JP2008168646A - 光学素子の成形方法 - Google Patents

光学素子の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008168646A
JP2008168646A JP2008098059A JP2008098059A JP2008168646A JP 2008168646 A JP2008168646 A JP 2008168646A JP 2008098059 A JP2008098059 A JP 2008098059A JP 2008098059 A JP2008098059 A JP 2008098059A JP 2008168646 A JP2008168646 A JP 2008168646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
layer
optical element
molding
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008098059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4650514B2 (ja
Inventor
Akihiko Matsumoto
朗彦 松本
Masahiro Okitsu
昌広 興津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2008098059A priority Critical patent/JP4650514B2/ja
Publication of JP2008168646A publication Critical patent/JP2008168646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4650514B2 publication Critical patent/JP4650514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 ミクロンオーダー以下の極めて精度の高い金型形状を高い精度で成形品に転写できる光学素子の成形方法を提供する。
【解決手段】 ステンレス鋼製のコア型3の表面にセラミックス系材料であるジルコニアを溶射して金型母材に断熱層1を形成し、その上に非鉄金属材料であるニッケルを無電解メッキして表面加工層2を形成する。表面加工層2には、製作する光学部品、例えば回折光学素子の場合は、表面加工層2の表面にピッチ7μm、高さ3.5μmの回折格子のブレーズ形状2aをダイヤモンド工具の切削加工により形成する。表面加工層2とキャビテイ型4及び5との間に形成される部材成形空間6に合成樹脂が射出され、合成樹脂製の光学部品である回折光学素子が形成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ミクロンオーダー以下の形状精度が要求される映像記録、光記録、光通信機器などに使用される回折光学素子や、光学レンズ、ミラー等を合成樹脂の射出成形で製造するための光学素子の成形方法に関する。
合成樹脂の射出成形により光学素子を製造する場合に使用される成形型は、従来から鋼などの金属材料で製作された金型が使用されてきた。このような従来の金型を用いて0.1μm乃至1mmの微細形状を持つ回折光学素子を熱可塑性樹脂で射出成形する場合、溶融樹脂が持つ熱は金型内に射出された瞬間に急速に金型に移動し、キャビテイ型又はコア型に接触している樹脂表面は急速に冷却され、固化する。
このため、樹脂を射出した後の形状転写工程である保圧工程(樹脂射出後に所定の時間、圧力を維持する工程)において、十分な転写性が得られない、即ちミクロンオーダー以下の高い精度で金型の形状を成形体に転写することができないという不都合がある。
転写性を改善するための対策としては、射出圧力を高めたり、射出速度を上げるなどの方策があるが、転写性を改善するには限界があり、十分に転写性を改善することはできない。
また、射出成形に先立って金型を樹脂の転写可能温度(ガラス転移温度)まで加熱すると転写性は向上するが、射出成形後は金型を離型可能な温度まで冷却する必要があり、射出成形の工程に金型加熱工程や金型冷却工程が加わり、工程数が増加するほか、金型の加熱冷却設備に多額の費用を要し、現実的な成形方法ではない。
このような課題を解決する手段として、金型表面に断熱層を設け、射出工程において金型内に充填された樹脂の温度が、その後の形状転写工程である保圧工程まで高温に保つようにすることで転写性を向上させる方法が、主に外観を重視する部品の成形を目的に提案されている。
具体的には、断熱層にポリイミド樹脂を使用するもの(特許文献1、2、3)、断熱層にセラミックスを使用するもの(特許文献4)等が提案されている。
特許第267623号公報 特許第2706221号公報 特許第2727303号公報 特開平6−218769号公報 特開平10−149587号公報
上記した断熱層を表面に設けた金型による光学素子の成形においては、以下のような不都合が指摘されている。
