JP2000030589A - リレーの寿命を延ばすリレー駆動方法 - Google Patents
リレーの寿命を延ばすリレー駆動方法Info
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- JP2000030589A JP2000030589A JP10195852A JP19585298A JP2000030589A JP 2000030589 A JP2000030589 A JP 2000030589A JP 10195852 A JP10195852 A JP 10195852A JP 19585298 A JP19585298 A JP 19585298A JP 2000030589 A JP2000030589 A JP 2000030589A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】制御出力にリレーを使用するパルス幅変調方式
の調節計において、使用するリレーの寿命を延ばす方法
を提供する。 【解決手段】調節部３からの操作出力１３は、ＰＷＭ回
路４により、ＰＷＭ比例周期設定器５にて設定された周
期をもとにパルス幅変調される。パルス幅変調されたオ
ン／オフ信号１４は、トリガ回路６において、位相検出
器２により検出された位相情報をもとに、所定の位相角
のオン／オフ駆動信号１５に変換され、リレー７のオン
／オフを行う。リレー７の接点により負荷９は制御さ
れ、このとき負荷９に流れる電流をカレントトランス１
により測定する。基本的には、負荷電流が０となる位相
でリレー接点をオン／オフする。
の調節計において、使用するリレーの寿命を延ばす方法
を提供する。 【解決手段】調節部３からの操作出力１３は、ＰＷＭ回
路４により、ＰＷＭ比例周期設定器５にて設定された周
期をもとにパルス幅変調される。パルス幅変調されたオ
ン／オフ信号１４は、トリガ回路６において、位相検出
器２により検出された位相情報をもとに、所定の位相角
のオン／オフ駆動信号１５に変換され、リレー７のオン
／オフを行う。リレー７の接点により負荷９は制御さ
れ、このとき負荷９に流れる電流をカレントトランス１
により測定する。基本的には、負荷電流が０となる位相
でリレー接点をオン／オフする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御出力にリレー
を使用する調節計において、制御出力値をパルス幅変調
方式により出力する出力方式に関する。
を使用する調節計において、制御出力値をパルス幅変調
方式により出力する出力方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、制御出力にリレーを使用する調節
計においては、オン／オフ制御ではなく連続量（０〜１
００％）を出力する方式として、一般的にパルス幅変調
方式がよく使用されている。この場合、リレーに寿命が
あるため、パルス幅変調周期を２０秒程度として、リレ
ー寿命と制御性とのバランスを図っている。この場合で
も、２０秒に１回のリレーのオン／オフが発生するた
め、リレーの電気的寿命（一般に約１０万回）から考え
ると、リレーは短い寿命の有寿命部品となってしまう。
計においては、オン／オフ制御ではなく連続量（０〜１
００％）を出力する方式として、一般的にパルス幅変調
方式がよく使用されている。この場合、リレーに寿命が
あるため、パルス幅変調周期を２０秒程度として、リレ
ー寿命と制御性とのバランスを図っている。この場合で
も、２０秒に１回のリレーのオン／オフが発生するた
め、リレーの電気的寿命（一般に約１０万回）から考え
ると、リレーは短い寿命の有寿命部品となってしまう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、制御
出力にリレーを使用するパルス幅変調方式の調節計にお
いて、使用するリレーの寿命を延ばすことにある。
出力にリレーを使用するパルス幅変調方式の調節計にお
いて、使用するリレーの寿命を延ばすことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、温度検出器等からの測定値を目
標値に制御する目的で操作量を出力する調節部と、パル
ス幅変調比例周期設定値に基づいて前記操作量をパルス
幅変調するパルス幅変調回路と、負荷電流波形を測定す
るカレントトランスと、該カレントトランス出力から負
荷電流位相を検出する位相検出器と、前記パルス幅変調
回路からのオン／オフ信号を所定の位相でリレーオン／
オフ駆動信号に変換するトリガ回路と、該トリガ回路か
らの信号により負荷電流を開閉制御する制御リレーと、
を具備し、前記位相検出器からの出力信号をもとに、前
記制御リレーの寿命を延ばすのに適した位相で前記制御
リレーを駆動することとした。
