JP2000035455A - 通電検査装置 - Google Patents

通電検査装置

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JP2000035455A
JP2000035455A JP10201529A JP20152998A JP2000035455A JP 2000035455 A JP2000035455 A JP 2000035455A JP 10201529 A JP10201529 A JP 10201529A JP 20152998 A JP20152998 A JP 20152998A JP 2000035455 A JP2000035455 A JP 2000035455A
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conduction
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JP10201529A
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Yoshihiro Kato
芳裕 加藤
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Kenwood KK
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品に損傷を与えることなく容易に通電
状態を検査できる通電検査装置を提供する。 【解決手段】 半導体素子1のリード1bに当接して通
電状態を感知する接触端子14を設け、この接触端子1
4を内部でスプリング16により付勢して装着する収納
体15を備え、この収納体15を収納する挿入穴11a
を設けて挿入穴11aから接触端子14が一部突出した
状態に収納体15を装着した本体11を設けるととも
に、この本体11に装着して接触端子14を内部でスプ
リング16の付勢方向に移動可能にする移動穴12cお
よび移動穴12c内の接触端子14に半導体素子1のリ
ード1bを挿入して接触するように案内する誘導穴12
bを設け、誘導穴12bの先端に外側へ広がるテーパ部
12aを設けて少なくとも移動穴12cより大きな径を
有するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電検査装置に係
り、より詳細には電子部品のリード、ピン、端子などの
通電部により通電状態を検査する通電検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子部品の製造工程で
は、工程時に発生する短絡、断線、漏洩などの不良を防
止して、製品の信頼性および生産効率を如何に向上させ
るのかが重要な課題になる。従って、このような電子部
品の製造工程では、工程と工程との間、または工程後に
電子部品を種々の方法で検査を行って歩留りの低下を防
止している。ここで、例えば、半導体素子の製造工程で
は、検査項目の一つとして通電検査を実行している。こ
の通電検査は、半導体素子のリードにコネクタまたは接
触端子などを直接接続してリードからの通電状態を検出
する通電検査装置が使用されている。
【0003】図7は、このような半導体素子の通電状態
を検出する従来のコネクタを利用した通電検査装置を示
す断面図である。また、図8は、図7に示した通電検査
装置により半導体素子のリードをコネクタに挿入した状
態を示す断面図である。
【0004】図7に示すように、従来のコネクタを利用
した通電検査装置は、円筒状のパッケージ部1aと底面
から延在するリード1bとを備えた半導体素子1のパッ
ケージ部1aを固定する治具50と、この治具50に設
置された半導体素子1のリード1b部から通電状態を検
査する筒体55を設けた本体51とを備えている。
【0005】ここで、治具50は、薄板状に延在して形
成され、この薄板状の所定面に円筒状のパッケージ部1
aを嵌入する設置穴50aと、この設置穴50aの底面
から裏面に設置穴50aより小さい径で貫通する取出し
穴50bとを設けてある。ここで、好ましくは、設置穴
50aは、治具50の延在する薄板状の表面に複数設け
て検査効率を向上することが望ましい。
【0006】また、設置穴50aは、半導体素子1のパ
ッケージ部1aと同じ高さで凹状に形成してある。これ
により半導体素子1は、パッケージ部1aを治具50に
設置した際に、治具50の表面と同じ高さに位置する。
また、取出し穴50bは、設置穴50aに設置した半導
体素子1を取出し易くするために形成されている。
【0007】一方、本体51は、半導体素子1のリード
1bを挿入する挿入穴51aを2箇所平行に配列させて
設けてある。この挿入穴51aには、一端側に線材57
を装着した円筒状の筒体55が挿入されている。また、
挿入穴51aには、略中央部に内側に突出する凸部51
bが形成されている。
【0008】筒体55は、電気が流れるように例えば、
銅などの金属材により形成されている。また、筒体55
は、一端側に半導体素子1のリード1bを挿入し易いよ
うにするテーパ部55aと、他端側に円筒状の内部直径
を大きく設けた大筒部55dと、テーパ部55aと大筒
部55dとの間に設けた係止部55bとを形成してい
る。係止部55bと大筒部55dとは、本体51の挿入
穴51aに筒体55を挿入した際に、間に凸部51bを
