JP2000033872A - 車両用常用制動機 - Google Patents

車両用常用制動機

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JP2000033872A
JP2000033872A JP11177281A JP17728199A JP2000033872A JP 2000033872 A JP2000033872 A JP 2000033872A JP 11177281 A JP11177281 A JP 11177281A JP 17728199 A JP17728199 A JP 17728199A JP 2000033872 A JP2000033872 A JP 2000033872A
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stepped piston
braking
service brake
cylinder device
stepped
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Siegfried Emmann
ジーグフリート・エマン
Christian Mosler
クリステイアン・モスレル
Werner Spielmann
ヴエルネル・シユピールマン
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Mercedes Benz Group AG
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DaimlerChrysler AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的重い車両でも負圧制動倍力装置の故障
の際車両の確実な制動が可能な車両用常用制動機を提供
する。 【構成】 車両の2つの制動回路1,2は、負圧制動倍
力装置10及び2回路タンデム制動マスタシリンダ20
を介して、圧力のかかっている流体の作用を受けること
ができる。本発明により少なくとも1つの切換え可能な
液圧変圧比変化手段50が設けられ、制動倍力装置10
の故障の際、両方の制動回路1,2の各々における流体
の圧力が高められる。、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負圧制動倍力装置
及び2回路タンデムマスタシリンダを介して圧力のかか
っている流体の作用を受けることができる2つの制動回
路を持つ車両用常用制動機に関する。
【0002】
【従来の技術】このような常用制動機は、ずっと以前か
ら実際上すべての乗用車及び比較的小さい商用車両にお
いて使用されている。その際負圧制動倍力装置は、負圧
の消失の際制動ペダルに結合されているピストンを2回
路タンデム制動マスタシリンダのピストンに直接連結す
ることが可能で、この緊急事態において車両が制動可能
であるように、設計されている。
【0003】さて問題となるのは、このような緊急事態
において、特に快適さの理由から、補助力で援助される
制動操作装置において、ペダル行程の大きさが余裕なし
に設定されている時、制動ペダルを操作する人間により
限られた制動ペダル力しか発生できないことである。こ
の理由から、緊急事態において重量が約6tまでの車両
しか確実に制動できない。もっと重い車両では、常用制
動機のこのような緊急制動機能はもはや十分でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、最初
にあげた種類の車両の常用制動機を発展させて、重い車
両でも負圧制動倍力装置の故障の際車両の確実な制動が
可能になるようにし、特に制動過程において車両の減速
に対する法律の最低要求を満たす制動が可能になるよう
にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】最初にあげた種類の車両
の常用制動機において、この課題を解決するため本発明
によれば、液圧変化比を変化する少なくとも1つの切換
え可能な手段が設けられ、負圧制動倍力装置の故障の際
この液圧変圧比変化手段により、両方の制動回路の各々
における流体の圧力が高められる。
【0006】負圧制動倍力装置の故障の際両方の制動回
路における流体の圧力を高める切換え可能な液圧変圧比
