JP2000035081A - 免震案内装置および免震構造 - Google Patents

免震案内装置および免震構造

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JP2000035081A
JP2000035081A JP10206234A JP20623498A JP2000035081A JP 2000035081 A JP2000035081 A JP 2000035081A JP 10206234 A JP10206234 A JP 10206234A JP 20623498 A JP20623498 A JP 20623498A JP 2000035081 A JP2000035081 A JP 2000035081A
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seismic isolation
track
guide
curved
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JP10206234A
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Yuichi Ishikawa
裕一 石川
Masashi Kimoto
政志 木本
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THK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線案内装置のみを組み合わせた免震案内装
置と比較してコストを下げることができ、かつ地震時の
主要な方向の振動に対して従来と同等の減衰効果を発揮
させることが可能な免震案内装置を提供する。 【解決手段】 第1の案内方向(矢印A方向)に直線状
に延びる軌道レール31、およびその軌道レール31に
沿って移動可能なベアリングブロック33を備えた直線
案内装置30と、円弧状に湾曲しつつ第2の案内方向
(矢印B方向)に延びる軌道レール21、およびその軌
道レール21に沿って移動可能なベアリングブロック2
3を備えた曲線案内装置20と、直線案内装置30と曲
線案内装置20とを相互に連結するジョイント40とを
免震案内装置1に設ける。地震の振動や免震対象物の方
向性によって免震が必要な方向とそれほど必要ではない
方向とが生じるので、最も免震が必要な方向と曲線案内
装置20による案内方向とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物やその一部
の床面等を免震する免震構造およびそれに用いる免震案
内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家屋等の免震構造に使用する免震案
内装置として、円弧状に湾曲した軌道台と、その軌道台
に沿って移動可能な可動体とを備えた一対の曲線案内装
置を、各々の軌道台の方向が直交するように組み合わせ
たものが提案されている。曲線案内装置を使用した場合
には、直線状の軌道台を有する直線案内装置と比較して
可動体が軌道台を移動する際の抵抗が大きく、そのため
振動の減衰を促して早期に揺れを止めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した曲
線案内装置は、湾曲した軌道台の製造に手間がかかり、
装置のコストが嵩む。特に、曲線案内装置として、軌道
台と可動体とが転動体を介して連結された転がり案内装
置を使用する場合には、可動体の移動方向に沿って円弧
状に湾曲した転動体転走溝を軌道台および可動体のそれ
ぞれに形成する必要があり、その加工に手間がかかって
コストが顕著に増加する。従って、曲線案内装置を複数
組み合わせた場合には免震案内装置が高価なものとな
り、一般家屋等の比較的小規模な免震構造へ適用するに
はコスト面で支障が生じる。
【0004】本発明は、曲線案内装置のみを組み合わせ
た免震案内装置と比較してコストを下げることができ、
かつ地震時の主要な方向の振動に対して従来と同等の減
衰効果を発揮させることが可能な免震案内装置およびこ
れを用いた免震構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】請求項1の発明は、第1の案内方向(矢印
A方向)に直線状に延びる軌道台(31)、およびその
軌道台(31)に沿って移動可能な可動体(33)を備
えた直線案内装置(30)と、円弧状に湾曲しつつ第2
の案内方向(矢印B方向)に延びる軌道台(21)、お
よびその軌道台(21)に沿って移動可能な可動体(2
3)を備えた曲線案内装置(20)と、直線案内装置
(30)と曲線案内装置(20)とを相互に連結する連
結手段(40)とを具備する免震案内装置(1)によ
り、上述した課題を解決する。
【0007】この発明によれば、地震振動や免震対象物
等の方向性に合わせて各案内装置(20,30)の軌道
台(21,31)の方向を定めることにより、免震が必
要な方向に関して、曲線案内装置のみを使用した免震案
