JP2000025046A - 熱可塑性樹脂成形用金型 - Google Patents

熱可塑性樹脂成形用金型

Info

Publication number
JP2000025046A
JP2000025046A JP34803698A JP34803698A JP2000025046A JP 2000025046 A JP2000025046 A JP 2000025046A JP 34803698 A JP34803698 A JP 34803698A JP 34803698 A JP34803698 A JP 34803698A JP 2000025046 A JP2000025046 A JP 2000025046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
thermoplastic resin
molding
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34803698A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Isoi
政明 磯井
Masashi Shimouse
正史 下鵜瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Polychem Corp
Original Assignee
Japan Polychem Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Polychem Corp filed Critical Japan Polychem Corp
Priority to JP34803698A priority Critical patent/JP2000025046A/ja
Publication of JP2000025046A publication Critical patent/JP2000025046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂合流部のウェルドラインが無く表面に良
好な鏡面やシボ模様等が均一に形成された成形品を、高
い生産性及び経済性で製造できる成形用金型を提供す
る。 【解決手段】 成形用金型(a)を用いて開口部4等を
有する成形品(b)を成形する際に、成形品の樹脂合流
部6に相当する金型部分に、基材部7と断熱層8及び表
面薄肉金属層9を含む表層部とから構成される入子2を
設け、この金型を用いて熱可塑性樹脂を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の成
形用金型及び射出成形品の製造方法に関する。詳しく
は、本発明は、ウェルドラインが発生せず良好なシボ模
様や鏡面等が形成された高い製品外観を備えた射出成形
品やブロー成形品を提供しうる成形用金型及びかかる金
型を用いた射出成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日用雑貨品、工業部品、家庭電化製品、
自動車等の内装部品や外装部品等は、表面に光沢や微細
な凹凸模様等を有する優れた製品外観を求められること
が多い。特に近年、自動車内装部品等の分野において
は、表面にシボ模様を有する製品の需要が高い。
【0003】このような製品の多くは、熱可塑性樹脂を
用いて射出成形やブロー成形を行うことにより得られ
る。このような成形の際に用いられる金型は、通常、鋼
材、アルミニウム合金等の金属材料で形成されており、
例えば射出成形用金型の場合は、そのキャビティ内に溶
融樹脂を圧入して該溶融樹脂を所定形状に賦形すると同
時に、キャビティ表面の光沢や微細な模様をその表面に
転写することにより所望の成形品を得ることができる。
【0004】特に、表面にシボ模様を有する成形品は、
一般に、樹脂が接する面にシボ模様を形成した金型内
に、溶融樹脂を圧入してキャビティ表面に圧接し、冷却
固化させた後に金型内より取り出して成形品表面にシボ
模様を転写させる方法により得られる。
【0005】しかしながら、従来の金型を用いて射出成
形やブロー成形を行う場合、成形品表面の光沢が得られ
ない、表面平滑性が劣る、フローマークやシルバースト
リーク等が発生する等の問題があった。また、発泡成形
を行うと、発泡が表面に出てスワルマークが発生する等
の欠点もあった。特に、表面にシボ模様を有する成形品
を得ようとする場合、金型表面の転写性が低く、シボ模
様を忠実に転写した成形品が得られないという欠点があ
り、さらに成形品に開口部等があると、樹脂合流部にウ
ェルドラインが発生してシボ付き製品の商品価値を低め
ていた。
【0006】このような問題は、従来の金型が熱伝導性
の良好な金属材料で構成されており、キャビティ内に充
填された溶融樹脂が金型表面と接すると急速に冷却して
樹脂表面に固化層を形成し、型内圧の低い溶融樹脂が型
表面にあまり強く圧接されないままに表皮固化層を形成
しながら充填が進行するために生じると考えられる。ま
た、複雑な形状の場合、樹脂の合流部において、流動す
る樹脂の先端部が急速に固化するため、合流しても相互
に密着できずウェルドライン発生の一因となると考えら
れる。
【0007】熱可塑性樹脂をブロー成形する場合におい
ても、上記問題は存在する。すなわちブロー成形におい
ては、通常溶融した熱可塑性樹脂のパリソンを割型内に
配置して挟み込むと同時に、該パリソンの中に圧縮空気
を送り込んで該パリソンを膨張させ、キャビティに押し
つけながら冷却固化することにより成形品が得られる。
