JP2000028381A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
- Publication number
- JP2000028381A JP2000028381A JP19922398A JP19922398A JP2000028381A JP 2000028381 A JP2000028381 A JP 2000028381A JP 19922398 A JP19922398 A JP 19922398A JP 19922398 A JP19922398 A JP 19922398A JP 2000028381 A JP2000028381 A JP 2000028381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- route
- vehicles
- weight
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の積載量の変化に応じて、車両の運行を
管理する。 【解決手段】 ナビゲーション装置1は、管理センタに
設置される管理装置3と、複数の集配所をそれぞれ巡回
する複数の車両それぞれに搭載される端末装置4とを含
む。管理装置3内の積載量情報記憶12に記憶される各
車両の最新の積載量は、各集配所において各車両の荷物
の積下ろしが行われるたびに、更新される。管理装置3
内の経路探索部19は、各車両毎に、現在いる集配所か
ら次に向かうべき集配所までの最適な経路を、該各車両
の最新の積載量を考慮し、積載量が多いほど上り坂を含
まないように、探索する。管理装置3内の経路案内部2
0は、各車両の推薦経路に沿って各車両を誘導するため
の案内情報を、各車両内の端末装置4の表示部21にそ
れぞれ与える。この結果、1つの管理装置3によって、
複数の車両の運行が管理される。
管理する。 【解決手段】 ナビゲーション装置1は、管理センタに
設置される管理装置3と、複数の集配所をそれぞれ巡回
する複数の車両それぞれに搭載される端末装置4とを含
む。管理装置3内の積載量情報記憶12に記憶される各
車両の最新の積載量は、各集配所において各車両の荷物
の積下ろしが行われるたびに、更新される。管理装置3
内の経路探索部19は、各車両毎に、現在いる集配所か
ら次に向かうべき集配所までの最適な経路を、該各車両
の最新の積載量を考慮し、積載量が多いほど上り坂を含
まないように、探索する。管理装置3内の経路案内部2
0は、各車両の推薦経路に沿って各車両を誘導するため
の案内情報を、各車両内の端末装置4の表示部21にそ
れぞれ与える。この結果、1つの管理装置3によって、
複数の車両の運行が管理される。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の車両がそれ
ぞれ通行する経路の探索および案内を行うナビゲーショ
ン装置に関する。
ぞれ通行する経路の探索および案内を行うナビゲーショ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置は、車両が出
発地から目的地に向かうために最適な経路を探索し、か
つ、該車両の運転者に対して該最適な経路の案内を行
う。前記最適な経路は、出発地から目的地までの移動に
要する時間が最短になる経路であることが多い。従来技
術のナビゲーション装置は、経路探索の際に、経路内の
坂の勾配を考慮していないことが多く、道路の上り勾配
が大きいほど、車両が該道路を通過するのに要する時間
は増加しやすい。この結果、従来技術のナビゲーション
装置によって探索された最適経路を車両が走行する場
合、該最適経路以外の他の経路を車両が走行する場合よ
りも、前記出発地から目的地までの移動に要する時間が
長くなることがある。
発地から目的地に向かうために最適な経路を探索し、か
つ、該車両の運転者に対して該最適な経路の案内を行
う。前記最適な経路は、出発地から目的地までの移動に
要する時間が最短になる経路であることが多い。従来技
術のナビゲーション装置は、経路探索の際に、経路内の
坂の勾配を考慮していないことが多く、道路の上り勾配
が大きいほど、車両が該道路を通過するのに要する時間
は増加しやすい。この結果、従来技術のナビゲーション
装置によって探索された最適経路を車両が走行する場
合、該最適経路以外の他の経路を車両が走行する場合よ
りも、前記出発地から目的地までの移動に要する時間が
長くなることがある。
【0003】本件出願人は、経路内の坂の上り勾配を考
慮しつつ出発地から目的地までの最適経路を探索するた
めの技術を、特開平8−261771号公報で提案して
いる。前記公報の経路探索装置は、いわゆる複数のノー
ドおよび複数のリンクの組合わせで道路ネットワークを
表現する道路地図データを備え、経路探索のための処理
にいわゆるダイクストラ法を用いる。前記経路探索装置
は、全てのノードおよびリンクのうちから1つのノード
またはリンクを選択するたびに、経路探索の始点のノー
ドから選択されたノードまたはリンクまでの経路コスト
の総和を算出する。前記経路コストの総和は、概略的に
は、前記道路ネットワーク内の選択された各リンクに相
当する部分の長さに、該各リンクに相当する部分の道路
属性および勾配に応じた重み係数を、それぞれ乗算して
得られる複数の積の総和である。前記重み係数は、該各
リンクに相当する部分が下り坂である場合よりも上り坂
である場合のほうが大きく、かつ、該部分の勾配が大き
いほど大きい。前記経路探索装置は、最終的に、前記経
路コストの総和が最小になる複数のノードおよびリンク
の組合わせで示される経路を、前記最適経路とする。
慮しつつ出発地から目的地までの最適経路を探索するた
めの技術を、特開平8−261771号公報で提案して
いる。前記公報の経路探索装置は、いわゆる複数のノー
ドおよび複数のリンクの組合わせで道路ネットワークを
表現する道路地図データを備え、経路探索のための処理
にいわゆるダイクストラ法を用いる。前記経路探索装置
は、全てのノードおよびリンクのうちから1つのノード
またはリンクを選択するたびに、経路探索の始点のノー
ドから選択されたノードまたはリンクまでの経路コスト
の総和を算出する。前記経路コストの総和は、概略的に
は、前記道路ネットワーク内の選択された各リンクに相
当する部分の長さに、該各リンクに相当する部分の道路
属性および勾配に応じた重み係数を、それぞれ乗算して
得られる複数の積の総和である。前記重み係数は、該各
リンクに相当する部分が下り坂である場合よりも上り坂
である場合のほうが大きく、かつ、該部分の勾配が大き
いほど大きい。前記経路探索装置は、最終的に、前記経
路コストの総和が最小になる複数のノードおよびリンク
の組合わせで示される経路を、前記最適経路とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両の上り坂の登坂に
関する性能は、一般的に登坂する時点の該車両の積載量
に応じて定まる。特にトラックは、荷物の積下ろしに伴
って前記積載量が変化するため、該積載量の変化に応じ
て前記登坂に関する性能が著しく変化する。たとえば、
前記最適な経路が急勾配の上り坂を多数含む経路である
ならば、前記車両が軽い荷物を搭載する場合よりも、前
記車両が非常に重い荷物を搭載する場合のほうが、該最
適な経路を走行するために車両にかかる負荷が大きくな
る。この結果、前者の場合よりも後者の場合のほうが、
前記出発地から前記目的地への移動に要する時間が長く
なり、かつ該移動に要する各種のコストが高くなる。前
記公報の経路探索装置は、前記最適経路の探索処理にお
いて、道路の勾配は考慮するが車両の積載量は考慮しな
いので、積載量の変化に応じて車両の負荷を常に軽減す
ることができる最適経路を探索することは困難である。
関する性能は、一般的に登坂する時点の該車両の積載量
に応じて定まる。特にトラックは、荷物の積下ろしに伴
って前記積載量が変化するため、該積載量の変化に応じ
て前記登坂に関する性能が著しく変化する。たとえば、
前記最適な経路が急勾配の上り坂を多数含む経路である
ならば、前記車両が軽い荷物を搭載する場合よりも、前
記車両が非常に重い荷物を搭載する場合のほうが、該最
適な経路を走行するために車両にかかる負荷が大きくな
る。この結果、前者の場合よりも後者の場合のほうが、
前記出発地から前記目的地への移動に要する時間が長く
なり、かつ該移動に要する各種のコストが高くなる。前
記公報の経路探索装置は、前記最適経路の探索処理にお
いて、道路の勾配は考慮するが車両の積載量は考慮しな
いので、積載量の変化に応じて車両の負荷を常に軽減す
ることができる最適経路を探索することは困難である。
【0005】また前記従来技術のナビゲーション装置
は、複数のトラックを用いた荷物の運送システムにおい
て、各トラックの走行経路を定めるために用いられるこ
とがある。前記運送システムでは、予め定める地域内に
荷物の集配所を複数設け、各集配所に集められた荷物を
集荷し他の集配所に配達させるために、複数のトラック
に前記複数の集配所を適宜巡回させる。この場合、前記
各トラックの積載量は、各集配所で荷物の積下ろしを行
うたびに変化する。前記従来技術の経路探索処理は前記
積載量を考慮しないので、前記従来技術のナビゲーショ
ン装置が各トラックの最新の積載量に応じた最適な経路
を探索することは困難である。
は、複数のトラックを用いた荷物の運送システムにおい
て、各トラックの走行経路を定めるために用いられるこ
とがある。前記運送システムでは、予め定める地域内に
荷物の集配所を複数設け、各集配所に集められた荷物を
集荷し他の集配所に配達させるために、複数のトラック
に前記複数の集配所を適宜巡回させる。この場合、前記
各トラックの積載量は、各集配所で荷物の積下ろしを行
うたびに変化する。前記従来技術の経路探索処理は前記
積載量を考慮しないので、前記従来技術のナビゲーショ
ン装置が各トラックの最新の積載量に応じた最適な経路
を探索することは困難である。
【0006】本発明の目的は、車両の現在の荷物の積載
状態に応じた最適経路を探索することができるナビゲー
ション装置を提供することである。
状態に応じた最適経路を探索することができるナビゲー
ション装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、運行を管
理するべき少なくとも1台の車両内の物体の総重量をそ
れぞれ算出する総重量算出手段と、各車両の出発地およ
び目的地をそれぞれ設定する地点設定手段と、前記各車
両の出発地および目的地を含む地域内にあり、かつ、前
記各車両が通行可能な複数の道路に関する道路情報を記
憶する道路情報記憶手段と、各車両が通行するべき出発
地から目的地までの経路を、前記各車両内の物体の総重
量と前記道路情報とに基づいて、それぞれ探索する経路
探索手段と、前記各車両にそれぞれ搭載される経路表示
手段と、前記各車両の経路表示手段に、探索された各車
両の前記経路の案内に関する表示をそれぞれ行わせる経
路案内手段とを含むことを特徴とするナビゲーション装
置である。
理するべき少なくとも1台の車両内の物体の総重量をそ
れぞれ算出する総重量算出手段と、各車両の出発地およ
び目的地をそれぞれ設定する地点設定手段と、前記各車
両の出発地および目的地を含む地域内にあり、かつ、前
記各車両が通行可能な複数の道路に関する道路情報を記
憶する道路情報記憶手段と、各車両が通行するべき出発
地から目的地までの経路を、前記各車両内の物体の総重
量と前記道路情報とに基づいて、それぞれ探索する経路
探索手段と、前記各車両にそれぞれ搭載される経路表示
手段と、前記各車両の経路表示手段に、探索された各車
両の前記経路の案内に関する表示をそれぞれ行わせる経
路案内手段とを含むことを特徴とするナビゲーション装
置である。
【0008】第1の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、前記各車両内の物体の総重量をそれぞれ求め、
該総重量に応じて該各車両の走行するべき経路を探索す
る。これによって前記ナビゲーション装置は、走行する
時点の各車両の物体の積載状況を考慮して、前記経路を
探索することができる。また前記ナビゲーション装置に
含まれる全ての手段のうち、各車両に必ず搭載しなけれ
ばならないのは、前記経路表示手段だけである。このた
め前記ナビゲーション装置は、各車両にそれぞれ従来技
術のナビゲーション装置を搭載する場合よりも、ナビゲ
ーションのために各車両に搭載するべき部品の数を減少
させることができる。
装置は、前記各車両内の物体の総重量をそれぞれ求め、
該総重量に応じて該各車両の走行するべき経路を探索す
る。これによって前記ナビゲーション装置は、走行する
時点の各車両の物体の積載状況を考慮して、前記経路を
探索することができる。また前記ナビゲーション装置に
含まれる全ての手段のうち、各車両に必ず搭載しなけれ
ばならないのは、前記経路表示手段だけである。このた
め前記ナビゲーション装置は、各車両にそれぞれ従来技
術のナビゲーション装置を搭載する場合よりも、ナビゲ
ーションのために各車両に搭載するべき部品の数を減少
させることができる。
【0009】第2の発明のナビゲーション装置は、前記
各車両にそれぞれ搭載され、該各車両内の物体の総重量
の変化に関する変化情報を出力する変化情報出力手段
と、前記各車両内の物体の最新の総重量を記憶する総重
