JP2003208697A - 走行支援情報センタ - Google Patents

走行支援情報センタ

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JP2003208697A JP2002008047A JP2002008047A JP2003208697A JP 2003208697 A JP2003208697 A JP 2003208697A JP 2002008047 A JP2002008047 A JP 2002008047A JP 2002008047 A JP2002008047 A JP 2002008047A JP 2003208697 A JP2003208697 A JP 2003208697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が出発地から目的地まで走行する際の走
行スケジュールの精度を向上する。 【解決手段】 車両は所定タイミングごとに自車の位置
を走行支援情報センタ10へ通知する。走行支援情報セ
ンタ10は過去の走行実績情報を、走行経路を構成する
複数の区間ごと、また走行条件ごとに分類して過去デー
タ蓄積部42に保持する。支援情報算出ユニット36
は、現在走行中の車両から得られた走行実績情報に適合
する過去の走行実績情報を過去データ蓄積部42の記憶
内容から検索する。そして、適合する過去走行実績情報
に基づいて、現在走行中の車両の以降の走行経路及び推
定所要時間を求め、これらを走行支援情報として現在走
行中の車両へ送信し提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行経路を走行す
る車両に対して、走行に有用な走行支援情報を提供する
走行支援情報センタに関する。
【0002】
【従来の技術】道路上を車両で荷物を運送する物流業者
等では、事務所を出発してから集荷や配達を行う各地点
を巡る走行スケジュールを作成することが行われてい
る。この走行スケジュールは、配車計画に利用されると
共に、各車両の乗務員に出発に際して走行支援情報とし
て提供することができる。
【0003】この走行スケジュールは、各地点間での移
動所要時間(旅行時間)について蓄積された過去の実績
データに基づいて作成される。旅行時間の過去の実績デ
ータは、例えば、その走行経路を実際に走行した車両か
ら収集され、収集された旅行時間はその収集時の曜日、
走行時間帯、天候等に基づいて走行経路ごとに分類され
データベース化される。そして、走行スケジュールを作
成する走行条件に応じた実績データがデータベースから
読み出され、当該走行スケジュールが作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、同一走行
経路を同一走行条件下で走行すれば、同一或いは同程度
の旅行時間となるということを前提としたものである。
しかし、考慮される走行条件には限りがあり、走行スケ
ジュールとして与えられた旅行時間と、実際の旅行時間
との間に比較的大きな誤差が生じ得るという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、より精度が高く、車両
の走行に有用な走行支援情報を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は走行支援情報センタを設け、その走行支
援情報センタは、過去の車両の走行によって得られた複
数の過去走行実績情報を記憶した記憶部と、現走行車両
の走行済み経路にて収集され、該現走行車両から送信さ
れる現走行実績情報を受信する受信部と、前記複数の過
去走行実績情報のうち、前記走行済み経路に関する部分
が前記現走行実績情報に適合するものを選択する過去情
報選択手段と、前記選択される過去走行実績情報に基づ
いて前記走行済み経路以降の走行に有用な走行支援情報
を生成する支援情報生成手段と、前記走行支援情報を前
記現走行車両へ送信する送信部とを含む。
【0007】上記構成によれば、走行支援情報センタ
は、走行支援情報の提供対象である現走行車両の実際の
走行から現走行実績情報を得る。そして、走行済み経路
において収集された現走行実績情報に適合する過去走行
実績情報に基づいて形成された走行支援情報が、車両側
に提供される。これにより、走行支援情報センタは、現
走行車両の現走行実績情報に応じて走行支援情報を随時
更新して、その更新された情報を車両へ提供することが
できる。ここで、記憶部は、過去走行実績情報を例え
ば、走行経路ごとに保持する。また記憶部は、過去走行
実績情報を、走行経路上での位置の関数として保持して
もよいし、走行経路を構成する所定区間ごとの情報をテ
ーブルの形式で保持することもできる。過去情報選択手
段は、所定の適合条件に基づいて、単一又は複数の過去
走行実績情報を選択する。
【0008】他の本発明に係る走行支援情報センタは、
過去の車両の走行によって得られ、走行経路を構成する
複数の区間ごとに分類条件に応じて分類された複数の過
去走行実績情報を記憶する記憶部と、現走行車両の走行
済み区間にて収集され、該現走行車両から送信される現
走行実績情報を受信する受信部と、前記走行済み区間と
同一の区間に関する前記過去走行実績情報のうち、前記
現走行実績情報に適合するものを選択する過去情報選択
手段と、前記走行済み区間以降の区間に関する前記過去
走行実績情報のうち、前記選択された過去走行実績情報
と同一の前記分類条件に対応するものに基づいて、前記
走行済み区間以降の走行に有用な走行支援情報を生成す
る支援情報生成手段と、前記走行支援情報を前記現走行
車両へ送信する送信部とを含む。
【0009】上記構成によれば、記憶部は、区間ごとに
過去走行実績情報を記憶し、またこの過去走行実績情報
を分類条件に応じて分類して記憶している。走行支援情
報センタは、現走行車両が区間を実際に走行して得た現
走行実績情報を取得する。そして、走行済み区間と同一
の区間に関し、現走行実績情報に適合する過去走行実績
情報が一つ又は複数、選択される。そして、走行済み区
間以降の過去走行実績情報のうち、過去情報選択手段に
より選択された過去走行実績情報と同一の分類条件を有
するものに基づいて生成された走行支援情報が現走行車
両へ提供される。
【0010】本発明の好適な態様は、前記走行支援情報
が、前記走行済み区間以降の走行経路上に設定される所
定地点までの走行所要時間を含む走行支援情報センタで
ある。
【0011】また本発明の他の好適な態様は、前記支援
情報生成手段が、前記過去情報選択手段が複数の過去走
行実績情報を選択した場合、選択された過去走行実績情