即ち、断熱層にポリイミド樹脂を使用した場合は、(1)ポリイミド樹脂硬化物は金属等に比較して粘弾性があるため、ポリイミド樹脂硬化物で被覆された金型表面を切削加工や研磨加工により光回折効果をもたらす溝等の微細形状の形成や光学表面の形成が不可能であること。(2)ポリイミド樹脂硬化物は金属に比較して熱膨張係数が約5倍大きいため、熱履歴が繰り返し加わる金型表面にポリイミド樹脂硬化物を被覆した場合は、金型母材と被覆物との密着性を長期間確保することが困難であること。
断熱層にセラミックスを使用した場合は、セラミックスは金属に比較して硬度や脆性が高く、しかも微粒子により構成されているため、切削加工や研磨加工により光回折効果をもたらす溝等の微細形状の形成や光学表面の形成が困難であること。
断熱層にセラミックスを使用し、充填される樹脂との接触面を金属製の別部材として構成した場合は、充填される樹脂の急冷を防ぐために金属製の別部材の厚みを薄くする必要がある。しかし、厚みの薄い金属製の別部材に切削加工や研磨加工を施して光回折効果をもたらす溝等の微細形状の形成すると、加工応力による変形が生じ、精度を保証することができない。また、球面、非球面、自由曲面等を光学部品として要求される高い精度で加工することも不可能である。
上記した金属製の別部材を電鋳法により形成するときは、その形状精度は原理的に金型母型(マスター)の形状精度よりも低下するから、高精度が要求される光学部品製作用の金型としては適当でない。
上記した金属製の別部材をセラミックス断熱層の上に接着や圧接により接合固定する場合は、その接合応力により金属製の別部材に変形が生じ、光学部品として要求される精度を確保することが困難となる。さらに、セラミックス断熱層との間の密着状態が不均一になり、金型の温度ムラ、樹脂の流動ムラが発生し、また冷却固化が不均一になるなどの支障が発生し、光学部品として要求される高い精度を確保することが困難となる。
この発明は、上記課題を解決することを目的とするもので、請求項1の発明は、コア型と、キャビテイ型とで形成される部材成形空間に樹脂を射出して成形する成形用金型であって、前記コア型及びキャビテイ型のいずれか少なくとも一方に、金型母材と、前記金型母材の前記部材成形空間に対向する面にセラミック系材料を溶射して厚み0.1mm乃至3mmの範囲で形成された断熱層と、前記金型母材上に前記断熱層を介在させて形成された、表面に研磨加工又は切削加工により光学素子の表面形状を転写する面が形成された表面加工層と、を有する成形用金型を用いて光学素子を成形する光学素子の成形方法であって、前記金型温度を、前記部材成形空間内に射出する溶融樹脂のガラス転移温度未満にした状態で溶融樹脂を射出する樹脂射出工程と、前記樹脂射出工程の樹脂射出後に前記表面加工層の表面形状を転写するべく、前記部材成形空間内に射出された樹脂に所定時間圧力を保持する保圧工程と、を有することを特徴とする光学素子の成形方法である。
そして、前記金型の表面加工層は、切削加工により0.1μm乃至1mmの範囲の微細形状を形成するものとする。
また、前記金型の表面加工層は、研磨加工又は切削加工により面粗度0.05μm以下の光学鏡面を形成することができる。
そして、前記金型の断熱層は、熱伝導率が10.0W/m・K以下である。
そして、前記金型の表面加工層は、厚みが1μm乃至200μmの範囲内に非鉄金属材料をメッキして形成された層である。
そして、前記金型の金型母材、断熱層及び表面加工層は、それぞれ隣接する金型母材と断熱層、或いは断熱層と表面加工層との間の熱膨張係数の差が15×10-6/℃以下になるように選択された材料により構成されている。
そして、前記金型の金型母材と断熱層との間、断熱層と表面加工層との間に、金型母材、断熱層、表面加工層の材料との間でそれぞれ高い親和力を持つ材料で構成された中間層を備えてもよい。
以上説明したとおり、この発明の光学素子成形用金型は、少なくともコア型及びキャビテイ型のいずれか一方は、その部材成形空間に対向する面に、金型母材の上に断熱層を介在させて表面加工層が形成されており、断熱層は金型にセラミック系材料を溶射して形成された断熱層で、表面加工層は前記断熱層の上に非鉄金属材料をメッキして形成された表面加工層である。
表面加工層に非鉄金属材料を使用し、その下側の断熱層にセラミック系材料を使用することで表面加工層の強度を高めることができるので、表面加工層にミクロンオーダー以下の極めて精度の高い金型形状を加工することが可能となる。
また、表面加工層の下に断熱層が存在することにより、金型の温度ムラ、樹脂の流動ムラ、冷却固化の不均一などが発生することがなく、射出工程において金型内に充填された樹脂の温度を、その後の形状転写工程である保圧工程まで高温に保つことができるから、表面加工層に形成されたミクロンオーダー以下の極めて精度の高い金型形状を高い精度で成形品に転写することができ、光学部品として要求される精度を確保することができる等、従来の光学素子成形用金型に見られない優れた性能の金型を提供することができる。
