JP2000029331A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JP2000029331A JP2000029331A JP10192936A JP19293698A JP2000029331A JP 2000029331 A JP2000029331 A JP 2000029331A JP 10192936 A JP10192936 A JP 10192936A JP 19293698 A JP19293698 A JP 19293698A JP 2000029331 A JP2000029331 A JP 2000029331A
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- fixing device
- plate
- roller
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- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱部材の温度を均一化すると共に、加圧加
熱部材の温度変動を防止した、瞬時加熱が可能な或いは
加熱時間の早いクイックスタートが可能な定着装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の定着装置30は、弾性層を有し
た回動ローラである上ローラ31と、金属板と板状のセ
ラミックヒータとから成る板状固定加圧板である押圧部
材40とから成り、その間にトナー像支持体である記録
紙Pを挟持搬送しつつ定着を行う定着装置であり、記録
紙Pのトナー面側には上ローラ31が当接し、記録紙P
の反対面側には押圧部材40が当接するよう構成される
ことを特徴とする。
熱部材の温度変動を防止した、瞬時加熱が可能な或いは
加熱時間の早いクイックスタートが可能な定着装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の定着装置30は、弾性層を有し
た回動ローラである上ローラ31と、金属板と板状のセ
ラミックヒータとから成る板状固定加圧板である押圧部
材40とから成り、その間にトナー像支持体である記録
紙Pを挟持搬送しつつ定着を行う定着装置であり、記録
紙Pのトナー面側には上ローラ31が当接し、記録紙P
の反対面側には押圧部材40が当接するよう構成される
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等で用いられる定着装置に関し、特に瞬時加
熱が可能なクイックスタート定着用の定着装置に関す
る。
タ、FAX等で用いられる定着装置に関し、特に瞬時加
熱が可能なクイックスタート定着用の定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、FAX等の画
像形成装置に用いられる定着装置として、技術的な完成
度が高く安定したものとして熱ローラ定着方式が、低速
機から高速機まで、モノクロ機からフルカラー機まで、
と幅広く採用されている。
像形成装置に用いられる定着装置として、技術的な完成
度が高く安定したものとして熱ローラ定着方式が、低速
機から高速機まで、モノクロ機からフルカラー機まで、
と幅広く採用されている。
【0003】しかしながら、従来の熱ローラ定着方式の
定着装置では、転写材やトナーを加熱する際に、熱容量
の大きな定着ローラを加熱する必要があるため省エネル
ギー効果が悪く、省エネ面で不利であり、また、プリン
ト時に定着装置を暖めるのに時間がかかりプリント待ち
時間(ウォーミングアップタイム)が長くなってしまう
という問題がある。
定着装置では、転写材やトナーを加熱する際に、熱容量
の大きな定着ローラを加熱する必要があるため省エネル
ギー効果が悪く、省エネ面で不利であり、また、プリン
ト時に定着装置を暖めるのに時間がかかりプリント待ち
時間(ウォーミングアップタイム)が長くなってしまう
という問題がある。
【0004】これを解決するため、フィルム(熱定着フ
ィルム)を用い、熱ローラを熱定着フィルムという究極
の厚みまで持っていき低熱容量化し、温度制御されたヒ
ータ(セラミックヒータ)を熱定着フィルムに直接加圧
接触させることで熱伝導効率を大幅に向上させ、省エネ
ルギーとウォーミングアップタイムを殆ど必要としない
クイックスタートとを図ったフィルム定着方式の定着装
置が提案され、最近用いられてきている。
