JP2000031108A - ウエハ洗浄・乾燥装置及びウエハの洗浄・乾燥方法 - Google Patents

ウエハ洗浄・乾燥装置及びウエハの洗浄・乾燥方法

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JP2000031108A
JP2000031108A JP20180498A JP20180498A JP2000031108A JP 2000031108 A JP2000031108 A JP 2000031108A JP 20180498 A JP20180498 A JP 20180498A JP 20180498 A JP20180498 A JP 20180498A JP 2000031108 A JP2000031108 A JP 2000031108A
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Nobuaki Sato
信昭 佐藤
Hiroshi Ishiyama
弘 石山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの洗浄及び引き上げ乾燥の際に洗浄液
中のパーティクルがウエハに付着し難いようにしたウエ
ハ洗浄・乾燥装置を提供する。 【解決手段】 本ウエハ洗浄・乾燥装置40は、洗浄液
をオーバーフローさせつつウエハを洗浄する洗浄槽42
と、洗浄したウエハを引き上げ乾燥する乾燥槽14とを
備えている。洗浄槽は、槽を形成する縦槽壁の一つ44
Aが他の縦槽壁44B〜Dの上端縁より低い上端縁を有
する角筒状上部開放型の槽として構成され、上端縁が低
い縦槽壁44Aを介して洗浄液を洗浄槽からオーバーフ
ローさせるようになっている。上端縁が低い槽壁に向か
って洗浄液を洗浄槽の液面に平行に噴出させるノズル孔
48を多数有するノズル体46が、上端縁が低い槽壁に
対向する槽壁44Cの上端縁に沿って延在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ洗浄・乾燥
装置及びウエハの洗浄・乾燥方法に関し、更に詳細に
は、ウエハの洗浄及び引き上げ乾燥の際に洗浄液中のパ
ーティクルがウエハに付着し難いようにしたウエハ洗浄
・乾燥装置及び洗浄・乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程では、多数のプロ
セス工程の前後で、ウエハを洗浄することが多い。ウエ
ハの洗浄では、ウエハを洗浄槽内で薬液又は純水で洗浄
し、次いで洗浄槽からウエハを引き上げる際に、ウエハ
を乾燥する方式の引き上げ乾燥を行うことが多い。
【0003】ここで、図9を参照して、従来の引き上げ
乾燥方式のウエハ洗浄・乾燥装置の構成を説明する。図
9は従来の引き上げ乾燥方式のウエハ洗浄・乾燥装置の
構成を示す模式的断面図である。従来の引き上げ乾燥方
式のウエハ洗浄・乾燥装置10は、図9に示すように、
薬液又は純水を収容して、ウエハを洗浄する上部開放型
の洗浄槽12と、洗浄槽12の上部に連結して設けられ
た洗浄外槽14とを備え、洗浄液をオーバーフローさせ
つつウエハを洗浄槽12から洗浄外槽14に引き上げる
方式のウエハ洗浄・乾燥装置である。薬液洗浄の時には
薬液が、純水洗浄の時には純水が、リンス洗浄の時には
純水が、それぞれ、洗浄槽12に洗浄液として導入され
る。以下、薬液及び純水を纏めて、簡単に洗浄液と言
う。洗浄液は、洗浄槽12の底部に接続された供給管1
6から洗浄槽12内に導入され、洗浄槽12の槽壁をオ
ーバーフローして洗浄外槽14の底部に流入する。洗浄
外槽14の底部に流入した洗浄液は、洗浄外槽14の底
部に設けられた排出管18から排出される。洗浄外槽1
4は、上槽壁に乾燥気流を導入する気流導入口20を有
し、対向する2個の縦槽壁に気流を放出する気流放出口
22を有する。乾燥気流は、ウエハと接触してウエハを
乾燥させる媒体であって、IPA(イソプロピルアルコ
ール)中をバブリングさせた窒素ガス、即ちIPA蒸気
を同伴した窒素ガス等が使用される。
【0004】ウエハ洗浄・乾燥装置10を使ってウエハ
を洗浄する際には、ウエハWをウエハ保持具24に収容