更に、この発明の光学素子成形方法は、上記した光学素子成形用金型を使用して光学素子を成形するものでるから、ミクロンオーダー以下の極めて精度の高い光学素子を成形することができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、金型の構成の概略を説明する。図1は第1の実施の形態の金型10の構成を説明する断面図で、回折光学素子を製作する金型の一例が例示されている。図1において、3はステンレス鋼製のコア型、1はコア型3の表面にセラミックス系材料であるジルコニアを溶射して直接金型母材に一体に形成した断熱層、2は断熱層1の上に非鉄金属材料であるニッケルを無電解メッキして断熱層1に一体に形成した表面加工層である。
表面加工層2には、製作する光学部品に応じて切削加工による表面加工が施される。ここでは回折光学素子の金型として、表面加工層2の表面にピッチ7μm、高さ3.5μmの回折格子のブレーズ形状2aが、ダイヤモンド工具による切削加工により形成されている。
4及び5はコア型3の周囲を囲んでキャビテイを形成するキャビテイ型であつて、コア型3の表面の断熱層1の上に形成された表面加工層2とキャビテイ型4及び5との間に形成される部材形成空間6に合成樹脂が射出され、合成樹脂製の光学部品である回折光学素子が形成される。
コア型3、断熱層1及び表面加工層2の物理的特性は以下のとおりである。コア型3の熱膨張係数11×10-6/℃、熱伝導率24.0W/m・K、断熱層1の厚み1mm、熱膨張係数9×10-6/℃、熱伝導率1.2W/m・K、表面加工層2の厚み0.1mm、熱膨張係数13×10-6/℃、熱伝導率8.0W/m・Kである。上記した物理的特性を図2に纏めて示した。
合成樹脂としては、ポリカーボネイト樹脂(ガラス転移温度148℃)を使用し、射出成形条件は、成形樹脂温度290℃、金型温度100℃、成形時間150秒である。
次に、上記した条件で製作した回折光学素子の表面形状の転写精度の測定結果を従来例と比較して説明する。
図3は、回折光学素子の金型のねらい形状、コア型形状、及び成形品形状を説明する拡大断面図で、図3の(a)は従来の金型の各形状を、図3の(b)は上記した第1の実施の形態の金型の各形状を示す。
従来の金型では、図3の(a)に示すように、回折光学素子のねらい形状21に対し、コア型の形状22は材料の粘弾性等の影響により先端部分が僅かに垂れた形状に仕上がり、更にこのコア型による成形品の形状23は、先端部分が大きく垂れた形状となっている。
そのねらい形状21に対する成形品の形状誤差Dは、使用する合成樹脂の種類により異なるが、0.6乃至1.1μm程度であった。
一方、第1の実施の形態の金型では、図3の(b)に示すように、回折光学素子のねらい形状25に対し、コア型の形状26はねらい形状25に略一致した形状に仕上がり、更にこのコア型による成形品の形状27もねらい形状25に略一致した形状に成形することができた。
そのねらい形状25に対する成形品の形状誤差Dは、使用する合成樹脂の種類により異なるが、0.1μm以下であった。
図4に、従来の金型による成形品の形状誤差の測定結果と、第1の実施の形態の金型による成形品の形状誤差の測定結果とを、使用する合成樹脂の種類別により示す。
図4から明らかなように、第1の実施の形態の金型によれば、従来の金型に比較して成形品の形状誤差Dは極めて小さく、使用する合成樹脂の種類にも殆ど影響の無いことが分かる。
[第2の実施の形態]
図5は、第2の実施の形態の金型30の構成を説明する断面図で、レーザビームプリンタに使用されるfθミラーを製作する金型の一例が例示されている。
図5において、33a及び33bはステンレス鋼製のコア型、31aはコア型33aの表面にセラミック系材料であるジルコニアを溶射して一体形成した断熱層、32aは断熱層31aの上に非鉄金属材料であるニッケルを無電解メッキして断熱層31aに一体形成した表面加工層である。
表面加工層32aには、製作する光学部品に応じて切削加工による表面加工が施される。ここではfθミラーの金型として、表面加工層32aの表面に面粗度0.02μmの自由曲面32bがダイヤモンド工具による切削加工により形成されている。
34及び35はコア型33a、33bの周囲を囲むキャビテイ型で、コア型33aの表面の断熱層31aの上に形成された表面加工層32aと、コア型33b、キャビテイ型34及び35との間に形成される部材成形空間36に合成樹脂が射出され、合成樹脂製の光学部品であるfθミラーが形成される。
コア型33a、断熱層31a及び表面加工層32aの物理的特性は以下のとおりである。即ち、コア型33aの熱膨張係数11×10-6/℃、熱伝導率24.0W/m・K、断熱層31aの厚み1mm、熱膨張係数9×10-6/℃、熱伝導率1.2W/m・K、表面加工層32aの厚み0.15mm、熱膨張係数13×10-6/℃、熱伝導率8.0W/m・Kである。この特性は先に説明した第1の実施の形態の金型の物理的特性と同じである。
なお、上記の金型により、両面を光学鏡面とする光学部品を形成する場合は、コア型33a及び33bの両方に断熱層及び表面加工層を形成すればよい。
以上説明した、第1及び第2の実施の形態においては、断熱層の材料として、ジルコニアを使用したが、断熱層の材料はこれに限られるものではなく、セラミック系材料、即ち、アルミナ、酸化チタン、酸化クロム等を含む各種のセラミックの他、それ等のセラミック材料と金属材料との混合物であるサーメットなどを使用することができる。その材料の選定に際しては、その材料の熱膨張係数が金型母材や表面加工層の材料の熱膨張係数と大きく異ならない材料を選択するものとする。
