JP2000031480A - 半導体層の形成方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体層の形成方法及び半導体装置の製造方法

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JP2000031480A
JP2000031480A JP10200181A JP20018198A JP2000031480A JP 2000031480 A JP2000031480 A JP 2000031480A JP 10200181 A JP10200181 A JP 10200181A JP 20018198 A JP20018198 A JP 20018198A JP 2000031480 A JP2000031480 A JP 2000031480A
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semiconductor substrate
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Hideki Kimura
秀樹 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレンチ構造を有し、積み上げシリコン層や素
子分離領域に形成される凹部に起因した接合リークの発
生を防ぎ得る半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】半導体装置の製造方法は、(イ)トレンチ
構造を有する素子分離領域15を半導体基板10に形成
し、(ロ)ゲート領域23を形成し、(ハ)半導体基板
10の表面より突出した素子分離領域15の側壁にサイ
ドウオール16を形成し、(ニ)半導体基板10の表面
に気相エピタキシャル成長法に基づき半導体層26を形
成し、(ホ)ソース/ドレイン領域を形成し、(ヘ)半
導体層26の少なくとも表面領域を選択的にシリサイド
化する各工程から成り、気相エピタキシャル成長法に基
づき素子分離領域15を構成する絶縁材料上に半導体層
が形成される際の臨界ガス流量よりも低い臨界ガス流量
を有する絶縁材料によってサイドウオール16を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体層の形成方
法及び半導体装置の製造方法、より詳しくは、気相エピ
タキシャル成長法に基づき半導体層を形成する工程を含
む半導体層の形成方法及び半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ソース/ドレイン領域の抵抗を低減させ
るために、ソース/ドレイン領域の表面にシリサイド層
を形成するサリサイド技術が公知である。半導体集積回
路の高速化及び高集積化を図るためには浅い接合の形成
が要求される。そして、このような浅い接合を形成すべ
き半導体装置、例えばMIS電界効果型トランジスタ
(MIS−FET)に対してこのようなサリサイド技術
を適用する場合、積み上げ拡散層(Elevated Source an
d Drain)構造を形成することが好ましい。一方、半導
体装置の微細化に伴い、素子分離領域をトレンチ構造、
特にシャロートレンチ構造とする技術の開発が進められ
ている。以下、シャロートレンチ構造及び積み上げ拡散
層構造を有するMOS−FETの製造方法(便宜上、第
1の公知技術と呼ぶ)の概要を、図1〜図2並びに図1
2〜図14のシリコン半導体基板等の模式的な一部断面
図を参照して説明する。
【0003】[工程−10]先ず、シリコン半導体基板
10にシャロートレンチ構造を有する素子分離領域15
を形成する。具体的には、シリコン半導体基板10の表
面にパッド酸化膜11を熱酸化法に基づき形成した後、
パッド酸化膜11上にCVD法にて厚さ0.15μm程
度のSiNから成るマスク層12を形成する(図1の
(A)参照)。その後、リソグラフィ技術及びドライエ
ッチング技術に基づき、マスク層12及びパッド酸化膜
11に開口部を形成し、更には、シリコン半導体基板1
0に溝部13を形成する(図1の(B)参照)。
【0004】[工程−20]その後、CVD法にて溝部
13を含む全面にSiO2層14を堆積させ、溝部13
をSiO2層14によって埋め込む。次に、エッチバッ
ク法あるいは化学的機械的研磨法(CMP法)によっ
て、マスク層12上のSiO2層14を除去し、平坦化
する(図1の(C)参照)。この際、マスク層12はス
トッパ層として機能する。そして、ウエットエッチング
法によってマスク層12を除去し、溝部13がSiO2
層14によって埋め込まれたシャロートレンチ構造を有
する素子分離領域15を形成する(図2の(A)参
照)。ウエットエッチングは等方的なエッチングである
が故に、素子分離領域15とシリコン半導体基板10の
表面の境界領域(以下、単に境界領域と呼ぶ場合があ
る)における素子分離領域15の肩部15Aに凹部15
Bが形成されてしまう。
【0005】[工程−30]その後、シリコン半導体基
板10の表面を熱酸化することによってゲート絶縁膜2
0を形成した後、公知の方法でゲート領域23を形成
し、更に、イオン注入を行うことによって低濃度不純物
領域24を形成する。尚、ゲート領域23は、例えば、
不純物が含有されたポリシリコン層21、及びその上に
形成されたオフセット酸化膜22から構成されている。
その後、全面にSiN層をCVD法にて堆積させ、エッ
チバックを行うことによって、ゲート領域23の側壁に
ゲートサイドウオール25を形成する(図2の(B)参
照)。
【0006】[工程−40]その後、ソース/ドレイン
領域を形成すべきシリコン半導体基板10の上にシリコ
ン層(積み上げシリコン層とも呼ばれる)26を選択エ
ピタキシャル成長法によって形成する(図12の(A)
参照)。尚、SiH4等を用いたCVD法にてシリコン
層26を形成するとき、インキュベーション時間の差に
起因して、シリコン層26の成長初期には、シリコン半
導体基板10の表面にのみシリコン層26が成長する。
シリコン層26の成長を更に続けると、素子分離領域1
5の表面にもシリコン結晶核の形成が始まり、選択性が
破れる。選択エピタキシャル成長法においては、このよ
うな選択性が破れる前にシリコン層26の形成を完了す
る。
【0007】[工程−50]次に、イオン注入法によっ
てシリコン層26及びシリコン半導体基板10の表面に
高濃度不純物領域を形成し、イオン注入された不純物の
活性化処理を行い、ソース/ドレイン領域28を形成す
る(図12の(B)参照)。
【0008】[工程−60]その後、例えばコバルト
(Co)から成る金属反応層30及びTiN層(図示せ
ず)を順次、スパッタ法にて全面に成膜し(図13の
(A)参照)、窒素ガス雰囲気下、550゜C、30秒
の熱処理を施し、シリコン層26を構成するSi原子と
金属反応層30を構成するCo原子とを反応させ、コバ
ルトシリサイド層31を形成する。次に、素子分離領域
15上、ゲートサイドウオール25上及びオフセット酸
化膜22上に残された未反応の金属反応層及びTiN層
を除去し(図13の(B)参照)、窒素ガス雰囲気下、
700゜C、30秒の熱処理を施し、コバルトシリサイ
ド層31の低抵抗化を図る。
【0009】[工程−70]次に、全面に層間絶縁層4