量記憶手段と、前記各車両の変化情報出力手段から出力
された前記変化情報に応じて、前記総重量記憶手段に記
憶された各車両内の物体の最新の総重量を更新する総重
量更新手段とをさらに含むことを特徴とする。
各車両にそれぞれ搭載され、該各車両内の物体の総重量
の変化に関する変化情報を出力する変化情報出力手段
と、前記各車両内の物体の最新の総重量を記憶する総重
量記憶手段と、前記各車両の変化情報出力手段から出力
された前記変化情報に応じて、前記総重量記憶手段に記
憶された各車両内の物体の最新の総重量を更新する総重
量更新手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0010】第2の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、第1の発明のナビゲーション装置に加えて、前
記各車両内の物体の総重量の変化の検出に拘わる上述の
手段を含む構成になっている。このため前記第2の発明
のナビゲーション装置は、たとえば車両内の物体の積下
ろしに応じて、前記最新の総重量を更新することができ
る。この結果前記ナビゲーション装置は、前記総重量が
変化する場合に、変化後の総重量を考慮して前記各車両
の運行を管理することができる。
装置は、第1の発明のナビゲーション装置に加えて、前
記各車両内の物体の総重量の変化の検出に拘わる上述の
手段を含む構成になっている。このため前記第2の発明
のナビゲーション装置は、たとえば車両内の物体の積下
ろしに応じて、前記最新の総重量を更新することができ
る。この結果前記ナビゲーション装置は、前記総重量が
変化する場合に、変化後の総重量を考慮して前記各車両
の運行を管理することができる。
【0011】第3の発明のナビゲーション装置は、前記
積載量記憶手段に記憶された前記各車両内の物体の最新
の総重量に基づき、全ての前記車両のうちから、予め定
める基準地点にある物体を積載させるべき車両を選ぶ車
両選択手段をさらに含み、前記地点設定手段は、前記基
準地点を、選ばれた前記車両の目的地として設定するこ
とを特徴とする。
積載量記憶手段に記憶された前記各車両内の物体の最新
の総重量に基づき、全ての前記車両のうちから、予め定
める基準地点にある物体を積載させるべき車両を選ぶ車
両選択手段をさらに含み、前記地点設定手段は、前記基
準地点を、選ばれた前記車両の目的地として設定するこ
とを特徴とする。
【0012】第3の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、第2の発明のナビゲーション装置に加えて、目
的地の設定に拘わる上述の手段を含む構成になってい
る。このように前記第3の発明のナビゲーション装置
は、前記各車両の物体の最新の積載状況が常に分かるの
で、前記基準地点にある物体を積載可能な車両を容易に
選ぶことができる。これによって、前記基準地点にある
物体が、全ての前記車両のうちの少なくとも1台の車両
に、確実に積込まれる。
装置は、第2の発明のナビゲーション装置に加えて、目
的地の設定に拘わる上述の手段を含む構成になってい
る。このように前記第3の発明のナビゲーション装置
は、前記各車両の物体の最新の積載状況が常に分かるの
で、前記基準地点にある物体を積載可能な車両を容易に
選ぶことができる。これによって、前記基準地点にある
物体が、全ての前記車両のうちの少なくとも1台の車両
に、確実に積込まれる。
【0013】第4の発明のナビゲーション装置は、前記
経路探索手段は、前記道路情報と前記総重量記憶手段に
記憶される前記各車両内の物体の最新の総重量とに基づ
き、総重量の変化後の前記各車両の経路をさらに探索
し、前記各車両内の物体の最新の総重量が多いほど、探
索された前記経路内の上り坂の勾配が低くなることを特
徴とする。
経路探索手段は、前記道路情報と前記総重量記憶手段に
記憶される前記各車両内の物体の最新の総重量とに基づ
き、総重量の変化後の前記各車両の経路をさらに探索
し、前記各車両内の物体の最新の総重量が多いほど、探
索された前記経路内の上り坂の勾配が低くなることを特
徴とする。
【0014】第4の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、第2の発明のナビゲーション装置において、前
記経路探索手段が上述のように動作する構成になってい
る。すなわち前記経路探索手段は、総重量更新後の任意
の1つの車両が走行するべき経路を、最新の総重量が多
いほど該経路に勾配の高い上り坂が含まれなくなるよう
に、探索する。このため前記第4の発明のナビゲーショ
ン装置は、前記総重量の変化に応じて、車両に負荷が最
もかかりにくい経路を探索することができる。
装置は、第2の発明のナビゲーション装置において、前
記経路探索手段が上述のように動作する構成になってい
る。すなわち前記経路探索手段は、総重量更新後の任意
の1つの車両が走行するべき経路を、最新の総重量が多
いほど該経路に勾配の高い上り坂が含まれなくなるよう
に、探索する。このため前記第4の発明のナビゲーショ
ン装置は、前記総重量の変化に応じて、車両に負荷が最
もかかりにくい経路を探索することができる。
【0015】第5の発明のナビゲーション装置は、前記
各車両に積載されるべき物体それぞれの重量に関する重
量情報を収集する重量情報収集手段をさらに含み、前記
積載量算出手段は、収集された前記重量情報に基づき、
前記各車両に積載されるべき物体の重量情報をそれぞれ
集計して、該各車両内の物体の最新の総重量を算出する
ことを特徴とする。
各車両に積載されるべき物体それぞれの重量に関する重
量情報を収集する重量情報収集手段をさらに含み、前記
積載量算出手段は、収集された前記重量情報に基づき、
前記各車両に積載されるべき物体の重量情報をそれぞれ
集計して、該各車両内の物体の最新の総重量を算出する
ことを特徴とする。
【0016】第5の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、第1の発明のナビゲーション装置に加えて、前
記重量情報に関する上述の構成をさらに含む。このため
前記第5の発明のナビゲーション装置において、前記総
重量算出手段は前記積載するべき全ての物体が前記各車
両に実際に搭載される前に該物体の総重量を求めること
ができるので、前記経路探索手段は、前記物体が前記各
車両に実際に搭載される前に、該物体の総重量を考慮し
て走行するべき経路を探索することができる。
装置は、第1の発明のナビゲーション装置に加えて、前
記重量情報に関する上述の構成をさらに含む。このため
前記第5の発明のナビゲーション装置において、前記総
重量算出手段は前記積載するべき全ての物体が前記各車
両に実際に搭載される前に該物体の総重量を求めること
ができるので、前記経路探索手段は、前記物体が前記各
車両に実際に搭載される前に、該物体の総重量を考慮し
て走行するべき経路を探索することができる。
【0017】第6の発明のナビゲーション装置は、前記
重量情報収集手段は、前記各車両に積載されるべき物体
に貼付される伝票ラベルを読取り、該物体の重量に関す
る重量情報を得ることを特徴とする。
重量情報収集手段は、前記各車両に積載されるべき物体
に貼付される伝票ラベルを読取り、該物体の重量に関す
る重量情報を得ることを特徴とする。
【0018】第6の発明に従えば、前記ナビゲーション
装置は、第5の発明のナビゲーション装置において、前
記重量情報収集手段が上述のように動作する構成になっ
ている。これによって前記第6の発明のナビゲーション
装置は、車両に実際に積載される物体に関する重量情報
を迅速に収集することができるので、前記車両の物体の
総重量を考慮した経路の探索を迅速に行うことができ
る。
装置は、第5の発明のナビゲーション装置において、前
記重量情報収集手段が上述のように動作する構成になっ
ている。これによって前記第6の発明のナビゲーション
装置は、車両に実際に積載される物体に関する重量情報
を迅速に収集することができるので、前記車両の物体の
総重量を考慮した経路の探索を迅速に行うことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるナビゲーション装置1の機能的構成を示すブロック
図である。ナビゲーション装置1は、積載される物体の
総重量が時間経過と共に変化する複数台の車両の運行を
管理するためのものである。このためナビゲーション装
置1は、概略的には、複数台の車両それぞれが走行する
べき複数の推薦経路を探索し、各推薦経路に基づいて各
車両を誘導する。以後の説明では、ナビゲーション装置
1は、複数台の車両を用いた荷物の運送システムにおけ
る該車両の運行管理に用いられると仮定する。前記運送
システムは、予め定める地域内に荷物の集配所を複数設
け、各集配所に集められた荷物を他の集配所に配達させ
るために、複数台の車両に前記複数の集配所を適宜巡回
させ、各車両に各集配所への荷物の配達および各集配所
からの荷物の集荷を行わせるものである。以後の説明で
は、各車両毎に、全ての集配所のうちの荷物を集荷に行
く少なくとも1つの集配所と、各車両が該集配所を廻る
順序とがそれぞれ予め定められていると仮定する。
あるナビゲーション装置1の機能的構成を示すブロック
図である。ナビゲーション装置1は、積載される物体の
総重量が時間経過と共に変化する複数台の車両の運行を
管理するためのものである。このためナビゲーション装
置1は、概略的には、複数台の車両それぞれが走行する
べき複数の推薦経路を探索し、各推薦経路に基づいて各
車両を誘導する。以後の説明では、ナビゲーション装置
1は、複数台の車両を用いた荷物の運送システムにおけ
る該車両の運行管理に用いられると仮定する。前記運送
システムは、予め定める地域内に荷物の集配所を複数設
け、各集配所に集められた荷物を他の集配所に配達させ
るために、複数台の車両に前記複数の集配所を適宜巡回
させ、各車両に各集配所への荷物の配達および各集配所
からの荷物の集荷を行わせるものである。以後の説明で
は、各車両毎に、全ての集配所のうちの荷物を集荷に行
く少なくとも1つの集配所と、各車両が該集配所を廻る
順序とがそれぞれ予め定められていると仮定する。
【0020】ナビゲーション装置1は、1つの管理装置
3と、複数の端末装置4とを含む。なお図1では、端末
装置4は1つだけ記載する。管理装置3は、たとえば前
記運送システムにおいて車両の運行管理を行うための管
理センタに設置される。全ての車両は、荷物を積載する
前に、複数の集配所のうちのいずれか1つに集結する。
前記いずれか1つの集配所は、複数の車両の運行の起点
となる場所である。以後、前記いずれか1つの集配所
を、起点集配所と称する。複数の端末装置4は、管理対
象の前記複数台の車両にそれぞれ搭載される。
3と、複数の端末装置4とを含む。なお図1では、端末
装置4は1つだけ記載する。管理装置3は、たとえば前
記運送システムにおいて車両の運行管理を行うための管
理センタに設置される。全ての車両は、荷物を積載する
前に、複数の集配所のうちのいずれか1つに集結する。
前記いずれか1つの集配所は、複数の車両の運行の起点
となる場所である。以後、前記いずれか1つの集配所
を、起点集配所と称する。複数の端末装置4は、管理対
象の前記複数台の車両にそれぞれ搭載される。
【0021】管理装置3は、積荷重量検出部11、積載
量情報記憶部12、積載量更新部14、集荷車両選択部
15、道路情報記憶部16、目的地設定部17、経路探
索部19、経路案内部20、および管理側通信機22を
含む。各端末装置4は、積下ろし情報検出部13、現在
位置検出部18、表示部21、および端末側通信機23
をそれぞれ含む。管理装置3と各端末装置4とは、管理
側通信機22および端末側通信機23を介して、情報を
相互に送受可能である。管理側および端末側通信機2
2,23は、通信のための電磁波を送受するためのアン
テナをそれぞれ備える。管理側および端末側通信部2
2,23は、たとえば無線通信機または携帯型の電話機
で実現される。
量情報記憶部12、積載量更新部14、集荷車両選択部
15、道路情報記憶部16、目的地設定部17、経路探
索部19、経路案内部20、および管理側通信機22を
含む。各端末装置4は、積下ろし情報検出部13、現在
位置検出部18、表示部21、および端末側通信機23
をそれぞれ含む。管理装置3と各端末装置4とは、管理
側通信機22および端末側通信機23を介して、情報を
相互に送受可能である。管理側および端末側通信機2
2,23は、通信のための電磁波を送受するためのアン
テナをそれぞれ備える。管理側および端末側通信部2
2,23は、たとえば無線通信機または携帯型の電話機
で実現される。
【0022】積荷重量検出部11は、管理対象の各車両
が起点集配所にある時点、すなわち出発前の時点におけ
る各車両の積載量を検出する。前記出発前の時点の各車
両の積載量は、積載量情報記憶部12に記憶され、さら
に経路探索部19に与えられる。各車両の端末装置4の
積下ろし情報検出部13は、該各車両の積載量の変化に
関する積下ろし情報を検出する。任意の車両の前記積下
ろし情報は、該車両の積載量の変化分そのものを示して
も良く、該車両に積載された荷物のうちのどれが下ろさ
れて新たにどのような荷物が積載されたかを示すもので
あってもよい。検出された積下ろし情報は、端末側通信
機23の送信部24と管理側通信機22の受信部25と
を介して、積載量更新部14に与えられる。積載量更新