嵌入して係合することで筒体55を挿入穴51a内に固
定するために設けられている。また大筒部55dには、
所定の外周面から内部に屈曲するようにクランプ部55
eを設けてあり、筒体55に線材57を固定するために
設けてある。
【0009】このように形成された従来のコネクタを利
用した通電検査装置は、図8に示すように、治具50に
固定された半導体素子1のリード1bを本体51の挿入
穴51aに挿入することで半導体素子1の通電状態を検
査できる。ここで半導体素子1のリード1bは、挿入穴
51aに挿入されると、テーパ部55aにより案内され
て筒体55内に圧入される。これにより本体51の内部
では、筒体55から線材57を介して半導体素子1の通
電状態を感知する。
【0010】一方、このようなコネクタを利用した通電
検査装置とは異なり、接触端子を利用した通電検査装置
がある。図9は、このような従来の接触端子を利用した
通電検査装置を示す断面図である。また、図10は、図
9に示したA部の詳細を示す斜視図である。また、図1
1は、図9に示した通電検査装置により半導体素子のリ
ードに接触端子を当接した状態を示す断面図である。
【0011】図9に示すように、接触端子を利用した通
電検査装置は、図7に示した通電検査装置と同様に、半
導体素子を固定する治具(図示せず)を設けてある。ま
た接触端子を利用した通電検査装置は、図7に示した通
電検査装置とは異なり、治具に固定された半導体素子の
リード1b部に当接して通電状態を検査する接触端子6
4を装着した本体61を備えている。
【0012】ここで、治具は、図7に示した通電検査装
置の治具50と同じものを使用しており、重複する説明
は省略する。一方、本体61は、内部に2箇所貫通する
挿入穴61aを平行に配列させて設けてある。この挿入
穴61aには、円筒状に延在して形成された収納体65
が挿入されている。この収納体65には、一端側に図7
に示したクランプ部(図示せず)を設けて線材67を装
着している。また収納体65には、スプリング66と接
触端子64とが収納されており、接触端子64はスプリ
ング66により付勢した状態に装着されている。
【0013】接触端子64は、中央に細長く延在する円
柱状の中央部64bと、この中央部64bの一端に形成
される後部64cと、他端に形成される先端部64aと
を一体に形成している。この接触端子64は、収納体6
5の内部に後部64cを圧入することで脱着可能に装着
されるとともに、収納体65の内部で圧入方向に移動で
きるように装着されている。従って、接触端子64は、
収納体65の内部に収納したスプリング66により常に
収納体65の外側に突出した状態に付勢されている。ま
た、接触端子64の先端部64aは、図10に示すよう
に、一端側に円錐形状に形成した凹部64dを形成して
いる。これによりリード1bは、図9に示したように接
触端子64の凹部64dに当接させて押圧を加えた場
合、固定されて外れることがなくなる。
【0014】このように形成された従来の接触端子を利
用した通電検査装置は、図11に示すように、治具(図
示せず)に固定された半導体素子のリード1bに接触端
子64を当接させる。この際、半導体素子のリード1d
は、接触端子64の先端部64aに形成された凹部64
dに当接するように設置する。リード1bが凹部64d
に当接すると、本体61をリード1bの方向に移動して
押圧を加える。この際、接触端子64は、スプリング6
6により伸縮しながらリード1bに適度に押圧を加えて
接触する。これにより本体61の内部では、接触端子6
4から線材67を介して半導体素子の通電状態を感知す
る。
【0015】このように従来の通電検査装置は、本体内
に設けたコネクタまたは接触端子などの導電体に半導体
素子のリードを挿入または接触することにより通電状態
を感知していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタを利用した通電検査装置では、図7に示した本
体51に設けた筒体55が磨耗し易く耐久性が悪く、筒
体55の交換が容易でないという不具合があった。ま
た、このようなコネクタを利用した装置では、筒体55
からリード1bを脱着する際に半導体素子1のリード1
bにストレスを与えるため、半導体素子1を強く固定す
る機構が必要になり構造が複雑になり製造コストが高く
なるという不具合があった。また、従来の接触端子を利
用した通電検査装置では、図9に示したスプリング66
により付勢した接触端子64の凹部64dからリード1
bに与える圧力が強くなるため、リード1bが屈折して
しまうとともに、リード1bのピッチが狭い場合に収納
体65の遊びにより接触端子64がお互いに接触してシ
ョートし易いという不具合があった。さらに、このよう
な接触端子を利用した装置では、接触端子64の先端部
64aにリード1bを固定する円錐状の凹部64dを必
ず設けなければならないため、加工コストが高くなると
いう不具合があった。本発明はこのような課題を解決
し、電子部品に損傷を与えることなく容易に通電状態を
検査できる通電検査装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電子部品のリード、ピン、端子などの通
電部により通電状態を検査する通電検査装置は、電子部
品の通電部に当接して通電状態を感知する複数の接触端
子と、この接触端子を挿入する挿入穴を有してこの挿入
穴に通電部と当接する接触端子を弾性体により付勢して