0を堆積させ、ソース/ドレイン領域28の上方の層間
絶縁層40に開口部41を形成し、かかる開口部41内
を含む層間絶縁層40の上に金属配線材料層をスパッタ
法にて成膜し、金属配線材料層をパターニングすること
によって配線42を形成する(図14参照)。こうし
て、MOS−FETを得ることができる。
【0010】一般に、金属反応層30を構成する金属原
子と反応するソース/ドレイン領域の厚さは、最終的に
形成されるシリサイド層の厚さ程度である。従って、積
み上げシリコン層を形成しない、通常のMOS−FET
の製造方法では、厚さ方向のソース/ドレイン領域の相
当の部分(便宜上、シリコン反応層と呼ぶ)が金属反応
層と反応する結果、浅い接合を形成することが困難とな
る。
【0011】これに対して、積み上げ拡散層構造におい
ては、ソース/ドレイン領域28を形成すべきシリコン
半導体基板10の上に積み上げシリコン層26を形成
し、その後、シリコン半導体基板10にソース/ドレイ
ン領域28を形成し、更に、形成された積み上げシリコ
ン層26に対してサリサイド技術を適用する。このよう
に、積み上げシリコン層26を形成するので、接合深さ
を変えることなくシリコン反応層を確保することができ
る。従って、ソース/ドレイン領域28の低抵抗化に必
要なシリコン反応層の層厚の確保と、浅い接合形成の両
立が可能となる。
【0012】図15にシリコン半導体基板等の模式的な
一部断面図を示すように、トレンチ構造を有する素子分
離領域15を形成した後、ゲート絶縁膜を形成する前
に、ソース/ドレイン領域等を形成すべきシリコン半導
体基板10の上にシリコン層126を選択エピタキシャ
ル成長法によって形成し(図15の(A)参照)、その
後、かかるシリコン層126の表面を酸化することによ
ってゲート絶縁膜120を形成し、次いで、シリコン層
126上でのゲート領域123の形成、低濃度不純物領
域124の形成、ゲートサイドウオール125の形成を
行い(図15の(B)参照)、シリコン層126及びシ
リコン半導体基板10にイオン注入法にて高濃度不純物
領域を形成し、イオン注入された不純物の活性化処理を
行い、ソース/ドレイン領域を形成する技術も公知であ
る。尚、このような方法を、便宜上、第2の公知技術と
呼ぶ。このような方法を採用することによって、チャネ
ル形成領域127の表面の不純物濃度を低くすることが
できる。その結果、閾値電圧Vthの低下を図ることがで
きるだけでなく、閾値電圧Vthのロールオフ現象の抑制
を図ることが可能となる。
【0013】また、図16にシリコン半導体基板等の模
式的な一部断面図を示すように、ゲート領域223やソ
ース/ドレイン領域228等を形成した後、全面にSi
2から成る層間絶縁層240を堆積させ、ソース/ド
レイン領域228の上方の層間絶縁層240に開口部2
41を形成し、気相エピタキシャル成長法に基づき、か
かる開口部241内を不純物が含有されたシリコン層2
26で埋め込むことによってコンタクトプラグを形成し
(図16参照)、その後、層間絶縁層240の上に金属
配線材料層をスパッタ法にて成膜し、金属配線材料層を
パターニングすることによって配線を形成する方法も公
知である。尚、このような方法を、便宜上、第3の公知
技術と呼ぶ。尚、図16において、参照番号220はゲ
ート絶縁膜を示し、参照番号224は低濃度不純物領域
を示し、参照番号225はゲートサイドウオールを示
す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の公知
技術における[工程−40]において、ソース/ドレイ
ン領域28を形成すべきシリコン半導体基板10の上に
積み上げシリコン層26を選択エピタキシャル成長法に
よって形成するとき、SiO2層14から構成された素
子分離領域15近傍のシリコン半導体基板10の表面に
おけるシリコン層26の成長レートは遅い。その結果、
境界領域におけるシリコン層26の部分に成長端やファ
セットが形成され、シリコン層26のかかる部分の厚さ
が薄くなる(図12の(A)参照)。尚、このシリコン
層26の薄い部分をシリコン層の凹部26Aと呼ぶ。こ
のような状態でシリサイド層31を形成すると、素子分
離領域15近傍のシリサイド層31(図13の(B)に
おいて、円形の領域「A」にて示す)がソース/ドレイ
ン領域28を突き抜け、接合リークの原因となる。
【0015】更には、[工程−70]において、全面に
層間絶縁層40を堆積させ、ソース/ドレイン領域28
の上方の層間絶縁層40に開口部41を形成したとき、
図14において、円形の領域「B」にて示すように、合
わせずれによって開口部41が素子分離領域15上に形
成されると、開口部41の形成の際、素子分離領域15
の凹部15Bが抉られる。そして、この部分に金属配線
材料層が堆積する結果、やはり、接合リークの原因とな
る。
【0016】また、第2の公知技術において、シリコン
半導体基板10の上にシリコン層126を選択エピタキ
シャル成長法によって形成するとき、素子分離領域15
近傍のシリコン半導体基板10の表面におけるシリコン
層126の成長レートが遅いため、境界領域におけるシ
リコン層126の部分に成長端やファセットが形成さ
れ、シリコン層126のかかる部分の厚さが薄くなる。
尚、このシリコン層26の薄い部分をシリコン層の凹部
126Aと呼ぶ。このような状態で、ゲート領域123
を形成するために全面にポリシリコン層121を堆積さ
せ、かかるポリシリコン層121をエッチングしたと
き、図15の(B)に示すように、シリコン層の凹部1
26Aや素子分離領域15の肩部15Aに形成された凹
部15Bにポリシリコン層121Aが残される。その結
果、隣接するゲート領域123が短絡するといった問題
がある。
【0017】第3の公知技術においては、気相エピタキ
シャル成長法に基づき、開口部241内を不純物が含有
されたシリコン層226で埋め込むことによってコンタ
クトプラグを形成する際、SiO2から成る層間絶縁層
240に設けられた開口部241の側壁におけるシリコ
ン層226の成長レートが遅い。それ故、開口部241
の側壁近傍のシリコン層226の部分に成長端やファセ
ットが形成され(図16参照)、コンタクトプラグの信
頼性が低下するといった問題がある。
【0018】従って、本発明の第1の目的は、トレンチ
構造を有し、積み上げシリコン層やトレンチ構造を有す
る素子分離領域に形成される凹部に起因した接合リーク
の発生を防ぐことを可能とする半導体層の形成方法及び
半導体装置の製造方法を提供することにある。また、本
発明の第2の目的は、トレンチ構造を有し、積み上げシ
リコン層やトレンチ構造を有する素子分離領域に形成さ
れる凹部に起因した隣接するゲート領域間の短絡の発生
を防ぐことを可能とする半導体層の形成方法及び半導体
装置の製造方法を提供することにある。更には、本発明
の第3の目的は、高い信頼性を有するコンタクトプラグ
を形成し得る半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の第1及び第2の目
的を達成するための本発明の半導体層の形成方法は、
(イ)半導体基板に、トレンチ構造を有し、頂面が半導
体基板の表面より突出した素子分離領域を形成する工程
と、(ロ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域
