JP2000032438A - 監視カメラ装置 - Google Patents

監視カメラ装置

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JP2000032438A JP10194639A JP19463998A JP2000032438A JP 2000032438 A JP2000032438 A JP 2000032438A JP 10194639 A JP10194639 A JP 10194639A JP 19463998 A JP19463998 A JP 19463998A JP 2000032438 A JP2000032438 A JP 2000032438A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障した際の原因特定を容易に行えるように
する。 【解決手段】 カウンタ１６により監視カメラ装置の電
源投入後の実動作時間を計数してＥＥＰＲＯＭ５に記録
したり、外部のコントローラからプリセットしたプリセ
ット動作回数およびまたはプリセット動作時間をカウン
タ１６により計数してＥＥＰＲＯＭ５に記録することに
より、万一故障が発生した場合に、ＥＥＰＲＯＭ５に記
録された内容を分析することにより、ユーザ独自の使い
方を把握することができ、故障に対する迅速な対応また
は修復を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラを通じ
て周囲状況を監視する監視カメラ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】監視カメラ装置は、銀行や店舗、遊戯
場、デパート、ならびに貴重品を展示している博物館や
絵画館等において、主に防犯用として利用されている
が、高層ビルなどでは、安全確認または災害防止用とし
ても用いられている。監視カメラ装置は、ＣＣＤを内蔵
したカメラを、屋外または屋内の所定位置に取り付け、
このカメラで撮影した映像を管理人室のモニタテレビで
映しながら監視を行うのが一般的である。カメラによる
定点観測では、カメラを一方向に向けて固定するが、１
台のカメラで周囲を観測する場合は、カメラを水平方向
に旋回させるパン動作や、垂直方向に旋回させるチルト
動作を行わせるための機構を備えている。さらに、カメ
ラにズーム機構を取り付けて、必要に応じて映像を拡大
できる装置もある。また、撮影した映像をビデオテープ
等に記録しておき、後から映像をモニタ上で再現できる
装置もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
監視カメラ装置では、同じ構造および同じ仕様の装置で
あっても、利用者によって使い方が異なるため、故障が
発生した場合にその原因を特定することが困難であっ
た。例えば、Ａ社とＢ社では、同じ監視カメラ装置を使
用し、ほぼ同様な使用環境にあるにも拘らず、故障の発
生確率がＡ社とＢ社とでは異なる場合、その原因を特定
することが難しかった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、故障の原因を容易に特定し、メインテナ
ンス性能を高めることのできる監視カメラ装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、監視カメラ装置に電源投入後の動作履歴
を記録する不揮発性メモリを設け、この不揮発性メモリ
に記録された内容を分析することにより、故障の発生原
因を特定するようにしたものであり、メインテナンス性
能を高めることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、監視カメラにより撮影した映像を基に周囲状況を監
視する監視カメラ装置において、電源投入後の動作履歴
を不揮発性メモリに記録しておくことを特徴とする監視
カメラ装置であり、不揮発性メモリに記録された内容を
分析することにより故障の発生原因を特定できるという
作用を有する。
【０００７】本発明の請求項２に記載の発明は、プリセ
ット動作回数およびまたはプリセット動作時間を記録し
ておくことを特徴とする請求項１記載の監視カメラ装置
であり、ユーザの指定したプリセット動作の回数および
または時間を記録することにより、ユーザ独自の使い方
を分析できるという作用を有する。
【０００８】本発明の請求項３に記載の発明は、所定時
間毎にプリセット動作回数またはプリセット動作時間の
累計を記録しておくことを特徴とする請求項２記載の監
視カメラ装置であり、所定時間毎にプリセット動作回数
またはプリセット動作時間の累計を記録することによ
り、故障原因の特定を容易に行えるという作用を有す
る。
【０００９】本発明の請求項４に記載の発明は、予め設
定した動作不具合項目別に発生した動作不具合を記録し
ておくことを特徴とする請求項１記載の監視カメラ装置
であり、動作不具合項目を予め設定し、その不具合項目
に一致する不具合を記録することにより、故障原因の特
定を容易に行えるという作用を有する。
【００１０】本発明の請求項５に記載の発明は、動作不
具合の発生回数および最新の動作不具合項目を記録して
おくことを特徴とする請求項４記載の監視カメラ装置で
