JP2000035464A - プローブ装置の取っ手構造 - Google Patents

プローブ装置の取っ手構造

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JP2000035464A
JP2000035464A JP10204118A JP20411898A JP2000035464A JP 2000035464 A JP2000035464 A JP 2000035464A JP 10204118 A JP10204118 A JP 10204118A JP 20411898 A JP20411898 A JP 20411898A JP 2000035464 A JP2000035464 A JP 2000035464A
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JP10204118A
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Takafumi Iwamoto
尚文 岩元
Tatsuo Sugiyama
達雄 杉山
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブ装置を移動する際や、プローバーの
ホルダーに着脱する際にプローブ装置を誤って脱落しに
くく、前記着脱の際の作業性が向上する、プローブ装置
の取っ手構造を提供する。 【解決手段】 プローブ装置70のメカニカルパーツ6
0(支持用パーツ)のトップクランプ40の外面には、
それぞれ「コ」字状の2つの取っ手5a,5bの両端部
が例えば接着剤により固着されている。2つの取っ手5
a,5bは、例えば金属もしくは合成樹脂で形成されて
おり、並んで設けられている。プローブ装置70を移動
させたりプローバーのホルダー6に着脱する際には、2
つの取っ手5a,5bを手で持ってプローブ装置70
を、そのコンタクトプローブ(不図示)に触れることな
く、安定に持つことにより、前記移動の際や着脱の際に
プローブ装置70を誤って落下させてしまう恐れが低減
する上に、作業性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ICチップ
や液晶デバイス等の各端子に各コンタクトピンをそれぞ
れ接触させて電気的なテストを行うプローブ装置(プロ
ーブカード)に関し、特に、このプローブ装置を安安定
に持つための取っ手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)等の被検査物の
電気的なテストを行うために、被検査物の各端子に接触
する複数のコンタクトピンを有するプローブ装置が使用
されている。
【0003】図13に示すように、このプローブ装置の
一例として、それぞれ複数のコンタクトピン3aを有す
る複数のコンタクトプローブ1,1をその支持用パーツ
としてのメカニカルパーツ60に組み込んでなるもので
あり、前記コンタクトプローブ1は、複数のパターン配
線3がフィルム2上に形成されこれらのパターン配線3
の各先端が前記フィルム2から突出状態に配されてコン
タクトピン3aとされるものである。
【0004】前記メカニカルパーツ60は、マウンティ
ングベース30と、トップクランプ40と、ボトムクラ
ンプ50とからなっている。プリント基板20の上にト
ップクランプ40を取り付け、次に、コンタクトプロー
ブ1を取り付けたマウンティングベース30をトップク
ランプ40に、ボルト穴41にボルト42を螺合させて
取り付ける。そして、ボトムクランプ50でコンタクト
プローブ1をプリント基板20に押え付けることによ
り、電気的に接触させる。このプローブ装置70を用い
て、ICチップのプローブテスト等を行う場合には、プ
ローブ装置70のプリント基板20を、プローバーと呼
ばれる装置のホルダー6に装着することによりテスター
(不図示)に電気的に接続し、所定の電気信号をパター
ン配線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチ
ップに送ることによって、該ICチップからの出力信号
がコンタクトピン3aからパターン配線3およびプリン
ト基板20等を介して前記テスターに送られ、ICチッ
プの電気的特性が測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プローブ装
置をプローバーのホルダーに装着する際やホルダーから
取り外す際には、プローブ装置を、そのメカニカルパー
ツの部分を直接手で掴んで持たねばならないが、このメ
カニカルパーツには手を引っ掛ける部分がないので、プ
ローブ装置が手から脱落しやすく、脱落して落下した場
合、非常に繊細なコンタクトピンが破損しやすい。ま
た、誤って手がコンタクトプローブに触れる恐れも大き
く、この場合、その特性が劣化しやすく、コンタクトピ