の側壁にサイドウオールを形成する工程と、(ハ)露出
した半導体基板の表面に、気相エピタキシャル成長法に
基づき半導体層を形成する工程、から成り、気相エピタ
キシャル成長法に基づき素子分離領域を構成する絶縁材
料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量よりも低
い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサイドウオー
ルを構成することを特徴とする。
【0020】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第1の態様に係る半導体装置の製造方法は、(イ)半
導体基板に、トレンチ構造を有し、頂面が半導体基板の
表面より突出した素子分離領域を形成する工程と、
(ロ)半導体基板の表面にゲート領域を形成する工程
と、(ハ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域
の側壁にサイドウオールを形成する工程と、(ニ)露出
した半導体基板の表面に、気相エピタキシャル成長法に
基づき半導体層を形成する工程と、(ホ)該半導体層、
及び該半導体層の下の半導体基板にソース/ドレイン領
域を形成する工程と、(ヘ)該半導体層の少なくとも表
面領域を選択的にシリサイド化する工程、から成り、気
相エピタキシャル成長法に基づき素子分離領域を構成す
る絶縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量
よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサイ
ドウオールを構成することを特徴とする。
【0021】上記の第2の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る半導体装置の製造方法は、(イ)半
導体基板に、トレンチ構造を有し、頂面が半導体基板の
表面より突出した素子分離領域を形成する工程と、
(ロ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域の側
壁にサイドウオールを形成する工程と、(ハ)露出した
半導体基板の表面に、気相エピタキシャル成長法に基づ
き半導体層を形成する工程と、(ニ)半導体層の表面に
ゲート領域を形成する工程と、(ホ)該半導体層にソー
ス/ドレイン領域を形成する工程と、から成り、気相エ
ピタキシャル成長法に基づき素子分離領域を構成する絶
縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量より
も低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサイドウ
オールを構成することを特徴とする。
【0022】上記の第3の目的を達成するための本発明
の第3の態様に係る半導体装置の製造方法は、(イ)基
体上に層間絶縁層を形成した後、該層間絶縁層に開口部
を形成する工程と、(ロ)該開口部の側壁にサイドウオ
ールを形成する工程と、(ハ)該開口部の内部に、気相
エピタキシャル成長法に基づき半導体層を形成する工
程、から成り、気相エピタキシャル成長法に基づき層間
絶縁層を構成する絶縁材料上に半導体層が形成される際
の臨界ガス流量よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材
料によってサイドウオールを構成することを特徴とす
る。
【0023】本発明の半導体層の形成方法、あるいは
又、本発明の第1若しくは第2の態様に係る半導体装置
の製造方法においては、素子分離領域を構成する絶縁材
料をSiO2とし、サイドウオールを構成する絶縁材料
をSiN、SiON、Al23又はAlNとし、半導体
基板としてシリコン半導体基板を用いることが好まし
い。また、本発明の第3の態様に係る半導体装置の製造
方法においては、層間絶縁層を構成する絶縁材料をSi
2又はSiOFとし、サイドウオールを構成する絶縁
材料を、SiN、SiON、Al23又はAlNとする
ことが好ましく、基体としてシリコン半導体基板を例示
することができる。半導体層を構成する材料として、S
i(単結晶シリコン、ポリシリコン又はアモルファスシ
リコン)、あるいは、Si及びGeの混晶を挙げること
ができる。尚、本発明の半導体層の形成方法における工
程(ロ)、あるいは又、本発明の第1若しくは第2の態
様に係る半導体装置の製造方法におけるサイドウオール
を形成する工程は、サイドウオールを構成する絶縁材料
から成る絶縁膜を全面に堆積させた後、この絶縁膜をエ
ッチバックする工程から構成することができる。また、
本発明の第3の態様に係る半導体装置の製造方法におけ
るサイドウオールを形成する工程は、サイドウオールを
構成する絶縁材料から成る絶縁膜を、開口部内を含む層
間絶縁層上に堆積させた後、該絶縁膜をエッチバックす
る工程から構成することができる。
【0024】本発明の第1の態様に係る半導体装置の製
造方法においては、半導体層の表面領域をシリサイド化
し、また、半導体層全体をシリサイド化し、あるいは
又、場合によっては、半導体層全体及び半導体基板表面
をシリサイド化してもよい。シリサイド化のための材料
として、コバルト、チタン、モリブデンを例示すること
ができる。半導体層の少なくとも表面領域を選択的にシ
リサイド化することによって、例えば、コバルトシリサ
イド、チタンシリサイドあるいはモリブデンシリサイド
が形成される。
【0025】絶縁材料によって囲まれた半導体基板の露
出表面にSiH4、SiH2Cl2、Si26、GeH4
の原料ガスを供給して、気相エピタキシャル成長法に基
づき半導体基板の露出表面に選択的に半導体層を形成す
る場合、絶縁材料上と半導体基板上とのインキュベーシ
ョン時間の差に起因して、半導体層の成長初期には、半
導体基板表面にのみ、選択的にSi結晶やSi−Ge混
晶結晶が成長する。これらの結晶が更に成長すると、絶
縁材料上でも結晶核形成が始まる。即ち、選択性が破れ
た状態となる。このような選択性が破れる状態となる迄
に供給された原料ガスの総量を、臨界ガス流量と定義す
る。工業調査会発行、「超LSI技術17 デバイスと
プロセス その7」西澤潤一編、第62頁によれば、絶
縁材料としてSiNを用いた場合の臨界ガス流量は、絶
縁材料としてSiO2を用いた場合の臨界ガス流量の約
1/10である。即ち、絶縁材料としてSiO2を用い
た場合、絶縁材料としてSiNを用いた場合よりも、絶
縁材料と半導体層の境界近傍の半導体層にはSi結晶あ
るいはSi−Ge混晶の成長速度の結晶面方位依存性が
強く現れる。その結果、半導体層には成長端やファセッ
トが形成され易い。
【0026】本発明の半導体層の形成方法、あるいは
又、本発明の第1若しくは第2の態様に係る半導体装置
の製造方法においては、気相エピタキシャル成長法に基
づき素子分離領域を構成する絶縁材料(例えば、SiO
2)上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量よりも
低い臨界ガス流量を有する絶縁材料(例えば、SiNや
SiON)によって、半導体基板の表面より突出した素
子分離領域の側壁にサイドウオールを形成する。即ち、