あり、動作不具合の発生回数および最新の動作不具合項
目を記録することにより、故障原因の特定を容易に行え
るという作用を有する。
【００１１】本発明の請求項６に記載の発明は、所定時
間毎に機械運動機構部の端点到達回数の累計を記録して
おくことを特徴とする請求項１記載の監視カメラ装置で
あり、所定時間毎に機械運動機構部の端点到来回数の累
計を記録することにより、故障原因の特定を容易に行え
るという作用を有する。
【００１２】本発明の請求項７に記載の発明は、外部コ
ントローラとの通信内容を記録しておくことを特徴とす
る請求項１記載の監視カメラ装置であり、外部コントロ
ーラとの通信内容を記録することにより、故障原因の特
定を容易に行えるという作用を有する。
【００１３】本発明の請求項８に記載の発明は、装置内
部の温度およびまたは湿度を記録しておくことを特徴と
する請求項１から７のいずれかに記載の監視カメラ装置
であり、装置内部の温度およびまたは湿度を記録するこ
とにより、故障原因の特定を容易に行えるという作用を
有する。
【００１４】（実施の形態１）以下、本発明の実施の形
態を図面を参照して説明する。図１は本発明の実施の形
態における監視カメラ装置の概略構成を示すブロック図
である。図１において、１は監視員が滞在するモニタ室
に配置されたコントローラとの間で制御信号の授受を行
う通信制御部、２はコントローラから電源の供給を受け
て監視カメラ装置内の各部に供給する電源部、３は撮像
部１５からの信号を受けて、コントローラに接続された
モニタテレビに映像を映したり、ＶＴＲに録画するため
の映像信号を送出する映像信号処理部である。制御信号
および映像信号は１本のケーブルに重畳され、さらに電
源も同じケーブルに重畳される場合もある。４は監視カ
メラ装置を動作させるプログラムを格納したＥＰＲＯ
Ｍ、５は電源投入後の動作履歴、その他のデータを記録
するＥＥＰＲＯＭである。ＥＰＲＯＭ４およびＥＥＰＲ
ＯＭ５は共に不揮発性メモリであり、ＥＰＲＯＭ４は紫
外線の照射によりデータの消去ができ、再度の書き込み
が可能であり、ＥＥＰＲＯＭ５は電気的にデータの消去
ができるので、データの書き換えが容易である。６はセ
ンサ制御部であり、装置内の温度や湿度を検出する温度
センサや湿度センサ、ドアや窓の開閉を検出するセン
サ、人物を検出するセンサ等の各種のセンサ７からの信
号を検出する。８はパンモータ制御部であり、監視カメ
ラを水平方向に旋回させるためのパンモータ９の回転を
制御する。１０はチルトモータ制御部であり、監視カメ
ラを垂直方向に旋回させるためのチルトモータ１１の回
転を制御する。１２はレンズモータ制御部であり、監視
カメラのレンズモータ１３の回転を制御してズームやオ
ートフォーカスを制御する。１４はＣＣＤ制御部であ
り、撮像部１５におけるＣＣＤの駆動を制御する。１６
はカウンタであり、実動作時間や動作不具合の発生回数
を計数するカウンタを備えている。１７はマイクロプロ
セッサ（以下マイコンという）であり、装置全体を制御
する。
【００１５】次に、本発明の実施の形態１における動作
について説明する。装置を動作させる前に、ユーザによ
りモニタ室にあるコントローラからプリセットが行われ
る。これは、ユーザが監視対象を特定するために、撮像
部１５をどの方向に向けるかを予め設定するのものであ
り、例えば室内にあるドアと窓を順番に監視するように
カメラの回転角度を設定する。そして、電源部２から各
部に電源が供給されると、コントローラからのプリセッ
ト信号は、通信制御部１に送られ、マイコン１７は、Ｅ
ＥＰＲＯＭ５の所定領域に書き込む。各部が作動して撮
像部１３による撮影が開始されると、マイコン１７がカ
ウンタ１６に実動作時間の計測を開始させる。カウンタ
１６による計測は、１時間の内に何分間動作したか、ま
たは１日の内に何時間動作したかを計数するものであ
る。計数された実動作時間は、ＥＥＰＲＯＭ５の所定領
域に格納される。
【００１６】一方、装置の動作が開始されると、マイコ
ン１７は、ＥＰＲＯＭ４から動作プログラムを読み出
し、ＥＥＰＲＯＭ５から詠み出されたプリセット内容に
従って各部を制御するとともに、プリセットされた動作
の回数および時間を１時間毎または１日毎にカウンタ１
６に計数させ、その結果をＥＥＰＲＯＭ５に書き込む。
またはプリセット動作の回数および時間を連続して加算
し、ＥＥＰＲＯＭ５に記録する。
【００１７】このように、本実施の形態１によれば、監
視カメラ装置の電源投入後の実動作時間を計数したり、
プリセット動作回数およびまたはプリセット動作時間を
記録しておくことにより、万一故障が発生した場合に、
ＥＥＰＲＯＭ５に記録された内容を分析することによ
り、ユーザ独自の使い方を把握することができ、故障に
対する迅速な対応または修復を図ることができる。
【００１８】（実施の形態２）次に、本発明の実施の形
態２について説明する。本実施の形態においては、ユー
ザによりモニタ室にあるコントローラから予め設定した
動作不具合項目が入力され、その不具合項目が通信制御
部１を通ってＥＥＰＲＯＭ５に書き込まれる。動作不具
合項目とは、例えばパンモータ制御部８とパンモータ９
との間、およびチルトモータ制御部１０とチルトモータ
１１との間の信号授受不良、例えば回転信号を送っても
