JP2000029913A - 自動配置配線装置 - Google Patents

自動配置配線装置

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JP2000029913A
JP2000029913A JP10198757A JP19875798A JP2000029913A JP 2000029913 A JP2000029913 A JP 2000029913A JP 10198757 A JP10198757 A JP 10198757A JP 19875798 A JP19875798 A JP 19875798A JP 2000029913 A JP2000029913 A JP 2000029913A
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bus
bus structure
wiring
logic circuit
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JP10198757A
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Genichi Tanaka
玄一 田中
Yukihiko Shimazu
之彦 島津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level

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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス構造の最適化を図りながら、論理回路を
構成するセルの配置配線を自動的に行う自動配置配線装
置を得る。 【解決手段】 バス構造決定手段12は、論理回路情報
保持部8に保持された論理回路情報がバス構造を完全に
規定していない場合に、バス情報保持部7に保持された
バス情報、セル配置情報、制約情報保持部9からの制約
情報及び論理回路情報保持部8からの論理回路情報に基
づき、セル間を接続する信号線の構造であるバス構造を
決定してバス構築結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
のレイアウト設計において、当該半導体集積回路構成す
るセルを配置し、セル間を配線するにあたり、バス構造
をも自動的に決定する自動配置配線装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図26は従来の自動配置配線装置の構成
を示すブロック図である。図26に示すように、論理回
路情報2及び制約情報3がそれぞれ論理回路情報解析手
段5及び制約情報解析手段6に付与される。
【0003】ここで、論理回路情報2はバス構造を含む
論理回路がネットリスト形式で規定されたテキスト情報
であり、制約情報3は、論理回路情報2で規定される論
理回路に対する(1)タイミング、(2)消費電力、
(3)電圧降下、(4)スキュー、(5)信号雑音耐性
などの制約が規定されたテキスト情報である。
【0004】論理回路情報解析手段5及び制約情報解析
手段6は、論理回路情報2及び制約情報3を解析して、
それぞれの解析結果を論理回路情報保持部8及び制約情
報保持部9に出力して、論理回路情報保持部8及び制約
情報保持部9に保持させる。
【0005】セル配置手段10は、論理回路情報保持部
8及び制約情報保持部9それぞれの保持情報に基づきセ
ルを配置し、そのセル配置情報が配置情報抽出/検証手
段11によって抽出(保持)及び検証される。
【0006】そして、概略配線手段19は、配置情報抽
出/検証手段11で抽出されたセル配置情報に基づき、
各セル間を配線する配線経路を決定する概略配線を行
い、その概略配線結果が配線情報抽出/検証手段20に
よって抽出(保持)及び検証される。
【0007】そして、詳細配線手段21は、配線情報抽
出/検証手段20で抽出された概略配線結果に基づき、
セルの入力、出力を相互に接続する配線のレイアウトを
考慮した詳細配線を行い、その詳細配線結果が詳細配線
情報抽出/検証手段22によって抽出及び検証された
後、配線結果保持部23によって保持される。
【0008】配線結果出力手段24は配線結果保持部2
3に保持された詳細配線結果を、視覚認識可能な配線結
果25として出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動配置配線装置は、予め配置配線前にバス構造を含む論
理回路を規定した論理回路情報2に基づき、配置配線を
行っていた。
【0010】このため、LSI上で良好なバス構造の配
置配線結果を得ることが困難であった。しかも、バス構
造を変更するには、論理回路情報(ネットリスト)自体
を人手によって修正する必要が生じ、修正に要する時間
のために論理回路の設計期間も増大していた。
【0011】また、従来の自動配置配線装置は、バス構
造を考慮した配置配線を行っていないため、バスとなる
配線が必要以上に長くなり、低速化、低集積度化、高消
費電力化などの特性悪化が生じてしまう問題点があっ
た。これは、論理回路情報に含まれているバス構造がセ
ルの配置配線を反映して決定されていないことに起因す
る。
【0012】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、バス構造の最適化を図りながら、論理回
路を構成するセルの配置配線を自動的に行う自動配置配
線装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の自動配置配線装置は、論理回路をネットリスト形
式で規定した論理回路情報を受け、該論理回路情報に基
づき、前記論理回路を構成するセルの配置を規定したセ
ル配置情報を出力するセル配置情報出力手段と、前記論
理回路情報、前記セル配置情報及び前記セル間の信号の
授受を論理レベルで規定したバス情報を受け、前記論理
回路情報、前記セル配置情報及び前記バス情報とに基づ
き、前記セル間を接続する信号線を含むバス構造を構築
してバス構築結果を出力するバス構造構築手段と、前記
バス構築結果を受け、該バス構築結果に基づきセル間の
確定配線を行う確定配線手段とを備えている。
【0014】請求項2記載の自動配置配線装置におい
て、前記セル配置情報に基づき、前記セル間を配線する
配線経路を決定する概略配線を行い、その概略配線結果
を出力する概略配線結果出力手段をさらに備え、前記バ
ス構造構築手段は、前記論理回路情報、前記セル配置情
報及び前記バス情報に加えて、さらに前記概略配線結果
に基づき、前記バス構築結果を出力している。
【0015】請求項3記載の自動配置配線装置におい
て、前記セル配置情報に基づき、前記セル間を配線する
配線経路を決定する概略配線を行い、その概略配線結果
を出力する概略配線結果出力手段と、前記概略配線結果
に基づき、前記セル間を接続するレイアウトを考慮した
配線である詳細配線を行い、その詳細配線結果を出力す
る詳細配線結果出力手段とをさらに備え、前記バス構造
構築手段は、前記論理回路情報、前記セル配置情報及び
前記バス情報に加えて、さらに前記詳細配線結果に基づ
き、前記バス構築結果を出力している。
【0016】請求項4記載の自動配置配線装置におい
て、前記バス構造構築手段は、前記信号線を設けてバス
構造を決定するバス構造決定手段を含み、前記バス構造
決定手段は、所定の条件を満たす複数のセルあるいは既
存のクラスタを一まとめにして新たにクラスタを構築す
るクラスタ構築手段と、前記クラスタ構築手段で構築さ
れた前記クラスタ内のセルを接続する信号線を決定する
クラスタ内接続決定手段と、前記クラスタが前記論理回
路を構成するすべてのセルを包括するまで、前記クラス
タ構築手段及びクラスタ内接続決定手段による動作を続
行させる動作制御手段とを備えている。
【0017】また、請求項5記載の自動配置配線装置に
おいて、記バス情報はセル間の信号の授受の制御を論理
レベルを規定した情報を含み、前記バス構造は、前記信
号線それぞれの導通/遮断を制御するバス制御信号を含
み、前記バス構造構築手段は、前記バス構造決定手段と