素子分離領域と半導体基板の表面の境界領域における素
子分離領域の肩部に形成された凹部をサイドウオールに
よって埋め込む。従って、素子分離領域近傍の半導体基
板の表面における半導体層の成長レートが左程遅くなる
ことはない。その結果、素子分離領域と半導体基板の表
面の境界領域における半導体基板上の半導体層の部分
に、成長端やファセットが形成されることを抑制するこ
とができる。
【0027】本発明の第3の態様に係る半導体装置の製
造方法においては、気相エピタキシャル成長法に基づき
層間絶縁層を構成する絶縁材料(例えば、SiO2)上
に半導体層が形成される際の臨界ガス流量よりも低い臨
界ガス流量を有する絶縁材料(例えば、SiNやSiO
N)によって、開口部の側壁にサイドウオールを形成す
る。従って、開口部の内部に気相エピタキシャル成長法
に基づき半導体層を形成するとき、開口部の側壁近傍の
半導体層の部分に成長端やファセットが形成されること
を抑制することができる。
【0028】気相エピタキシャル成長法に基づき素子分
離領域を構成する絶縁材料上に半導体層が形成される際
の臨界ガス流量をG1、サイドウオールを構成する絶縁
材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量をG2
としたとき、G2≦1/3G1、好ましくはG2≦1/1
0G1であることが望ましい。
【0029】尚、素子分離領域や層間絶縁層を例えばS
iN、SiONから構成した場合、これらの材料の比誘
電率は約7.9、約5.9であり、SiO2の比誘電率
約3.9と比較して大きいため、例えば、寄生容量が大
きくなるといった問題が生じる。従って、素子分離領域
や層間絶縁層をSiNやSiONから構成することは適
切ではない。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0031】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の半導体層の形成方法、及び本発明の第1の態様に係る
半導体装置の製造方法、より詳しくはMOS−FETの
作製方法に関する。以下、半導体基板等の模式的な一部
断面図である図1〜図6を参照して、実施の形態1を説
明する。尚、実施の形態1においては、素子分離領域を
構成する絶縁材料をSiO2とし、サイドウオールを構
成する絶縁材料をSiNとする。また、半導体層を構成
する材料をSiとする。
【0032】[工程−100]先ず、半導体基板に、ト
レンチ構造を有し、頂面が半導体基板の表面より突出し
た素子分離領域を形成する。具体的には、シリコン半導
体基板10の表面に厚さ8nm程度のパッド酸化膜11
を熱酸化法に基づき形成した後、パッド酸化膜11上に
CVD法にて厚さ0.15μm程度のSiNから成るマ
スク層12を形成する(図1の(A)参照)。シリコン
半導体基板10とマスク層12との間の応力の緩和を図
ることを目的として、パッド酸化膜11を形成する。そ
の後、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基
づき、マスク層12及びパッド酸化膜11に開口部を形
成し、更には、シリコン半導体基板10に溝部13を形
成する(図1の(B)参照)。溝部13によって囲まれ
たシリコン半導体基板10の領域は、MOS−FETを
作製するための領域である。ここで、溝部13の深さを
約0.3μmとした。
【0033】[工程−110]その後、CVD法にて溝
部13を含む全面にSiO2層14を堆積させ、溝部1
3をSiO2層14によって埋め込む。次に、エッチバ
ック法あるいは化学的機械的研磨法によって、マスク層
12上のSiO2層14を除去し、平坦化する(図1の
(C)参照)。この際、マスク層12はストッパ層とし
て機能する。そして、ウエットエッチング法によってマ
スク層12を除去し、溝部13がSiO 2層14によっ
て埋め込まれたシャロートレンチ構造を有する素子分離
領域15を形成する(図2の(A)参照)。ウエットエ
ッチングは等方的なエッチングであるが故に、境界領域
における素子分離領域15の肩部15Aに凹部15Bが
形成される。シリコン半導体基板10の表面から素子分
離領域15の頂面までの高さは、約0.05〜0.1μ
mである。
【0034】[工程−120]次に、半導体基板10の
表面にゲート領域23を形成する。具体的には、犠牲酸
化膜形成処理、ウエルの形成、パンチスルーストッパー
層の形成、閾値電圧調整のためのイオン注入等を行った
後、シリコン半導体基板10の表面を熱酸化することに
よってゲート絶縁膜20を形成する。次いで、公知の方
法でゲート領域23を形成し、更に、イオン注入を行う
ことによって低濃度不純物領域24を形成する。尚、ゲ
ート領域23は、不純物が含有された厚さ約0.2μm
のポリシリコン層21、及びその上に形成された厚さ約
0.15μmのSiO2から成るオフセット酸化膜22
から構成されている。ゲート絶縁膜20は、場合によっ
ては、上からシリコン窒化膜、シリコン酸化膜の2層構
成とすることもできる。その後、厚さ約0.1μmのS
iN層をCVD法にて全面に堆積させ、エッチバックを
行うことによって、ゲート領域23の側壁にSiNから
成るゲートサイドウオール25を形成する(図2の
(B)参照)。ゲートサイドウオール25の底部におけ
る厚さは約0.1μmである。
【0035】[工程−130]その後、半導体基板の表
面より突出した素子分離領域の側壁にサイドウオールを
形成する。具体的には、再び、厚さ約0.05μmのS
iN層をCVD法にて全面に堆積させ、エッチバックを
行うことによって、シリコン半導体基板10の表面より
突出した素子分離領域15の側壁(肩部15A)にサイ
ドウオール16を形成する(図3の(A)参照)。サイ
ドウオール16の底部における厚さは約0.05μmで
ある。尚、ゲートサイドウオール25上にも、部分的に
かかるSiN層が残されるが、図示は省略した。
【0036】[工程−140]次いで、露出した半導体
基板の表面に、気相エピタキシャル成長法に基づき半導
体層を形成する。即ち、ソース/ドレイン領域28等を
形成すべきシリコン半導体基板10の上に半導体層を形
成する。具体的には、ソース/ドレイン領域28を形成
すべきシリコン半導体基板10の上に半導体層であるシ
リコン層(積み上げシリコン層)26を、以下の表1に
例示する条件に基づく選択気相エピタキシャル成長法に
よって形成する(図3の(B)参照)。シリコン層26
の厚さを約0.05μmとした。素子分離領域15を構
成する絶縁材料(SiO2)上にシリコン層26が形成
される際の臨界ガス流量よりも低い臨界ガス流量を有す
る絶縁材料(SiN)によってサイドウオール16が構
成されているので、境界領域におけるシリコン層26の
成長レートは他の領域と左程変わりがない。それ故、境
界領域におけるシリコン半導体基板10上のシリコン層
26の厚さが薄くなったり、ファセットが形成されるこ
とを抑制することができ、シリコン層26は全体に亙っ
て概ね平坦となる。尚、Si26ガスを6秒間流し、次
いで、Cl2ガスを15秒間流す操作を1サイクルとし
て、このサイクルを4サイクル繰り返す。
【0037】
【表1】 基板温度 :700゜C Si26流量:30sccm×6秒 Cl2流量 :1sccm×15秒
【0038】[工程−150]次に、シリコン層26、
及びシリコン層26の下のシリコン半導体基板10にソ
ース/ドレイン領域28を形成する。具体的には、エッ
チング用レジスト(図示せず)を形成する。そして、こ
のエッチング用レジストを用いて、ウエットエッチング
により、ゲート領域23におけるオフセット酸化膜22
を除去し、次いで、エッチング用レジストを除去する
(図4の(A)参照)。その後、イオン注入工程におけ
るチャネリング防止のために、厚さ約10nmのSiO
2膜(図示せず)をCVD法にて全面に成膜した後、例
えば、イオン種としてAsを使用し、加速エネルギー5
0keV、ドーズ量3×1015/cm2の条件のイオン
注入法によってシリコン層26及びシリコン半導体基板
10に高濃度不純物領域を形成する。あるいは又、イオ
ン種としてBF2を使用し、加速エネルギー40ke
V、ドーズ量3×1015/cm2の条件のイオン注入法
によってシリコン層26及びシリコン半導体基板10に
高濃度不純物領域を形成する。その後、イオン注入され
た不純物の活性化処理(例えば、1000゜C、10秒
の急速アニール処理)を行い、ソース/ドレイン領域2
8を形成する(図4の(B)参照)。尚、参照番号27
はチャネル形成領域である。SiO2膜の形成は必須で
はなく、場合によっては省略することができる。
【0039】[工程−160]その後、シリコン層26
の少なくとも表面領域を選択的にシリサイド化する。実
施の形態1においては、シリコン層26の厚さ方向全体
をシリサイド化する。即ち、図示しないSiO2膜を除
去し、例えば、イオン種としてSiを使用し、加速エネ
ルギー10keV、ドーズ量3×1015/cm2の条件
のイオン注入をシリコン層26に行うことによって、シ
リコン層26をアモルファス化する。これによって、シ
リコン層26のシリサイド化の促進を図ることができ
る。尚、このSiのイオン注入は必須の工程ではない。
次いで、例えばコバルト(Co)から成る厚さ約0.0
1μmの金属反応層30及びTiN層(図示せず)を順
次、スパッタ法にて全面に成膜する(図5の(A)参
照)。TiN層は、金属反応層30の表面が酸化される
ことを防止するために形成する。そして、窒素ガス雰囲
気下、550゜C、30秒の熱処理を施し、シリコン層
26を構成するSi原子と金属反応層30を構成するC
o原子とを反応させ、コバルトシリサイド層31を形成
する。次に、素子分離領域15上及びゲートサイドウオ
ール25上(場合によってはサイドウオール16上)に
残された未反応の金属反応層を硫酸過水(H2SO4/H
22/H2O)を用いて除去し、次いで、TiN層をア
ンモニア過水(NH4OH/H22/H2O)を用いて除
去した後(図5の(B)参照)、窒素ガス雰囲気下、7
00゜C、30秒の熱処理を施し、コバルトシリサイド
層31の低抵抗化を図る。こうして、シリコン層26が
シリサイド化され、同時に、ゲート領域23を構成する
ポリシリコン層21の上部もシリサイド化される。尚、
場合によっては、TiN層を形成しなくともよい。
【0040】[工程−170]次に、全面に層間絶縁層
40を堆積させ、ソース/ドレイン領域28の上方の層
間絶縁層40に開口部41を形成し、かかる開口部41
内を含む層間絶縁層40の上に金属配線材料層をスパッ
タ法にて成膜し、金属配線材料層をパターニングするこ
とによって配線42A,42Bを形成する(図6参
照)。配線42A,42Bは開口部41内を延び、ソー
ス/ドレイン領域28と接続されている。こうして、M
OS−FETを得ることができる。
【0041】以上のとおり、実施の形態1の半導体装置
の製造方法においては、シリコン層26に薄い部分が無
くなる。従って、[工程−160]においてシリサイド
層31を形成したとき、素子分離領域15近傍のシリサ
イド層31がソース/ドレイン領域28を突き抜けるこ
とを防止でき、接合リークが発生することがない。ま
た、ソース/ドレイン領域28の上方の層間絶縁層40
に開口部41を形成したとき、たとえ、合わせずれによ
って開口部41が素子分離領域15上に形成されたとし
ても(図6の右側の配線42Bを参照)、素子分離領域
15の凹部15Bがサイドウオール16によって埋め込
まれているので、素子分離領域15の表面が大きく抉ら
れることを防止できる結果、接合リークが発生すること
がない。
【0042】尚、実施の形態1においては、[工程−1
30]にてサイドウオール16を形成する代わりに、
[工程−120]においてゲートサイドウオール25を
形成する前に、あるいはゲートサイドウオール25の形
成と同時に、サイドウオール16を形成することも可能
である。
【0043】また、実施の形態1において、半導体層を
Siから構成する代わりに、Si−Ge混晶から構成す
ることができる。半導体層をSi−Ge混晶から構成す
ることによって、バリアハイトの低減を図ることができ
る結果、半導体層の抵抗値を下げることが可能となる。
Si−Ge混晶から構成された半導体層の選択気相エピ
タキシャル成長法による形成条件を、以下の表2に例示
する。尚、Si26ガスとGeH4ガスとCl2ガスとを
連続的に混合して流す。
【0044】
【表2】 基板温度 :587゜C Si26流量:1.5sccm GeH4流量 :1.5sccm Cl2流量 :0.03sccm
【0045】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の半導体層の形成方法、及び本発明の第2の態様に係る
半導体装置の製造方法、より詳しくはMOS−FETの
作製方法に関する。以下、半導体基板等の模式的な一部
断面図である図7及び図8を参照して、実施の形態2を
説明する。尚、実施の形態2においても、素子分離領域
を構成する絶縁材料をSiO2とし、サイドウオールを
構成する絶縁材料をSiNとする。また、半導体層を構
成する材料をSiとする。
【0046】[工程−200]先ず、実施の形態1の
[工程−100]及び[工程−110]と同様に、半導
体基板に、トレンチ構造を有し、頂面が半導体基板の表
面より突出した素子分離領域を形成する(図1の
(A)、(B)、(C)及び図2の(A)参照)。
【0047】[工程−210]次に、半導体基板の表面
より突出した素子分離領域の側壁にサイドウオールを形
成する。具体的には、厚さ約0.05μmのSiN層を
CVD法にて全面に堆積させ、エッチバックを行うこと
によって、シリコン半導体基板10の表面より突出した
素子分離領域15の側壁(肩部15A)にサイドウオー
ル116を形成する(図7の(A)参照)。サイドウオ
ール116の底部における厚さは約0.05μmであ
る。
【0048】[工程−220]次いで、露出した半導体
基板10の表面に、気相エピタキシャル成長法に基づき
半導体層であるシリコン層126を形成する(図7の
(B)参照)。選択気相エピタキシャル成長の条件は、
表1に示したと同様の条件とすればよい。シリコン層1
26の厚さを約0.05μmとした。素子分離領域15
を構成する絶縁材料(SiO2)上にシリコン層126
が形成される際の臨界ガス流量よりも低い臨界ガス流量
を有する絶縁材料(SiN)によってサイドウオール1
16を構成しているので、境界領域におけるシリコン層
126の成長レートは他の領域と左程変わりがない。そ
れ故、境界領域におけるシリコン半導体基板10上のシ
リコン層126の厚さが薄くなったり、ファセットが形
成されることを抑制することができ、シリコン層126
は全体に亙って概ね平坦となる。
【0049】[工程−230]その後、半導体層126
の表面にゲート領域123を形成する。具体的には、犠
牲酸化膜形成処理、ウエルの形成、パンチスルーストッ
パー層の形成、閾値電圧調整のためのイオン注入等を行
った後、シリコン層126の表面を熱酸化することによ
ってゲート絶縁膜120を形成する。次いで、公知の方
法でゲート領域123を形成し、更に、イオン注入を行
うことによって低濃度不純物領域124を形成する。
尚、ゲート領域123は、不純物が含有された厚さ約
0.2μmのポリシリコン層、及びその上に形成された
厚さ約0.15μmのSiO2から成るオフセット酸化
膜から構成されている。ゲート絶縁膜120は、場合に
よっては、上からシリコン窒化膜、シリコン酸化膜の2
層構成とすることもできる。その後、厚さ約0.1μm
のSiN層をCVD法にて全面に堆積させ、エッチバッ
クを行うことによって、ゲート領域123の側壁にSi
Nから成るゲートサイドウオール125を形成する(図
8の(A)参照)。ゲートサイドウオール125の底部
における厚さは約0.1μmである。
【0050】[工程−240]次に、シリコン層12
6、及びシリコン層126の下のシリコン半導体基板1
0に、実施の形態1の[工程−150]と同様にして、
チャネル形成領域127、ソース/ドレイン領域128
を形成する(図8の(B)参照)。
【0051】[工程−250]次に、全面に層間絶縁層
を堆積させ、ソース/ドレイン領域128の上方の層間
絶縁層に開口部を形成し、かかる開口部内を含む層間絶
縁層の上に金属配線材料層をスパッタ法にて成膜し、金
属配線材料層をパターニングすることによって配線を形
成する。配線は開口部内を延び、ソース/ドレイン領域
128と接続されている。以上によって、MOS−FE
Tを得ることができる。
【0052】尚、実施の形態2において、実施の形態1
と同様に積み上げ拡散層構造を有するMOS−FETを
製造する場合には、[工程−230]に引き続き、シリ
コン層126の上に選択気相エピタキシャル成長法にて
再び第2のシリコン層を形成し、[工程−240]を実
行した後、実施の形態1の[工程−160]と同様に、
第2のシリコン層の少なくとも表面領域(場合によって
は、更にシリコン層126)を選択的にシリサイド化す
ればよい。
【0053】以上のとおり、実施の形態2の半導体装置
の製造方法においては、シリコン層126に薄い部分が
無くなる。従って、[工程−230]においてゲート領
域123を形成したとき、ゲート領域123を形成する
ために全面にポリシリコン層121を堆積させ、かかる
ポリシリコン層121をエッチングしたとき、ポリシリ
コン層121のエッチング残りによって隣接するゲート
領域123が短絡するといった問題が発生することはな
い。
【0054】尚、実施の形態2において、半導体層をシ
リコン層から構成する代わりに、Si層、Si−Ge混
晶層を交互に積層した構造とすることができる。半導体
層をこのような積層構造とすることによって、移動度の
向上を図ることができる。このような構造を有する半導
体層の選択気相エピタキシャル成長法による形成条件
を、以下の表3に例示する。Si26ガスとCl2ガス
とを連続的に混合して流しながら、GeH4ガスを10
秒間流し、GeH4ガスの流れを10秒間停止する操作
を繰り返す。
【0055】
【表3】 基板温度 :587゜C Si26流量:1.5sccm GeH4流量 :1.5sccm Cl2流量 :0.03sccm
【0056】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第3の態様に係る半導体装置の製造方法、より詳しく
はコンタクトプラグの作製方法に関する。以下、半導体
基板等の模式的な一部断面図である図9及び図10を参
照して、実施の形態3を説明する。尚、実施の形態3に
おいては、層間絶縁層を構成する絶縁材料をSiO2
し、サイドウオールを構成する絶縁材料をSiNとす
る。また、基体はシリコン半導体基板である。
【0057】[工程−300]先ず、基体上に層間絶縁
層を形成した後、層間絶縁層に開口部を形成する。即
ち、公知の方法でシリコン半導体基板10に、トレンチ
構造を有する素子分離領域15、ゲート絶縁膜220、
ゲート領域223、ゲートサイドウオール225、低濃
度不純物領域224、チャネル形成領域227、ソース
/ドレイン領域228を形成した後、全面に、SiO2
から成る層間絶縁層240をCVD法にて形成する。次
いで、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基
づき、ソース/ドレイン領域228の上方の層間絶縁層
240に開口部241を形成する(図9の(A)参
照)。尚、層間絶縁層240の厚さを約0.5μm、開
口部241の直径を0.2μmとした。実施の形態3に
おいては、素子分離領域の構造はトレンチ構造に限定さ
れず、LOCOS構造、あるいは、LOCOS構造とト
レンチ構造の組み合わせとすることもできる。
【0058】[工程−310]その後、開口部241の
側壁にサイドウオール216を形成する。具体的には、
厚さ約0.05μmのSiN層をCVD法にて全面に堆
積させ、エッチバックを行うことによって、開口部24
1の側壁にサイドウオール216を形成する(図9の
(B)参照)。サイドウオール216の底部における厚
さは約0.05μmである。
【0059】[工程−320]次に、開口部241の内
部に、気相エピタキシャル成長法に基づき、半導体層で
ある不純物を含有したシリコン層226を形成する(図
10の(A)参照)。選択気相エピタキシャル成長の条
件を、以下の表4に例示する。層間絶縁層240を構成
する絶縁材料(SiO2)上にシリコン層226が形成
される際の臨界ガス流量よりも低い臨界ガス流量を有す
る絶縁材料(SiN)によってサイドウオール216を
構成しているので、開口部241の側壁近傍のシリコン
層226の成長レートは他の領域と左程変わりがない。
それ故、開口部241の側壁近傍におけるシリコン層2
26の厚さが薄くなったり、ファセットが形成されるこ
とを抑制することができ、シリコン層226は全体に亙
って概ね平坦となる。尚、Si26ガスを6秒間流し、
次いで、Cl2ガスを15秒間流す操作を1サイクルと
して、このサイクルを40サイクル繰り返す。
【0060】
【表4】 基板温度 :700゜C Si26流量:30sccm×6秒 Cl2流量 :1sccm×15秒
【0061】[工程−330]その後、層間絶縁層24
0の上に金属配線材料層をスパッタ法にて成膜し、金属
配線材料層をパターニングすることによって配線242
を形成する(図10の(B)参照)。
【0062】以上のとおり、実施の形態3の半導体装置
の製造方法においては、開口部241の内部に気相エピ
タキシャル成長法に基づき半導体層226を形成すると
き、開口部241の側壁近傍の半導体層226の部分に
成長端やファセットが形成されることを抑制することが
できる。
【0063】尚、実施の形態3において、半導体層をS
i−Ge混晶から構成することができる。半導体層をS
i−Ge混晶から構成することによって、半導体層の成