内装置と同等の減衰効果を得ることができる。
【0008】すなわち、地震振動には方向性があり、振
動加速度が大きく加わる方向とそれほど加わらない方向
とが存在する。例えば活断層のずれによって発生する地
震では、そのずれ方向との関係で地震振動に方向性が生
じる。また、建造物等の免震対象物にも方向性があり、
例えば強度が高い方向と低い方向とが存在したり、建造
物の形状に起因して倒れやすい方向と倒れにくい方向と
が存在することがある。さらに、コンピュータや美術品
等が設置される床面を免震対象物として免震する場合に
は、床自身に方向性がなくても、その上に設置される物
品に関して倒れやすい方向と倒れにくい方向とが存在す
る。
【0009】以上のような方向性により、免震構造を設
けるに際しても、特に免震が必要とされる方向とそれほ
ど必要とされない方向とが存在する。本発明はこの点に
着目したものであり、曲線案内装置(20)の軌道台
(21)の方向(第2の案内方向)を免震が必要な方向
と一致させることにより、曲線案内装置のみを使用した
免震案内装置と同等の振動減衰効果を得るものである。
その一方、曲線案内装置(20)を直線案内装置(3
0)と組み合わせているため、曲線案内装置のみを使用
する場合と比較して、免震案内装置(1)のコストを引
き下げることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の免震案
内装置において、前記第1の案内方向と前記第2の案内
方向とが直交し、かつ連結手段(40)は前記第1の案
内方向と平行な軸線(La:図9参照)を中心として回
動可能な状態で直線案内装置(30)と曲線案内装置
(20)とを連結することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、曲線案内装置(20)
の可動体(23)が軌道台(21)に対して相対的に運
動すると、直線案内装置(30)と曲線案内装置(2
0)とが第1の案内方向と平行な軸線(La)の周りに
回転して直線案内装置(30)と曲線案内装置(20)
との間の傾きが許容される。これにより、免震対象物
(BL)を水平に保ったまま基礎(F)に対して免震対
象物(BL)を水平に運動させることができる。この点
は特に複数の免震案内装置(1…)を使用した場合(例
えば図10および図11参照)に効果的である。すなわ
ち、複数の免震案内装置(1)を使用する場合には、各
免震案内装置(1)の直線案内装置(30)が免震対象
物(BL)または基礎(F)を介して相互に拘束される
ため、仮に曲線案内装置(20)と直線案内装置(3
0)とを回動不能に連結したならば、各曲線案内装置
(20)の可動体(23)も相互に拘束され、各曲線案
内装置(20)の可動体(23)は共通の軸線を中心と
した円弧を描くように運動できるだけである。この状態
では各曲線案内装置(20)における軌道台(21)の
曲率中心を一致させない限り、曲線案内装置(20)の
可動体(23)が運動不能となって免震案内装置(1)
が機能しない。これに対して、曲線案内装置(20)と
直線案内装置(30)とが回動可能に連結されている場
合には、曲線案内装置(20)の可動体(23)が相互
に異なる軸線を中心として傾くことができるので、各曲
線案内装置(20)における軌道台(21)の曲線運動
の中心軸線をすべて一致させなくても、曲線案内装置
(20)を作動させて免震対象物(BL)を案内でき
る。しかも、各曲線案内装置(20…)の可動体(2
3)の傾きに拘わりなくすべての直線案内装置(30
…)を水平に維持することができ、従って、免震対象物
(BL)も水平に支持しつつ案内できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の免震案内装置において、直線案内装置(30)の可動
体(33)と曲線案内装置(20)の可動体(23)と
が連結手段(40)により相互に連結されていることを
特徴とする。
【0013】この発明によれば、基礎(F)または免震
対象物(BL)のいずれか一方に直線案内装置(30)
の軌道台(31)を固定し、基礎(F)または免震対象
物(BL)のいずれか他方に曲線案内装置(20)の軌
道台(21)を固定して免震構造を構成することができ
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の免震案内装置において、直線案内装置(3
0)および曲線案内装置(20)の少なくともいずれか
一方は、可動体(33,23)が多数の転動体(32,
22)を介して軌道台(31,21)に移動自在に取り
付けられた転がり案内装置として構成されていることを
特徴とする。この発明によれば、転がり案内装置の優れ
た案内特性を活かして免震対象物を円滑に案内できる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の免震案内装置において、曲線案内装置(2
0)または直線案内装置(30)の少なくともいずれか
一方が複数設けられていることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、免震対象物(BL)の