このようなブロー成形に使用される金型も、通常熱伝導
性に優れた金属材料にて作成されているため、溶融樹脂
のパリソンが型表面に接すると瞬時にその表面に固化層
が形成され、さらにはパリソン内部に吹き込む空気圧力
があまり高くないため、パリソンを型表面に完全に密着
させることができない。従って、型表面の状態は、成形
品表面に完全に転写されない。
【0008】そこで、上記問題を解決し製品外観の改善
された成形品を得るために、金型温度を高くする方法、
成形温度を高くして樹脂流動性を高くする方法などが採
られていたが、これらの手法は生産の立場から成形サイ
クルが長くなるという欠点が生じる一方で、表面にヒケ
等が発生し良好な外観を得るまでには至らなかった。ま
た、ウェルドラインを隠すために成形後にさらに表面に
塗装を施すことも行われていたが、生産性及び経済性の
点で劣るものであった。
【0009】また、上記問題の解決手段として、金型表
面を薄肉の金属層で形成し、その内面側に断熱層を設け
た断熱構造の金型(断熱型)が提案されている。このよ
うな断熱型を使用すると、溶融樹脂が該型内に充填され
型表面と接すると同時に型表面の薄肉金属層が瞬時に昇
温して溶融樹脂表面に固化層が発生するのを遅らせるた
め、低圧で微細な型転写を行うことができる。
【0010】しかしながら、開口部を有するなどの複雑
な形状のシボ付き成形品の場合は、効果が十分ではな
く、また型表面全体に金属層と断熱層を設けるとすると
金型が高価となり、経済性の面でも劣る。
【0011】よって、開口部を有するなどの複雑な形状
の成形品であって、ウェルドラインが無く、発泡成形に
よってもスワルマークが生じず、かつ表面に良好なシボ
模様等が均一に形成された表面外観の優れた射出成形品
やブロー成形品を、生産性及び経済性を損なうことなく
提供しうる成形用金型の開発が求められている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光沢や表面
平滑性、凹凸模様等の転写性に優れ、良好な製品外観を
有する成形品、特に樹脂合流部のウェルドラインが無く
かつ表面に良好な鏡面やシボ模様等が均一に形成された
射出成形品やブロー成形品を、工業的生産性及び経済性
を損なうことなく製造できる成形用金型を提供すること
を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、用金型の樹脂合流部に相当する部分に、
表面薄肉金属層と断熱層とを有する入子を用いることに
より上記目的が達成されることを見出し、さらに前記断
熱層の厚みを傾斜構造とすることにより入子と金型本体
との転写性の差が生じないことを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0014】すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂の成形
用金型であって、その少なくとも一部に、基材部と、断
熱層及び表面薄肉金属層を含む表層部とから構成される
入子を有することを特徴とする熱可塑性樹脂成形用金型
を提供する。また、本発明は、前記表層部における断熱
層が基材部と接するように形成され、前記表層部におけ
る表面薄肉金属層が熱可塑性樹脂と接する側に形成され
ていることを特徴とする、前記熱可塑性樹脂成形用金型
を提供する。
【0015】また、本発明は、前記入子が、前記成形用
金型内の樹脂合流部に設けられていることを特徴とす
る、前記熱可塑性樹脂成形用金型を提供する。また、本
発明は、前記断熱層が、入子の側面側から内側へ向けて
厚みを増す傾斜構造を有していることを特徴とする前記
熱可塑性樹脂成形用金型を提供する。また、本発明は、
前記表面薄肉金属層の表面側にシボ模様が形成されてい
ることを特徴とする、前記熱可塑性樹脂成形用金型を提
供する。また、本発明は、前記熱可塑性樹脂がポリオレ
フィン系樹脂であることを特徴とする、前記熱可塑性樹
脂成形用金型を提供する。
【0016】また、本発明は、前記ポリオレフィン系樹
脂が、エチレン系樹脂又はプロピレン系樹脂である前記
熱可塑性樹脂成形用金型を提供する。また、本発明は、
射出成形用金型である前記熱可塑性樹脂成形用金型を提
供する。また、本発明は、ブロー成形用金型である前記
熱可塑性樹脂成形用金型を提供する。
【0017】また、本発明は、熱可塑性樹脂を射出成形
することにより射出成形品を製造する方法であって、成
形用金型として前記いずれかの成形用金型を用いること
を特徴とする、射出成形品の製造方法を提供する。ま
た、本発明は、前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹
脂であることを特徴とする前記射出成形品の製造方法を
提供する。また、本発明は、前記ポリオレフィン系樹脂
が、エチレン系樹脂又はプロピレン系樹脂である前記射
出成形品の製造方法を提供する。
【0018】また、本発明は、前記射出成形品が表面に
シボ模様を有することを特徴とする前記射出成形品の製
造方法を提供する。また、本発明は、前記射出成形品が
自動車用部品であることを特徴とする前記射出成形品の
製造方法を提供する。また、本発明は、前記自動車用部
品が、自動車用内装部品であることを特徴とする前記射
出成形品の製造方法を提供する。また、本発明は、前記
射出成形品が家庭電化製品又は工業部品であることを特
徴とする前記射出成形品の製造方法を提供する。
【0019】本発明では、このような構造の入子を例え
ば樹脂合流部に相当する部分に有する金型を用いること
により、入子の断熱層の影響で樹脂の合流時にも固化せ