して、洗浄槽12内の洗浄液に浸漬する。図10はウエ
ハ保持具の構成を示す斜視図である。ウエハ保持具24
は、図10に示すように、長方形フレームからなる枠体
であって、枠体を構成する横部材の一部の保持材26に
ウエハWを位置決めする保持溝28が設けてある。洗浄
槽12内でウエハ保持具24は、保持具リフターの2本
の載置棒30上に載置される。保持具リフターは、図示
しないが、ウエハ保持具24を載置棒30上に保持して
自在に昇降する構成既知の昇降装置である。
【0005】洗浄が終了した時点で、図11に示すよう
に、ウエハWを収容したウエハ保持具24を保持具リフ
ター30により洗浄槽12から洗浄外槽14に引き上げ
て、洗浄外槽14内でウエハWの引き上げ乾燥を行う。
液面付近のパーティクルをウエハに付着させないよう
に、薬液又は純水を洗浄槽12から洗浄外槽14の底部
に向かって4方向でオーバーフロー供給し、図12に示
すように、液面付近のパーティクルを4方向に押し流し
てしまうようにしている。尚、ウエハに平行な2方向の
場合もある。なお、図11は、従来のウエハ洗浄・乾燥
装置10を使って引き上げ乾燥する際の様子を説明する
模式的断面図、図12は図11の矢視III −III の平面
図であって、洗浄槽からの洗浄液のオーバーフローの様
子を示す図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ウエハが液面を通過す
る際にウエハを乾燥させる引き上げ乾燥方式では、液面
付近に多く存在するとされるパーティクルを如何にウエ
ハに付着させないようにするかが、一番の重要なポイン
トである。しかし、上述した従来の引き上げ乾燥方式の
ウエハ洗浄・乾燥装置では、2方向又は4方向でオーバ
ーフローさせているので、洗浄槽の中央部液面付近で
は、流れが不安定で、その辺りに比較的多量のパーティ
クルが滞留することになり、滞留したパーティクルがウ
エハに付着する。また、比較的流れの安定した槽中央部
以外の領域でも、ウエハ保持具により流れが妨げられ、
パーティクルがオーバーフロー流れに押し流されること
なく滞留し、滞留したパーティクルがウエハに付着する
ことになる。このように、従来の引き上げ乾燥方式のウ
エハ洗浄・乾燥装置では、液面付近のパーティクルを効
果的に押し流すことが難しく、引き上げ乾燥時にウエハ
にパーティクルが付着し、後続のプロセスの支障となる
ことが多かった。
【0007】そこで、本発明の目的は、ウエハの洗浄及
び引き上げ乾燥の際に洗浄液中のパーティクルがウエハ
に付着し難いようにしたウエハ洗浄・乾燥装置及び洗浄
・乾燥方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ウエハの洗
浄及び引き上げ乾燥の際に洗浄液中のパーティクルがウ
エハに付着し難いようにするには、パーティクルが洗浄
槽内の洗浄液の液面に滞留しないようにすることである
と考え、洗浄液の液面流が安定して流れる一方向オーバ
ーフロー方式を適用することを着想し、実験を重ねて本
発明を完成するに到った。
【0009】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、本発明に係るウエハ洗浄・乾燥装置は、ウエ
ハを洗浄する洗浄槽と、洗浄したウエハを引き上げ乾燥
する乾燥槽とを備え、洗浄液をオーバーフローさせつつ
ウエハを洗浄槽から乾燥槽に引き上げる方式のウエハ洗
浄・乾燥装置において、洗浄槽として、一の縦槽壁が槽
を形成する他の縦槽壁の上端縁より低い上端縁を有する
角筒状上部開放型の槽を備え、一の縦槽壁を介して洗浄
液を洗浄槽からオーバーフローさせるようにしたことを
特徴としている。
【0010】洗浄槽の形状は、角筒状上部開放型の槽で
ある限り制約はないものの、好適には断面長方形又は正
方形の角筒状上部開放型の槽である。本発明の好適な実
施態様では、上端縁が低い一の槽壁に向かって洗浄液を
洗浄槽の液面に平行に噴出させるノズル孔を多数有する
ノズル体が、一の槽壁に対向する槽壁の上端縁に沿って
延在している。ノズル体の形状には制約はなく、パイプ
状の円管でも角筒状の管体でも良い。ノズル体から洗浄
液を噴出することにより、一の槽壁に向かう一方向のオ