突出するように装着した本体と、この本体に装着可能に
設けられて接触端子を弾性体の付勢方向に移動可能に挿
入する移動穴を設けるとともに移動穴内の接触端子に電
子部品の通電部を挿入して接触するように案内する誘導
穴を設ける。ここで、誘導部材の誘導穴には電子部品の
通電部が挿入される先端に外側へ広がるテーパ部を設け
て少なくとも移動穴より大きな径を有するように形成
し、電子部品の通電部が当接する接触端子の先端部には
複数の鋭利な突部を形成することが好ましい。また、電
子部品の通電部が当接する接触端子の先端部は球面状ま
たは円錐状のいずれかに形成することが好ましい。ま
た、本体と誘導部材とは位置決めピンまたは凹凸面のい
ずれかを設けて位置決めして嵌合することでネジ止めす
ることが好ましい。電子部品は半導体素子または回路基
板のいずれかであり、通電部は素子から延在するリード
部またはコネクタピンのいずれかであることが好まし
い。また、弾性体はスプリングであり、電子部品は治具
により固定して誘導穴に通電部を挿入することが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる通電検査装置の実施の形態を詳細に説明する。図1
は、本発明による通電検査装置の実施の形態を示す断面
図である。また図2は、図1に示した治具に固定された
半導体素子のリードを本体の接触端子に当接した状態を
示す断面図である。
【0019】図1に示すように、本発明による通電検査
装置は、円筒状のパッケージ部1aおよび底面から延在
するリード1bを備えた半導体素子1を固定する治具1
0を設け、この治具10に設置された半導体素子1のリ
ード1b部に当接することで通電状態を検査する接触端
子14を設けた本体11と、この本体11に装着して半
導体素子1のリード1bを接触端子14まで案内する誘
導部材12とを備えている。
【0020】ここで、治具10は、薄板状に延在して形
成され、この薄板状の所定面に半導体素子1の円筒状の
パッケージ部1aを嵌入して固定する設置穴10aと、
この設置穴10aの底部からさらに裏面に貫通させた設
置穴10aより径の小さい取出し穴10bとを設けてあ
る。ここで、好ましくは、設置穴10aおよび取出し穴
10bとは、治具10の延在する薄板状の表面に複数設
けることで検査効率を向上させることが望ましい。
【0021】また、設置穴10aは、半導体素子1のパ
ッケージ部1aと同じ高さで凹状に形成してある。これ
により半導体素子1は、パッケージ部1aを治具10に
設置した際に、治具10の表面と同じ高さになるように
設置される。また、取出し穴10bは、設置穴10aに
設置した半導体素子1を設置穴10aから取出し易くす
るために形成されている。
【0022】一方、本体11は、内部に2箇所貫通する
挿入穴11aを平行に配列させて設けてある。この挿入
穴11aには、円筒状に延在して形成された収納体15
が挿入されている。この収納体15には、一端側に図7
に示したクランプ部55e(図示せず)と同じ凸部を設
けて線材17を固定している。また、収納体15には、
スプリング16と接触端子14とが収納されており、接
触端子14はスプリング16により付勢した状態に装着
されている。
【0023】接触端子14は、中央に細長く延在する円
柱状の中央部14bと、この中央部14bの一端に形成
される後部14cと、中央部14bの他端に形成される
先端部14aとを一体に形成している。この接触端子1
4は、収納体15の内部に後部14cを圧入することで
脱着可能に装着されるとともに、収納体15の内部で圧
入方向に移動できるように装着されている。このよう
に、接触端子14は、収納体15の内部に収納したスプ
リング16により常に収納体15の外側に突出した状態
に付勢されている。また、接触端子14の先端部14a
は、一端の表面に複数突出させて形成した突起部14d
を設けている。従って、接触端子14は、突起部14d
が半導体素子1のリード1bに当接して電気的に接続す
ることで通電検査が実行される。
【0024】また、誘導部材12は、本体11に装着さ
れ、この本体11から突出する接触端子14をスプリン
グ16の付勢方向に移動できるように開口した移動穴1
2cと、この移動穴12cから接触端子14が挿入され
る方向の逆方向に貫通する誘導穴12bとを一体に形成
している。誘導穴12bは、半導体素子1のリード1b
を接触端子14に誘導して当接するための案内の役割を
する。また、誘導穴12bには、リード1bの挿入部に
移動穴12cの開口径より大きく傾斜が外側に広がるよ
うに傾斜するテーパ部12aが形成されている。
【0025】ここで、本体11と誘導部材12とには、
誘導部材12を本体11に装着する際に、接触端子14
に損傷を与えることなく正確に位置決めして装着するた
めの位置決めピン13が設けてある。また位置決めピン
13により装着した本体11と誘導部材12とは、ネジ
(図示せず)により固定されている。
【0026】このように形成された本発明による通電検
査装置を使用する場合、図2に示すように、治具10に
固定された半導体素子1のリード1bを誘導部材12の
誘導穴12bに挿入する。この際、リード1bは、誘導
部材12に設けたテーパ部12aの傾斜により誘導され
て誘導穴12bに挿入される。その後、リード1bは、
誘導穴12bに外周を固定されて移動穴12cに挿入す
る。
【0027】移動穴12cにリード1bが挿入される
と、接触端子14の先端部14aに形成された突起部1
