JP2000031134A - 薄膜の製造方法 - Google Patents

薄膜の製造方法

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JP2000031134A
JP2000031134A JP10194347A JP19434798A JP2000031134A JP 2000031134 A JP2000031134 A JP 2000031134A JP 10194347 A JP10194347 A JP 10194347A JP 19434798 A JP19434798 A JP 19434798A JP 2000031134 A JP2000031134 A JP 2000031134A
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thin film
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wafer
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JP10194347A
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English (en)
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Masahiro Kiyotoshi
正弘 清利
Kazuhiro Eguchi
和弘 江口
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原料供給系統の温度制御を行うための冷媒を用
いずに原料供給系統へのBST膜の堆積を防止する。 【解決手段】ウェハ上にCVD法により少なくともB
a,Sr及びTiの有機錯体原料を用いてチタン酸バリ
ウムストロンチウムを主たる成分とする薄膜を反応容器
2内で形成する薄膜の製造方法において、Ba及びSr
の原料の供給系統11a〜13a及び11b〜13bと
Tiの原料の供給系統11c〜13cとを分離して反応
容器2内に供給し、かつ該Ba及びSrの原料の堆積が
起こらない温度以下で成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜、特にチタン
酸バリウムストロンチウムを主成分として含む薄膜の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子デバイスのサイズが小さくなってい
くことに伴い、電子デバイスの機能を単に回路構成のみ
で達成するばかりではなく、機能性薄膜を用いて材料自
体の特性を利用することが有利になりつつある。例えば
トランジスタの組み合わせで情報の記憶動作を行うSR
AM(Static Random Access read write Memory)、E
EPROM(E1ectrically Erasable and Programmable
Read Only Memory )、あるいはトランジスタとキャパ
シタの組み合わせで情報の記憶動作を行うDRAM(Dy
namic Random Access Memory)などの集積回路を従来の
MOSトランジスタとMOSキャパシタで実現すること
はこれらの素子のセル面積が縮小されていくなかで非常
に困難なものになっている。
【0003】特にキャパシタ素子においては、集積回路
の最小加工寸法が小さくなってもS/N比を低下させな
いためには一定のキャパシタ容量を確保し続けていく必
要があり、キャパシタ素子のキャパシタ誘電体膜として
シリコン酸化膜やシリコン窒化膜/シリコン酸化膜積層
膜(NO膜)よりも高い誘電率を発現するBax Sr
1-x TiO3 (BST)やPbZrx Ti1-x3 (P
ZT)などの機能性材料薄膜の採用が検討されるように
なってきており、FRAM(Ferroelectric Random Acc
ess read write Memory )等の新しい動作原理のデバイ
スが提案されるようになってきている。
【0004】上記Bax Sr1-x TiO3 (BST)は
室温で数百以上の誘電率を発現するために、集積度向上
を進めていくと、十分なキャパシタ面積確保が困難にな
っていくDRAMキャパシタ誘電体膜としても有望であ
る。高(強)誘電体膜を用いて集積度の高い半導体集積
回路のキャパシタ素子を形成するうえで、高(強)誘電
体の成膜技術としてはゾルゲル法、スパッタリング法、
CVD法等があるが、化学的気相成長法(CVD法)が
適している。すなわちCVD法は組成の精密制御性、プ
ロセスの再現性、また優れた段差被覆性が得られるの
で、電子デバイスの信頼性が大幅に向上するなどの利点
がある。
【0005】このような多元系の金属酸化物薄膜を成膜