ィルム)を用い、熱ローラを熱定着フィルムという究極
の厚みまで持っていき低熱容量化し、温度制御されたヒ
ータ(セラミックヒータ)を熱定着フィルムに直接加圧
接触させることで熱伝導効率を大幅に向上させ、省エネ
ルギーとウォーミングアップタイムを殆ど必要としない
クイックスタートとを図ったフィルム定着方式の定着装
置が提案され、最近用いられてきている。
【0005】また、熱ローラの変形として透光性基体を
定着ローラとして用い、内部に設けたハロゲンランプか
らの熱線をトナーに照射して加熱定着し、ウォーミング
アップタイムを要せずクイックスタートを図った定着方
法が、特開昭52−106741号公報、特開昭57−
82240号公報、特開昭57−102736号公報、
特開昭57−102741号公報によって開示されてい
る。
定着ローラとして用い、内部に設けたハロゲンランプか
らの熱線をトナーに照射して加熱定着し、ウォーミング
アップタイムを要せずクイックスタートを図った定着方
法が、特開昭52−106741号公報、特開昭57−
82240号公報、特開昭57−102736号公報、
特開昭57−102741号公報によって開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭52−106741号公報等の開示による、ハロゲ
ンランプの熱線を透光性基体を通して照射し、トナーを
加熱定着する方法においては、省エネルギーとウォーミ
ングアップタイムを短縮したクイックスタートとが図ら
れたものの、透光性基体の熱伝導率が悪く定着ローラ
(ロール状の熱線定着用回転部材)の温度が均一化せ
ず、特に通紙される転写材のサイズの異なりにより、通
紙部と非通紙部との間に温度変動が生じ、定着ムラが発
生するという問題が起こる。
開昭52−106741号公報等の開示による、ハロゲ
ンランプの熱線を透光性基体を通して照射し、トナーを
加熱定着する方法においては、省エネルギーとウォーミ
ングアップタイムを短縮したクイックスタートとが図ら
れたものの、透光性基体の熱伝導率が悪く定着ローラ
(ロール状の熱線定着用回転部材)の温度が均一化せ
ず、特に通紙される転写材のサイズの異なりにより、通
紙部と非通紙部との間に温度変動が生じ、定着ムラが発
生するという問題が起こる。
【0007】本発明は上記の問題点を解決し、背後にセ
ラミックヒータを設けた加圧加熱用の板状部材を用いて
加圧加熱部材の温度を均一化すると共に、加圧加熱部材
の温度変動を防止した、瞬時加熱が可能な或いは加熱時
間の早いクイックスタートが可能な定着装置を提供する
ことを目的とする。
ラミックヒータを設けた加圧加熱用の板状部材を用いて
加圧加熱部材の温度を均一化すると共に、加圧加熱部材
の温度変動を防止した、瞬時加熱が可能な或いは加熱時
間の早いクイックスタートが可能な定着装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、転写材上の
トナーを挟着し加熱定着する定着装置において、転写材
のトナー面側には弾性層を有した回動ローラと、転写材
の反対面側には板状固定加圧板からなる押圧部材とから
構成されることを特徴とする定着装置によって達成され
る。
トナーを挟着し加熱定着する定着装置において、転写材
のトナー面側には弾性層を有した回動ローラと、転写材
の反対面側には板状固定加圧板からなる押圧部材とから
構成されることを特徴とする定着装置によって達成され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
定着装置の実施形態の一例を示す断面構成図、図2は押
圧部材の押圧板の展開図である。
定着装置の実施形態の一例を示す断面構成図、図2は押
圧部材の押圧板の展開図である。
【0010】本発明の定着装置30は、装置上側にあっ
て転写材である記録紙Pの表面のトナー面側に弾性層を
有する回動ローラである上ローラ31と記録紙Pの反対
面側(下側)にあって記録紙Pの裏面に対向して圧接・
加熱する板状固定加圧板からなる押圧部材40から成
り、その間を通過する記録紙Pの保持するトナー像をそ
の背面側から加熱し定着を行う。
て転写材である記録紙Pの表面のトナー面側に弾性層を
有する回動ローラである上ローラ31と記録紙Pの反対
面側(下側)にあって記録紙Pの裏面に対向して圧接・
加熱する板状固定加圧板からなる押圧部材40から成
り、その間を通過する記録紙Pの保持するトナー像をそ
の背面側から加熱し定着を行う。
【0011】上ローラ31は肉厚0.3〜1mmの金属
