JP2000027683A - 内燃機関の吸入空気量制御方法 - Google Patents
内燃機関の吸入空気量制御方法Info
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- JP2000027683A JP2000027683A JP10208567A JP20856798A JP2000027683A JP 2000027683 A JP2000027683 A JP 2000027683A JP 10208567 A JP10208567 A JP 10208567A JP 20856798 A JP20856798 A JP 20856798A JP 2000027683 A JP2000027683 A JP 2000027683A
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼モード切り替え時の内燃機関の出力トル
ク変動を有効に抑える。 【解決手段】 燃焼モード選択部21による燃焼モード
の切り替え時に内燃機関2の出力トルクの変化量をトル
ク変化検出部22で検出し、該検出結果に応じた補正値
が補正値決定部23で決定される。スロットル開度決定
部24では、成層燃焼モード時におけるスロットル開度
を補正値を考慮して決定し、これにより燃焼モードが変
化しても内燃機関2の出力トルクが変動しないようにし
た。
ク変動を有効に抑える。 【解決手段】 燃焼モード選択部21による燃焼モード
の切り替え時に内燃機関2の出力トルクの変化量をトル
ク変化検出部22で検出し、該検出結果に応じた補正値
が補正値決定部23で決定される。スロットル開度決定
部24では、成層燃焼モード時におけるスロットル開度
を補正値を考慮して決定し、これにより燃焼モードが変
化しても内燃機関2の出力トルクが変動しないようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成層燃焼及び均質
燃焼が可能な内燃機関の吸入空気量制御方法に関するも
のである。
燃焼が可能な内燃機関の吸入空気量制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】筒内噴射式内燃機関の如く成層燃焼及び
均質燃焼を行うことが可能な内燃機関において成層燃焼
と均質燃焼とを切り替える場合、吸入空気量をそれに対
応して変化させなければならず、吸入空気量制御装置が
必要となる。このような目的で用いられる従来の吸入空
気量制御装置においては、例えば、ステッピングモータ
を用いてスロットル弁の如き吸入空気量制御弁を動か
し、選択された燃焼モードに応じて吸入空気量を変更す
る構成が採用されている。
均質燃焼を行うことが可能な内燃機関において成層燃焼
と均質燃焼とを切り替える場合、吸入空気量をそれに対
応して変化させなければならず、吸入空気量制御装置が
必要となる。このような目的で用いられる従来の吸入空
気量制御装置においては、例えば、ステッピングモータ
を用いてスロットル弁の如き吸入空気量制御弁を動か
し、選択された燃焼モードに応じて吸入空気量を変更す
る構成が採用されている。
【0003】このようにして内燃機関の燃焼モードを切
り替える場合、切り替え時に車両にショックが生じるの
を防止するため両燃焼モード間で内燃機関の出力トルク
が変化しないようステッピングモータの回転位置が制御
される。しかし、予め設定されたステッピングモータの
ステップ数と、これに対応する吸入空気量との関係がス
ロットル弁の固体差、スロットル弁近傍に堆積するデポ
ジット等によって異なると、燃焼モード切り替え時に出
力トルク変化が発生し、運転者に不快感を与えてしまう
という問題を生じる。
り替える場合、切り替え時に車両にショックが生じるの
を防止するため両燃焼モード間で内燃機関の出力トルク
が変化しないようステッピングモータの回転位置が制御
される。しかし、予め設定されたステッピングモータの
ステップ数と、これに対応する吸入空気量との関係がス
ロットル弁の固体差、スロットル弁近傍に堆積するデポ
ジット等によって異なると、燃焼モード切り替え時に出
力トルク変化が発生し、運転者に不快感を与えてしまう
という問題を生じる。
【0004】この問題を解決するため、例えば特開平9
−268935号公報には、アイドル運転時に所定の低
吸入空気量の位置までスロットル弁を閉じてその時のス
テッピングモータのステップの数を検出し、この検出結
果からステップ数と吸入空気量との関係を補正するよう
にした構成が開示されている。
−268935号公報には、アイドル運転時に所定の低
吸入空気量の位置までスロットル弁を閉じてその時のス
テッピングモータのステップの数を検出し、この検出結
果からステップ数と吸入空気量との関係を補正するよう
にした構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の構
成によると、アイドル運転時におけるスロットル開度の
補正値を他の運転状態におけるスロットル開度の補正に
も適用することになるため、例えばアイドル運転時にの
み吸入空気量のバラツキがあった場合、その他の運転状
態におけるスロットル開度の補正を行うことができない
という問題点を有している。
成によると、アイドル運転時におけるスロットル開度の
補正値を他の運転状態におけるスロットル開度の補正に
も適用することになるため、例えばアイドル運転時にの