ずに良好に密着してウェルドラインの発生が防止され
る。さらに、発泡成形時においても断熱効果により、成
形品の表面近傍でガスが発生しても樹脂に溶けるのでス
ワルマークが発生しない。
【0020】また、入子の断熱層の厚みを傾斜構造とす
ることにより、入子部分と金型本体部分との間の転写性
の差がなくなり、製品外観がさらに向上する。しかも、
このような金型を用いた成形工程では成形サイクルを長
くする必要がなく工業的生産性に優れ、かつ高価な金型
を必要としないため経済性にも優れている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0022】I.成形用金型 本発明の成形用金型は、通常の熱可塑性樹脂の射出成形
やブロー成形に用いられるものであり、好ましくは射出
成形用金型である。以下、射出成形用金型の場合につい
て説明する。
【0023】本発明の射出成形用金型は、射出成形後に
型開きできるように少なくとも上金型と下金型とから形
成され、これら両金型を合わせた際にキャビティが形成
されるようになっている。そして、このキャビティに前
記熱可塑性樹脂を射出充填することにより製品が成形さ
れる。これら上金型及び下金型は通常、鋼鉄等の金属を
主材質として形成されている。
【0024】(1)入子 本発明の成形用金型は、その少なくとも一部に所定構造
の入子を有することを特徴とする。前記入子は、上記主
材質からなる基材部と、断熱層及び表面薄膜金属層を含
む表層部とから構成され、該表層部は基材部の上に、熱
可塑性樹脂と接する面を形成するように設けられてい
る。
【0025】図1に、本発明の成形用金型のうち射出成
形用金型の一例を示す。図1中、(a)は金型の一例の
断面図、(b)はそれにより得られる成形品の一例の斜
視図である。図1(a)中、1は金型(上金型又は下金
型)本体を、2は入子を、3は熱可塑性樹脂が充填され
るキャビティ部を示す。また、図1(b)中、4は成形
品の開口部、5はゲート位置、6はウェルドラインが発
生しやすい樹脂合流部を表す。
【0026】本発明の入子の一例を図2に示す。図2
中、7は基材部を、8は断熱層を、9は表面薄膜金属層
を表す。
【0027】(a)基材部 基材部7は、鋼鉄或いは鉄を主成分とするステンレス等
の合金、アルミニウム合金、ニッケル合金、亜鉛合金、
銅合金等の金属材料から形成されている。基材部の厚み
は特に限定されず、成形用金型本体の厚み等に応じて適
宜選択される。好ましくは断熱層と表面薄膜金属層との
合計厚み以上の厚みを有する。
【0028】(b)表層部 表層部は断熱層8と表面薄肉金属層9とを含む。 [断熱層]断熱層8は、前記表面薄肉金属層9の内側、
すなわち基材部7と表面薄肉層9との間に形成される。
【0029】断熱層を構成する材料は、断熱効果を有す
る低熱伝導率のものであり、溶融樹脂の充填によっても
軟化しないものであれば如何なる素材で構成されていて
もよい。具体的には、軟化温度が150℃以上、好まし
くは200℃以上の材料が挙げられる。好ましくは、熱
伝導率が1×10-4〜30×10-4cal/cm・se
c・℃、より好ましくは1×10-4〜5×10-4cal
/cm・sec・℃のものが用いられる。熱伝導率が上
記範囲内であれば、金型内の入子部分のウェルドライン
の発生がなく、シボ模様や鏡面の転写性も良好であり高
外観を達成することができる。
【0030】また、前記材料の融点又は軟化点は好まし
くは150℃以上、より好ましくは150〜260℃で
ある。融点が上記範囲内であれば高外観を達成すること
ができる。
【0031】このような材質としては、熱伝導率の低い
耐熱プラスチック、プラスチック複合材、ジルコニア等
のセラミック材、ガラス、ホーロー等を挙げることがで
きる。耐熱プラスチックとしては、エポキシ樹脂、ポリ
イミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリイミダゾピロロ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスル
フィド、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフル
オロエチレン、ポリカーボネート、ナイロンなどがあ
り、プラスチック複合材としては、該耐熱プラスチック
に強化材を配合したものが挙げられる。
【0032】なお、断熱層は1層に限られず、異なる材
料の層を複数設けてもよい。断熱層全体の厚みは成形品
の大きさや要求精度、生産性等を勘案して適宜定めるこ
とができるが、具体的には5〜3000μmが好まし
く、特に好ましくは50〜1000μmである。厚みが
上記範囲未満では高外観が達成できない場合があり、ま
た上記範囲を超えると冷却に時間がかかりすぎて生産性
が低下する場合がある。
【0033】断熱層の特に好ましい態様として、該断熱
層が入子の側面側から内側へ向けて厚みを増す傾斜構造
を有している場合が挙げられる。かかる傾斜構造として
具体的には、段階的に又は連続的に厚みが増加する構造
が挙げられる。連続的に厚みが増加する傾斜構造として
は、例えば図3に示すように、入子の側面側から内側へ
連続的に徐々に厚みが増加する構造が挙げられる。図3
は、厚みが連続的に増加する傾斜構造を有する断熱層を
設けた入子の一態様を示す断面図である。図3中、8は
本態様における断熱層であり、10は厚みが連続的に増
加する傾斜構造部である。
【0034】また、段階的に厚みが増加する傾斜構造と
しては、例えば入子の側面側から内側へ向けて厚みが増
すように階段状に厚みを変えて断熱層を形成させる場合