長速度が、半導体層をSiから構成する場合と比較し
て、約5倍早くなる。Si−Ge混晶から構成された半
導体層の選択気相エピタキシャル成長法による形成条件
を、以下の表5に例示する。尚、Si26ガスとGeH
4ガスの混合ガスを6秒間流し、次いで、Cl2ガスを1
5秒間流す操作を1サイクルとして、このサイクルを8
回繰り返す。
【0064】
【表5】 基板温度 :587゜C Si26流量:15sccm×6秒 GeH4流量 :15sccm×6秒 Cl2流量 :1sccm×15秒
【0065】また、実施の形態3の半導体装置の製造方
法を、実施の形態1の[工程−170]あるいは実施の
形態2の[工程−250]に適用することができる。こ
れらの場合の[工程−320]に相当する工程における
シリコン半導体基板等の模式的な一部断面図を、それぞ
れ、図11の(A)及び(B)に示す。
【0066】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した半導体装置の構造、
半導体装置の製造条件等は例示であり、適宜、変更する
ことができる。例えば、不純物を含有するポリシリコン
層と、タングステンシリサイド層等が積層されたポリサ
イド構造を有するゲート領域を形成してもよいし、不純
物を含有するポリシリコン層と、タングステン層等が積
層された構造を有するゲート領域を形成してもよいし、
タングステン層等の高融点金属材料からゲート領域を形
成してもよい。また、[工程−150]において、ゲー
ト領域23におけるオフセット酸化膜22を除去しなく
ともよい。発明の実施の形態1や発明の実施の形態2に
おいては、場合によっては、ソース/ドレイン領域28
の上方の層間絶縁層40に開口部41を形成した後、例
えばブランケットタングステンCVD法に基づき開口部
41内をタングステンで埋め込み、コンタクトプラグを
形成し、次いで、層間絶縁層40の上に金属配線材料層
をスパッタ法にて成膜し、金属配線材料層をパターニン
グすることによって配線42A,42Bを形成してもよ
い。
【0067】
【発明の効果】本発明の第1の態様に係る半導体装置の
製造方法によれば、積み上げ拡散層構造及びサリサイド
構造を有する半導体装置において、接合リークが発生す
ることがなく、半導体装置の高集積化と高速化の両立を
図ることができるし、コンタクトホールの形成時、たと
え、合わせずれによって開口部が素子分離領域上に形成
されたとしても接合リークが発生することがなく、半導
体装置の製造収率の向上を図ることができる。また、本
発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、隣接するゲート領域間の短絡の発生を確実に防ぐこ
とが可能となり、半導体装置の製造収率の向上を図るこ
とができる。更には、本発明の第3の態様に係る半導体
装置の製造方法により、高い信頼性を有するコンタクト
ホールを形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体層の形成方法及び本発明の第1
の態様に係る半導体装置の製造方法を説明するための半
導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図2】図1に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図3】図2に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図4】図3に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図5】図4に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図6】図5に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図7】本発明の半導体層の形成方法及び本発明の第2
の態様に係る半導体装置の製造方法を説明するための半
導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図8】図7に引き続き、本発明の半導体層の形成方法
及び本発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図9】本発明の第3の態様に係る半導体装置の製造方
法を説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図
である。
【図10】図9に引き続き、本発明の第3の態様に係る
半導体装置の製造方法を説明するための半導体基板等の
模式的な一部断面図である。
【図11】本発明の第3の態様に係る半導体装置の製造
方法の変形例を説明するための半導体基板等の模式的な
一部断面図である。
【図12】図2に引き続き、シャロートレンチ構造及び
積み上げ拡散層構造を有する第1の公知技術の概要を説
明するためのシリコン半導体基板等の模式的な一部断面
図である。
【図13】図12に引き続き、第1の公知技術の概要を
説明するためのシリコン半導体基板等の模式的な一部断
面図である。
【図14】図13に引き続き、第1の公知技術の概要を
説明するためのシリコン半導体基板等の模式的な一部断
面図である。
【図15】第2の公知技術の概要を説明するためのシリ
コン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図16】第3の公知技術の概要を説明するためのシリ
コン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10・・・シリコン半導体基板、11・・・パッド酸化
膜、12・・・マスク層、13・・・溝部、14・・・
SiO2層、15・・・素子分離領域、15A・・・素
子分離領域の肩部、15B・・・凹部、16,116,
216・・・サイドウオール、20,120,220・
・・ゲート絶縁膜、21・・・ポリシリコン層、22・
・・オフセット酸化膜、23,123,223・・・ゲ
ート領域、24,124,224・・・低濃度不純物領
域、25,125,225・・・ゲートサイドウオー
ル、26,126,226・・・シリコン層、27,1
27,227・・・チャネル形成領域、28,128,
228・・・ソース/ドレイン領域、30・・・金属反
応層、31・・・コバルトシリサイド層、40,240
・・・層間絶縁層、41,241・・・開口部、42
A,42B,242・・・配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F040 DA00 DA14 DC01 EC01 EC04 EC07 EC08 EC12 EC13 ED01 ED05 EF02 EH02 EH07 EH08 EK01 EK05 FA03 FA07 FA16 FA19 FB02 FB04 FC00 FC06 FC10 FC15 FC19 FC28 5F045 AA03 AB02 AC01 AC14 AD11 CA05 CB10 DB02 HA15 HA16 HA20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)半導体基板に、トレンチ構造を有
    し、頂面が半導体基板の表面より突出した素子分離領域