変化手段によって、緊急事態において両方の制動回路に
存在する圧力を増大することが、特に簡単に可能にな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】液圧変圧比変化手段の構成に関し
て、異なる実施形態が純原理的に考えられる。有利な実
施形態では、液圧変圧比を変化する少なくとも1つの手
段が、両方の制動回路の各々において2回路タンデム制
動マスタシリンダの後ろに接続される段付きピストン−
シリンダ装置である。この実施形態は、制動倍力装置又
は2回路タンデム制動マスタシリンダの変更なしに、既
存の常用制動機に後で装備できるという特に大きい利点
を持っている。
【0008】その際各段付きピストン−シリンダ装置が
入口側で段付けされた段付きピストンを持っているのが
良い。
【0009】段付きピストン−シリンダ装置の切換え
は、電気的に始動可能な弁によって有利に行われる。
【0010】弁がなるべく3ポート2位置切換え弁であ
り、この切換え弁の一方の切換え位置で入口空間が段付
きピストン−シリンダ装置の入口側環状空間に接続可能
であり、他方の切換え位置で出口空間が段付きピストン
−シリンダ装置の環状空間に接続可能である。環状空間
を入口側の入口空間と一層大きい出口側の出口空間との
間で切換えることによって、液圧変圧比の増大が特に簡
単に可能になる。
【0011】別の非常に有利な実施形態では、少なくと
も1つの液圧変圧比変化手段が、2回路タンデム制動マ
スタシリンダの前に接続されかつ電気的に始動可能な弁
により切換え可能な段付きピストン−シリンダ装置であ
る。この実施形態では1つの段付きピストン−シリンダ
装置しか必要でなく、それにより技術的費用を減少する
ことができる。
【0012】特に有利な実施形態では、段付きピストン
−シリンダ装置が、2回路タンデム制動マスタシリンダ
の一部である。こうして車両の常用制動機の部材の必要
な数を更に少なくすることができる。
【0013】その際段付きピストン−シリンダ装置の段
付けされない部分の流体的に有効な面積が、2回路タン
デム制動マスタシリンダの流体的に有効な面積とほぼ同
じ大きさであるように、段付きピストン−シリンダ装置
の流体的に有利な面積の比を選ぶことができる。これら
両方の面積は段付きピストン−シリンダ装置の段付けさ
れた部分の流体的に有効な面積より大きいので、液圧変
圧比の増大が有効である。
【0014】別の有利な実施形態では、2回路タンデム
制動マスタシリンダの流体的に有効な面積が、段付きピ
ストン−シリンダ装置の段付けされた部分の流体的に有
効な面積とほぼ同じ大きさである。これら両方の面積
は、段付きピストン−シリンダ装置の段付けされない部
分の流体的に有効な面積より小さい。この実施形態で
は、2回路タンデム制動マスタシリンダ及び2回路タン
デム制動マスタシリンダの一部である段付きピストン−
シリンダ装置の段付けされた部分の製造のために、1つ
の穴しか必要でない。これにより製造費が著しく減少さ
れる。
【0015】この場合弁が3ポート2位置切換え弁であ
り、その一方切換え位置で2回路タンデム制動マスタシ
リンダの出口空間を段付きピストン−シリンダ装置の出
口側環状空間に接続可能であり、他方の切換え位置で段
付きピストン−シリンダ装置の出口側環状空間をその入
口空間に接続可能である。これにより液圧変圧比の増大
が簡単に可能になる。
【0016】本発明のそれ以外の利点及び特徴は、図面
に基く実施例の以下の説明から明らかになる。
【0017】
【実施例】本発明の基本構想は、常用制動機の制動液体
回路に液圧変圧手段を設け、負圧制動倍力装置の故障の
際液圧変圧により制動機の液圧流体又は制動液体の圧力
を増大(増幅)することである。こうして制動倍力装置
の故障の際ペダル行程を著しく増大することなく制動ペ
ダルの操作により、一層大きい制動作用が得られ、それ
により緊急事態において特に重い車両を確実に制動する
ことができる。
【0018】図1に示す車両の常用制動機は公知の負圧
制動倍力装置10を含み、この倍力装置のピストン棒1
1は制動ペダル12に結合されている。制動ペダル12
の操作により、制動流体容器30に流体的に接続されて
いる2回路タンデム制動マスタシリンダ20が負圧制動
倍力装置10により増幅されて操作される。2回路タン
デム制動マスタシリンダ20は、導管41及び42を介
