JP2000034073A - コンペンケーブルの案内器 - Google Patents
コンペンケーブルの案内器Info
- Publication number
- JP2000034073A JP2000034073A JP10204709A JP20470998A JP2000034073A JP 2000034073 A JP2000034073 A JP 2000034073A JP 10204709 A JP10204709 A JP 10204709A JP 20470998 A JP20470998 A JP 20470998A JP 2000034073 A JP2000034073 A JP 2000034073A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compensating cable
- rollers
- guide
- compensating
- cable
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- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、コンペンケーブルがその案内器のロ
ーラ間に挟まって固渋および破損しないようにすること
を目的としている。 【解決手段】案内器のコンペンケーブル案内口を少なく
とも８個のローラからなる八角形以上の多角形とし、か
つローラ間の隙間及び段差を最小にしたので、コンペン
ケーブルが案内器に対して水平方向に挿通されても案内
器のローラ間に挟まれることはない。その結果、コンペ
ンケーブルが案内器に固渋し、エレベーターの昇降によ
って引き伸ばされて破損する虞がなくなる。
ーラ間に挟まって固渋および破損しないようにすること
を目的としている。 【解決手段】案内器のコンペンケーブル案内口を少なく
とも８個のローラからなる八角形以上の多角形とし、か
つローラ間の隙間及び段差を最小にしたので、コンペン
ケーブルが案内器に対して水平方向に挿通されても案内
器のローラ間に挟まれることはない。その結果、コンペ
ンケーブルが案内器に固渋し、エレベーターの昇降によ
って引き伸ばされて破損する虞がなくなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベーターの乗り
かごとつり合い錘とに両端が止着されて垂れ下げられた
コンペンケーブルが、地震及び強風による建物の揺れや
乗客の悪戯等により、乗りかごが過加振され振幅の大き
な横揺れとなったとき、昇降路内の機器類に接触するこ
となく、かつエレベーター走行中にコンペンケーブルを
ガイドする案内器に関する。
かごとつり合い錘とに両端が止着されて垂れ下げられた
コンペンケーブルが、地震及び強風による建物の揺れや
乗客の悪戯等により、乗りかごが過加振され振幅の大き
な横揺れとなったとき、昇降路内の機器類に接触するこ
となく、かつエレベーター走行中にコンペンケーブルを
ガイドする案内器に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターは図１に示すように乗りか
ご１とつり合い錘２を主ロープ３で連結し、前記主ロー
プ３を巻上機に巻き掛けて駆動することにより昇降す
る。乗りかご１の昇降行程が長くなると主ロープ３も長
くなり、乗りかご１が昇降する際、乗りかご側とつり合
い錘側の主ロープ３による重量差が大きくなるため、巻
上機にかかる負担が多くなる。
ご１とつり合い錘２を主ロープ３で連結し、前記主ロー
プ３を巻上機に巻き掛けて駆動することにより昇降す
る。乗りかご１の昇降行程が長くなると主ロープ３も長
くなり、乗りかご１が昇降する際、乗りかご側とつり合
い錘側の主ロープ３による重量差が大きくなるため、巻
上機にかかる負担が多くなる。
【０００３】そこで、乗りかご１の昇降における主ロー
プ３の重量差を補償するように、乗りかご１とつり合い
錘２にはコンペンケーブル４の両端を連結し、巻上機が
駆動するときにかかる負担を軽減している。
プ３の重量差を補償するように、乗りかご１とつり合い
錘２にはコンペンケーブル４の両端を連結し、巻上機が
駆動するときにかかる負担を軽減している。
【０００４】前記コンペンケーブル４には、エレベータ
ー昇降時に振れて昇降路内の機器類に接触しないように
昇降路内に案内器５が設けられている。
ー昇降時に振れて昇降路内の機器類に接触しないように
昇降路内に案内器５が設けられている。
【０００５】前記案内器は図２に示すように四角形に組
み合わされた４個のローラ８，９，１０，１１からな
り、この４個のローラの四角形の案内口にコンペンケー
ブルを通して案内する構成となっている。
み合わされた４個のローラ８，９，１０，１１からな
り、この４個のローラの四角形の案内口にコンペンケー
ブルを通して案内する構成となっている。
【０００６】ところで、公知例として特開平9−315728
号公報には、図３に示すように上記コンペンケーブルの
案内器のローラ１３，１４，１５，１６の配置を井桁状
に構成したものがある。
号公報には、図３に示すように上記コンペンケーブルの