ーバーフローを促進することができる。
【0011】本発明の更に好適な実施態様では、ウエハ
の洗浄に際し、ウエハを垂直に保持して洗浄槽内に浸漬
させるウエハ保持具であって、ウエハ保持具を構成する
縦部材及び横部材には、保持するウエハのウエハ面に平
行に部材を貫通する多数の貫通孔が設けてあるウエハ保
持具を洗浄槽内に浸漬する。本実施態様では、洗浄槽の
液面流及びノズル体からの噴流がウエハ保持具の貫通部
を通って流れるので、一方向のオーバーフローがウエハ
保持具によって妨害されるようなことは生じない。
【0012】本発明に係るウエハの洗浄・乾燥方法は、
上述のウエハ洗浄・乾燥装置を使って、ウエハの引き上
げ乾燥する方法であって、ウエハ面が洗浄液のオーバー
フロー流に平行になるように、ウエハ保持具を洗浄槽内
に浸漬し、ウエハ保持具を洗浄槽から引き上げる際、洗
浄液をオーバーフローさせ、かつノズル体から純水を噴
出させつつ、ウエハ保持具を洗浄槽から引き上げること
を特徴としている。本発明方法では、洗浄液が一方向の
オーバーフローとなって洗浄槽から比較的速い流速で流
出するので、パーティクルが液面に滞留することはな
い。従って、パーティクルがウエハに付着して後続のプ
ロセスで支障が生じるようなことはない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係るウエハ洗浄・乾燥装置の
実施形態の一例であって、図1(a)は洗浄槽の斜視
図、図1(b)は図1(a)の矢視I−Iの洗浄槽の模
式的断面図である。図1から図8に示す部品、部位のう
ち図9から図12に示すものと同じものには同じ符号を
付してその説明を省略する。本実施形態例のウエハ洗浄
・乾燥装置40は、洗浄槽42の構成が異なることを除
いて、図1に示すように、従来の引き上げ乾燥方式のウ
エハ洗浄・乾燥装置10と同じ構成を備えている。洗浄
槽42は、4枚の縦槽壁44A〜Dのうちの一枚の槽壁
44Aの上端縁の高さが他の3枚の槽壁44B〜Dの上
端縁より低く形成されている。他の3枚の槽壁44B〜
Dの上端縁は、同じ高さである。また、洗浄槽42は、
槽壁44Aに対向する槽壁44Cの上端縁に槽壁44C
に沿って延在する液面ノズル46を備えている。洗浄外
槽14は、洗浄槽42の上部を取り囲むようにして設け
られ、洗浄槽42の槽壁44Aの上端縁より低い位置に
ある槽底43から上方に洗浄槽42の槽壁44より高い
位置にまで槽壁が延在する。洗浄槽42に洗浄液を導入
する供給管16は、洗浄槽42の底部に接続され、排出
管18は、洗浄外槽14の底部に設けてある。
【0014】液面ノズル46は、図2に示すように、槽
壁44Cの上端に沿って延在する管体であって、洗浄槽
42の液面に平行に洗浄液を噴射できるノズル孔48を
離隔して多数備え、一端又は両端に洗浄液を導入する導
入口50を備えている。これにより、液面ノズル46
は、導入口50から導入した洗浄液を洗浄槽42の液面
に沿って平行に噴射することができる。図2は液面ノズ
ル46の斜視図である。ノズル孔48からの洗浄液噴流
がウエハの間を通って効果的にパーティクルを洗い流す
ことができるようにするために、ノズル孔48はウエハ
の間に位置するように設けられている。
【0015】槽壁44Aの上端縁が他の槽壁44B〜D
の上端縁より低く、液面ノズル18から槽壁44Aに向
かって洗浄液を噴射することにより、洗浄液は槽壁44
Aに向かって槽壁44Aから一方向でオーバーフローす
る。
【0016】本実施形態例でウエハを保持するウエハ保
持具52は、ウエハを垂直に保持して洗浄槽42内に浸
漬させるウエハ保持具であって、図3に示すように、貫
通孔58を備えていることを除いて、図10に示す従来
のウエハ保持具と同じ基本的構成を備えた枠体として構
成されている。本ウエハ保持具52では、収容されたウ
エハのウエハ面に平行な多数の貫通孔58が、枠体を構
成する縦保持材54及び横保持材56に設けてある。
尚、図3はウエハ保持具52の斜視図であって、図3
中、28はウエハを位置決めするウエハ保持溝である。
【0017】以上の構成により、図4に示すように、ウ
エハWを収容したウエハ保持具52を洗浄槽42から引
き上げる際、洗浄液の液面流及び液面ノズル46から噴