報ごとに得られる前記走行所要時間のうち、最短のもの
に対応した前記走行支援情報を提供する走行支援情報セ
ンタである。
【0012】また本発明の別の好適な態様は、前記現走
行実績情報に基づいて過去走行実績情報を生成する過去
情報生成手段を含み、前記記憶部が、前記生成された過
去走行実績情報を記憶する走行支援情報センタである。
【0013】上記構成によれば、現走行車両から送信さ
れた現走行実績情報に基づいて新しく過去走行実績情報
が生成される。これにより、現走行車両以降に当該区間
を走行する車両に対する走行支援情報の精度が一層向上
する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態(以
下、実施形態という)について、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の走行支援情報センタ10を含
む、現走行車両の走行に有用な走行支援情報を提供する
走行支援システムの概略的な全体構成を示すブロック図
である。なお、本実施形態では、物流業者の事務所から
目的地まで走行する現走行車両としての物流車両(以
下、単に車両と称する)が、この走行支援システムを利
用する場合を例にとり説明する。
【0015】走行支援情報センタ10は車両に走行支援
情報を提供する。走行支援情報センタ10は、例えば当
該事務所とは別の施設として設けることができる。走行
支援情報には、走行開始に先立って生成される初期走行
支援情報と、走行開始後に生成される更新走行支援情報
がある。初期走行支援情報は、例えば、車両が事務所か
ら目的地までの最適な走行経路や、この走行経路を使っ
て目的地に到着するまでの総旅行時間を含み、更新走行
支援情報は、例えば、現在走行中の地点からの最適な残
りの走行経路(残り経路)や、残り経路によって目的地
に到着するまでの残り旅行時間を含む。
【0016】出発情報入力装置14は例えば事務所に配
設され、初期走行支援情報の生成に必要な出発情報の入
力等を行うことができる。なお、出発情報としては、目
的地、出発予定日時等の走行条件があげられる。出発情
報入力装置14は、操作者に対する入出力手段であるマ
ンマシンインターフェイス部(以下、MMI部と記す)
16を有する。操作者は、車両の走行開始に先立ってM
MI部16に備わるキーボード等から上記出発情報を入
力する。なお、MMI部16にモニタを備え、このモニ
タに地図データ記憶部20内に記憶されている地図情報
を表示して、操作者による目的地入力等の作業を容易と
することができる。入力された出発情報はメモリ22に
格納され、通信部24により走行支援情報センタ10へ
送信される。なお、出発情報入力装置14を、走行支援
情報センタ10から走行支援情報を受信し、MMI部1
6のモニタに表示するように構成することができる。こ
れにより、例えば、事務所側でも目的地までの最適な走
行経路や総旅行時間などが把握できる。
【0017】車載器12は、車両に搭載される装置であ
り、車両の走行に伴う現走行実績情報を取得して、走行
支援情報センタ10へ送信する。現走行実績情報は、車
両の位置とその位置を通過した時刻等からなる。この現
走行実績情報を取得するために、車載器12はGPS等
を利用した位置計測部30を含む。位置計測部30は、
走行開始後において、例えば10秒などの所定の時間間
隔ごとに車両の位置を計測する。車載器12にて取得さ
れた現走行実績情報は、通信部28を介して走行支援情
報センタ10へ送信される。
【0018】また、車載器12は、走行支援情報センタ
10から走行支援情報を受信して乗務員に提示する。通
信部28にて受信された走行支援情報センタ10からの
走行支援情報はメモリ32に格納され、MMI部26の
モニタに表示される。例えば、地図データ記憶部34に
格納されている地図情報を用いてモニタに地図を表示
し、この地図上に、走行支援情報として提供された走行
経路を表示することができる。
【0019】次に、図2を用いて走行支援情報センタ1
0の構成について説明する。走行支援情報センタ10
は、支援情報算出ユニット36、通信部38、地図デー
タ記憶部40及び過去データ蓄積部42を含んで構成さ
れる。通信部38は、出発情報入力装置14からの出発
情報や、車載器12からの現走行実績情報を受信し、こ
れを支援情報算出ユニット36へ出力する。また、通信
部38は、支援情報算出ユニット36から出力される初
期走行支援情報や更新走行支援情報を車載器12及び、
場合によっては出発情報入力装置14へ送信する。
【0020】地図データ記憶部40は、車両が走行する
エリア内の道路等のデータを格納する。例えば、本シス
テムでは、エリア内の道路は、リンクと呼ばれる複数の
区間に細分化して取り扱われる。例えば、車両に提供さ
れる走行経路は図3に示すように、L1〜L11で表記
される複数のリンク44を組み合わせて構成させる。そ
のため、地図データ記憶部40においても、車両が走行
し得る地域内の経路がリンク単位で記憶される。ちなみ
に、リンク44は、交差点や信号機の間隔と定義するこ
とができる他、例えば20mなどの一定距離ごとに道路
を区分したものとすることもできる。
【0021】過去データ蓄積部42は、地図データ記憶
部40に記憶されているリンク44を車両が過去に走行
して収集された情報(過去走行実績情報)を蓄積し保持
している。例えば、過去走行実績情報は、過去の走行に
おいて、各リンク44を通過するのに要した時間(過去
リンク旅行時間)である。過去データ蓄積部42は、こ
の過去リンク旅行時間を各リンク44ごとに、後述する
走行条件に応じて分類して記憶している。過去データ蓄
積部42は、例えば、図4に示すルックアップテーブル
(以下、テーブルと称する)の形式で、過去リンク旅行
時間を分類して記憶する。なお、図4に示すテーブルは
特定のリンク44(Ln)に関するものであり、同様な
形式のテーブルが各リンク44ごとに用意される。
【0022】図4(A)に示されるように、Lnのリン
ク44における過去リンク旅行時間は、平日、休日及
び、特殊事情を有する特別日の別、天候、並びに出発時
刻といった複数の走行条件の組み合わせに応じて分類さ
れている。以下、この走行条件の組み合わせを条件パタ
ーンと称する。
【0023】ちなみに、走行条件として出発時間が含ま
れている図4(A)のテーブルは、例えば、有料道路等
を利用する場合等、車両の走行経路が予め決定している
場合などでの利用に適している。予め決定している走行
経路を走行する場合、各リンク44の並び順が固定さ
れ、この並び順通りに走行していくことになるので、各
リンク44の過去リンク旅行時間を出発時間を基準とし
て分類することができるからである。