独立して、前記バス制御信号を決定するバス制御信号決
定手段をさらに含んでいる。
【0018】請求項6記載の自動配置配線装置におい
て、前記論理回路情報は前記バス構造を規定したバス構
造情報を含み、前記バス構造構築手段は、前記論理回路
情報で規定されたバス構造を再構築するバス構造再構築
手段をさらに含んでいる。
【0019】請求項7記載の自動配置配線装置におい
て、前記バス構造構築手段は、前記バス構造決定手段及
び前記バス制御信号決定手段によって構築された前記バ
ス構造を再構築するバス構造再構築手段をさらに含み、
前記バス構造再構築手段は、異なるクラスタ間における
クラスタ領域の重複あるいは配線交差を抽出するクラス
タ異常抽出手段と、前記クラスタ異常抽出手段で抽出さ
れたクラスタ領域の重複及び配線交差が解消するように
クラスタを組み替えるクラスタ組み替え手段とを備えて
いる。
【0020】請求項8記載の自動配置配線装置におい
て、前記バス構造構築手段は、配線混雑度、クラスタ、
ノードの電位、消費電力及びスキューに関する情報のう
ち少なくとも1つの判断情報受け、前記少なくとも1つ
の判断情報が指示する条件を満足するように前記バス構
築結果を出力している。
【0021】請求項9記載の自動配置配線装置におい
て、前記バス構造構築手段は、前記少なくとも1つの判
断情報それぞれの優先度を規定した優先情報をさらに受
け、前記優先情報に基づく優先度で前記少なくとも1つ
の判断情報が指示する条件を満足するように前記バス構
築結果を出力している。
【0022】請求項10記載の自動配置配線装置におい
て、前記バス構造構築手段は、複数の信号線が共通に接
続される幹線を形成しながら前記バス構造を構築して前
記バス構築結果を出力している。
【0023】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1及び図2は
この実施の形態1のバス設計装置の構成を示すブロック
図である。図1及び図2に示すように、バス情報1、論
理回路情報2及び制約情報3がそれぞれバス情報解析手
段4、論理回路情報解析手段5及び制約情報解析手段6
に付与される。
【0024】ここで、バス情報1はバス名称、バス駆動
セル一覧、バス信号受信セル一覧、バス経由データ転送
パターン(バスに接続されているセルのうち、データ転
送可能なセル,セル間を規定した情報)一覧、及びバス
制御信号系統表など、セル間の信号の授受を論理レベル
で規定したテキスト情報である。論理回路情報2は論理
回路がネットリスト形式で規定されたテキスト情報であ
り、制約情報3は、論理回路情報2で規定される論理回
路に対する(1)タイミング、(2)消費電力、(3)
電圧降下、(4)スキュー、(5)信号雑音耐性などの
制約が規定されたテキスト情報である。
【0025】バス情報解析手段4、論理回路情報解析手
段5及び制約情報解析手段6は、バス情報1、論理回路
情報2及び制約情報3を解析して、それぞれの解析結果
をバス情報保持部7、論理回路情報保持部8及び制約情
報保持部9に出力して、バス情報保持部7、論理回路情
報保持部8及び制約情報保持部9に保持させる。また、
論理回路情報解析手段5は、論理回路情報2のうちバス
構造に関連した情報の解析結果はバス情報保持部7にも
保持させる。
【0026】セル配置手段10は、論理回路情報保持部
8及び制約情報保持部9の保持情報に基づきセルを配置
し、セルの配置を規定した配置情報が配置情報抽出/検
証手段11によって抽出(保持)及び検証される。
【0027】そして、バス情報保持部7の保持情報、セ
ル配置情報、論理回路情報保持部8及び制約情報保持部
9の保持情報(セル配置手段10,配置情報抽出/検証
手段11を介して)が、バス構造決定手段12、バス制
御信号決定手段13及びバス構造再構築手段14からな
るバス構造構築群に付与される。
【0028】バス構造決定手段12は、論理回路情報保
持部8に保持された論理回路情報がバス構造を完全に規
定していない(単一なバス構造に指定したり、バス構造
の詳細を規定していない)場合に、バス情報保持部7に
保持されたバス情報、セル配置情報、制約情報保持部9
からの制約情報及び論理回路情報保持部8からの論理回
路情報に基づき、セル間を接続する信号線の構造である
バス構造を決定してバス構築結果を得、後述する構築結
果保持手段に保持させる。
【0029】バス制御信号決定手段13は、論理回路情
報2中に保持された論理回路情報がバス制御信号を完全
に規定していない(単一バス制御信号を指定したり、詳
細を規定していない)場合、バス情報保持部7に保持さ
れたバス情報、セル配置情報、制約情報保持部9からの
制約情報及び論理回路情報保持部8からの論理回路情報
に基づき、バス制御信号を決定して、バス制御信号構築
結果を得、後述する構築結果保持手段に保持させる。な
お、バス制御信号とは、(双方向,あるいは単方向)信
号線に設けられ、信号線それぞれの導通/遮断を方向単
位で制御する信号を意味する。
【0030】また、バス制御信号決定手段13はバス構
造決定手段12と同時に動作する場合もまた単独で動作
する場合もある。バス制御信号決定手段13をバス構造
決定手段12に同時に動作させることにより、バス構造
とバス制御信号とからなるバス制御信号付きバス構造の
構築時間を短縮することができる。
【0031】このように、実施の形態1では、従来のよ
うに論理回路情報2中に完全なバス構造を規定していな
くとも、バス構造決定手段12及びバス制御信号決定手
段13によってバス構造及びバス制御信号からなるバス
制御信号付きバス構造を構築した論理回路情報を自動生
成することができる。
【0032】バス構造再構築手段14は、論理回路情報
中にバス構造が規定されている場合、バス構造決定手段
12及びバス制御信号決定手段13で構築されたバス構
造が不完全な場合に、バス情報保持部7に保持されたバ
ス情報、セル配置情報、制約情報保持部9からの制約情
報及び論理回路情報保持部8からの論理回路情報に基づ
き、バス構造を再構築した論理回路情報を生成する。
【0033】したがって、論理回路情報2におけるバス
構造情報で規定されたバス構造が実際のセルの配置を反
映しないものであったり、バス構造決定手段12で構築
されたバス構造が不完全なものであっても、バス構造再
構築手段14によって、実際のセルの配置を反映したバ
ス構造に再構築することができる。
【0034】論理回路変更部抽出手段15は、バス構造
決定手段12、バス制御信号決定手段13及びバス構造
再構築手段14によってバス構造を構築あるいは再構築
した結果、論理回路に変更が生じた部分を抽出する。
【0035】論理回路情報出力手段16は、論理回路変
更部抽出手段15により抽出された論理回路変更結果に
基づき、変更後の論理回路を規定した視覚認識可能な論
理回路情報17を出力する。
【0036】回路変更セル配置手段18は論理回路変更
部抽出手段15により抽出した変更部のセルのみ配置し
た変更セル情報を出力する。
【0037】そして、概略配線手段19は、配置情報抽
出/検証手段11で抽出されたセル配置情報(手段12
〜15及び18を介して得られる)、変更セル情報に基
づき、各セル間を配線する配線経路を決定する概略配線
を行い、その概略配線結果が配線情報抽出/検証手段2
0によって抽出(保持)及び検証される。
【0038】そして、詳細配線手段21は、配線情報抽
出/検証手段20で抽出された概略配線結果に基づき、
セルの入力、出力を相互に接続する配線のレイアウトを
考慮した詳細配線を行って配線を確定し、その詳細配線
結果が詳細配線情報抽出/検証手段22によって抽出及
び検証された後、配線結果保持部23によって保持され
る。
【0039】配線結果出力手段24は配線結果保持部2
3に保持された詳細配線結果を、視覚認識可能な配線結
果25として出力する。
【0040】図3は図1及び図2で示した構成の自動配
置配線装置の動作を示すフローチャートである。以下、
図3のフローチャートを参照して自動配置配線装置の動
作について説明する。
【0041】まず、ステップST201で、バス設計対
象となる回路のバス情報1、論理回路情報2、制約情報
3がそれぞれバス情報解析手段4、論理回路情報解析手
段5及び制約情報解析手段6により解析され、それぞれ