部14は、各車両からの積下ろし情報に応答して、積載
量情報記憶部12に記憶される各車両の積載量を更新す
る。この結果積載量情報記憶部12は、各車両が起点集
配所を出発した後、各車両の最新の積載量を常に記憶す
る。集荷車両選択部15は、積載量情報記憶部12に記
憶される各車両の最新の積載量を参照して、該各車両が
次に向かうべき集配所を、それぞれ定める。
が起点集配所にある時点、すなわち出発前の時点におけ
る各車両の積載量を検出する。前記出発前の時点の各車
両の積載量は、積載量情報記憶部12に記憶され、さら
に経路探索部19に与えられる。各車両の端末装置4の
積下ろし情報検出部13は、該各車両の積載量の変化に
関する積下ろし情報を検出する。任意の車両の前記積下
ろし情報は、該車両の積載量の変化分そのものを示して
も良く、該車両に積載された荷物のうちのどれが下ろさ
れて新たにどのような荷物が積載されたかを示すもので
あってもよい。検出された積下ろし情報は、端末側通信
機23の送信部24と管理側通信機22の受信部25と
を介して、積載量更新部14に与えられる。積載量更新
部14は、各車両からの積下ろし情報に応答して、積載
量情報記憶部12に記憶される各車両の積載量を更新す
る。この結果積載量情報記憶部12は、各車両が起点集
配所を出発した後、各車両の最新の積載量を常に記憶す
る。集荷車両選択部15は、積載量情報記憶部12に記
憶される各車両の最新の積載量を参照して、該各車両が
次に向かうべき集配所を、それぞれ定める。
【0023】道路情報記憶部16は、前記地域内の道路
ネットワークを示す道路地図情報を記憶する。前記道路
地図情報において、前記道路ネットワークは、いわゆる
複数のリンクおよび複数のノードの組合わせによって表
現される。ノードは、前記地域内の地点を示すものであ
り、前記複数のノードがそれぞれ示す地点は、道路の起
点および終点、複数の道路の交差点、ならびに道路の変
曲点を含む。リンクは、2つのノードを両端とする線分
であり、道路内の該2つのノードが示す地点間の部分を
示す。以後、道路内の前記部分を道路部分と称する。ま
た前記道路地図情報は、前記各リンクが示す道路部分の
道路属性を含む。任意の道路部分の道路属性は、該道路
部分の距離、該道路部分の道路種別、該道路部分の幅
員、および該道路部分の曲がり角度を含み、さらに該道
路部分の勾配を含んでいてもよい。道路種別とは、たと
えば、前記道路部分が、高速道路、有料道路、自動車専
用道路、国道、県道およびその他の道のうちのどれであ
るかを示す。また前記道路地図情報は、前記各ノードが
示す地点の地点属性を含む。任意の地点の地点属性は、
該地点の標高、または該地点と他のノードが示す地点と
を両端とする線分の地表面からの傾斜角度を含む。
ネットワークを示す道路地図情報を記憶する。前記道路
地図情報において、前記道路ネットワークは、いわゆる
複数のリンクおよび複数のノードの組合わせによって表
現される。ノードは、前記地域内の地点を示すものであ
り、前記複数のノードがそれぞれ示す地点は、道路の起
点および終点、複数の道路の交差点、ならびに道路の変
曲点を含む。リンクは、2つのノードを両端とする線分
であり、道路内の該2つのノードが示す地点間の部分を
示す。以後、道路内の前記部分を道路部分と称する。ま
た前記道路地図情報は、前記各リンクが示す道路部分の
道路属性を含む。任意の道路部分の道路属性は、該道路
部分の距離、該道路部分の道路種別、該道路部分の幅
員、および該道路部分の曲がり角度を含み、さらに該道
路部分の勾配を含んでいてもよい。道路種別とは、たと
えば、前記道路部分が、高速道路、有料道路、自動車専
用道路、国道、県道およびその他の道のうちのどれであ
るかを示す。また前記道路地図情報は、前記各ノードが
示す地点の地点属性を含む。任意の地点の地点属性は、
該地点の標高、または該地点と他のノードが示す地点と
を両端とする線分の地表面からの傾斜角度を含む。
【0024】目的地設定部17は、各車両が走行するべ
き推薦経路の探索のために、前記道路地図情報が示す道
路ネットワーク上に、前記各車両の推薦経路の目的地を
設定する。前記各車両の推薦経路の目的地は、該各車両
が次に向かうべき集配所のある地点である。また前記道
路ネットワークがリンクおよびノードで表される場合、
目的地設定部17は、前記各車両が次に向かうべき集配
所のある地点に最も近いノードまたはリンクを、前記各
車両の目的地とすることもある。前記次に向かうべき集
配所は、前記各車両毎に予め定められていても良く、集
荷車両選択部15によって逐次定められてもよい。前記
各車両の目的地は、経路探索部19に与えられる。
き推薦経路の探索のために、前記道路地図情報が示す道
路ネットワーク上に、前記各車両の推薦経路の目的地を
設定する。前記各車両の推薦経路の目的地は、該各車両
が次に向かうべき集配所のある地点である。また前記道
路ネットワークがリンクおよびノードで表される場合、
目的地設定部17は、前記各車両が次に向かうべき集配
所のある地点に最も近いノードまたはリンクを、前記各
車両の目的地とすることもある。前記次に向かうべき集
配所は、前記各車両毎に予め定められていても良く、集
荷車両選択部15によって逐次定められてもよい。前記
各車両の目的地は、経路探索部19に与えられる。
【0025】任意の1つの車両の端末装置4の現在位置
検出部18は、該端末装置4の現在位置、すなわち前記
車両の現在位置を、時間経過に伴い複数回検出する。現
在位置検出部18は、たとえば、GPS(Global Posit
ioning System)受信機で実現される。現在位置が検出
されるたびに、該現在位置を示す位置情報が、端末側通
信機23の送信部24と管理側通信機22の受信部25
とを介して、集荷車両選択部15、経路探索部19およ
び経路案内部20にそれぞれ与えられる。経路探索部1
9は、たとえば、起点集配所のある地点、各車両が現在
集荷中の集配所がある地点、または各車両の現在位置
を、前記各車両の推薦経路の出発地として設定する。
検出部18は、該端末装置4の現在位置、すなわち前記
車両の現在位置を、時間経過に伴い複数回検出する。現
在位置検出部18は、たとえば、GPS(Global Posit
ioning System)受信機で実現される。現在位置が検出
されるたびに、該現在位置を示す位置情報が、端末側通
信機23の送信部24と管理側通信機22の受信部25
とを介して、集荷車両選択部15、経路探索部19およ
び経路案内部20にそれぞれ与えられる。経路探索部1
9は、たとえば、起点集配所のある地点、各車両が現在
集荷中の集配所がある地点、または各車両の現在位置
を、前記各車両の推薦経路の出発地として設定する。
【0026】経路探索部19は、道路情報記憶部16に
記憶される道路地図情報を参照し、積載量情報記憶部1
2に記憶される各車両の最新の積載量と前記出発地およ
び目的地とを考慮して、各車両が前記集配に行くべき集
配所を廻るための推薦経路を各車両毎に探索する。経路
探索部19の探索処理は、たとえばいわゆるダイクスト
ラ法に基づいて行われる。探索された各車両の推薦経路
は、経路案内部20に与えられる。
記憶される道路地図情報を参照し、積載量情報記憶部1
2に記憶される各車両の最新の積載量と前記出発地およ
び目的地とを考慮して、各車両が前記集配に行くべき集
配所を廻るための推薦経路を各車両毎に探索する。経路
探索部19の探索処理は、たとえばいわゆるダイクスト
ラ法に基づいて行われる。探索された各車両の推薦経路
は、経路案内部20に与えられる。
【0027】経路案内部20は、探索された各車両の推
薦経路と該各車両の現在位置とに基づき、各車両それぞ
れが該各推薦経路を通行するように、該各車両を案内す
るための案内情報をそれぞれ生成する。各車両のための
案内情報は、管理側通信機22の送信部26と端末側通
信機23の受信部27とを介して、各車両内の端末装置
4の表示部21に与えられる。表示部21は、与えられ
た前記案内情報に基づき、車両の案内に関する表示を行
う。各車両内の端末装置4の表示部21の表示に基づい
て、各車両の運転者が該各車両を運転すれば、該各車両
は該各車両のための推薦経路を走行することができる。
薦経路と該各車両の現在位置とに基づき、各車両それぞ
れが該各推薦経路を通行するように、該各車両を案内す
るための案内情報をそれぞれ生成する。各車両のための
案内情報は、管理側通信機22の送信部26と端末側通
信機23の受信部27とを介して、各車両内の端末装置
4の表示部21に与えられる。表示部21は、与えられ
た前記案内情報に基づき、車両の案内に関する表示を行
う。各車両内の端末装置4の表示部21の表示に基づい
て、各車両の運転者が該各車両を運転すれば、該各車両
は該各車両のための推薦経路を走行することができる。
【0028】積荷重量検出部11は、荷物の積載後の該
各車両の積載量を量るために各車両にそれぞれ搭載され
る積荷重量計であってもよく、各車両にそれぞれ積載す
るべき荷物の重量に基づき荷物の積載前に前記各車両の
積載量を求めるものであってもよい。積荷重量検出部1
1が後者のものである場合、積荷重量検出部11は、収
集部28と分配部29と積載量算出部30とを含む。収
集部28は、起点集配所において、起点集配所から他の
集配所に配達するべき全ての荷物の重量をそれぞれ示す
重量情報を、各荷物毎に収集する。分配部29は、前記
各車両に積載するべき荷物をそれぞれ定めるために、前
記配達対象の全ての荷物を前記複数の車両に振分ける。
積載量算出部30は、収集部28が収集した全ての荷物
の重量情報と分配部29の荷物の分配結果とに基づき、
各車両それぞれに積載される荷物の重量の総和、すなわ
ち各車両の積載量を算出する。積荷重量検出部11が上
述の構成になっている場合、各車両に荷物を積載する前
に、各車両の積載量を得ることができる。
各車両の積載量を量るために各車両にそれぞれ搭載され
る積荷重量計であってもよく、各車両にそれぞれ積載す
るべき荷物の重量に基づき荷物の積載前に前記各車両の
積載量を求めるものであってもよい。積荷重量検出部1
1が後者のものである場合、積荷重量検出部11は、収
集部28と分配部29と積載量算出部30とを含む。収
集部28は、起点集配所において、起点集配所から他の
集配所に配達するべき全ての荷物の重量をそれぞれ示す
重量情報を、各荷物毎に収集する。分配部29は、前記
各車両に積載するべき荷物をそれぞれ定めるために、前
記配達対象の全ての荷物を前記複数の車両に振分ける。
積載量算出部30は、収集部28が収集した全ての荷物
の重量情報と分配部29の荷物の分配結果とに基づき、
各車両それぞれに積載される荷物の重量の総和、すなわ
ち各車両の積載量を算出する。積荷重量検出部11が上
述の構成になっている場合、各車両に荷物を積載する前
に、各車両の積載量を得ることができる。
【0029】管理装置3に含まれる全ての部のうち、積
載量更新部14、集荷車両選択部15、目的地設定部1
7、経路探索部19,経路案内部20、分配部29、お
よび積載量算出部30のうちの少なくとも2つは、単一
の演算回路の演算処理によって実現される仮想装置であ
ってもよく、それぞれ独立した装置であってもよい。ま
た道路情報記憶部16は、記憶媒体から情報を読出すた
めの読出し装置と、該読出し装置に着脱可能でありかつ
前記道路地図情報を記憶した記憶媒体とから構成されて
もよい。前記記憶媒体は、たとえばCD−ROMであ
る。また積下ろし情報検出部13は、各端末装置4では
なく各集配所に備えられていても良い。
載量更新部14、集荷車両選択部15、目的地設定部1
7、経路探索部19,経路案内部20、分配部29、お
よび積載量算出部30のうちの少なくとも2つは、単一
の演算回路の演算処理によって実現される仮想装置であ
ってもよく、それぞれ独立した装置であってもよい。ま
た道路情報記憶部16は、記憶媒体から情報を読出すた
めの読出し装置と、該読出し装置に着脱可能でありかつ
前記道路地図情報を記憶した記憶媒体とから構成されて
もよい。前記記憶媒体は、たとえばCD−ROMであ
る。また積下ろし情報検出部13は、各端末装置4では
なく各集配所に備えられていても良い。
【0030】図2は、管理装置3が行う車両の第1運行
管理処理を説明するためのフローチャートである。管理
対象の複数の車両が起点集配所にいて、かつ、起点集配
所に配達対象の複数の荷物が集められた状態で、ステッ
プa1からステップa2に進む。ステップa2〜a4の
処理は、全ての車両が起点集配所を出発する前に行われ
る管理準備処理である。
管理処理を説明するためのフローチャートである。管理
対象の複数の車両が起点集配所にいて、かつ、起点集配
所に配達対象の複数の荷物が集められた状態で、ステッ
プa1からステップa2に進む。ステップa2〜a4の
処理は、全ての車両が起点集配所を出発する前に行われ
る管理準備処理である。
【0031】ステップa2で、収集部28は、起点集配
所に集荷された複数の配達対象の荷物の重量情報を収集
する。さらに収集部28は、前記配達対象の各荷物の配
達先が前記複数の集配所のうちのどれであるかを示す配
達先情報を収集する。任意の1つの荷物の重量情報およ
び配達先情報は、該荷物に関する荷物情報に含まれる。
たとえば、配達対象の各荷物の重量を示すバーコード
が、該荷物に貼付けられる伝票ラベルにそれぞれ書込ま
れる構成になっている場合、収集部28はバーコードを