が挙げられる。
【0035】さらに、前記傾斜構造は、全体として厚み
が入子の内側へ向けて増加する傾向を示しているもので
あればよく、例えば階段状の代わりに歯形状等の構造の
ように部分的に厚みが減少する部位を有していてもよ
い。
【0036】図2に示すような厚みが均一な断熱層を有
する入子を用いると、金型中の入子と金型本体との間に
熱伝導率の差ができるため、成形品表面のうち入子部分
に接した領域とそれ以外の金型本体部分に接した領域と
で転写性に差が生じる場合がある。しかし、図3に示す
ような傾斜構造を有する入子を用いた場合は、入子2と
金型本体1との境界付近に熱伝導率の差が生じず、しか
も目的部分(金型の樹脂合流部6に相当する部分)の熱
伝導率を徐々に下げることができるため、結果として得
られた成形品表面のうち入子部分に接した領域とそれ以
外の金型本体部分に接した領域とで転写性に差がなく、
均一でしかもウェルドラインがない優れた製品外観を達
成することができる。なお、図3は、図1中、Aで示す
方向から入子を見た場合の図である。
【0037】したがって、入子部分と金型本体部分との
間に生じる転写模様等の境界が問題とならない場合は図
2のような入子で十分効果を発揮するが、そのような問
題が生じる場合は図3のような入子を用いるのが好まし
い。
【0038】なお、断熱層は、その全体が傾斜構造をと
る必要はなく、図3に示す例のように、内側の中央部分
は均一な厚みとし、入子側面近傍のみに傾斜構造を設け
るのが好ましい。断熱層中の傾斜構造部の割合は特に限
定されず、金型の大きさや入子の大きさに合わせて適宜
選択することができる。傾斜構造部の形状は特に制限さ
れないが、例えば傾斜角度5〜80゜、より好ましくは
20〜46゜程度とすることができる。断熱層の形成
は、例えば材質が樹脂の場合は、樹脂のフィルムを入子
の表面に貼着する、又はインサートする、などの方法に
より行うことができる。
【0039】上述した傾斜構造を有する断熱層は、本発
明における特に好ましい態様として挙げられるものであ
るが、目的とする金型の形態によっては、断熱層を必ず
しも傾斜構造とする必要はない。すなわち、例えばシボ
部あるいは一般光沢部を一部のみに有する金型を用い
て、一部のみに高光沢を有する面を施した成形品を製造
しようとするとき、該金型として断熱層を有する本発明
の金型を用いると、通常得られるものよりも各段に優れ
た高光沢の面を施すことができるが、その場合、断熱層
は上述したような傾斜構造を有していなくてもよい。
【0040】[表面薄肉金属層]表面薄肉金属層9は表
層部表面の熱可塑性樹脂と接する側、すなわち断熱層8
の上側に形成される。表面薄肉金属層の材料としては、
鋼材、クロム、ニッケル、アルミニウム等が挙げられ
る。
【0041】なお、表面薄肉金属層は1層に限られず、
異なる材料の層を複数設けてもよい。表面薄肉金属層全
体の厚みは、0.01〜0.5mm程度が好ましい。
【0042】このように入子の表面に薄肉金属層9を設
けることにより、金型の耐久性が大幅に向上する。本発
明においては、表面薄肉金属層の表面は、鏡面であって
もシボ模様が形成されていてもよいが、特にシボ模様を
有する場合にその転写性が良好となり、本発明の効果が
発揮される。表面が鏡面状の製品を成形する場合は、通
常この表面薄肉金属層の表面が鏡面化され、これが製品
に転写される。シボ模様を有する製品を成形する場合
は、通常この表面薄肉金属層の表面にシボ模様が形成さ
れ、これが製品に転写される。
【0043】表面に薄肉金属層を設ける方法としては特
に限定されず、従来公知の方法を採用できるが、具体的
には電鋳法、機械加工、積層加工等によって形成され
る。
【0044】[その他の層]本発明の表層部には、上記
表面薄肉金属層及び断熱層の他に、必要に応じてさらに
種々の層が積層されていてもよい。例えば、表面薄肉金
属層のさらに外側にメッキ層を設けることもできる。
【0045】(2)金型の構成 本発明の成形用金型は、上記入子をその少なくとも一部
に有する。通常の射出成形用金型は少なくとも上金型と
下金型とから形成されるが、本発明では入子を射出成形
用金型の上金型及び下金型の一方のみ、あるいはブロー
成形用金型の割型の一方のみに有していてもよく、また
両方に有していてもよい。
【0046】入子は、断熱層を含む表層部が熱可塑性樹
脂と接する面にくるように成形用金型内の任意の位置に
設置される。特に、例えば開口部を有するような成形品
の金型においてゲート位置との関係で樹脂合流部が生じ
る場合、その樹脂合流部に相当する金型部分に入子を設
けることが好ましい。
【0047】金型の樹脂合流部に相当する部分に断熱層
を有する入子を挿入したことにより、次のような優れた
効果が得られる。すなわち、充填された溶融樹脂の熱量
により昇温した金型中の入子部分の表面は断熱層により
冷え難くなっており、これにより溶融樹脂もゆっくりと
冷えるため、固化層が形成され難く、樹脂の合流時にも
流動先端部が固化せず相互に良好に密着することができ
る。このため充填された溶融樹脂の合流部はウェルドラ
インの発生が解消されるとともに金型表面を均一かつ忠
実に樹脂表面に転写することができる。また、発泡成形
においても、溶融樹脂の冷却が緩慢で樹脂表面が半溶融
状態となることから、発泡ガスが発生しても樹脂に溶け
込み、成形品の表面にスワルマークが生じることがな
い。
【0048】(3)熱可塑性樹脂 本発明の成形用金型によって成形しうる熱可塑性樹脂と
しては、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0049】ポリオレフィン系樹脂としては、低圧法ポ
