JP2006164667A - 継電器制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は継電器制御装置に関し、交流電源の電源電圧や電源周波数に影響されない継電器制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】交流電源1に接点2を介して接続された負荷3と、交流電源1の電源電圧を検出し電源電圧信号aを出力する電源電圧検出手段4と、制御手段5が出力する駆動信号cにより駆動される接点駆動手段7と、この接点駆動手段7が駆動されて接点2が開閉動作し、この開閉時の開閉電圧VBを検出して接点電圧信号bを出力する接点電圧検出手段6と、目標電圧VSを生成し制御手段5に入力する目標電圧設定回路8とから継電器制御装置を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】交流電源1に接点2を介して接続された負荷3と、交流電源1の電源電圧を検出し電源電圧信号aを出力する電源電圧検出手段4と、制御手段5が出力する駆動信号cにより駆動される接点駆動手段7と、この接点駆動手段7が駆動されて接点2が開閉動作し、この開閉時の開閉電圧VBを検出して接点電圧信号bを出力する接点電圧検出手段6と、目標電圧VSを生成し制御手段5に入力する目標電圧設定回路8とから継電器制御装置を構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気調理器や電気ポットなどの電気機器に用いられる継電器制御装置に関するものである。
近年、リレーなどの継電器の接点開閉を交流電源の電圧が0ボルト(以後、ゼロ電位と記載する)の手前の時間で行う継電器制御装置が多く用いられている。
このような従来の継電器制御装置について、図5〜図6を用いて説明する。
図5は従来の継電器制御装置の回路ブロック図であり、同図において、1は商用電源の交流電源で、交流電源1の両端には、継電器の接点2を介して負荷3が接続されると共に、交流電源1のゼロ電位の位相(以後、時間と記載する)に同期した同期信号Gを出力する同期信号発生手段104が接続されている。
また、接点2の両端には、接点2の開閉のon/off動作を検出して交流電源1の時間に対応した開閉検出信号Fを出力する接点開閉検出手段106が接続されている。
更に、105はマイクロコンピュータ(以後、CPUと記載する)からなる制御手段で、制御手段105には同期信号発生手段104と接点開閉検出手段106が接続されると共に、接点開閉手段107が接続され、この接点開閉手段107に開閉信号Eを出力している。
この接点開閉手段107は、制御手段105の開閉信号Eにより図示しないリレーなどの継電器の電磁石をon/offすることで接点2の開閉制御をし、接点2の開閉で負荷3へ交流電源1が断通電されるようにして継電器制御装置が構成されているものであった。
以上の構成において、図6の動作説明図により接点2がoffからonするon動作について説明する。
その前提として、制御手段105には、あらかじめ実験などにより得られた、継電器の電磁石onから接点2がonするまでのon時間T3から接点2のonをゼロ電位の手前のどの時間に行うかの目標時間Taと、この目標時間Taで接点2をonさせるために、いつの時間に開閉信号Eを出力すれば良いかの出力時間T2を記憶している。
まず、同期信号発生手段104が、交流電源1の電源電圧Aのゼロ電位a1,a2,a3…の各時間に同期した同期信号Gを生成し、この同期信号Gを制御手段105に出力する。
そして、制御手段105は上記同期信号Gのいずれかのゼロ電位(この例では点g1)からタイマーをスタートさせて同期信号Gの同期時間T1の計時を始め、あらかじめ実験などにより得られて記憶された出力時間T2が経過した点e1で開閉信号E(この場合はon信号)を出力すると共に、このon信号を出力するとタイマーをストップする。
次に、接点開閉手段107が開閉信号Eのon信号を受信すると、継電器の電磁石をonさせ、その接点2はon時間T3経過後の点e2でonし、更に、接点2がonしたことを接点開閉検出手段106が検出して開閉検出信号Fを出力する。
そして、制御手段105は上記開閉検出信号Fを点e2で受信すると、再びタイマーをスタートさせて目標時間Taに対する実時間Tbの計時を始める。