即ち、金型母材の熱膨張係数は概略5〜30×10-6/℃、断熱層の材料の熱膨張係数は概略3〜30×10-6/℃、表面加工層の材料の熱膨張係数は概略5〜30×10-6/℃であるから、これらの材料の選択・組み合わせに際しては、隣接する金型母材と断熱層或いは断熱層と表面加工層との間の熱膨張係数の差が15×10-6/℃以下になるように材料を選択し組み合わせるとよい。
また、説明した、第1及び第2の実施の形態においては、コア型(キャビテイ型でも同じ)の部材成形空間に対向する面に形成する層は、断熱層と表面加工層との2層構造としたが、金型母材の表面と断熱層、断熱層と表面加工層との間の密着力を向上させるため、又は表面加工層の鏡面性を向上させるため、その間に中間層を設けてもよい。中間層は、金型母材、断熱層の材料、表面加工層の材料との間でそれぞれ高い親和力を持つ材料で構成するものとする。
金型母材上にセラミック系材料を溶射して形成された断熱層を介在させて表面加工層を形成し、その表面に研磨加工又は切削加工により光学素子の表面形状を転写する面を形成した金型を使用した光学素子の成形方法である。
第1の実施の形態の金型の構成を説明する断面図。 コア型、断熱層及び表面加工層の物理的特性を示す図。 従来の回折光学素子金型、及び第1の実施の形態の回折光学素子金型のねらい形状、コア型形状、及び成形品形状を説明する拡大断面図。 従来の金型による成形品の形状誤差の測定結果と、第1の実施の形態の金型による成形品の形状誤差の測定結果を説明する図。 第2の実施の形態の金型の構成を説明する断面図。
符号の説明
10 第1の実施の形態の金型
1 断熱層
2 表面加工層
2a 回折格子のブレーズ形状
3 コア型
4、5 キャビテイ型
6 部材成形空間
30 第2の実施の形態の金型
31a 断熱層
32a 表面加工層
32b 自由曲面
33a、33b コア型
34、35 キャビテイ型
36 部材成形空間

Claims (7)

  1. コア型と、キャビテイ型とで形成される部材成形空間に樹脂を射出して成形する成形用金型であって、前記コア型及びキャビテイ型のいずれか少なくとも一方に、金型母材と、前記金型母材の前記部材成形空間に対向する面にセラミック系材料を溶射して厚み0.1mm乃至3mmの範囲で形成された断熱層と、前記金型母材上に前記断熱層を介在させて形成された、表面に研磨加工又は切削加工により光学素子の表面形状を転写する面が形成された表面加工層と、を有する成形用金型を用いて光学素子を成形する光学素子の成形方法であって、
    前記金型温度を、前記部材成形空間内に射出する溶融樹脂のガラス転移温度未満にした状態で溶融樹脂を射出する樹脂射出工程と、
    前記樹脂射出工程の樹脂射出後に前記表面加工層の表面形状を転写するべく、前記部材成形空間内に射出された樹脂に所定時間圧力を保持する保圧工程と、
    を有することを特徴とする光学素子の成形方法。
  2. 前記金型の表面加工層は、切削加工により0.1μm乃至1mmの範囲の微細形状が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形方法。
  3. 前記金型の表面加工層は、研磨加工又は切削加工により面粗度0.05μm以下の光学鏡面が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形方法。
  4. 前記金型の断熱層は、熱伝導率が10.0W/m・K以下であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
  5. 前記金型の表面加工層は、厚みが1μm乃至200μmの範囲内に非鉄金属材料をメッキして形成された層であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
  6. 前記金型の金型母材、断熱層及び表面加工層は、それぞれ隣接する金型母材と断熱層、或いは断熱層と表面加工層との間の熱膨張係数の差が15×10-6/℃以下になるように選択された材料により構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
  7. 前記金型の金型母材と断熱層との間、断熱層と表面加工層との間に、金型母材、断熱層、表面加工層の材料との間でそれぞれ高い親和力を持つ材料で構成された中間層を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
JP2008098059A 2008-04-04 2008-04-04 光学素子の成形方法 Expired - Lifetime JP4650514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008098059A JP4650514B2 (ja) 2008-04-04 2008-04-04 光学素子の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008098059A JP4650514B2 (ja) 2008-04-04 2008-04-04 光学素子の成形方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290257A Division JP4135304B2 (ja) 2000-09-25 2000-09-25 光学素子成形用金型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008168646A true JP2008168646A (ja) 2008-07-24