荷重を複数の軌道台で分散して受けるので、大荷重に耐
える免震構造を構成できる。
【0017】請求項6の発明は、所定の基礎(F)と免
震対象物(BL)との間に免震案内装置(1)を介在さ
せて両者の相対運動を許容しつつその運動を減衰させる
免震構造であって、免震案内装置(1)が、第1の案内
方向(矢印A方向)に直線状に延びる軌道台(31)、
およびその軌道台(31)に沿って移動可能な可動体
(33)を備えた直線案内装置(30)と、円弧状に湾
曲しつつ第2の案内方向(矢印B方向)に延びる軌道台
(21)、およびその軌道台(21)に沿って移動可能
な可動体(23)を備えた曲線案内装置(20)と、直
線案内装置(30)と曲線案内装置(20)とを相互に
連結する連結手段(40)とを含み、基礎(F)または
免震対象物(BL)のいずれか一方に直線案内装置(3
0)が、いずれか他方に曲線案内装置(20)がそれぞ
れ取り付けられた免震構造により、上述した課題を解決
する。
【0018】この発明によれば、請求項1の発明に関し
て説明したように、地震の振動や免震対象物(BL)の
方向性に合わせて直線案内装置(30)および曲線案内
装置(20)の各軌道台(31,21)の方向を定める
ことにより、免震作用が必要な方向に関して、曲線案内
装置のみを使用した免震案内装置と同等の減衰効果を得
ることができる。また、曲線案内装置のみを使用する場
合と比較して、免震構造のコストを引き下げることがで
きる。
【0019】請求項7の発明は、請求項6記載の免震構
造において、免震案内装置(1)が複数設けられ、各免
震案内装置(1)の前記第2の案内方向(矢印B方向)
が相互に一致していることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、例えば図12に示した
ように、すべての曲線案内装置(20)における軌道台
(21)の曲線運動の中心軸線(AX)を一致させるこ
とにより、免震対象物(BL)を単一の円弧状の軌跡に
沿って案内することができる。また、請求項2の発明に
ついて説明したように、直線案内装置(30)に関する
第1の案内方向と曲線案内装置(20)に関する第2の
案内方向とを直交させ、かつ第1の案内方向と平行な軸
線(La)を中心として回動可能な状態で直線案内装置
(30)と曲線案内装置(20)とを連結した場合に
は、各曲線案内装置(20)における軌道台(21)の
曲線運動の中心軸線をすべて一致させなくても、免震対
象物(BL)を水平に支持しつつ案内することができ
る。
【0021】なお、以上の説明からも明らかなように、
本発明において免震対象物は建造物に限らず、建造物の
一部の床やその上に設置される物品等を含む概念であ
り、基礎は地盤に限らず免震対象物を支えるすべてのも
のを含む概念である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の第1の
実施形態における免震案内装置を示すものである。この
免震案内装置1は、互いに直交して配置される曲線レー
ル支持台10および直線レール支持台15と、曲線レー
ル支持台10に取り付けられた曲線案内装置20と、直
線レール支持台15に取り付けられた直線案内装置30
と、両案内装置20,30を相互に連結する連結手段と
してのジョイント40とを有している。なお、図1およ
び図2では、曲線案内装置20を下、直線案内装置30
を上にした構成を示しているが、上下方向に反転させた
状態で免震案内装置1を使用することもできる。
【0023】曲線レール支持台10は、曲線案内装置2
0を取り付けるためのレール取付部11と、そのレール
取付部11の側方に突出したフランジ部12,12とを
有している。レール取付部11にはレール取付面110
が形成される。このレール取付面110は、支持台10
の長手方向(図1の矢印B方向)の両端から中央に向か
うほどフランジ部12側へ円弧を描いて後退する湾曲面
として形成されている。フランジ部12には、支持台1
0をその相手(基礎または免震対象物のいずれか一方)
に固定するボルト(不図示)を挿通するためのボルト通
し孔120…が形成されている。
【0024】直線レール支持台15は、直線案内装置3
0を取り付けるためのレール取付部16と、そのレール
取付部16の側方に突出したフランジ部17,17とを
有している。レール取付部16にはレール取付面160
が形成される。このレール取付面160は、支持台15
の長手方向に真っ直ぐに延びる平坦面として形成されて
いる。フランジ部17には、支持台15をその相手(基
礎または免震対象物のいずれか他方)に固定するボルト
(不図示)を挿通するためのボルト通し孔170…が形
成されている。
【0025】図3〜図5に詳しく示したように、曲線案
内装置20は、軌道レール21と、その軌道レール21
に多数のボール22を介して移動自在に取り付けられた
ベアリングブロック23とを有している。
【0026】軌道レール21は、その上面210の上方
に設定された点O1を中心として所定の曲率半径R(但