    を形成する工程と、 (ロ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域の側
    壁にサイドウオールを形成する工程と、 (ハ)露出した半導体基板の表面に、気相エピタキシャ
    ル成長法に基づき半導体層を形成する工程、から成り、 気相エピタキシャル成長法に基づき素子分離領域を構成
    する絶縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流
    量よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサ
    イドウオールを構成することを特徴とする半導体層の形
    成方法。
  2. 【請求項2】素子分離領域を構成する絶縁材料はSiO
    2であり、サイドウオールを構成する絶縁材料はSiN
    又はSiONであることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体層の形成方法。
  3. 【請求項3】半導体層を構成する材料は、Si、又は、
    Si及びGeの混晶であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体層の形成方法。
  4. 【請求項4】前記工程(ロ)は、サイドウオールを構成
    する絶縁材料から成る絶縁膜を全面に堆積させた後、該
    絶縁膜をエッチバックする工程から成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体層の形成方法。
  5. 【請求項5】(イ)半導体基板に、トレンチ構造を有
    し、頂面が半導体基板の表面より突出した素子分離領域
    を形成する工程と、 (ロ)半導体基板の表面にゲート領域を形成する工程
    と、 (ハ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域の側
    壁にサイドウオールを形成する工程と、 (ニ)露出した半導体基板の表面に、気相エピタキシャ
    ル成長法に基づき半導体層を形成する工程と、 (ホ)該半導体層、及び該半導体層の下の半導体基板に
    ソース/ドレイン領域を形成する工程と、 (ヘ)該半導体層の少なくとも表面領域を選択的にシリ
    サイド化する工程、から成り、 気相エピタキシャル成長法に基づき素子分離領域を構成
    する絶縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流
    量よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサ
    イドウオールを構成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】素子分離領域を構成する絶縁材料はSiO
    2であり、サイドウオールを構成する絶縁材料はSiN
    又はSiONであることを特徴とする請求項5に記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体層を構成する材料はSi、又は、S
    i及びGeの混晶であることを特徴とする請求項5に記
    載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】サイドウオールを形成する工程は、サイド
    ウオールを構成する絶縁材料から成る絶縁膜を全面に堆
    積させた後、該絶縁膜をエッチバックする工程から成る
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】(イ)半導体基板に、トレンチ構造を有
    し、頂面が半導体基板の表面より突出した素子分離領域
    を形成する工程と、 (ロ)半導体基板の表面より突出した素子分離領域の側
    壁にサイドウオールを形成する工程と、 (ハ)露出した半導体基板の表面に、気相エピタキシャ
    ル成長法に基づき半導体層を形成する工程と、 (ニ)半導体層の表面にゲート領域を形成する工程と、 (ホ)該半導体層にソース/ドレイン領域を形成する工
    程と、から成り、 気相エピタキシャル成長法に基づき素子分離領域を構成
    する絶縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流
    量よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサ
    イドウオールを構成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】素子分離領域を構成する絶縁材料はSi
    2であり、サイドウオールを構成する絶縁材料はSi
    N又はSiONであることを特徴とする請求項9に記載
    の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】半導体層を構成する材料はSi、又は、
    Si及びGeの混晶であることを特徴とする請求項9に
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】サイドウオールを形成する工程は、サイ
    ドウオールを構成する絶縁材料から成る絶縁膜を全面に
    堆積させた後、該絶縁膜をエッチバックする工程から成
    ることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造
    方法。
  13. 【請求項13】(イ)基体上に層間絶縁層を形成した
    後、該層間絶縁層に開口部を形成する工程と、 (ロ)該開口部の側壁にサイドウオールを形成する工程
    と、 (ハ)該開口部の内部に、気相エピタキシャル成長法に
    基づき半導体層を形成する工程、から成り、 気相エピタキシャル成長法に基づき層間絶縁層を構成す
    る絶縁材料上に半導体層が形成される際の臨界ガス流量
    よりも低い臨界ガス流量を有する絶縁材料によってサイ
    ドウオールを構成することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】層間絶縁層を構成する絶縁材料はSiO
    2であり、サイドウオールを構成する絶縁材料はSiN
    又はSiONであることを特徴とする請求項13に記載
    の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】半導体層を構成する材料はSi、又は、
    Si及びGeの混晶であることを特徴とする請求項13
    に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】サイドウオールを形成する工程は、サイ
    ドウオールを構成する絶縁材料から成る絶縁膜を、開口
    部内を含む層間絶縁層上に堆積させた後、該絶縁膜をエ
    ッチバックする工程から成ることを特徴とする請求項1
    3に記載の半導体装置の製造方法。
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