JP4650514B2 JP4650514B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=39697169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008098059A Expired - Lifetime JP4650514B2 (ja) 2008-04-04 2008-04-04 光学素子の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4650514B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122174A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 コニカミノルタオプト株式会社 金型
CN105136538A (zh) * 2015-08-19 2015-12-09 吉林省交通规划设计院 一种碎石封层试件制备装置及使用型模的试件制备方法
WO2016113288A1 (de) * 2015-01-14 2016-07-21 Covestro Deutschland Ag Verfahren zur herstellung eines optischen giesskörpers mit holografisch optischem element und optischer giesskörper
US20210132542A1 (en) * 2018-06-15 2021-05-06 Continental Automotive Gmbh Optical waveguide for a display device

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102164820B1 (ko) * 2019-03-22 2020-10-13 재영솔루텍 주식회사 금형의 코어 블록, 이를 구비한 금형 코어, 및 상기 코어 블록 제조 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06220524A (ja) * 1993-01-26 1994-08-09 Tocalo Co Ltd 高温鋼材搬送用ロール
JPH0825428A (ja) * 1994-07-20 1996-01-30 Taiyo Kosakusho:Kk 熱可塑性樹脂の射出成形用金型
JPH1055712A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Asahi Chem Ind Co Ltd 面状光源用導光板及びその成形法
JPH10230524A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Hitachi Ltd 光ディスク基板の成形型および製造方法
JPH111379A (ja) * 1997-04-18 1999-01-06 Toshiba Ceramics Co Ltd 焼成用道具材
JP2000025046A (ja) * 1998-05-01 2000-01-25 Japan Polychem Corp 熱可塑性樹脂成形用金型
JP2000247752A (ja) * 1999-03-04 2000-09-12 Kyushu Refract Co Ltd 反応と剥離を抑制した電子部品焼成用治具
JP2000246769A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Canon Inc 成形用金型及び成形方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06220524A (ja) * 1993-01-26 1994-08-09 Tocalo Co Ltd 高温鋼材搬送用ロール
JPH0825428A (ja) * 1994-07-20 1996-01-30 Taiyo Kosakusho:Kk 熱可塑性樹脂の射出成形用金型
JPH1055712A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Asahi Chem Ind Co Ltd 面状光源用導光板及びその成形法
JPH10230524A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Hitachi Ltd 光ディスク基板の成形型および製造方法
JPH111379A (ja) * 1997-04-18 1999-01-06 Toshiba Ceramics Co Ltd 焼成用道具材
JP2000025046A (ja) * 1998-05-01 2000-01-25 Japan Polychem Corp 熱可塑性樹脂成形用金型
JP2000246769A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Canon Inc 成形用金型及び成形方法
JP2000247752A (ja) * 1999-03-04 2000-09-12 Kyushu Refract Co Ltd 反応と剥離を抑制した電子部品焼成用治具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122174A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 コニカミノルタオプト株式会社 金型
CN102821926A (zh) * 2010-03-30 2012-12-12 柯尼卡美能达先进多层薄膜株式会社 模具
JPWO2011122174A1 (ja) * 2010-03-30 2013-07-08 コニカミノルタ株式会社 金型
WO2016113288A1 (de) * 2015-01-14 2016-07-21 Covestro Deutschland Ag Verfahren zur herstellung eines optischen giesskörpers mit holografisch optischem element und optischer giesskörper
JP2018506067A (ja) * 2015-01-14 2018-03-01 コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag ホログラフィック光学素子を有する光学鋳造体の製造方法および光学鋳造体
US11000976B2 (en) 2015-01-14 2021-05-11 Covestro Deutschland Ag Method for producing an optical cast body having a holographic optical element, and optical cast body
CN105136538A (zh) * 2015-08-19 2015-12-09 吉林省交通规划设计院 一种碎石封层试件制备装置及使用型模的试件制备方法
US20210132542A1 (en) * 2018-06-15 2021-05-06 Continental Automotive Gmbh Optical waveguide for a display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4650514B2 (ja) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4135304B2 (ja) 光学素子成形用金型の製造方法
JP4815898B2 (ja) 射出成形用金型及び射出成形方法
JP4650514B2 (ja) 光学素子の成形方法
JPH06218769A (ja) 熱可塑性樹脂射出成形用金型
JP4181017B2 (ja) 成形用金型
JP4972760B2 (ja) 光学素子の製造方法
JP4815897B2 (ja) 射出成形用金型及び射出成形方法
US11358311B2 (en) Optical element and method for manufacturing optical element
JP4919413B2 (ja) プラスチック成形品の製造方法及び製造装置
JP4151745B2 (ja) 光学素子成形用金型の製造方法
JP2008246699A (ja) 光学素子成形用金型及び光学素子成形用金型作成方法
JP3578571B2 (ja) 自動車用外装部品の製造方法、及び、自動車用ピラーの製造方法
JP2009113423A (ja) 射出成形用金型
JPH09248829A (ja) 穴空き成形品製造用の金型組立体及び穴空き成形品の製造方法
JPWO2008053732A1 (ja) 成形用金型及びその製造方法
WO2013146985A1 (ja) 成形用金型及びその製造方法
JP2000247653A (ja) 光学素子成形用金型及び光学素子
JP2010143129A (ja) 樹脂レンズ成形方法
JP2005305797A (ja) 光学素子成形型、光学素子成形方法及び光学素子
JPH11291292A (ja) 成形金型
JP3549341B2 (ja) ポリマーアロイ材料から成る成形品の成形方法
CN114656133A (zh) 一种抗粘减磨超精密模具、加工系统及方法
JPH04255317A (ja) 樹脂成形用芯材
JPH1143331A (ja) ガラス成形体の成形方法
JP2006044246A (ja) 射出成形用金型及び射出成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4650514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350