し上面210の位置)で円弧状に湾曲し、下面211は
曲線レール支持台10のレール取付面110と密着する
取付面として構成されている。なお、上面および下面の
語は使用時の上下関係を限定するものではない。軌道レ
ール21の下面211をレール取付面110に突き合わ
せ、ボルト取付孔214…に不図示のボルトを装着して
曲線レール支持台10にねじ込むことにより、軌道レー
ル21が曲線レール支持台10に固定される。これによ
り、曲線案内装置20における案内方向が支持台10の
長手方向と一致する。
【0027】軌道レール21の上面210と両側面21
2,212との交差部分および各側面212の途中に
は、それぞれ1条ずつ合計で4条の転動体転走溝213
…が形成されている。これら転動体転走溝213…は軌
道レール21の長手方向と直交する断面上において略半
円弧状の形状を有しており、軌道レール21の長手方向
に関しては点O1を中心とする円弧を描くように湾曲し
ている。
【0028】ベアリングブロック23は、鋼製のブロッ
ク本体24と、そのブロック本体24の両端にボルト2
7(図4参照)を用いて取り付けられるエンドプレート
25,25とを有している。図5から明らかなように、
ブロック本体24はその移動方向と直交する断面上にお
いて略門型の形状を有しており、その内面には軌道レー
ル21の転動体転走溝213…とそれぞれ対向する4条
の転動体転走溝240…が形成されている。各転動体転
走溝240…は軌道レール21の長手方向と直交する断
面上において略半円弧状の形状を有している。これら転
動体転走溝213と転動体転走溝240とによってボー
ル22の負荷転走路260が形成される。
【0029】図6から明らかなように、各転動体転走溝
240は、軌道レール21の長手方向に関して、点O2
を中心とする円弧を描いて湾曲する。点O2は、ベアリ
ングブロック23を軌道レール21に装着したときの軌
道レール21の曲率中心O1と一致し、各転動体転走溝
240の溝中心線CL1,CL2上における曲率半径R
1,R2は、対応する転動体転走溝213の溝中心線上
における曲率半径と一致する。なお、転動体転走溝21
3,240のそれぞれの溝中心線は、軌道レール21の
長手方向と直交する断面上における各転動体転走溝の曲
率中心を通過する曲線である。
【0030】以上のような軌道レール21は、例えば通
常の直線案内装置で使用する真っ直ぐな軌道レールの素
材を所定の曲率半径Rにて曲げ変形させ、その後に上面
210,下面211,側面212や転動体転走溝213
等を研削加工して製造することができる。転動体転走溝
213の研削は次の手順で行うことができる。すなわ
ち、転動体転走溝213の断面形状に対応した断面形状
の研削面を有する砥石をその軸線の周りに自転させる。
そして、自転中の砥石を、転動体転走溝213の曲率中
心O1を中心として円弧状の軌跡を描くように左右に往
復運動させつつ軌道レール21に徐々に切り込むことに
より転動体転走溝213が形成される。
【0031】図4および図5に示したように、ブロック
本体24には、左右2本ずつ合計4本の戻し路241…
が形成されている。戻し路241はブロック本体24を
その移動方向に貫通する。また、図4から明らかなよう
に、各エンドプレート25には、上述した負荷転走路2
60と戻し路241とを結ぶ方向転換路251が設けら
れている。方向転換路251と戻し路241とによって
ボール22の無負荷転走路261が構成され、その無負
荷転走路261と負荷転走路260とによってボール2
2の無限循環路26が構成される(図4参照)。ベアリ
ングブロック23を軌道レール21に沿って移動させる
と、各ボール22は軌道レール21とベアリングブロッ
ク23との間に加わる負荷を受けながら負荷転走路26
0をその一端から他端まで転走し、一方のエンドプレー
ト25の方向転換路251から戻し路241に導かれ、
さらに戻し路241から他方のエンドプレート25の方
向転換路251を介して負荷転走路260へ戻される。
なお、ベアリングブロック23を軌道レール21から抜
き取った際のボール22の脱落を防止するため、ブロッ
ク本体24の内面にはリテーナ28,29が取り付けら
れる。
【0032】図7および図8に詳しく示したように、直
線案内装置30は、軌道レール31と、その軌道レール
31に多数のボール32を介して移動自在に取り付けら
れたベアリングブロック33とを有している。この直線
案内装置30は、軌道レール31が湾曲することなく支
持台15の長手方向(図1の矢印A方向)に真っ直ぐに
延び、そのために軌道レール31およびベアリングブロ
ック33のそれぞれに形成される転動体転走溝313,
340も湾曲することなく軌道レール31の長手方向に
真っ直ぐ延びている点を除いて、曲線案内装置20と同
一の構成を有している。従って、本実施形態の説明にお
いては、曲線案内装置20の各部に付した参照符号に対
して2桁の番号には10を、3桁の番号には100をそ
れぞれ加算した参照符号を直線案内装置30の各部に付
して両装置20,30の対応関係を示すことにより、直
線案内装置30の詳細な説明は省略する。なお、軌道レ
