JP2000029359A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000029359A
JP2000029359A JP10193814A JP19381498A JP2000029359A JP 2000029359 A JP2000029359 A JP 2000029359A JP 10193814 A JP10193814 A JP 10193814A JP 19381498 A JP19381498 A JP 19381498A JP 2000029359 A JP2000029359 A JP 2000029359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoreceptor
photoconductor
light
charged
charging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10193814A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sakai
裕史 酒井
Takeshi Ishida
健 石田
Masayuki Ito
公幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP10193814A priority Critical patent/JP2000029359A/ja
Publication of JP2000029359A publication Critical patent/JP2000029359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除電装置から光を照射して感光体の表面を除
電させた場合に、感光層内に発生したキャリア対が、感
光体の表面を再度帯電させる時までに簡単に放出され
て、帯電装置により感光体の表面が常に適切な電位に帯
電されるようにする。 【解決手段】 感光層12が形成された感光体10の表面を
帯電装置20により帯電させ、帯電された感光体の表面に
潜像形成装置30により潜像を形成し、この潜像を現像装
置40により現像し、現像された像を転写装置50により転
写させた後、除電装置70から感光体の表面に光を照射し
て感光体の表面を除電させる画像形成装置において、除
電装置から光が照射された後、帯電装置により感光体表
面が再度帯電させるまでの時間が、感光層内に発生した
キャリア対が再結合するまでの時間より短い場合に、除
電装置と帯電装置との間に交流チャージャー80を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置に係り、特に、感光層が形成され
た感光体の表面を帯電させ、帯電された感光体の表面に
潜像を形成し、この潜像を現像装置により現像した後、
この感光体の表面に現像された像を記録媒体に転写さ
せ、その後、この感光体の表面に光を照射して感光体の
表面を除電させるようにした画像形成装置において、除
電装置による光の照射により感光層内に発生したキャリ
ア対が感光体の表面を再度帯電させるまで残って、帯電
させた感光体の表面電位が低下するのを防止するように
した点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、一般に、図1に示すように、導電
性基体11の表面に感光層12が形成された感光体10
を使用し、この感光体10を回転させ、このように回転
する感光体10の表面を帯電装置20により帯電させ、
このように帯電された感光体10の表面に潜像形成装置
30から画像情報に応じた露光を行い、感光体10の表
面に潜像を形成した後、この感光体10の表面に現像装
置40からトナー41を供給して、感光体10の表面に
潜像に対応したトナー像を形成し、このトナー像を転写
装置50により記録媒体(図示せず)に転写させるよう
にしていた。
【0003】そして、このようにトナー像を記録媒体に
転写させた後、この感光体10の表面に残留するトナー
41をクリーニング装置60によって除去し、その後、
この感光体10の表面に除電装置70から光を照射し
て、感光体10の表面に残留する電荷を除電させ、その
後、この感光体10の表面を上記の帯電装置20により
再度帯電させ、このような操作を繰り返して画像形成を
行うようにしていた。
【0004】ここで、上記のように除電装置70から感
光体10の表面に光を照射させた場合、この感光体10
の表面における感光層12内においてキャリア対が発生
し、感光体10の表面に残留する電荷と逆極性のキャリ
アが感光層12の表面に移動して、感光体10の表面に
残留する電荷を除電させる一方、感光層12内に残った
キャリア対は、一般に帯電装置20によって感光体10
の表面を再度帯電させるまでに再結合して消滅するよう
になっていた。
【0005】しかし、画像形成装置における画像形成速
度を速めるため、上記の感光体10の回転速度を速くし
た場合、除電装置70による光の照射によって発生した
感光層12内のキャリア対が再結合される前に、感光体
10が帯電装置20に導かれて帯電が行われ、上記のよ
うに感光層12内に残ったキャリア対において、感光体
10の帯電極性と逆極性のキャリアが感光層12の表面
に移動して、帯電された感光体10の表面電位を低下さ
せるという問題があった。特に、感光層12を構成する
材料に有機材料を用いた感光体10においては、この感
光層12において発生したキャリア対が再結合するまで
の時間が長く、除電装置70から光を照射した後、この
感光体10の表面を帯電装置20によって帯電させた場
合に、感光体10の表面が充分な電位に帯電されなくな
るという問題があった。
【0006】そこで、従来においては、上記のように除
電装置70による光の照射により発生して感光層12内
の残ったキャリア対によって感光体10の表面の帯電電
位が低下するのを防止するため、上記の帯電装置20の
出力を高くする等の方法が用いられたが、このように帯
