JP2000025846A - 電子レンジ調理用包装体 - Google Patents

電子レンジ調理用包装体

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JP2000025846A
JP2000025846A JP10195528A JP19552898A JP2000025846A JP 2000025846 A JP2000025846 A JP 2000025846A JP 10195528 A JP10195528 A JP 10195528A JP 19552898 A JP19552898 A JP 19552898A JP 2000025846 A JP2000025846 A JP 2000025846A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat seal
heat
plasticizer
microwave oven
internal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10195528A
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English (en)
Inventor
Koutan Tanno
好丹 丹野
Akio Tomomatsu
昭雄 友松
Shinichiro Nakai
慎一郎 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシール部を一種の接着剤層で形成し、
かつ部分的に内圧解放口を形成可能にした包装体を提供
することである。 【解決手段】 容器本体1の開口部4周辺に設けたフラ
ンジ5に蓋10をヒートシールした包装体において、蓋
10は基材11とヒートシール層12より成り、このヒ
ートシール層12は電子レンジの加熱による内圧上昇で
は剥離しない接着強度を有するヒートシール部20を形
成し、このヒートシール部20の一部に可塑剤の塗布部
21を設けることによって、内圧上昇により、その部分
が剥離し、内圧解放口を形成できるようにしたのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、電子レンジで調理する
際に内圧の上昇を自動的に放出できるようにした密封包
装体に関する。
【0002】
【従来の技術】密封した食品包装体を電子レンジで加熱
すると、膨脹して破裂することがあるため、内圧を放出
する工夫が色々考えられている。その一つとして、予め
包装体に内圧解放口を設けておき、この解放口の外面
に、接着強度の弱い接着剤又は低融点接着剤でラベルを
貼り付け、内圧の上昇又は温度の上昇によってラベルが
剥離し内圧解放口を開くようにしたものがある。
【0003】しかしながら、このような包装体は、予め
内圧解放口を設けてその上にラベルを貼り付ける工程が
必要で手間がかかり、資材面でも余分なものが必要でコ
スト高になる問題がある。
【0004】
【発明の課題】一方、包装体のシール部に、部分的に接
着強度の弱い接着剤や低融点接着剤を介在させて、その
部分が内圧上昇や温度上昇で剥離し、内圧解放口が自動
的に出来るようにしたものもあるが、シール部の一部分
だけ別の接着剤層を設けるのはこれもまた手間がかかり
コスト高になる問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、ヒートシール
部を一種の接着剤層で形成し、かつ部分的に内圧解放口
が形成できるようにした包装体を提供することである。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、ヒートシールによって密封された包装体におい
て、ヒートシール部の少くとも一部に可塑剤を塗布した
部分を設け、この部分を内圧解放口にしたことを特徴と
する。
【0007】前記可塑剤としては、脂肪酸エステル、リ
ン酸エステル、動植物食用油のいずれかを用いることが
できる。
【0008】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。図1及び図2は、容器本体1を蓋1
0で封緘した包装体の例を示す。図示のように、容器本
体1は、底壁2及びその周縁から立ち上る側壁3を有
し、開口部4の周辺には、フランジ5が設けられてい
る。このフランジ5に蓋10がヒートシールされ密封包
装体を形成している。
【0009】容器本体1の材料は、合成樹脂の単体又は
積層体、紙等と合成樹脂の積層体で耐熱性の良好なもの
が用いられる。蓋10は合成樹脂フィルムの単体又は積
層体や紙等と合成樹脂フィルムの積層体から成る基材1
1とヒートシール層12より成る。勿論基材11にヒー
トシール性があれば基材11自体をヒートシール層と
し、別途ヒートシール層12を設けなくてもよい。この
ヒートシール層12は、容器本体1のフランジ5に強固
に接着して電子レンジの加熱による内圧上昇にも剥離し
ない程度の接着強度を有するものとする。図中、符号2
0はそのような接着部を示す。そして、蓋10を容器本
体1にヒートシールする際に、前記ヒートシール部20
の一部に可塑剤を塗布しておく。図中、符号21は可塑
剤塗布部を示す。この可塑剤は、蓋10又はフランジ5
のいずれか又は両方に塗布してもよい。塗布量はごく少
量で足り、刷毛やローラによる塗布のほか、可塑剤の滴