パイプから成る芯金31aの外周に厚さ0.7〜8mm
(本実施形態においては5mm)のゴム硬度アスカーC
30〜60度程度のシリコンゴム等の弾性体から成る弾
性体層31bを設け、その外周を表面層31cとして厚
さ30〜200μmのPFAやPTFE等のフッ素樹脂
やシリコン樹脂等の耐熱性と高離型性を有するフィルム
層でコーティングしたソフトローラである。
パイプから成る芯金31aの外周に厚さ0.7〜8mm
(本実施形態においては5mm)のゴム硬度アスカーC
30〜60度程度のシリコンゴム等の弾性体から成る弾
性体層31bを設け、その外周を表面層31cとして厚
さ30〜200μmのPFAやPTFE等のフッ素樹脂
やシリコン樹脂等の耐熱性と高離型性を有するフィルム
層でコーティングしたソフトローラである。
【0012】上ローラ31の周面には、その周面上に付
着したトナーや紙粉等を吸着除去するためにクリーニン
グローラ33と、オフセット防止のために離型剤である
シリコンオイルを塗布するオイル塗布ローラ34が設け
られている。クリーニングローラ33の表面には例えば
発泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材
料を使用する。吸収性の材料を使用すると吸収して溜ま
ったオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。
従ってクリーニングローラ33に非吸収性の材料を使用
し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またトナー等の
異物除去性能を良くするため、離型性の低いものとし、
更に上ローラ31からの熱を吸収しないよう熱容量の小
さいものが選択使用され、クリーニングローラ33及び
オイル塗布ローラ34はそれぞれ上ローラ31に圧着し
て従動回転する。
着したトナーや紙粉等を吸着除去するためにクリーニン
グローラ33と、オフセット防止のために離型剤である
シリコンオイルを塗布するオイル塗布ローラ34が設け
られている。クリーニングローラ33の表面には例えば
発泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材
料を使用する。吸収性の材料を使用すると吸収して溜ま
ったオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。
従ってクリーニングローラ33に非吸収性の材料を使用
し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またトナー等の
異物除去性能を良くするため、離型性の低いものとし、
更に上ローラ31からの熱を吸収しないよう熱容量の小
さいものが選択使用され、クリーニングローラ33及び
オイル塗布ローラ34はそれぞれ上ローラ31に圧着し
て従動回転する。
【0013】また、後述するニップ部Nの上ローラ31
の回転上流側には、400W程度のハロゲンヒータ32
aと反射鏡32bから成る予備加熱ランプ32が設けら
れている。この予備加熱ランプ32は、コピー動作時記
録紙Pが定着装置30を通過する僅か前から点灯し、記
録紙Pが通過し終わると消灯されて、回転する上ローラ
31の表面と進入する記録紙Pの予備加熱を行う。ニッ
プ部Nの下流側には分離爪35が設けられていて定着が
終わった記録紙Pが上ローラ31に巻き付くのを防止す
る。予備加熱ランプ32と押圧部材40との間にはガイ
ド板51が設けられ記録紙Pの進入を案内する。図2の
符号Wは上ローラ31の幅を示している。
の回転上流側には、400W程度のハロゲンヒータ32
aと反射鏡32bから成る予備加熱ランプ32が設けら
れている。この予備加熱ランプ32は、コピー動作時記
録紙Pが定着装置30を通過する僅か前から点灯し、記
録紙Pが通過し終わると消灯されて、回転する上ローラ
31の表面と進入する記録紙Pの予備加熱を行う。ニッ
プ部Nの下流側には分離爪35が設けられていて定着が
終わった記録紙Pが上ローラ31に巻き付くのを防止す
る。予備加熱ランプ32と押圧部材40との間にはガイ
ド板51が設けられ記録紙Pの進入を案内する。図2の
符号Wは上ローラ31の幅を示している。
【0014】板状の押圧部材40は、厚さ0.3〜3m
mのアルミニウム、黄銅板等の熱良導体の表面をテフロ
ンコーティングした金属板である低摩擦係数をもった押
圧板41、押圧板41の裏側に密着して張り付けられた