の解析結果がバス情報保持部7、論理回路情報保持部8
及び制約情報保持部9に格納される。このとき、バス構
造に関連した論理回路情報解析手段5の解析結果はバス
情報保持部7にも保持される。
【0042】次に、ステップST202で、セル配置手
段10により、論理回路情報保持部8、制約情報保持部
9に保持された情報を基にフロアプラン(1つのファン
クションを実現する回路を全体のどの辺りに配置するか
等のプラン)が決定された後、セルの配置が行われ、セ
ル配置情報が出力される。
【0043】そして、ステップST203で、配置情報
抽出/検証手段11により、セル配置情報が抽出され、
セル配置情報で規定されるセルの配置が制約情報保持部
の制約情報9と矛盾しないか否かが検証される。ステッ
プST203で矛盾が存在する場合(NG)にはステッ
プST202に戻り、セルの再配置を促し、矛盾ない場
合(OK)にはステップST204に進む。なお、ステ
ップST203で矛盾が存在する場合に入力制約情報3
の変更を行うようにしても良い。
【0044】その後、以下に述べるステップST204
〜ST206の処理が行われる。
【0045】ステップST204で、配置情報抽出/検
証手段11で抽出されたセル配置情報、バス情報保持部
7に保持されたバス情報、論理回路情報保持部8に保持
された論理回路情報及び制約情報保持部9に保持された
制約情報を基にバス構造決定手段12によりバス構造が
決定される。
【0046】例えば、図4に示すように、セルC31,
C32と、セルC41〜C43とがそれぞれ近隣にある
セル群であると判断した場合、レシーバ用バッファBF
1及びドライバ用バッファBF2の組合せを各セルC3
1,C32,C41〜C43に接続するともに、信号線
50をセルC31,C32の共用配線とし、信号線60
をセルC41〜C43の共用配線とし、信号線70をレ
シーバ用バッファBF1及びドライバ用バッファBF2
とを介して信号線50及び60に接続するようなバス構
造が決定される。
【0047】ステップST205で、配置情報抽出/検
証手段11で抽出された配置情報、バス情報保持部7に
保持されたバス情報、論理回路情報保持部8に保持され
た論理回路情報及び制約情報保持部9に保持された制約
情報を基に、バス制御信号決定手段13によりバス制御
信号が決定される。
【0048】バス制御信号決定手段13が決定する最も
単純なバス制御信号は、すべてのデータ転送パターンに
対し、図4に示すようなレシーバ用バッファBF1とド
ライバ用バッファBF2のペアのそれぞれを動作を制御
するセレクタ回路を形成する構造となる。さらに、次段
階では、冗長部分を削除して効率化を図る。例えば、図
4の例で、セルC31,C32が同時に動作しないこと
が判明した場合、信号線50、セルC31,C32間の
レシーバ用バッファBF1及びドライバ用バッファBF
2を常時動作(セレクタ回路を除去)させておき、信号
線50,70間のレシーバ用バッファBF1及びドライ
バ用バッファBF2の動作制御を行うセレクタ回路を設
ける等によって効率化を図ることができる。また、セル
C31,C32が同時に動作しその入出力動作が必ず逆
になる場合、セルC31,C32それぞれに直接接続さ
れるレシーバ用バッファBF1及びドライバ用バッファ
BF2を省略して効率化を図ることもできる。
【0049】図3に戻って、ステップST206で、配
置情報抽出/検証手段11で抽出された配置情報、バス
情報保持部7に保持されたバス情報、論理回路情報保持
部8に保持された論理回路情報及び制約情報保持部9に
保持された制約情報を基に、バス構造再構築手段14に
よりバス構造が再構築される。
【0050】例えば、図4に示すようなバス構造におい
て、セルC31は信号入力のみであり、セルC32が信
号出力のみであり、セルC41及びC42は共用する信
号入力のみでありことが判明した場合、図5に示すよう
に、セルC31のドライバ用バッファBF2、セルC3
2のレシーバ用バッファBF1、セルC41,C42の
ドライバ用バッファBF2及び、セルC41,C42に
は共用に1つのレシーバ用バッファBF1を設けるよう
にバス構造を再構築する。
【0051】なお、ステップST205はステップST
204またはステップST206と同時に実行される場
合もある。また、ステップST204及びST206は
一方の処理が選択的に実行される。
【0052】ステップST204〜ST206の処理が
終了すると、ステップS207で、バス構造決定手段1
2、バス制御信号決定手段13及びバス構造再構築手段
14により新たに構築されたバス関連の論理回路情報
が、論理回路変更部抽出手段15によって抽出された
後、回路変更セル配置手段18により変更論理回路を構
成するセルのみの変更セル情報が出力される。
【0053】そして、ステップS208で、配置情報抽
出/検証手段11で抽出されたセル配置情報(手段12
〜15及び18を介して得られる)、及び変更セル情報
に基づき、各セル間を配線する配線経路を決定する概略
配線が概略配線手段19により行われる。
【0054】そして、ステップST209で、概略配線
情報抽出/検証手段20により、概略配線手段19で行
われた概略配線結果を抽出し、制約情報9と矛盾しない
ことが検証される。矛盾が存在する場合(NG)には、
再びステップST208に戻って概略配線を行わせた
り、ステップST202に戻ってセルの再配置を行わせ
たり(ステップST209で矛盾の存在が所定回数認め
られた場合等に行う)する。なお、ステップST209
で矛盾が存在する場合に入力制約情報3の変更を行うよ
うにしても良い。一方、ステップST209で矛盾がな
い場合(OK)に、ステップST210に進む。
【0055】次に、ステップST210において、概略
配線手段19よって得られた概略配線結果に基づき、詳
細配線手段21により詳細配線が行われる。
【0056】その後、ステップST211において、詳
細配線情報抽出/検証手段22により詳細配線結果が抽
出され、制約情報9と矛盾しないことが検証される。矛
盾が存在する場合(NG)には、再びステップST21
0に戻って詳細配線を行わせたり、再びステップST2
08に戻って概略配線を行わせたり、ステップST20
2に戻ってセルの再配置を行わせたりする。なお、ステ
ップST211で矛盾が存在する場合に入力制約情報3
の変更を行うようにしても良い。一方、ステップST2
11で、矛盾ない場合に配線が確定し、ステップST2
12に進む。
【0057】そして、ステップST212で、配線情報
抽出/検証手段22により抽出された配線結果を配線結
果保持部23により保持させた後、ステップST213
で、配線結果出力手段24により配線結果保持部23の
保持内容に基づき視覚認識可能な配線結果25が出力さ
れる。
【0058】図6は、バス構造決定手段12の構成を示
すブロック図である。同図において、配置情報302は
配置情報抽出/検証手段11より得られるセルの配置情
報である。また、論理回路情報保持部8及び制約情報保
持部9の保持情報はセル配置手段10,配置情報抽出/
検証手段11を経由して得られるが、説明の都合上、セ
ル配置手段10,配置情報抽出/検証手段11の図示を
省略している。なお、同様な図示省略は図12、図14
及び図24でも行われている。
【0059】論理回路情報保持部8で保持される論理情
報で規定される論理回路はフラットなバス構造を持つも
のとする。
【0060】対象セル抽出手段301は、バス情報保持
部7で保持されたバス情報と論理回路情報保持部8で保
持された論理回路情報とに基づき、バスとデータ転送を
行うセルである対象セルを抽出する。
【0061】クラスタ構築手段303は、セル配置情報
302および対象セル抽出手段301で抽出された抽出
セル情報に基づき、制約情報保持部9で保持された制約
情報を満足させながらクラスタを構築する。クラスタの
構築は、基本的には配置位置の近接したセル同士が同一
のクラスタとなるように行われる。
【0062】クラスタ内接続決定手段304は、クラス
タ構築手段303で構築されたクラスタ内のセルを接続
する信号線を木構造等の実用レベルで設ける。この際、
クラスタ内の信号線には必要に応じバッファを挿入する
こともある。
【0063】バス構造検証手段305は、クラスタ内接