射された洗浄液噴流が、ウエハ保持具52の貫通孔58
を介して、槽壁44Aに向かって流れるので、図5に示
すように、液面水流が槽壁44Aに向かって円滑に流
れ、パーティクルの滞留が無くなる。本ウエハ洗浄・乾
燥装置40では、パーティクルの滞留が無くなるので、
ウエハへのパーティクルの付着は大幅に低減される。図
4はウエハ保持具52を洗浄槽42から引き上げる際の
様子を示すウエハ洗浄・乾燥装置の模式的断面図、図5
は図4の矢視II−IIでの平面図であって、洗浄液のオー
バーフローの様子を示す図である。パーティクルを洗い
流すには、オーバーフロー流及び液面ノズルの噴射流と
も流量が多い程良いが、その反面、ウエハの乾燥が難し
くなるので、オーバーフロー流及び液面ノズルの流量を
調整可能とし、好適な条件出しを行って、流量条件を定
める。
【0018】次いで、図6及び図7を参照し、上述のウ
エハ洗浄・乾燥装置40を使ってウエハを引き上げ乾燥
する方法を説明する。図6(a)、(b)及び図7
(c)、(d)は、それぞれ、ウエハを洗浄し、引き上
げ乾燥する際のウエハ洗浄・乾燥装置の状態を示す模式
的断面図である。先ず、図6(a)に示すように、通常
の方法に従って、排出管18から排出しつつ供給管16
から洗浄液を洗浄槽42内に導入し、洗浄槽42内で洗
浄液によりウエハWを洗浄する。図6(a)中、60
は、既知の構成の倒れ防止具であって、ウエハWをウエ
ハ保持具52から離間させた際にウエハWが横倒しにな
らないようにウエハWを保持する機構であって、現在待
機中である。また、62は、既知の構成のウエハリフタ
ーであって、ウエハ保持具52内のウエハWを持ち上げ
てウエハ保持具52から離間させる機構である。ウエハ
Wの洗浄終了後、乾燥気流を所定流量で気流導入口20
から導入し、気流放出口22から放出する。次いで、図
6(b)に示すように、液面ノズル46から洗浄液を噴
出しつつ、ウエハ保持具52に収容されているウエハW
が上部に待機している倒れ防止具60に接触するまで、
ウエハ保持具52を保持具リフター30により上昇させ
る。この時、ウエハリフター62も保持具リフター30
と同時に上昇する。液面ノズル46からの洗浄液の噴出
はウエハWの洗浄から始めても良い。
【0019】次いで、ウエハリフター62を上昇させ、
ウエハWに接触させる。このとき、ウエハWは倒れ防止
具60に接触しており、倒れ防止具60は動作状態にな
るので、ウエハWがウエハリフター62によってウエハ
保持具52から離間しても横倒れするようなことはな
い。続いて、倒れ防止具60とウエハリフター62とを
同じ速度で上昇させ、ウエハリフター62と倒れ防止具
62とにより挟持されたウエハWを、ウエハ保持具52
から離し、図7(c)に示すように、ウエハWとウエハ
保持具52とを非接触状態にする。次いで、ウエハWと
ウエハ保持具52との非接触状態からは、保持具リフタ
ー30、ウエハリフター62、及び倒れ防止具60を同
じ速度で上昇させることにより、ウエハW及びウエハ保
持具52を同時に上昇させ、図7(d)に示すように、
洗浄液の液面をウエハW及びウエハ保持具52に通過さ
せる。ここで、引き上げ乾燥が終了する。
【0020】洗浄終了から乾燥終了までの間、洗浄槽4
2から洗浄外槽14にオーバーフローするように洗浄液
を供給し、液面ノズル46からも洗浄液の噴流を噴出さ
せる。尚、ウエハWの支持をウエハ保持具52からウエ
ハリフター62に移すのは、ウエハ保持具52に接触し
ているウエハWの接触部も乾燥させるためである。ウエ
ハ保持具52及びウエハリフター62のウエハWとの接
触部は、双方とも溝型状となっているが、ウエハ保持具
52の溝は、ウエハWの倒れ防止も兼ねているため幅狭
であるから、ウエハの支持をウエハ保持具52の溝より
ウエハリフター62の溝に移した方が、ウエハを乾燥し
易くなるからである。
【0021】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係るウエハ洗浄・乾燥装置の
実施形態の別の例であって、実施形態例1のウエハ洗浄
・乾燥装置を更に具体的にしたものである。図8は、本
実施形態例のウエハ洗浄・乾燥装置の構成を示す斜視図