この、実時間Tbの計時は開閉検出信号Fを受信した点e2から同期信号Gの次のゼロ電位(この例では点g2)までの時間であり、制御手段105は実時間Tbの計時が終了するとタイマーをストップする。
次に、制御手段105は、記憶された目標時間Taと計時した実時間Tbとを比較して、この両時間が同じになるように出力時間T2を補正している。
そして、上記継電器制御装置は、電気機器を輸出するなどで交流電源1の電源電圧が100Vから200Vに変わった場合、図6に示すように100Vの目標時間Taでの接点2が開閉する電圧はV1で、200Vで同じ目標時間Taとすると接点2が開閉する電圧はV1からV2へと略2倍の大きさになるため、接点2の開閉で大きな電流が接点間に流れ接点を損傷する恐れがある。
このため、改めて200Vにより実験を行い上記V2が略V1の電圧になるように、200V用の目標時間Ta、出力時間T2を求めるというものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−408575号公報
しかしながら、上記従来の継電器制御装置においては、電気機器を輸出するなどで交流電源1の電源電圧が変わった場合改めて実験を行い、電源電圧違いの目標時間Ta、出力時間T2を求める必要がある。
この実験は意外に煩雑・面倒なもので、目標時間Ta、出力時間T2は接点2が開閉する開閉時それぞれ毎に、また交流電源1の電源周波数50/60Hz毎に必要であり、これだけで4種類の目標時間Ta、出力時間T2を得る実験が必要である。
更に、得られた目標時間TaなどのデータをCPUに記憶することから、それをマスク化する時間及び交流電源1の電源電圧違いにより100V用、200V用それぞれのCPUを揃える必要があり開発期間が長くかかる、などの問題があった。
また、この問題解決のために、輸出される国を想定して交流電源1の電源電圧や電源周波数による目標時間Taなどのデータを事前に実験で得て1つのCPUにした場合、各国毎に異なる目標時間Taなどのデータを記憶する記憶容量が増大すると共に、各国毎の目標時間Taなどのデータを切換える切換手段が別途必要になるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、交流電源の電源電圧や電源周波数が異なっても最初の実験のみで得られた目標時間Taなどのデータを使用できる汎用性の有る継電器制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の継電器制御装置は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、制御手段が、開閉電圧VBに基づいて駆動電圧VAを補正し、補正後の駆動電圧VAで開閉電圧VBが一定になるように接点の開閉を制御するとしたものであり、交流電源の電源電圧や電源周波数に依存しないため、交流電源の電源電圧や電源周波数が異なってもそのまま使用できる汎用性の有る継電器制御装置を得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御手段が、接点を開閉する開閉電圧VBの所望値となる目標電圧VSを設けたものであり、駆動電圧VAにより、開閉電圧VBと目標電圧VSが略同じになるように制御できるため、交流電源の電源電圧や電源周波数が変わっても同じ目標電圧VSで接点を開閉できるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御手段が、開閉電圧VBの増減方向を検知して駆動電圧VAを補正するものであり、開閉電圧VBがゼロ電位を超えた位置で接点を開閉しても、制御手段は次の開閉電圧VBはゼロ電位の手前の電圧にすぐ補正できるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、接点開閉時の開閉電圧VBが、交流電源の正負交互の電圧としたものであり、開閉電圧VBが交流電源の正側、または負側のいずれか一方のみの場合に接点間に流れる電流方向が一方向のみになって発生する接点材の転移現象が生じないという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、目標電圧VSを生成する目標電圧設定回路を制御手段とは別に設けたものであり、制御手段の内部に目標電圧VSを設ける場合に比べて、目標電圧VSを自由に変えることができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、交流電源の電源電圧や電源周波数が変わっても使用できる汎用性の有る継電器制御装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