ンも破損しやすいのである。このように、従来、メカニ
カルパーツを直接手で掴んでいたので、プローブ装置の
取扱にはかなりの慎重を要するとともに、前記取り外し
および装着の作業性は極めて悪い。
【0006】なお、コンタクトプローブを直接手で掴む
と、手の汚れや油等がコンタクトプローブに付着して、
コンタクトピン間での電流リークが発生する恐れがあ
る。また、プリント基板にも手を引っ掛ける部分がない
とともに、プリント基板には電子部品や電極等が設けら
れているので、プリント基板を手で直接持つことは、こ
れらの電子部品や電極等が破損する恐れがあるので、好
ましくない。したがって、従来、メカニカルパーツを直
接手で掴んでプローブ装置を取り扱う方法しかなかった
のである。
【0007】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、プローブ装置を移動する際
や、プローバーのホルダーに着脱する際にプローブ装置
を誤って脱落しにくく、前記着脱の際の作業性が向上す
る、プローブ装置の取っ手構造を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のプローブ装置の取っ手構造は、コンタクトプ
ローブがその支持用パーツによってプリント基板に押圧
されて電気的に接続されてなるプローブ装置の、前記支
持用パーツあるいは前記プリント基板に、取っ手が備え
られていることを特徴とするものである。
【0009】この発明においては、プローブ装置を移動
させたり、プローバーのホルダーに着脱する際に、取っ
手を介してプローブ装置を安定に持つことにより、前記
移動の際や着脱の際にプローブ装置を誤って落下させて
しまう恐れが低減する。ここで、請求項2のように、前
記取っ手は、前記支持用パーツあるいは前記プリント基
板に着脱可能に取り付けられるものとすることにより、
プローブ装置を移動させたりプローバーのホルダーに着
脱する際に先だって、取っ手をプローブ装置に装着し、
この取っ手を介してプローブ装置を持つ。そして、プロ
ーブ装置により被検査物の電気的特性を測定する際に
は、取っ手をプローブ装置より取り外して、この取っ手
が他の装置の邪魔になる恐れをなくする。
【0010】請求項3の発明は、前記支持用パーツの互
いに反対側の部位には、穴がそれぞれ形成されており、
各穴にそれぞれ着脱可能に係止される突起を各先端に有
するピンセット状の取っ手を備えているものである。し
たがって、ピンセット状の取っ手の先端の突起を支持用
パーツの互いに反対側の穴にそれぞれ係止させて、取っ
手を閉じることにより支持用パーツを把持し、結果的
に、取っ手を介してプローブ装置を安定に持つことがで
きる。
【0011】請求項4の発明は、前記支持用パーツには
ねじ穴が形成されており、このねじ穴に螺合可能な雄ね
じ部を有する取っ手を備えているものである。したがっ
て、取っ手のねじ部を支持用パーツのねじ穴に螺合させ
ることにより、取っ手を前記支持用パーツに装着し、取
っ手を介してプローブ装置を安定に持つことができる。
【0012】請求項5の発明は、前記支持用パーツの中
心部には、前記コンタクトプローブのコンタクトピンを
確認するための窓部が形成されているとともに、この窓
部を覆う大きさのカバー兼取っ手を備え、前記支持用パ
ーツには、前記カバー兼取っ手を着脱可能に係止するた
めの溝部が形成されているものである。
【0013】この発明においては、プローブ装置の組立
時等に、コンタクトピンを例えば半導体ICチップ等の
パッドに接触させて位置決めする際に、プローブ装置の
窓部を介してコンタクトピンおよびパッドを目視する必
要がある。このように、プローブ装置の組立の際には、
前記窓部を開放する必要があるので、カバー兼取っ手を
支持用パーツに装着しない。一方、プローブ装置を移動
させたりプローバーのホルダーに着脱する際には、これ
に先だって、カバー兼取っ手の先端部を支持用パーツの
溝部に係止して装着し、このカバーを介してプローブ装
置を持つ。また、プローブ装置により被測定物を電気的
特性の検査を行う際には、前記カバー兼取っ手を支持用
パーツに装着されたままとし、前記窓部を覆った状態と
する。これにより、空気中の塵埃等がプローブ装置の窓
部より侵入してこれがコンタクトプローブに付着するこ
とが低減し、結果的に、この塵埃等に起因してコンタク
トピン間がショートする恐れが少ない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。先ず、コンタクトプローブお
よびプローブ装置の一例について順次説明する。図1は
コンタクトプローブの一例を示す要部斜視図、図2はコ
ンタクトプローブの一例を示す平面図、図3は図2のC
−C線断面図である。
【0015】図1に示すように、コンタクトプローブ1
は、フィルム2の片面に金属で形成されるパターン配線