である。実施形態例2のウエハ洗浄・乾燥装置63は、
実施形態例1のウエハ洗浄・乾燥装置40に比べて更に
実際的な種々の機構を備えている。図8を参照して、本
実施形態例のウエハ洗浄・乾燥装置63の動作を説明す
る。図8に示すウエハ洗浄・乾燥装置63では、洗浄槽
42は洗浄液を収容した状態、乾燥槽14及び倒れ防止
具60は待機の状態、及び、ウエハWを搭載したウエハ
保持具52は保持具リフター30上にセットされた状態
にある。操作者が操作盤64から動作指令を与えると、
保持具リフター30、ウエハリフター62は、それぞ
れ、パルスモーター70及びボールねじ72からなる駆
動機構によりロッド66及び部材68を介して下降す
る。更に、倒れ防止具60が、ロッド67及び部材69
を介して、シリンダ74の駆動によりウエハWの上方に
移動し、また、乾燥槽14も、シリンダ75の駆動によ
り洗浄槽42の上方に移動し、次いで、上下シリンダ7
6の駆動により下降する。以上の動作により、洗浄槽4
2及び乾燥槽14は、協働して、図6(a)に示すよう
に、部屋を形成し、ウエハWを洗浄することができる。
【0022】数種類の洗浄液を使ってウエハWの洗浄を
行った後、実施形態例1で説明したように、引き上げ乾
燥を開始する。パルスモータ70によって、前述の図6
及び図7に示すように、保持具リフター30、倒れ防止
具60及びウエハリフター62を動作させることによ
り、ウエハWの引き上げ乾燥を行う。倒れ防止具60と
ウエハリフター62の連動は、ウエハリフター62が上
昇し、ウエハWに接した瞬間に、部材68が部材69を
持ち上げるようにしておけば良い。なお、乾燥動作中
は、一方向オーバーフロー方式で純水を供給し、液面ノ
ズルから純水を噴出させる。
【0023】これで、ウエハWの引き上げ乾燥は終了
し、次いで、以下のようにして、ウエハW及びウエハ保
持具52の取り出し動作に移行する。洗浄液を排液した
後、図7(d)に示す状態から図7(c)に示す状態ま
で、保持具リフター30、倒れ防止具60及びウエハリ
フター62を同じ速度で下降させ、図7(c)の状態に
なった時点で、ウエハ保持具52のみその下降を停止さ
せる。更に、図7(c)の状態から倒れ防止具60及び
ウエハリフター62を同じ速度で下降させ、図6(b)
に示す状態にする。図6(b)に示す状態になった時点
で、更に、保持具リフター30及びウエハリフター62
を同じ速度で下降させる。図6(b)の状態で、倒れ防
止具60は、既に下降端にきているので、下降が停止
し、ここに取り残される。保持具リフター30及びウエ
ハリフター62が下降すると、最終的には、図6(a)
に示す状態になる。但し、洗浄液は洗浄槽42から排出
された状態にある。次に、シリンダ76により、乾燥槽
14を上昇させ、シリンダ75により初期状態に戻し、
また倒れ防止具60もシリンダ74により初期状態に戻
す。これにより、ウエハ洗浄・乾燥装置は、図8に示さ
れた初期の状態に戻っており、操作者は、洗浄されたウ
エハWとウエハ保持具52とをウエハ洗浄・乾燥装置6
3から取り出すことができ、ウエハの洗浄・乾燥操作が
完了となる。
【0024】以上の実施形態例では、純水を使用した引
上乾燥時を例にして本発明に係るウエハ洗浄・乾燥装置
を説明したが、薬液による洗浄時にも効果がある。洗浄
をするということは、液中にパーティクルが増えること
であり、そのパーティクルも、薬液による一方向オーバ
ーフローと、薬液による液面ノズル流により、効果的に
削減することが出来、洗浄効率が向上する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、特定した形状の洗浄槽
を備えることにより、洗浄液の液面流が安定して流れる
一方向オーバーフローになり、パーティクルが洗浄槽内
の洗浄液の液面に滞留しないので、引き上げ乾燥に際
し、ウエハにパーティクルが付着するようなことがな
い。また、ノズル体から洗浄液の噴流を噴出することに
より、一層、一方向オーバーフローの流れを促進するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は洗浄槽の斜視図、図1(b)は図
1(a)の矢視I−Iの洗浄槽の模式的断面図である。
【図2】液面ノズルの斜視図である。
【図3】ウエハ保持具の斜視図である。
【図4】ウエハ保持具が洗浄槽から引き上げられる様子
を示すウエハ洗浄・乾燥装置の模式的断面図である。
【図5】図4の矢視II−IIでの平面図であって、洗浄液
のオーバーフローの様子を示す図である。
【図6】図6(a)及び(b)は、それぞれ、ウエハを
洗浄し、引き上げ乾燥する際のウエハ洗浄・乾燥装置の
動作及び状態を示す模式的断面図である。
【図7】図7(c)及び(d)は、それぞれ、図6
(b)に続いて、ウエハを洗浄し、引き上げ乾燥する際
のウエハ洗浄・乾燥装置の動作及び状態を示す模式的断
面図である。
【図8】実施形態例2のウエハ洗浄・乾燥装置の構成を
示す斜視図である。
【図9】従来の引き上げ乾燥方式のウエハ洗浄・乾燥装
置の構成を示す模式的断面図である。
【図10】従来のウエハ保持具の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】従来のウエハ洗浄・乾燥装置を使って引き上
げ乾燥する際の様子を説明する模式的断面図である。
【図12】洗浄槽からの洗浄液のオーバーフローの様子
を示す、図11の矢視III −IIIの平面図である。
【符号の説明】
10……従来の引き上げ乾燥方式のウエハ洗浄・乾燥装
置、12……洗浄槽、14……、洗浄外槽、乾燥槽、1
6……供給管、18……排出管、20……気流導入口、
22……気流放出口、24……従来のウエハ保持具、2
6……保持材、28……保持溝、30……保持具リフタ
ーの載置棒、40……実施形態例2のウエハ洗浄・乾燥
装置、42……洗浄槽、44……縦槽壁、46……液面
ノズル、48……ノズル孔、50……導入口、52……
ウエハ保持具、54……縦保持材、56……横保持材、
58……貫通孔、60……倒れ防止具、62……ウエハ
リフター、63……実施形態例3のウエハ洗浄・乾燥装
置、64……操作盤、66、67……ロッド、68、6
9……部材、70……パルスモーター、72……ボール
ねじ、74、75……シリンダ、76……上下シリン
ダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを洗浄する洗浄槽と、洗浄したウ
    エハを引き上げ乾燥する乾燥槽とを備え、洗浄液をオー
    バーフローさせつつウエハを洗浄槽から乾燥槽に引き上
    げる方式のウエハ洗浄・乾燥装置において、 洗浄槽として、一の縦槽壁が槽を形成する他の縦槽壁の
    上端縁より低い上端縁を有する角筒状上部開放型の槽を
    備え、一の縦槽壁を介して洗浄液を洗浄槽からオーバー
    フローさせるようにしたことを特徴とするウエハ洗浄・
    乾燥装置。
  2. 【請求項2】 洗浄槽の液面に平行に一の槽壁に向かっ
    て洗浄液を噴出させるノズル孔を多数有するノズル体
    が、一の槽壁に対向する槽壁の上端縁に沿って延在する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハの洗浄・乾燥
    装置。
  3. 【請求項3】 ウエハの洗浄に際し、ウエハを垂直に保
    持して洗浄槽内に浸漬させるウエハ保持具であって、ウ
    エハ保持具を構成する縦部材及び横部材には、保持する
    ウエハのウエハ面に平行に部材を貫通する多数の貫通孔
    が設けてあるウエハ保持具を洗浄槽内に浸漬するように
    したことを特徴とする請求項1に記載のウエハ洗浄・乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のウエハ洗浄・乾燥装置
    を使って、ウエハを洗浄し、引き上げ乾燥する方法であ
    って、 ウエハ面が洗浄液のオーバーフロー流に平行になるよう
    に、ウエハ保持具を洗浄槽内に浸漬し、 ウエハ保持具を洗浄槽から引き上げる際、洗浄液をオー
    バーフローさせ、かつノズル体から純水を噴出させつ
    つ、ウエハ保持具を洗浄槽から引き上げることを特徴と
    するウエハの洗浄・乾燥方法。
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