続決定手段304で決定された信号線からなるバス構造
が論理回路的に正しいか、制約情報保持部9で保持され
た制約情報(手段303,304を介して得られる)を
満足しているか否かを検証する。
【0064】構築結果保持手段306はクラスタ内接続
決定手段304で構築され、バス構造検証手段305で
検証されたバス構造を保持する。
【0065】図7は、バス構造決定手段12の動作を示
すフローチャートである。
【0066】同図を参照して、ステップST401で、
対象セル抽出手段301により、バス情報保持部7と論
理回路情報保持部8に保持された情報に基づき、バスと
データ転送を行うセルである対象セルが抽出される。
【0067】そして、ステップST402で、配置情報
302及び論理回路情報保持部8で保持された情報に基
づき、クラスタ構築手段303によりクラスタが一段構
築される。
【0068】次に、ステップST403で、ステップS
T402で構築したクラスタ内を接続する信号線がクラ
スタ内接続決定手段304により決定される。
【0069】そして、ステップST404でステップS
T402で構築されたクラスタのクラスが最上位(すべ
てのセルを包含する)であるか否かをバス構造検証手段
305によって検証される。最上位であれば(YES)
ステップST405に移行し、最上位でない場合(N
O)にはステップST402に戻り、さらに上位のクラ
スのクラスタを構築する。
【0070】以降、ステップST404で最上位である
と認識されるまで、ステップST402〜ST404が
繰り返される。
【0071】以下、ステップST402〜ST404の
処理例を図8〜図11を用いて説明する。例えば、対象
回路全体501中に対象セル抽出手段301で抽出され
たセル502が図8に示すように配置されているとす
る。この状態で、クラスタ構築手段303、クラスタ内
接続決定手段304によって、1回目のステップST4
02及びST403が実行されると、図9に示すよう
に、一段クラスタ503が構築される。さらに、2回目
のステップST402及びST403が実行されると、
図10に示すように、一段上のクラスタ504が構築さ
れる。この際、必要に応じてクラスタ間を接続する信号
線510中にバッファ505が挿入される。その後、3
回目のステップST402及びST403が実行される
と、図11に示すように、最上位に到達したクラスタ5
06を得ることができ、ステップST404でYESと
なり、ステップST405の処理に移行する。
【0072】図7に戻って、ステップST405におい
て、バス構造検証手段305により、制約情報保持部9
で保持された制約情報と矛盾がないか否かの検証が行わ
れる。上記制約情報を満足している場合(YES)には
ステップST406に移行し、満足していない場合(N
O)にはステップST402に戻りクラスタの構築を再
度促す。
【0073】一方、ステップST405で制約情報を満
足した場合は、ステップST406において、構築結果
保持手段306によりバス構造の構築結果が保持され
る。
【0074】図12は、バス制御信号決定手段13の構
成を示すブロック図である。同図において、バス制御信
号解析手段601は、バス情報保持部7、論理回路情報
保持部8に保持された情報情報に基づき、信号線と情報
の入出力を行うセルとバス制御信号との関係を解析す
る。
【0075】バス制御信号最適化手段602は、配置情
報302、制約情報保持部9に保持された制約情報に基
づき、バス制御信号の分配方法を最適化する。なお、最
適化とは論理回路情報における最適化であり、追加機能
として配置最適化位置を決定する機能も併せ持つ場合も
ある。
【0076】構築結果検証手段603は、バス制御信号
最適化手段602で最適化したバス制御信号が制約情報
保持部9で保持された制約情報(バス制御信号最適化手
段602を介して得られる)を満たしているか否かを検
証する。
【0077】構築結果保持手段604は、バス制御信号
最適化手段602で構築され、構築結果検証手段603
で検証されたバス制御信号構造を保持する。
【0078】図13は図12で示したバス制御信号決定
手段13の動作を示すフローチャートである。
【0079】同図を参照して、ステップST701で、
バス制御信号解析手段601により、バス情報保持部
7、論理回路情報保持部8に保持された情報に基づき、
信号線と情報の入出力を行うセルとバス制御信号との関
係が解析される。
【0080】そして、ステップST702で、バス制御
信号最適化手段602により、配置情報302、制約情
報保持部9に保持された制約情報に基づき、バス制御信
号の分配方法が最適化される。
【0081】続いて、ステップST703で、構築結果
検証手段603により、バス制御信号最適化手段602
で最適化したバス制御信号構造が制約情報保持部9で保
持された制約情報を満たしているか否かが検証された
後、ステップST704で、構築結果保持手段604に
より、バス制御信号最適化手段602で構築され構築結
果検証手段603で検証されたバス制御信号構造が保持
される。
【0082】図14は、バス構造再構築手段14の構成
を示すブロック図である。同図において、論理回路情報
801はバス構造を規定したバス構造情報が論理回路情
報2に含まれていた場合には論理回路情報保持部8に保
持された論理回路情報を意味し、バス構造決定手段12
の処理によってはじめてバス構造が決定された場合には
バス構造決定手段12の構築結果保持手段306に保持
されているバス構造構築結果(論理回路情報)を意味す
る。なお、論理回路情報2中のバス構造情報はクラスタ
に相当する情報も含んでいる。
【0083】バス構造解析手段802は、バス情報保持
部7に保持されたバス情報と論理回路情報801とに基
づき、信号線と情報の入出力を行うセルの階層構造を解
析する。
【0084】配置情報抽出手段803は、バス構造解析
手段802の解析結果に基づき、配置情報302からバ
ス構造に関連する配置情報を抽出する。
【0085】オーバーラップ/異クラスタ間配線交差抽
出手段804は、配置情報抽出手段803で抽出された
配置情報に基づき、同一クラスの異なるクラスタ間にお
けるクラスタ領域のオーバーラップの抽出や、配線経路
を予測した後、同一クラスの異なるクラスタ間における
配線交差を抽出する。
【0086】クラスタ組み替え手段805は、オーバー
ラップ/異クラスタ間配線交差抽出手段804の抽出結
果及び制約情報保持部9に保持された制約情報に基づ
き、オーバーラップや配線交差を解消するようクラスタ
の組み替えを行う。
【0087】バス構造検証手段806は、クラスタ組み
替え手段805で組み替えられたバス構造が論理回路的
に正しいか、制約情報保持部9に保持された制約情報
(クラスタ組み替え手段805を介して得られる)を満
足しているか否かを検証する。
【0088】再構築結果保持手段807はクラスタ組み
替え手段805でクラスタ組み替えが行われ、バス構造
検証手段806で検証されたバス構造を保持する。
【0089】図15は図14で示したバス構造再構築手
段14の動作を示すフローチャートである。
【0090】同図を参照して、ステップST901で、
バス構造解析手段802により、バス情報保持部7に保
持されたバス情報と論理回路情報801とに基づき、信
号線と情報の入出力を行うセルの階層構造が解析され
る。
【0091】そして、ステップST902で、配置情報
抽出手段803により、バス構造解析手段802の解析
結果に基づき、配置情報302で規定されたセルと、信
号線と情報の入出力を行うセルとの対応づけが行われ、
バス構造に関連する配置情報が抽出される。
【0092】その後、ステップST903において、オ
ーバーラップ/異クラスタ間配線交差抽出手段804に
より、配置情報抽出手段803で抽出された配置情報に
基づき、同一クラスの異なるクラスタ間同士のオーバー
ラップや配線交差が抽出される。
【0093】例えば、図16に示すように、セルC1
1,C12,セル23及びC24を有するクラスタ10
02と、クラスタ1002と同一のクラスで、セルC1
3,C13,C21及びC22を有するクラスタ100
3とが存在し、セルC11,C12,S14及びC22
が配線L1によって接続されており、セルC13,C2