3を貼り付けた構造となっており、前記フィルム2の端
部から前記パターン配線3の先端が突出してコンタクト
ピン3aとされている。なお、符号4は、後述する位置
合わせ穴である。
【0016】図2および図3に示すように、コンタクト
プローブ1のフィルム2には、コンタクトプローブ1を
固定するための孔9が設けられ、また、パターン配線3
から得られた信号を引き出し用配線10を介してプリン
ト基板20(図5参照)に伝えるための窓11が設けら
れている。なお、本例のフィルム2は、ポリイミド樹脂
フィルムPIおよび金属フィルム500(銅箔)の二層
テープである。
【0017】次に、図4乃至図6を参照して、4つの前
記コンタクトプローブ1をその支持用パーツとしてのメ
カニカルパーツ60を用いてプリント基板に組み込んで
プローブ装置(プローブカード)70にする構成につい
て説明する。なお、本実施形態に係るコンタクトプロー
ブ1は、全体が柔軟で曲げやすいため、プローブ装置に
組み込む際にフレキシブル基板として機能する。
【0018】前記メカニカルパーツ60は、4つのマウ
ンティングベース30と、トップクランプ40(トップ
プレート)と、ボトムクランプ50(ボトムプレート)
とからなっている。まず、プリント基板20の上にトッ
プクランプ40を取付け、次に、コンタクトプローブ1
を取り付けたマウンティングベース30をトップクラン
プ40にボルト穴41にボルト42を螺合させて取り付
ける(図6参照)。そして、ボトムクランプ50でコン
タクトプローブ1を押さえ込むことにより、パターン配
線3を一定の傾斜状態に保ち、該パターン配線3の先端
に位置するコンタクトピン3aをICチップIに押し付
ける。
【0019】図5は、組立終了後のプローブ装置70を
示している。図6は、図5のE−E線断面図である。フ
ィルム2の先端側は、前記下面32に当接して下方に傾
斜した状態で支持され、コンタクトピン3aはICチッ
プIに接触している。
【0020】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ1の位置を調整するための位置決めピン
31が設けられており、この位置決めピン31をコンタ
クトプローブ1の前記位置合わせ穴4に挿入することに
より、パターン配線3とICチップIとを正確に位置合
わせすることができるようになっている。コンタクトプ
ローブ1に設けられた窓11の部分のパターン配線3
に、ボトムクランプ50の弾性体51を押し付けて、前
記引き出し用配線10をプリント基板20の電極21に
接触させ、パターン配線3から得られた信号を電極21
を通して外部に伝えることができるようになっている。
なお、図6に示すように、各マウンティングベース3間
の空間30a、およびトップクランプ40の中央開口部
40aは、プローブ装置70の後述する窓部70aを構
成している。
【0021】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70を、プローバーのホルダー(不図
示)に装着することにより電気的に接続し、所定の電気
信号をパターン配線3のコンタクトピン3aからウェー
ハ上のICチップIに送ることによって、該ICチップ
Iからの出力信号がコンタクトピン3aからテスターに
伝送され、ICチップIの電気的特性が測定される。
【0022】なお、コンタクトプローブ1をプローブカ
ードであるプローブ装置70に適用したが、他の測定用
治具等に採用しても構わない。例えば、ICチップを内
側に保持して保護し、ICチップのバーンインテスト用
装置等に搭載されるICチップテスト用ソケット等に適
用してもよい。
【0023】次に、本発明のプローブ装置の取っ手構造
について、4つの実施形態を例に挙げて説明する。
【0024】先ず、図7(a),(b)に示すように、
第1の実施形態について、メカニカルパーツ60のトッ
プクランプ40の外面には、それぞれ「コ」字状の2つ
の取っ手5a,5bの両端部が例えば接着剤により固着
されている。2つの取っ手5a,5bは、例えば金属も
しくは合成樹脂で形成されており、並んで設けられてい
る。
【0025】第1の実施形態では、プローブ装置70を
移動させたり、プローバーのホルダー6に着脱する際に
は、2つの取っ手5a,5bを手で持ってプローブ装置
70を、そのコンタクトプローブ1(図6参照)に手が
触れることなく、安定に持つことにより、前記移動の際
や着脱の際にプローブ装置70を誤って落下させてしま
う恐れが低減する。結果的に、コンタクトプローブ1
(図6参照)が損傷しない上に、前記着脱の際の作業性
が向上する。なお、取っ手を1つのみ設けてもよく、さ
らには、取っ手5a,5bをメカニカルパーツ60のボ
トムクランプ50あるいはプリント基板20に固着して
もよい。プリント基板20に固着する場合には、その電
子部品や電極に悪影響を及ぼさないように、これらから