するためには組成制御が容易な供給律速条件での成膜が
一般的であるが、供給律速条件のCVDでは段差被覆性
が低下するので、成膜温度をより低温化することによっ
てBSTを反応律速条件のCVDで成膜することが提案
されている(特願平7−050104号公報)。しか
し、従来のBSTのCVD技術には以下に記述するよう
な問題があった。
【0006】図5はBSTの成膜に一般的に利用されて
いる枚葉CVD装置の模式図である。原料容器11a〜
11cに蓄えられ、Ba,Sr及びTiの有機錯体を有
機溶媒に溶解した液体原料は加圧されてミキシングマニ
ホールド511に送り込まれて、所望の比率に混合され
る。混合された液体は液体流量制御部512で流量制御
されて高温の気化器13に導入され、一気に気化され
る。このようにして作られた原料ガスは更にO2 ガスや
キャリアガスとなるArガス等と混合されて反応容器3
2に送り込まれる。そして、原料ガスはウェハ直上のシ
ャワーノズル323を通して、ウェハ表面にほぼ均等に
供給される。
【0007】一般的に、枚葉型CVD装置では、ガスの
利用効率を高め、凝縮しやすいBST原料ガスを速やか
に反応容器内から排気するためにシャワーノズル323
とウェハとを対向させ、かつシャワーノズル323とウ
ェハとの間の距離を狭くし、シャワーノズル323とウ
ェハとの間を通過したガスがそのまま排気されるように
することが望ましい。しかし、シャワーノズル323を
上記のような配置におくことは、ウェハからの熱輻射を
シャワーノズル323が直接受けることになり、シャワ
ーノズル323の温度が上昇するという問題があった。
すなわち、このようにウェハの幅射で昇温したシャワー
ノズル323とウェハとが対向している場合、シャワー
ノズル323内にBST膜が堆積し、この堆積したBS
T膜が剥離してウェハ上に落下する結果、信頼性が低下
するという問題があった。また、シャワーノズル323
内にBST膜が堆積するようになると、供給系から送り
出すBST原料の量とシャワーノズル323から送り出
される原料の量とが異なってしまうために膜組成を精密
に制御することができなくなるという問題があった。
【0008】そこで図5に示した装置では、シャワーノ
ズル323を二重構造にし、二重構造の内部に温度コン
トロールされた油を油循環ポンプ52を用いて冷媒とし
て流すことでシャワーノズルの温度をコントロールし、
ノズル323へのBSTの堆積を抑制しようとしてい
る。しかし、BSTの場合、原料凝縮の抑止のためには
250℃以上の温度にシャワーノズル323の温度をコ
ントロールする必要があり、このような高温で長時間の
使用に耐える信頼性の高い冷媒がない、装置が複雑化す
る、万一冷媒を反応容器32内に漏洩させた場合に極め
て危険である等の問題があった。
【0009】一方、図6に示すホットウォール縦型BS
T−CVD装置の場合にも同様の問題がある。ホットウ
ォール型CVD装置も原料供給系統51は図5に示す枚
葉型のものと同じ構成をとるが、ホットウォール型CV
D装置の場合にはBSTの原料ガスをウェハボート24
に移載されたウェハ直近までインジェクタ61で輸送し
ないとウェハ上での十分な成膜速度を得られない。とこ
ろが、ホットウォール型のCVD装置ではウェハとイン
ジェクタ61との温度差がないので、上述の枚葉CVD
装置のシャワーノズル323以上にインジェクタ61内
部へのBST膜の堆積がおこりやすい結果、上述のよう
な膜組成制御性の低下、またインジェクタ61に堆積し
たBST膜の剥離による発塵を引き起こす等の問題があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
薄膜の製造方法では、枚葉式CVD装置を用いた場合に
はシャワーノズルとウェハとを対向させてその距離を狭
くして用いるため、ウェハからの熱輻射を受けてシャワ
ーノズルの温度が上昇し、シャワーノズルにBST膜が
堆積する。このようにBST膜が堆積すると、堆積後の
BST膜が剥離してウェハ上に落下することにより信頼
性が低下し、また膜組成を精密に制御することができな
くなるという問題があった。
【0011】この問題を回避すべく250℃以上にシャ
ワーノズルの温度を制御することも考えられるが、冷媒
として用いられる材料の選択が困難であり、また装置の
安全性を考えると適当ではない。
【0012】一方、ホットウォール縦型CVD装置を用
いた場合でも、ウェハとインジェクタとの温度差がほと
んどないため、枚葉型の場合以上にインジェクタ内部へ
のBST膜の堆積が起こりやすく、枚葉型の場合と同様
の問題が生ずる。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、原料供給系統の温
度制御を行うための冷媒を用いずに原料供給系統へのB