み吸入空気量のバラツキがあった場合、その他の運転状
態におけるスロットル開度の補正を行うことができない
という問題点を有している。
【0006】さらに、成層燃焼モードの場合、インジェ
クタから噴射される噴霧の状態によっても内燃機関の出
力トルクが変化するため、インジェクタの噴口部のデポ
ジットによって出力トルクが変化するという現象が生じ
る。このため、ステッピングモータのステップ数と吸入
空気量との関係が明確になったとしても、やはり燃焼モ
ード切り替え時に出力トルクの変化が発生してしまうと
いう問題も有している。
クタから噴射される噴霧の状態によっても内燃機関の出
力トルクが変化するため、インジェクタの噴口部のデポ
ジットによって出力トルクが変化するという現象が生じ
る。このため、ステッピングモータのステップ数と吸入
空気量との関係が明確になったとしても、やはり燃焼モ
ード切り替え時に出力トルクの変化が発生してしまうと
いう問題も有している。
【0007】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができるようにした
内燃機関の吸入空気量制御方法を提供することにある。
おける上述の問題点を解決することができるようにした
内燃機関の吸入空気量制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明によれば、成層燃焼モードと均質燃
焼モードとを切り替えて運転される内燃機関の吸入空気
量制御方法において、燃焼モードの切り替え時における
前記内燃機関の出力トルクの変化量を検出し、該変化量
が所定範囲を越えた場合には前記変化量に応じて前記成
層燃焼モード又は前記均質燃焼モードの一方の燃焼モー
ド時におけるスロットル開度を前記変化量が減少するよ
うに補正するようにした方法が提案される。
め、請求項1の発明によれば、成層燃焼モードと均質燃
焼モードとを切り替えて運転される内燃機関の吸入空気
量制御方法において、燃焼モードの切り替え時における
前記内燃機関の出力トルクの変化量を検出し、該変化量
が所定範囲を越えた場合には前記変化量に応じて前記成
層燃焼モード又は前記均質燃焼モードの一方の燃焼モー
ド時におけるスロットル開度を前記変化量が減少するよ
うに補正するようにした方法が提案される。
【0009】この構成によると、燃焼モードの切り替え
時に内燃機関の出力トルクの変化を検出してスロットル
開度の補正量が決定されるので、何らかの原因でスロッ
トル開度とエンジン出力との関係がずれたとしても、燃
焼モードの切り替えを数回繰り返していくうちに燃焼モ
ードの切り替え時の前後における出力トルクの変動が小
さくなっていき、燃焼モードの切り替え時の加減速ショ
ックがなくなり、成層燃焼及び均質燃焼を行う内燃機関
において、燃焼モードを切り替える時の内燃機関の出力
トルク変動を低減させ、運転者に不快感を与えることが
ないようにするという目的が達成される。
時に内燃機関の出力トルクの変化を検出してスロットル
開度の補正量が決定されるので、何らかの原因でスロッ
トル開度とエンジン出力との関係がずれたとしても、燃
焼モードの切り替えを数回繰り返していくうちに燃焼モ
ードの切り替え時の前後における出力トルクの変動が小
さくなっていき、燃焼モードの切り替え時の加減速ショ
ックがなくなり、成層燃焼及び均質燃焼を行う内燃機関
において、燃焼モードを切り替える時の内燃機関の出力
トルク変動を低減させ、運転者に不快感を与えることが
ないようにするという目的が達成される。
【0010】このように、燃焼モード切り替え時の内燃
機関の出力トルク変動を検出し、それを小さくするよう
スロットル開度を学習する学習制御が実行される。
機関の出力トルク変動を検出し、それを小さくするよう
スロットル開度を学習する学習制御が実行される。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、前記変化量が前記所定範囲を越えた場合には
前記変化量に応じて前記成層燃焼モードにおけるスロッ
トル開度を補正して前記変化量を減少させるようにした
方法が提案される。
において、前記変化量が前記所定範囲を越えた場合には
前記変化量に応じて前記成層燃焼モードにおけるスロッ
トル開度を補正して前記変化量を減少させるようにした
方法が提案される。
【0012】この構成によると、安定した動作が期待で
きる均質燃焼モードに対してスロットル開度の補正を行
わず、成層燃焼モードのスロットル開度を補正するの
で、制御の安定性を確保することができる。
きる均質燃焼モードに対してスロットル開度の補正を行
わず、成層燃焼モードのスロットル開度を補正するの
で、制御の安定性を確保することができる。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の発明において、スロットル開度の補正量を不揮発性メ
モリに格納しておく方法が提案される。
の発明において、スロットル開度の補正量を不揮発性メ
モリに格納しておく方法が提案される。
【0014】スロットル開度の補正量を不揮発性メモリ
に格納しておくと、システムの電源が切断されても学習
値であるスロットル開度の補正値を記憶しておくことが
できるので、電源を再び投入した直後の最初の燃焼モー
ドの切り替え時においても、スロットル開度の適切な補
正が行われ、内燃機関の出力トルク変動を小さく抑える
ことができる。
に格納しておくと、システムの電源が切断されても学習
値であるスロットル開度の補正値を記憶しておくことが
できるので、電源を再び投入した直後の最初の燃焼モー
ドの切り替え時においても、スロットル開度の適切な補
正が行われ、内燃機関の出力トルク変動を小さく抑える
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による吸入空気量制御が行
われる筒内噴射式燃料噴射制御システムの実施の形態の
一例を示す概略構成図である。図1において、燃料噴射
制御装置1は、アクセル開度、エンジン回転数、冷却水
温、吸入空気量等を示す車両信号Sに応答し、内燃機関
2の気筒への燃料噴射タイミング、燃料噴射量、点火時
期等を制御するためのインジェクタ駆動信号J及び吸入
空気量制御信号Cを出力するように構成されたコンピュ
ータ装置である。
われる筒内噴射式燃料噴射制御システムの実施の形態の
一例を示す概略構成図である。図1において、燃料噴射
制御装置1は、アクセル開度、エンジン回転数、冷却水
温、吸入空気量等を示す車両信号Sに応答し、内燃機関
2の気筒への燃料噴射タイミング、燃料噴射量、点火時
期等を制御するためのインジェクタ駆動信号J及び吸入
空気量制御信号Cを出力するように構成されたコンピュ
ータ装置である。
【0017】内燃機関2の気筒2Aは、吸気マニホール
ド2B及び排気マニホールド2Cにそれぞれ連結されて
おり、吸気マニホールド2Bには吸入空気量検出装置4
と吸入空気量制御装置5とが設けられている。そして、
気筒2Aに取り付けられたインジェクタ3は、インジェ
クタ駆動信号Jに従って開閉駆動され、これにより気筒
2A内に燃料が直接噴射される構成となっている。
ド2B及び排気マニホールド2Cにそれぞれ連結されて
おり、吸気マニホールド2Bには吸入空気量検出装置4
と吸入空気量制御装置5とが設けられている。そして、
気筒2Aに取り付けられたインジェクタ3は、インジェ
クタ駆動信号Jに従って開閉駆動され、これにより気筒
2A内に燃料が直接噴射される構成となっている。
【0018】図1では、内燃機関2の複数の気筒のうち
の1つの気筒2Aのみを示したが、図示しない他の気筒
にも同様にしてインジェクタが取り付けられ、燃料噴射
制御装置1から出力される対応するインジェクタ駆動信
号(図示せず)によりそれらのインジェクタが開閉駆動
され、これにより内燃機関2の各気筒に所要の燃料が所
要のタイミングで供給される。この基本構成それ自体は
公知であるから、ここではこれ以上詳細に説明するのを
省略する。
の1つの気筒2Aのみを示したが、図示しない他の気筒
にも同様にしてインジェクタが取り付けられ、燃料噴射
制御装置1から出力される対応するインジェクタ駆動信
号(図示せず)によりそれらのインジェクタが開閉駆動
され、これにより内燃機関2の各気筒に所要の燃料が所
要のタイミングで供給される。この基本構成それ自体は
公知であるから、ここではこれ以上詳細に説明するのを
省略する。
【0019】吸入空気量制御装置5は、吸気マニホール
ド2Bを流れる吸入空気量を調節するための吸入空気量
制御弁であるスロットル5Aと、スロットル5Aを駆動
するためのアクチュエータとして用いられているステッ
ピングモータ5Bとを含んで成っている。
ド2Bを流れる吸入空気量を調節するための吸入空気量
制御弁であるスロットル5Aと、スロットル5Aを駆動
するためのアクチュエータとして用いられているステッ
ピングモータ5Bとを含んで成っている。
【0020】各気筒で所要の吸入空気量が得られるよう
スロットル5Aを調節するため、燃料噴射制御装置1に
は吸入空気量制御部20が設けられている。吸入空気量
制御部20は、車両信号Sに基づいて吸入空気量制御装
置5のスロットル5Aの開度を決定するためのものであ
り、ここで決定されたスロットル5Aの開度を示す信号
が吸入空気量制御信号Cとして吸入空気量制御部20か
ら出力され、吸入空気量制御信号Cと吸入空気量検出装
置4において検出された実吸入空気量を示す検出信号K
とが吸入空気量制御装置5に入力されている。
スロットル5Aを調節するため、燃料噴射制御装置1に
は吸入空気量制御部20が設けられている。吸入空気量
制御部20は、車両信号Sに基づいて吸入空気量制御装
置5のスロットル5Aの開度を決定するためのものであ
り、ここで決定されたスロットル5Aの開度を示す信号
が吸入空気量制御信号Cとして吸入空気量制御部20か
ら出力され、吸入空気量制御信号Cと吸入空気量検出装
置4において検出された実吸入空気量を示す検出信号K
とが吸入空気量制御装置5に入力されている。
【0021】図2には、吸入空気量制御部20の詳細構
成を示すブロック図が示されている。吸入空気量制御部
20において、21は、車両信号Sに応答して内燃機関
2の各気筒での燃焼モードを選択する燃焼モード選択部
であり、成層燃焼モード及び均質燃焼モードのうちの選
択された燃焼モードを示すモード信号SEを出力する。
成を示すブロック図が示されている。吸入空気量制御部
20において、21は、車両信号Sに応答して内燃機関
2の各気筒での燃焼モードを選択する燃焼モード選択部
であり、成層燃焼モード及び均質燃焼モードのうちの選
択された燃焼モードを示すモード信号SEを出力する。
【0022】22は、車両信号Sとモード信号SEとに
応答し、燃焼モードが切り替えられたときに生じる内燃
機関2の出力トルクの変化を検出するためのトルク変化
検出部であり、ここで検出されたトルク変化量を示すト
ルク変化量信号TCが出力される。
応答し、燃焼モードが切り替えられたときに生じる内燃
機関2の出力トルクの変化を検出するためのトルク変化
検出部であり、ここで検出されたトルク変化量を示すト
ルク変化量信号TCが出力される。
【0023】23は、トルク変化量信号TCに応答し、
燃焼モードが切り替えられたときに生じるトルク変化量
を零にするのに必要なスロットル5Aのスロットル開度
の補正値を決定する補正値決定部であり、ここで決定さ
れた補正値を示す補正値信号Hが補正値決定部23から
出力される。
燃焼モードが切り替えられたときに生じるトルク変化量
を零にするのに必要なスロットル5Aのスロットル開度
の補正値を決定する補正値決定部であり、ここで決定さ
れた補正値を示す補正値信号Hが補正値決定部23から
出力される。
【0024】24は、車両信号Sとモード信号SEとに
応答し、選択された燃焼モードにおけるその時の車両運
転状態に見合ったスロットル5Aのスロットル開度値を
成層燃焼モード及び均質燃焼モードのそれぞれに対して
決定すると共に、成層燃焼モードに対して決定されたス
ロットル開度値を補正値信号Hにより示される補正値だ
け補正するスロットル開度決定部である。
応答し、選択された燃焼モードにおけるその時の車両運
転状態に見合ったスロットル5Aのスロットル開度値を
成層燃焼モード及び均質燃焼モードのそれぞれに対して
決定すると共に、成層燃焼モードに対して決定されたス
ロットル開度値を補正値信号Hにより示される補正値だ
け補正するスロットル開度決定部である。
【0025】トルク変化検出部22では、燃焼モードが
切り替えられた前後における内燃機関2の出力回転数の
変化に基づいてトルク変化量の検出を行い、このトルク
変化量を零にするためのスロットル開度の補正値が補正
値決定部23において決定される。このスロットル開度
の補正値の決定はマップ演算により行うことができる。
切り替えられた前後における内燃機関2の出力回転数の
変化に基づいてトルク変化量の検出を行い、このトルク
変化量を零にするためのスロットル開度の補正値が補正
値決定部23において決定される。このスロットル開度
の補正値の決定はマップ演算により行うことができる。
【0026】このようにして得られたスロットル開度の
補正値は、スロットル開度決定部24に補正値信号Hと
して与えられ、スロットル開度決定部24ではマップ演
算により、吸入空気量制御装置5のスロットル5Aのそ
の時の最適なスロットル開度が成層燃焼モード及び均質
燃焼モードのそれぞれに対して決定され、この決定に基
づき吸入空気量制御信号Cが出力される。また、補正値
信号Hにより示される補正値の最新値は、不揮発性メモ
リ1Aに格納される。不揮発性メモリ1Aに格納された
補正値は、システムの電源がオフとされた場合でも記憶
されており、電源を再びオンとした直後の最初の燃焼モ
ード切り替え時においても、不揮発性メモリ1Aに格納
されている補正値を用いてスロットル開度が適正に補正
され、これにより内燃機関の出力トルクの変動が生じる
のを有効に防止することができる。
補正値は、スロットル開度決定部24に補正値信号Hと
して与えられ、スロットル開度決定部24ではマップ演
算により、吸入空気量制御装置5のスロットル5Aのそ
の時の最適なスロットル開度が成層燃焼モード及び均質
燃焼モードのそれぞれに対して決定され、この決定に基
づき吸入空気量制御信号Cが出力される。また、補正値
信号Hにより示される補正値の最新値は、不揮発性メモ
リ1Aに格納される。不揮発性メモリ1Aに格納された
補正値は、システムの電源がオフとされた場合でも記憶
されており、電源を再びオンとした直後の最初の燃焼モ
ード切り替え時においても、不揮発性メモリ1Aに格納
されている補正値を用いてスロットル開度が適正に補正
され、これにより内燃機関の出力トルクの変動が生じる
のを有効に防止することができる。
【0027】吸入空気量制御装置5は吸入空気量制御信
号C及び検出信号Kに応答し、吸入空気量制御信号Cに
より示されているスロットル開度が得られるようにステ
ッピングモータ5Bが閉ループ制御される。
号C及び検出信号Kに応答し、吸入空気量制御信号Cに
より示されているスロットル開度が得られるようにステ
ッピングモータ5Bが閉ループ制御される。
【0028】このように、図2に示した構成では、燃焼
モードが切り替えられた場合に生じる内燃機関2の出力
トルクの変化量を検出し、この出力トルクの変化量を零
とするようにステッピングモータ5Bを駆動してスロッ
トル5Aのスロットル開度を変化させて吸入空気量を調
整するようにしたので、スロットル5Aを駆動するステ
ッピングモータ5Bのステップ数とこれに対応する吸入
空気量との関係がスロットル弁の固体差、スロットル弁
近傍に堆積するデポジット等によって異なっても、これ
に拘らず全運転領域に亙って燃焼モードの切り替え時に
おける出力トルクの変動を有効に抑えることができる。
モードが切り替えられた場合に生じる内燃機関2の出力
トルクの変化量を検出し、この出力トルクの変化量を零
とするようにステッピングモータ5Bを駆動してスロッ
トル5Aのスロットル開度を変化させて吸入空気量を調
整するようにしたので、スロットル5Aを駆動するステ
ッピングモータ5Bのステップ数とこれに対応する吸入
空気量との関係がスロットル弁の固体差、スロットル弁
近傍に堆積するデポジット等によって異なっても、これ
に拘らず全運転領域に亙って燃焼モードの切り替え時に
おける出力トルクの変動を有効に抑えることができる。
【0029】吸入空気量制御部20の上述の動作は、コ
ンピュータ装置として構成されている燃料噴射制御装置
1にストアされる制御プログラムを実行することにより
実現される。
ンピュータ装置として構成されている燃料噴射制御装置
1にストアされる制御プログラムを実行することにより
実現される。
【0030】次に、図3〜図5を参照して吸入空気量制
御部20の動作について詳細に説明する。
御部20の動作について詳細に説明する。
【0031】図3には、メインルーチン30の処理を示
すフローチャートと、メインルーチン30のステップ3
3で行われるトルク変化検出処理を示す詳細フローチャ
ートとが示されている。先ずメインルーチン30の処理
につき説明すると、メインルーチン30は、一定時間
(例えば10msec)毎に起動される。メインルーチ
ン30が起動されると、ステップ31で車両信号Sに基
づき車両状態が読込まれる。
すフローチャートと、メインルーチン30のステップ3
3で行われるトルク変化検出処理を示す詳細フローチャ
ートとが示されている。先ずメインルーチン30の処理
につき説明すると、メインルーチン30は、一定時間
(例えば10msec)毎に起動される。メインルーチ
ン30が起動されると、ステップ31で車両信号Sに基
づき車両状態が読込まれる。
【0032】次に、ステップ32で燃焼モードが決定さ
れる。ステップ32の燃焼モード決定ステップでは、ス
テップ31で読込まれた車両状態に基づいて、成層燃焼
モード又は均質燃焼モードのうち適切な燃焼モードが決
定され、ステップ33のトルク変化量検出ステップに入
る。
れる。ステップ32の燃焼モード決定ステップでは、ス
テップ31で読込まれた車両状態に基づいて、成層燃焼
モード又は均質燃焼モードのうち適切な燃焼モードが決
定され、ステップ33のトルク変化量検出ステップに入
る。
【0033】ステップ33に入ると、まずステップ41
で、車両信号Sにより示されているアクセル開度がある
値以下であるか否かが判別される。アクセル開度がある
値以下でない場合、ステップ41の判別結果はNOとな
り、ステップ33の処理を終了し、ステップ34に進
む。一方、アクセル開度がある値以下である場合には、
ステップ41の判別結果はYESとなり、ステップ42
に入る。
で、車両信号Sにより示されているアクセル開度がある
値以下であるか否かが判別される。アクセル開度がある
値以下でない場合、ステップ41の判別結果はNOとな
り、ステップ33の処理を終了し、ステップ34に進
む。一方、アクセル開度がある値以下である場合には、
ステップ41の判別結果はYESとなり、ステップ42
に入る。
【0034】ステップ42では、燃焼モードが変化した
か否かが判別される。燃焼モードが変化していないと判
別された場合、ステップ42の判別結果はNOとなり、
ステップ43に入る。ステップ43では内燃機関2の回
転変化率を計算し、ここで得られた値をステップ44で
変化前回転変化率として保存し、ステップ33の処理が
終了する。
か否かが判別される。燃焼モードが変化していないと判
別された場合、ステップ42の判別結果はNOとなり、
ステップ43に入る。ステップ43では内燃機関2の回
転変化率を計算し、ここで得られた値をステップ44で
変化前回転変化率として保存し、ステップ33の処理が
終了する。
【0035】一方、ステップ42において燃焼モードが
変化したと判別されると、ステップ42の判別結果はY
ESとなり、ステップ45に入り、ここで燃焼モード変
化後の内燃機関2の回転変化率が計算される。しかる
後、ステップ46でスロットル5Aのスロットル開度の
補正値が計算されステップ33の処理が終了する。
変化したと判別されると、ステップ42の判別結果はY
ESとなり、ステップ45に入り、ここで燃焼モード変
化後の内燃機関2の回転変化率が計算される。しかる
後、ステップ46でスロットル5Aのスロットル開度の
補正値が計算されステップ33の処理が終了する。
【0036】このように、トルク変化量を検出するステ
ップ33では、アクセル開度がある値より小さい時のみ
(ステップ41)、スロットル補正値が計算される(ス
テップ46)。
ップ33では、アクセル開度がある値より小さい時のみ
(ステップ41)、スロットル補正値が計算される(ス
テップ46)。
【0037】次に、図4を参照して、ステップ46で実
行されるスロットル補正値計算のための処理について詳
しく説明する。
行されるスロットル補正値計算のための処理について詳
しく説明する。
【0038】図4は、図3のステップ46におけるスロ
ットル補正値計算処理の詳細フローチャートである。ス
ロットル補正値計算のためのステップ46に入ると、ま
ず、ステップ51において、ステップ44で保存された
変化前回転変化率からステップ45で得られた変化後回
転変化率を差し引いた差分を計算し、得られた値をDI
Fとする。次にステップ52に進み、ステップ51で得
られたDIFが正の所定値K1よりも大きいか否かが判
別される。DIF≦K1である場合にはステップ52の
判別結果はNOとなり、ステップ53でさらにDIFが
負の所定値K2よりも小さいか否かを判別する。ここで
DIF≧K2のときはステップ53の判別結果はNOと
なり、ステップ46の処理を終了する。すなわち、ステ
ップ53の判別結果がNOの場合には、DIFが0に近
い場合であり、加速度が同じ程度なので、出力トルクも
同程度と判断し、直前の補正値を変更せずそのままとす
る。
ットル補正値計算処理の詳細フローチャートである。ス
ロットル補正値計算のためのステップ46に入ると、ま
ず、ステップ51において、ステップ44で保存された
変化前回転変化率からステップ45で得られた変化後回
転変化率を差し引いた差分を計算し、得られた値をDI
Fとする。次にステップ52に進み、ステップ51で得
られたDIFが正の所定値K1よりも大きいか否かが判
別される。DIF≦K1である場合にはステップ52の
判別結果はNOとなり、ステップ53でさらにDIFが
負の所定値K2よりも小さいか否かを判別する。ここで
DIF≧K2のときはステップ53の判別結果はNOと
なり、ステップ46の処理を終了する。すなわち、ステ
ップ53の判別結果がNOの場合には、DIFが0に近
い場合であり、加速度が同じ程度なので、出力トルクも
同程度と判断し、直前の補正値を変更せずそのままとす
る。
【0039】ステップ52において、DIF>K1と判
別された場合にはステップ52の判別結果はYESとな
り、加速度が減少したと判断され、ステップ54でスロ
ットル補正量を減少する処理が実行され、ステップ46
の処理を終了する。
別された場合にはステップ52の判別結果はYESとな
り、加速度が減少したと判断され、ステップ54でスロ
ットル補正量を減少する処理が実行され、ステップ46
の処理を終了する。
【0040】一方、ステップ53でDIF<K2の場合
にはステップ53の判別結果はYESとなり、加速度が
増加したと判断され、ステップ55においてスロットル
開度の補正値を増大する処理が実行され、ステップ46
の処理が終了する。
にはステップ53の判別結果はYESとなり、加速度が
増加したと判断され、ステップ55においてスロットル
開度の補正値を増大する処理が実行され、ステップ46
の処理が終了する。
【0041】このようにしてスロットル開度の補正値の
計算が行われたならば、図3のステップ34に入り、こ
こで、スロットル開度補正値を読込み、次のステップ3
5に進む。ステップ35では、燃焼モード、アクセル開
度、エンジン回転、吸入空気量等の情報からスロットル
開度が決定され、メインルーチン30のすべての処理が
終了する。
計算が行われたならば、図3のステップ34に入り、こ
こで、スロットル開度補正値を読込み、次のステップ3
5に進む。ステップ35では、燃焼モード、アクセル開
度、エンジン回転、吸入空気量等の情報からスロットル
開度が決定され、メインルーチン30のすべての処理が
終了する。
【0042】次に、図5を参照して図3のスロットル開
度決定のためのステップ35の処理について詳しく説明
する。先ず、ステップ61で燃焼モードが成層燃焼モー
ドか否かが判別される。燃焼モードが成層燃焼モードで
ないと判別された場合、すなわち、燃焼モードが均質燃
焼モードであると判別された場合、ステップ61の判別
結果はNOとなり、ステップ62に入り、ここで均質燃
焼モードのスロットル開度計算を行う。均質燃焼モード
時におけるスロットル開度は、アクセル開度の情報によ
り決定される。次にステップ63では、ステップ62の
計算で得られたスロットル開度を目標スロットル開度と
してステップ35の処理を終了する。
度決定のためのステップ35の処理について詳しく説明
する。先ず、ステップ61で燃焼モードが成層燃焼モー
ドか否かが判別される。燃焼モードが成層燃焼モードで
ないと判別された場合、すなわち、燃焼モードが均質燃
焼モードであると判別された場合、ステップ61の判別
結果はNOとなり、ステップ62に入り、ここで均質燃
焼モードのスロットル開度計算を行う。均質燃焼モード
時におけるスロットル開度は、アクセル開度の情報によ
り決定される。次にステップ63では、ステップ62の
計算で得られたスロットル開度を目標スロットル開度と
してステップ35の処理を終了する。
【0043】一方、ステップ61で燃焼モードが成層燃
焼モードであると判別された場合、ステップ61の判別
結果はYESとなり、ステップ64に進む。ステップ6
4では、成層燃焼モードのスロットル開度計算が行われ
る。ここでは、成層燃焼モードでの運転のための基本ス
ロットル開度が、アクセル開度、エンジン回転等の情報
に基づいて計算される。成層燃焼モードの空燃比は30
〜40程度であり、均質燃焼モード時は13〜17程度
なので、成層燃焼モードのスロットル開度は均質燃焼モ
ード時に比べて大きくなる。次にステップ65におい
て、ステップ64で計算されたスロットル開度に補正値
を加えた値を目標スロットル開度として得、ステップ3
5の処理を終了する。
焼モードであると判別された場合、ステップ61の判別
結果はYESとなり、ステップ64に進む。ステップ6
4では、成層燃焼モードのスロットル開度計算が行われ
る。ここでは、成層燃焼モードでの運転のための基本ス
ロットル開度が、アクセル開度、エンジン回転等の情報
に基づいて計算される。成層燃焼モードの空燃比は30
〜40程度であり、均質燃焼モード時は13〜17程度
なので、成層燃焼モードのスロットル開度は均質燃焼モ
ード時に比べて大きくなる。次にステップ65におい
て、ステップ64で計算されたスロットル開度に補正値
を加えた値を目標スロットル開度として得、ステップ3
5の処理を終了する。
【0044】このように、スロットル5Aのスロットル
開度の補正が必要な場合、成層燃焼モードにおけるスロ
ットル開度を補正して内燃機関2の出力トルクの変動を
抑えるようにしたので、内燃機関2をより安定性よく運
転することができる。
開度の補正が必要な場合、成層燃焼モードにおけるスロ
ットル開度を補正して内燃機関2の出力トルクの変動を
抑えるようにしたので、内燃機関2をより安定性よく運
転することができる。
【0045】図6及び図7には、アクセルペダル(図示
せず)を踏み込んで加速しその後アクセル開度を一定に
してから燃焼モードを成層燃焼モードから均質燃焼モー
ドへ切り替えた場合の前後における内燃機関速度、出力
トルク、燃料噴射量、スロットル開度、アクセル開度の
変化の様子が示されている。
せず)を踏み込んで加速しその後アクセル開度を一定に
してから燃焼モードを成層燃焼モードから均質燃焼モー
ドへ切り替えた場合の前後における内燃機関速度、出力
トルク、燃料噴射量、スロットル開度、アクセル開度の
変化の様子が示されている。
【0046】図6は出力トルクが変化しない場合、図7
は出力トルクが変化した場合の例を示している。図6か
ら、出力トルクが変化しない場合には、内燃機関速度も
変化せず、燃焼モードの切り替えの前後における回転変
化率は略同一であることが判る。一方、図7から、出力
トルクが変化する場合には、内燃機関速度もこれに対応
して変化し、燃焼モードの切り替えの前後における回転
変化率はトルクの変化率に応じたものとなることが判
る。
は出力トルクが変化した場合の例を示している。図6か
ら、出力トルクが変化しない場合には、内燃機関速度も
変化せず、燃焼モードの切り替えの前後における回転変
化率は略同一であることが判る。一方、図7から、出力
トルクが変化する場合には、内燃機関速度もこれに対応
して変化し、燃焼モードの切り替えの前後における回転
変化率はトルクの変化率に応じたものとなることが判
る。
【0047】以上説明したように、図1に示した構成に
よれば、燃焼モードの切り替え時に内燃機関2の出力ト
ルクの変化量を検出してスロットル開度の補正量が決定
されるので、何らかの原因でスロットル開度と内燃機関
の出力との関係がずれたとしても、燃焼モードの切り替
えを数回繰り返していくうちに燃焼モードの切り替え時
の前後における出力トルクの変動が小さくなっていき、
燃焼モードの切り替え時の加減速ショックがなくなる。
よれば、燃焼モードの切り替え時に内燃機関2の出力ト
ルクの変化量を検出してスロットル開度の補正量が決定
されるので、何らかの原因でスロットル開度と内燃機関
の出力との関係がずれたとしても、燃焼モードの切り替
えを数回繰り返していくうちに燃焼モードの切り替え時
の前後における出力トルクの変動が小さくなっていき、
燃焼モードの切り替え時の加減速ショックがなくなる。
【0048】このように、燃焼モード切り替え時の内燃
機関2の出力トルク変動を回転変化率として捉えて検出
し、それを小さくするようスロットル開度を学習する学
習制御が実行される結果、成層燃焼及び均質燃焼を行う
内燃機関において、燃焼モードを切り替える時の内燃機
関の出力トルク変動を低減させ、運転者に不快感を与え
ることがないようにすることができる。
機関2の出力トルク変動を回転変化率として捉えて検出
し、それを小さくするようスロットル開度を学習する学
習制御が実行される結果、成層燃焼及び均質燃焼を行う
内燃機関において、燃焼モードを切り替える時の内燃機
関の出力トルク変動を低減させ、運転者に不快感を与え
ることがないようにすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、燃焼モー
ドの切り替え時に内燃機関の出力トルクの変化量を検出
してスロットル開度の補正量が決定されるので、何らか
の原因でスロットル開度と内燃機関の出力との関係がず
れたとしても、燃焼モードの切り替えを数回繰り返して
いくうちに燃焼モードの切り替え時の前後における出力
トルクの変動が小さくなっていき、燃焼モードの切り替
え時の加減速ショックがなくなる。
ドの切り替え時に内燃機関の出力トルクの変化量を検出
してスロットル開度の補正量が決定されるので、何らか
の原因でスロットル開度と内燃機関の出力との関係がず
れたとしても、燃焼モードの切り替えを数回繰り返して
いくうちに燃焼モードの切り替え時の前後における出力
トルクの変動が小さくなっていき、燃焼モードの切り替
え時の加減速ショックがなくなる。
【0050】また、成層燃焼モードにおけるスロットル
開度を補正してトルク変化量を減少させるようにした方
法によれば、安定した動作が期待できる均質燃焼モード
に対してスロットル開度の補正を行わず成層燃焼モード
のスロットル開度を補正することになるので、制御の安
定性を確保することができる。
開度を補正してトルク変化量を減少させるようにした方
法によれば、安定した動作が期待できる均質燃焼モード
に対してスロットル開度の補正を行わず成層燃焼モード
のスロットル開度を補正することになるので、制御の安
定性を確保することができる。
【0013】さらに、スロットル開度の補正量を不揮発
性メモリに格納しておくと、システムの電源が切断され
ても学習値であるスロットル開度の補正値を記憶してお
くことができるので、電源を再び投入した直後の最初の
燃焼モードの切り替え時においても、スロットル開度の
適切な補正が行われ、内燃機関の出力トルク変動を小さ
く抑えることができる。
性メモリに格納しておくと、システムの電源が切断され
ても学習値であるスロットル開度の補正値を記憶してお
くことができるので、電源を再び投入した直後の最初の
燃焼モードの切り替え時においても、スロットル開度の
適切な補正が行われ、内燃機関の出力トルク変動を小さ
く抑えることができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示した吸入空気量制御部の詳細構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】図1に示した吸入空気量制御部のメインルーチ
ンの処理及びメインルーチンのトルク変化検出ステップ
の詳細処理を示すフローチャート。
ンの処理及びメインルーチンのトルク変化検出ステップ
の詳細処理を示すフローチャート。
【図4】図3のスロットル補正値計算ステップの処理を
示す詳細フローチャート。
示す詳細フローチャート。
【図5】図3のスロットル開度決定ステップの処理を示
す詳細フローチャート。
す詳細フローチャート。
【図6】図1の燃料噴射制御装置の動作を説明するため
の説明図。
の説明図。
【図7】図1の燃料噴射制御装置の動作を説明するため
の説明図。
の説明図。
1 燃料噴射制御装置 1A 不揮発性メモリ 2 内燃機関 2A 気筒 2B 吸気マニホールド 2C 排気マニホールド 3 インジェクタ 4 吸入空気量検出装置 5 吸入空気量制御装置 5A スロットル 5B ステッピングモータ 20 吸入空気量制御部 21 燃焼モード選択部 22 トルク変化検出部 23 補正値決定部 24 スロットル開度決定部 C 吸入空気量制御信号 H 補正値信号 J インジェクタ駆動信号 K 検出信号 S 車両信号 SE モード信号 TC トルク変化量信号
フロントページの続き (72)発明者 吉野 敏之 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内 Fターム(参考) 3G065 CA13 DA06 EA00 EA04 EA05 FA02 FA08 FA09 FA11 FA13 GA05 GA10 GA46 KA36 3G301 HA01 HA04 HA16 JA04 KA11 KA12 KA16 LA03 LB04 LC04 MA01 MA11 MA18 NA08 NB06 NB11 NC01 NC02 ND01 ND21 NE01 NE06 NE14 NE15 PA01Z PA17Z PE02Z PE07Z PE08Z PF03Z
Claims (3)
- 【請求項1】 成層燃焼モードと均質燃焼モードとを切
り替えて運転される内燃機関の吸入空気量制御方法にお
いて、燃焼モードの切り替え時における前記内燃機関の
出力トルクの変化量を検出し、該変化量が所定範囲を越
えた場合には前記変化量に応じて前記成層燃焼モード又
は前記均質燃焼モードの一方の燃焼モード時におけるス
ロットル開度を前記変化量が減少するように補正するよ
うにしたことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御方
法。 - 【請求項2】 前記変化量が前記所定範囲を越えた場合
には前記変化量に応じて前記成層燃焼モードにおけるス
ロットル開度を補正して前記変化量を減少させるように
した請求項1に記載の内燃機関の吸入空気量制御方法。 - 【請求項3】 スロットル開度の補正量を不揮発性メモ
リに格納しておく請求項1又は2に記載の内燃機関の吸
入空気量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208567A JP2000027683A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208567A JP2000027683A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027683A true JP2000027683A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16558330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10208567A Pending JP2000027683A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000027683A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101852140A (zh) * | 2010-05-12 | 2010-10-06 | 联合汽车电子有限公司 | 电子油门主动可调系统 |
JP2014199039A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの燃料噴射制御装置 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10208567A patent/JP2000027683A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101852140A (zh) * | 2010-05-12 | 2010-10-06 | 联合汽车电子有限公司 | 电子油门主动可调系统 |
JP2014199039A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの燃料噴射制御装置 |
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