部、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチルメタク
リレート42重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン0.25重量部、ハイドロキノン0.1重
量部、日本化薬(株)製染料Blue ACR 0.0
6重量部を70℃に加熱混練して第4層形成用原液とし
た、ポリメチルメタクリレート37重量部、メチルメタ
クリレート4重量部、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ
ペンチルメタクリレート59重量部、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン0.25重量部、ハイドロ
キノン0.1重量部、日本化薬(株)製染料Blue
ACR 0.40重量部を70℃に加熱混練して第5層
形成用原液とした、この5種類の原液を同心円状5層複
合ノズルを用い中心から順次未硬化物の屈折率が低くな
るように配列し同時に押し出した。
【0053】複合紡糸ノズルの温度は50℃、各層の吐
出比は半径方向寸法の比で35/38/20/6/1で
あった。ついで長さ55cmの各層相互拡散処理部12
を通しその後長さ120cm、40Wのケミカルランプ
12本を円状に等間隔に配設した光照射硬化処理部13
の中心にストランドファイバを通過させて120cm/
minの速度でニップローラー14で引き取った。
【0054】得られた光伝送体は半径(r0 )が0.4
7mmであり、屈折率分布は中心部が1.512、外周
部が1.468であった。光伝送体の外周面から33μ
mの厚さの部分に染色層(光吸収剤混在層)が形成され
ており、特に外周面から5μmまでの部分に染料濃度が
高い層が形成されていた。各層内における染料の濃度は
ほぼ均一であった。各層の吸光度を測定したところ、A
2 はA1 の約6倍であった(使用光の波長570nm:
以下において同じ)。
【0055】この光伝送体複数本を用い、両側板として
フェノール樹脂板(厚さ1.2mm)2枚を用い、接着
剤としてカーボンブラックを2wt%添加したエピフォ
ーム(ソマール社製)を用い、側板の間に光伝送体を1
列に平行に密着させて配列し接着剤を充填し、接着剤を
硬化させ、その後両端面を切断して研磨し、レンズ長
6.6mmのレンズアレイ(光伝送体アレイ)を制作し
た。この光伝送体アレイは570nmにおけるフレア
光、クロストーク光が少なく、4Lp/mmの格子22
を用いてこのレンズアレイの特性を測定したところ、5
70nmの波長の光に対する共役長は14.4mmであ
り共役長におけるMTFは78%であった。
【0056】この光伝送体アレイを用いて570nmの
発光波長を有するLEDを光源とし、CCDを受光セン
サーとしたイメージスキャナを組み立てた。このイメー
ジスキャナはフレア光、クロストーク光による影響が非
常に少なく解像度が高く、光伝送体アレイは画像をクリ
アに伝送することができた。
【0057】実施例2〜4 第4層,第5層への日本化薬(株)製染料Blue A
CRの添加量を表1のように変更した以外は実施例1と
同様にして光伝送体を得た。
【0058】これらの光伝送体を用いて、実施例1と同
様にして光伝送体アレイを得た。これらの光伝送体アレ
イを実施例1と同様に評価したところ表1に示すような
性能であった。尚、各実施例において各層の吸光度を測
定したところ、実施例2ではA2 はA1 の約1.5倍で
あり、実施例3ではA2 はA1 の約2倍であり、実施例
4ではA2 はA1 の約5倍であった。
【0059】
【表1】 これらの光伝送体アレイを用いて実施例1と同様にイメ
ージスキャナを組み立てた。これらのイメージスキャナ
はフレア光、クロストーク光による影響が非常に少なく
解像度が高く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝送す
ることができた。
【0060】実施例5 染料の種類と添加量以外の第1層〜第5層形成用の原液
組成を実施例1と同様とし、更に第3層形成用の原液中
に日本化薬(株)製染料Blue ACR 0.006
重量部、三井東圧染料(株)製染料MS Yellow
HD−1800.006重量部、及び三井東圧染料
(株)製染料MS Magenta HM−1450
0.006重量部、第4層形成用の原液中に日本化薬
(株)製染料Blue ACR 0.12重量部、三井
東圧染料(株)製染料MS Yellow HD−18
0 0.10重量部、及び三井東圧染料(株)製染料M
SMagenta HM−1450 0.08重量部、
第5層形成用の原液中に日本化薬(株)製染料Blue
ACR 0.30重量部、三井東圧染料(株)製染料
MS Yellow HD−180 0.20重量部、
及び三井東圧染料(株)製染料MS Magenta
HM−1450 0.18重量部、を添加して実施例1
と同様にして70℃にて加熱混練し、第3,4,5層形
成用の原液とした。複合紡糸ノズルの温度を42℃と
し、各層の吐出比は半径方向寸法の比で35/38/2
0/6/1とした。
【0061】実施例1に対して紫外線光量を1.80倍
とし、引き取り速度を270cm/minとし、その他
の条件は実施例1と同様にして光伝送体を得た。
【0062】得られた光伝送体は半径(r0 )が0.2
95mmであり、屈折率分布は中心部が1.512、外
周部が1.468であった。光伝送体の外周部から80
μmの厚さの部分に染色層が形成されており、外周面か
ら3μmまでの部分に染料濃度が最も高い層、そして、
外周面から3〜21μmの部分、外周面から21〜80
μmの部分の順に染料濃度が低くなるように層が形成さ
れていた。各層内における染料の濃度はほぼ均一であっ
た。各層の吸光度を測定したところ、A2 はA 1 の約1
5倍、A3 はA2 の約2倍であった。
【0063】レンズ長4.1mmとした点を除き、実施
例1と同様にしてレンズアレイを製作した。この光伝送
体アレイはRGB各波長におけるフレア光、クロストー
ク光が少なかった。6Lp/mmの格子を用いてこのレ
ンズアレイの特性を測定したところ、525nmの波長
の光に対する共役長は9.9mmであり共役長における
MTFは89%であった。
【0064】この光伝送体アレイを用いて470nm,
525nm,630nmの発光波長を有するLEDを光
源とし、CCDを受光センサーとしたカラーイメージス
キャナを組み立てた。このカラーイメージスキャナはフ
レア光、クロストーク光による影響が非常に少なく解像
度が高く、カラー画像をクリアに読みとることができ
た。
【0065】比較例1 染料を添加しないで第4,5層形成用原液を作製し、紫
外線照射光量を0.9倍とした以外は実施例1と同様に
して光伝送体を得た。
【0066】得られた光伝送体は半径(r0 )が0.4
7mmであり、屈折率分布は中心部が1.512、外周
部が1.468であった。
【0067】実施例1と同様にしてレンズアレイを製作
した。4Lp/mmの格子を用いてこのレンズアレイの
特性を測定したところ、570nmの波長の光に対する
共役長は14.4mmであり共役長におけるMTFは6
5%であった。
【0068】実施例1と同様にして組み立てたイメージ
スキャナはフレア光とクロストーク光による影響で解像
度が低く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝送するこ
とが困難であった。
【0069】比較例2 第1層〜第5層形成用の原液を比較例1と同様とし、更
に4,5層目の原液中に日本化薬(株)製染料Blue
ACR(0.06重量部)を用い、実施例1と同様に
して70℃にて加熱混練し、4,5層目の原液とした。
また、紫外線照射量を1.1倍とし、それ以外の条件は
実施例1と同様にして光伝送体を得た。
【0070】この光伝送体の半径は0.47mmであ
り、屈折率分布は中心部が1.512、外周部が1.4
68であった。光伝送体の外周面から33μmの厚さの
部分に染色層が形成されており、染色層内での染料の濃
度はほぼ均一であった。
【0071】実施例1と同様にしてレンズアレイを製作
した。4Lp/mmの格子を用いてこのレンズアレイの
特性を測定したところ、比較例1のものと比べてフレア
光が減少したためにMTFが若干上昇し、570nmの
波長の光に対する共役長は14.4mmであり共役長に
おけるMTFは73%であった。
【0072】実施例1と同様にして組み立てたイメージ
スキャナはクロストーク光による影響で解像度が若干低
く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝送することが困
難であった。
【0073】比較例3 第1層〜第5層形成用の原液を比較例1と同様とし、更
に4,5層目の原液中に日本化薬(株)製染料Blue
ACR 0.40重量部を用い、実施例1と同様にし
て70℃にて加熱混練し、4,5層目の原液とした。ま
た、紫外線照射量を1.6倍とし、それ以外の条件は実
施例1と同様にして光伝送体を得た。
【0074】この光伝送体の半径は0.47mmであ
り、屈折率分布は中心部が1.512、外周部が1.4
68であった。光伝送体の外周部から33μmの厚さの
部分に染色層が形成されており、染色層内での染料の濃
度はほぼ均一であった。
【0075】実施例1と同様にしてレンズアレイを製作
した。4Lp/mmの格子を用いてこのレンズアレイの
特性を測定したところ、フレア光、クロストーク光がと
もに減少したためにMTFは上昇し、570nmの波長
の光に対する共役長は14.4mmであり共役長におけ
るMTFは80%であった。
【0076】実施例1と同様にして組み立てたイメージ
スキャナはクロストーク光による影響がほとんど無く解
像度が高く画像をクリアに伝送することができた。しか
し、レンズの透過光量が少ないため、読み取り速度を遅
くする必要があり、読み取りの高速化には不利であるこ
とがわかった。
【0077】実施例6〜9 実施例1〜4の光伝送体を複数本を用い、断面U字型の
複数の溝が互いに平行に等間隔に設けられたフェノール
樹脂基板2枚を用いて、これら基板の間に前記溝に対応
して光伝送体を互いに平行になるように40μmの間隔
(光伝送体の中心間距離は980μm)で1列に配列し
た以外は実施例1と同様にして光伝送体アレイを作製し
た。
【0078】これらの光伝送体アレイを用いて実施例1
と同様に組み立てたイメージスキャナはフレア光の影響
が非常に少なく、クロストーク光による影響がほとんど
無く解像度が高く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝
送することができた。
【0079】実施例10〜13 光伝送体を20μmの間隔(光伝送体の中心間距離は9
60μm)で配列した以外は実施例6〜9と同様にして
光伝送体アレイを作製した。
【0080】これらの光伝送体アレイを用いて実施例1
と同様に組み立てたイメージスキャナはフレア光の影響
が非常に少なく、クロストーク光による影響が極めて少
なく解像度が高く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝
送することができた。
【0081】比較例4 比較例1の光伝送体を複数本を用いた以外は実施例6と
同様にして光伝送体アレイを作製した。
【0082】この光伝送体アレイを用いて実施例1と同
様に組み立てたイメージスキャナはフレア光による影響
で解像度が低く、光伝送体アレイは画像をクリアに伝送
することが困難であった。
【0083】比較例5 比較例2の光伝送体を複数本を用いた以外は実施例10
と同様にして光伝送体アレイを作製した。
【0084】この光伝送体アレイを用いて実施例1と同
様に組み立てたイメージスキャナはクロストーク光によ
る影響で解像度が低く、光伝送体アレイは画像をクリア
に伝送することが困難であった。
【0085】実施例14 染料の種類と添加量以外の第1層〜第5層形成用の原液
の組成を実施例1と同様とし、第4層の原液中に日本化
薬(株)製染料Blue ACR 0.06重量部、三
井東圧染料(株)製染料MS Yellow HD−1
80 0.04重量部、及び三井東圧染料(株)製染料
MS Magenta HM−14500.04重量
部、第5層の原液中に日本化薬(株)製染料Blue
ACR0.50重量部、三井東圧染料(株)製染料MS
Yellow HD−1800.22重量部、及び三
井東圧染料(株)製染料MS Magenta HM−
1450 0.14重量部、を添加して実施例1と同様
にして70℃にて加熱混練し、第4,5層形成用の原液
とした。
【0086】実施例1に対して紫外線光量を1.30倍
とし、それ以外の条件は実施例1と同様にして光伝送体
を得た。吸光度は、A2 がA1 の約6倍であった。
【0087】得られた光伝送体を一定の長さに切断し平
行に俵積み状に配列して密着最密充填にして2次元平面
状にし、平面状に配列した光伝送体どうしの隙間にカー
ボンブラック2wt%添加したエピフォーム(ソマール
社製)を充填し、接着剤を硬化させ、その後両端面を切
断して研磨し、レンズ長6.6mm、縦210mm、横
300mmのレンズプレートを作製した。
【0088】このレンズプレートを、A4サイズのディ
スプレイと、A4サイズの拡散板を用いたスクリーンと
の間に配置し、ディスプレイの画像の正立等倍実像をス
クリーン上に表示するような2次元画像形成装置を作製
した。この画像形成装置を用いてスクリーン上にディス
プレイに表示されているカラー画像を映し出したところ
フレア光やクロストーク光による影響が非常に少ない、
鮮明なカラー画像を形成することができた。
【0089】実施例15 染料の種類と添加量以外の第1層〜第5層形成用の原液
の組成を実施例1と同様とし、第4層の原液中に日本化
薬(株)製染料Blue ACR 0.06重量部、第
5層の原液中に日本化薬(株)製染料Blue ACR
0.50重量部、三井東圧染料(株)製染料MS Y
ellow HD−180 0.22重量部、及び三井
東圧染料(株)製染料MS Magenta HM−1
4500.14重量部、を添加して実施例1と同様にし
て70℃にて加熱混練し、第4,5層形成用の原液とし
た。
【0090】実施例1に対して紫外線光量を1.10倍
とし、それ以外の条件は実施例1と同様にして光伝送体
を得た。吸光度は、A2 がA1 の約14倍であった。
【0091】得られた光伝送体を用いて実施例14と同
様にして、レンズ長5.5mm、縦210mm、横30
0mmのレンズプレートを作製した。
【0092】このレンズプレートを、A4サイズのディ
スプレイと、縦300mm、横430mmの拡散板を用
いたスクリーンとの間に配置し、更にレンズプレートと
スクリーンとの間に拡大用のレンズを配置して、ディス
プレイの画像の正立拡大実像をスクリーン上に表示する
ような2次元画像形成装置を作製した。この画像形成装
置を用いてスクリーン上にディスプレイに表示されてい
るカラー画像を映し出したところフレア光やクロストー
ク光による影響が非常に少ない、鮮明なカラー画像を形
成することができた。
【0093】比較例6 比較例1の光伝送体を用いて実施例14と同様にして、
レンズ長6.6mm、縦210mm、横300mmのレ
ンズプレートを作製し、実施例14と同様の2次元画像
形成装置を作製した。この画像形成装置を用いてスクリ
ーン上にディスプレイに表示されているカラー画像を映
し出したところフレア光とクロストーク光による影響
で、画像のぼけが見られ、表示が非常に不鮮明であっ
た。
【0094】
【発明の効果】本発明の光伝送体は、外周面から中心に
向かう100μm以内の部分に光吸収剤がほぼ均一に混
在する層が2層以上形成されており、外側の光吸収剤混
在層ほど光吸収剤の濃度や特定波長での吸光度が高くな
っているため、光伝送体アレイとした場合に透過光量を
多くとることができ、且つ隣接レンズ間のクロストーク
光が少なく、光学性能は高い。さらに、本発明の光伝送
体アレイを用いて作製したイメージセンサーはクロスト
ーク光による読み取り画像の乱れが少ないため高性能の
読み取りが可能である。また、本発明のレンズプレート
はクロストーク光、フレア光の影響が少ないため2次元
の画像を鮮明に伝送できる。本発明の2次元画像形成装
置はディスプレイ上の表示画像をスクリーン上に鮮明に
映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光伝送体の断面図である。
【図2】本発明の光伝送体の断面図である。
【図3】本発明の光伝送体アレイの模式的斜視図であ
る。
【図4】本発明のレンズプレートの模式的斜視図であ
る。
【図5】本発明のイメージセンサーの模式的構成図であ
る。
【図6】本発明の画像形成装置の模式的構成図である。
【図7】本発明の光伝送体を製造するための製造装置の
模式的構成図である。
【図8】光伝送体の解像度(MTF)測定装置の模式的
構成図である。
【符号の簡単な説明】
1 光伝送体 2 光吸収剤混在層 3 光吸収剤混在層 4 中心軸 5 光伝送体アレイ 6 レンズプレート 10 同心円状複合ノズル 11 未硬化の糸状体 12 相互拡散部 13 硬化処理部 14 引き取りローラー 15 光伝送体 16 巻き取り部 17 不活性ガス導入口 18 不活性ガス排出口 19 光源 20 フィルター 21 拡散板 22 格子 23 光伝送体アレイ 24 CCDラインセンサー 31 光源 32 受光センサー 33 読み取り原稿 35 ディスプレイ 36 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 隅 敏則 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 石丸 輝太 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 2H046 AA06 AD09 AD13 AD16 2H050 AA13 AC06 AC07 AC72 AD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心から外周部に向かって屈折率が連続
    的に減少している円柱状の光伝送体であって、外周面か
    ら中心に向かう100μm以内の部分に光吸収剤がほぼ
    均一に混在する光吸収剤混在層がN層(N≧2)形成さ
    れており、中心から外周部に向ってn層目(n=1,
    2,・・・・・,N)の光吸収剤混在層内における光吸
    収剤の濃度をdn としたとき、 dn >dn-1 であることを特徴とする光伝送体。
  2. 【請求項2】 中心から外周部に向かって屈折率が連続
    的に減少している円柱状の光伝送体であって、外周面か
    ら中心に向かう100μm以内の部分に光吸収剤がほぼ
    均一に混在する光吸収剤混在層がN層(N≧2)形成さ
    れており、中心から外周部に向ってn層目(n=1,
    2,・・・・・,N)の光吸収剤混在層内における特定
    波長での吸光度をAn としたとき、 An >An-1 であることを特徴とする光伝送体。
  3. 【請求項3】 最も外側の光吸収剤混在層は前記外周面
    を含む範囲に形成されていることを特徴とする、請求項
    1または2に記載の光伝送体。
  4. 【請求項4】 n層目の光吸収剤混在層とn−1層目の
    光吸収剤混在層とが全て隣接していることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の光伝送体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの光伝送体を複
    数互いに平行になるようにし且つ隣接するものどうしが
    30μm以上の間隔を持つようにして該光伝送体の中心
    軸の方向を横切る1つの方向に1列に配列してなる光伝
    送体配列を少なくとも1つ有することを特徴とする光伝
    送体アレイ。
  6. 【請求項6】 光源と請求項5の光伝送体アレイと該光
    伝送体アレイにより画像が結像されるセンサーとを含む
    ことを特徴とするイメージセンサー。
  7. 【請求項7】 dn ≧5dn-1 であることを特徴とす
    る、請求項1,3,4のいずれかに記載の光伝送体。
  8. 【請求項8】 An ≧5An-1 であることを特徴とす
    る、請求項2〜4のいずれかに記載の光伝送体。
  9. 【請求項9】 請求項7または8の光伝送体を複数互い
    に平行になるようにして密着させて該光伝送体の中心軸
    の方向を横切る方向に平面状に配列してなることを特徴
    とするレンズプレート。
  10. 【請求項10】 請求項9のレンズプレートと、画像光
    源と、前記レンズプレートにより前記画像光源の画像が
    投写されるスクリーンとを含むことを特徴とする画像形
    成装置。
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JP2002014240A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Ricoh Co Ltd 二次元拡大縮小光学デバイスおよびその製造方法
JP2004341510A (ja) * 2003-04-23 2004-12-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラスチックロッドレンズの製造方法及び未硬化粘性材料の供給方法

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