して、(図示しない)第1の制動回路1及び第2の制動
回路2に流体的に接続されている。
【0019】両方の液圧導管41,42の各々には段付
きピストン−シリンダ装置50が設けられ、電気導線5
1を介して電気的に始動可能な弁52により、小さい液
圧変圧比を持つ位置と大きい液圧変圧比を持つ位置との
間で切換え可能である。導線51は切換え接点55に接
続され、この切換え接点55は真空ポンプ14の故障の
際段付きピストン−シリンダ装置50の切換えを行っ
て、両方の制動回路1及び2の各々における流体即ち制
動液体の圧力が高められ、それにより両方の制動回路1
及び2の制動機の制動作用が増大されるようにする。
【0020】段付きピストン−シリンダ装置50は図2
に示されている。この段付きピストン−シリンダ装置5
0はハウジング500を含み、このハウジング内に段付
き穴510が設けられている。この穴内に段付きピスト
ン530が、戻しばね540の戻し力に抗して軸線方向
移動可能に案内されている。段付きピストン−シリンダ
装置50は、導線51を介して電気的に始動可能な3ポ
ート2位置切換え弁52を介して切換え可能である。
【0021】段付きピストン−シリンダ装置50の段付
きピストン530は軸線方向穴を持ち、この穴内に底弁
550が設けられている。段付きピストン530の移動
の際、底弁550は段付きピストン530にあるストツ
パ面へ戻しばね540により押付けられて、段付きピス
トン530にある穴を閉鎖する。底弁550の操作ピン
555は、段付きピストン530の段付けされた側から
突出して、段付きピストン530がそれぞれ対向する穴
510の壁に当たる際、この壁に押されて底弁550を
開く。底弁550のこのような開放により、段付きピス
トン530の入口空間560と出口空間562との間の
流体的接続が可能になる。
【0022】図2に示すように、3ポート2位置切換え
弁52は、3つの液圧導管52a,52b及び52cを
介して段付きピストン−シリンダ装置50に接続されて
いる。その際導管52aは段付きピストン−シリンダ装
置50に接続されている。その際導管52aは段付きピ
ストン−シリンダ装置50の出口空間562へ通じ、導
管52bは段付きピストン−シリンダ装置50の環状空
間564へ通じている。導管52cは補償容器として役
立つ制動液体容器30に接続されている。導管52a〜
52cは例えばハウジング500にある穴によって簡単
に形成され、導管52の場合のように導管が曲がって延
びている時、穴の不要な端部が閉鎖素子522なるべく
玉により閉鎖されている。
【0023】さて真空ポンプ14により負圧が発生さ
れ、制動倍力装置10が規則正しく機能を果たしている
と、3ポート2位置切換え弁52は第1の切換え位置に
あり、導管52bが導管52cに接続されている。従っ
てこの第1の切換え位置において、段付きピストン−シ
リンダ装置50の環状空間564が補償容器30に接続
されている。さて入口空間560が圧力のかかっている
流体の作用を受けると、入口空間560にある段付きピ
ストン530の小さい面のみが有効である。なぜなら
ば、環状空間564にある段付きピストン530の環状
面は、補償容器30との接続により液圧的に有効でない
からである。さて出口空間562にある段つきピストン
530の面は、入口空間560にある段付きピストン5
30のピストン面より大きいので、3ポート2位置切換
え弁52のこの切換え位置において、車輪制動機にかか
っている出口圧力は、液圧導管41,42に存在する入
口圧力より小さい。つまりこの切換え位置において、段
付きピストン−シリンダ装置50により、液圧変圧が行
われている。
【0024】負圧制動倍力装置10の故障の際、即ち例
えば負圧ポンプ14が故障し、これが切換え接点55に
より検出される時、3ポート2位置切換え弁52が第2
の切換え位置へ切換えられ、導管52aが導管52bに
接続される。この位置で出口空間562が環状空間56
4に接続される。さて液圧導管41,42を介して入口
空間560が圧力のかかっている流体の作用を受ける
と、段付きピストン530の段付けされた部分の入口空
間560で有効な面のほかに、段付きピストン530の
環状空間564にある環状面も有効になる。これら両方
の面はまとめて出口空間562にある段付きピストン面
に等しいのでこの切換え位置において段付きピストン−
シリンダ装置の1:1の変圧比が実現される。