ST膜の堆積を防止する薄膜の製造方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜の製造
方法は、基板上に化学的気相成長法により少なくともB
a,Sr及びTiの有機錯体原料を用いてチタン酸バリ
ウムストロンチウムを主たる成分とする薄膜を反応容器
内で形成する薄膜の製造方法において、前記反応容器内
に供給される原料のうち前記Ba及びSr原料を、成膜
される基板の近傍まで独立のノズルで輸送し、かつ該B
a及びSr原料単独で堆積が起こらない温度以下で成膜
することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る薄膜の製造方法は、基
板上に化学的気相成長法により少なくともBa,Sr及
びTiの有機錯体原料を用いてチタン酸バリウムストロ
ンチウムを主たる成分とする薄膜を反応容器内で形成す
る薄膜の製造方法において、前記Ba及びSr原料と、
このBa及びSr原料の総モル数以下のモル数のTi原
料とを第1の供給系統から供給し、該第1の供給系統と
は別の第2の供給系統から、前記形成される薄膜のBa
及びSrの原子数の和とTiの原子数との比が所望の比
となるようにTi原料を供給し、かつ前記Ba及びSr
原料のみを前記反応容器内に供給した場合に該Ba及び
Sr原料単独で堆積が起こる温度以上で成膜することを
特徴とする。
【0016】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)反応容器内に供給される原料のうち少なくともB
a及びSr原料は、成膜される基板の近傍まで独立のノ
ズルで輸送される。 (2)Ba原料とSr原料は、化学的気相成長の酸化剤
とともに独立のノズルで供給される。 (3)反応容器はホットウォール縦型CVD装置であ
り、独立のノズルは該CVD装置内に配置されたウェハ
ボートに沿って立設され、複数の反応ガス供給孔が設け
られたガス供給ノズルである。 (4)反応容器は枚葉型CVD装置であり、独立のノズ
ルは、ウェハ面に対向して複数の反応ガス供給孔が設け
られたシャワーノズルである。 (作用)本発明では、チタン酸バリウムストロンチウム
薄膜を、化学的気相成長法により製造する方法におい
て、Ba及びSr原料の堆積が起こらない温度(以下、
臨界温度と称する)以下で成膜する場合には、化学的気
相成長法の原料であるBa原料及びSr原料の供給系統
とTi原料の供給系統とを別個独立に設けて反応容器内
に原料供給する。これにより、(Ba,Sr)TiO3
薄膜の供給系統配管内への堆積が抑止される。そのた
め、CVD原料が反応容器手前で消費され、(Ba,S
r)TiO3 膜が堆積することに起因する原料供給速
度の不安定化、及び堆積した膜の膜はがれによる発塵を
抑止することができるので、高い誘電率を発現する(B
a,Sr)TiO3 薄膜を安定に製造することができ
る。
【0017】すなわち、Ba,Sr及びTiの有機錯体
原料を用いてBST膜をCVDで成膜する場合、BST
膜の構成元素であるBa,Sr及びTiの堆積速度には
図2(a)に示す温度依存性がある。Ti原料を供給し
ない場合には、Ba及びSrは臨界温度以下では全く堆
積せず、臨界温度以上では100%堆積する階段関数状
の温度依存性を示す。
【0018】これに対して、Ti原料が存在している場
合には、Ba,Sr及びTiの堆積量はTi/(Ba+
Sr)比が1になるように堆積し、成膜温度依存性は熱
活性型になる。
【0019】従って、図2(a)に示した臨界温度以下
ではTi原料をBa,Srと別個独立に反応容器内に供
給することで、原料供給系統内への膜堆積を完全に防止
できる。
【0020】また、臨界温度以上で成膜を行う場合に
は、Ba及びSrの原料と、Ba及びSr原料の総モル
数以下のモル数のTi原料とを第1の供給系統から供給
し、この第1の供給系統とは別の第2の供給系統から、
形成すべき薄膜のBa及びSrの原子数の和とTiの原
子数との比が所望の比となるようにTi原料を供給す
る。これにより、臨界温度以下の成膜と同様に原料供給
系統内へのBST膜の堆積を抑制することができる。
【0021】すなわち、図2(a)に示すように、臨界
温度以上の場合では、臨界温度以下の場合と異なり、T
i原料を混入した場合の方が混入しない場合に比較して
膜の堆積速度が抑制される。これは、少量のTi原料を
供給することにより、Ti原料の供給速度の影響を受け
てBa,Sr原料の堆積速度も急激に低下するからであ
る。
【0022】このようにノズル内への膜堆積の抑制に有
効なTi原料の供給条件は成膜温度、成膜圧力に依存す
るために一意的には決定できないが、好ましい条件は図
4に示される。すなわち、Ti原料を、従来のようにB
a,Sr原料のモル数とTi原料のモル数の比が1:1
となるように供給した場合に比較して、この条件よりも
低いモル数のTiを供給した場合の方が、Ba,Sr及
