JP2000034583A - 金属材のエッチング加工法 - Google Patents

金属材のエッチング加工法

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JP2000034583A
JP2000034583A JP10200011A JP20001198A JP2000034583A JP 2000034583 A JP2000034583 A JP 2000034583A JP 10200011 A JP10200011 A JP 10200011A JP 20001198 A JP20001198 A JP 20001198A JP 2000034583 A JP2000034583 A JP 2000034583A
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JP
Japan
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photoresist
etching
metal material
opening
photoresist layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP10200011A
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English (en)
Inventor
Fumiya Isaka
文哉 伊坂
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段階的に複数回に分けてエッチングを行うエ
ッチング加工法において、各段階におけるフォトレジス
ト層の形成を容易に行うことのできる金属材のエッチン
グ加工法を提供する。 【解決手段】 銅板1へのフォトレジスト層の形成と、
露光および現像と、エッチングとを複数回に分けて段階
的に行うエッチング加工法において、2回目以降のフォ
トレジスト層2′の形成を、液体のフォトレジストを使
用して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材のエッチン
グ加工法に関し、特に、エッチング加工を繰り返し行う
形式のエッチング加工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、銅板1に、たとえば、貫通部を
エッチングによって形成するときの加工手順を示したも
のである。
【0003】まず、(イ)のように、銅板1の両面にフ
ォトレジスト層2を形成し、次いで、(ロ)の露光と
(ハ)の現像処理とを順次施すことにより、所定の幅の
開口3を有したフォトレジストパターン4を形成し、次
に、これにより形成された銅板1の露出部5をエッチン
グ液で溶出することによって、(ニ)のような貫通部7
を形成し、最後に、(ホ)のように残存したフォトレジ
ストパターン4を除去する。
【0004】エッチング加工を行う場合の問題点とし
て、(ニ)におけるエッチ部の幅Aが、過剰蝕刻のため
に開口3よりも拡大してしまう現象がある。このため、
貫通部7の幅としては、銅板1の厚さの80%程度が形
成可能な最小幅とされ、これを銅板1の厚さの、たとえ
ば、60%未満等に形成することは不可能とされてい
る。
【0005】この問題を解決するための従来のエッチン
グ加工法として、特開昭63−162887号に記載さ
れた段階的加工法がある。即ち、板状の金属材に貫通部
などを形成するとき、フォトレジスト層形成、露光現
像、およびエッチング処理を繰り返し行うことによって
貫通部を段階的に形成し、これによりエッチ部の幅の拡
大を防止する加工法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の段階的加工法に
基づくエッチング加工法によると、段階的加工を繰り返
す度にエッチ部が深くなって表面の平滑さが失われてい
くため、フェトレジスト層の形成が困難になり、寸法精
度の高い貫通部を形成することができない。
【0007】従って、本発明の目的は、段階的加工にお
いてフォトレジスト層の形成を容易にした金属材のエッ
チング加工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、板状の金属材にフォトレジスト層を形成
する第1の工程と、前記フォトレジスト層に所定のパタ
ーンの露光およぴ現像を施して所定の幅の開口を有した
フォトレジストパターンを形成する第2の工程と、前記
フォトレジストパターンを介して前記金属材の露出部を
エッチングによって溶出する第3の工程と、前記フォト
レジストパターンを剥離する第4の工程から構成され、
前記第1の工程から前記第4の工程を含むエッチング加
工が複数回繰り返される金属材のエッチング加工法にお
いて、2回目以降の前記エッチング加工の前記第1の工
程に使用されるフォトレジストが、液体のフォトレジス
トであることを特徴とする金属材のエッチング加工法を
提供するものである。
【0009】本発明のエッチング加工法は、たとえば、
半導体素子を搭載するためのリードフレームを製造する
ときに適用され、小ピッチ間隔に配列されるインナーリ
ード、アウターリード等のリード部の形成に適用され
る。
【0010】金属材としては、銅、銅合金、あるいは4
2合金板などが使用される。これらへのエッチング加工
は、エッチ部の拡大を抑制し、加工効率を確保する意味
から、片面よりも両面から行うことが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による金属材のエッ
チング加工法において、銅板に貫通部を形成するケース
を例にとった実施の形態を説明する。図1(イ)〜
(チ)は、加工手順を示したもので、まず、(イ)のよ
うに銅板1の両面に、通常のフォトレジストを使用した