ール31の下面311を支持台15のレール取付面16
0に突き合わせ、ボルト取付孔314…にボルト315
(図2参照)を装着して直線レール支持台15にねじ込
むことにより、軌道レール31が直線レール支持台15
に固定される。従って、直線案内装置30における案内
方向は支持台15の長手方向と一致する。
【0033】図9に示すように、ジョイント40は、一
対の継手部材41,42と、それらを連結する継手軸4
3とを有している。一方の継手部材41には、平板状の
フランジ410と、そのフランジ410から突出する軸
受部411が設けられ、軸受部411にはこれを貫通す
る軸受孔413が形成されている。他方の継手部材42
には、平板状のフランジ420と、そのフランジ420
から突出する一対の軸受部421,421が設けられて
おり、各軸受部421,421にはそれらの並び方向に
貫通する軸受孔423,423が形成されている。継手
部材42の軸受部421,421にて軸受部411を挟
み込むように継手部材41,42を組み合わせ、側方か
ら継手軸43を軸受孔423,413,423に挿入す
ることにより、継手部材41,42が継手軸43の周り
に回動自在に連結される。
【0034】図2から明らかなように、ジョイント40
は、その継手軸43の軸線La(図9参照)の方向を直
線案内装置30の軌道レール31の長手方向と一致させ
た状態でベアリングブロック23,33の間に配置され
る。ジョイント40のフランジ410,420はボルト
44…,45…によりベアリングブロック23,33に
それぞれ取り付けられ、これにより各案内装置20,3
0が継手軸43の軸線Laの周りに揺動可能な状態で相
互に連結される。
【0035】次に、図10および図11を参照して、上
述した免震案内装置1を利用した免震構造Sを説明す
る。これらの図に示す免震構造Sは、複数の免震案内装
置1…により、免震対象物としての建造物BLと、それ
を支持する基礎Fとを接続するものである。各免震案内
装置1の曲線案内装置20は支持台10を介して基礎F
の水平面F1に固定され、直線案内装置30は支持台1
5を介して免震対象物BLの下面BL1に固定される。
但し、その逆に基礎Fと直線案内装置30を、免震対象
物BLと曲線案内装置20をそれぞれ連結してもよい。
各曲線案内装置20の案内方向(矢印B方向)は相互に
一致している。
【0036】曲線案内装置20の案内方向は、地震の方
向性や免震対象物BLの方向性に応じて決定される。例
えば、基礎F側に存在する活断層との関係で地震の振動
加速度が最も大きくなる方向が特定されている場合に
は、その方向と曲線案内装置20の軌道レール21の方
向とを一致させる。あるいは、免震対象物BLが異形断
面を有している場合等、免震対象物BLの強度に方向性
が存在する場合には、強度が最も弱い方向と曲線案内装
置20の案内方向とを一致させる。
【0037】以上の免震構造Sにおいては、曲線案内装
置20のベアリングブロック23が軌道レール21に沿
って移動すると、ジョイント40の継手部材41,42
が継手軸43の周りに回転して直線案内装置30のベア
リングブロック33に対するベアリングブロック23の
傾きが許容される。この結果、すべての直線案内装置3
0は、曲線案内装置20のベアリングブロック23の傾
きに拘わりなく常に水平に維持される。しかも、直線案
内装置30の相互の間で高さに相違が生じることもな
い。従って、免震対象物BLは常に水平に保たれたまま
案内される。
【0038】図12は、曲線案内装置20の取付方法を
図11の構造から変更した例を示すものである。この免
震構造は、複数の曲線案内装置20の軌道レール21…
が直線案内装置30の案内方向と平行な軸線AXを中心
とする半径R0の円筒面CY上に沿って並ぶように各曲
線案内装置20の取付高さおよび傾きを調整したもので
ある。この場合、免震対象物BLは円筒面CYに沿って
振動するが、その振動時に各免震案内装置1における曲
線案内装置20および直線案内装置30のベアリングブ
ロック23,33の間に傾きが発生しない。従って、ジ
ョイント40を省略してベアリングブロック23,33
をボルト等の連結手段により直接連結することもでき
る。
【0039】なお、図11および図12のいずれの免震
構造においても、曲線案内装置20による案内方向に関
しては、振動が収まるとそのベアリングブロック23が
軌道レール21の中央で停止して免震対象物BLが基礎
Fに対して定常位置に復帰するが、直線案内装置30に
よる案内方向に関しては免震案内装置1がそのような作
用を有していないため、ばね等を用いてベアリングブロ
ック33を軌道レール33の中央に復帰させる機構を追
加する必要がある。
【0040】本発明は上記の構成に限らず、種々の形態
にて実施できる。図13〜図19は上述した第1の実施
形態に対して曲線案内装置または直線案内装置の配置や
構成を変更した実施形態をそれぞれ示しており、以下順
に説明する。なお、各図における共通部分には同一の参
照符号を付して説明を省略する。
【0041】図13および図14は本発明の第2の実施