電装置20の出力を高くすると、帯電時に発生するオゾ
ン等の量が増加して、感光体10の表面に形成された感
光層12が劣化したり、またコストが高くつく等の問題
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、感光層が
形成された感光体の表面を帯電させ、帯電された感光体
の表面に潜像を形成し、この潜像を現像装置により現像
した後、この感光体の表面に現像された像を記録媒体に
転写させ、その後、この感光体の表面に光を照射して感
光体の表面を除電させる画像形成装置における上記のよ
うな問題を解決することを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな画像形成装置において、感光体の表面に除電装置か
ら光を照射して感光体の表面を除電させた場合に、感光
体における感光層内に発生したキャリア対が、帯電装置
により感光体の表面を再度帯電させる時まで感光層内に
残るのを防止し、帯電装置によって感光体の表面が常に
適切な表面電位に帯電されるようにすることを課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像形成
装置においては、上記のような課題を解決するため、感
光層が形成された感光体と、この感光体の表面を帯電さ
せる帯電装置と、帯電された感光体の表面に潜像を形成
する潜像形成装置と、感光体の表面に形成された潜像を
現像する現像装置と、現像された像を感光体の表面から
記録媒体に転写させる転写装置と、転写後における感光
体の表面に光を照射して感光体の表面を除電させる除電
装置とを有し、除電装置による光の照射から上記の帯電
装置によって感光体の表面を再度帯電させるまでの時間
が、除電装置による光の照射によって感光体の感光層内
に発生したキャリア対が再結合するまでの時間より短く
なった画像形成装置において、上記の除電装置と帯電装
置との間に交流チャージャーを設けたのである。
【0010】ここで、この発明における画像形成装置の
ように、除電装置と帯電装置との間に交流チャージャー
を設け、除電装置から感光体の表面に光を照射して、感
光体の表面を除電させた後、この交流チャージャーから
交流の放電を行うと、上記の除電装置からの光の照射に
より感光層内に発生して再結合されずに残っているキャ
リア対が感光層内を移動して放出され、帯電装置によっ
て再度感光体の表面を帯電させた場合に、その帯電電位
が低下するということがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0012】この実施形態における画像形成装置も、図
2に示すように、前記の図1に示した画像形成装置と同
様に、導電性基体11の表面に感光層12が形成された
感光体10を使用し、この感光体10を回転させ、この
ように回転する感光体10の表面を帯電装置20により
帯電させた後、帯電された感光体10の表面に潜像形成
装置30から画像情報に応じた露光を行って、感光体1
0の表面に潜像を形成し、その後、この感光体10の表
面に現像装置40からトナー41を供給して、感光体1
0の表面に潜像に対応したトナー像を形成し、このトナ
ー像を転写装置50により記録媒体(図示せず)に転写
させるようになっている。
【0013】そして、このようにトナー像を記録媒体に
転写させた後、この感光体10の表面に残留するトナー
41をクリーニング装置60によって除去し、その後、
この感光体10の表面に除電装置70から光を照射し
て、感光体10の表面に残留する電荷を除電させるよう
にしている。
【0014】ここで、この実施形態における画像形成装
置においては、上記の除電装置70と帯電装置20との
間に交流の放電を行う交流チャージャー80を設けてい
る。
【0015】そして、上記の除電装置70により感光体
10の表面に光を照射した後、この交流チャージャー8
0により交流の放電を行い、その後、上記の帯電装置2
0によって感光体10の表面を再度帯電させ、上記のよ
うな操作を繰り返して画像形成を行うようにしている。
【0016】ここで、上記のように除電装置70により
感光体10の表面に光を照射した後、交流チャージャー
80により交流の放電を行うと、除電装置70による光
の照射によって感光層12内に発生し、再結合されずに
感光層12内に残っているキャリア対が感光層10内を
移動して放出され、帯電装置20により感光体10の表
面を再度帯電させた場合に、感光層12内に残ったキャ
リア対によって感光体10の表面の帯電電位が低下する
ということがなく、感光体10の表面が適切に電位に帯
電されるようになる。
【0017】
【実施例】次に、上記の実施形態に示すように、除電装
置70と帯電装置20との間に交流チャージャー80を
設け、この交流チャージャー80から交流の放電を行う
ようにした具体的な実施例について説明すると共に、交
流チャージャー80から交流の放電を行わないようにし
た比較例のものと比較し、除電装置70により感光体1
0の表面に光を照射した後、交流チャージャー80から
交流の放電を行った場合に、感光体10の表面が帯電装
置20によって適切な電位に帯電されるようになること
を明らかにする。
【0018】(実施例1及び比較例1)この実施例1及
び比較例1においては、導電性基体に直径が100mm
になったアルミニウムドラムを使用し、このアルミニウ
ムドラム上に電荷発生層と電荷輸送層とが積層された機
能分離型の感光層が形成された感光体10を用いるよう
にした。
【0019】ここで、アルミニウムドラム上に電荷発生
層を形成するにあたっては、下記の化1に示すビスアゾ
化合物からなる電荷発生材料を0.45重量部、ポリエ
ステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン200)を0.4
5重量部、シクロヘキサノンを50重量部の割合にし、
これらをサンドグラインダーにより分散させた電荷発生
用塗液を上記のアルミニウムドラム上に乾燥膜厚が0.
3μmになるように塗布して、電荷発生層を形成した。
【0020】
【化1】
【0021】また、この電荷発生層上に電荷輸送層を形
成するにあたっては、下記の化2に示す1,1−ジフェ
ニル−4,4−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−
1,3−ブタジエンからなる電荷輸送材料が10重量
部、ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製:パンライト
K−1300)が10重量部、ジクロルメタンが180
重量部の割合になった電荷輸送層用塗液を上記の電荷発
生層上に塗布し、これを乾燥させて膜厚が25μmにな
った電荷輸送層を形成した。
【0022】
【化2】
【0023】そして、この感光体10について、DF
(delayed field)法により、発生キャリ
ア量とディレイドタイム(delayed time)
との関係を調べて、その結果を図3に示すと共に、キャ
リア寿命t1 として、光照射後に発生したキャリア数が
(1/e)になる時間を求めたところ、上記の感光体1
0においては、そのキャリア寿命t1 が約220mse
cであった。
【0024】次に、上記の感光体10を使用し、図4に
示すように、この感光体10の表面を帯電させる帯電装
置20と、この感光体10の表面に残留する電位を除電
させる除電装置70とを感光体10の中心に対して所要
角度θを介した位置に設けると共に、除電装置70より
感光体10の回転方向下流側において交流チャージャー
80を帯電装置20と除電装置70との間の中間θ/2
の位置に設けた。
【0025】そして、上記の感光体10を周速500m
m/sで回転させると共に、上記の帯電装置20から感
光体10の表面電位が約−800Vに帯電される条件で
放電を行って、感光体10の表面を帯電させ、このよう
に帯電された感光体10の表面電位を帯電装置20より
感光体10の回転方向下流側に設けた電位測定計90に
よって測定し、また上記の除電装置70から帯電された
感光体10の表面に対して20Lux・secの光量の
光を照射して、感光体10の表面を除電させるようにし
た。
【0026】そして、実施例1においては、このように
除電された感光体10の表面に対して、上記の交流チャ
ージャー80により周波数が100Hz、電流値の最大
値が+30μA,最小値が−60μAの正弦波電流によ
る放電を行い、その後、この感光体10の表面を上記の
帯電装置20によって再度帯電させ、このように帯電さ
れた感光体10の表面電位を上記の電位測定計90によ
って測定するようにした。
【0027】一方、比較例1においては、上記の交流チ
ャージャー80による放電を行わないようにし、それ以
外については、実施例1の場合と同様にして、感光体1
0の表面を帯電装置20によって再度帯電させ、このよ
うに帯電された感光体10の表面電位を上記の電位測定
計90によって測定するようにした。
【0028】そして、感光体10の中心に対して除電装
置70と帯電装置20とがなす角度θを変更させて、除
電装置70から光を照射した後、この感光体10の表面
が帯電装置20によって帯電されるまでの時間t2 を変
更させ、上記の交流チャージャー80から交流の放電を
行う実施例1の場合と、交流チャージャー80から放電
を行わない比較例1の場合とにおいて、それぞれ再度帯
電された感光体10の表面電位を上記の電位測定計90
により測定し、その結果を図5に示した。
【0029】この結果、上記の交流チャージャー80か
ら交流の放電を行うようにした実施例1においては、除
電装置70から光を照射した後、感光体10の表面が帯
電装置20によって帯電されるまでの時間t2 が、キャ
リア寿命t1 である220msecより短い場合におい
ても、感光体10の表面が一定の表面電位に帯電され
た。これに対して、交流チャージャー80から放電を行
わなかった比較例1においては、除電装置70から光を
照射した後、感光体10の表面が帯電装置20によって
帯電されるまでの時間t2 が、キャリア寿命t1 である
220msecより短くなるに従って、帯電された感光
体10の表面電位が低下した。
【0030】(実施例2及び比較例2)この実施例2及
び比較例2においては、上記の実施例1及び比較例1の
場合と使用する感光体10だけを変更させた。
【0031】ここで、この実施例2及び比較例2におい
ても、導電性基体に直径が100mmになったアルミニ
ウムドラムを使用し、このアルミニウムドラム上に電荷
発生層と電荷輸送層とが積層された機能分離型の感光層
を形成するようにした。
【0032】そして、この実施例2及び比較例2におい
ては、アルミニウムドラム上に電荷発生層を形成するに
あたり、下記の化3に示すビスアゾ化合物からなる電荷
発生材料を0.45重量部、ポリエステル樹脂(東洋紡
績社製:バイロン200)を0.45重量部、シクロヘ
キサノンを50重量部の割合にし、これらをサンドグラ
インダーにより分散させた電荷発生用塗液を上記のアル
ミニウムドラム上に乾燥膜厚が0.3μmになるように