【0024】一方、図4(B)に示すテーブルは、一般
的に走行経路が予め決定していない場合にて利用される
ものであり、各リンク44が他のいずれのリンク44と
組み合わされても対応でき、またいずれの並び順に当た
っても対応できるように、大まかな時間の幅を有する走
行時間帯が走行条件として採用されている。
【0025】図4のテーブルは説明のため簡潔化されて
いるが、実際には、走行条件としてさらに日付及び曜日
が設定される。また、複数の走行条件の組み合わせであ
る条件パターンに代えて、単一の走行条件のみで過去リ
ンク旅行時間を分類してもよい。
【0026】本システムでは、過去データ蓄積部42
は、同一のリンク44に関して、過去に同一の条件パタ
ーンにて収集された過去リンク旅行時間が複数存在する
場合、これら複数の過去リンク旅行時間を個別に蓄積す
る。しかし、例えば、同一の条件パターンに対応する複
数の過去リンク旅行時間に平均等の統計処理を行い平滑
化したものを保持するように構成することもできる。
【0027】次に、図2に戻り、支援情報算出ユニット
36について説明する。支援情報算出ユニット36は、
リンク抽出部48、走行条件提供部50、過去データ抽
出52、過去データ平滑部54及び支援情報決定部56
を含み、さらにリンク旅行時間算出部58及び旅行時間
比較部60を含む。先ず、これらの構成のうち、上述の
初期走行支援情報の生成に関わるものについて説明す
る。
【0028】リンク抽出部48には、通信部38にて受
信された出発情報が入力される。リンク抽出部48は、
その出発情報に含まれている目的地64(図3参照)の
情報を利用し、事務所62から目的地64までの走行経
路を構成し得る複数のリンク44を地図データ記憶部4
0から抽出する。また、リンク抽出部48は、これらの
複数のリンク44に関する情報を過去データ抽出部52
へ出力する。
【0029】走行条件提供部50は、出発情報を入力さ
れ、出発情報に含まれる出発予定日時等の走行条件を過
去データ抽出部52へ出力する。また、出発予定の日付
に対応する曜日を求めて、これを走行条件として過去デ
ータ抽出部52へ出力する。さらに、走行条件提供部5
0は、車両が走行するエリアの天候情報を気象関連施設
等(図示せず)から入手して走行条件として過去データ
抽出部52へ出力する。
【0030】過去データ抽出部52は、リンク抽出部4
8で抽出されたリンク44における過去リンク旅行時間
を過去データ蓄積部42から抽出する。このとき、過去
データ抽出部52は、走行条件提供部50から入力され
た日付、曜日、出発予定時刻、天候等からなる条件パタ
ーンと同一の条件パターンに対応する過去リンク旅行時
間を抽出する。なお、過去データ蓄積部42から取り出
された過去リンク旅行時間は、過去データ平滑部54を
介して過去データ抽出部52に入力される。ちなみに、
過去データ平滑部54は、同一リンクにおいて同一条件
パターンを満たす過去リンク旅行時間が複数存在する場
合に、それら複数の過去リンク旅行時間に対して平均処
理等の統計処理を行って平滑化し、単一の過去リンク旅
行時間を生成する。
【0031】また、過去データ抽出部52は、入力され
た複数のリンク44の情報から、当該複数のリンク44
を組み合わせて事務所から目的地までの走行経路を構築
する。過去データ抽出部52は、走行経路を構成するリ
ンク44の組み合わせ(以下、リンクパターンと称す
る)に関する情報と、リンクパターンを構成する複数の
リンク44それぞれにおける過去リンク旅行時間とを支
援情報決定部56へ出力する。
【0032】支援情報決定部56は、条件パターン選択
部66及び支援情報生成部68を含んでいる。初期走行
支援情報の生成時には、主として支援情報生成部68が
機能する。支援情報生成部68は、過去データ抽出部5
2から入力されたリンクパターンに関する情報を利用
し、そのリンクパターンを構成するリンク44の過去リ
ンク旅行時間を足し合わせて、総旅行時間を算出する。
支援情報生成部68は、総旅行時間及びそのリンクパタ
ーンによる走行経路を初期走行支援情報として、通信部
38へ出力する。これにより、車載器12に初期走行支
援情報が提供される。
【0033】なお、走行経路が予め決定されていない場
合には、過去データ抽出部52において、複数の走行経
路、すなわち複数のリンクパターンが生成され得る。そ
の場合には、支援情報生成部68は例えば、複数のリン
クパターンそれぞれに対応する走行経路と、それらの総
旅行時間とを初期走行支援情報の候補として生成する。
そして、それら候補のうち、最短の総旅行時間が得られ
るものを初期走行支援情報として選択して通信部38へ
出力することができる。なお、それら候補の全部又はい
くつかを初期走行支援情報として車載器12に提供して
もよい。
【0034】ちなみに、支援情報決定部56は、初期走
行支援情報として提供される走行経路の最初の数リンク
における過去リンク旅行時間を旅行時間比較部60へ出
力する。ここで、旅行時間比較部60に出力されるリン
ク数は、予め定められた数量であり、以下、これを比較
リンク数と称する。
【0035】次に、支援情報算出ユニット36の中で、
走行開始後に車両に提供される更新走行支援情報の生成
に関わる部分について説明する。例えば、支援情報算出
ユニット36は、走行中の途中地点から目的地までの残
り旅行時間が最短となり得る残り経路を探索し、更新走
行支援情報として残り経路と残り旅行時間とを車両70
へ提供する。以下、現在走行中の走行経路を構成するリ
ンクの組み合わせを走行下リンクパターンと称する。ま
た、これから車両70に走行支援情報として提供される
残り経路の候補(候補経路)を構成するリンクの組み合
わせを未走行リンクパターンと称する。
【0036】更新走行支援情報の生成時には、初期走行
支援情報の生成時に用いられる構成要素に加えて、さら
にリンク旅行時間算出部58、旅行時間比較部60及び
条件パターン選択部66が用いられる。
【0037】リンク旅行時間算出部58は、車載器12
から送信されてくる現走行実績情報に基づいて車両70
の位置を把握する。車両70の車載器12は走行開始
後、例えば10秒間隔といった短周期で現走行実績情報
を収集するように構成され、これにより、リンク旅行時
間算出部58にて、各リンク44ごとに少なくとも1
回、現走行実績情報が取得されるようにすることができ
る。尚、数測位データをまとめて送信することもある。
リンク旅行時間算出部58は、図5に示されるように、
現走行実績情報から得られる一定時間間隔ごとの車両位
置を用い、走行下リンクパターンの走行済みの各リンク
44を車両が通過するのに要した時間(現リンク旅行時
間)trを算出する。例えば、現走行実績情報から得ら