形態を示すものである。この実施形態の免震案内装置2
では、直線レール支持台15のレール取付部16の幅が
拡大され、そこに2本の軌道レール31,31が互いに
平行に装着される。曲線レール支持台10のレール取付
部11の幅も同様に拡大され、そこに2本の軌道レール
21,21が互いに平行に装着される。そして、二つの
直線案内装置30,30と二つの曲線案内装置20,2
0とが図14に示すように井桁状に組み合わされてジョ
イント40により相互に連結されている。なお、ジョイ
ント40には、二つの曲線案内装置20,20のベアリ
ングブロック23,23を一体に結合するためのプレー
ト460、および二つの直線案内装置30,30のベア
リングブロック33,33を一体に結合するためのプレ
ート461がそれぞれ追加されている。
【0042】以上の構成によれば、免震案内装置2に加
わる荷重を複数の軌道レール21,21,31,31で
分散して受けることができ、大荷重に耐える免震構造を
実現できる。なお、図13および図14の装置では、各
軌道レール21,31にベアリングブロック23,33
を一つずつ設けたが、一つの軌道レール21,31に対
して複数のベアリングブロック23,33を取り付けて
もよい。
【0043】図15および図16は本発明の第3の実施
形態を示すものである。この実施形態の免震案内装置3
では、二つの曲線案内装置50,50と一つの直線案内
装置60とがジョイント40を介して相互に連結されて
いる。図16から明らかなように、左右の曲線案内装置
50,50は同一構成を有している。これら曲線案内装
置50は、軌道レール51と、多数のボール52を介し
て軌道レール51に移動自在に取り付けられるベアリン
グブロック53とを有している。なお、図16では、曲
線案内装置50が図15に対して上下方向に反転させて
描かれている。
【0044】軌道レール51は、上述した軌道レール2
1と同様に円弧状に湾曲し、それに形成された2条の転
動体転走溝513,513も同様に湾曲する(図15参
照)。ベアリングブロック53は、ブロック本体54と
その両端に取り付けられるエンドプレート55,55と
を有する。図には参照符号を示していないが、ベアリン
グブロック53には、上述した実施形態のベアリングブ
ロック23と同様に、軌道レール51の転動体転走溝5
13と協働してボール52の負荷転走路を形成する転動
体転走溝や、負荷転走路の一端から他端へとボール52
を戻すための無負荷転走路が形成される。
【0045】そして、各曲線案内装置50,50の軌道
レール51,51はボルト56…を介して曲線レール支
持台10のレール取付面110に固定される。この状態
で、ベアリングブロック53,53には、ボルト57…
を介してジョイント40に追加されたテーブル462が
固定される。テーブル462はボルト44…を介して継
手部材41のフランジ410に固定される。
【0046】直線案内装置60は、幅の広い単一の軌道
レール61と、その軌道レール61の両側に多数のボー
ル62…を介して移動自在に取り付けられる一対のベア
リングブロック63,63とを有しており、上述した二
つの曲線案内装置50,50の軌道レール51,51を
一体化したものに相当する構成である。但し、軌道レー
ル61は湾曲することなく、直線レール支持台15の長
手方向に真っ直ぐ延びており、それゆえにベアリングブ
ロック63,63も直線レール支持台15の長手方向に
真っ直ぐ運動する。ボール62の転走路の構成は曲線案
内装置50のそれと同様であり、詳細は省略する。
【0047】軌道レール61はボルト66…を介して直
線レール支持台15のレール取付面160に固定され、
ベアリングブロック63,63はボルト67…を介して
ジョイント40に追加されたテーブル463と結合され
る。テーブル463はボルト45…を介して継手部材4
2のフランジ420に固定される。
【0048】以上の免震案内装置3によれば、ベアリン
グブロック53,53の間隔、およびベアリングブロッ
ク63,63の間隔をいずれも大きく設定でき、大荷重
に耐える免震構造を提供できる。なお、直線案内装置6
0の軌道レール61を二本に分割してもよい。反対に、
軌道レール51,51を一体化して曲線案内装置50を
単一のユニットとして構成することもできる。但し、軌
道レール51の幅が大きいとその曲げ加工の負担が大き
くなる。
【0049】図17および図18は本発明の第4の実施
形態を示したものである。この免震案内装置4は、単一
の曲線案内装置70と単一の直線案内装置80とを組み
合わせた点で上述した第1の実施形態と共通する。
【0050】但し、その曲線案内装置70は、軌道レー
ル71の転動体転走溝713が軌道レール71の上面7
10および下面711にそれぞれ2条ずつ形成され、べ
アリングブロック73が軌道レール71の側方から取り
付けられ、ボール72…の列が軌道レール71をその湾
曲方向に対する内周側および外周側から挟み込むように
配置された点で上述した曲線案内装置20,50と異な
っている。なお、ベアリングブロック73はブロック本
体74の両端にエンドプレート75,75を固定した構
成である。