4dにリード1bが当接して電気的に接続される。この
際、接触端子14は、スプリング16により伸縮しなが
らリード1bに適度に押圧を加えて接触する。これによ
り本体11の内部では、接触端子14から線材17を介
して半導体素子1の通電状態を感知する。
【0028】また、接触端子14は、誘導部材22を設
けてリード1bを案内しているため、先端部14aの形
状を自由に設けることができる。図3は、図1に示した
接触端子の他の実施の形態を示す断面図である。また図
4は、図1に示した接触端子の更なる他の実施の形態を
示した断面図である。
【0029】図3に示すように、接触端子の他の実施の
形態は、半導体素子のリード1bを当接する接触端子2
4の先端部に曲面状の曲面部24dを形成している。こ
の先端部に曲面を設けた接触端子24は、同じリード1
bに繰り返し検査を行うような場合に適した形状であ
り、リード1bに傷が付きにくくなる。また、図4に示
すように、接触端子の更なる他の実施の形態は、半導体
素子のリード1bと当接する接触端子34の先端形状を
円錐状に形成した円錐部34dを設けている。このよう
に、接触端子24、34は、本体21に誘導部材22を
装着して半導体素子のリード1bを誘導穴22bにより
固定して移動穴22cに案内するため、種々の形状に形
成することができ、端子の加工コストを低減することが
できる。
【0030】ここで、図3および図4に示した本体21
と誘導部材22とは、図1に示した本体と誘導部材とは
異なり、本体21に凸部21bを設け、誘導部材22に
凹部22dを設けている。従って、本体21と誘導部材
22とは、図1に示した位置決めピン13による位置決
めとは異なり、凸部21bと凹部22dとの嵌合により
位置決めを行っている。
【0031】また、図1に示した通電検査装置では、半
導体素子の通電状態を検査する実施の形態を説明した
が、リード1bと当接する接触端子14を複数設けるこ
とで半導体素子以外の電子部品にも適用できる。図5
は、本発明による通電検査装置により通電検査する半導
体素子以外の電子部品を示す斜視図である。図6は、本
発明による通電検査装置により通電検査する半導体素子
以外の更なる他の電子部品を示す斜視図である。
【0032】図5に示すように、本発明による通電検査
装置は、接触端子を複数設けることで、半導体素子以外
の回路基板40の回路パターン(図示せず)や結線に接
続されたチェックのためのポストピン42にも適用でき
る。また、図6に示すように、本発明による通電検査装
置は、図5に示したポストピン42以外にも回路基板4
0の表面に実装されたピン44aを備えたコネクタ44
(オス側)にも適用可能である。
【0033】このように、本発明による通電検査装置
は、種々の電子部品に適用できるとともに、電子部品に
損傷を与えることなく容易に通電状態を検査することが
可能になる。
【0034】以上、本発明によってなされた通電検査装
置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で変更可能である。例えば、図1〜図4に示し
た接触端子の先端部形状と、凹部、凸部および位置決め
ピンによる位置決め構造との組み合わせは、本実施の形
態に限定されるものではない。また、半導体素子1を治
具10の設置穴10aに固定した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、圧入、接
着、ネジ締め等の方法で固定してもよい。また、円筒状
のパッケージ部を有した半導体素子を固定する治具の実
施の形態を説明したが、この円筒状に限定されるもので
はなく、例えば、矩形状の半導体そしでもよい。さら
に、半導体素子を設置する設置穴を1箇所形成した治具
の実施の形態を説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えば、複数形成して検査の作業効率を向上して
もよい。
【0035】
【発明の効果】このように本発明による通電検査装置に
よれば、接触端子がスプリングに付勢されて電子部品の
通電部(リード)に適度に押圧を加えることで当接して
いるため、従来技術のコネクタを使用した通電検査装置
に比べて、耐久性がよく、通電部の大きさが接触圧に影
響しないため信頼性があり、電気抵抗の変化が少なくな
る。また、本発明による通電検査装置は、接触端子がス
プリングの付勢圧により電子部品の通電部に当接するた
め、従来技術のコネクタを使用した通電検査装置に比べ
て、電子部品の通電部を通電検査装置に挿入または抜き
取る際に電子部品の通電部に加わる負荷が低減し、電子
部品の損傷が減少するとともに、治具に電子部品を強く
固定する必要がなくなる。また、本発明による通電検査
装置は、誘導部材を設けて電子部品の通電部を固定して
案内するため、通電部の曲がり、または電子部品のずれ
を防止するとともに、異物により接触端子がお互いにシ
ョートして電子部品を破損してしまうことを防止でき
る。さらに、本発明による通電検査装置は、誘導部材を
設けて電子部品の通電部を固定して案内するため、接触
端子の先端形状を種々の形状に形成でき、この先端形状
を鋭利な接触面に形成することで、通電部の錆などによ
る腐食にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通電検査装置の実施の形態を示す
断面図。
【図2】図1に示した治具に固定された半導体素子のリ
ードを本体の接触端子に当接した状態を示す断面図。
【図3】図1に示した接触端子の他の実施の形態を示す
断面図。
【図4】図1に示した接触端子の更なる他の実施の形態
を示した断面図
【図5】本発明による通電検査装置により通電検査する
半導体素子以外の電子部品を示す斜視図。
【図6】本発明による通電検査装置により通電検査する
半導体素子以外の更なる他の電子部品を示す斜視図。
【図7】従来のコネクタを利用した通電検査装置を示す
断面図。
【図8】図7に示した通電検査装置により半導体素子の
リードをコネクタに挿入した状態を示す断面図。
【図9】従来の接触端子を利用した通電検査装置を示す
断面図。
【図10】図9に示したA部の詳細を示す斜視図。
【図11】図9に示した通電検査装置により半導体素子
のリードに接触端子を当接した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 半導体素子 1a パッケージ部 1b リード 10 治具 10a 設置部 10b 取出し穴 11 本体 11a 挿入穴 12 誘導部材 12a テーパ部 12b 誘導穴 12c 移動穴 13 位置決めピン 14 接触端子 14a 先端部 14b 中央部 14c 後部 14d 突起部 15 収納体 16 スプリング 17 線材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のリード、ピン、端子などの通
    電部により通電状態を検査する通電検査装置において、 前記電子部品の通電部に当接して通電状態を感知する接
    触端子と、 前記接触端子を挿入する挿入穴を有し、この挿入穴に前
    記通電部と当接する前記接触端子を弾性体により付勢し
    て突出するように装着した本体と、 前記本体に装着可能に設けられ、前記接触端子を前記弾
    性体の付勢方向に移動可能に挿入する移動穴を設けると
    ともに、この移動穴内の前記接触端子に前記電子部品の
    通電部を挿入して接触するように案内する誘導穴を設け
    た誘導部材とを設けたことを特徴とする通電検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記誘導部材の誘導穴には、前記電子部品の通電部が挿
    入される先端に外側へ広がるテーパ部を設けて少なくと
    も前記移動穴より大きな径を有するように形成したこと
    を特徴とする通電検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記電子部品の通電部が当接する前記接触端子の先端部
    には、鋭利な突部が形成されていることを特徴とする通
    電検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記電子部品の通電部が当接する前記接触端子の先端部
    は、球面状に形成されていることを特徴とする通電検査
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記本体と誘導部材とは、位置決めピンを設けて位置決
    めして嵌合することでネジ止めされていることを特徴と
    する通電検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記本体と誘導部材とは、お互いに嵌合する凹凸面を設
    けて嵌合することでネジ止めされていることを特徴とす
    る通電検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記弾性体は、スプリングであることを特徴とする通電
    検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記電子部品は半導体素子であり、前記通電部は素子か
    ら延在するリード部であることを特徴とする通電検査装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記電子部品は回路基板であり、前記通電部は回路基板
    に装着したコネクタピンであることを特徴とする通電検
    査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の通電検査装置におい
    て、 前記電子部品は、治具により固定して前記誘導穴に通電
    部を挿入することを特徴とする通電検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013100994A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Nidec-Read Corp 基板検査治具、治具ベースユニット及び基板検査装置
JP2014029933A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Sharp Corp 検査装置
KR101454623B1 (ko) 2013-06-03 2014-10-27 주식회사화신 비금속부품 검사장치
KR101603965B1 (ko) * 2014-10-22 2016-03-17 주식회사 서연이화 가동핀을 이용한 통전검사용 커넥터

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