読取るための読取り手段、すなわちいわゆるバーコード
リーダになっている。前記場合、前記バーコードリーダ
は各荷物の伝票ラベルのバーコードを読取り、各荷物の
重量情報を得る。この結果、該重量情報の収集が容易に
なる。また配達先情報の入手手法は、たとえば重量情報
の入手手法とほぼ等しい。
所に集荷された複数の配達対象の荷物の重量情報を収集
する。さらに収集部28は、前記配達対象の各荷物の配
達先が前記複数の集配所のうちのどれであるかを示す配
達先情報を収集する。任意の1つの荷物の重量情報およ
び配達先情報は、該荷物に関する荷物情報に含まれる。
たとえば、配達対象の各荷物の重量を示すバーコード
が、該荷物に貼付けられる伝票ラベルにそれぞれ書込ま
れる構成になっている場合、収集部28はバーコードを
読取るための読取り手段、すなわちいわゆるバーコード
リーダになっている。前記場合、前記バーコードリーダ
は各荷物の伝票ラベルのバーコードを読取り、各荷物の
重量情報を得る。この結果、該重量情報の収集が容易に
なる。また配達先情報の入手手法は、たとえば重量情報
の入手手法とほぼ等しい。
【0032】ステップa3で、分配部29は、収集部2
8がステップa2で収集した全ての配達対象の荷物の荷
物情報を、分配部29内に備えられるデータベースに記
憶する。前記データベースは、さらに、前記各車両の予
め定める最大積載量と、該各車両が向かうべき集配所を
示す巡回先情報とを、予め記憶する。各車両の最大積載
量は、各車両が一度に積載可能な全ての荷物の重量の総
和である。
8がステップa2で収集した全ての配達対象の荷物の荷
物情報を、分配部29内に備えられるデータベースに記
憶する。前記データベースは、さらに、前記各車両の予
め定める最大積載量と、該各車両が向かうべき集配所を
示す巡回先情報とを、予め記憶する。各車両の最大積載
量は、各車両が一度に積載可能な全ての荷物の重量の総
和である。
【0033】ステップa4で、分配部29は、前記デー
タベースを参照し、前記配達対象の各荷物の荷物情報と
前記各車両の最大積載量および該各車両の巡回先情報と
に基づき、全ての配達対象の荷物を全ての車両に振分け
る。概略的には、前記配達対象の各荷物は該各荷物の配
達先である集配所に向かうべき車両に割当てられ、か
つ、各車両に割当てられる荷物の重量の総和が該各車両
の最大積載量未満にそれぞれ収まるようにされる。この
ようにステップa2〜a4の管理準備処理によって、管
理装置3は、前記出発前の時点における各車両の実際の
積載量が各車両の最大積載量未満に確実に保たれるよう
に、配達対象の荷物を分配することができる。
タベースを参照し、前記配達対象の各荷物の荷物情報と
前記各車両の最大積載量および該各車両の巡回先情報と
に基づき、全ての配達対象の荷物を全ての車両に振分け
る。概略的には、前記配達対象の各荷物は該各荷物の配
達先である集配所に向かうべき車両に割当てられ、か
つ、各車両に割当てられる荷物の重量の総和が該各車両
の最大積載量未満にそれぞれ収まるようにされる。この
ようにステップa2〜a4の管理準備処理によって、管
理装置3は、前記出発前の時点における各車両の実際の
積載量が各車両の最大積載量未満に確実に保たれるよう
に、配達対象の荷物を分配することができる。
【0034】ステップa5で、積載量算出部30は、前
記データベースに記憶された前記配達対象の各荷物の重
量情報と、ステップa4の前記荷物の振分け結果に基づ
き、各車両が起点集配所にいる時点、すなわち出発前の
時点における各車両の積載量をそれぞれ求める。求めら
れた前記時点の各車両の積載量は、積載量情報記憶部1
2に記憶される。前記出発前の時点における任意の1つ
の車両の求められる積載量は、該車両に分配された全て
の荷物の重量情報が示す重量の総和である。
記データベースに記憶された前記配達対象の各荷物の重
量情報と、ステップa4の前記荷物の振分け結果に基づ
き、各車両が起点集配所にいる時点、すなわち出発前の
時点における各車両の積載量をそれぞれ求める。求めら
れた前記時点の各車両の積載量は、積載量情報記憶部1
2に記憶される。前記出発前の時点における任意の1つ
の車両の求められる積載量は、該車両に分配された全て
の荷物の重量情報が示す重量の総和である。
【0035】ステップa4の荷物の割当て処理終了後、
前記配達対象の荷物は、割当てられた各車両にそれぞれ
積込まれる。荷物の積込みの完了後、ステップa6の経
路探索処理の終了と前後して、各車両は起点集配所を出
発する。各車両が起点集配所を出発してから少なくとも
1つの集配所を経由して終点の集配所に至るまでの間、
管理装置3は、ステップa6〜a9の第1誘導処理を、
各車両毎に個別に行う。前記終点の集配所は、たとえば
起点集配所である。ステップa6〜a9の第1誘導処理
は、複数回繰返される。
前記配達対象の荷物は、割当てられた各車両にそれぞれ
積込まれる。荷物の積込みの完了後、ステップa6の経
路探索処理の終了と前後して、各車両は起点集配所を出
発する。各車両が起点集配所を出発してから少なくとも
1つの集配所を経由して終点の集配所に至るまでの間、
管理装置3は、ステップa6〜a9の第1誘導処理を、
各車両毎に個別に行う。前記終点の集配所は、たとえば
起点集配所である。ステップa6〜a9の第1誘導処理
は、複数回繰返される。
【0036】目的地設定部17および経路探索部19
は、1回目の第1誘導処理において、ステップa6で、
道路情報記憶部16に記憶される道路地図情報を参照
し、積載量情報記憶部12に記憶される最新の各車両の
積載量に基づいて、各車両毎に、起点集配所から最初に
向かうべき集配所までの推薦経路を、それぞれ求める。
また目的地設定部17および経路探索部19は、2回目
以後の第1誘導処理において、ステップa6で、後述す
るように積載量が更新されたいずれか1つの車両の最新
の積載量に基づき、該車両が現在いる集配所から該車両
が該集配所の次に向かうべき集配所までの推薦経路を求
める。このように各車両の最新の推薦経路は、各車両が
1つの集配所に到達するたびに、ステップa6で求めら
れる。推薦経路の経路探索処理の詳細は後述する。
は、1回目の第1誘導処理において、ステップa6で、
道路情報記憶部16に記憶される道路地図情報を参照
し、積載量情報記憶部12に記憶される最新の各車両の
積載量に基づいて、各車両毎に、起点集配所から最初に
向かうべき集配所までの推薦経路を、それぞれ求める。
また目的地設定部17および経路探索部19は、2回目
以後の第1誘導処理において、ステップa6で、後述す
るように積載量が更新されたいずれか1つの車両の最新
の積載量に基づき、該車両が現在いる集配所から該車両
が該集配所の次に向かうべき集配所までの推薦経路を求
める。このように各車両の最新の推薦経路は、各車両が
1つの集配所に到達するたびに、ステップa6で求めら
れる。推薦経路の経路探索処理の詳細は後述する。
【0037】前記各車両の端末装置4は、前述したよう
に、該各車両の現在位置を示す位置情報を、たとえば周
期的に、管理装置3に与えている。ステップa7で、経
路案内部20は、走行中の各車両毎に、各車両の最新の
推薦経路と該車両の現在位置とに基づき、該各車両を案
内する。たとえば任意の1台の車両を案内するための案
内処理は、以下のとおりである。
に、該各車両の現在位置を示す位置情報を、たとえば周
期的に、管理装置3に与えている。ステップa7で、経
路案内部20は、走行中の各車両毎に、各車両の最新の
推薦経路と該車両の現在位置とに基づき、該各車両を案
内する。たとえば任意の1台の車両を案内するための案
内処理は、以下のとおりである。
【0038】経路案内部20は、前記任意の車両の端末
装置4からの位置情報に応答し、該位置情報が示す現在
位置が該車両の最新の推薦経路内のどこであるかを調べ
る。前記現在位置が、前記推薦経路内にある交差点、該
推薦経路内で車両の走行方向を変更するべき地点、また
は、該交差点あるいは該地点から予め定める距離だけ手
前の地点である場合、経路案内部20は、前記推薦経路
に基づいて前記交差点または前記走行方向を変更するべ
き地点通過後に車両が走行するべき方向を調べ、該方向
を示す矢印を表示部21に表示させるための案内情報を
生成して、表示部21に与える。この結果表示部21
は、前記矢印を表示する。前記現在位置が交差点または
上述の各種の地点ではない場合、前記案内情報は供給さ
れない。
装置4からの位置情報に応答し、該位置情報が示す現在
位置が該車両の最新の推薦経路内のどこであるかを調べ
る。前記現在位置が、前記推薦経路内にある交差点、該
推薦経路内で車両の走行方向を変更するべき地点、また
は、該交差点あるいは該地点から予め定める距離だけ手
前の地点である場合、経路案内部20は、前記推薦経路
に基づいて前記交差点または前記走行方向を変更するべ
き地点通過後に車両が走行するべき方向を調べ、該方向
を示す矢印を表示部21に表示させるための案内情報を
生成して、表示部21に与える。この結果表示部21
は、前記矢印を表示する。前記現在位置が交差点または
上述の各種の地点ではない場合、前記案内情報は供給さ
れない。
【0039】経路案内部20は、前記位置情報が与えら
れるたびに上述の一連の動作を行う。ゆえに、車両が前
記推薦経路を走行する間、推薦経路内の交差点および走
行方向を変更するべき地点に至るたびまたは該交差点お
よび地点に接近するたびに、前記矢印が更新される。こ
の結果、車両が常に矢印で示される方向に走行するよう
に、運転者が車両を運転するならば、車両は前記推薦経
路を走行することができる。また経路案内部20は、表
示部21に矢印を表示させるだけでなく、車両の現在位
置を含む地域の地図を表示部21に表示させ、該地図上
に車両の現在位置を示す符号と車両のための推薦経路と
を重ねて表示させ、さらに車両が走行するべき方向を表
示してもよい。以上が、ステップa7の案内処理の説明
である。
れるたびに上述の一連の動作を行う。ゆえに、車両が前
記推薦経路を走行する間、推薦経路内の交差点および走
行方向を変更するべき地点に至るたびまたは該交差点お
よび地点に接近するたびに、前記矢印が更新される。こ
の結果、車両が常に矢印で示される方向に走行するよう
に、運転者が車両を運転するならば、車両は前記推薦経
路を走行することができる。また経路案内部20は、表
示部21に矢印を表示させるだけでなく、車両の現在位
置を含む地域の地図を表示部21に表示させ、該地図上
に車両の現在位置を示す符号と車両のための推薦経路と
を重ねて表示させ、さらに車両が走行するべき方向を表
示してもよい。以上が、ステップa7の案内処理の説明
である。
【0040】再び図2を参照する。任意の1台の車両が
いずれかの集配所に到着すると、該車両に積載された荷
物のうちの少なくとも1つが下ろされ、かつ、該車両に
新たな荷物が積載される。前記任意の車両の端末装置4
の積下ろし情報検出部13は、前記荷物の積下ろしに応
じて、前記積下ろし情報を検出する。たとえば、前記積
下ろし情報は、車両から下ろされた荷物を識別するため
の荷物識別情報と、車両に新たに積まれた荷物の重量お
よび配達先を示す荷物情報と該新たに積まれた荷物の荷
物識別情報とを含む。たとえば、前記新たに積まれた荷
物の荷物情報は該荷物に貼付けられる伝票ラベルにバー
コードとして記載され、前記積下ろし情報検出部13が
バーコードリーダで実現される。この場合、前記新たな
荷物が車両に積込まれる時点で、荷物の積下しの作業者
が前記バーコードリーダに該荷物の伝票ラベルのバーコ
ードを読取らせる。この結果、前記新たな荷物の荷物情
報が容易に得られる。検出された積下ろし情報は、端末
側通信機23の送信部24から、管理側通信機22の受
信部25へ、送信される。
いずれかの集配所に到着すると、該車両に積載された荷
物のうちの少なくとも1つが下ろされ、かつ、該車両に
新たな荷物が積載される。前記任意の車両の端末装置4
の積下ろし情報検出部13は、前記荷物の積下ろしに応
じて、前記積下ろし情報を検出する。たとえば、前記積
下ろし情報は、車両から下ろされた荷物を識別するため
の荷物識別情報と、車両に新たに積まれた荷物の重量お
よび配達先を示す荷物情報と該新たに積まれた荷物の荷
物識別情報とを含む。たとえば、前記新たに積まれた荷
物の荷物情報は該荷物に貼付けられる伝票ラベルにバー
コードとして記載され、前記積下ろし情報検出部13が
バーコードリーダで実現される。この場合、前記新たな
荷物が車両に積込まれる時点で、荷物の積下しの作業者
が前記バーコードリーダに該荷物の伝票ラベルのバーコ
ードを読取らせる。この結果、前記新たな荷物の荷物情
報が容易に得られる。検出された積下ろし情報は、端末
側通信機23の送信部24から、管理側通信機22の受
信部25へ、送信される。
【0041】積載量更新部14は、経路案内部20の案
内処理と並行して、ステップa8の判定処理を行う。ス
テップa8で、積載量更新部14は、管理対象の全ての
車両のうちのいずれか1台の端末装置4から送信された
積下ろし情報を、管理側通信機22の受信部25が受信
したか否かを、判定する。ステップa8の判定処理は、
全ての車両の端末装置4からの積下ろし情報が受信され
ない間、時間経過に伴って複数回繰返される。受信部2
5がいずれか1台の車両の端末装置からの積下ろし情報
を受信した場合、ステップa8からステップa9に進
む。
内処理と並行して、ステップa8の判定処理を行う。ス
テップa8で、積載量更新部14は、管理対象の全ての