フォトレジスト層2が形成され(第1の工程)、引き続
きこれに、第2の工程における露光と現像とが施されて
(ロ)のような所定の幅の開口3を有したフォトレジス
トパターン4が形成される。5はこれによって形成され
た銅板1の露出部を示す。
【0012】次に、第3の工程として露出部5にエッチ
ング処理が施され、これにより(ハ)のように、所定の
深さのエッチ部6が形成された後、(ニ)のように、フ
ォトレジストパターン4が除去される(第4の工程)。
【0013】次いで、銅板1の上には、(ホ)のよう
に、液体のフォトレジスト、たとえば、重クロム酸−P
VA(ポリビニルアルコール)系レジスト等を使用して
2回目のフォトレジスト層2′が形成される。
【0014】このフォトレジスト層2′の形成は、液体
のフォトレジストを使用してのものであることから、エ
ッチ部6の内部は、その深さの影響を受けることなく完
全に埋められることになる。この間、フォトレジスト層
2′の形成は容易であり、従来のように困難さを伴うこ
とはない。
【0015】フォトレジスト層2′は、次に、所定の固
さまで乾燥された後、2回目の露光と現像処理とを施さ
れ、これにより(ヘ)のように、所定の幅の開口3′を
有したフォトレジストパターン4′が形成される。
【0016】開口3′の幅t2 は、前回のエッチング加
工の(ロ)において形成された開口3の幅t1 よりも小
寸法に形成される。これは形成すべき貫通部の幅をでき
るだけ小さくするためであり、これによって、たとえ
ば、リードフレームのインナーリード等をエッチング加
工するとき、リード間を小ピッチに形成することが可能
となる。
【0017】次いで、以上により形成された露出部5′
に2回目のエッチング処理が施され、これによって
(ト)のような貫通部7が形成された後、フォトレジス
トパターン4′が除去され、(チ)のような完成品とな
る。
【0018】貫通部7を2回に分けて形成する結果、エ
ッチ幅が過剰に拡大することがなく、従って、目標寸法
に近似した貫通部7を形成することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による金属
材のエッチング加工法にれば、フォトレジスト層の形
成、露光現像、およびエッチング処理を複数回に分けて
段階的に行うエッチング加工法において、2回目以降に
おけるフォトレジスト層の形成を液体のフォトレジスト
を使用して行うものであることから、段階的加工の過程
における各回のフォトレジスト層の形成を容易に行うこ
とができ、従って、寸法精度の高いエッチング加工品を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属材のエッチング加工法におい
て、実施の形態の手順を示すフローチャート。
【図2】エッチング加工の一般的な手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 銅板 2、2′ フォトレジスト層 3、3′ 開口 4、4′ フォトレジストパターン 5、5′ 露出部 6 半加工部 7 貫通部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の金属材にフォトレジスト層を形成す
    る第1の工程と、前記フォトレジスト層に所定のパター
    ンの露光およぴ現像を施して所定の幅の開口を有したフ
    ォトレジストパターンを形成する第2の工程と、前記フ
    ォトレジストパターンを介して前記金属材の露出部をエ
    ッチングによって溶出する第3の工程と、前記フォトレ
    ジストパターンを剥離する第4の工程から構成され、前
    記第1の工程から前記第4の工程を含むエッチング加工
    が複数回繰り返される金属材のエッチング加工法におい
    て、 2回目以降の前記エッチング加工の前記第1の工程に使
    用されるフォトレジストが、液体のフォトレジストであ
    ることを特徴とする金属材のエッチング加工法。
  2. 【請求項2】前記金属材は、前記第1の工程から前記第
    4の工程までを両面から施されることを特徴とする請求
    項第1項記載の金属材のエッチング加工法。
  3. 【請求項3】前記フォトレジストパターンは、前記エッ
    チング加工が繰り返される度に前記開口の前記所定の幅
    が小になることを特徴とする請求項第1項あるいは第2
    項記載の金属材のエッチング加工法。
JP10200011A 1998-07-15 1998-07-15 金属材のエッチング加工法 Pending JP2000034583A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503877A (ja) * 2008-09-25 2012-02-09 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 多列リードフレーム及び半導体チップパッケージ並びにその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503877A (ja) * 2008-09-25 2012-02-09 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 多列リードフレーム及び半導体チップパッケージ並びにその製造方法
US8659131B2 (en) 2008-09-25 2014-02-25 Lg Innotek Co., Ltd. Structure for multi-row lead frame and semiconductor package capable of minimizing an under-cut

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