図1は本発明の一実施の形態による継電器制御装置の回路ブロック図、図2は同動作フローチャート、図3は同動作説明図であり、図1において、1は交流電源、2は接点、3は抵抗体のヒーターなどの負荷で、交流電源1の両端に接点2を介して負荷3が接続されている。
そして、4は電源電圧検出手段で、電源電圧検出手段4は交流電源1のゼロ電位を基準として電源電圧信号aを検出し、CPUからなる制御手段5に電源電圧信号aを出力している。
また、制御手段5が駆動信号cにより接点駆動手段7を駆動して接点2が開閉動作する。
更に、6は接点電圧検出手段で、この接点電圧検出手段6は接点2と負荷3との中点に接続され、制御手段5の制御により開閉する接点2の開閉時の、交流電源1のゼロ電位を基準として接点電圧信号bを検出し、その接点電圧信号bを制御手段5に出力している。
また、目標電圧設定回路8は、制御手段5の外部に設けられ制御手段5の外部で目標電圧VSを独自に生成する回路である。
ここで、制御手段5は予め実験などにより得られた接点2を開閉する駆動電圧VAや、接点2の開閉時の開閉電圧VBの所望値となる目標電圧設定回路8から得られた目標電圧VSを記憶すると共に、駆動電圧VAにより開閉電圧VBと目標電圧VSが略同じになるように制御する電圧演算手段を備えている。
なお、目標電圧VSを予め設定して制御手段5に記憶させておくことも可能である。
更に、図示していない、交流電源1を整流・平滑して直流電圧を得る電源回路などを備えて継電器制御装置が構成されている。
以上の構成において、継電器制御装置の動作説明に入るが、その前に継電器制御装置が搭載された電気機器の動作の初期設定は、交流電源1の電源電圧が100V、接点2はoffの開状態、更に制御手段5に記憶された駆動電圧VAはVA1の10V、目標電圧VSは15Vとし、上記接点2がoffからonになるon動作について説明する。
図2、図3において、使用者の操作により電気機器が調理などのスタート指示をされると、制御手段5はスタート指示を検知して、ステップ#301で交流電源1のゼロ電位a1,a2,a3…が入力されることを検知する。
そして、ステップ#302で、制御手段5がいずれかのゼロ電位(この例では、点a2)から交流電源1の電源電圧の電源電圧信号aにより、電源電圧が10Vの駆動電圧VAであるVA1を検知すると、ステップ#303で駆動信号cを出力(点c1)する。
上記駆動信号cにより接点駆動手段7は駆動されて継電器の電磁石がonし、継電器の接点2はon時間T3経過後にon(ステップ#304)する。この接点2のonを制御手段5は接点電圧信号bにより検知すると共に、ステップ#305で、この時の開閉電圧VBであるVB1を検知する。
なお、駆動電圧VAや開閉電圧VBなどは図3に示した電源電圧信号aと接点電圧信号bから得られる本来直流電圧の値であるが、理解を容易にするために交流電源1の電源電圧に換算した値として図示している。
また、その電源電圧信号aと接点電圧信号bの波形は、連続して値が変わるアナログ波形として図示したが、実際は電源電圧検出手段4と接点電圧検出手段6が交流電源1の電源電圧A(アナログ波形)をA/D変換して得られた、波形が階段状に変わり制御手段5に入力されるデジタル波形である。
そして、ステップ#306で、制御手段5の電圧演算手段が目標電圧VSの15Vと開閉電圧VB1とを比較して、VB1<VSであれば、制御手段5が駆動電圧VA1を補正することは無く、VB1>VSであれば、ステップ#307に移行して駆動電圧VA1を補正する。
図3に示すVB1>VSのこの例で、n回目の開閉電圧VB1が35Vの場合、ステップ#307で、制御手段5の電圧演算手段がVB1とVSの差から補正電圧Vd1の20Vを得ると共に、ステップ#308に移行して上記駆動電圧VA1にこの補正電圧Vd1を加算して得た、新たな駆動電圧VA2の30Vを記憶する。
そして、制御手段5がn+1回目の接点2のon動作時には、この新しい駆動電圧VA2を用いることで開閉電圧VB1が目標電圧VSになるものである。