車両のうちのいずれか1台の端末装置4から送信された
積下ろし情報を、管理側通信機22の受信部25が受信
したか否かを、判定する。ステップa8の判定処理は、
全ての車両の端末装置4からの積下ろし情報が受信され
ない間、時間経過に伴って複数回繰返される。受信部2
5がいずれか1台の車両の端末装置からの積下ろし情報
を受信した場合、ステップa8からステップa9に進
む。
【0042】ステップa9で、積載量更新部14は、受
信された積下ろし情報に基づき、該積下ろし情報を送信
したいずれか1つの端末装置4を搭載する車両の積載量
を、更新する。具体的には、積載量更新部14は、前記
いずれか1台の車両の積載量を積載量情報記憶部12か
ら読出し、前記積下ろし情報内の下ろされた荷物の識別
情報が示す荷物の重量を前記積載量から減算し、さら
に、前記積下ろし情報内の新たに積まれた荷物の荷物情
報が示す重量を減算後の積載量に加算する。たとえば最
新の積載量が5000kgである車両から、重量が10
00kgの荷物を下したことを示す積下し情報が与えら
れた場合、積載量更新部14は、5000kgから10
00kgを減算し、減算結果である4000kgを、該
車両の最新の積載量として、記憶させる。この結果得ら
れる更新後の積載量が、前記いずれか1つの車両の最新
の積載量として、積載量情報記憶部12に記憶される。
この結果、積載量情報記憶部12は、各車両の荷物の積
下ろし状況に応じて、各車両の最新の積載量を常に記憶
することができる。積載量更新後、ステップa9からス
テップa6に戻る。
信された積下ろし情報に基づき、該積下ろし情報を送信
したいずれか1つの端末装置4を搭載する車両の積載量
を、更新する。具体的には、積載量更新部14は、前記
いずれか1台の車両の積載量を積載量情報記憶部12か
ら読出し、前記積下ろし情報内の下ろされた荷物の識別
情報が示す荷物の重量を前記積載量から減算し、さら
に、前記積下ろし情報内の新たに積まれた荷物の荷物情
報が示す重量を減算後の積載量に加算する。たとえば最
新の積載量が5000kgである車両から、重量が10
00kgの荷物を下したことを示す積下し情報が与えら
れた場合、積載量更新部14は、5000kgから10
00kgを減算し、減算結果である4000kgを、該
車両の最新の積載量として、記憶させる。この結果得ら
れる更新後の積載量が、前記いずれか1つの車両の最新
の積載量として、積載量情報記憶部12に記憶される。
この結果、積載量情報記憶部12は、各車両の荷物の積
下ろし状況に応じて、各車両の最新の積載量を常に記憶
することができる。積載量更新後、ステップa9からス
テップa6に戻る。
【0043】この結果目的地設定部17および経路探索
部19は、2回目以後の誘導処理において、ステップa
6で、積載量が更新されたいずれか1つの車両の最新の
推薦経路として、該車両が現在いる集配所から該集配所
の次に該車両が向かうべき集配所までの経路を、更新後
の積載量に基づいて求める。このように、任意の1つの
車両の最新の推薦経路は、該車両が現在いる集配所にお
ける荷物の積下ろしに起因して変化した最新の積載量を
考慮して求められる。このため経路探索部19は、車両
の積載量の変化を考慮し、積載量が変化した後に走行す
るべき推薦経路を、変化後の積載量に応じた最適なもの
にすることができる。
部19は、2回目以後の誘導処理において、ステップa
6で、積載量が更新されたいずれか1つの車両の最新の
推薦経路として、該車両が現在いる集配所から該集配所
の次に該車両が向かうべき集配所までの経路を、更新後
の積載量に基づいて求める。このように、任意の1つの
車両の最新の推薦経路は、該車両が現在いる集配所にお
ける荷物の積下ろしに起因して変化した最新の積載量を
考慮して求められる。このため経路探索部19は、車両
の積載量の変化を考慮し、積載量が変化した後に走行す
るべき推薦経路を、変化後の積載量に応じた最適なもの
にすることができる。
【0044】また経路案内部20は、いずれか1つの車
両の端末装置4からの積下ろし情報が受信された時点か
ら該車両の新たな推薦経路が求められる時点までの間、
全ての車両のうちの前記いずれか1つの車両以外の残余
の車両を、前記積下ろし情報が受信された時点よりも前
に既に探索されている該残余の車両それぞれの最新の推
薦経路に基づいて、案内し続けている。これによって管
理装置3は、前記最新の推薦経路に基づいた各車両の誘
導を、並行して行うことができる。管理装置3は、全て
の車両が終点の集配所に達した時点で、図2のフローチ
ャートの処理を終了する。
両の端末装置4からの積下ろし情報が受信された時点か
ら該車両の新たな推薦経路が求められる時点までの間、
全ての車両のうちの前記いずれか1つの車両以外の残余
の車両を、前記積下ろし情報が受信された時点よりも前
に既に探索されている該残余の車両それぞれの最新の推
薦経路に基づいて、案内し続けている。これによって管
理装置3は、前記最新の推薦経路に基づいた各車両の誘
導を、並行して行うことができる。管理装置3は、全て
の車両が終点の集配所に達した時点で、図2のフローチ
ャートの処理を終了する。
【0045】以上のように管理装置3は、全ての車両の
推薦経路の探索処理および全ての車両の案内処理を、一
括して行う。この結果、少なくとも表示部21と端末側
通信機23の受信部27とを含む端末装置4を各車両が
搭載するだけで、各車両の運転者に積載量を考慮した推
薦経路を提示することができる。従来技術のナビゲーシ
ョン装置を用いて前記積載量を考慮した推薦経路を運転
者に提示する場合と比較して、本実施の形態のナビゲー
ション装置1を用いる場合、前記提示のために各車両に
搭載される装置の構成が簡略化される。また本実施の形
態のナビゲーション装置1の管理装置3は、全ての車両
の現在位置、積載量、および推薦経路を、全て把握して
いる。ゆえに管理装置3は、全ての車両の運行管理に、
各車両の現在の状態を容易に反映させることができる。
以上が、第1運行管理処理の説明である。
推薦経路の探索処理および全ての車両の案内処理を、一
括して行う。この結果、少なくとも表示部21と端末側
通信機23の受信部27とを含む端末装置4を各車両が
搭載するだけで、各車両の運転者に積載量を考慮した推
薦経路を提示することができる。従来技術のナビゲーシ
ョン装置を用いて前記積載量を考慮した推薦経路を運転
者に提示する場合と比較して、本実施の形態のナビゲー
ション装置1を用いる場合、前記提示のために各車両に
搭載される装置の構成が簡略化される。また本実施の形
態のナビゲーション装置1の管理装置3は、全ての車両
の現在位置、積載量、および推薦経路を、全て把握して
いる。ゆえに管理装置3は、全ての車両の運行管理に、
各車両の現在の状態を容易に反映させることができる。
以上が、第1運行管理処理の説明である。
【0046】図3は、管理装置3が行う車両の第2運行
管理処理を説明するためのフローチャートである。図3
のフローチャートは図2のフローチャートのステップと
同じ処理を行うステップを含むので、図2と同じ処理の
説明は省略する。第2運行管理処理が行われる場合、少
なくとも各車両毎に、全ての集配所のうちの荷物を最初
に集荷に行くいずれか1つの集配所が予め定められてい
ればよい。
管理処理を説明するためのフローチャートである。図3
のフローチャートは図2のフローチャートのステップと
同じ処理を行うステップを含むので、図2と同じ処理の
説明は省略する。第2運行管理処理が行われる場合、少
なくとも各車両毎に、全ての集配所のうちの荷物を最初
に集荷に行くいずれか1つの集配所が予め定められてい
ればよい。
【0047】管理対象の全ての車両が起点集配所にい
て、かつ、起点集配所に配達対象の複数の荷物が集めら
れた状態で、ステップb1からステップb2に進む。ス
テップb2〜b4の管理準備処理は、ステップa2〜a
5の処理と等しい。ステップb6〜b10は、各車両を
誘導するための第2誘導処理であり、複数回繰返され
る。1回目の第2誘導処理におけるステップb6〜b9
の処理は、1回目の第1誘導処理におけるステップa6
〜a9の処理と等しい。この結果ステップb9が終了し
た時点で、起点集配所から各車両が最初に向かうべき集
配所までの最適な経路が各車両の最新の推薦経路として
それぞれ求められており、かつ、いずれか1つの車両の
積載量が更新されている。ステップb9の処理終了後、
ステップb10に進む。
て、かつ、起点集配所に配達対象の複数の荷物が集めら
れた状態で、ステップb1からステップb2に進む。ス
テップb2〜b4の管理準備処理は、ステップa2〜a
5の処理と等しい。ステップb6〜b10は、各車両を
誘導するための第2誘導処理であり、複数回繰返され
る。1回目の第2誘導処理におけるステップb6〜b9
の処理は、1回目の第1誘導処理におけるステップa6
〜a9の処理と等しい。この結果ステップb9が終了し
た時点で、起点集配所から各車両が最初に向かうべき集
配所までの最適な経路が各車両の最新の推薦経路として
それぞれ求められており、かつ、いずれか1つの車両の
積載量が更新されている。ステップb9の処理終了後、
ステップb10に進む。
【0048】集荷車両選択部15は、ステップa10
で、全ての集配所のうちのいずれの車両も未だ集荷に向
かっていない集配所、すなわち未集荷の集配所に、全て
の車両のうちのどれを向かわせるかを定める。この結
果、積載量が更新されたいずれか1つの車両が次に向か
うべき集配所が定まる。ステップa10の集荷車両決定
処理の詳細は、以下のとおりである。
で、全ての集配所のうちのいずれの車両も未だ集荷に向
かっていない集配所、すなわち未集荷の集配所に、全て
の車両のうちのどれを向かわせるかを定める。この結
果、積載量が更新されたいずれか1つの車両が次に向か
うべき集配所が定まる。ステップa10の集荷車両決定
処理の詳細は、以下のとおりである。
【0049】各集配所に集荷された荷物の重量は、各集
配所から管理装置3にそれぞれ伝えられている。該荷物
の重量の連絡のために、たとえば、重量検出装置と集配
所用送信装置とが各集配所それぞれに備えられ、かつ、
管理用受信装置が管理装置3に備えられる。前記管理用
受信装置は、管理側通信機22の受信部25が兼ねてい
てもよく、該受信部25と別個に設けられても良い。前
記各集配所の前記重量検出装置は、該各集配所に集荷さ
れた荷物の荷物情報をそれぞれ検出する。検出された荷
物それぞれの荷物情報は、前記集配所用送信装置および
前記管理用受信装置を介して、集荷車両選択部15に与
えられる。
配所から管理装置3にそれぞれ伝えられている。該荷物
の重量の連絡のために、たとえば、重量検出装置と集配
所用送信装置とが各集配所それぞれに備えられ、かつ、
管理用受信装置が管理装置3に備えられる。前記管理用
受信装置は、管理側通信機22の受信部25が兼ねてい
てもよく、該受信部25と別個に設けられても良い。前
記各集配所の前記重量検出装置は、該各集配所に集荷さ
れた荷物の荷物情報をそれぞれ検出する。検出された荷
物それぞれの荷物情報は、前記集配所用送信装置および
前記管理用受信装置を介して、集荷車両選択部15に与
えられる。
【0050】集荷車両選択部15は、各未集荷の集配所
にある荷物の荷物情報と、ステップb10の時点で積載
量情報記憶部12に記憶される各車両の最新の積載量
と、各車両の最大積載量と、各車両の現在位置とに基づ
いて、全ての車両のうちから前記各未集荷の集配所に向
かうべき集荷車両をそれぞれ定める。任意の1つの未集
荷の集配所の集荷車両は、たとえば、積載量の空きが該
集配所に集荷された荷物の総重量以上ある車両のうち、
現在位置が該集配所に最も近い車両である。任意の車両
の積載量の空きは、該車両の最大積載量から該車両の現
在の積載量を減算した差分である。また1つの未集荷の
集配所の集荷車両を、積載量の空きの和が該集配所に集
荷された荷物の総重量以上になる組合わせの複数の車両
としてもよい。さらに集荷車両選択部15は、各車両の
最大積載量に代わって、各車両の輸送能力を判定基準と
しても用いてもよい。前記任意の1台の車両の輸送能力
は、たとえば少なくとも前記最大積載量と該車両の荷台
の最大の積載容量とによって規定される。以上が、集荷
車両の決定処理である。
にある荷物の荷物情報と、ステップb10の時点で積載
量情報記憶部12に記憶される各車両の最新の積載量
と、各車両の最大積載量と、各車両の現在位置とに基づ
いて、全ての車両のうちから前記各未集荷の集配所に向
かうべき集荷車両をそれぞれ定める。任意の1つの未集
荷の集配所の集荷車両は、たとえば、積載量の空きが該
集配所に集荷された荷物の総重量以上ある車両のうち、
現在位置が該集配所に最も近い車両である。任意の車両
の積載量の空きは、該車両の最大積載量から該車両の現
在の積載量を減算した差分である。また1つの未集荷の
集配所の集荷車両を、積載量の空きの和が該集配所に集
荷された荷物の総重量以上になる組合わせの複数の車両
としてもよい。さらに集荷車両選択部15は、各車両の
最大積載量に代わって、各車両の輸送能力を判定基準と
しても用いてもよい。前記任意の1台の車両の輸送能力
は、たとえば少なくとも前記最大積載量と該車両の荷台
の最大の積載容量とによって規定される。以上が、集荷
車両の決定処理である。
【0051】再び図3を参照する。集荷車両の決定処理
終了後、ステップb10からステップb6に戻る。2回
目以後の第2誘導処理において、目的地設定部17は、