1,C23,C24が配線L2によって接続されてお
り、配線L1及びL2が幹線LLに接続されている場
合、クラスタ1002とクラスタ1003とのセルC1
3,C14,C21及びC22を含む領域でのオーバー
ラップ、配線L1,L2のクラスタ1002,1003
間の配線交差が抽出される。
【0094】そして、ステップST904において、ス
テップST903で抽出されたオーバーラップや配線交
差を解消するようクラスタの組み替えを行う。ステップ
ST905で問題が解消されたと認識されるまでステッ
プST904の処理が続行される。
【0095】例えば、図16で示した回路のクラスタ1
002とクラスタ1003とのオーバーラップ、配線L
1,L2のクラスタ1002,1003間の配線交差を
解消すべく、セルC11〜C14からなるクラスタと、
セルC21〜C24とからなるクラスタとに組み替えら
れ、さらに、セルC13とセルC23とが入れ換えられ
ることにより、最終的に、図17に示すように、配線L
3に接続されるセルC11,C12,C22及びC14
を有するクラスタ1007と、配線L4に接続されるC
21,C13,C23及びC24とを有するクラスタ1
008とに組み替えられる。
【0096】図17で示すクラスタ組み替え後の回路1
006は、組み替え前の回路1001の論理内容を何ら
変更することなく、クラスタのオーバーラップ及び配線
交差が解消されているため、ステップST905で問題
解消された(YES)と認識される。
【0097】ステップST906において、バス構造検
証手段806により、制約情報保持部9で保持された制
約情報と矛盾がないか否かの検証が行われる。上記制約
情報を満足している場合(YES)にはステップST9
07に移行し、満足していない場合(NO)にはステッ
プST804に戻り、再度クラスタの組み替えが行われ
る。
【0098】一方、ステップST906で制約情報を満
足した場合は、ステップST907において、再構築結
果保持手段807によりバス構造の再構築結果を保持さ
せる。
【0099】以上のように、この実施の形態1による
と、バス情報、論理回路情報、制約情報を基に論理回路
を構成するセルの配置を行った後、バス構造決定手段1
2、バス制御信号決定手段13及びバス構造再構築手段
14によって、セルの配置情報を反映したバス構造を自
動的に構築できる。そして、バス構造構築後、変更部分
のみのセルを配置、概略配線及び詳細配線による実際の
配置配線の実行およびその検証を行った後、配置配線結
果を自動的に出力している。
【0100】したがって、バス構造が実際のレイアウト
(セルの配置)を基に構築されているため最適な解を得
ることが可能になる。ここで、最適な解とは(1)冗長
な配線がない、(2)タイミング性能優良、(3)低消
費電力、(4)低スキュー、(5)低ノイズ、(6)低
電圧降下などの特徴を持つことを意味する。
【0101】<実施の形態2>図18及び図19はこの
発明の実施の形態2である自動配置配線装置の構成を示
すブロック図である。これらの図に示すように、バス情
報1、論理回路情報2及び制約情報3〜配置情報抽出/
検証手段11までの構成は図1及び図2で示した実施の
形態1と同一である。したがって、図1及び図2と同じ
部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省
略する。
【0102】配置情報抽出/検証手段11によってセル
の配置情報の抽出及び検証を行った後、概略配線手段1
9はセルの配置情報に基づき概略配線を実施し、概略配
線結果は概略配線情報抽出/検証手段20Aにより抽
出,検証される。
【0103】そして、手段10,11,19及び20を
介して得られる制約情報保持部9からの制約情報及び論
理回路情報保持部8からの論理回路情報と、バス情報保
持部7に保持されたバス情報とに加えて、配線情報抽出
/検証手段20Aより得られる概略配線結果とに基づ
き、バス構造決定手段12、バス制御信号決定手段1
3、バス構造再構築手段14は、バス構造及びバス制御
信号の構築(再構築)を行う。なお、バス構造決定手段
12、バス制御信号決定手段13及びバス構造再構築手
段14の処理内容は、考慮する情報に概略配線結果が加
わる以外は実施の形態1で示した手段12〜14と同様
である。
【0104】論理回路変更部抽出手段15は、バス構造
決定手段12、バス制御信号決定手段13及びバス構造
再構築手段14によってバス構造を決定あるいは変更し
た結果、論理回路に変更が生じた部分を抽出する。
【0105】論理回路情報出力手段16は、論理回路変
更部抽出手段15により抽出された論理回路変更結果に
基づき、変更後の論理回路を規定した視覚認識可能な論
理回路情報17を出力する。
【0106】回路変更セル配置配線手段31は論理回路
変更部抽出手段15により抽出した変更部のセルの配置
し、変更部の概略配線部分を再び概略配線した変更セル
配線情報を出力する。なお、回路変更セル配置配線手段
31の機能はセル配置手段10や概略配線手段19で代
替される場合もある。
【0107】そして、配線情報抽出/検証手段20B
は、配線情報抽出/検証手段20Aで抽出された概略配
線結果(手段12〜15及び31を介して得られる)、
及び変更セル配線情報とをまとめた概略配線結果を抽出
(保持)及び検証する。なお、回路変更セル配置配線手
段31の処理によって変更部分を含む全体の概略配線結
果が得られる場合は、配線情報抽出/検証手段20Bは
配線情報抽出/検証手段20Aと全く同じ動作を行っ
て、変更済みの概略配線結果を抽出,検証することがで
きる。
【0108】詳細配線手段21〜配線結果25の構成及
び動作に関しては、図1及び図2で示した実施の形態1
と同一であるため、同一の参照符号を付しその説明を適
宜省略する。
【0109】以上のような構成の実施の形態2の自動配
置配線装置は、実施の形態1の効果を奏することは勿論
である。さらに、実施の形態2の自動配置配線装置は、
バス情報、論理回路情報、制約情報を基にセルの配置、
概略配線を行った後、セルの配置情報、概略配線結果を
考慮してバス構造を構築している。したがって、実施の
形態2は、実施の形態1と比較して、最終レイアウトに
近い概略配線まで考慮してバス構造を構築することよ
り、より最終結果に適合したバス構造を構築できるとい
う効果も奏する。
【0110】<実施の形態3>図20及び図21はこの
発明の実施の形態3である自動配置配線装置の構成を示
すブロック図である。これらの図に示すように、バス情
報1、論理回路情報2及び制約情報3〜配置情報抽出/
検証手段11までの構成は図1及び図2で示した実施の
形態1と同一である。
【0111】配置情報抽出/検証手段11によって配置
情報の抽出及び検証を行った後、概略配線手段19によ
り概略配線が実施され、概略配線情報抽出/検証手段2
0により概略配線結果が抽出され、概略配線結果の検証
が行われる。
【0112】そして、詳細配線手段21は、配線情報抽
出/検証手段20で抽出された概略配線結果に基づき、
セルの入力、出力を相互に接続する配線のレイアウトを
考慮した詳細配線を行い、その詳細配線結果が詳細配線
情報抽出/検証手段22Aによって抽出及び検証され
る。
【0113】そして、手段10,11,19〜21及び
22Aを介して得られる制約情報保持部9からの制約情
報及び論理回路情報保持部8からの論理回路情報と、バ
ス情報保持部7に保持されたバス情報とに加えて、詳細
配線情報抽出/検証手段22Aより得られる詳細配線結
果とに基づき、バス構造決定手段12、バス制御信号決
定手段13、バス構造再構築手段14は、バス構造及び
バス制御信号の構築(再構築)を行う。なお、バス構造
決定手段12、バス制御信号決定手段13及びバス構造
再構築手段14の処理内容は、考慮する情報に詳細配線
結果が加わる以外は実施の形態1で示した手段12〜1
4と同様である。
【0114】論理回路変更部抽出手段15は、バス構造
決定手段12、バス制御信号決定手段13及びバス構造
再構築手段14によってバス構造を決定あるいは変更し
た結果、論理回路に変更が生じた部分を抽出する。
【0115】論理回路情報出力手段16は、論理回路変
更部抽出手段15により抽出された論理回路変更結果に