十分に離れた部位に固着することが好ましい。
【0026】図8(a),(b)および図9に示すよう
に、第2の実施形態について、トップクランプ40の互
いに反対方向を向く端面(側面)には、一対の穴7a,
7b、一対の穴7c,7dがそれぞれ形成されている。
また、符号8で示すものはピンセット状の取っ手であ
り、この取っ手8の両先端部8a,8bはそれぞれ二股
状に別れている。各二股状の先端12a,12bおよび
先端13a,13bは、それぞれ内側に向いた突起14
を備えており、各突起14は前記穴7a,7b,7c,
7dに着脱可能に嵌合するようになっている。
【0027】第2の実施形態では、プローブ装置70を
移動させたりプローバーのホルダー6に着脱する際に先
だって、開いた状態の取っ手8の各突起14をトップク
ランプ40の各穴7a,7b,7c,7dにそれぞれ対
向させ(実線参照)、取っ手8を閉じて各突起14をト
ップクランプ40の各穴7a,7b,7c,7dにそれ
ぞれ挿入して係止させることにより(二点鎖線の状態参
照)、取っ手8をトップクランプ40に装着する。そし
て、取っ手8を持ってプローブ装置70を安定に持つこ
とにより、前記移動の際や着脱の際にプローブ装置70
を誤って落下させてしまう恐れが低減する。結果的に、
前記着脱の際の作業性が向上する。プローブ装置70に
より被検査物の電気的特性を検査する際には、取っ手8
をトップクランプ40から外す。
【0028】また、第2の実施形態では、ボトムクラン
プ50の互いに反対方向を向く端面(側面)にも、一対
の穴15b(一方の穴は不図示)、一対の穴15d(一
方の穴は不図示)がそれぞれ形成されており、取っ手8
をボトムクランプ50に装着し取っ手8を介してプロー
ブ装置70を安定に持つことができる。なお、取っ手の
先端部を二股状にせず、トップクランプ(およびボトム
クランプ)の互いに反対方向を向く端面(側面)に穴を
1つずつ形成してもよい。
【0029】図10(a),(b)に示すように、第3
の実施形態について、トップクランプ40の外面には2
つのねじ穴16a,16bが形成されている。取っ手1
7は、前記ねじ穴16a,16bに螺合する雄ねじ部1
7aを先端に有する棒状のものであり、2本用意されて
いる。
【0030】第3の実施形態では、プローブ装置70を
移動させたりプローバーのホルダー6に着脱する際に先
だって、棒状の2本の取っ手17の雄ねじ部17aをト
ップクランプ40の2つのねじ穴16a,16bにそれ
ぞれ螺合させることにより、各取っ手17をトップクラ
ンプ40に装着する。そして、取っ手17を持ってプロ
ーブ装置70を安定に持つことにより、前記移動の際や
着脱の際にプローブ装置70を誤って落下させてしまう
恐れが低減する。結果的に、前記着脱の際の作業性が向
上する。プローブ装置70により被検査物の電気的特性
を検査する際には、取っ手17をトップクランプ40か
ら取り外す。なお、トップクランプにねじ穴を形成する
ものに限らず、ボトムクランプ50の外面にねじ穴を形
成して、ボトムクランプ50に取っ手を装着してもよ
い。
【0031】図11および図12(a),(b)に示す
ように、第4の実施形態については、トップクランプ4
0の両側面(端面)には、溝部18a,18bがそれぞ
れ形成されており、各溝部18a,18bは、断面矩形
状をなし、トップクランプ40の他の両側面(端面)に
開口している。符号19はカバー兼取っ手(カバープレ
ート)を示しており、このカバー兼取っ手19のカバー
部19aの両端部近傍の下面には、「L」字型の突起2
2a,22bが互いに対向するように一体的に形成され
ている。この突起部22a,22bはトップクランプ4
0の他方の両端まで形成されており、突起部22a,2
2b間の間隔は、前記溝部18a,18b間の間隔と等
しくなっている。カバー兼取っ手19の両突起部22
a,22bを前記トップクランプ40の両溝部18a,
18bにその一端側より嵌合し、カバー兼取っ手19を
スライドさせることにより(図12中の矢印X参照)、
トップクランプ40に着脱自在に装着でき、装着した状
態でカバー兼取っ手19は、プローブ装置70のコンタ
クトピン3aを確認するための窓部70aを覆うことが
できる。
【0032】カバー兼取っ手19のカバー部19aの中
央部には、引き起こし自在な一対の取っ手部23a,2
3bが備えられている。この取っ手部23a,23bは
肉薄の一辺部24a,24bのみにおいて、カバー部1
9aに連結されており、図11に示すように、一対の取
っ手部23a,23b(二点鎖線参照)を引き起こして
カバー部19aに対して垂直にし、この一対の取っ手部
23a,23bを手で持つことによりカバー兼取っ手1
9を保持できる。
【0033】第4の実施形態では、図11の状態から、
ホルダー6を裏返してコンタクトピン3aを下方へ向い
た状態においてプローブ装置70の組立時等に、コンタ