塗布して、電荷発生層を形成した。
【0033】
【化3】
【0034】また、この電荷発生層上に電荷輸送層を形
成するにあたっては、下記の化4に示すN−エチルカル
バゾール−3−カルボアルデヒドフェニルニトラゾン
(MPH)からなる電荷輸送材料が10重量部、ポリカ
ーボネート樹脂(帝人化成社製:パンライトK−130
0)が10重量部、ジクロルメタンが180重量部の割
合になった電荷輸送層用塗液を上記の電荷発生層上に塗
布し、これを乾燥させて膜厚が25μmになった電荷輸
送層を形成した。
【0035】
【化4】
【0036】そして、この感光体10についても、上記
の実施例1及び比較例1の場合と同様に、DF法により
発生キャリア量とdelayed timeとの関係を
調べて、その結果を図6に示すと共に、キャリア寿命t
1 を求めた。この結果、上記の感光体10においては、
そのキャリア寿命t1 が約110msecと短くなって
いた。
【0037】また、上記の感光体10を使用し、図3に
示すように、上記の実施例1及び比較例1の場合と同様
にして、感光体10の周囲に帯電装置20と電位測定計
90と除電装置70と交流チャージャー80とを設け、
実施例2においては、上記の実施例1の場合と同様に、
交流チャージャー80により周波数が100Hz、電流
値の最大値が+30μA,最小値が−60μAの正弦波
電流による放電を行って、帯電装置20により再度帯電
された感光体10の表面電位を電位測定計90によって
測定する一方、比較例2においては、上記の比較例1の
場合と同様に、交流チャージャー80による放電を行わ
ないようにし、帯電装置20によって再度帯電された感
光体10の表面電位を電位測定計90によって測定する
ようにした。
【0038】そして、この実施例2及び比較例2におい
ても、上記の実施例1及び比較例1の場合と同様に、感
光体10の中心に対して除電装置70と帯電装置20と
がなす角度θを変更させて、除電装置70から光を照射
した後、この感光体10の表面が帯電装置20によって
帯電されるまでの時間t2 を変更させ、交流チャージャ
ー80から交流の放電を行う実施例2の場合と、交流チ
ャージャー80から放電を行わない比較例2の場合とに
おいて、それぞれ再度帯電された感光体10の表面電位
を上記の電位測定計90により測定し、その結果を図7
に示した。
【0039】この結果、上記の交流チャージャー80か
ら交流の放電を行うようにした実施例2においては、除
電装置70から光を照射した後、感光体10の表面が帯
電装置20によって帯電されるまでの時間t2 が、キャ
リア寿命t1 である110msecより短くなっても、
感光体10の表面が一定の表面電位に帯電された。これ
に対して、交流チャージャー80から放電を行わなかっ
た比較例2においては、除電装置70から光を照射した
後、感光体10の表面が帯電装置20によって帯電され
るまでの時間t2 が、キャリア寿命t1 である110m
secより短くなるに従って、帯電装置20により帯電
された感光体10の表面電位が低くなった。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
画像形成装置においては、除電装置と帯電装置との間に
交流チャージャーを設け、除電装置から感光体の表面に
光を照射して、感光体の表面を除電させた後、この交流
チャージャーから交流の放電を行うようにしたため、除
電装置による光の照射により感光層内に発生し、再結合
されずに感光層内残っているキャリア対が、交流チャー
ジャーによる放電によって感光層内を移動して放出され
るようになった。
【0041】このため、画像形成装置における画像形成
速度を速めたり、感光層に有機材料を用いた感光体を使
用した場合において、除電装置による光の照射から帯電
装置によって感光体の表面を再度帯電させるまでの時間
が、除電装置による光の照射によって感光体の感光層内
に発生したキャリア対が再結合するまでの時間より短く
なった画像形成装置においても、帯電装置によって感光
体の表面を帯電させた場合に、その表面電位が低下する
ということがなく、感光体が適切な表面電位に帯電され
て、良好な画像形成が安定して行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置の概略説明図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概
略説明図である。
【図3】実施例1及び比較例1において使用した感光体
ついて、DF法により測定した発生キャリア量とdel
ayed timeとの関係を示した図である。
【図4】実施例1,2及び比較例1,2において、除電
後に帯電装置によって再度帯電された感光体の表面電位
を測定するのに使用した装置の概略説明図である。
【図5】実施例1及び比較例1において、除電装置から
光を照射した後、この感光体の表面を帯電装置によって
帯電させるまでの時間t2 と、再度帯電された感光体の
表面電位との関係を示した図である。
【図6】実施例2及び比較例2において使用した感光体