に、本発明においては、温度検出器等からの測定値を目
標値に制御する目的で操作量を出力する調節部と、パル
ス幅変調比例周期設定値に基づいて前記操作量をパルス
幅変調するパルス幅変調回路と、負荷電流波形を測定す
るカレントトランスと、該カレントトランス出力から負
荷電流位相を検出する位相検出器と、前記パルス幅変調
回路からのオン／オフ信号を所定の位相でリレーオン／
オフ駆動信号に変換するトリガ回路と、該トリガ回路か
らの信号により負荷電流を開閉制御する制御リレーと、
を具備し、前記位相検出器からの出力信号をもとに、前
記制御リレーの寿命を延ばすのに適した位相で前記制御
リレーを駆動することとした。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例を示す構
成図である。図１において、１はカレントトランス、２
は位相検出器、３は調節部、４はパルス幅変調回路、５
はパルス幅変調比例周期設定器、６はトリガ回路、７は
リレー、８は電源、９は負荷、１１は測定値（ＰＶ）、
１２は目標値（ＳＶ）、１３は操作量（ＭＶ）、１４は
オン／オフ信号、１５はオン／オフ駆動信号である（図
１では、パルス幅変調をＰＷＭと記してある）。調節部
３は、温度検出器等からの測定値１１が目標値１２に等
しくなるように操作量１３を出力する。操作量１３は、
パルス幅変調回路４により、パルス幅変調比例周期設定
器５にて設定された周期をもとにパルス幅変調される。
パルス幅変調されたオン／オフ信号１４は、トリガ回路
６において、位相検出器２により検出された位相情報を
もとに、所定の位相角のオン／オフ駆動信号１５に変換
され、リレー７のオン／オフを行う。リレー７の接点に
より負荷９は制御され、このとき、負荷９に流れる電流
をカレントトランス１により測定する。
成図である。図１において、１はカレントトランス、２
は位相検出器、３は調節部、４はパルス幅変調回路、５
はパルス幅変調比例周期設定器、６はトリガ回路、７は
リレー、８は電源、９は負荷、１１は測定値（ＰＶ）、
１２は目標値（ＳＶ）、１３は操作量（ＭＶ）、１４は
オン／オフ信号、１５はオン／オフ駆動信号である（図
１では、パルス幅変調をＰＷＭと記してある）。調節部
３は、温度検出器等からの測定値１１が目標値１２に等
しくなるように操作量１３を出力する。操作量１３は、
パルス幅変調回路４により、パルス幅変調比例周期設定
器５にて設定された周期をもとにパルス幅変調される。
パルス幅変調されたオン／オフ信号１４は、トリガ回路
６において、位相検出器２により検出された位相情報を
もとに、所定の位相角のオン／オフ駆動信号１５に変換
され、リレー７のオン／オフを行う。リレー７の接点に
より負荷９は制御され、このとき、負荷９に流れる電流
をカレントトランス１により測定する。
【０００６】図２は、カレントトランス１で測定された
負荷電流波形を示す図である。具体的なアルゴリズムを
示すと以下のようになる。 １．基本的には、リレー接点のオン／オフは、負荷電流
が０となる点（図２のａ点またはｂ点）で行う。 ２．リレー接点表面の酸化膜を破壊する目的で、数分〜
数時間に１回程度の割合で、ｃ点またはｄ点のような位
相角にてリレー接点のオン／オフを行う。
負荷電流波形を示す図である。具体的なアルゴリズムを
示すと以下のようになる。 １．基本的には、リレー接点のオン／オフは、負荷電流
が０となる点（図２のａ点またはｂ点）で行う。 ２．リレー接点表面の酸化膜を破壊する目的で、数分〜
数時間に１回程度の割合で、ｃ点またはｄ点のような位
相角にてリレー接点のオン／オフを行う。
【０００７】３．電流が片方向のみのオン／オフによる
接点の転移現象を回避するために、ｃ点、ｄ点の切替え
を交互に行う。 ４．ｃ点、ｄ点の位相角は、ｃ点＋１８０度＝ｄ点とな
る関係を有し、適当な開閉電流となる角度で良い。
接点の転移現象を回避するために、ｃ点、ｄ点の切替え
を交互に行う。 ４．ｃ点、ｄ点の位相角は、ｃ点＋１８０度＝ｄ点とな
る関係を有し、適当な開閉電流となる角度で良い。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、リレー接点にある一定
の適当な負荷をかけた状態でのオン／オフが可能であ
る。一般的にリレーは、オン／オフ時に接点にアークが
発生し、このアークによる接点の磨耗で寿命が決定す
る。負荷電流が０の位相で切替えを行えば、リレー寿命
は原理的には機械寿命まで延ばすことができる。但し、
アークを発生させて接点表面の酸化膜を破壊することも
必要なため、適当なタイミングで、ある程度の負荷電流
を流した状態で、接点の開閉を行う。この場合、いつも
同じ方向へ電流が流れている状態での接点の開閉では、
接点の転移現象を起こすため、ｃ点、ｄ点のように、位
相角を１８０度ずらした接点開閉を、組で行う。この方
式により、リレーの接点寿命をリレーの機械的寿命の近
くまで延ばすことができる。