案内器のローラ１３，１４，１５，１６の配置を井桁状
に構成したものがある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】エレベーターは図４に
示すように地震及び強風による建屋の揺れや乗りかご１
の過加振により、コンペンケーブル４が大きく振れるこ
とがある。この状態でエレベーターを昇降すると、揺れ
はケーブル止端部がローラに近づくにつれ更に大きくな
り、図５に示すようにコンペンケーブルが案内器内で挙
動し隣接するローラ８，９間のエッヂ（端）にコンペン
ケーブル４が挟まり、エレベーターの昇降によって引き
伸ばされて破損する虞がある。
示すように地震及び強風による建屋の揺れや乗りかご１
の過加振により、コンペンケーブル４が大きく振れるこ
とがある。この状態でエレベーターを昇降すると、揺れ
はケーブル止端部がローラに近づくにつれ更に大きくな
り、図５に示すようにコンペンケーブルが案内器内で挙
動し隣接するローラ８，９間のエッヂ（端）にコンペン
ケーブル４が挟まり、エレベーターの昇降によって引き
伸ばされて破損する虞がある。
【０００８】また、特開平9−315728 号公報の公知例
は、図６に示すようにコンペンケーブル４の振れが大き
くなった場合、井桁状に組み合わされた案内器の上段ロ
ーラ１４の側面部に接触するとコンペンケーブルには摺
動抵抗が発生するため、ローラとコンペンケーブルに速
度差が生じ、ケーブルが案内器からはみ出し現象が発生
する。したがってコンペンケーブルを円滑に案内できな
くなる。また、ローラ１３，１４間の段差部分の回転方
向の影響を受けコンペンケーブルが案内器のローラに挟
まれ破損する虞がある。
は、図６に示すようにコンペンケーブル４の振れが大き
くなった場合、井桁状に組み合わされた案内器の上段ロ
ーラ１４の側面部に接触するとコンペンケーブルには摺
動抵抗が発生するため、ローラとコンペンケーブルに速
度差が生じ、ケーブルが案内器からはみ出し現象が発生
する。したがってコンペンケーブルを円滑に案内できな
くなる。また、ローラ１３，１４間の段差部分の回転方
向の影響を受けコンペンケーブルが案内器のローラに挟
まれ破損する虞がある。
【０００９】本発明の目的は、コンペンケーブルが案内
器のローラからのはみ出し又は、エッヂ（端）間に挟ま
って固渋および破損しないようにしたコンペンケーブル
の案内器を提供することにある。
器のローラからのはみ出し又は、エッヂ（端）間に挟ま
って固渋および破損しないようにしたコンペンケーブル
の案内器を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は図２に示すよう
な従来の四角形に組み合わされた４個のローラ８，９，
１０，１１からなるコンペンケーブルの案内器におい
て、前記ローラの配置を図７に示すように少なくとも８
個のローラ１８，１９，２０，２１，２２，２３，２
４，２５を有し、コンペンケーブルの案内口を八角形以
上の多角形とすることでローラ間の隙間及び段差を小さ
くして組み合わせた構成とする。
な従来の四角形に組み合わされた４個のローラ８，９，
１０，１１からなるコンペンケーブルの案内器におい
て、前記ローラの配置を図７に示すように少なくとも８
個のローラ１８，１９，２０，２１，２２，２３，２
４，２５を有し、コンペンケーブルの案内口を八角形以
上の多角形とすることでローラ間の隙間及び段差を小さ
くして組み合わせた構成とする。
【００１１】この構成により、ローラ間には隙間がなく
段差も最小にできる又摺動抵抗発生を防止できるのでコ
ンペンケーブルをローラ間に挟むことはなく、円滑に案
内することができる。
段差も最小にできる又摺動抵抗発生を防止できるのでコ
ンペンケーブルをローラ間に挟むことはなく、円滑に案
内することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】エレベーターは図４に示すように
乗りかご１とつり合い錘２を主ロープ３で連結し、前記
主ロープ３を巻上機６に巻き掛けて駆動することにより
昇降する。このとき、乗りかご１の昇降における主ロー
プ３の重量差を補償するように、乗りかご１とつり合い
錘２にはコンペンケーブル４の両端を連結し、巻上機が
駆動するときにかかる負担を軽減している。また、前記
コンペンケーブル４には、これがエレベーター昇降時に
振れて昇降路内の機器類に接触しないように昇降路内に
案内器５が設けられている。
乗りかご１とつり合い錘２を主ロープ３で連結し、前記
主ロープ３を巻上機６に巻き掛けて駆動することにより
昇降する。このとき、乗りかご１の昇降における主ロー
プ３の重量差を補償するように、乗りかご１とつり合い
錘２にはコンペンケーブル４の両端を連結し、巻上機が
駆動するときにかかる負担を軽減している。また、前記
コンペンケーブル４には、これがエレベーター昇降時に
振れて昇降路内の機器類に接触しないように昇降路内に
案内器５が設けられている。
【００１３】コンペンケーブル４が地震及び強風による
建屋の揺れや乗りかご１の過加振等により、大きく振れ
た時エレベーターが昇降すると、コンペンケーブル４は
更に大きく振れるため、案内器５にはコンペンケーブル
４が水平方向から挿通される。
建屋の揺れや乗りかご１の過加振等により、大きく振れ
た時エレベーターが昇降すると、コンペンケーブル４は
更に大きく振れるため、案内器５にはコンペンケーブル
４が水平方向から挿通される。
【００１４】この案内器５は図７，図８に示すように枠
体１７を有しており、この枠体１７からローラ１８，１
９，２０，２１，２２，２３，２４，２５取付用のブラ
ケット２６，２７，２８，２９を介して、コンペンケー
ブルの案内口が八角形になるように構成され、かつロー
ラ間の隙間及び段差が最小になっている。このためコン
ペンケーブルはローラ間に挟まれることなく円滑に案内
される。
体１７を有しており、この枠体１７からローラ１８，１
９，２０，２１，２２，２３，２４，２５取付用のブラ
ケット２６，２７，２８，２９を介して、コンペンケー
ブルの案内口が八角形になるように構成され、かつロー
ラ間の隙間及び段差が最小になっている。このためコン
ペンケーブルはローラ間に挟まれることなく円滑に案内
される。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
案内器のコンペンケーブル案内口を少なくとも８個のロ
ーラからなる八角形以上の多角形とし、かつローラ間の
隙間及び段差を最小にしたので、コンペンケーブルが案
内器に対して水平方向に挿通されても案内器のローラ間
に挟まれることはない。その結果、コンペンケーブルが
案内器に固渋し、エレベーターの昇降によって引き伸ば
されて破損する虞がなくなる。
案内器のコンペンケーブル案内口を少なくとも８個のロ
ーラからなる八角形以上の多角形とし、かつローラ間の
隙間及び段差を最小にしたので、コンペンケーブルが案
内器に対して水平方向に挿通されても案内器のローラ間
に挟まれることはない。その結果、コンペンケーブルが
案内器に固渋し、エレベーターの昇降によって引き伸ば
されて破損する虞がなくなる。
【図１】エレベーターのコンペンケーブルに係る一実施
例を示す側面図。
例を示す側面図。
【図２】従来のコンペンケーブルの案内器の斜視図。
【図３】公知例のコンペンケーブルの案内器の斜視図。
【図４】エレベーターのコンペンケーブルの振れに係る
状態を示す側面図。
状態を示す側面図。
【図５】コンペンケーブルの振れに係る従来の案内器の
状態を示す斜視図。
状態を示す斜視図。
【図６】コンペンケーブルの振れに係る公知例の案内器
の状態を示す斜視図。
の状態を示す斜視図。
【図７】本発明のコンペンケーブルの案内器を示す斜視
図。
図。
【図８】本発明のコンペンケーブルの案内器を示す正面
図。
図。
１…乗りかご、２…つり合い錘、３…主ロープ、４…コ
ンペンケーブル、５…コンペンケーブルの案内器、６…
巻上機、７，１２，１７…枠体、８，９，１０，１１，
１３，１４，１５，１６，１８，１９，２０，２１，２
２，２３，２４，２５…ローラ、２６，２７，２８，２
９…ローラ取付用ブラケット。
ンペンケーブル、５…コンペンケーブルの案内器、６…
巻上機、７，１２，１７…枠体、８，９，１０，１１，
１３，１４，１５，１６，１８，１９，２０，２１，２
２，２３，２４，２５…ローラ、２６，２７，２８，２
９…ローラ取付用ブラケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 久貴 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 大川 博 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 谷野 雅信 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 助川 賢 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 佐藤 昭宏 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 Ｆターム(参考） 3F305 BB04 BC23
Claims (2)
- 【請求項１】エレベーターの乗りかごとつり合い錘とに
コンペンケーブルの両端が配置され、これを昇降路内で
案内するために設けられた案内器において、前記案内器
を複数個のローラによって構成したことを特徴とするコ
ンペンケーブルの案内器。 - 【請求項２】前記案内器は少なくとも８個のローラを有
し、コンペンケーブルの案内口を八角形以上の多角形と
することを特徴とするコンペンケーブルの案内器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204709A JP2000034073A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | コンペンケーブルの案内器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204709A JP2000034073A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | コンペンケーブルの案内器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000034073A true JP2000034073A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16495025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204709A Pending JP2000034073A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | コンペンケーブルの案内器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000034073A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1299965C (zh) * | 2004-03-17 | 2007-02-14 | 因温特奥股份公司 | 具有补偿机构导向装置的电梯设备 |
| JP2010058940A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Toshiba Elevator Co Ltd | ロープ振れ検出装置を備えるエレベータ |
| CN103629438A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-03-12 | 国家电网公司 | 基于电缆下桥引缆的组合式过渡引缆笼 |
| CN103910266A (zh) * | 2014-04-29 | 2014-07-09 | 苏州中远电梯有限公司 | 一种电梯导向装置 |
| CN107879232A (zh) * | 2016-09-30 | 2018-04-06 | 奥的斯电梯公司 | 补偿链稳定装置和方法，电梯井道以及电梯系统 |
| CN112551311A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-03-26 | 大连识汇岛科技服务有限公司 | 一种工程施工电梯电缆线防偏移装置及其使用方法 |
| WO2024018564A1 (ja) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | 三菱電機株式会社 | エレベーター装置 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204709A patent/JP2000034073A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1299965C (zh) * | 2004-03-17 | 2007-02-14 | 因温特奥股份公司 | 具有补偿机构导向装置的电梯设备 |
| US7762378B2 (en) | 2004-03-17 | 2010-07-27 | Inventio Ag | Elevator installation with compensating-means guide |
| JP2010058940A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Toshiba Elevator Co Ltd | ロープ振れ検出装置を備えるエレベータ |
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| CN107879232A (zh) * | 2016-09-30 | 2018-04-06 | 奥的斯电梯公司 | 补偿链稳定装置和方法，电梯井道以及电梯系统 |
| US11001476B2 (en) | 2016-09-30 | 2021-05-11 | Otis Elevator Company | Compensation chain stabilize device and method, hoistway and elevator system |
| CN107879232B (zh) * | 2016-09-30 | 2021-07-20 | 奥的斯电梯公司 | 补偿链稳定装置和方法，电梯井道以及电梯系统 |
| CN112551311A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-03-26 | 大连识汇岛科技服务有限公司 | 一种工程施工电梯电缆线防偏移装置及其使用方法 |
| CN112551311B (zh) * | 2020-12-14 | 2022-04-08 | 湖南省卓旺机械有限公司 | 一种工程施工电梯电缆线防偏移装置及其使用方法 |
| WO2024018564A1 (ja) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | 三菱電機株式会社 | エレベーター装置 |
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