リエチレン、中圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン等のエチレン単独重合体、
或いはエチレン・プロピレン共重合体等のエチレン系樹
脂;立体規則性ポリプロピレン等のポリプロピレン単独
重合体、或いはプロピレン・エチレン共重合体等のプロ
ピレン系樹脂;立体規則性ポリ−1−ブテン、立体規則
性ポリ−4−メチル−1−ペンテン等のその他のα−オ
レフィン系樹脂;等を挙げることができる。
【0050】これらの中でも、エチレン単独重合体又は
エチレン・プロピレン共重合体等のエチレン系樹脂、プ
ロピレン単独重合体又はプロピレン・エチレン共重合体
等のプロピレン系樹脂を用いることが好ましい。
【0051】本発明において用いるポリオレフィン系樹
脂には、無機充填剤やゴム成分が配合されていてもよ
い。具体的には、無機充填剤としては、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、クレー、マイカ、ゼオライト、繊維状チタ
ン酸カリウム、繊維状マグネシウムオキサルフェート、
繊維状ホウ酸アルミニウムなどのウィスカー類及び炭素
繊維、ガラス繊維等を挙げることができる。該無機充填
剤の配合量はポリオレフィン系樹脂100重量部に対し
て、一般に1〜60重量部、好ましくは20〜60重量
部である場合に、本発明の効果を顕著に発揮することが
できる。
【0052】ゴム成分としては、エチレン・プロピレン
共重合ゴム(EPM)、エチレン・1−ブテン共重合ゴ
ム、エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合ゴム、エ
チレン・プロピレン・非共役ジエン共重合ゴム(EPD
M)、エチレン・1−ブテン・非共役ジエン共重合ゴ
ム、エチレン・プロピレン・1−ブテン・非共役ジエン
共重合ゴム等のポリオレフィン系ゴム、スチレン・ブタ
ジエン共重合体等のスチレン系ゴム等を挙げることがで
きる。これらゴム成分の中でも、エチレン・プロピレン
共重合ゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・非共役
ジエン共重合ゴム(EPDM)等のポリオレフィン系ゴ
ムを用いることが好ましい。これらゴム成分は、100
℃で測定したムーニー粘度(ML1+4)が、通常10〜
200、好ましくは30〜150の範囲のものが使用さ
れる。該ゴム成分の配合量はポリオレフィン系樹脂10
0重量部に対して一般に1〜40重量部、好ましくは1
0〜40重量部である場合に、本発明の効果を顕著に発
揮することができる。
【0053】その他の添加剤としては、通常着色するた
めの顔料及び顔料分散剤を用いる場合が多いが、更に性
能の向上を図るために、必要に応じて上記成分以外に酸
化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和
剤、金属腐食抑制剤、滑剤、難燃剤、核剤、分散剤、加
工性安定剤、流動性改良剤等を添加することもできる。
【0054】また、発泡成形を行う場合は、発泡剤を添
加する。発泡剤としては炭酸アンモニウム、重炭酸ソー
ダ等の無機化合物や、アゾ化合物、スルホヒドラジド化
合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機化合物を
例示することができる。
【0055】II.射出成形品の製造方法本発明の射出
成形品の製造方法においては、上記熱可塑性樹脂、好ま
しくは上記ポリオレフィン系樹脂を原材料とし、これを
上記入子を有する本発明の成形用金型により射出成形す
る。
【0056】(1)原材料の調製 原材料の調製は、上記熱可塑性樹脂に必要に応じて添加
剤を添加し、十分に混合することによって行われる。混
合は、通常の混練機、例えば一軸又は二軸の押出機、バ
ンバリーミキサー、スーパーミキサー、ロール、ブラベ
ンダープラストグラフ、ニーダーなどを用いて混練する
ことにより行うのが好ましく、より好ましくは押出機、
特に二軸押出機を用いて混練する。混練条件は、用いる
樹脂に応じて適宜選択できるが、一般に、常圧下で18
0〜260℃、好ましくは190〜230℃にて行われ
る。
【0057】(2)射出成形 射出成形は、射出成形機を用い、一般に180〜250
℃の樹脂温度、300〜1,300kg/cm2の射出
圧力、20〜60℃の金型温度の条件下にて行われる。
【0058】本発明においては、成形品の表面は鏡面状
であってもシボ模様を有するものであってもよい。表面
を鏡面状にする場合は、あらかじめ射出成形用金型の上
記入子の表面を含めたキャビティ表面を鏡面状に形成す
る。表面にシボ模様を有する成形品を得ようとする場合
は、あらかじめ射出成形用金型の上記入子の表面を含め
たキャビティ表面に所望のシボ模様を形成する。シボ模
様を形成するには、従来公知の方法を採用することがで
き、たとえばブラスト法、エッチング法、又はサンドペ
ーパーや砥石等による表面研削法が挙げられる。
【0059】(3)射出成形品 上記のようにして得られる射出成形品は、各種用途に利
用することができる。具体的には、自動車のバンパー、
マットガード、サイドモール、ホイールキャップ、スポ
イラーなどの自動車外装部品、インスツルメントパネ
ル、ドアトリム、ピラー、コンソール、レバー、ノブ、
内張などの自動車内装部品、ポット、掃除機、洗濯機、
冷蔵庫、照明器具、オーディオ機器などの家庭電化製
品、カラーボックス、収納ケースなどの日用雑貨品、工
業部品などを挙げることができる。特に好ましくは、シ
ボ模様や鏡面等の外観が求められる場合が多い自動車内
装部品や、家庭電化製品及び工業部品である。
【0060】
【発明の効果】本発明の成形用金型を用いて熱可塑性樹
脂を成形することにより、光沢や表面平滑性、凹凸模様
等の転写性に優れ、良好な製品外観を有する成形品が得
られる。また、発泡成形においても成形品表面にスワル
マークが発生しない。特に、開口部を有するなどの複雑
な形状のシボ付き製品を製造するような場合において
も、樹脂合流部にウェルドラインが発生せず、しかも表
面に良好な鏡面やシボ模様等が均一に形成された表面外
観の優れた成形品が得られる。また、成形サイクルを長
くする必要がなく工業的生産性に優れ、且つ高価な金型
を使用する必要がなく経済性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成形用金型の一例の概略図を示す。
図1(a)は本発明の射出成形用金型の一例を表す断面
図である。図1(b)は前記金型により得られる成形品
の一例を表す斜視図である。
【図2】 本発明の成形用金型に用いる入子の一例の断
面図を示す。
【図3】 本発明の成形用金型に用いる入子の別の一例
の断面図を示す。
【符号の説明】
1・・・金型本体 2・・・入子 3・・・キャビティ部 4・・・開口部 5・・・ゲート位置 6・・・樹脂合流部 7・・・基材部 8・・・断熱層 9・・・表面薄肉金属層 10・・・傾斜構造部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29L 31:34 31:58

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の成形用金型であって、そ
    の少なくとも一部に、基材部と、断熱層及び表面薄肉金
    属層を含む表層部とから構成される入子を有することを
    特徴とする、熱可塑性樹脂成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記表層部における断熱層が基材部と接
    するように形成され、前記表層部における表面薄肉金属
    層が熱可塑性樹脂と接する側に形成されていることを特
    徴とする、請求項1記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記入子が、前記成形用金型内の樹脂合
    流部に設けられていることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記断熱層が、入子の側面側から内側へ
    向けて厚みを増す傾斜構造を有していることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形
    用金型。
  5. 【請求項5】 前記表面薄肉金属層の表面側にシボ模様
    が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹
    脂であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記ポリオレフィン系樹脂が、エチレン
    系樹脂又はプロピレン系樹脂である、請求項6記載の熱
    可塑性樹脂成形用金型。
  8. 【請求項8】 射出成形用金型である、請求項1〜7の
    いずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  9. 【請求項9】 ブロー成形用金型である、請求項1〜7
    のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用金型。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂を射出成形することによ
    り射出成形品を製造する方法であって、成形用金型とし
    て請求項1〜8のいずれかに記載の成形用金型を用いる
    ことを特徴とする、射出成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系
    樹脂であることを特徴とする、請求項10記載の射出成
    形品の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ポリオレフィン系樹脂が、エチレ
    ン系樹脂又はプロピレン系樹脂である、請求項11記載
    の射出成形品の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記射出成形品が表面にシボ模様を有
    することを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに
    記載の射出成形品の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記射出成形品が自動車用部品である
    ことを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載
    の射出成形品の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記自動車用部品が、自動車用内装部
    品であることを特徴とする、請求項14記載の射出成形
    品の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記射出成形品が家庭電化製品又は工