このようにして、制御手段5が、接点2を開閉する所望値となる目標電圧VSを設け、接点2の開閉電圧VBにより駆動電圧VAを補正して、新たに得られた駆動電圧VAにより開閉電圧VBと目標電圧VSを略同じになるように制御している。
なお、制御手段5が目標電圧VSを設けない場合は、制御手段5が駆動電圧VAと開閉電圧VBを検知して、駆動電圧VAにより開閉電圧VBが例えば略ゼロ電位になるように制御しても実施は可能である。
次に、交流電源1の電源電圧を100Vから200Vで動作させる場合、図3に示すように、電源電圧信号aが100Vの信号s1から200Vの信号s2に変わっても、目標電圧VSはその値を変える必要は無く、信号s1のm1から信号s2のm2に、その位置が変わるだけである。
そして、交流電源1の電源電圧が200Vであっても、制御手段5がいずれかのゼロ電位(この例では、点a2)から交流電源1の電源電圧の電源電圧信号a(信号s2)により電源電圧が10Vの駆動電圧VA1で駆動信号cを出力する。
この駆動信号cの点c1で接点駆動手段7は駆動されて継電器の電磁石がonし、継電器の接点2がon時間T3経過後にonする。この接点2のonを制御手段5は接点電圧信号bにより検知すると共に、この時の開閉電圧VB2を検知する。
次に、制御手段5の電圧演算手段が目標電圧VSの15Vと開閉電圧VB2とを比較して、VB2<VSであれば駆動電圧VA1を補正することは無く、VB2>VSであれば駆動電圧VA1を補正する。
図3に示すVB2>VSのこの例で、n回目の開閉電圧VB2が100Vの開閉電圧VB1の略2倍の70Vとなり、制御手段5の電圧演算手段がVB2とVSの差から補正電圧Vd2の55Vを得ると共に、上記駆動電圧VA1にこの補正電圧Vd2を加算して新たな駆動電圧VA3の65Vを得て記憶する。
そして、制御手段5がn+1回目の接点2のon動作時には、この新しい駆動電圧VA3を用いることで開閉電圧VB2が目標電圧VSになるものである。
このように100Vの場合と同様に、制御手段5が、接点2を開閉する所望値となる目標電圧VSを設け、駆動電圧VAにより開閉電圧VBと目標電圧VSを略同じになるように制御している。
つまり、交流電源1の電源電圧が何Vであっても、また交流電源1の電源周波数が何Hzであっても、本発明の継電器制御装置は制御手段5のプログラムや記憶する目標電圧VSなどを何ら変更する必要が無い。
なお、本実施の形態において、接点2のon動作について説明したが、これに限ることはなく、off動作についても同様の制御を行うことによって実施は可能である。
また、接点2の開閉は、開閉電圧VBが交流電源1の正負の正側のみで説明したが、負側のみで行うことも可能であり、更に正負側の両方で正負交互に行うとしても実施は可能である。
この開閉電圧VBが交流電源1の正負交互に行うことで、接点2に流れる電流が正負交互にできるため、開閉電圧VBが交流電源の正側、または負側のいずれか一方のみの場合に電流方向が一方向のみになって発生する接点材の転移現象を生じさせなくできる。
このように本実施の形態によれば、制御手段5が、開閉電圧VBに基づいて駆動電圧VAを補正するものであり、交流電源1の異なる電源電圧や電源周波数に影響されない演算が可能になるため、汎用性の有る継電器制御装置を得ることができる。
また、制御手段5が、接点2を開閉する開閉電圧VBの所望値となる目標電圧VSに対し、駆動電圧VAを調整することにより開閉電圧VBと目標電圧VSが略同じになるように接点2の開閉制御を行うため、交流電源1の電源電圧や電源周波数が変わっても同じ目標電圧VSで接点2を開閉できる。
つまり、制御手段5の演算に用いるのは各電圧VA,VB,VSの電圧値のみであり、従来の目標時間Taなどの時間値を一切使用しないため、交流電源1の電源電圧や電源周波数の影響を受けることが無い。
なお、本実施の形態において、制御手段5は、検知した開閉電圧VBが目標電圧VS未満なら駆動電圧VAを補正せずに動作を終了するとして説明したが、開閉電圧VBが目標電圧VS未満でも補正するとしても良い。
このことで、継電器の温度上昇などで接点2が開閉動作毎にばらつく動作時間バラツキや交流電源1の電源電圧や電源周波数の変動などに対しても、より細かく接点2の開閉が制御できる。