びTiの堆積速度はそれぞれ低下していることが分か
る。
【0023】なお、本発明の効果を十分に奏するために
は、Ba原料とSr原料の堆積量がTi原料の供給を行
わない場合の堆積量の10%以下まで抑制されている条
件、すなわちTi原料のモル数が、Ba原料とSr原料
のモル数の和の3%以上50%以下の条件により成膜す
ることが望ましい。
【0024】このように、チタン酸バリウムストロンチ
ウムを主たる成分として含む膜のガスノズル内への堆積
を抑制することができるので、CVD原料が反応容器手
前で消費されてしまうことによる制御性の低下を抑制す
ることができる。これにより、優れた電気特性を有する
BST薄膜の実現が可能である。
【0025】また、本発明ではBSTの原料であるB
a,Sr及びTiの金属有機錯体、特にdpm錯体(d
pm=C11192 )は拡散速度に大きな差があり、B
a及びSr原料が殆ど拡散をしないのに対してTi原料
は狭い間隙にも十分に拡散するという性質を有する。従
って、Ba,Sr原料については成膜を行う近傍まで独
立のノズルを用いて輸送することで、均一な成膜が可能
になる。このような目的のノズルの形態としては枚葉型
CVD装置のシャワーノズル、ホットウォール縦型CV
D装置の多孔インジェクタ(分散ノズルとも呼ばれる)
があげられる。なお、Ti原料に関しては十分な拡散性
を有するためにこのようなノズルは必ずしも必要でな
い。
【0026】また、本発明では、Ba及びSr原料を基
板近傍まで独立のノズルで輸送する場合、Ba及びSr
の原料ガスがジェット状に基板に供給されるために十分
な原料ガスの酸化反応がおこらないうちに堆積が進行し
て、膜中に多量の炭素が取り込まれる場合があるが、B
a,Sr原料と酸化剤とを同一ノズルから供給すること
で炭素含有量の低い純度の高いBST膜を成膜すること
ができる。
【0027】このように製造されたBST薄膜を半導体
集積回路のキャパシタ素子として用いれば、極めて蓄積
電荷能力の高いキャパシタを安定して製造することがで
き、集積度の高い記憶素子を再現性よく製造することが
できるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る薄
膜の製造方法を実施するために用いたホットウォール縦
型CVD装置の全体構成を示す概念図である。本CVD
装置は、CVD原料を供給する原料供給系統1と、この
原料供給系統1から供給された原料を用いて反応を起こ
させる反応容器2に大別される。
【0029】図1において、原料供給系統1は固体であ
る原料Ba,Sr及びTiを有機溶媒に溶解して液体と
する原料容器11a〜11cと、この原料容器11a〜
11cにそれぞれ接続され、液体原料を反応容器2に送
り込むポンプ12a〜12cと、このポンプ12a〜1
2cと反応容器2間に接続され、液体原料を気化する気
化器13a〜13cと、Arからなるキャリアガス、O
2 からなる酸化剤を供給するキャリアガス供給系14か
ら構成される。この構成により、各液体原料はそれぞれ
独立に気化されて各原料ガスが生成される。
【0030】反応容器2はホットウォール型のバッチ式
処理炉であり、反応ガスを炉体内に導入する多孔インジ
ェクタ21、及びガスインジェクタ22,23、CVD
ガスを排気する排気系25を有している。BSTを成膜
する被処理基板であるウェハは石英製のウェハボート2
4に移載される。多孔インジェクタ21には複数の孔が
設けられており、ウェハボート24に載置された各ウェ
ハ毎に一個の吹き出し穴が対応している。この構成によ
り、各ウェハに対して均一にBa,Sr原料ガスを供給
することができる。ガスインジェクタ22は図に示すよ
うに直管であり、ガスインジェクタ23は単なるL字管
である。
【0031】本実施形態に係るBST薄膜の製造方法を
以下説明する。成膜を行うウェハには予めルテニウム下
部電極膜50nmがスパッタ法により形成されており、
そのウェハを積載したウェハボート24はN2 パージさ
れた380℃の反応容器2内に挿入される。上記のウェ
ハボート24を挿入した後、反応容器2内を排気し、真
空リークチェック終了後、Ba,Sr及びTiからなる
原料ガス、Arからなるキャリアガス及びO2 からなる
酸化剤を導入する。
【0032】具体的には、まず多孔インジェクタ21を
通してO2 を3slm、Arを3slm、ガスインジェ
クタ22を通してArを500sccm、ガスインジェ
クタ23を通してArを500sccmを導入し、反応
管圧力を200Paに保持して、約30分間のヒートリ
カバリー時間をおくことで、反応管内を均一に430℃
にする。
【0033】次に液体原料供給系からBST液体原料を
導入する。BST液体原料はBa,Sr及びTi毎に独
立に制御供給されるBa(dpm)2 、Sr(dpm)
2 、Ti(dpm)2 (i−OC372 の原料濃度