下、噴霧等によってもよい。この可塑剤としては、脂肪
酸エステル、リン酸エステル等のほか動植物性食用油で
もよい。
【0010】図3及び図4は、包装体が袋の場合を示
す。図示のように、袋30は、基材31とヒートシール
層32から成るフレキシブルなシートの周縁部にヒート
シール部20を形成し、このヒートシール部20の一部
に可塑剤塗布部21を形成したものである。前記基材3
1は、合成樹脂の単体又は積層体、紙等と合成樹脂との
積層体で耐熱性を有するものが用いられ、ヒートシール
層32は、電子レンジの加熱によって内圧が上昇しても
剥離しない接着強度を有するものが用いられる。勿論基
材31にヒートシール性がある場合には、別途ヒートシ
ール層を設ける必要はない。可塑剤は前述と同様のもの
が用いられる。なお、袋の形態は、図示のような四方シ
ールの平袋に限らない。三方シール、Hシールの平袋で
もよく、その他角袋、自立袋であってもよい。
【0011】可塑剤の塗布は、連続製袋、連続蓋シール
工程で刷毛やローラ等の手段で簡単に行うことができ、
既存の設備を利用してわずかの機構を付加するだけでよ
い。そして可塑剤を塗布した部分21は接着強度が弱く
なるため、電子レンジで加熱すると内圧によってその部
分が剥離し、内圧解放口が形成される。
【0012】以下に実施例を挙げる。
【0013】
【実施例】310g/m2 のバージンパルプ成形容器本
体の両面にポリエステルをコーティングした内容量20
0ccのフランジ付楕円形容器本体を用意した。芳香族
系ナイロンの両面にナイロン6の層を設けた厚み15μ
mの基材(商品名スーパーニール、三菱化学興人パック
ス株式会社製)にヒートシール層として厚み25μmの
ポリエチレン層を設け、これを打ち抜いて蓋を作製し
た。
【0014】前記容器本体3個にそれぞれ水100cc
を充填し、前記蓋の3枚にそれぞれ脂肪酸エステル、リ
ン酸エステル、サラダ油を約10mmの巾でシール部に
対応する部分に塗布し、塗布した部分の蓋外面に印を付
け、温度160℃、圧力2kg/cm2 、時間0.5秒
でヒートシールし容器本体を密閉した。
【0015】上記容器本体を電子レンジ(500W)に
入れ、加熱したところ、脂肪酸エステルを塗布したもの
は2分、リン酸エステルを塗布したものは2分、サラダ
油を塗布したものは1.5分でそれぞれの塗布部から水
蒸気が噴出し、蓋の破損はなかった。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、包装
体のヒートシール部の一部に可塑剤を少量塗布するだけ
で、内圧解放口を形成することができ、工程的に見て
も、構成上も極めて簡単でコスト削減に資するところ大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装体の一例を示す縦断面図
【図2】同上の平面図
【図3】包装体の他の例を示す縦断面図
【図4】同上の平面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 底壁 3 側壁 4 開口部 5 フランジ 10 蓋 11 基材 12 ヒートシール層 20 ヒートシール部 21 可塑剤塗布部 30 袋 31 基材 32 ヒートシール層
フロントページの続き (72)発明者 中井 慎一郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 レ ンゴー株式会社東京本社内 Fターム(参考) 3K090 AA03 AA04 AB02 FA05 FA07 3L086 AA01 BF02 BF04 BF05 BF06 DA19 DA23 DA29 4B055 AA10 BA07 DB15 FA01 FB32 FD04 GA04 GB23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシールによって密封された包装体
    において、ヒートシール部の少くとも一部に可塑剤を塗
    布した部分を形成し、この部分を内圧解放口としたこと
    を特徴とする電子レンジ調理用包装体。
  2. 【請求項2】 前記可塑剤が、脂肪酸エステル、リン酸
    エステル、動植物食用油のいずれか1種である請求項1
    に記載の電子レンジ調理用包装体。
JP10195528A 1998-07-10 1998-07-10 電子レンジ調理用包装体 Pending JP2000025846A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818873B2 (en) 2001-09-07 2004-11-16 Sean Savage Packaged food product
CN104076183A (zh) * 2013-03-25 2014-10-01 欧姆龙株式会社 电流传感器及使用该电流传感器的电力传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818873B2 (en) 2001-09-07 2004-11-16 Sean Savage Packaged food product
CN104076183A (zh) * 2013-03-25 2014-10-01 欧姆龙株式会社 电流传感器及使用该电流传感器的电力传感器

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