れる車両位置及び通過時刻を補間してリンク44の両端
での通過時刻を求め、それら両端での時刻差から現リン
ク旅行時間trが算出される。リンク旅行時間算出部5
8は、リンク44が走行済みとなるとそのリンク44に
ついて現リンク旅行時間trを求め、旅行時間比較部6
0へ出力する。なお、補間処理等に必要となる経路情報
には、地図データ記憶部40に記憶されている地図情報
を必要に応じて利用することができる。
【0038】旅行時間比較部60は、比較リンク数分の
リンクを単位として、車両70の実際の走行と走行支援
情報として提供された過去実績との比較を行い、適合度
を表す比較評価値を生成する。例えば、旅行時間比較部
60は、初期走行支援情報として提供された最初の比較
リンク数分のリンクが走行済みとなると、その最初の比
較リンク数分のリンクを比較対象区間として、その比較
対象区間に対応する現リンク旅行時間と過去リンク旅行
時間とを比較し、比較評価値を算出する。以降、車両が
新たな比較対象区間を通過するごとに、旅行時間比較部
60は、当該比較対象区間に対応する現リンク旅行時間
と過去リンク旅行時間とを比較する。また、旅行時間比
較部60は、最新の比較対象とされた比較対象区間を特
定する情報をリンク抽出部48へ出力する。
【0039】リンク抽出部48は、旅行時間比較部60
からの情報に基づいて最新の比較対象区間を特定し、こ
れに接続し目的地まで達する経路を構成し得るリンク4
4を地図データ記憶部40から抽出する。この抽出され
た経路が候補経路、すなわち、これから車両70に走行
支援情報として提供される残り経路の候補である。リン
ク抽出部48は、候補経路を構成し得るリンク44の情
報を過去データ抽出部52へ出力する。
【0040】過去データ抽出部52は、走行経路の走行
済みの部分(走行済み経路)の比較対象区間を構成する
複数リンク(すなわち走行下リンクパターンを構成する
リンクのうち走行済みとなった直近の比較リンク数分の
リンク44)それぞれに対応する過去リンク旅行時間を
過去データ蓄積部42から抽出する。ここで、条件パタ
ーンが、走行済み経路の比較対象区間に属する複数リン
クについて互いに同一となるように抽出が行われる。
【0041】また、過去データ抽出部52は、候補経路
の比較対象区間を構成する複数リンク44それぞれに対
応する過去リンク旅行時間を過去データ蓄積部42から
抽出する。このときも、条件パターンが、経路候補の比
較対象区間に属する複数リンクについて互いに同一とな
るように抽出が行われる。
【0042】抽出された過去リンク旅行時間は、支援情
報決定部56へ出力される。また未走行リンクパターン
を表す情報が、それに対応して抽出された過去リンク旅
行時間とともに支援情報決定部56へ出力される。な
お、これら走行下リンクパターン及び未走行リンクパタ
ーンにおける過去リンク旅行時間の抽出の際、上述と同
様に、過去データ平滑部54によって平滑化処理がなさ
れる。
【0043】支援情報決定部56における更新走行支援
情報の生成に先立って、旅行時間比較部60は、走行下
リンクパターンでの走行で実際に収集された現リンク旅
行時間trと、現在車両に提供されている走行支援情報
の生成に利用された走行下リンクパターンにおける過去
リンク旅行時間とを比較する。なお、当該過去リンク旅
行時間は、上述のように、すでに旅行時間比較部60に
格納されている。
【0044】条件パターン選択部66は、旅行時間比較
部60にて生成された比較評価値に基づいて、走行下リ
ンクパターンでの走行で実際に収集された現リンク旅行
時間trと、現在車両に提供されている走行支援情報の
生成に利用された走行下リンクパターンにおける過去リ
ンク旅行時間とが互いに適合するか、すなわち一致又は
互いに近い値であるか否かを判定する。ちなみに、ここ
で比較される過去リンク旅行時間及び現リンク旅行時間
は、当該走行下リンクパターンにおける同一条件パター
ンの予測値及びそれに対する実測値の関係にあり、この
適合判定により、実測値に対する予測値の整合性、或い
は、予測値の生成時に採用された条件パターンの適合性
が判断される。条件パターン選択部66が現在の条件パ
ターンが適合していると判定した場合には、支援情報生
成部68は現在の条件パターン、すなわち現割当条件パ
ターンにおける未走行リンクパターンから成る残り経路
を生成し、また当該未走行リンクパターンを成す各リン
ク44の過去リンク旅行時間を足し合わせて残り旅行時
間を求め、これら残り経路と残り旅行時間を更新走行支
援情報として通信部38に出力する。なお、このとき生
成された更新走行支援情報は、現在車両70に提供され
ている走行支援情報と一致するため、例えば、残り経路
の代わりに、当該残り経路が現在提供されている走行経
路の未走行部分と同一である旨を報知するための情報を
生成し、通信部38に出力してもよい。
【0045】一方、比較評価値に基づく判定結果が不適
合であった場合は、予測値の生成に当たって採用された
条件パターンが現在の走行状況に適合していないことを
意味する。この場合には、支援情報決定部56は、現割
当条件パターンと異なる条件パターン、すなわち相違条
件パターンにおける走行下リンクパターンの過去リンク
旅行時間を旅行時間比較部60に出力する。これによ
り、旅行時間比較部60において、上述同様に、現走行
済み旅行時間とこれらの相違条件パターンにおける過去
走行済み旅行時間との適合判定が行われる。
【0046】条件パターン選択部66は、相違条件パタ
ーンに対して得られた比較評価値に基づいて、現在の比
較対象区間に対応した現リンク旅行時間群に適合する過
去リンク旅行時間群の相違条件パターンを選択する。そ
して条件パターン選択部66は、選択した相違条件パタ
ーンを識別するための識別情報を支援情報生成部68へ
出力する。
【0047】当該識別情報に基づいて、支援情報生成部
68は、選択された相違条件パターンを特定し、当該相
違条件パターンに属する未走行リンクパターンを抽出す
る。支援情報生成部68は、抽出した未走行リンクパタ
ーンの過去リンク旅行時間を足し合わせて残り旅行時間
を生成するとともに、この未走行リンクパターンから成
るルートを残り経路として生成し、更新走行支援情報と
して通信部38へ出力する。これにより、更新走行支援
情報は、最新の走行支援情報として車両70へ提供さ
れ、目的地まで最短時間で走行できる走行支援情報とし
て利用される。
【0048】なお、提供された更新走行支援情報におけ
る最初の比較リンク数分の過去リンク旅行時間のデータ
は、支援情報決定部56から旅行時間比較部60へ出力
されて格納され、次の更新走行支援情報の生成に利用さ
れる。
【0049】条件パターン選択部66は、適合する相違
条件パターンを複数選択するように構成することもでき
る。この場合には、例えば、所定値以上の比較評価値を
有する相違条件パターンを全部選択したり、また比較評
価値が好適な上位所定数の相違条件パターンを選択する
ように構成することができる。そして、選択した相違条
件パターンを識別するための識別情報が支援情報生成部
68へ出力される。支援情報生成部68は、識別情報に
基づいて複数の相違条件パターンを特定し、各相違条件
パターンに属する未走行リンクパターンを抽出し、各未
走行リンクパターンの過去リンク旅行時間を足し合わ
せ、残り旅行時間の候補となる候補残り時間を各未走行
リンクパターンごとに生成する。そして支援情報生成部
68は、この自ら生成した複数の候補残り時間のうち、
最小の値の候補残り時間を残り旅行時間に決定し、ま
た、この残り旅行時間が得られる未走行リンクパターン
からなる残り経路を生成する。これらの残り旅行時間及
び残り経路を更新走行支援情報として通信部38に出力
する。
【0050】また、比較対象区間以降にて目的地までの
走行経路が複数存在する場合があり得る。この場合に
は、支援情報生成部68は、条件パターン選択部66に
て選択された相違条件パターンごとに、複数の走行経路
それぞれの未走行リンクパターンを抽出し、それぞれの
候補残り時間を生成する。そして、上述と同様に残り旅
行時間及び残り経路を生成する。
【0051】ちなみに更新走行支援情報は、車載器12
から比較リンク数分の現リンク旅行時間が得られるごと
に生成される。
【0052】以上述べたように、支援情報算出ユニット
36は走行支援情報を生成する。また支援情報算出ユニ
ット36は、さらに走行開始後の車両から送信されてく
る現リンク旅行時間から過去リンク旅行時間を生成す
る。次にこの過去リンク旅行時間の生成について説明す
る。この過去リンク旅行時間の生成に当たっては、主と
してリンク旅行時間算出部58と走行条件提供部50と
が処理を担う。
【0053】リンク旅行時間算出部58は、上述の更新
走行支援情報の生成に当たって推定した現リンク旅行時
間trを走行条件提供部50へ出力する。このとき、現
リンク旅行時間trには、その現リンク旅行時間trが
得られたリンク44を識別するリンク識別情報が付加さ
れる。走行条件提供部50は、入力された現リンク旅行
時間trに、日付、曜日、天候などの走行条件を特定す
るための条件特定情報を付加し、これを過去データ蓄積
部42へ出力する。過去データ蓄積部42は、入力され
た現リンク旅行時間trを過去リンク旅行時間としてリ
ンク44ごとに走行条件に応じて分類し蓄積する。ここ
で、分類に当たっては、リンク識別情報と条件特定情報
が参照される。
【0054】次に、車両70が本発明に係る走行支援情
報センタ10を含む走行支援システムを利用して走行支
援情報の提供を受ける動作について説明する。ここで、
車両70には、更新走行支援情報として残り旅行時間に
加えて最適残り経路(代替経路を含む)が提供される場
合を例にとって説明する。
【0055】図6は、本走行支援システムにより走行支
援情報センタ10から初期走行支援情報が提供されるま
での、車両70、事務所62及び走行支援情報センタ1
0の相互の処理の関連を示す模式図である。また図7
は、図6に対応するフロー図である。
【0056】まず、事務所62における出発情報入力装
置14に日付、出発予定時刻、目的地、走行時間帯等の
出発情報が入力され、事務所62からこの出発情報が送
信される(S100)。なお、物流業者が複数の車両を
所有している場合には、走行予定にある車両70の車両
ID(例えば車両番号)も出発情報の一つとして入力さ
れ、送信される。なお、これらの出発情報を車載器12
から入力し、送信することができる形態であってもよい
(S102)。
【0057】走行支援情報センタ10は、この出発情報
を受信し(S104)、この出発情報における日付等か
ら曜日、特別日の別等を算出し、また、事務所や目的地
の所在地などの情報等を参照して走行エリアの天候に関
する情報を入手する。なお、車両70の車両IDを目的
地と関連付けさせておく。走行支援情報センタ10は、
事務所62と目的地とが含まれるエリアにおける複数の
リンク44を抽出する。また、走行支援情報センタ10
は、抽出した当該複数のリンク44において、今回入手
又は算出した日付、出発予定時刻、曜日、特別日の別、
走行時間帯、天候等の条件パターンと一致する過去リン
ク旅行時間を過去データ蓄積部42から抽出する。な
お、簡単のため、上記の条件パターンの代わりに、平
日、休日及び特別日の別、天候並びに走行時間帯から条
件パターンが構成され、当該車両70においては、この
条件パターンが平日、晴れ、9時から10時の走行時間
帯であり、図4(B)のテーブルにおける(P1)及び
(T9)に該当するものとして以下の説明を行う。
【0058】走行支援情報センタ10は、抽出された
(P1・T9)の条件パターンにおける複数のリンク4
4を組み合わせ、目的地までのルートを形成するリンク
パターンを構築する。次に、構築したリンクパターンの
中から、それを構成する複数のリンク44における過去
リンク旅行時間の総計が最も小さくなるもの、すなわち
最短時間で目的地に到達できるものを選択し、その選択
されたリンクパターンからなる走行経路を生成する(S
106)。走行支援情報センタ10は、この走行経路と
その総旅行時間を車両IDと共に初期走行支援情報とし
て送信する(S108)。なお、このときの初期走行支
援情報は、車両70の現在の条件パターン(P1・T
9)に対応する走行支援情報である。ここで、この走行
開始に先立って車両70に提供される走行経路は、図3
におけるL1〜L8で示されるリンクパターンから構成
されているものとする。
【0059】事務所62において、この初期走行支援情
報が受信される(S110)。これにより、車両70が
走行することになる走行経路と、総旅行時間を事務所6
2において把握することができる。また、車載器12に
おいて、この初期走行支援情報が受信される(S11
2)。これにより、車両70の乗務員は、走行経路と総
旅行時間を走行開始に先立って得ることができる。
【0060】さらに、図8及び図9を用いて、当該走行
経路を走行する車両70に更新走行支援情報を提供する
流れを説明する。
【0061】車両70は、走行を開始し、走行支援情報
センタ10から得た走行経路に沿って走行する。車内の
車載器12は、10秒おきに当該車両の位置及びその位
置の計測時刻を車両IDと共に現走行実績情報として走
行支援情報センタ10側に送信する(S200)。この
現走行実績情報は、走行支援情報センタ10に受信さ
れ、その支援情報算出ユニット36(図2参照)内にお
けるリンク旅行時間算出部58に位置の情報が入力され
る(S202)。入力された現走行実績情報の車両ID
から当該車両の目的地が特定される。
【0062】リンク旅行時間算出部58は、一定間隔で
入力される位置の情報から、図5に示されるように各リ
ンク44ごとの現リンク旅行時間trを算出する。な
お、現リンク旅行時間trに走行条件の情報を付加して
過去リンク旅行時間に変換し、これをデータベース蓄積
する(S204)。
【0063】S204で算出された現リンク旅行時間t
rは、次々と図2の旅行時間比較部60に入力される。
旅行時間比較部60は、比較リンク数分のリンク44を
車両70が走行したかを判定する(S206)。これ
は、例えば、旅行時間比較部60に比較リンク数分の現
リンク旅行時間trが入力されたかをカウントすること
で判定することができる。なお、簡単のため、本説明中
における比較リンク数を「2」とする。比較リンク数分
(2リンク分)のリンク44、すなわちL1とL2とが
走行されていない場合、S200に戻り、L1とL2の
リンク旅行時間trが旅行時間比較部60に蓄積される
まで、上記ステップが繰り返される。車両70が比較リ
ンク数分のリンク44を走行したと判定された場合、S
208に進む。
【0064】S208では、L1とL2における現リン
ク旅行時間trと過去リンク旅行時間とが比較される。
ここで、この現リンク旅行時間trは、上述のように車
両70が実際にL1及びL2の走行に要した時間(実績
値)であり、また、過去リンク旅行時間は、車両70が
LI及びL2の走行に先立って、車両70がおかれてい
る現割当条件パターン(P1・T9)から推定したL1
及びL2の走行に要する時間(予測値)である。
【0065】比較の結果、L1及びL2における現リン
ク旅行時間trと過去リンク旅行時間とが適合していた
場合、すなわち車両70が予測通りの走行時間でL1及
びL2を走行していた場合には、S214に進み、すで
に目的地に達したか否かが判定される。本説明中におい
ては、目的地に達していないため、実績値と一致又はお
よそ一致した上記(P1・T9)の現割当条件パターン
における更新走行支援情報(残り旅行時間と残り経路
等)を生成しこれを車両70側に提供する。以降、S2
02に戻り上述同様の情報処理を行う。
【0066】一方、S208における比較の結果、現リ
ンク旅行時間trと過去リンク旅行時間とが適合しない
場合、すなわちL1、L2の走行に要した実際の所要時
間が(P1・T9)の条件パターンに基づいて生成した
走行支援情報と異なっていた場合はS210に進む。S
210では、条件パターン選択の学習が行われる。これ
については後に詳述する。
【0067】走行支援情報センタ10は、まず(P1・
T9)以外の条件パターン(相違条件パターン)の中か
らL1・L2の現リンク旅行時間と適合する同じ相違条
件パターンに属するL1とL2の過去リンク旅行時間の
組(過去リンク旅行時間群)を検索し、適合する過去リ
ンク旅行時間群を選択する。この過去リンク旅行時間群
の選択は、例えば以下の式で表される偏差Δtが最小と
なることに基づいて行われる。
【0068】
【数1】 ここで、nは比較リンク数である。また、trkは、比
較リンク数分の複数のリンク44(リンク群)のうち、
k番目のリンク44における現リンク旅行時間を表わ
す。tdkは、当該リンク群のうち、k番目のリンク4
4における過去リンク旅行時間を表わす。また、Δt
は、比較リンク数分のリンク群における実測値と予測値
との偏差であり、このΔtが大きいほど実測値が予測値
からずれていることを表わす。
【0069】なお、以下、走行支援情報センタ10が、
図4(B)における(P4・T9)の条件パターン(平
日・雨・9時から10時の走行時間帯)を選択した場合
を例に説明を行う。走行支援情報センタ10は、以下の
工程に従ってL3以降における残り経路や残り旅行時間
を生成する。
【0070】S212では、走行支援情報センタ10
が、当該選択された条件パターン(P4・T9)に基づ
いてL3以降のリンクパターン(未走行リンクパター
ン)を選択する。このとき、各リンク44において(P
4・T9)に属する過去リンク旅行時間の総計が最小と
なる未走行リンクパターンを選択する(S212)。ち
なみに、このときの最小の総計が残り旅行時間である。
この未走行リンクパターンの選択により、L2より後、
目的地まで最短時間で到達できる残り走行経路が生成さ
れる。この残り走行経路と残り旅行時間とが、車両ID
と共に更新走行支援情報として車両70へ提供される
(S216)。なお、上述の比較対象となったリンク4
4(本説明中ではL1及びL2)によって目的地に達し
たか否かが判定され(S214)、目的地に達していな
い場合には、S202に戻り、上述と同様の処理が行わ
れる。
【0071】なお、S202に戻った後、S206にお
いてL3及びL4における現リンク旅行時間が得られた
場合、上述と同様にS208において、L3及びL4に
おける現リンク旅行時間(実測値)と過去リンク旅行時
間(予測値)とが比較される。ここで、比較の結果、実
測値と(P4・T9)の条件パターンで生成された予測
値とがマッチングせず、S212においてL3及びL4
における実測値が、例えば図4(B)における相違条件
パターン(P3・T10)とマッチングしていた場合、
この(P3・T10)(特別日・晴れ・10時から11
時の走行時間帯)の過去リンク旅行時間からL5以降の
残り経路や残り旅行時間を生成する。ここで、条件パタ
ーン(P3・T1)の過去リンク旅行時間を利用したL
4より先の残り経路の生成に当たって、図3に示される
L5〜L8からなる未走行リンクパターンよりもL9〜
L11からなる未走行リンクパターンの方が過去リンク
旅行時間の総計が小さい場合には、当該L9〜L11か
らなるリンクパターンにて得られる残り走行経路(代替
経路)がその残り旅行時間とともに車両70へ提供され
る。
【0072】走行支援情報センタ10では、上述の工程
の繰り返しによって、比較リンク数ごとのリンク44
(リンク群)に対して最適な過去走行済み旅行時間が選
択され、これによりリンク群ごとに条件パターンが選択
される。例えば、条件パターン選択の学習S210で
は、このリンク群ごとに選択された条件パターン同士の
組み合わせにおける関連付けが強くなるような学習が行
われる。すなわち、上述の例であれば、L1及びL2の
リンク群と、L3及びL4のリンク群の組み合わせにお
いて、条件パターン(P1・T9)と条件パターン(P
4・T9)における関連付けを強くする。これにより、
今後の更新走行支援情報を提供する際に、リンクL1〜
L4を含む走行経路(残り走行経路を含む)が生成さ
れ、なおかつL1及びL2の条件パターンが(P1・T
9)であった場合に、L3及びL4の走行支援情報は、
条件パターン(P4・T9)における過去リンク旅行時
間を用いて生成する。或いは、他の条件パターンよりも
条件パターン(P4・T9)がより優先されて選択され
るように、残り走行経路の生成時に利用される過去リン
ク旅行時間の条件パターンの優先度を高くする。この条
件パターンの学習の結果は、今回の走行支援情報の提供
以降での条件パターンの選択に反映される。
【0073】以上、本実施形態における走行支援システ
ムによって走行支援情報を生成し、提供する際の処理の
流れについて説明した。
【0074】なお、条件パターン選択の学習において
は、例えば、上記現リンク旅行時間群(実測値)と過去
リンク旅行時間群(予測値)との比較の結果に基づく分
析等により、条件パターンを構成する各走行条件のう
ち、予測値を推定する際に、より重要視するものを定め
る、すなわち走行条件に優先度を付与してもよい。この
ような学習によれば、例えば、各リンク44の距離が短
く設定された場合等において、信号の待ち時間などの適
合判定に際して誤差の原因となりやすい要因の影響を緩
和することができる。
【0075】また、走行支援情報を生成し提供した結
果、予測値と実測値との不適合が連続する比較対象区間
で発生することが考えられる。すなわち、特定の条件パ
ターン(説明のため第1条件パターンとおく)に属する
過去リンク旅行時間を用いて予測値を算出して特定のリ
ンク群(第1リンク群とおく)を走行し、得られた現リ
ンク旅行時間が第1条件パターン以外の条件パターン
(第2条件パターンとおく)の過去リンク旅行時間と適
合し、当該第2条件パターンの過去リンク旅行時間を用
いて予測値を算出して当該第1リンク群の次の第2リン
ク群を走行した結果、第2リンク群での現リンク旅行時
間群が第2条件パターン以外の条件パターン(第3条件
パターンとおく)の過去リンク旅行時間と適合するとい
う場合である。
【0076】このような場合に対して、例えば、これら
第1リンク群と第2リンク群との間で、第1条件パター
ン、第2条件パターン及び第3条件パターンを関連付け
する形態を採用することができる。つまり、第1リンク
群の走行時に第1条件パターンに基づく走行支援情報
(予測値)を提供し、第1リンク群を実際に走行した際
にその現リンク旅行時間が、第2条件パターンの過去リ
ンク旅行時間と適合した場合において、当該第2条件パ
ターンに属する過去リンク旅行時間を用いて残り経路等
を生成せずに、関連付けられた第3条件パターンに属す
る過去リンク旅行時間を用いて残り経路等を生成する。
これにより、より精度の高い残り走行経路等の提供が可
能となる。
【0077】以上、条件パターン選択の学習に関しての
様々な形態を紹介したが、条件パターン選択の学習にお
いては、これら上記の形態のいずれかを採用してもよ
く、またこれらの形態を組み合わせて利用してもよい。
【0078】以上、本発明に係る走行支援情報センタ1
0を含む走行支援情報システムについて説明した。な
お、上記実施形態では、車載器12は、10秒間隔など
所定時間おきに現走行実績情報を走行支援情報センタ1
0に送信する形態であったが(図5参照)、例えば、各
リンク44の節、すなわちリンクノード72に到達する
ごとに現走行実績情報を送信する形態であってもよい。
この形態においては、車載器12は、図10に示される
ように、リンク44を走行するに当たって、リンクノー
ド72のそれぞれを通過した時の時間を計測し、この計
測時刻(通過時刻)Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr
5又はこれら計測時刻及び位置情報を走行支援情報セン
タ10へ送信する。走行支援情報センタ10では、前後
する計測時刻の差分Trk+1−Trk、(k=1,2,3
…)を計算することで、各リンク44における現リンク
旅行時間を直接得ることができる。これらの現リンク旅
行時間と過去リンク旅行時間とを比較し、現在車載器1
2に提供している走行支援情報と現状との適合性を判定
することができる。
【0079】ここで、以上の実施形態では、過去走行実
績情報としての過去リンク旅行時間が図4に示されるテ
ーブルによってそれぞれ過去データ蓄積部42(図2参
照)に記憶されていたが、例えば、過去データ蓄積部4
2が過去走行実績情報を関数として有している形態でも
よい。例えば、過去データ蓄積部42は、車両が過去に
走行経路を走行することで得られた過去走行実績情報か
ら最小二乗法等に基づいて、出発地からの距離と出発開
始後の経過時間との関数等を条件パターンに応じて走行
経路ごとに生成し記憶する。
【0080】図11にこれら条件パターンごとに求めら
れた関数の一例を示す。ここで、この曲線aは、例え
ば、図4(B)の(P1・T10)などの特定の条件パ
ターンにおける過去走行実績情報を表わす過去実績関数
Aである。ここで、横軸に事務所(出発地)からの距
離、縦軸に事務所出発後の経過時刻をとっている。な
お、実際には、各条件パターンごとに当該関数と同様の
関数が複数備えられている。ここで、これらの関数に
は、図中において破線で示された許容時間帯Bが設定さ
れている。この許容時間帯は、例えば、この曲線aを中
心として時間軸方向(縦軸方向)に所定の幅を有する領
域であり、当該過去実績関数Aと適合していると見なさ
れる領域である。
【0081】当該関数を用いて、上述した予測値と実績
値との適合性の判定や、残り経路の生成に適した過去走
行実績情報の選択する際の適合判定では、これら各条件
パターンごとの複数の過去実績関数Aに対して、実績値
としての現走行実績情報をプロットする。プロットした
現走行実績情報が許容時間帯b内に収まっている、又は
収まっている割合が高い関数(曲線a)を適合する過去
走行実績情報と見なす。ちなみに、図中においては、L
1、L2及びL3のリンク44を走破した際の現走行実
績情報をプロットしている。この図に示された例におい
ては、図に示された過去実績関数Aは、現在走行中の車
両70における当該現走行実績情報と適合している。し
たがって、この曲線aを用いて更新走行支援情報が生成
され、例えば、L8が目的地に接続するリンク44であ
る場合には、提供される更新走行支援情報の残り旅行時
間は、図中Cで示される時間となり、当該過去実績関数
Aが属するルートが走行経路として決定される。
【0082】なお、図11においては、各リンク44ご
との現リンク旅行時間が算出又は推定されるごとにプロ
ットされている。しかし、例えば、10秒ごと等車載器
12から現走行実績情報が送信されるごとに当該情報を
プロットし、適合判定してもよい。
【0083】また、この過去実績関数を例えばリンク群
ごとに生成し、当該リンク群ごとの過去実績関数を組み
合わせて走行経路、残り経路、総旅行時間又は残り旅行
時間等の走行支援情報を生成してもよい。
【0084】なお、上記実施形態では、出発地として事
務所を例にとって説明したが、これに限らず、任意の地
点を出発地として本走行支援システムを利用してもよ
い。この場合、出発地を出発情報の一つとして他の情報
と共に走行支援情報センタ10に送信し、上述の目的地
と同様に車両ID等に関連付けしておき、更新走行支援
情報の生成のたびに出発地が認識することができるよう
にしておく。なお、上記構成では、目的地(場合によっ
ては目的地と出発地)が車両IDと関連付けられてお
り、車載器12から送信される現走行実績情報に目的地
や出発地についての情報を含めることなくこれら目的地
等を特定できる形態をとる。しかし、走行支援情報に当
該目的地等の情報を含め、これにより目的地等が特定さ
れる形態でもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明の走行支援情報センタによれば、
車両の走行により有用な走行支援情報を提供することが
できる。また本発明によれば、より信頼性の高い走行支
援情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の走行支援情報センタを含む走行支援
システムの概略的な全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態における走行支援情報センタの概
略のブロック図である。
【図3】 本実施形態における走行経路や代替経路を構
成する複数のリンク及びリンクパターンの一例を示す模
式図である。
【図4】 リンクごとに設けられた過去リンク旅行時間
におけるルックアップテーブルの一例を示す模式図であ
る。
【図5】 所定時間間隔で測定した車両の位置及びその
測定時刻から現リンク旅行時間を推定する方法の一例を
示す模式図である。
【図6】 走行支援情報センタ10から初期走行支援情
報が提供されるまでの、車両70、事務所62及び走行
支援情報センタ10相互の処理の関連を示す模式図であ
る。
【図7】 図6に対応するフロー図である。
【図8】 走行する車両へ更新走行支援情報が提供され
るまでの、車両70及び走行支援情報センタ10の相互
の処理の関連を示す模式図である。
【図9】 車両の走行開始後の処理を示すフロー図であ
る。
【図10】 他の実施形態における現リンク旅行時間の
算出方法を説明する模式図である。
【図11】 他の実施形態における過去走行実績情報と
しての過去実績関数を説明する模式図である。
【符号の説明】
10 走行支援情報センタ、12 車載器、14 出発
情報入力装置、20,34,40 地図データ記憶部、
30 位置計測部、36 支援情報算出ユニット、42
過去データ蓄積部、48 リンク抽出部、50 走行
条件提供部、52 過去データ抽出部、54 過去デー
タ平滑部、56 支援情報決定部、58リンク旅行時間
算出部、60 旅行時間比較部、66 条件パターン選
択部、68 支援情報生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB22 HB25 HC08 HD04 HD16 HD21 HD26 2F029 AA02 AB07 AB13 AC06 AC08 AC14 5H180 AA15 BB15 FF01 FF05 FF10 FF13 FF22 FF27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去の車両の走行によって得られた複数
    の過去走行実績情報を記憶した記憶部と、 現走行車両の走行済み経路にて収集され、該現走行車両
    から送信される現走行実績情報を受信する受信部と、 前記複数の過去走行実績情報のうち、前記走行済み経路
    に関する部分が前記現走行実績情報に適合するものを選
    択する過去情報選択手段と、 前記選択される過去走行実績情報に基づいて前記走行済
    み経路以降の走行に有用な走行支援情報を生成する支援
    情報生成手段と、 前記走行支援情報を前記現走行車両へ送信する送信部
    と、 を含むことを特徴とする走行支援情報センタ。
  2. 【請求項2】 過去の車両の走行によって得られ、走行
    経路を構成する複数の区間ごとに分類条件に応じて分類
    された複数の過去走行実績情報を記憶する記憶部と、 現走行車両の走行済み区間にて収集され、該現走行車両
    から送信される現走行実績情報を受信する受信部と、 前記走行済み区間と同一の区間に関する前記過去走行実
    績情報のうち、前記現走行実績情報に適合するものを選
    択する過去情報選択手段と、 前記走行済み区間以降の区間に関する前記過去走行実績
    情報のうち、前記選択された過去走行実績情報と同一の
    前記分類条件に対応するものに基づいて、前記走行済み
    区間以降の走行に有用な走行支援情報を生成する支援情
    報生成手段と、 前記走行支援情報を前記現走行車両へ送信する送信部
    と、 を含むことを特徴とする走行支援情報センタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行支援情報センタにお
    いて、 前記走行支援情報は、前記走行済み区間以降の走行経路
    上に設定される所定地点までの走行所要時間を含むこと
    を特徴とする走行支援情報センタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の走行支援情報センタにお
    いて、 前記支援情報生成手段は、 前記過去情報選択手段が複数の過去走行実績情報を選択
    した場合、選択された過去走行実績情報ごとに得られる
    前記走行所要時間のうち、最短のものに対応した前記支
    援情報生成手段を提供することを特徴とする走行支援情
    報センタ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の走行支援情報センタにお
    いて、 前記現走行実績情報に基づいて過去走行実績情報を生成
    する過去情報生成手段を含み、 前記記憶部は、前記生成された過去走行実績情報を記憶
    することを特徴とする走行支援情報センタ。
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