0.5mol/lテトラヒドロフラン(THF:C4
8 O)溶液であり、それぞれ液体容器11a,11b,
11cに蓄えられている。各原料の供給速度はそれぞれ
0.3sccm,0.2sccm,0.6sccmであ
る。上記液体原料のうち、独立に気化して得られたBa
原料ガスとSr原料ガスは混合されて多孔インジェクタ
21より反応容器2内に導入される。なお、dpmはC
11192 =2,2,6,6,tetrameth1-3,5-heptanedionate
のことである。
【0034】一方、Ti原料ガスはガスインジェクタ2
2を通して反応容器内に供給される。その理由を図2を
用いて説明する。図2(a)は(Ba,Sr)O、(B
a,Sr)TiO3 の堆積速度の温度依存性を示す図で
あり、横軸は堆積温度を、縦軸は(Ba,Sr)O、
(Ba,Sr)TiO3 の堆積速度を示し、丸印はTi
を混入して(Ba,Sr)TiO3 の堆積速度を測定し
た場合を示し、三角印はTiを混入せずに(Ba,S
r)Oの堆積速度を測定した場合を示す。また、図2
(b)は臨界温度以下である400℃におけるBSTの
各構成元素であるBa,Sr及びTiの堆積速度のTi
/(Ba+Sr)のモル比依存性を示す。
【0035】Ba,Sr及びTiの有機錯体原料を用い
てBST膜をCVDで成膜する場合、BST膜の構成元
素であるBa,Sr及びTiの堆積速度には図2(a)
に示す温度依存性がある。Ti原料を供給しない場合に
は、実線で示すようにBa及びSrは450℃以下では
全く堆積せず、450℃以上では100%堆積する階段
関数状の温度依存性を示す。以下、このBa及びSr原
料の堆積が起こらない状態から堆積が起こる状態へ変化
する温度を臨界温度と称する。これに対して、Ti原料
が存在している場合には、Ba,Sr及びTiの堆積量
はTi/(Ba+Sr)比が1になるように堆積し、成
膜温度依存性は熱活性型になる。
【0036】従って、図2(a)に示した臨界温度以下
では、Ba及びSrをTiと独立に反応容器2内に導入
することにより、多孔インジェクタ21,ガスインジェ
クタ22,23内への膜堆積を完全に防止できることが
分かる。
【0037】また、この臨界温度以下において、Ti原
料がBa,Sr原料とともに供給された場合のCVDで
形成したBST膜は、図2(b)に示すように(Ba+
Sr)/Ti比が1になろうとする性質があるために、
Ba,Srの堆積速度はTi原料の供給速度に比例す
る。
【0038】本実施形態に用いられる成膜温度の430
℃は臨界温度である450℃以下であるため、上記図2
(a)に示すように(Ba,Sr)TiO3 はTiなし
では成膜しない。
【0039】Ti原料はBa,Sr原料に比べて気相中
で拡散しやすいため、特に多孔インジェクタ21を用い
ずに単なるL字管であるガスインジェクタ23で供給し
ても膜厚、組成のウェハ面内、及びウェハ間の均一性等
に問題はなかった。上記成膜条件で1.1nm/mi
n.の成膜速度が得られた。
【0040】また、Ba,Sr原料をウェハ近傍まで独
立のノズルで輸送する場合、Ba及びSrの原料ガスが
ジェット状にウェハに供給されるために十分な原料ガス
の酸化反応がおこらないうちに堆積が進行して、膜中に
多量の炭素が取り込まれる場合があるが、Ba,Sr原
料と同一ノズルから酸化剤であるO2 ガスを供給するこ
とにより、炭素含有量の低い純度の高いBST膜を成膜
することができる。
【0041】次に、本実施形態で得られたBST膜と従
来のBa,Sr及びTiを共通の多孔インジェクタ21
から供給する方法で得られたBST膜について、多孔イ
ンジェクタ21のロット間の組成のばらつき、及び洗浄
頻度を従来の製造方法と比較して表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1から分かるように、従来の薄膜の製造
方法に比較して本発明を用いた場合、組成のばらつきが
低減されているが、これは本発明を用いた場合でも、従
来技術の場合でも一回の成膜で得られるBST膜の組成
ばらつきはほぼ等しいが、従来技術では多孔インジェク
タ内部へのBST膜の推積、特にインジェクタの吹き出
し穴への推積によって、材料ガスのウェハへの供給のさ
れ方が経時変化をおこすためである。
【0044】なお、本実施形態の場合でも多孔インジェ
クタ21の洗浄処置が必要なのは、本発明で抑制される
のはインジェクタ21内部へのBST膜の堆積であっ
て、インジェクタ21の外面へのBST膜の推積はおこ
るので一定の頻度での洗浄は必要なためである。従来技
術では、反応容器2やウェハボート24に比較して多孔
インジェクタ21のみ頻繁な洗浄を必要としていたが、
本発明によれば多孔インジェクタ21の洗浄頻度を他の
部品並みに下げることができる。また、多孔インジェク
タ21外面に付着したBST膜についてはClF3 ガス
を用いたドライエッチングも可能であり、安定した装置