基づき、変更後の論理回路を規定した視覚認識可能な論
理回路情報17を出力する。
【0116】回路変更セル配置配線手段32は論理回路
変更部抽出手段15により抽出した変更部のセルの配置
し、変更部の詳細配線部分を再び詳細配線した変更セル
配線情報を出力して配線を確定する。なお、回路変更セ
ル配置配線手段32の機能はセル配置手段10、概略配
線手段19及び詳細配線手段21で代替される場合もあ
る。
【0117】そして、詳細配線情報抽出/検証手段22
Bは、詳細配線情報抽出/検証手段22Aで抽出された
詳細配線結果(手段12〜15及び32を介して得られ
る)、及び変更セル配線情報とをまとめた詳細配線結果
を抽出(保持)及び検証する。なお、回路変更セル配置
配線手段32の処理によって変更部分を含む全体の詳細
配線結果が得られる場合は、詳細配線情報抽出/検証手
段22Bは詳細配線情報抽出/検証手段22Aと全く同
じ動作を行って、変更済みの詳細配線結果を抽出,検証
することができる。
【0118】配線結果保持部23〜配線結果25の構成
及び動作に関しては、図1及び図2で示した実施の形態
1と同一であるため、同一の参照符号を付しその説明を
適宜省略する。
【0119】以上のような構成の実施の形態3の自動配
置配線装置は、実施の形態1の効果を奏することは勿論
である。さらに、実施の形態3の自動配置配線装置、バ
ス情報、論理回路情報、制約情報を基にセルの配置、概
略配線、詳細配線を行った後、セルの配置情報、詳細配
線結果を考慮してバス構造を構築している。したがっ
て、実施の形態3は、実施の形態1は勿論、実施の形態
2と比較しても、最終レイアウトである詳細配線まで考
慮してバス構造を構築することより、最終結果に適合し
たバス構造を構築できるという効果も奏する。
【0120】<実施の形態4>図22は実施の形態4の
自動配置配線装置の構成の一部を示すブロック図であ
る。図22は図1及び図2で示した実施の形態1、図1
8及び図19で示した実施の形態2及び図20及び図2
1で示した実施の形態3のバス構造決定手段12、バス
制御信号決定手段13及びバス構造再構築手段14に相
当する部分を示している。したがって、図22以外の構
成部分は、実施の形態1〜実施の形態3のうち、いずれ
の構成であっても良い。
【0121】図22において、情報解析手段1307は
以下に述べる9項目の判断情報のすべてまたはその一部
が付与される。9項目の判断情報は、配置配線情報13
01、バス情報保持部7で保持されたバス情報、論理回
路情報保持部8で保持された論理回路情報、制約情報保
持部9で保持された制約情報(タイミングに関する制約
情報、クロストークに関する制約情報、判断情報の優先
度を規定して優先比重情報等を含む)、混雑度情報13
02、電位情報1303、消費電力情報1304、スキ
ュー情報1305及びクラスタ情報1306である。
【0122】配置配線情報1301は配置情報抽出/検
証手段11、配線情報抽出/検証手段20(20A)、
あるいは配線情報抽出/検証手段22(22A)によっ
て抽出された情報を含む。
【0123】混雑度情報1302、電位情報1303、
消費電力情報1304、スキュー情報1305、クラス
タ情報1306は配置配線装置に含まれる装置または外
部の専用の装置により抽出される情報である。混雑度情
報1302には配置や配線の実際の混雑度または予測さ
れる混雑度の情報が含まれる。電位情報1303にはす
べて異なるノードまたは一部の代表ノードの電位情報
が、複数または単一の状態,時間に対して設けられた情
報を含んでいる。消費電力情報1304には消費電力が
静的または動的に解析された情報を含んでいる。スキュ
ー情報1305には電送時間差が問題になるネット、す
なわち信号線を伝搬する信号やクロックなどの信号のス
キュー情報を含んでいる。クラスタ情報1306とはバ
ス構造を解析した結果、抽出したクラスタの情報を含
み、クラスタ形状も矩形、楕円、多角形など複数または
単一の形状の情報が各クラスタに対して設けられてい
る。
【0124】情報解析手段1307は一つの装置で構成
されることもあればいくつかの情報ごとに複数の装置を
組み合わせて構成されることもある。情報解析手段13
07は、入力した各判断情報を解析してその解析結果
(各判断情報を指示する条件)を情報比重決定手段13
08に出力する。
【0125】情報比重決定手段1308は、情報解析手
段1307の解析結果を受け、制約情報保持部9に保持
された制約情報(情報解析手段1307を介して得られ
る)から、各判断情報が解析結果のいずれを優先してバ
ス構造を決定するかを決定して優先比重情報を認識し、
各判断情報の解析結果と優先比重情報とをバス構造決定
手段1309に出力する。
【0126】バス構造決定手段1309は、優先比重情
報で指示された比重に従い各判断情報の指示する条件を
満足するように、バス構造およびバス制御信号の構造を
構築(再構築)する。
【0127】例えば、消費電力を所定値以下にすること
を消費電力情報1304が指示する場合、上記条件を満
足すべく消費電力を削減しながらバス構造を構築する。
消費電力を削減するバス構造の構築方法の一つとして、
例えば、バス情報保持部7に保持されたバス情報にある
バス間のデータ転送情報から、クラスタ内でデータ転送
を行うことが認識される場合には、クラスタ,クラスタ
間のバッファを動作しないように制御するバス制御信号
を構築する等の方法がある。
【0128】バス構造決定手段1309によって構築さ
れたバス構造及びバス制御信号構築結果は、構築結果検
証手段1310によって検証される。構築結果検証手段
1310は、図6のバス構造検証手段305や図12の
構築結果検証手段603に相当する。
【0129】構築結果検証手段1310で検証されたバ
ス及びバス制御信号構築結果は構築結果保持手段131
1に保持される。構築結果保持手段1311は図6の構
築結果保持手段306や図12の構築結果保持手段60
4に相当する。
【0130】図23は図22で示した実施の形態4の構
成部の動作を示すフローチャートである。
【0131】同図を参照して、情報解析手段1307に
より各種判断情報が解析される(ステップST140
1)。次に、情報比重決定手段1308によりそれぞれ
の判断情報の優先度が決定される(ステップST140
2)。
【0132】その後、バス構造決定手段1309によ
り、情報比重決定手段1308から得た優先比重情報で
指示された比重に従い各判断情報の解析結果を考慮し
て、バス構造及びバス制御信号構造が決定される(ステ
ップST1403)。
【0133】そして、構築結果検証手段1310によ
り、制約情報保持部9に保持された制約情報に基づき、
バス構造及びバス制御信号構造の構築結果が検証される
(ステップST1404)。ステップST104で制約
が満足されていると判定された場合(YES)には、構
築結果保持手段1311により構築結果が保持される
(ステップST1405)。
【0134】一方、ステップST1404で制約が満足
されていないと判定された場合(NO)は、ステップS
T1402あるいはステップST1403に戻り、情報
比重決定処理(ステップST1402)またはバス構造
決定処理(ステップST14が再び行われる。
【0135】以上のように、実施の形態4の自動配置配
線装置によると、より多くの情報からバス構造を構築で
きるため、さまざまな要求に対応して実用レベルの沿っ
たバス構造を構築することができる。
【0136】加えて、バス構造決定手段1309は、情
報比重決定手段1308で決定される優先比重情報で指
示された比重に従い各情報の解析結果を考慮してバス構
造を決定するため、より実用レベルに沿ったバス構造を
構築することができる。
【0137】<実施の形態5>図24は、この発明の実
施の形態5である自動配置配線装置のバス構造決定手段
の構成を示すブロック図である。なお、バス構造決定手
段以外の構成は、実施の形態1〜実施の形態4のいずれ
の構成を用いても良い。
【0138】実施の形態5は、LSI中に複数の配線が
接続される幹線を配線する場合のバス構築に関する実施
の形態である。
【0139】図24において、配置情報302は配置情
報抽出/検証手段11より得られるセル配置情報であ