    業部品であることを特徴とする、請求項10〜13のい
    ずれかに記載の射出成形品の製造方法。
JP34803698A 1998-05-01 1998-12-08 熱可塑性樹脂成形用金型 Pending JP2000025046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34803698A JP2000025046A (ja) 1998-05-01 1998-12-08 熱可塑性樹脂成形用金型

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-135947 1998-05-01
JP13594798 1998-05-01
JP34803698A JP2000025046A (ja) 1998-05-01 1998-12-08 熱可塑性樹脂成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025046A true JP2000025046A (ja) 2000-01-25

Family

ID=26469670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34803698A Pending JP2000025046A (ja) 1998-05-01 1998-12-08 熱可塑性樹脂成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000025046A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000313758A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Japan Polychem Corp 光輝材含有ポリプロピレン系樹脂成形品
WO2002028612A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-11 Jsr Corporation Procede de formage de polymere
US7077986B2 (en) 2000-09-29 2006-07-18 Jsr Corporation Method for formation of polymer
WO2007032495A1 (ja) * 2005-09-16 2007-03-22 Tanazawa Hakkosha Co., Ltd. 樹脂成形用金型及び樹脂成形品
JP2008168646A (ja) * 2008-04-04 2008-07-24 Konica Minolta Opto Inc 光学素子の成形方法
CN102729684A (zh) * 2011-04-11 2012-10-17 三星电子株式会社 印模及其制造方法
WO2014069104A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 ポリプラスチックス株式会社 入れ子、及び入れ子の製造方法
US20140263943A1 (en) * 2011-09-05 2014-09-18 Polyplastics Co., Ltd Mold
JP2015112749A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 ロイアルエンジニアリング株式会社 射出成形用金型
US9272458B2 (en) 2007-01-08 2016-03-01 Garrtech Inc. One-piece blow mold halves for molding a container
WO2016075042A1 (de) * 2014-11-13 2016-05-19 Hochschule Wismar Werkzeug und verfahren zur herstellung eines mikroschaumspritzgussteils
BE1023954B1 (nl) * 2016-07-20 2017-09-20 Resilux Nv Blaasmatrijs
WO2018092255A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 コニカミノルタ株式会社 樹脂成形品の断熱金型
US10363605B2 (en) 2010-07-22 2019-07-30 National Research Council Of Canada Mold halves with metal-matrix composite at feature areas

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000313758A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Japan Polychem Corp 光輝材含有ポリプロピレン系樹脂成形品
WO2002028612A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-11 Jsr Corporation Procede de formage de polymere
US7077986B2 (en) 2000-09-29 2006-07-18 Jsr Corporation Method for formation of polymer
WO2007032495A1 (ja) * 2005-09-16 2007-03-22 Tanazawa Hakkosha Co., Ltd. 樹脂成形用金型及び樹脂成形品