運用が可能であることが確認された。 (第2実施形態)図3は本発明の第2実施形態に係る薄
膜の製造方法を実施するために用いられる枚葉型CVD
装置の模式図である。本CVD装置は、CVD原料を供
給する原料供給系統31と、この原料供給系統1から供
給された原料を用いて反応を起こさせる反応容器32
と、反応容器32にウェハを導入するロードロックチャ
ンバ33に大別される。
【0045】本実施形態に係る枚葉型CVD装置の反応
容器32は、原料の凝縮を防ぐために壁面をヒータで加
熱温度制御してある。基板加熱ヒータ321は窒化硼素
コーティングを行ったグラファイトヒータであり、被処
理基板であるウェハは基板加熱ヒータ321上に直接載
置されて加熱される。ウェハの均熱性をよくするため、
及び基板加熱ヒータ321上へのBST膜の堆積を抑制
するために、ウェハのエッジ部をカバーリング322が
押さえつける構造になっている。
【0046】反応容器32の上面には、反応ガスを炉体
内に導入するシャワーノズル323が基板加熱ヒータ3
21に対向して設けられており、シャワーノズル323
の上面及び側面は、原料の凝縮を防止するために図示し
ないシースヒータで加熱を行っている。また、シャワー
ノズル323とは別個独立に原料ガスをウェハ表面に供
給するガスノズル324が設けられ、シャワーノズル3
23、あるいはガスノズル324からウェハに吹き付け
られたガスはカバーリング322の周囲に設けられた排
気口から等方的に排気系325に排気される。
【0047】なお、原料供給系統31の構成は第1実施
形態とほぼ同じであり、Ba,Sr及びTiの液体原料
が独立にポンプ12a〜12cを介して気化器13a〜
13cで気化される。また、キャリアガス供給系34か
らは、Arからなるキャリアガス、O2 からなる酸化剤
が反応容器32内に供給される。
【0048】本実施形態に係るBST薄膜の製造方法を
以下説明する。成膜をおこなう白金下部電極膜50n
m、密着層のチタン膜2nmをスパッタ法により形成し
たウェハはロードロックチャンバ33からゲートバルブ
35を介して反応容器32内に搬送され、基板加熱ヒー
タ321上に置かれる。この搬送の際には、ロードロッ
クチャンバ33内を真空に保持すべく排気系36からチ
ャンバ33内が排気されている。
【0049】成膜温度は、Ba及びSrの原料の堆積が
起こらない温度以下の430℃、成膜圧力は200Pa
である。CVD原料はBa(dpm)2 、Sr(dp
m)2 、TiO(dpm)2 のTHF溶液であり、
それぞれが原料容器11a,11b,11cに蓄えられ
ている。原料濃度は0.5mol/lである。各液体原
料の供給速度はそれぞれ0.3sccm,0.2scc
m,1sccmである。Ba原料及びSr原料を気化し
て得られたガスは混合され、更に酸化剤となるO2 を加
えてシャワーノズル323からウェハ上に供給される。
一方、Ti原料を気化して得られたガスはガスノズル3
24からウェハに吹き付けられる。第1実施形態の場合
と同様にTi原料はBa,Sr原料に比べて拡散しやす
いので、特に多孔インジェクタ等を用いなくても均一性
等に問題は見られなかった。この供給条件で成膜温度5
nm/min.が得られた。
【0050】表2に、本実施形態でBST膜を成膜した
場合と、Ba,Sr、及びTi原料を共通のシャワーノ
ズル323から供給した従来の場合とについて、500
ウェハ処理後のシャワーノズル323内の残さ量、及び
反応容器32内への搬送搬出を行ったウェハに付着した
パーティクルの個数を比較して示す。なお、測定におい
ては、500ウェハを処理するまではシャワーノズル3
23のクリーニングは行わなわず、パーティクルの大き
さは0.1μm以下、0.5μm以下、1μm以下の3
種類について個数を比較した。
【0051】
【表2】
【0052】表2から分かるように、本実施形態によれ
ば、シャワーノズル323内へのBST膜の堆積が抑制
された結果として、パーティクルの発生が大幅に抑制さ
れたことがわかる。すなわち、本発明の薄膜の製造方法
でBST膜を製造することにより、パーティクルの影響
を抑えて信頼性の高い半導体装置の製造が実現できるこ
とがわかる。 (第3実施形態)本発明の第3実施形態は、図3に示す
枚葉型CVD装置を用いる点で第2実施形態と共通する
が、臨界温度以上で成膜を行う点が第2実施形態と異な
る。以下、図3を用いて説明する。
【0053】CVD原料として以下の3種類の液体原料
(以下原料a、原料b、原料cと称する)を気化して用
いる。原料aはBa(dpm)2 、及びTiO(dp
m)2の混合物のTHF溶液であり、それぞれの濃度は
0.5mol/l、及び0.05mol/lである。原
料bはSr(dpm)2 、及びTiO(dpm)2
混合物のTHF溶液であり、それぞれの濃度は0.5m
ol/l、及び0.05mol/lである。原料cはT
iO(dpm)2 のTHF溶液であり、濃度は0.3m
ol/lである。それぞれの原料の供給速度は0.3s
ccm,0.2sccm,1sccmである。成膜圧力
は200Pa、成膜温度は臨界温度以上の520℃であ
る。また、原料a〜cは、それぞれ原料容器11a〜1
1cに蓄えられる。
【0054】原料容器11a,11bに蓄えられた原料
a及び原料bを気化器13a,13bにより気化して得
られた混合ガスはO2 ガスと混合されて加熱配管326
を介してウェハ直上のシャワーノズル323よりウェハ
に供給される。一方、原料容器11cに蓄えられた原料
cを気化器13cにより気化して得られたガスはガスノ
ズル324よりウェハに供給される。このように、本実
施形態では、第1,2実施形態と異なり、Ti原料を所
定量だけBa原料、Sr原料とともに反応容器32内に
供給する。その理由を図4を用いて説明する。
【0055】図4は臨界温度以上である500℃におけ
るBa,Sr及びTiの堆積速度のTi/(Ba+S
r)のモル比依存性を示す。上記第1実施形態で示した
ように、臨界温度である450℃以上においてCVDを
行う場合、Ti原料をBa原料及びSr原料と同一の供
給系統から供給した場合の方が、別系統で供給する場合
に比較して膜の堆積速度は低くなり、膜堆積がTi原料
によって抑制されているのが分かる。
【0056】また、図4に示すように、臨界温度以上で
成膜する際に、Ti原料の供給量を変化させた場合の膜
堆積速度は、膜組成に基づいてBa,Sr及びTi原料
を供給するTi/(Ba+Sr)=1の場合に比較し
て、それよりもTi原料の供給率が低い場合において低
くなる。従って、Ba及びSrの原料と、Ba原料とS
r原料の総モル数以下のモル数のTi原料とを一方の供
給系統から供給し、この供給系統とは別のもう一方の供
給系統から、形成される薄膜のBa及びSrの原子数の
和とTiの原子数の和との比が所望の比となるようにT
i原料を供給することにより、膜堆積が従来に比較して
抑制されることが分かる。
【0057】なお、本発明の効果を十分に奏するために
は、Ba原料とSr原料の堆積量がTi原料の供給を行
わない場合の堆積量の10%以下まで抑制されている、
Ti原料のモル数が、BaとSr原料のモル数の和の3
%以上50%以下の条件により成膜することが望まし
い。
【0058】本実施形態のプロセス条件によって成膜速
度20nm/minが得られ、またCVD成膜時に完全
に結晶化したBST膜が得られる。表3に300ウェ
ハ、及び700ウェハを処理した場合(一枚あたり35
nmのBST膜を成膜)のシャワーノズル内のBST堆
積量を本実施形態、及び従来技術の原料a、原料b、原
料cを気化して得られたガスを一緒にシャワーノズル3
23に流した場合について示す。
【0059】
【表3】
【0060】本実施形態の場合、成膜温度が高いため
に、シャワーノズルのBSTの堆積を完全に抑制するこ
とは不可能であるが、従来技術と比較するとBSTの堆
積量が1/10以下になっていることがわかり、本発明
が高温でのBST成膜に対しても有効であることが分か
る。
【0061】なお、本実施形態ではBa(dpm)2
TiO(dpm)2 との混合溶液、及びSr(dpm)
2 とTiO(dpm)2 との混合溶液を用いているが、
Ti原料の供給系統として独立の二系統を用いて、一方
の系統はBa原料及びSr原料と混合してシャワーノズ
ルを通して供給、もう一方の系統はガスノズルからウェ
ハに吹き付ける方法をとることも可能である。また、本
実施形態では枚葉器の場合について記述したが、第1実
施形態に記載したようなホットウォール縦型CVD装置
に本発明を適用した場合にも、インジェクタ21〜23
内部へのBST膜堆積を抑制するうえで有効である。ま
た、臨界温度を450℃として説明したがその値には限
定されず、臨界温度の測定に用いられるCVD装置の構
成、測定条件等測定パラメータにより種々異なる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
(Ba,Sr)TiO3 薄膜を主成分とする膜を、化学
的気相成長法により製造する際に、Ba,Sr原料とT
i原料とを独立に反応容器内に供給するようにする。
【0063】その結果として供給系統配管内へのBST
膜の堆積が抑制され、反応容器内に供給されるBST原
料が供給系統配管内への稚積によって消費されることも
抑制できるので、高い精度で組成が制御された良質なB
ST薄膜を成膜することができる。また、供給系統配管
内へのBST膜堆積に起因する発塵を抑止することがで
きる。
【0064】また、本発明によれば、成膜温度を臨界温
度以上に設定した場合、原料ガスの供給系統を二系統に
分け、Ba,Sr原料ガス、及びBa原料ガスとSr原
料ガスの総モル数より少ないモル数のTi原料ガスを第
一の系統から、残りのTi原料ガスを第二の系統から反
応容器内に供給するようにすることにより、BST原料
が供給系統配管内へのBST膜の堆積が抑制され、良質
なBST薄膜を成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るホットウォール縦
型CVD装置の全体構成を示す図。
【図2】Ba,Sr及びTiの堆積速度の温度依存性を
示す図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る枚葉式CVD装置
の全体構成を示す図。
【図4】Ba,Sr及びTiの堆積速度の温度依存性を
示す図。
【図5】従来のBST薄膜製造装置の全体構成を示す
図。
【図6】従来のBST薄膜製造装置の全体構成を示す
図。
【符号の説明】
1,31…原料供給系統 2,32…反応容器 11a〜11c…原料容器 12a〜12c…ポンプ 13a〜13c…気化器 14,34…キャリアガス供給系 21…多孔インジェクタ 22,23…ガスインジェクタ 24…ウェハボート 25,36,325…排気系 33…ロードロックチャンバ 35…ゲートバルブ 321…基板加熱ヒータ 322…カバーリング 323…シャワーノズル 324…ガスノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 BA01 BA35 EA03 EA06 FA10 GA13 5F045 AB40 AC07 AC11 AC16 AD08 AE21 BB10 BB15 DP03 DP19 DQ05 EB05 EB08 EC07 EE12 EF02 EF03 EF05 EF08 EK06 EK07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に化学的気相成長法により少なく
    ともBa,Sr及びTiの有機錯体原料を用いてチタン
    酸バリウムストロンチウムを主たる成分とする薄膜を反
    応容器内で形成する薄膜の製造方法において、 前記反応容器内に供給される原料のうち前記Ba及びS
    r原料を、成膜される基板の近傍まで独立のノズルで輸
    送し、かつ該Ba及びSr原料単独で堆積が起こらない
    温度以下で成膜することを特徴とする薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に化学的気相成長法により少なく
    ともBa,Sr及びTiの有機錯体原料を用いてチタン
    酸バリウムストロンチウムを主たる成分とする薄膜を反
    応容器内で形成する薄膜の製造方法において、 前記Ba及びSr原料と、このBa及びSr原料の総モ
    ル数以下のモル数のTi原料とを第1の供給系統から供
    給し、該第1の供給系統とは別の第2の供給系統から、
    前記形成される薄膜のBa及びSrの原子数の和とTi
    の原子数との比が所望の比となるようにTi原料を供給
    し、かつ前記Ba及びSr原料のみを前記反応容器内に
    供給した場合に該Ba及びSr原料単独で堆積が起こる
    温度以上で成膜することを特徴とする薄膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記反応容器内に供給される原料のうち
    前記Ba及びSr原料を、成膜される基板の近傍まで独
    立のノズルで輸送することを特徴とする請求項2に記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記Ba原料とSr原料は、化学的気相
    成長の酸化剤とともに独立のノズルで供給されることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反応容器はホットウォール縦型CV
    D装置であり、前記独立のノズルは該CVD装置内に配
    置されたウェハボートに沿って立設され、複数の反応ガ
    ス供給孔が設けられたガス供給ノズルであることを特徴
    とする請求項1又は3に記載の薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記反応容器は枚葉型CVD装置であ
    り、前記独立のノズルは、ウェハ面に対向して複数の反
    応ガス供給孔が設けられたシャワーノズルであることを
    特徴とする請求項1又は3に記載の薄膜の製造方法。
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KR20140034123A (ko) 2010-12-21 2014-03-19 가부시키가이샤 와타나베 쇼코 기화기
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