の適当な負荷をかけた状態でのオン／オフが可能であ
る。一般的にリレーは、オン／オフ時に接点にアークが
発生し、このアークによる接点の磨耗で寿命が決定す
る。負荷電流が０の位相で切替えを行えば、リレー寿命
は原理的には機械寿命まで延ばすことができる。但し、
アークを発生させて接点表面の酸化膜を破壊することも
必要なため、適当なタイミングで、ある程度の負荷電流
を流した状態で、接点の開閉を行う。この場合、いつも
同じ方向へ電流が流れている状態での接点の開閉では、
接点の転移現象を起こすため、ｃ点、ｄ点のように、位
相角を１８０度ずらした接点開閉を、組で行う。この方
式により、リレーの接点寿命をリレーの機械的寿命の近
くまで延ばすことができる。
【図１】この発明の実施例を示す構成図
【図２】負荷電流波形を示す図
１…カレントトランス、２…位相検出器、３…調節部、
４…パルス幅変調器、５…パルス幅変調比例周期設定
器、６…トリガ回路、７…リレー、８…電源、９…負
荷、１１…測定値、１２…目標値、１３…操作量、１４
…オン／オフ信号、１５…オン／オフ駆動信号。
４…パルス幅変調器、５…パルス幅変調比例周期設定
器、６…トリガ回路、７…リレー、８…電源、９…負
荷、１１…測定値、１２…目標値、１３…操作量、１４
…オン／オフ信号、１５…オン／オフ駆動信号。
Claims (1)
- 【請求項１】温度検出器等からの測定値を目標値に制御
する目的で操作量を出力する調節部と、パルス幅変調比
例周期設定値に基づいて前記操作量をパルス幅変調する
パルス幅変調回路と、負荷電流波形を測定するカレント
トランスと、該カレントトランス出力から負荷電流位相
を検出する位相検出器と、前記パルス幅変調回路からの
オン／オフ信号を所定の位相でリレーオン／オフ駆動信
号に変換するトリガ回路と、該トリガ回路からの信号に
より負荷電流を開閉制御する制御リレーと、を具備し、
前記位相検出器からの出力信号をもとに、前記制御リレ
ーの寿命を延ばすのに適した位相で前記制御リレーを駆
動することを特徴としたリレーの寿命を延ばすリレー駆
動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10195852A JP2000030589A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | リレーの寿命を延ばすリレー駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10195852A JP2000030589A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | リレーの寿命を延ばすリレー駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000030589A true JP2000030589A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16348088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10195852A Pending JP2000030589A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | リレーの寿命を延ばすリレー駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000030589A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102163518A (zh) * | 2011-04-12 | 2011-08-24 | 上海沪工汽车电器有限公司 | 一种电动汽车继电器线圈控制电路 |
-
1998
- 1998-07-10 JP JP10195852A patent/JP2000030589A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102163518A (zh) * | 2011-04-12 | 2011-08-24 | 上海沪工汽车电器有限公司 | 一种电动汽车继电器线圈控制电路 |
| CN102163518B (zh) * | 2011-04-12 | 2013-11-06 | 上海沪工汽车电器有限公司 | 一种电动汽车继电器线圈控制电路 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060215 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060704 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |