JP2000027818A - 管体用クランプ - Google Patents

管体用クランプ

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JP2000027818A
JP2000027818A JP10197569A JP19756998A JP2000027818A JP 2000027818 A JP2000027818 A JP 2000027818A JP 10197569 A JP10197569 A JP 10197569A JP 19756998 A JP19756998 A JP 19756998A JP 2000027818 A JP2000027818 A JP 2000027818A
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JP
Japan
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receiving
diameter
pipe
tube
small
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Application number
JP10197569A
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English (en)
Inventor
Shigeo Oi
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径差を有する異径の管体をクランプによっ
て把持するに際し、その各中心位置を整合させて把持す
る。 【解決手段】 把持部1には、大径および小径の管体B
1,B2の抜け止めに適した形状を有する押え片12
と、大径の管体B1の受け止めに適した形状を有する1
対の受け座5と、大径の管体B1を受け座5によって受
け止めるときにその管体B1によって押圧されて外方へ
倒れた形態に撓み変形し、小径の管体B2をこの管体B
2の中心aと、受け座5によって受け止められる管体B
1の中心aとを整合させた状態で、撓み変位せずに受け
止める1対の受け止め片7とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チューブやパイ
プ等の管体の配管に際し、管体の一部を把持して取付け
面に固定するときに適用される管体用クランプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来では、管体用クランプとして例えば
図6に示すように、クランプ本体50内に挿通される大
小外径の管体を抜け止めする複数個の押え片51と、断
面形状が凹円弧状で弾性曲げ変形可能に形成され、管体
の外径に合わせて曲げ変形した状態で各外径の管体を受
け止める受け部52とを備えたクランプが用いられてい
た。なお、従来技術としては、例えば、実開平1−12
2576号公報等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の管体用
クランプでは、外径差を有する各仕様の管体を受け部5
2によって受け止めたときに、大径の管体53の中心5
3aと、小径の管体54の中心54aとが変動し、大径
および小径の管体をクランプにセットするときに中心位
置の差異による位置ずれが管体53,54間で起生して
その修正作業が煩雑となる不具合がある。本発明は、外
径差を有する異径の管体を把持するときに、外径差に起
因する位置ずれを無くすことを課題とするものである。
本発明の他の課題は外径差を有する各管体を適切に把持
することができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の管体用クラン
プは、管体が把持される把持部には、この把持部に挿通
された大小外径の管体の抜け止めに適した形状をそれぞ
れ有する押え片と、大径の管体の受け止めに適した形状
を有する受け座と、撓み変形および弾性復帰変形可能
で、大径の管体を前記受け座によって受け止めるときに
その管体によって押圧されて撓み変形し、小径の管体
を、この管体の中心と前記受け座で受け止められる管体
の中心とを整合させた状態で、撓み変形せずに受け取め
る受け止め片と、を設けた構成を有する。
【0005】請求項1の発明では、大径の管体を把持部
に挿通すると、この大径の管体が受け座によって受け止
められ、受け止め片がこの大径の管体によって押圧され
て逃避状に撓み変形し、大径の管体に適した形状を有す
る押え片が大径の管体を抜け止めした状態となって大径
の管体が把持部によって把持される。小径の管体を把持
部に挿通すると、受け止め片がこの小径の管体を、この
管体の中心と、受け座で受け止められる大径の管体の中
心とが整合されるようにして撓み変形せずに受け止めて
受け座が管体の受け止めに関与しない状態となり、小径
の管体に適した形状を有する押え片が小径の管体を抜け
止めした状態となって小径の管体が把持部によって把持
される。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の管体用クラ
ンプにおいて、前記受け止め片には、小径の管体を受け
止める受け面と、大径の管体を前記受け座によって受け
止めるときに前記受け止め片がその管体によって押圧さ
れて外方へ倒れた形状に撓み変形するように傾斜したガ
イド斜面とを形成した構成を有する。
【0007】請求項2の発明では、小径の管体を把持部
に挿通すると、この小径の管体が受け止め片の受け面に
よって受け止められる。大径の管体が受け座によって受
け止められ、大径の管体が受け止め片のガイド斜面に接
すると、大径の管体が受け止め片を押圧する方向が一定
となり、受け止め片が外方へ押圧されて受け止め片が常
に適正な方向へ倒れた形態に撓み変形し、大径の管体が
受け座によって無理なく受け止められる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の1形態を図
1〜図5にしたがって説明する。自動車に配管される燃
料給送用のパイプやチューブ等の管体を挿通および把持
して管体の一部を固定するときに適用される管体用クラ
ンプAにおいて、その中央部付近には、取付け面に固定
されたスタッドボルトが内部に嵌め込まれて係止され、
取付け面にスタッドボルトを介して取付けられる取付け
部A1が形成されている。
【0009】管体用クランプAの取付け部A1の両側に
は、管体がセットされる左右の管体セット部A2,A3
がそれぞれ一体状若しくは着脱可能な状態で形成されて
いる。
【0010】両管体セット部A2,A3のうちの一方側
の管体セット部A2には、同様な形態を有し、管体を挿
通および把持する3つの把持部1が横1列に並んだ状態
で設置され、他方側の管体セット部A3には、同様な形
態を有し、管体を挿通および把持する2つの把持部1が
横方向に隣り合って設置されている。
【0011】両管体セット部A2,A3は、この実施の
形態では、図1,図4,図5に示すように外径がd1,
d2,d3,d4(d1>d2、d3>d4)となった
4つの仕様の管体B1,B2,B3,B4のうち、外径
がd1およびd2の2仕様の管体B1,B2が一方側の
管体セット部A2にセットされ、外径がd3およびd4
の2仕様の管体B3,B4が他方側の管体セット部A3
にセットされる。
【0012】この実施の形態では、一方側の管体セット
部A2にセットされる管体B1,B2のうち、外径がd
1の管体B1を大径の管体と呼称し、外径がd2の管体
B2を小径の管体と呼称する。また、他方側の管体セッ
ト部A3にセットされる管体B3,B4のうち、外径が
d3の管体B3を大径の管体と呼称し、外径がd4の管
体B4を小径の管体と呼称する。
【0013】両管体セット部A2,A3の下部に把持部
1の配列方向に沿って形成された基台3上には、その幅
方向に沿って垂立状態で設置され、管体を挿通する間隙
を隔てて基台3の長手方向へ並んだ複数個の壁体4〜4
が形成されている。
【0014】隣り合う各対の壁体4の幅方向の両端部に
は、外径がd1(d3)の大径の管体B1(B3)の受
け止めが可能な形状にそれぞれ形成されて、隣り合う両
壁体4間にわたって基台3上に設置された各1対の受け
座5がそれぞれ連接されている。
【0015】各受け座5の上面には、大径の管体B1
(B3)の外径d1(d3)とほぼ等しい直径で凹円弧
面状に湾曲した座面6がそれぞれ形成されている。
【0016】外径がd1(d3)の大径の管体B1(B
3)は、その下半部が1対の受け座5内に嵌め込まれて
この両受け座5の座面6によって受け止められた状態で
把持部1に挿通される。
【0017】基台3の両側面には、各対の受け座5の外
側にそれぞれ配設され、外方への撓み変形および内方へ
の弾性復帰変形可能で小径の管体B2(B4)の受け止
めが可能な形状に形成され、小径の管体B2(B4)
を、この小径の管体B2(B4)の中心aと、受け座5
によって受け止められた大径の管体Bの中心aとが整合
されて2仕様の管体が同心状態となるようにして撓み変
形せずに受け止め、大径の管体B1(B2)を受け座5
によって受け止めるときにその大径の管体B1(B3)
によって押圧されて撓み変形する各1対の受け止め片7
が連接されている。
【0018】各受け止め片7には、小径の管体Bの外径
d2(d4)とほぼ等しい直径で凹円弧面状に湾曲した
受け面10を有し、外形がU形状に湾曲した受圧部8
と、この受圧部8の下端面および基台3の側面に連接さ
れて弾性曲げ変形が可能な状態で受圧部8と基台3とを
連接する可撓部9とがそれぞれ形成されている。
【0019】各対の受け止め片7は、その各受け面10
の円弧中心と、その両受け止め片7の内側の両受け座5
の座面6の円弧中心とが合致するようにそれぞれ形成さ
れている。
【0020】各受け止め片7の各受圧部8には、大径の
管体B1(B3)を受け座5によって受け止めるときに
その大径の管体B1(B3)の押圧作用を受け、受け止
め片7がその大径の管体B1(B3)の押圧作用によっ
て常に外方へ倒れた形態に撓み変形するように傾斜した
形状を有し、受け止め片7の撓み変形方向を規定するガ
イド斜面11がそれぞれ形成されている。
【0021】把持部1に挿通された大径の管体B1(B
3)が1対の受け座5によって受け止められると、両受
け止め部7はガイド斜面11に接した大径の管体B1
(B3)によって外方へ押圧されてそれぞれ外方へ倒れ
た形態に撓み変形する。
【0022】小径の管体B2(B4)を把持部1に挿通
すると、この小径の管体B2(B4)は、この小径の管
体B2(B4)の中心aと受け座5によって受け止めら
れる大径の管体B1(B3)の中心aとが整合されてこ
の両管体B1,B2(B3,B4)が同心となった状態
で1対の受け止め片7によって受け止められる。
【0023】小径の管体B2(B4)を把持部1に嵌め
込んだ場合には、受け止め片7は撓み変形しない状態で
小径の管体B2(B4)を受け止め、両受け座5は小径
の管体B2(B4)の受け止めには関与しない状態とな
る。
【0024】各把持部1には、各壁体4の上端にそれぞ
れ前下り状に傾斜した形態で連接されて弾性曲げ変形可
能に形成され、受け座5および受け止め片7によって受
け止められた各管体に突き当てられて各管体を抜け止め
する複数個(この実施の形態では2個)の押え片12が
設置されている。
【0025】一方の押え片12は、受け座5によって受
け止められる大径の管体B1(B3)の抜け止めに適し
た形状に形成され、他方の押え片12は受け止め片7に
よって受け止められる小径の管体B2(B4)の抜け止
めに適した形状に形成されている。
【0026】管体を把持部1内に嵌め込むと、各押え片
12が管体によって押圧されて外方へ逃避状に曲げ変形
してから内方へ弾性復帰変形し、受け座5若しくは受け
止め片7によって受け止められた管体が、この管体に突
き当てられた一方の押え片12によって抜け止めされ、
各管体は、1対の受け座5と一方の押え片12とによっ
て、若しくは、1対の受け止め片7と他方の押え片12
とによって各管体の中心位置が変わらない状態で把持さ
れる。
【0027】上記した実施の形態によれば、大小外径の
管体を受け座5若しくは受け止め片7のうちの何れかに
よって管体の中心位置を変えずに的確に受け止めて把持
することができ、管体の取付け作業時に管体の外径差に
よる中心位置のずれを修正する作業が不要となって大小
各外径の管体を簡単な受け止め機構によって各外径に適
した受け止め態様で的確に受け止めることができる。
【0028】とくに、受け座5,受け止め片7,押え片
12がそれぞれ管体の外径に合わせた形状に形成され、
この各部材が互に動きを阻害しない状態で大径および小
径の管体を分担して受け止めるので、各外径の管体をそ
れぞれ安定かつ適切な把持態様で把持することができ
る。
【0029】また、大径の管体の把持時に受け止め片7
が逃避挙動する方向がガイド斜面11によって一定とな
って受け止め片7が不正な形態に変形する不具合が回避
され、大径の管体を受け座5によって常に適切な状態で
無理なく受け止めることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、大小外径の管
体を受け座若しくは受け止め片のうちの何れかによって
管体の中心位置を変えずに的確に受け止めて把持するこ
とができ、管体の取付け作業時に管体の外径差による中
心位置のずれを修正する作業が不要となって大小各外径
の管体を簡単な受け止め機構によって各外径に適した受
け止め態様で的確に受け止めることができる。
【0031】とくに、受け座,受け止め片,押え片がそ
れぞれ管体の外径に合わせた形状に形成され、この各部
材が互に動きを阻害しない状態で大径および小径の管体
を分担して受け止めるので、各外径の管体をそれぞれ安
定かつ適切な把持態様で把持することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、大径の管体の把
持時に受け止め片が逃避挙動する方向がガイド斜面によ
って一定となって受け止め片が不正な形態に変形する不
具合が回避され、大径の管体を受け座によって常に適切
な状態で無理なく受け止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示すもので、管体用ク
ランプの側面図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】同じく、斜視図である。
【図4】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図5】図1のX2−X2線拡大断面図である。
【図6】従来の管体用クランプの側面図である。
【符号の説明】
1 把持部 3 基台 4 壁体 5 受け座 7 受け止め片 11 ガイド斜面 12 押え片 A 管体用クランプ B1,B2,B3,B4 管体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体が把持される把持部には、この把持
    部に挿通された大小外径の管体の抜け止めに適した形状
    をそれぞれ有する押え片と、 大径の管体の受け止めに適した形状を有する受け座と、 撓み変形および弾性復帰変形可能で、大径の管体を前記
    受け座によって受け止めるときにその管体によって押圧
    されて撓み変形し、小径の管体を、この管体の中心と前
    記受け座で受け止められる管体の中心とを整合させた状
    態で、撓み変形せずに受け止める受け止め片と、 を設けた管体用クランプ。
  2. 【請求項2】 前記受け止め片には、小径の管体を受け
    止める受け面と、大径の管体を前記受け座によって受け
    止めるときに前記受け止め片がその管体によって押圧さ
    れて外方へ倒れた形状に撓み変形するように傾斜したガ
    イド斜面とを形成した請求項1記載の管体用クランプ。
JP10197569A 1998-07-13 1998-07-13 管体用クランプ Pending JP2000027818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152825A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Mirai Ind Co Ltd 長尺体保持構造、及び長尺体保持具
CN110513367A (zh) * 2019-09-03 2019-11-29 许崇兰 一种可调节圆筒式转接固定装置

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