る。論理回路情報保持部8で保持される論理情報で規定
される論理回路はフラットなバス構造を持つものとす
る。
【0140】対象セル抽出手段301は、バス情報保持
部7で保持されたバス情報と論理回路情報保持部8で保
持された論理回路情報とに基づき、信号線とデータ転送
を行うセルである対象セルを抽出する。
【0141】クラスタ構築手段1501は、セル配置情
報302および対象セル抽出手段301により抽出され
た抽出セル情報に基づき、制約情報保持部9で保持され
た制約情報を満足させながら幹線を決定するともにクラ
スタを構築する。クラスタは、基本的には配置位置の近
接したセル同士を同一のクラスタとして構築される。
【0142】クラスタ内接続決定手段1502は、クラ
スタ構築手段1501で構築されたクラスタ内のセルを
接続する信号線を決定してバス構造を構築する。この
際、信号線には必要に応じバッファを挿入することもあ
る。
【0143】バス構造検証手段1503は、クラスタ内
接続決定手段1502で決定されたバス構造が論理回路
的に正しいか、制約情報保持部9で保持された制約情報
を満足しているか否かを検証する。
【0144】構築結果保持手段306はクラスタ内接続
決定手段1502で構築され、バス構造検証手段150
3で検証されたバス構造を保持する。
【0145】図25は、実施の形態5のバス構造決定手
段の動作を示すフローチャートである。
【0146】同図を参照して、ステップST1601
で、対象セル抽出手段301によりバス情報保持部7と
論理回路情報保持部8に保持された情報に基づき、信号
線とデータ転送を行うセルである対象セルを抽出させ
る。
【0147】次に、ステップST1602で、配置情報
302、論理回路情報保持部8及び制約情報保持部9で
保持された情報に基づき、クラスタ構築手段1501に
より幹線が決定される。
【0148】さらに、ステップST1603で、配置情
報302及び論理回路情報保持部8で保持された情報に
基づき、クラスタ構築手段303によりクラスタが一段
構築される。
【0149】次に、ステップST1604で、ステップ
ST1603で構築したクラスタ内のセルの接続を行う
信号線をクラスタ内接続決定手段304により決定す
る。
【0150】そして、ステップST1605で、ステッ
プST1604で構築されたクラスタが幹線を横断する
(クラスタ内に幹線が含まれる)か否かが接続情報判断
手段1503により検証される。ステップST1605
で幹線の横断が判定されれば、幹線と接続してステップ
ST1606に移行し、幹線と交わらない場合にはステ
ップST1603に戻り、さらに上位のクラスタの構築
を促す。
【0151】以降、ステップST1605で幹線の横断
が認識されるまで、ステップST1603〜ST160
5が繰り返される。
【0152】ステップST1606おいて、バス構造検
証手段305により、制約情報保持部9で保持された制
約情報と矛盾がないか否かの検証が行われる。上記制約
情報を満足している場合(YES)にはステップST1
607に移行し、満足していない場合(NO)にはステ
ップST1602に戻りクラスタの構築を修正する。
【0153】一方、ステップST1606で制約情報を
満足した場合は、ステップST1607において、構築
結果保持手段306によりバス構造の構築結果を保持さ
せる。
【0154】以上のように、実施の形態5の自動配置配
線装置によると、実施の形態1〜実施の形態4の効果以
外に、幹線を形成したバス構造を構築することができる
効果を奏する。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の自動配置配線装置のバス構造構築手段
は、論理回路情報、セル配置情報及びバス情報とに基づ
き、セル間を接続する信号線を含むバス構造を構築して
バス構築結果を出力している。
【0156】その結果、請求項1記載の自動配置配線装
置は、実際のセルの配置を反映したバス構造を構築する
ことができるため、バス構造の最適化を図りながら、論
理回路を構成するセルの自動配置配線を行うことができ
る。
【0157】また、請求項2記載の自動配置配線装置に
おけるバス構造構築手段は、さらに、セル間を配線する
配線経路が決定されて得られる概略配線結果に基づき、
バス構築結果を出力しているため、実際のセル配置及び
概略配線を反映したバス構造を構築することができ、バ
ス構造のさらなる最適化を図って論理回路を構成するセ
ルの自動配置配線を行うことができる。
【0158】また、請求項3記載の自動配置配線装置に
おけるバス構造構築手段は、さらに、セル間を接続する
レイアウトを考慮した配線である詳細配線結果に基づ
き、バス構築結果を出力しているため、実際のセル配置
及び詳細配線を反映したバス構造を構築することがで
き、バス構造のより一層の最適化を図って論理回路を構
成するセルの自動配置配線を行うことができる。
【0159】請求項4記載の自動配置配線装置のバス構
造構築手段におけるバス構造決定手段は、所定の条件を
満たす複数のセルあるいは既存のクラスタを一まとめに
して新たにクラスタを構築するクラスタ構築手段と、ク
ラスタ構築手段で構築されたクラスタ内のセルを接続す
る信号線を決定するクラスタ内接続決定手段と、クラス
タが論理回路を構成するすべてのセルを包括するまで、
クラスタ構築手段及びクラスタ内接続手段による動作を
続行させる動作制御手段とを備えることにより、段階を
経てクラスタを大きくしながらクラスタ単位で信号線を
構築することができる。
【0160】請求項5記載の自動配置配線装置のバス構
造構築手段は、バス構造決定手段と独立して、バス制御
信号を構築するバス制御信号決定手段を含んでいるた
め、上記バス構造決定手段による信号線の決定処理と並
行してバス制御信号を構築することにより、バス制御信
号付きバス構造の構築時間を短縮することができる。
【0161】請求項6記載の自動配置配線装置におい
て、論理回路情報はバス構造を規定したバス構造情報を
含み、バス構造構築手段は、論理回路情報で規定された
バス構造を再構築するバス構造再構築手段をさらに含ん
でいる。
【0162】したがって、論理回路情報におけるバス構
造情報で規定されたバス構造が実際のセルの配置を反映
しないものであっても、バス構造再構築手段によって、
実際のセルの配置を反映したバス構造に再構築すること
ができる。
【0163】請求項7記載の自動配置配線装置のバス構
造再構築手段は、異なるクラスタ間におけるクラスタ領
域の重複あるいは配線交差を抽出するクラスタ異常抽出
手段と、クラスタ異常抽出手段で抽出されたクラスタ領
域の重複及び配線交差が解消するようにクラスタを組み
替えるクラスタ組み替え手段とを備えている。
【0164】したがって、上記クラスタ領域の重複ある
いは配線交差が生じるクラスタを構築したバス構造であ
っても、クラスタ異常抽出手段及びクラスタ組み替え手
段によってクラスタを組み替えることにより、上記クラ
スタ領域の重複あるいは配線交差を解消したバス構造に
再構築することができる。
【0165】請求項8記載の自動配置配線装置における
バス構造構築手段は、配線混雑度、クラスタ、ノードの
電位、消費電力及びスキューに関する情報のうち少なく
とも1つの判断情報が指示する条件を満足するようにバ
ス構築結果を出力しているため、実用レベルに沿ったバ
ス構造を構築することができる。
【0166】さらに、請求項9記載の自動配置配線装置
におけるバス構造構築手段は、優先情報の指示内容に基
づく優先度で少なくとも1つの判断情報が指示する条件
を満足するため、より一層実用レベルに沿ったバス構造
を構築することができる。
【0167】請求項10記載の自動配置配線装置におけ
るバス構造構築手段は、複数の信号線が共通に接続され
る幹線を形成しながらバス構造を構築してバス構築結果
を出力するため、幹線を含むバス構造で最適化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である自動配置配線
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である自動配置配線
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1の自動配置配線装置の動作を示