また、制御手段5の補正は、各電圧VA,VB,VSが同じ交流電源1の+側として、VB>VSの例を用いてVBとVSの差で補正するとして説明したが各電圧VA,VB,VSが交流電源1の±何れの側であっても実施は可能である。
例えば図4に示すように、制御手段5がn回目の駆動電圧VAはゼロ電位の点a2で接点2の開閉を制御した結果、接点2の開閉がゼロ電位の点a3を超えた−側の開閉電圧VBの場合、制御手段5は開閉電圧VBの増減方向を検知して、この例の−側に増加する矢印方向では、開閉電圧VBを−VBと認識してVBとVSの差、つまりVS−(−VB)=Vd3で駆動電圧VAを補正する。
この例では、n回目の駆動電圧VAnがゼロ電位だったので、n+1回目の駆動電圧VAn1は、上記VAnにVd3が加算された駆動電圧VA4であるが、制御手段5は開閉電圧VBが−側に増加方向であることから、この駆動電圧VA4は上記VAnから手前で交流電源1の電源電圧が減少する矢印方向である駆動電圧VA4と判断する。
このように、制御手段5が、開閉電圧VBは±何れの側の増減方向かを検知して駆動電圧VAを補正するものであり、開閉電圧VBがゼロ電位を超えた位置で接点2を開閉しても、制御手段5は次の開閉電圧VBを目標電圧VSになるように駆動電圧VAを補正することもできる。
なお、本実施の形態で説明したように、目標電圧VSを生成する目標電圧設定回路8を制御手段5の外部に設けるようにすると、目標電圧設定回路8の電子部品の定数などを変える等して目標電圧VSを自由に変えることができる。
このことは、制御手段5の内部の目標電圧VSを変えるには、CPUのマスクを新たに起こす必要があるが、上記の目標電圧設定回路8であればこのようなことを無くせて、経済性や開発期間の短縮化が図れるという新たな効果がある。
また、交流電源1は商用の商用電源である100Vや200Vで説明したが、正負の周期が一致しなくても周期的にゼロ電位が発生する交流電源であれば良く、今後、実用化が図られ各家庭に単独で設置される水素などを用いた家庭用交流電源など他の交流電源で実施することも可能である。
本発明による継電器制御装置は、交流電源の電源電圧や電源周波数が変わっても使用できるという効果を有し、電気調理器や電気ポットなどの電気機器等に有用である。
1 交流電源
2 接点
3 負荷
4 電源電圧検出手段
5 制御手段
6 接点電圧検出手段
7 接点駆動手段
8 目標電圧設定回路
A 電源電圧
a 電源電圧信号
b 接点電圧信号
c 駆動信号
d 目標電圧
2 接点
3 負荷
4 電源電圧検出手段
5 制御手段
6 接点電圧検出手段
7 接点駆動手段
8 目標電圧設定回路
A 電源電圧
a 電源電圧信号
b 接点電圧信号
c 駆動信号
d 目標電圧
Claims (5)
- 交流電源のゼロ電位近傍で継電器の接点を開閉させる継電器制御装置であって、この継電器制御装置は、前記交流電源に接点を介して接続された負荷と、前記交流電源のゼロ電位を基準とする電源電圧信号を検出する電源電圧検出手段と、前記接点と負荷との中点に接続され前記交流電源のゼロ電位を基準とする接点電圧信号を検出する接点電圧検出手段と、前記電源電圧検出手段と接点電圧検出手段が接続されると共に接点駆動手段を駆動する制御手段とを備え、
この制御手段が、前記電源電圧信号により検知される駆動電圧VAで駆動信号を出力して、この駆動信号で前記接点駆動手段が駆動されて前記接点が開閉され、この接点開閉時の開閉電圧VBが前記接点電圧信号により検知されて前記制御手段に入力されることで、
前記制御手段の電圧演算手段は、前記開閉電圧VBに基づいて前記駆動電圧VAを補正し、補正後の駆動電圧VAで前記開閉電圧VBが一定になるように前記接点の開閉を制御する継電器制御装置。 - 制御手段が、接点を開閉する開閉電圧VBの所望値となる目標電圧VSを設け、駆動電圧VAにより前記開閉電圧VBと目標電圧VSを略同じになるように制御する請求項1記載の継電器制御装置。
- 制御手段が、開閉電圧VBの増減方向を検知して駆動電圧VAを補正する請求項1記載の継電器制御装置。
- 接点開閉時の開閉電圧VBが、交流電源の正負交互に行われる請求項1記載の継電器制御装置。
- 目標電圧VSを生成する目標電圧設定回路を制御手段とは別に設けた請求項1記載の継電器制御装置。
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