固定ヒータであるセラミックヒータ42、熱絶縁性部材
であるセラミックから成る中継板43、薄肉のりん青銅
板やSUS板等のバネ材から成るバネ板44から構成さ
れ、鋲止め等により一体に形成されている。押圧部材4
0のバネ板44の基部は画像形成装置本体の取り付け部
81にネジ等により取り付けられる。
mのアルミニウム、黄銅板等の熱良導体の表面をテフロ
ンコーティングした金属板である低摩擦係数をもった押
圧板41、押圧板41の裏側に密着して張り付けられた
固定ヒータであるセラミックヒータ42、熱絶縁性部材
であるセラミックから成る中継板43、薄肉のりん青銅
板やSUS板等のバネ材から成るバネ板44から構成さ
れ、鋲止め等により一体に形成されている。押圧部材4
0のバネ板44の基部は画像形成装置本体の取り付け部
81にネジ等により取り付けられる。
【0015】押圧板41は上ローラ31に向かって凸状
に曲げられている。この凸状部分の一部は上ローラ31
の弾性体層31bとの間でニップ部Nを形成している。
ニップ部Nの長さがあまり長いと記録紙Pの搬送性を悪
くするので、ニップ部の長さは実験的に求められる。凸
状に曲げられた部分の先端に近い部分(ニップ部の終端
部)の曲率は大にしてある。これは定着を終わった記録
紙Pの上ローラ31からの分離性を良好にする効果があ
る。押圧板41の先端部41cにはサーミスタ等からな
る温度検知手段である温度センサ45が設けられてい
て、押圧板41の表面温度が検知され、この検知信号に
基づいて不図示の制御部の制御によりセラミックヒータ
42の通電制御が行われる。この通電制御により押圧板
41の表面温度は実験により確認された定着が確実にな
される所定の温度範囲内に保持される。この所定温度は
記録紙Pの厚さや材質によって異なるので、上記所定温
度は画像形成装置の操作部において選択指定される記録
紙Pの厚さや材質のデータが上記制御部に入力され、そ
のデータに応じて制御部は制御温度の切り替え又は記録
紙Pの搬送速度の変更を行う。
に曲げられている。この凸状部分の一部は上ローラ31
の弾性体層31bとの間でニップ部Nを形成している。
ニップ部Nの長さがあまり長いと記録紙Pの搬送性を悪
くするので、ニップ部の長さは実験的に求められる。凸
状に曲げられた部分の先端に近い部分(ニップ部の終端
部)の曲率は大にしてある。これは定着を終わった記録
紙Pの上ローラ31からの分離性を良好にする効果があ
る。押圧板41の先端部41cにはサーミスタ等からな
る温度検知手段である温度センサ45が設けられてい
て、押圧板41の表面温度が検知され、この検知信号に
基づいて不図示の制御部の制御によりセラミックヒータ
42の通電制御が行われる。この通電制御により押圧板
41の表面温度は実験により確認された定着が確実にな
される所定の温度範囲内に保持される。この所定温度は
記録紙Pの厚さや材質によって異なるので、上記所定温
度は画像形成装置の操作部において選択指定される記録
紙Pの厚さや材質のデータが上記制御部に入力され、そ
のデータに応じて制御部は制御温度の切り替え又は記録
紙Pの搬送速度の変更を行う。
【0016】本実施形態においては、上ローラ31と押
圧部材40との間はバネ板44による付勢によって線圧
0.8〜1.8kg/cmで圧接されるようになってい
て、この時のニップ部Nの長さは線圧やローラの硬度に
よって異なるがほぼ4〜12mmとなっている。このニ
ップ部Nにおいて記録紙Pの背面から加熱されることに
よって定着が行われる。
圧部材40との間はバネ板44による付勢によって線圧
0.8〜1.8kg/cmで圧接されるようになってい
て、この時のニップ部Nの長さは線圧やローラの硬度に
よって異なるがほぼ4〜12mmとなっている。このニ
ップ部Nにおいて記録紙Pの背面から加熱されることに
よって定着が行われる。
【0017】(実施の形態2)図3は本発明の定着装置
の実施形態の他の例を示す断面構成図、図4は図3の押
圧板41の展開図、図5は図3の局部断面図である。
の実施形態の他の例を示す断面構成図、図4は図3の押
圧板41の展開図、図5は図3の局部断面図である。
【0018】実施の形態2は実施の形態1と較べ押圧板
41及びセラミックヒータ42の部分が異なるのみで他
は同一であり同一符号を付している。従って上記同一部
分の詳細な説明は省略する。
41及びセラミックヒータ42の部分が異なるのみで他
は同一であり同一符号を付している。従って上記同一部
分の詳細な説明は省略する。
【0019】実施の形態2においては、押圧板41Aの
ニップ部Nの両端部に上ローラ31の回転軸に平行に幅
約5mmの2個の長穴41bが設けられている。この長
穴41bの側端部に設けられた軸受け取付け部41dに
は軸受け47が取り付けられている。軸受け47には直
径約4mmの黄銅やSUS材パイプ等から成る小径の金
属ローラである小径ローラ46が支承されている。図5
(b)に示すように軸受け47の内径は小径ローラ46
の外径よりd1だけ大きく、小径ローラ46は押圧板4
1A上面よりd1だけ高くなるよう上ローラ31の外側
に設けられている。d1は約0.5mmである。
ニップ部Nの両端部に上ローラ31の回転軸に平行に幅
約5mmの2個の長穴41bが設けられている。この長
穴41bの側端部に設けられた軸受け取付け部41dに
は軸受け47が取り付けられている。軸受け47には直
径約4mmの黄銅やSUS材パイプ等から成る小径の金
属ローラである小径ローラ46が支承されている。図5
(b)に示すように軸受け47の内径は小径ローラ46
の外径よりd1だけ大きく、小径ローラ46は押圧板4
1A上面よりd1だけ高くなるよう上ローラ31の外側
に設けられている。d1は約0.5mmである。
【0020】セラミックヒータ42Aは上記小径ローラ
46の回転を妨げないよう小径ローラ46を逃げて押圧
板41Aに密着した形状に形成されている。このような
構成により上ローラ31には小径ローラ46が最も強く
当接することとなり、上ローラ31の回転によって小径
ローラ46は従動回転し定着される記録紙Pはスリップ
することなく搬送される。2個の小径ローラ46の間で
は記録紙Pは弾性体層31bの変形によって実施の形態
1のニップ部Nにおけるよりは弱い一様な圧力で圧接さ
れるようになっていて所定温度に保持された押圧板41
の熱により定着される。軸受け47の内径は前記のよう
に十分にアソビがあるので激しい熱変化に対しても常に
小径ローラ46は遊動可能になっていて、小径ローラ4
6によって挟まれたニップ部Nによって記録紙Pはスリ
ップすることなく、定着される。
46の回転を妨げないよう小径ローラ46を逃げて押圧
板41Aに密着した形状に形成されている。このような
構成により上ローラ31には小径ローラ46が最も強く
当接することとなり、上ローラ31の回転によって小径
ローラ46は従動回転し定着される記録紙Pはスリップ
することなく搬送される。2個の小径ローラ46の間で
は記録紙Pは弾性体層31bの変形によって実施の形態
1のニップ部Nにおけるよりは弱い一様な圧力で圧接さ
れるようになっていて所定温度に保持された押圧板41
の熱により定着される。軸受け47の内径は前記のよう
に十分にアソビがあるので激しい熱変化に対しても常に
小径ローラ46は遊動可能になっていて、小径ローラ4
6によって挟まれたニップ部Nによって記録紙Pはスリ
ップすることなく、定着される。
【0021】また小径ローラ46によって、ニップ部の
終端部にあたる凸状に曲げられた部分の曲率は大となる
ことから、記録紙Pの上ローラ31からの分離性を更に
良好にする効果がある。
終端部にあたる凸状に曲げられた部分の曲率は大となる
ことから、記録紙Pの上ローラ31からの分離性を更に
良好にする効果がある。
【0022】(実施の形態3)図6は本発明の定着装置
の実施形態の更に他の例を示す断面構成図である。図6
に示すように、本実施の形態3では実施の形態1と全く
同一の構成で、上ローラ31の内部に約300Wのハロ
ゲンヒータによる補助ヒータ311を設けたものであ
る。これにより、低温時のコピーや高速コピーに適した
クイックスタートが可能で、僅かに消費電力を増大する
だけで熱効率を向上した定着装置とすることができた。
の実施形態の更に他の例を示す断面構成図である。図6
に示すように、本実施の形態3では実施の形態1と全く
同一の構成で、上ローラ31の内部に約300Wのハロ
ゲンヒータによる補助ヒータ311を設けたものであ
る。これにより、低温時のコピーや高速コピーに適した
クイックスタートが可能で、僅かに消費電力を増大する
だけで熱効率を向上した定着装置とすることができた。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、転写材のトナー面側に
は弾性層を有する回動ローラと、転写材の反対面側には
押圧加熱部材として熱良導体の押圧板とその背面に密着
した板状のセラミックヒータから成る板状固定加圧板と
を用いたので、板状固定加圧板の温度が均一化されると