ついて、DF法により測定した発生キャリア量とdel
ayed timeとの関係を示した図である。
【図7】実施例2及び比較例2において、除電装置から
光を照射した後、この感光体の表面を帯電装置によって
帯電させるまでの時間t2 と、再度帯電された感光体の
表面電位との関係を示した図である。
【符号の説明】
10 感光体 12 感光層 20 帯電装置 30 潜像形成装置 40 現像装置 50 転写装置 70 除電装置 80 交流チャージャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 公幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 EA01 ED15 EF09 2H035 AA05 AA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光層が形成された感光体と、この感光
    体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電された感光体の
    表面に潜像を形成する潜像形成装置と、感光体の表面に
    形成された潜像を現像する現像装置と、現像された像を
    感光体の表面から記録媒体に転写させる転写装置と、転
    写後における感光体の表面に光を照射して感光体の表面
    を除電させる除電装置とを有し、除電装置による光の照
    射から上記の帯電装置によって感光体の表面を再度帯電
    させるまでの時間が、除電装置による光の照射によって
    感光体の感光層内に発生したキャリア対が再結合するま
    での時間より短くなった画像形成装置において、上記の
    除電装置と帯電装置との間に交流チャージャーを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP10193814A 1998-07-09 1998-07-09 画像形成装置 Pending JP2000029359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193814A JP2000029359A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193814A JP2000029359A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000029359A true JP2000029359A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16314212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10193814A Pending JP2000029359A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000029359A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6003693B2 (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JPS6138468B2 (ja)
JP2003241511A (ja) 画像形成装置
JP2000029359A (ja) 画像形成装置
JP2005031110A (ja) 画像形成装置、印刷装置および画像形成方法
JPH10247036A (ja) 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP4439669B2 (ja) 画像形成装置
JP2004240303A (ja) 電子写真装置
JP4612868B2 (ja) 電子写真装置
JPS62203183A (ja) 画像形成装置
JP2000284570A (ja) 画像形成装置
JPH0990833A (ja) 画像形成装置
JP4617003B2 (ja) 画像形成装置
JP2006337750A5 (ja)
JP2002006566A (ja) 画像形成装置
JP2005148303A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004109221A (ja) 画像形成装置
JPH0588587A (ja) 画像形成装置
JPH1184822A (ja) 画像形成装置
JP2004252098A (ja) 導電性ローラを用いての単層有機感光体の接触帯電方法
JP2006163296A (ja) 画像形成装置
JPH039364A (ja) 電子写真感光体
JPH036579A (ja) 帯電ローラーの表面粗面化方法
JPS62184486A (ja) 画像形成装置
JP2000347434A (ja) 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614