ステップb6で、ステップb10の集荷車両決定処理に
基づき、積載量が更新された車両を集荷車両とするいず
れか1つの未集荷の集配所を、該車両の推薦経路の探索
処理における目的地として設定する。この結果経路探索
部19は、前記積載量が更新された車両が現在いる集配
所から前記いずれか1つの未集荷の集配所までの経路
を、該車両の最新の推薦経路として探索する。2回目以
後の第2誘導処理のステップb7〜b10の処理は、第
1誘導処理のステップa7〜a9、および1回目の第2
誘導処理のステップb10の処理とそれぞれ等しい。管
理装置3は、全ての車両が終点の集配所に達した時点
で、図3のフローチャートの処理を終了する。
終了後、ステップb10からステップb6に戻る。2回
目以後の第2誘導処理において、目的地設定部17は、
ステップb6で、ステップb10の集荷車両決定処理に
基づき、積載量が更新された車両を集荷車両とするいず
れか1つの未集荷の集配所を、該車両の推薦経路の探索
処理における目的地として設定する。この結果経路探索
部19は、前記積載量が更新された車両が現在いる集配
所から前記いずれか1つの未集荷の集配所までの経路
を、該車両の最新の推薦経路として探索する。2回目以
後の第2誘導処理のステップb7〜b10の処理は、第
1誘導処理のステップa7〜a9、および1回目の第2
誘導処理のステップb10の処理とそれぞれ等しい。管
理装置3は、全ての車両が終点の集配所に達した時点
で、図3のフローチャートの処理を終了する。
【0052】これによって、本実施の形態のナビゲーシ
ョン装置1を用いて前記積載量を考慮した推薦経路を運
転者に提示する場合、前記提示に従来技術のナビゲーシ
ョン装置を用いる場合よりも、前記提示のために各車両
に搭載される装置の構成が簡略化される。またこれによ
って、本実施の形態のナビゲーション装置1の管理装置
3は、各車両の現在の状態を反映させた車両の運行管理
として、前記未集荷の集配所にある荷物を確実に積込む
ことができる車両が該集配所に向かうように、各車両を
誘導することができる。以上が、第2運行管理処理の説
明である。
ョン装置1を用いて前記積載量を考慮した推薦経路を運
転者に提示する場合、前記提示に従来技術のナビゲーシ
ョン装置を用いる場合よりも、前記提示のために各車両
に搭載される装置の構成が簡略化される。またこれによ
って、本実施の形態のナビゲーション装置1の管理装置
3は、各車両の現在の状態を反映させた車両の運行管理
として、前記未集荷の集配所にある荷物を確実に積込む
ことができる車両が該集配所に向かうように、各車両を
誘導することができる。以上が、第2運行管理処理の説
明である。
【0053】以下に、第1および第2運行管理処理のス
テップa6,b6で行われる経路探索処理を、説明す
る。以後の説明は、任意の1台の車両の最新の推薦経路
として、該車両が荷物を積下ろした最新の集配所から、
該集配所の次に向かうべき集配所までの経路を求める場
合を例として行う。前記ステップa6,b6の具体的な
処理は、以下の例と比較して、前記出発地および目的地
となる具体的な集配所がどこであるかが異なるだけで、
探索処理の手順は等しい。また以後の説明では、経路探
索部19は、いわゆるダイクストラ法を用いた経路探索
処理を行うと仮定する。ダイクストラ法を用いる経路探
索処理のために、前記道路ネットワークを構成する複数
のノードおよびリンクそれぞれに、ノードおよびリンク
の選択に関する予め定める定数、いわゆる経路コストが
設定されている。一般的に、各リンクに相当する道路部
分を車両が通過するために要する時間が長いほど、各リ
ンクの経路コストは大きくなる。前記経路コストは、た
とえば道路地図情報に予め含まれる。
テップa6,b6で行われる経路探索処理を、説明す
る。以後の説明は、任意の1台の車両の最新の推薦経路
として、該車両が荷物を積下ろした最新の集配所から、
該集配所の次に向かうべき集配所までの経路を求める場
合を例として行う。前記ステップa6,b6の具体的な
処理は、以下の例と比較して、前記出発地および目的地
となる具体的な集配所がどこであるかが異なるだけで、
探索処理の手順は等しい。また以後の説明では、経路探
索部19は、いわゆるダイクストラ法を用いた経路探索
処理を行うと仮定する。ダイクストラ法を用いる経路探
索処理のために、前記道路ネットワークを構成する複数
のノードおよびリンクそれぞれに、ノードおよびリンク
の選択に関する予め定める定数、いわゆる経路コストが
設定されている。一般的に、各リンクに相当する道路部
分を車両が通過するために要する時間が長いほど、各リ
ンクの経路コストは大きくなる。前記経路コストは、た
とえば道路地図情報に予め含まれる。
【0054】以下に、経路探索処理の手順を、詳細に説
明する。まず目的地設定部17は、前記次に向かうべき
集配所の近傍のリンクまたはノードを、目的地として設
定する。前記第1運行管理処理であれば、前記次に向か
うべき集配所は、前記任意の車両が集荷に行くべき予め
定める全ての集配所のうち、巡回順が前記最新の集配所
の次のものである。また前記第2運行管理処理であれ
ば、前記次に向かうべき集配所は、経路探索処理が開始
される直前のステップb10の処理において、前記任意
の車両を集荷車両とすると定められた未集荷の集配所で
ある。さらに経路探索部19は、起点集配所あるいは前
記最新の集配所の近傍のリンクまたはノードを、出発地
として設定する。
明する。まず目的地設定部17は、前記次に向かうべき
集配所の近傍のリンクまたはノードを、目的地として設
定する。前記第1運行管理処理であれば、前記次に向か
うべき集配所は、前記任意の車両が集荷に行くべき予め
定める全ての集配所のうち、巡回順が前記最新の集配所
の次のものである。また前記第2運行管理処理であれ
ば、前記次に向かうべき集配所は、経路探索処理が開始
される直前のステップb10の処理において、前記任意
の車両を集荷車両とすると定められた未集荷の集配所で
ある。さらに経路探索部19は、起点集配所あるいは前
記最新の集配所の近傍のリンクまたはノードを、出発地
として設定する。
【0055】経路探索部19は、前記任意の車両の最新
の積載量を積載量情報記憶部12から読出し、該最新の
積載量と予め定める基準積載量とを比較する。前記最新
の積載量が予め定める基準積載量未満である場合、経路
探索部19は、道路ネットワーク上で想定可能であり、
かつ、前記出発地および目的地を両端とする全ての予想
経路のうち、該経路の評価値が最小となる経路である最
短経路を、ダイクストラ法を用いて探索する。得られた
最短経路が、前記車両の最新の推薦経路として、経路案
内部20に与えられる。前記現時点の積載量が予め定め
る基準積載量以上である場合、経路探索部19は、前記
全ての予想経路のうち、経路の長さができるだけ短く、
かつ、前記基準勾配以上の上り坂ができるだけ含まれな
い経路である候補経路を、ダイクストラ法を用いて探索
する。求められた候補道路が、前記車両の最新の推薦経
路として、経路案内部20に与えられる。
の積載量を積載量情報記憶部12から読出し、該最新の
積載量と予め定める基準積載量とを比較する。前記最新
の積載量が予め定める基準積載量未満である場合、経路
探索部19は、道路ネットワーク上で想定可能であり、
かつ、前記出発地および目的地を両端とする全ての予想
経路のうち、該経路の評価値が最小となる経路である最
短経路を、ダイクストラ法を用いて探索する。得られた
最短経路が、前記車両の最新の推薦経路として、経路案
内部20に与えられる。前記現時点の積載量が予め定め
る基準積載量以上である場合、経路探索部19は、前記
全ての予想経路のうち、経路の長さができるだけ短く、
かつ、前記基準勾配以上の上り坂ができるだけ含まれな
い経路である候補経路を、ダイクストラ法を用いて探索
する。求められた候補道路が、前記車両の最新の推薦経
路として、経路案内部20に与えられる。
【0056】ダイクストラ法を用いた経路の探索処理に
おいて、任意の前記経路は、複数のノードおよびリンク
が交互に接続されて構成される1本の折れ線に相当す
る。前記任意の経路の評価値は、前記折れ線を構成する
全てのノードおよびリンクにそれぞれ設定される経路コ
ストの和である。前記任意の経路の評価値の算出の際
に、各リンクの経路コストに該各リンクに相当する道路
部分の道路属性に基づいた重みをそれぞれ付し、重みが
付された全ての経路コストおよび前記ノードの経路コス
トの和を、前記評価値とすることもある。前記重み付け
に用いられる道路属性は、たとえば、道路部分の幅員、
道路種別、曲がり角度、および制限速度である。この結
果前記最短経路は、前記全ての予想経路のうち、経路を
構成する全ての道路部分の距離の合計が最短であるも
の、または、経路を通過するのに要する時間が最短であ
るものになる。
おいて、任意の前記経路は、複数のノードおよびリンク
が交互に接続されて構成される1本の折れ線に相当す
る。前記任意の経路の評価値は、前記折れ線を構成する
全てのノードおよびリンクにそれぞれ設定される経路コ
ストの和である。前記任意の経路の評価値の算出の際
に、各リンクの経路コストに該各リンクに相当する道路
部分の道路属性に基づいた重みをそれぞれ付し、重みが
付された全ての経路コストおよび前記ノードの経路コス
トの和を、前記評価値とすることもある。前記重み付け
に用いられる道路属性は、たとえば、道路部分の幅員、
道路種別、曲がり角度、および制限速度である。この結
果前記最短経路は、前記全ての予想経路のうち、経路を
構成する全ての道路部分の距離の合計が最短であるも
の、または、経路を通過するのに要する時間が最短であ
るものになる。
【0057】前記候補経路の探索処理は、概略的には、
最短経路の経路探索処理と比較して、予想経路内に基準
勾配以上の勾配の上り坂に相当するリンクが含まれる場
合、該リンクの経路コストにさらに急坂用重みを付し、
重み付け後の経路コストを用いて該予想経路の評価値を
求める点が異なり、他は等しく、最終的に評価値が最小
の経路を前記候補経路とする。また前記評価値の算出に
おいて道路属性に起因する重み付けを行う場合、前記急
坂用重みは道路属性に起因する重みよりも重くする。
最短経路の経路探索処理と比較して、予想経路内に基準
勾配以上の勾配の上り坂に相当するリンクが含まれる場
合、該リンクの経路コストにさらに急坂用重みを付し、
重み付け後の経路コストを用いて該予想経路の評価値を
求める点が異なり、他は等しく、最終的に評価値が最小
の経路を前記候補経路とする。また前記評価値の算出に
おいて道路属性に起因する重み付けを行う場合、前記急
坂用重みは道路属性に起因する重みよりも重くする。
【0058】この結果、前記上り坂を含む予想経路の経
路コストが、上り坂を含まない予想経路の経路コストよ
りも大きくなりやすいため、前記上り坂を含む予想経路
よりも長くかつ前記上り坂を含まない予想経路が、候補
経路として求められる。ゆえに前記候補経路は、前記基
準勾配以上の勾配の上り坂を通過する経路以外に予想経
路がない場合を除き、前記基準勾配以上の勾配の上り坂
を含まない。また、前記急坂用重みを付す代わりに、前
記基準勾配以上の勾配の上り坂に相当するリンクを、探
索処理の探索対象から除外し、道路ネットワーク内の全
てのリンクのうちの前記上り坂に相当するリンクを除く
残余のリンクの一部だけで構成され、かつ評価値が最小
の経路を、前記候補経路としてもよい。以上の手順によ
って、経路探索部19は、車両の現在の積載量を考慮し
て、積載量に起因する車両への負荷ができるだけ少ない
推薦経路を、容易に求めることができる。
路コストが、上り坂を含まない予想経路の経路コストよ
りも大きくなりやすいため、前記上り坂を含む予想経路
よりも長くかつ前記上り坂を含まない予想経路が、候補
経路として求められる。ゆえに前記候補経路は、前記基
準勾配以上の勾配の上り坂を通過する経路以外に予想経
路がない場合を除き、前記基準勾配以上の勾配の上り坂
を含まない。また、前記急坂用重みを付す代わりに、前
記基準勾配以上の勾配の上り坂に相当するリンクを、探
索処理の探索対象から除外し、道路ネットワーク内の全
てのリンクのうちの前記上り坂に相当するリンクを除く
残余のリンクの一部だけで構成され、かつ評価値が最小
の経路を、前記候補経路としてもよい。以上の手順によ
って、経路探索部19は、車両の現在の積載量を考慮し
て、積載量に起因する車両への負荷ができるだけ少ない
推薦経路を、容易に求めることができる。
【0059】また経路探索部19は、推薦経路を迅速に
求めるために、以下のように動作してもよい。最初に、
前記最短経路が探索される。次いで、該最短経路内に予
め定める基準勾配以上の勾配の上り坂が含まれているか
否かの判定と、前記車両の最新の積載量と前記基準積載
量との比較が行われる。前記最短経路内に該上り坂が含
まれており、かつ、前記車両の最新の積載量が前記基準
積載量以上である場合だけ、前記候補経路を探索してそ
れを前記最新の推薦経路とする。前記最短経路内に該上
り坂が含まれていない場合、および、前記車両の最新の
積載量が前記基準積載量未満である場合のどちらでも、
前記最短経路を前記最新の推薦経路とする。この結果、
前記推薦経路を求めるための処理手順が簡略化される。
求めるために、以下のように動作してもよい。最初に、
前記最短経路が探索される。次いで、該最短経路内に予
め定める基準勾配以上の勾配の上り坂が含まれているか