共に、板状固定加圧板の温度変動や温度低下が防止され
た。従って転写材は均一な加圧と加熱を受けて良好な定
着が行われ、かつ瞬時加熱が可能な或いは加熱時間の早
いクイックスタートが可能な定着装置が提供されること
となった。
は弾性層を有する回動ローラと、転写材の反対面側には
押圧加熱部材として熱良導体の押圧板とその背面に密着
した板状のセラミックヒータから成る板状固定加圧板と
を用いたので、板状固定加圧板の温度が均一化されると
共に、板状固定加圧板の温度変動や温度低下が防止され
た。従って転写材は均一な加圧と加熱を受けて良好な定
着が行われ、かつ瞬時加熱が可能な或いは加熱時間の早
いクイックスタートが可能な定着装置が提供されること
となった。
【図1】本発明の定着装置の一例を示す断面構成図であ
る。
る。
【図2】図1の押圧板の展開図である。
【図3】本発明の定着装置の他の例を示す断面構成図で
ある。
ある。
【図4】図3の押圧板の展開図である。
【図5】図3の押圧板の局部断面図である。
【図6】本発明の定着装置の更に他の例を示す断面構成
図である。
図である。
30 定着装置 31 上ローラ 32 予備加熱ランプ 33 クリーニングローラ 34 オイル塗布ローラ 35 分離爪 40 押圧部材(板状固定加圧板) 41,41A 押圧板 42,42A セラミックヒータ(固定ヒータ) 43 中継板 44 バネ板 45 温度センサ 46 小径ローラ(小径の金属ローラ) 47 ローラ軸受け 311 補助ヒータ N ニップ部
Claims (3)
- 【請求項1】 転写材上のトナーを挟着し加熱定着する
定着装置において、 転写材のトナー面側には弾性層を有した回動ローラと、
転写材の反対面側には板状固定加圧板からなる押圧部材
とから構成されることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記板状固定加圧板は、金属板とその背
後に密着して設けた固定ヒータであることを特徴とする
請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記金属板には、回動可能とする小径の
金属ローラが設けられていることを特徴とする請求項2
に記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192936A JP2000029331A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192936A JP2000029331A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000029331A true JP2000029331A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16299475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10192936A Pending JP2000029331A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000029331A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788916B2 (en) * | 2001-11-28 | 2004-09-07 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming device |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP10192936A patent/JP2000029331A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788916B2 (en) * | 2001-11-28 | 2004-09-07 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming device |
US7013108B2 (en) | 2001-11-28 | 2006-03-14 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming device |
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