回転せず、再び回転信号を送る場合等の信号再送であ
る。マイコン１７は、このような信号授受不良を、パン
モータ制御部８およびチルトモータ制御部１０から受信
すると、その発生回数および最新に信号授受不良を起こ
したのはどちらかをＥＥＰＲＯＭ５に記録する。
【００１９】このように、本実施の形態２によれば、予
め設定した動作不具合項目別に発生した動作不具合の発
生回数および最新の動作不具合項目を記録しておくこと
により、万一故障が発生した場合に、ＥＥＰＲＯＭ５に
記録された内容を分析することにより、故障の原因を容
易に把握することができ、故障に対する迅速な対応また
は修復を図ることができる。
【００２０】（実施の形態３）次に、本発明の実施の形
態３について説明する。本実施の形態３では、例えばレ
ンズモータ制御部１２によりレンズモータ１３を制御し
てズームを行わせる際に、レンズは広角から望遠までの
範囲を直線往復運動するが、ズーム量の最大と最小の端
点では、レンズを搭載したキャリッジがストッパにぶつ
かることになり、その衝撃で故障が発生する確率が高く
なる。そこで、レンズがズーム量の最大と最小の端点に
到達した回数の累計を、レンズモータ制御部１２がその
ようなズーム信号を送った回数を計数することにより、
または端点に設けられたリミットスイッチからの信号を
計数することにより、レンズの動作不具合が発生した場
合の特定を容易に行うことができる。
【００２１】（実施の形態４）次に、本発明の実施の形
態４について説明する。本実施の形態４では、通信制御
部１における通信ログの内容をＥＥＰＲＯＭ５に記録す
るものであり、通信ログにおけるコマンドやデータ、時
刻、アラーム等の信号を記録することにより、故障した
際の原因特定を容易に行うことができる。
【００２２】（実施の形態５）次に、本発明の実施の形
態５について説明する。本実施の形態５では、センサ７
における温度センサおよび湿度センサからの温度および
湿度を表す信号をＥＥＰＲＯＭ５に記録しておくことに
より、万一故障が発生した場合に、温度および湿度が異
常に高い場合には、それを故障の原因の一つとして特定
することができる。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、監視カ
メラ装置に電源投入後の動作履歴を記録する不揮発性メ
モリを設け、この不揮発性メモリに記録された内容を分
析することにより、故障の発生原因を特定するようにし
たので、故障の特定が容易であり、故障に対する迅速な
対応または修復を図ることができ、メインテナンス性能
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における監視カメラ装置の
概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
１ 通信制御部 ２ 電源部 ３ 映像信号処理部 ４ ＥＰＲＯＭ ５ ＥＥＰＲＯＭ ６ センサ制御部 ７ センサ ８ パンモータ制御部 ９ パンモータ １０ チルトモータ制御部 １１ チルトモータ １２ レンズモータ制御部 １３ レンズモータ １４ ＣＣＤ制御部 １５ 撮像部 １６ カウンタ １７ マイクロプロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 小 金 春 夫 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 Ｆターム(参考） 5C022 AA01 AB00 AC00 AC69 5C054 AA10 GA04 HA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 監視カメラにより撮影した映像を基に周
    囲状況を監視する監視カメラ装置において、電源投入後
    の動作履歴を不揮発性メモリに記録しておくことを特徴
    とする監視カメラ装置。
  2. 【請求項２】 プリセット動作回数およびまたはプリセ
    ット動作時間を記録しておくことを特徴とする請求項１
    記載の監視カメラ装置。
  3. 【請求項３】 所定時間毎にプリセット動作回数または
    プリセット動作時間の累計を記録しておくことを特徴と
    する請求項２記載の監視カメラ装置。
  4. 【請求項４】 予め設定した動作不具合項目別に発生し
    た動作不具合を記録しておくことを特徴とする請求項１
    記載の監視カメラ装置。
  5. 【請求項５】 動作不具合の発生回数および最新の動作
    不具合項目を記録しておくことを特徴とする請求項４記
    載の監視カメラ装置。
  6. 【請求項６】 所定時間毎に機械運動機構部の端点到達
    回数の累計を記録しておくことを特徴とする請求項１記
    載の監視カメラ装置。
  7. 【請求項７】 外部コントローラとの通信内容を記録し
    ておくことを特徴とする請求項１記載の監視カメラ装
    置。
  8. 【請求項８】 装置内部の温度およびまたは湿度を記録
    しておくことを特徴とする請求項１から７のいずれかに
    記載の監視カメラ装置。
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