否かの判定と、前記車両の最新の積載量と前記基準積載
量との比較が行われる。前記最短経路内に該上り坂が含
まれており、かつ、前記車両の最新の積載量が前記基準
積載量以上である場合だけ、前記候補経路を探索してそ
れを前記最新の推薦経路とする。前記最短経路内に該上
り坂が含まれていない場合、および、前記車両の最新の
積載量が前記基準積載量未満である場合のどちらでも、
前記最短経路を前記最新の推薦経路とする。この結果、
前記推薦経路を求めるための処理手順が簡略化される。
【0060】さらにまた経路探索部19は、通過に要す
る時間が最短の経路を推薦経路とするために、以下のよ
うに動作してもよい。最初に、前記最短経路が探索され
る。次いで、前記車両の最新の積載量と前記基準積載量
とが比較される。前記現時点の積載量が前記基準積載量
未満である場合、前記最短経路が前記最新の推薦経路と
して、経路案内部20に与えられる。
る時間が最短の経路を推薦経路とするために、以下のよ
うに動作してもよい。最初に、前記最短経路が探索され
る。次いで、前記車両の最新の積載量と前記基準積載量
とが比較される。前記現時点の積載量が前記基準積載量
未満である場合、前記最短経路が前記最新の推薦経路と
して、経路案内部20に与えられる。
【0061】前記現時点の積載量が前記基準積載量以上
である場合、経路探索部19は、前記候補経路と該候補
経路の評価値とを求め、さらに、前記最小経路を前記現
時点の積載量の荷物を積載した車両が通過するのに要す
る時間に相当する重み付け評価値を、求める。前記重み
付け評価値は、前記最短経路を構成する全ての道路部分
のうち、前記基準勾配以上の勾配の上り坂に相当するリ
ンクの経路コストに予め定める算出用重みをそれぞれ付
して得られる値と、前記全ての道路部分のうちの前記リ
ンク以外の残余のリンクの経路コストと、前記最短経路
内の全てのノードの経路コストとの和である。
である場合、経路探索部19は、前記候補経路と該候補
経路の評価値とを求め、さらに、前記最小経路を前記現
時点の積載量の荷物を積載した車両が通過するのに要す
る時間に相当する重み付け評価値を、求める。前記重み
付け評価値は、前記最短経路を構成する全ての道路部分
のうち、前記基準勾配以上の勾配の上り坂に相当するリ
ンクの経路コストに予め定める算出用重みをそれぞれ付
して得られる値と、前記全ての道路部分のうちの前記リ
ンク以外の残余のリンクの経路コストと、前記最短経路
内の全てのノードの経路コストとの和である。
【0062】候補経路の探索および重み付け評価値の算
出後、経路探索部19は、候補経路の評価値と最短経路
の重み付け評価値とを比較する。最短経路の重み付け評
価値が候補経路の評価値以上である場合、候補経路が前
記車両の最新の推薦経路として選ばれ、最短経路の重み
付け評価値が候補経路の評価値未満である場合、最短経
路が前記車両の最新の推薦経路として選ばれる。この結
果経路探索部19は、上り坂の勾配と車両の最新の積載
量と経路の経路長との兼合いに応じ、出発地から目的地
までの移動に要する時間が最も短い経路を、選ぶことが
できる。
出後、経路探索部19は、候補経路の評価値と最短経路
の重み付け評価値とを比較する。最短経路の重み付け評
価値が候補経路の評価値以上である場合、候補経路が前
記車両の最新の推薦経路として選ばれ、最短経路の重み
付け評価値が候補経路の評価値未満である場合、最短経
路が前記車両の最新の推薦経路として選ばれる。この結
果経路探索部19は、上り坂の勾配と車両の最新の積載
量と経路の経路長との兼合いに応じ、出発地から目的地
までの移動に要する時間が最も短い経路を、選ぶことが
できる。
【0063】重み付け評価値の算出に用いられる前記算
出用重みは、勾配に拘わらず一定であってもよく、勾配
が大きいほど大きくなっても良い。また前記算出用重み
は、勾配が大きいほどかつ車両の最新の積載量が大きい
ほど大きくなることが最も好ましい。前記勾配または勾
配および積載量に応じて重みを変化させることによっ
て、前記評価値の比較の際に、車両の現在の積載状況に
最も適した経路を選択することができる。
出用重みは、勾配に拘わらず一定であってもよく、勾配
が大きいほど大きくなっても良い。また前記算出用重み
は、勾配が大きいほどかつ車両の最新の積載量が大きい
ほど大きくなることが最も好ましい。前記勾配または勾
配および積載量に応じて重みを変化させることによっ
て、前記評価値の比較の際に、車両の現在の積載状況に
最も適した経路を選択することができる。
【0064】一般的なナビゲーション装置で用いられる
道路地図情報は、各リンクが示す道路部分の道路属性と
して該道路部分の勾配を含んでおらず、各ノードが示す
地点の地点属性として該地点の標高を地点属性として含
んでいることが多い。前記地点の標高は、GPSを用い
ていわゆる2次元測位場合の測位された位置の誤差を補
正に用いるために、記憶されている。このため経路探索
部19は、前記道路情報記憶部16内の道路地図情報が
前記一般的なナビゲーション装置で用いられるものであ
る場合、任意の1つのリンクが示す道路部分の勾配を、
該リンクの両端の2つのノードが示す地点の標高に基づ
いて求める。すなわち前記道路部分の勾配は、前記2つ
のノードが示す地点の標高の差を前記道路部分の長さで
除算して得られる除算結果の逆正接である。以上が、経
路探索処理の手順の説明である。
道路地図情報は、各リンクが示す道路部分の道路属性と
して該道路部分の勾配を含んでおらず、各ノードが示す
地点の地点属性として該地点の標高を地点属性として含
んでいることが多い。前記地点の標高は、GPSを用い
ていわゆる2次元測位場合の測位された位置の誤差を補
正に用いるために、記憶されている。このため経路探索
部19は、前記道路情報記憶部16内の道路地図情報が
前記一般的なナビゲーション装置で用いられるものであ
る場合、任意の1つのリンクが示す道路部分の勾配を、
該リンクの両端の2つのノードが示す地点の標高に基づ
いて求める。すなわち前記道路部分の勾配は、前記2つ
のノードが示す地点の標高の差を前記道路部分の長さで
除算して得られる除算結果の逆正接である。以上が、経
路探索処理の手順の説明である。
【0065】以上の説明では、ナビゲーション装置1
は、たとえばトラックで実現される車両を処理対象と
し、車両の荷物の積載量を考慮して車両の運行を管理し
ている。ナビゲーション装置1は、車両の荷物の積載量
に代わって、車両の乗員の総重量を検出し、該乗員の乗
降りに起因する乗員の重量の総和を考慮して、車両の運
行を管理してもよい。すなわちナビゲーション装置1
は、積載される荷物および乗員のうちの少なくとも一方
である車両内の物体の総重量を検出し、該総重量の変化
を考慮して、車両の運行を管理すればよい。
は、たとえばトラックで実現される車両を処理対象と
し、車両の荷物の積載量を考慮して車両の運行を管理し
ている。ナビゲーション装置1は、車両の荷物の積載量
に代わって、車両の乗員の総重量を検出し、該乗員の乗
降りに起因する乗員の重量の総和を考慮して、車両の運
行を管理してもよい。すなわちナビゲーション装置1
は、積載される荷物および乗員のうちの少なくとも一方
である車両内の物体の総重量を検出し、該総重量の変化
を考慮して、車両の運行を管理すればよい。
【0066】本実施の形態のナビゲーション装置は本発
明のナビゲーション装置の例示であり、主要な動作が等
しければ、他の様々な形で実施することができる。特に
各部の詳細な動作は、同じ処理結果が得られれば、これ
に限らず他の動作によって実現されてもよい。
明のナビゲーション装置の例示であり、主要な動作が等
しければ、他の様々な形で実施することができる。特に
各部の詳細な動作は、同じ処理結果が得られれば、これ
に限らず他の動作によって実現されてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、ナビ
ゲーション装置は、1つの経路探索手段によって、少な
くとも1台の車両内の物体の総重量に応じて該各車両の
推薦経路を探索させ、1つの経路案内手段によって、各
車両に備えられる経路表示手段に該推薦経路を用いた経
路案内のための表示を行わせる。これによって前記ナビ
ゲーション装置は、運行を管理するべき全ての車両それ
ぞれに搭載される部品点数を減少させ、かつ該全ての車
両の推薦経路の探索および案内をそれぞれ1つの手段に
よって行うことができる。したがってナビゲーション装
置全体の構成が簡略化される。
ゲーション装置は、1つの経路探索手段によって、少な
くとも1台の車両内の物体の総重量に応じて該各車両の
推薦経路を探索させ、1つの経路案内手段によって、各
車両に備えられる経路表示手段に該推薦経路を用いた経
路案内のための表示を行わせる。これによって前記ナビ
ゲーション装置は、運行を管理するべき全ての車両それ
ぞれに搭載される部品点数を減少させ、かつ該全ての車
両の推薦経路の探索および案内をそれぞれ1つの手段に
よって行うことができる。したがってナビゲーション装
置全体の構成が簡略化される。
【0068】また第2の発明によれば、前記ナビゲーシ
ョン装置は、前記各車両内の物体の最新の総重量の変化
を検出し、該変化に応じて更新された最新の総重量を常
に記憶する。この結果前記ナビゲーション装置は、前記
総重量が変化する場合も、変化後の総重量を考慮して前
記各車両の運行を管理することができる。
ョン装置は、前記各車両内の物体の最新の総重量の変化
を検出し、該変化に応じて更新された最新の総重量を常
に記憶する。この結果前記ナビゲーション装置は、前記
総重量が変化する場合も、変化後の総重量を考慮して前
記各車両の運行を管理することができる。
【0069】さらにまた第3の発明によれば、前記ナビ
ゲーション装置は、予め定める地点にある物体を積載す
るべき車両を、前記各車両の最新の総重量に基づいて、
全ての車両の中から選ぶ。これによってナビゲーション
装置は、前記地点にある物体が全ての前記車両のうちの
少なくとも1台の車両に確実に積込まれるように、全て
の車両の運行を管理することができる。
ゲーション装置は、予め定める地点にある物体を積載す
るべき車両を、前記各車両の最新の総重量に基づいて、
全ての車両の中から選ぶ。これによってナビゲーション
装置は、前記地点にある物体が全ての前記車両のうちの
少なくとも1台の車両に確実に積込まれるように、全て
の車両の運行を管理することができる。
【0070】さらにまた第4の発明によれば、前記ナビ
ゲーション装置内の前記経路探索手段は、総重量変化後
の車両の推薦経路を、最新の総重量が多いほど該経路に
勾配の高い上り坂が含まれなくなるように、探索する。
この結果前記ナビゲーション装置は、前記総重量の変化
に応じて、負荷が最もかかりにくい経路を車両が常に走
行するように、全ての車両の運行を管理することができ
る。
ゲーション装置内の前記経路探索手段は、総重量変化後
の車両の推薦経路を、最新の総重量が多いほど該経路に
勾配の高い上り坂が含まれなくなるように、探索する。
この結果前記ナビゲーション装置は、前記総重量の変化
に応じて、負荷が最もかかりにくい経路を車両が常に走
行するように、全ての車両の運行を管理することができ
る。
【0071】また第5の発明によれば、前記ナビゲーシ
ョン装置は、各車両に積込むべき荷物の重量を検出し、
この検出結果に基づき各車両の積載量を算出する。これ
によって前記ナビゲーション装置は、物体が前記各車両
に実際に搭載される前に、該物体の総重量を考慮して走
行するべき経路を探索することができる。
ョン装置は、各車両に積込むべき荷物の重量を検出し、
この検出結果に基づき各車両の積載量を算出する。これ
によって前記ナビゲーション装置は、物体が前記各車両
に実際に搭載される前に、該物体の総重量を考慮して走
行するべき経路を探索することができる。
【0072】さらにまた第6の発明によれば、前記ナビ
ゲーション装置は、前記荷物の重量を検出する手段とし
て、荷物の伝票ラベルを読取る手段を用いる。これによ
って前記ナビゲーション装置は、前記車両の物体の総重
量を考慮した経路を迅速に探索することができる。
ゲーション装置は、前記荷物の重量を検出する手段とし
て、荷物の伝票ラベルを読取る手段を用いる。これによ
って前記ナビゲーション装置は、前記車両の物体の総重
量を考慮した経路を迅速に探索することができる。
【図1】 本発明の実施の一形態であるナビゲーション
装置1の機能的構成を示すブロック図である。
装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】 ナビゲーション装置1内の管理装置3が複数
台の車両の運行を管理するための第1運行管理処理を説
明するためのフローチャートである。
台の車両の運行を管理するための第1運行管理処理を説
明するためのフローチャートである。
【図3】 ナビゲーション装置1内の管理装置3が複数
台の車両の運行を管理するための第2運行管理処理を説
明するためのフローチャートである。
台の車両の運行を管理するための第2運行管理処理を説
明するためのフローチャートである。
1 ナビゲーション装置 3 管理装置 4 端末装置 11 積荷重量検出部 12 積載量情報記憶部 13 積下ろし情報検出部 14 積載量更新部 15 集荷車両選択部 16 道路情報記憶部 17 目的地設定部 18 現在位置検出部 19 経路探索部 20 経路案内部 21 表示部 22 管理側通信機 23 端末側通信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝野 雅之 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB12 AB13 AC09 AC12 AC14