クトピン3aを例えば半導体ICチップ等のパッドに接
触させて位置決めする際には、プローブ装置70の窓部
70aを介してコンタクトピン3aおよびパッドを目視
する必要がある。このように、プローブ装置70の組立
の際には、前記窓部70aを開放する必要があるので、
カバー兼取っ手19をメカニカルパーツ60に装着しな
い。
【0034】一方、図11に示したように、プローブ装
置70を移動させたりそのコンタクトピン3aが上方を
向いた状態においてプローバーのホルダー6に着脱する
際には、これに先だって、引き起こした一対の取っ手部
23a,23bを持って、カバー兼取っ手19をスライ
ドさせてその突起部22a,22bをトップクランプ4
0の溝部22a,22bに係止させて装着する。そし
て、カバー兼取っ手19の一対の取っ手部23a,23
bを持つことにより、プローブ装置70を保持し、さら
に、ホルダー6に装着できる。装着後、カバー兼取っ手
19の一対の取っ手部23a,23bを倒した状態とし
(図12の状態)、後述する電気的特性の検査の際に邪
魔にならないようにする。また、図11の状態から、ホ
ルダー6を裏返してコンタクトピン3aを下方へ向いた
状態においてプローブ装置70により被測定物を電気的
特性の検査を行う際には、前記カバー兼取っ手19をト
ップクランプ40に装着されたままとし、前記窓部70
aを覆う。これにより、空気中の塵埃等が窓部70aよ
り侵入してこれがコンタクトプローブ1(図6参照)に
付着することが低減し、結果的に、前記塵埃等に起因し
てコンタクトピン3a間がショートする恐れが少ない。
【0035】なお、第4の実施形態において、カバー兼
取っ手を例えばアクリル板等の透明な素材で形成するこ
とにより、カバー兼取っ手をトップクランプに装着した
まま、プローブ装置の組立の際に透明なカバー兼取っ手
および窓部を介して、コンタクトピンを確認できるの
で、カバー兼カバー兼取っ手をトップクランプに着脱不
能に固定してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1記載の発明は、プローブ装置を移動させたり、プ
ローバーのホルダーに着脱する際に、取っ手を介してプ
ローブ装置を、そのコンタクトプローブに手が触れるこ
となく、安定に持つことにより、前記移動の際や着脱の
際にプローブ装置を誤って落下させてしまう恐れが低減
する。前記移動の際や着脱の際の慎重さが低減して作業
性が向上し、コンタクトプローブも破損しにくい。ま
た、プローブ装置に手の汚れや油等が付着せず、パター
ン配線間やコンタクトピン間での電流リークが発生せ
ず、絶縁状態を確実に維持できる。
【0037】請求項2記載の発明は、前記取っ手を、支
持用パーツあるいは前記プリント基板に着脱可能に取り
付けられたものとすることにより、プローブ装置を移動
させたりプローバーのホルダーに着脱する際に先だっ
て、取っ手をプローブ装置に装着する。そして、プロー
ブ装置により被検査物の電気的特性を測定する際には、
取っ手をプローブ装置より取り外して、この取っ手が他
の装置の邪魔になる恐れをなくする。
【0038】請求項3記載の発明は、ピンセット状の取
っ手の先端の突起を支持用パーツの互いに反対側の穴に
それぞれ係止させて、取っ手を閉じることにより支持用
パーツを把持し、結果的に、取っ手を介してプローブ装
置を安定して持つことができる。請求項4記載の発明
は、取っ手のねじ部を支持用パーツのねじ穴に螺合させ
ることにより、取っ手を前記支持用パーツに装着し、取
っ手を介してプローブ装置を安定に持つことができる。
【0039】請求項5記載の発明は、プローブ装置の組
立時等に、コンタクトピンを例えば半導体ICチップ等
のパッドに接触させて位置決めする際に、プローブ装置
の窓部を介してコンタクトピンおよびパッドを目視する
必要がある。このように、プローブ装置の組立の際に
は、前記窓部を開放する必要があるので、カバー兼取っ
手を支持用パーツに装着しない。一方、プローブ装置を
移動させたり、プローバーのホルダーに着脱する際に
は、これに先だって、カバー兼取っ手の先端部を支持用
パーツの溝部に係止して装着し、このカバー兼取っ手を
介してプローブ装置を持つ。また、プローブ装置により
被測定物を電気的特性の検査を行う際には、前記カバー
兼取っ手を支持用パーツに装着されたままとし、前記窓
部を覆った状態とする。これにより、空気中の塵埃等が
プローブ装置の窓部より侵入してこれがコンタクトプロ
ーブに付着することが低減し、結果的に、この塵埃等に
起因してコンタクトピン間がショートする恐れが少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンタクトプローブの一例を示す要部斜視図
である。
【図2】 コンタクトプローブの一例を示す平面図であ
る。
【図3】 図2のC−C線断面図である。
【図4】 コンタクトプローブの一例を組み込んだプロ