【0025】上述した第1の切換え位置に対して、この
1:1の変圧比は一層大きい変圧比を示す。なぜなら
ば、第1の切換え位置では、上述したように低減変圧が
実現されるからである。従って負圧制動倍力装置10の
故障の際、対比可能なペダル行程で、車輪制動機へ至る
出口導管には、正常な制動態様即ち健全な負圧制動倍力
装置10において車輪制動機にかかる液圧圧力に比較し
て大きい液圧圧力が発生される。換言すれば、対比可能
なペダル行程において、負圧制動倍力装置10の故障の
際制動力が増大される。このような増大は、対比可能な
ペダル行程において、パスカルの法則のため、段付きピ
ストン−シリンダ装置50が示すように、液圧変圧手段
によってのみ可能である。なぜならば、段付きピストン
−シリンダ装置50のない場合、圧力の増大は、車両に
おいて直ちには実現可能でないペダル行程の増大を必要
としないからである。
【0026】上述した実施例の大きな利点は、段付きピ
ストン−シリンダ装置50を液圧導管41,42へ組込
み、負圧回路に切換え接点55を設けるだけで、既存の
車両へ直ちに簡単に装備可能なことである。
【0027】有利な常用制動機の別の実施例では、図3
に示すように、変圧液圧装置を持つ2回路タンデム制動
マスタシリンダ70が使用される。
【0028】図3からわかるように、2回路タンデム制
動マスタシリンダ70はハウジング700を含み、この
ハウジングの穴内に、密封片707により穴に対して密
封されるピストン705が、戻しばね709の戻し力に
抗して軸線方向移動可能である。ピストン705は中間
又は浮動ピストン部分705a及び出口側ピストン部分
705bを持っている。ピストン705には公知の上述
した底弁712が設けられ、その操作棒は、ピストン7
05の初期位置でハウジング700内にピストン運動に
対して直角に取付けられるピン714に当り、それによ
り2回路タンデム制動マスタシリンダ70の出口空間7
20を中間空間721を介して補償容器30に接続して
いる。この流体的接続により、出口空間720は液圧流
体の作用を受ける。底弁712は逃し弁とも称される。
第1の制動回路は流体導管710により出口空間720
に接続されている。
【0029】出口空間720のほかに、2回路タンデム
制動マスタシリンダ70には、別の第2の出口空間73
0が設けられ、接続口732を介して第2の制動回路に
接続されている。2回路タンデム制動マスタシリンダ7
0のピストン705の軸線方向移動により、両方の制動
回路が公知のように圧力のかかっている流体の作用を受
ける。
【0030】このタンデム制動マスタシリンダ70のい
わば前に段付きピストン−シリンダ装置75が設けられ
て、出口側で段付けされた押圧棒ピストン750を持
ち、この押圧棒ピストン750が押圧棒751を介して
制動倍力装置のピストン棒に結合されているので、ペダ
ル力は押圧棒751を介して押圧棒ピストン750へ伝
達可能である。押圧棒ピストン750は底弁又は逃し弁
752を持ち、この弁の操作棒は、段付きピストン−シ
リンダ装置75の初期位置で、ピストン運動に対して直
角にハウジング700に取付けられるピン752aに当
って、2回路タンデム制動マスタシリンダ70の入口空
間754とその第2の出口空間730との流体的接続を
可能にするので、この第2の出口空間730が流体の作
用を受けることができる。段付きピストン−シリンダ装
置75は次の有効な空間、即ち入口空間754、環状空
間756及び第2の出口空間730を含んでいる。
【0031】入口空間754は液圧導管754aを介し
て補償容器30に接続されている。環状空間756は、
端部をそれぞれ閉鎖手段757なるべく玉によって閉鎖
される導管756aを介して、3ポート2位置切換え弁
800の入口に接続されている。3ポート2位置切換え
弁800の別の入口は、別の導管801を介して補償容
器30に接続されている。3ポート2位置切換え弁80
0の第3の接続口は、液圧導管730aを介して2回路
タンデム制動マスタシリンダ70の第2の出口空間73
0に接続されている。この導管730aには、上述した
ように両方の制動回路の1つのための接続口732も通
じている。
【0032】段付けされた押圧棒ピストン750は、ハ
ウジング700の段付けされた穴内で、戻しばね759
の戻し力に抗して軸線方向に移動可能である。
【0033】さて上述した2回路タンデム制動マスタシ