すフローチャートである。
【図4】 バス構造決定手段等の動作説明用の回路図で
ある。
【図5】 バス構造再構築手段の動作説明用の回路図で
ある。
【図6】 バス構造決定手段の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】 バス構造決定手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】 クラスタ構築手段及びクラスタ内接続決定手
段の動作を示す説明図である。
【図9】 クラスタ構築手段及びクラスタ内接続決定手
段の動作を示す説明図である。
【図10】 クラスタ構築手段及びクラスタ内接続決定
手段の動作を示す説明図である。
【図11】 クラスタ構築手段及びクラスタ内接続決定
手段の動作を示す説明図である。
【図12】 バス制御信号決定手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】 バス制御信号決定手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】 バス構造再構築手段の構成を示すブロック
図である。
【図15】 バス構造再構築手段の動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】 クラスタ組み替え手段等の動作説明用の回
路図である。
【図17】 クラスタ組み替え手段の動作説明用の回路
図である。
【図18】 この発明の実施の形態2である自動配置配
線装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態2である自動配置配
線装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態3である自動配置配
線装置の構成を示すブロック図である。
【図21】 この発明の実施の形態3である自動配置配
線装置の構成を示すブロック図である。
【図22】 この発明の実施の形態4である自動配置配
線装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 実施の形態4の自動配置配線装置の動作を
示すフローチャートである。
【図24】 この発明の実施の形態5である自動配置配
線装置の一部の構成を示すブロック図である。
【図25】 実施の形態5の自動配置配線装置の動作を
示すフローチャートである。
【図26】 従来の自動配置配線装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 バス情報、4 バス情報解析手段、7 バス情報保
持部、12 バス構造決定手段、13 バス制御信号決
定手段、14 バス構造再構築手段、15 論理回路変
更部抽出手段、16 論理回路情報出力手段、17 論
理回路情報、18 回路変更セル配置手段、1307
情報解析手段、1308 情報比重決定手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路をネットリスト形式で規定した
    論理回路情報を受け、該論理回路情報に基づき、前記論
    理回路を構成するセルの配置を規定したセル配置情報を
    出力するセル配置情報出力手段と、 前記論理回路情報、前記セル配置情報及び前記セル間の
    信号の授受を論理レベルで規定したバス情報を受け、前
    記論理回路情報、前記セル配置情報及び前記バス情報と
    に基づき、前記セル間を接続する信号線を含むバス構造
    を構築してバス構築結果を出力するバス構造構築手段
    と、 前記バス構築結果を受け、該バス構築結果に基づきセル
    間の確定配線を行う確定配線手段と、を備える自動配置
    配線装置。
  2. 【請求項2】 前記セル配置情報に基づき、前記セル間
    を配線する配線経路を決定する概略配線を行い、その概
    略配線結果を出力する概略配線結果出力手段をさらに備
    え、 前記バス構造構築手段は、前記論理回路情報、前記セル
    配置情報及び前記バス情報に加えて、さらに前記概略配
    線結果に基づき、前記バス構築結果を出力する、請求項
    1記載の自動配置配線装置。
  3. 【請求項3】 前記セル配置情報に基づき、前記セル間
    を配線する配線経路を決定する概略配線を行い、その概
    略配線結果を出力する概略配線結果出力手段と、 前記概略配線結果に基づき、前記セル間を接続するレイ
    アウトを考慮した配線である詳細配線を行い、その詳細
    配線結果を出力する詳細配線結果出力手段とをさらに備
    え、 前記バス構造構築手段は、前記論理回路情報、前記セル
    配置情報及び前記バス情報に加えて、さらに前記詳細配
    線結果に基づき、前記バス構築結果を出力する、 請求項1記載の自動配置配線装置。
  4. 【請求項4】 前記バス構造構築手段は、前記信号線を
    設けてバス構造を決定するバス構造決定手段を含み、 前記バス構造決定手段は、 所定の条件を満たす複数のセルあるいは既存のクラスタ
    を一まとめにして新たにクラスタを構築するクラスタ構
    築手段と、 前記クラスタ構築手段で構築された前記クラスタ内のセ
    ルを接続する信号線を決定するクラスタ内接続決定手段
    と、 前記クラスタが前記論理回路を構成するすべてのセルを
    包括するまで、前記クラスタ構築手段及びクラスタ内接
    続決定手段による動作を続行させる動作制御手段とを備
    える、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記
    載の自動配置配線装置。
  5. 【請求項5】 前記バス情報はセル間の信号の授受の制
    御を論理レベルを規定した情報を含み、前記バス構造
    は、前記信号線それぞれの導通/遮断を制御するバス制
    御信号を含み、 前記バス構造構築手段は、前記バス構造決定手段と独立
    して、前記バス制御信号を決定するバス制御信号決定手
    段をさらに含む、請求項4記載の自動配置配線装置。
  6. 【請求項6】 前記論理回路情報は前記バス構造を規定
    したバス構造情報を含み、 前記バス構造構築手段は、前記論理回路情報で規定され
    たバス構造を再構築するバス構造再構築手段をさらに含
    む、請求項5記載の自動配置配線装置。
  7. 【請求項7】 前記バス構造構築手段は、前記バス構造
    決定手段及び前記バス制御信号決定手段によって構築さ
    れた前記バス構造を再構築するバス構造再構築手段をさ
    らに含み、 前記バス構造再構築手段は、 異なるクラスタ間におけるクラスタ領域の重複あるいは
    配線交差を抽出するクラスタ異常抽出手段と、 前記クラスタ異常抽出手段で抽出されたクラスタ領域の
    重複及び配線交差が解消するようにクラスタを組み替え
    るクラスタ組み替え手段とを備える、請求項5記載の自
    動配置配線装置。
  8. 【請求項8】 前記バス構造構築手段は、配線混雑度、
    クラスタ、ノードの電位、消費電力及びスキューに関す
    る情報のうち少なくとも1つの判断情報受け、前記少な
    くとも1つの判断情報が指示する条件を満足するように
    前記バス構築結果を出力する、請求項1ないし請求項3
    のうちいずれか1項に記載の自動配置配線装置。
  9. 【請求項9】 前記バス構造構築手段は、前記少なくと
    も1つの判断情報それぞれの優先度を規定した優先情報
    をさらに受け、前記優先情報に基づく優先度で前記少な
    くとも1つの判断情報が指示する条件を満足するように
    前記バス構築結果を出力する、請求項8記載の自動配置
    配線装置。
  10. 【請求項10】 前記バス構造構築手段は、複数の信号
    線が共通に接続される幹線を形成しながら前記バス構造
    を構築して前記バス構築結果を出力する、請求項1ない
    し請求項3のうちいずれか1項に記載の自動配置配線装
    置。
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