【0051】また、直線案内装置80は、軌道レール8
1の側方からベアリングブロック83が取り付けられ、
軌道レール81の上面810側にボール82…が3列設
けられ、下面811側にボール82…が2列設けられて
いる点で上述した直線案内装置30,60と異なる。
【0052】直線レール支持台15のレール取付面16
0はレール取付部16の側面に形成される。レール取付
面160にボルト86…を介して取り付けられた軌道レ
ール81は、レール取付面160と直交するレール受け
面161に当接して上下方向に支持される。ベアリング
ブロック83には、ジョイント40に追加された断面L
字形のブロック464とボルト87…を介して結合さ
れ、そのブロック464がジョイント40の継手部材4
2のフランジ420とボルト45を介して結合される。
図17には示されていないが、曲線案内装置70の軌道
レール71と曲線レール支持台10とは、軌道レール8
1と直線レール支持台15の連結構造と同様の構造で連
結される。
【0053】以上の実施形態によれば、ベアリングブロ
ック73,83にそれぞれ加わる荷重がボール72,8
2の列を介して軌道レール71,81の上面710,8
10で受け止められるので、大きな荷重に耐えることが
できる。
【0054】図19は本発明の第5の実施形態を示すも
のである。この免震案内装置5は、上述した直線案内装
置80を直線レール支持台15の左右に一つずつ装着
し、それらのベアリングブロック83,83をボルト8
7…にてテーブル465と結合し、テーブル465をボ
ルト45…にてジョイント40のフランジ420に結合
したものである。なお、曲線案内装置70についても同
様に複数使用してもよい。
【0055】以上の他にも、本発明の曲線案内装置およ
び直線案内装置には種々の転がり案内装置を使用でき
る。また、転がり案内装置に代えてすべり案内装置を使
用してもよい。ここでいうすべり案内装置は、例えば直
線案内装置30においてボール22を省略し、ベアリン
グブロック23を軌道レール21と接触しつつ軌道レー
ル21の長手方向に移動自在に設けた場合のように、軌
道台と可動体とをすべり接触させる案内装置を意味す
る。
【0056】また、ジョイント40についても種々変更
が可能である。例えば、ゴム等の弾性体を使用したカッ
プリングによりベアリングブロック同士を結合してもよ
く、その他にもユニバーサルジョイントや種々の連結手
段を使用できる。
【0057】以上の実施形態では、軌道レール21,3
1,51,61,71,81が軌道台に、ボール22,
32,52,62,72,82が転動体に、ベアリング
ブロック23,33,43,53,63,73,83が
可動体にそれぞれ相当する。但し、軌道台はレール状の
ものに限定されず、転動体は円筒状のコロ等に変更可能
であり、可動体はブロック状のものに限定されない。曲
線案内装置または直線案内装置の可動体を基礎または免
震対象物に連結し、軌道台を相手側の直線案内装置また
は曲線案内装置と連結してもよい。一つの軌道台に対し
て複数の可動体を取り付けてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、直線案内装置と曲線案内装置とを組み合わせて免震
案内装置を構成したため、地震の振動や免震対象物の方
向性に合わせて曲線案内装置および直線案内装置の軌道
台の方向を定めることにより、免震が必要な方向に関し
ては、曲線案内装置のみを使用した免震案内装置と同等
の減衰効果を得ることができ、免震がさほど必要とされ
ない方向に関しては、減衰効果の無駄を抑えて免震案内
装置のコストを引き下げ、それにより一般家屋等を対象
とした比較的小規模な免震構造に要するコストを削減し
てその普及率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る免震案内装置の
斜視図。
【図2】図1の免震案内装置をその直線案内装置の軌道
レールと直交する方向からみた状態を一部破断して示し
た図。
【図3】図1の免震案内装置で使用する曲線案内装置の
一部破断斜視図。
【図4】図3の曲線案内装置におけるベアリングブロッ
クの拡大図。
【図5】図3の曲線案内装置の軸直角断面図。
【図6】図3のベアリングブロックに形成される転動体
転走溝を示す図。
【図7】図1の免震案内装置で使用する直線案内装置に
おけるベアリングブロックの拡大図。
【図8】図7の曲線案内装置の軸直角断面図。
【図9】図1の免震案内装置で使用するジョイントの分
解斜視図。
【図10】図1の免震案内装置を使用した免震構造にお
ける免震案内装置の配置を示す図。
【図11】図10の免震構造における基礎と免震対象物
との間の免震案内装置の取付形態を示す図。
【図12】図11の変形例を示す図。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る免震案内装置
をその直線案内装置の軌道レールと直交する方向からみ
た状態を一部破断して示した図。
【図14】図13の免震案内装置の概略平面図。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る免震案内装置
をその直線案内装置の軌道レールと直交する方向からみ
た状態を一部破断して示した図。
【図16】図15の免震案内装置で使用する曲線案内装
置の軸直角断面図。
【図17】本発明の第4の実施形態に係る免震案内装置
をその直線案内装置の軌道レールと直交する方向からみ
た状態を一部破断して示した図。
【図18】図16の免震案内装置で使用する曲線案内装
置の一部破断斜視図。
【図19】本発明の第5の実施形態に係る免震案内装置
をその直線案内装置の軌道レールと直交する方向からみ
た状態を一部破断して示した図。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 免震案内装置 10 曲線レール支持台 15 直線レール支持台 20,50,70 曲線案内装置 21,51,71 軌道レール(曲線案内装置の軌道
台) 22,52,72 ボール(曲線案内装置の転動体) 23,53,73 ベアリングブロック(曲線案内装置
の可動体) 30,60,80 直線案内装置 31,61,81 軌道レール(直線案内装置の軌道
台) 32,62,82 ボール(直線案内装置の転動体) 33,63,83 ベアリングブロック(直線案内装置
の可動体) 40 ジョイント(連結手段) 43 継手軸 A 直線案内装置の長手方向(第1の案内方向) B 曲線案内装置の長手方向(第2の案内方向) BL 免震対象物 F 基礎 S 免震構造

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の案内方向に直線状に延びる軌道
    台、およびその軌道台に沿って移動可能な可動体を備え
    た直線案内装置と、 円弧状に湾曲しつつ第2の案内方向に延びる軌道台およ
    び、その軌道台に沿って移動可能な可動体を備えた曲線
    案内装置と、 前記直線案内装置と前記曲線案内装置とを相互に連結す
    る連結手段と、を具備することを特徴とする免震案内装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の案内方向と前記第2の案内方
    向とが直交し、かつ前記連結手段は前記第1の案内方向
    と平行な軸線を中心として回動可能な状態で前記直線案
    内装置と前記曲線案内装置とを連結することを特徴とす
    る請求項1記載の免震案内装置。
  3. 【請求項3】 前記直線案内装置の前記可動体と前記曲
    線案内装置の前記可動体とが前記連結手段により相互に
    連結されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の免震案内装置。
  4. 【請求項4】 前記直線案内装置および前記曲線案内装
    置の少なくともいずれか一方は、前記可動体が多数の転
    動体を介して前記軌道台に移動自在に取り付けられた転
    がり案内装置として構成されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の免震案内装置。
  5. 【請求項5】 前記曲線案内装置または前記直線案内装
    置の少なくともいずれか一方が複数設けられていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の免震案内
    装置。
  6. 【請求項6】 所定の基礎と免震対象物との間に免震案
    内装置を介在させて両者の相対運動を許容しつつその運
    動を減衰させる免震構造であって、 前記免震案内装置が、 第1の案内方向に直線状に延びる軌道台、およびその軌
    道台に沿って移動可能な可動体を備えた直線案内装置
    と、 円弧状に湾曲しつつ第2の案内方向に延びる軌道台、お
    よびその軌道台に沿って移動可能な可動体を備えた曲線
    案内装置と、 前記直線案内装置と前記曲線案内装置とを相互に連結す
    る連結手段とを含み、 前記基礎または免震対象物のいずれか一方に前記直線案
    内装置が、いずれか他方に前記曲線案内装置がそれぞれ
    取り付けられていることを特徴とする免震構造。
  7. 【請求項7】 前記免震案内装置が複数設けられ、各免
    震案内装置の前記第2の案内方向が相互に一致している
    ことを特徴とする請求項6記載の免震構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084917A (ja) * 2002-07-03 2004-03-18 Advanced System Co Ltd 免震装置及び免震装置の設置方法
CN103835387A (zh) * 2014-03-17 2014-06-04 河北联合大学 装配式框架结构节点摩擦阻尼器
CN113864392A (zh) * 2021-10-15 2021-12-31 国望智承(北京)振动控制技术有限公司 解耦式双曲线轨两自由度免震台

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