US9272458B2 (en) 2007-01-08 2016-03-01 Garrtech Inc. One-piece blow mold halves for molding a container
JP2008168646A (ja) * 2008-04-04 2008-07-24 Konica Minolta Opto Inc 光学素子の成形方法
JP4650514B2 (ja) * 2008-04-04 2011-03-16 コニカミノルタオプト株式会社 光学素子の成形方法
US10363605B2 (en) 2010-07-22 2019-07-30 National Research Council Of Canada Mold halves with metal-matrix composite at feature areas
CN102729684A (zh) * 2011-04-11 2012-10-17 三星电子株式会社 印模及其制造方法
US20140263943A1 (en) * 2011-09-05 2014-09-18 Polyplastics Co., Ltd Mold
JP2014088009A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Polyplastics Co 入れ子、及び入れ子の製造方法
WO2014069104A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 ポリプラスチックス株式会社 入れ子、及び入れ子の製造方法
JP2015112749A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 ロイアルエンジニアリング株式会社 射出成形用金型
WO2016075042A1 (de) * 2014-11-13 2016-05-19 Hochschule Wismar Werkzeug und verfahren zur herstellung eines mikroschaumspritzgussteils
BE1023954B1 (nl) * 2016-07-20 2017-09-20 Resilux Nv Blaasmatrijs
WO2018014092A1 (en) * 2016-07-20 2018-01-25 Resilux Nv Blow mould
US10882242B2 (en) 2016-07-20 2021-01-05 Resilux Nv Blow mould
IL264209B (en) * 2016-07-20 2022-07-01 Resilux Nv Molds are made by blowing
WO2018092255A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 コニカミノルタ株式会社 樹脂成形品の断熱金型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000025046A (ja) 熱可塑性樹脂成形用金型
JP3877228B2 (ja) 中空成形品の製造方法及び製造装置
JP5162364B2 (ja) 多層成形品の製造方法および多層成形品
KR100292210B1 (ko) 장식표면을갖는성형품제조를위한폴리프로필렌성형조성물
AU2017416025B2 (en) Refrigerator appliance having at least one inner plastic liner and method for manufacturing the liner
CN100475484C (zh) 成形方法及树脂成形体
JP2000313747A (ja) 光輝材含有ポリプロピレン系樹脂成形品の製造方法
JP2006321124A (ja) 加飾シート、熱成形体および加飾積層構造体
EP3805674B1 (en) Method for manufacturing a liner of a refrigerator appliance
JPH1191454A (ja) 自動車用内装部材
JP2001341173A (ja) 自動車用外装部品の製造方法
JP2000033635A (ja) 自動車用部品の製造方法
JP4890280B2 (ja) 熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JP2004338808A (ja) プラスチック容器
JP3599838B2 (ja) 多層品の製造方法
JP4344651B2 (ja) 熱可塑性樹脂発泡成形品の製造方法
JPH1110718A (ja) 中空成形体の製造方法
TW486420B (en) Blow molded product and its production method
JPS6092814A (ja) 発泡層を有する成形品の製造方法
WO2008093858A1 (ja) 熱可塑性樹脂成形品の製法
JPS5889328A (ja) ポリプロピレン押出中空成形体の成形方法
JPH09262900A (ja) 外表面が無塗装鏡面化のブロー成形品
JPH11348104A (ja) フイルム一体化ブロー成形品の製造方法およびブロー成 形金型
JP2766255B2 (ja) 熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JPH0788902A (ja) ポリオレフィン系樹脂の射出成形方法