リンダの動作は次の通りである。導線807を介して始
動可能な3ポート2位置切換え弁800は、制動力が負
圧制動倍力装置により増幅される時、換言すれば負圧ポ
ンプ14が欠陥を持っていないとき、常に電源に接続さ
れており、第1の切換え位置で導管730aが3ポート
2位置切換え弁800を介して導管756aに接続され
ている。従ってこの切換え位置で、段付きピストン−シ
リンダ装置75の環状空間756が2回路タンデム制動
マスタシリンダ70の第2の出口空間730に接続され
ている。この切換え位置で3ポート2位置切換え弁80
0は通電されている。2回路タンデム制動マスタシリン
ダ70の第2の出口空間730が段付きピストン−シリ
ンダ装置75の環状空間756に接続されることによっ
て、3ポート2位置切換え弁800のこの切換え位置に
おいて液圧低減変圧が行われる。なぜならば、この切換
え位置で有効な段付きピストン−シリンダ装置75の面
φCは、第2の出口空間730にあって段付けされた押
圧棒ピストン棒750の有効面φBより大きく、2回路
タンデム制動マスタシリンダ70の2分割ピストン70
5の有効面φAは、段付きピストン−シリンダ装置75
のこの切換え位置における全有効面φCにほぼ等しいか
らである。
【0034】2回路タンデム制動マスタシリンダ70の
2分割ピストン705の面φAは、段付けされた押圧棒
ピストン750の面φBと同じ大きさであってもよい
(図示せず)。この実施例は、2回路タンデム制動マス
タシリンダ70の特に簡単な製造を可能にする。なぜな
らば、この場合制動マスタシリンダ70のハウジング7
00に1つの簡単な穴しか必要としないからである。
【0035】さて例えば負圧ポンプ14の故障等により
負圧制動倍力装置の負圧が消失し、これが切換え接点5
5により検出されると、3ポート2位置切換え弁800
が第2の切換え位置へ切換えられ、これがなるべく電磁
的に行われる。この第2の切換え位置で導管756aと
801が接続される。従ってこの切換え位置で環状空間
756が補償容器30に接続される。さて段付きピスト
ン−シリンダ装置75の押圧棒ピストン750が力の作
用を受けると、上述した第1の切換え位置で存在する圧
力に比較して、高い圧力が第2の出口空間730にかか
る。なぜならば、段付きピストン−シリンダ装置75の
有効面φBは段付きピストン−シリンダ装置75の有効
面φAより小さいからである。換言すれば、負圧制動倍
力装置が故障すると、負圧制動倍力装置の正常な運転中
に存在する圧力に比較して高められる圧力が、両方の制
動回路に存在する。この第2の切換え位置で、3ポート
2位置切換え弁800はなるべく無電流である。
【0036】常用制動機の上述した両方の実施例では、
負圧制動倍力装置の故障の際、負圧制動倍力装置の規則
正しい動作の際車輪制動機にかかる圧力に比較して、高
い圧力が車輪制動機にかかる。この高い圧力は段付きピ
ストン−シリンダ装置の形の液圧変圧手段によって実現
される。この液圧変圧により、緊急事態において、段付
きピストン−シリンダ装置の形のこのような液圧変圧手
段が存在しない時に加えねばならない力に比較して、僅
かなペダルを加えればよい。その際進むペダル行程は実
際上増大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用常用制動機の第1実施例の
概略構成図である。
【図2】図1に示される車両用常用制動機の段付きピス
トン−シリンダ装置の断面図である。
【図3】本発明による車両用常用制動機において使用可
能で液圧変圧手段を一体化される2回路タンデム制動マ
スタシリンダの実施例の断面図である。
【符号の説明】
1,2 制御回路 10 負圧制動倍力装置 20;70 2回路タンデム制動マスタシリンダ 50;75 液圧変圧手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリステイアン・モスレル ドイツ連邦共和国シユトウツトガルト・ア インシユタインシユトラーセ13 (72)発明者 ヴエルネル・シユピールマン ドイツ連邦共和国ブルグシユテツテン・ホ ーヘンシユタウフエンシユトラーセ5/1

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの制動回路を持つ車両用常用制動機
    であって、これらの制動回路が、負圧制動倍力装置(1