Claims (6)
- 【請求項1】 運行を管理するべき少なくとも1台の車
両内の物体の総重量をそれぞれ算出する総重量算出手段
と、各車両の出発地および目的地をそれぞれ設定する地
点設定手段と、 前記各車両の出発地および目的地を含む地域内にあり、
かつ、前記各車両が通行可能な複数の道路に関する道路
情報を記憶する道路情報記憶手段と、 各車両が通行するべき出発地から目的地までの経路を、
前記各車両内の物体の総重量と前記道路情報とに基づい
て、それぞれ探索する経路探索手段と、 前記各車両にそれぞれ搭載される経路表示手段と、 前記各車両の経路表示手段に、探索された各車両の前記
経路の案内に関する表示をそれぞれ行わせる経路案内手
段とを含むことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項2】 前記各車両にそれぞれ搭載され、該各車
両内の物体の総重量の変化に関する変化情報を出力する
変化情報出力手段と、 前記各車両内の物体の最新の総重量を記憶する総重量記
憶手段と、 前記各車両の変化情報出力手段から出力された前記変化
情報に応じて、前記総重量記憶手段に記憶された各車両
内の物体の最新の総重量を更新する総重量更新手段とを
さらに含むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーシ
ョン装置。 - 【請求項3】 前記積載量記憶手段に記憶された前記各
車両内の物体の最新の総重量に基づき、全ての前記車両
のうちから、予め定める基準地点にある物体を積載させ
るべき車両を選ぶ車両選択手段をさらに含み、 前記地点設定手段は、前記基準地点を、選ばれた前記車
両の目的地として設定することを特徴とする請求項2記
載のナビゲーション装置。 - 【請求項4】 前記経路探索手段は、前記道路情報と前
記総重量記憶手段に記憶される前記各車両内の物体の最
新の総重量とに基づき、総重量の変化後の前記各車両の
経路をさらに探索し、 前記各車両内の物体の最新の総重量が多いほど、探索さ
れた前記経路内の上り坂の勾配が低くなることを特徴と
する請求項2記載のナビゲーション装置。 - 【請求項5】 前記各車両に積載されるべき物体それぞ
れの重量に関する重量情報を収集する重量情報収集手段
をさらに含み、 前記積載量算出手段は、収集された前記重量情報に基づ
き、前記各車両に積載されるべき物体の重量情報をそれ
ぞれ集計して、該各車両内の物体の最新の総重量を算出
することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装
置。 - 【請求項6】 前記重量情報収集手段は、前記各車両に
積載されるべき物体に貼付される伝票ラベルを読取り、
該物体の重量に関する重量情報を得ることを特徴とする
請求項5記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19922398A JP2000028381A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19922398A JP2000028381A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000028381A true JP2000028381A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16404202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19922398A Pending JP2000028381A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000028381A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001243589A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Denso Corp | 車両状態測定記憶利用システム |
DE10031834A1 (de) * | 2000-06-30 | 2002-05-02 | Ffg Flensburger Fahrzeugbau Gm | Routenplanungsverfahren und -vorrichtung |
DE10137001A1 (de) * | 2001-07-25 | 2003-02-20 | Gutmann Guenther | Navigationssystem für Fortbewegungsmittel |
JP2004185179A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Komatsu Ltd | 車輌自動走行システム |
JP2015075859A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 富士通株式会社 | 移動時間算出プログラム、移動時間算出方法及び情報処理装置 |
JP2016048269A (ja) * | 2016-01-12 | 2016-04-07 | 株式会社ゼンリン | 地図データのデータ構造及び制御装置 |
JP2018017672A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG | 電気トラックの走行ルート選定システム、電気トラックの走行ルート選定方法 |
JP2022051023A (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-31 | 日野自動車株式会社 | 車両制御装置 |
JP7293485B1 (ja) | 2022-12-22 | 2023-06-19 | 株式会社メジャーサービスジャパン | 配送管理を行うためのプログラム、装置、及び、方法 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP19922398A patent/JP2000028381A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001243589A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Denso Corp | 車両状態測定記憶利用システム |
DE10031834A1 (de) * | 2000-06-30 | 2002-05-02 | Ffg Flensburger Fahrzeugbau Gm | Routenplanungsverfahren und -vorrichtung |
DE10031834C2 (de) * | 2000-06-30 | 2002-09-26 | Ffg Flensburger Fahrzeugbau Gm | Routenplanungsverfahren und -vorrichtung |
DE10137001A1 (de) * | 2001-07-25 | 2003-02-20 | Gutmann Guenther | Navigationssystem für Fortbewegungsmittel |
DE10137001C2 (de) * | 2001-07-25 | 2003-11-20 | Gutmann Guenther | Navigationssystem für Fortbewegungsmittel |
JP2004185179A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Komatsu Ltd | 車輌自動走行システム |
JP2015075859A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 富士通株式会社 | 移動時間算出プログラム、移動時間算出方法及び情報処理装置 |
JP2016048269A (ja) * | 2016-01-12 | 2016-04-07 | 株式会社ゼンリン | 地図データのデータ構造及び制御装置 |
JP2018017672A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG | 電気トラックの走行ルート選定システム、電気トラックの走行ルート選定方法 |
JP2022051023A (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-31 | 日野自動車株式会社 | 車両制御装置 |
JP7293485B1 (ja) | 2022-12-22 | 2023-06-19 | 株式会社メジャーサービスジャパン | 配送管理を行うためのプログラム、装置、及び、方法 |
JP2024090171A (ja) * | 2022-12-22 | 2024-07-04 | 株式会社メジャーサービスジャパン | 配送管理を行うためのプログラム、装置、及び、方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7413260B2 (ja) | 情報提供方法 | |
KR100849575B1 (ko) | 내비게이션 장치 및 비용 정보를 제공하는 방법 | |
US7590488B2 (en) | Route condition evaluation method and apparatus for navigation system | |
CN100360900C (zh) | 导航装置及在导航装置显示设备上显示点信息的方法 | |
US20030110075A1 (en) | Toll collection system, its mobile terminal and toll processing apparatus, terminal processing program for the mobile terminal, and record medium recording the terminal processing program | |
US20130226443A1 (en) | Fuel consumption calculations and warnings | |
US20080120021A1 (en) | Guide Route Search Device, Guide Route Search Method, and Computer Program Thereof | |
EP3591339A2 (en) | Method, apparatus, and computer program product for generation of a route including multiple waypoints | |
JP2000259979A (ja) | 運行管理システムおよび方法 | |
CN109387212A (zh) | 信息处理系统以及信息处理方法 | |
CN110536834A (zh) | 电池安装系统、电池安装方法及程序 | |
JP7192432B2 (ja) | 駐車位置案内システム、駐車位置出力端末および駐車位置案内プログラム | |
JPH11272983A (ja) | 経路計画装置,到着時間予測装置,走行記録保存装置および経路計画/到着時間予測システム | |
JP2000028381A (ja) | ナビゲーション装置 | |
CN115699047A (zh) | 配送计划生成装置和配送计划生成方法 | |
JP4400104B2 (ja) | 最短時間経路探索方法 | |
WO2021049073A1 (ja) | 配達候補提案システム、配達候補提案端末および配達候補提案プログラム | |
JPH11271081A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP4040580B2 (ja) | 運行管理サーバおよび運行管理プログラム | |
JP2000331293A (ja) | 配送順序決定装置および距離データベース作成方法 | |
JP2011141678A (ja) | 情報処理装置、コンピュータプログラム及び情報処理方法 | |
JPH11271078A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP7085171B1 (ja) | 最適経路決定装置及び最適経路決定プログラム | |
JP2003281676A (ja) | 経路検索装置とその経路検索方法、並びに配送計画システムとその配送計画方法 | |
JP2002122437A (ja) | 経路案内装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070417 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070424 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |