JP2000032920A - アボガド入りアイスクリーム及びその製造方法 - Google Patents

アボガド入りアイスクリーム及びその製造方法

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JP2000032920A
JP2000032920A JP10234833A JP23483398A JP2000032920A JP 2000032920 A JP2000032920 A JP 2000032920A JP 10234833 A JP10234833 A JP 10234833A JP 23483398 A JP23483398 A JP 23483398A JP 2000032920 A JP2000032920 A JP 2000032920A
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avocado
ice cream
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mixed
milk
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JP10234833A
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Hidehiko Iwao
秀彦 岩尾
Tatsuo Konno
辰雄 近野
Nobuo Sato
宣雄 佐藤
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KYANION SHOJI KK
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KYANION SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】年齢を問わず広く親しまれている嗜好品である
アイスクリームにアボガドを混入させることにより、栄
養価の非常に豊富なアボガドの摂取を容易にさせると共
に、舌触りが滑らかで勝つ濃厚な健康食品たる新しいタ
イプのアイスクリームを提供する。 【構成】アボガド入りアイスクリームにおいて、牛乳、
乳製品、糖類を主成分とする原料を混合したアイスクリ
ーム基材に対し、6%〜15%のアボガドを混入させた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種栄養素を豊富
に含有する果実であるアボガドを混入するアボガド入り
アイスクリーム及びアボガド入りアイスクリームの製造
方法である。
【0002】
【従来の技術】アイスクリームをはじめとする冷菓は、
嗜好品として今日我が国において老若の年齢層を問わ
ず、広く普及しており、コーヒー、チョコレートの他、
オレンジ、メロンなどの果実を調整した原料を加えるな
ど、そのバリエーションは多岐に亘るものである。一
方、アボガドは、現在徐々に我が国においてもその存在
を知られるようになり、その高い栄養価も認識されつつ
ある。が、その摂取方法は、寿司のネタ、サンドウィッ
チの具にするなど、果肉自体をスライスして食する態様
が散見される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、アボガドは、ビ
タミンEをはじめとし、ビタミンA、ビタミンCなど1
4種のビタミンを含み、鉄、カリウムなどの17種のミ
ネラルを含む食品である。また、アボガドに含まれるタ
ンパク質にはトリプトファンをはじめとする必須アミノ
酸が多く、これらは肝臓の疾病予防に資するものであ
る。さらに、アボガドは高脂肪食品であるものの、その
殆どが不飽和脂肪であるため、常食者をして血中コレス
テロールを増加させることはない。しかしながら、この
ように高脂肪食品であるため、前記したような、果肉を
そのまま生食することは、味覚的、量的にも摂取しにく
く、殊に老人などには、その風味の独特さから極めてな
じみの薄いものとならざるを得ない。これでは健康食品
であるアボガドを我が国において有効に利用できないこ
ととなる。殊に、前記した必須アミノ酸トリプトファン
は完熟したアボガドに多く含まれるものであるが、完熟
したアボガドを直接生食することはその風味の特異さが
増し、少なくとも我が国においては、好悪が分かれるも
のであった。一方、アイスクリームをはじめとする冷菓
には、これまで他の多くの果実が混入されているものが
散見されるものの、オレンジ、イチゴ、メロンなど、甘
み、酸味、水分に富む果実が多く、脂肪分を多く含み、
水分も極めて少ないアボガドを用いることは皆無であっ
た。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑み発明され
たものであり、その目的とするところは、年齢を問わず
広く親しまれている嗜好品であるアイスクリームにアボ
ガドを混入させることにより、栄養価の非常に豊富なア
ボガドの摂取を容易にさせると共に、舌触りが滑らかで
かつ濃厚な健康食品たる新しいタイプのアイスクリーム
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、アボガド入りアイスクリームにおいて、ア
イスクリーム、シャーベット等の冷菓基材に対し、アボ
ガドを混入したことを特徴とするものである。また、ア
ボガド入りアイスクリームにおいて、牛乳、乳製品、糖
類を主成分とする原料を混合したアイスクリーム基材に
対し、6%〜15%のアボガドを混入したことを特徴と
するものである。また、アボガド入りアイスクリームの
製造方法において、牛乳、乳製品、糖類を主成分とする
原料を混合したアイスクリーム基材に対し、完熟したア
ボガドを洗浄、裁断、磨りつぶし、加熱、殺菌したペー
スト状にしたアボガドアイスクリーム用原料を混入した
うえ、攪拌凍結させることを特徴とするものである。ま
た、アボガド入りアイスクリームの製造方法において、
アイスクリーム基材とアボガドアイスクリーム用原料を
混入する際、適宜量のクエン酸及び塩を添加することを
特徴とするものである。
【0006】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。
アボガドは、ペースト状に加工したものをアイスクリー
ム基材に混入することが、アイスクリームの風味、栄養
価を維持することから望ましい。ここに、アボガドペー
ストは、自然状態において完全に熟したアボガドが用い
られる。これにより、肝臓に関する疾病の予防に効果の
ある必須アミノ酸トリプトファンを効率よく摂ることが
可能となる。そしてこれを洗浄した後、皮をむき、適当
な大きさに裁断する。裁断した果肉を磨りつぶし、加
熱、殺菌を施したうえで、凍結して、アボガドアイスク
リーム用原料として保存される。これにより、地域、時
期を問わずアボガドペーストを大量生産することが可能
となり、いきおい安価で生産性に富むアボガド入りアイ
スクリームを提供することができる。アイスクリームの
調整は、従来工程に準じるものであり、例えば、牛乳、
生クリームなどの乳製品、グラニュー糖などの糖類を混
合し、あるいはこれに香料、安定剤などを添加したもの
を混合し、攪拌しながら加熱溶解し、これを不溶解物を
除去するためにろ過する。そして、乳化状態を均質化す
るため、例えばホモゲナイザーなどで細かく破砕する。
なお、アボガドペーストはこの際、混入させ、混入の割
合は、アイスクリーム基材に対し6%〜15%程度が好
ましいが、アボガドペーストの混合割合を高めすぎる
と、乳製品等とアボガドの含有する脂肪酸が分離し、完
全に混合し得ないおそれがある。また、アボガドは酸化
によって変色しやすいため、適宜量のクエン酸及び塩を
添加することにより変色を防止することが可能となる。
以上のアボガドアイスクリームによれば、アボガドを生
食する際感じられた独特な風味は全くなく、アボガドが
苦手な者にも無理なく食することができ、またアボガド
に多量に含まれる脂肪分も、アイスクリーム基材の乳脂
肪分と渾然一体に融合し、クリーミーで濃厚なこれまで
になかった非常に美味しいアイスクリームとなる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
種のビタミン、ミネラル、タンパク質など栄養価の非常
に高い健康食品であるアボガドを、年齢を問わず誰にで
も無理なく摂取することを可能とするアボガド入りアイ
スクリームを提供することが可能となる。舌触りが良
く、クリーミー且つ濃厚な新しいタイプの健康食品たる
アイスクリームを提供することが可能となる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイスクリーム、シャーベット等の冷菓基
    材に対し、アボガドを混入したことを特徴とするアボガ
    ド入りアイスクリーム。
  2. 【請求項2】牛乳、乳製品、糖類を主成分とする原料を
    混合したアイスクリーム基材に対し、6%〜15%のア
    ボガドを混入したことを特徴とするアボガド入りアイス
    クリーム。
  3. 【請求項3】牛乳、乳製品、糖類を主成分とする原料を
    混合したアイスクリーム基材に対し、完熟したアボガド
    を、洗浄、裁断、すりつぶし、加熱、殺菌加工したペー
    スト状に加工したアボガドアイスクリーム用原料を混入
    したうえ、攪拌、凍結させるアボガド入りアイスクリー
    ムの製造方法。
  4. 【請求項4】アイスクリーム基材とアボガドアイスクリ
    ーム用原料を混入する際、適宜量のクエン酸及び塩を添
    加することを特徴とする請求項3に記載されたアボガド
    入りアイスクリームの製造方法。
JP10234833A 1998-07-16 1998-07-16 アボガド入りアイスクリーム及びその製造方法 Pending JP2000032920A (ja)

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