    0)及び2回路タンデム制動マスタシリンダ(20;7
    0)を介して、圧力のかかっている流体の作用を受ける
    ことができるものにおいて、液圧変化比を変化する少な
    くとも1つの切換え可能な手段(50;75)が設けら
    れ、負圧制動倍力装置(10)の故障の際この液圧変圧
    比変化手段により、両方の制動回路の各々における流体
    の圧力が高められることを特徴とする、車両用常用制動
    機。
  2. 【請求項2】 液圧変圧比を変化する少なくとも1つの
    手段(50)が、両方の制動回路の各々において2回路
    タンデム制動マスタシリンダの後ろに接続される段付き
    ピストン−シリンダ装置であることを特徴とする、請求
    項1に記載の常用制動機。
  3. 【請求項3】 各段付きピストン−シリンダ装置(5
    0)が入口側で段付けされた段付きピストン(530)
    を持っていることを特徴とする、請求項2に記載の常用
    制動機。
  4. 【請求項4】 段付きピストン−シリンダ装置(50)
    が、電気的に始動可能な弁(52)により切換え可能で
    あることを特徴とする、請求項2又は3に記載の常用制
    動機。
  5. 【請求項5】 弁(52)が3ポート2位置切換え弁で
    あり、この切換え弁の一方の切換え位置で入口空間(5
    60)が段付きピストン−シリンダ装置(50)の入口
    側環状空間(564)に接続可能であり、他方の切換え
    位置で出口空間(562)が段付きピストン−シリンダ
    装置(50)の環状空間(564)に接続可能であるこ
    とを特徴とする、請求項3又は4に記載の常用制動機。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの液圧変圧比変化手段
    が、2回路タンデム制動マスタシリンダ(20;70)
    の前に接続されかつ電気的に始動可能な弁(800)に
    より切換え可能な段付きピストン−シリンダ装置(7
    5)であることを特徴とする、請求項1に記載の常用制
    動機。
  7. 【請求項7】 段付きピストン−シリンダ装置(75)
    が、出口側で段付けされた押圧棒ピストン(750)を
    持っていることを特徴とする、請求項5に記載の常用制
    動機。
  8. 【請求項8】 段付きピストン−シリンダ装置(75)
    が、2回路タンデム制動マスタシリンダ(70)の一部
    であることを特徴とする、請求項6又は7に記載の常用
    制動機。
  9. 【請求項9】 段付きピストン−シリンダ装置(75)
    の段付けされない部分の流体的に有効な面積(φC)
    が、2回路タンデム制動マスタシリンダ(70)の流体
    的に有効な面積(φA)とほぼ同じ大きさであり、これ
    ら両方の面積(φC,φA)が段付きピストン−シリン
    ダ装置(75)の段付けされた部分の流体的に有効な面
    積(φB)より大きいことを特徴とする、請求項6〜8
    の1つに記載の常用制動機。
  10. 【請求項10】 2回路タンデム制動マスタシリンダ
    (70)の流体的に有効な面積(φA)が、段付きピス
    トン−シリンダ装置(75)の段付けされた部分の流体
    的に有効な面積(φB)とほぼ同じ大きさであり、これ
    ら両方の面積(φA,φB)が、段付きピストン−シリ
    ンダ装置(75)の段付けされない部分の流体的に有効
    な面積より小さいことを特徴とする、請求項6〜8の1
    つに記載の常用制動機。
  11. 【請求項11】 電気的に始動可能な弁(800)が3
    ポート2位置切換え弁であり、その一方切換え位置で2
    回路タンデム制動マスタシリンダ(70)の出口空間
    (730)を段付きピストン−シリンダ装置(75)の
    出口側環状空間(756)に接続可能であり、他方の切
    換え位置で段付きピストン−シリンダ装置(75)の出
    口側環状空間(756)をその入口空間(754)に接
    続可能であることを特徴とする、請求項6〜8の1つに
    記載の常用制動機。
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