ーブ装置の一例の分解斜視図である。
【図5】 コンタクトプローブの一例を組み込んだプロ
ーブ装置の一例の要部斜視図である。
【図6】 図5のE−E線断面図である。
【図7】 本発明のプローブ装置の取っ手構造の第1の
実施形態を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は
(a)を下方から見た図である。
【図8】 本発明のプローブ装置の取っ手構造の第2の
実施形態を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は
(a)を下方から見た図である。
【図9】 図8(a)の側面図である。
【図10】 本発明のプローブ装置の取っ手構造の第3
の実施形態を示す図であり、(a)は側断面図、(b)
は(a)を下方から見た図である。
【図11】 本発明のプローブ装置の取っ手構造の第4
の実施形態を示す側断面図である。
【図12】 図11を下方から見た図であり、カバー兼
取っ手をトップクランプに嵌め込む際の状態を示してい
る。
【図13】 従来のプローブ装置を示す図である。
【符号の説明】
1 コンタクトプローブ 2 フィルム 3 パターン配線 3a コンタクトピン 5a,5b,8,17 取っ手 6 プローバーのホルダー 7a,7b,7c,7d 穴 14 突起 16a,16b ねじ穴 17a 雄ねじ部 18a,18b 溝部 19 カバー兼取っ手 20 プリント基板 22a,22b 突起部 30 マウンティングベース 40 トップクランプ 50 ボトムクランプ 60 メカニカルパーツ(支持用パーツ) 70 プローブ装置 70a 窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 秀昭 兵庫県三田市テクノパーク十二番地の六 三菱マテリアル株式会社三田工場内 Fターム(参考) 2G011 AA17 AB00 AC00 AE01 AF01 AF06 AF07 2G032 AF00 AF01 4M106 AA01 AA07 AD01 BA01 BA11 CA01 CA02 CA15 CA16 DD01 DD04 DD10 DD18 DD30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトプローブがその支持用パーツ
    によってプリント基板に押圧されて電気的に接続されて
    なるプローブ装置の、前記支持用パーツあるいは前記プ
    リント基板に、取っ手が備えられていることを特徴とす
    るプローブ装置の取っ手構造。
  2. 【請求項2】 前記取っ手は、前記支持用パーツあるい
    は前記プリント基板に着脱可能に取り付けられるもので
    ある請求項1記載のプローブ装置の取っ手構造。
  3. 【請求項3】 前記支持用パーツの互いに反対側の部位
    には、穴がそれぞれ形成されており、各穴にそれぞれ着
    脱可能に係止される突起を各先端に有するピンセット状
    の取っ手を備えている請求項2記載のプローブ装置の取
    っ手構造。
  4. 【請求項4】 前記支持用パーツにはねじ穴が形成され
    ており、このねじ穴に螺合可能な雄ねじ部を有する取っ
    手を備えている請求項2記載のプローブ装置の取っ手構
    造。
  5. 【請求項5】 前記支持用パーツの中心部には、前記コ
    ンタクトプローブのコンタクトピンを確認するための窓
    部が形成されているとともに、この窓部を覆う大きさの
    カバー兼取っ手を備え、前記支持用パーツには、前記カ
    バー兼取っ手を着脱可能に係止するための溝部が形成さ
    れている請求項1記載のプローブ装置の取っ手構造。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトプローブは、複数のパタ
    ーン配線がフィルム上に形成されこれらのパターン配線
    の各先端が前記フィルムから突出状態に配されてコンタ
    クトピンとされている請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載のプローブ装置の取っ手構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005514596A (ja) * 2001-12-19 2005-05-19 フォームファクター,インコーポレイテッド プローブ・カード・カバーリング・システムおよび方法
JP2013084685A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Micronics Japan Co Ltd プローブカードのハンドリング機構

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